HR クエリジェネレータ
スイッチ定義
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バージョン: 2002 年 7 月 22 日
HR クエリジェネレータ – スイッチ定義
内容
1
はじめに ..................................................................................................................................................................... 3
2
スイッチ定義 ............................................................................................................................................................... 4
2.1
2.2
2.3
2.4
3
スイッチの概要 ........................................................................................................................................................... 7
3.1
3.2
4
生成済コードの概略 ........................................................................................................................................... 8
生成済コードの構造およびプロセス ................................................................................................................. 9
一般的なスイッチ ..................................................................................................................................................... 10
5.1
5.2
5.3
5.4
5.5
6
一般的なスイッチ ............................................................................................................................................... 7
インフォタイプ固有のスイッチ ............................................................................................................................ 7
生成済クエリの手順................................................................................................................................................... 8
4.1
4.2
5
一般的な方法 ..................................................................................................................................................... 4
スイッチ変更後のクエリ生成 ............................................................................................................................. 5
クエリに対するスイッチの影響確認 .................................................................................................................. 5
注記 .................................................................................................................................................................... 5
REPORT_CLASS ............................................................................................................................................. 10
BL_ALLOW_DUP_LINES .............................................................................................................................. 10
PROCESS_LOCKED_RECORDS ................................................................................................................... 11
PROC_PERNR_PARTIAL_AUT .................................................................................................................... 12
PERSON_ONLY_ONCE ................................................................................................................................. 12
インフォタイプ固有のスイッチ .................................................................................................................................. 14
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
6.7
6.8
6.9
6.10
6.11
6.12
6.13
6.14
LAST_RECORD_ONLY ................................................................................................................................. 14
PROVIDE ......................................................................................................................................................... 14
PROVIDE_FIELD ............................................................................................................................................ 15
PRIMARY_INFTY .......................................................................................................................................... 16
TIME_DEPENDENCE .................................................................................................................................... 17
DATA_REQUIRED ......................................................................................................................................... 18
SPLIT_DATA_REQUIRED ............................................................................................................................. 19
NO_DUPLICATE_LANGU ............................................................................................................................. 19
NO_INDIRECT_EVALUATION .................................................................................................................... 20
IGNORE_WAGE_TYPE_OPERA .................................................................................................................. 21
CASE_SENSITIVE_SEL ................................................................................................................................. 21
ADD_FIELDS_SPLIT_DEP ............................................................................................................................ 22
SPLIT_DEPENDENT_AF ............................................................................................................................... 23
SPLIT_INDEPENDENT_AF ........................................................................................................................... 24
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1 はじめに
アドホッククエリおよび SAP クエリを使用することで、クエリのレポートを動的に定義し、インフォタイプに保存される
あらゆるデータを評価することが可能になります。 クエリが実行されると、指定された選択オプションに基づいてデー
タがデータベースから読み込まれ、使用されている追加項目が計算され、最終的に全データが 1 出力リストに印刷
されます。 このプロセスを実装するためには、複雑な ABAP コーディングが必要です。 クエリツールには柔軟性が
求められるため、コードを静的に保存することはできず、クエリの実行時にコードを生成する必要があります。 この作
業 – コードの生成 – をおこなうのがクエリジェネレータです。
生成されるコードによって、データベースのデータ読込方法、追加項目計算のタイミング、また、クエリに関与するイ
ンフォタイプデータの提示方法が決まります。 インフォタイプに設定される履歴管理区分によって、要求事項が異な
る可能性があります。たとえば、履歴管理区分 3 (任意の開始日、終了日付の任意のデータレコードセットが存在す
る) は、履歴管理区分 1 (各時点でデータレコードが 1 件のみ存在する) のインフォタイプとは異なる対応が必要で
す。
したがって、コード生成プロセスでは、各インフォタイプの設定情報を読み出し、インフォタイプの設定に基づいて適
切なコードを生成する必要があります。 このプロセスで定義される標準動作は、大概の場合で適切な結果を示しま
す。 ただし、ユーザにとっては望ましくないインフォタイプの処理方法が定義される場合があります。 そのような場合
は、ユーザニーズを満たすような方法にユーザ側でコード生成プロセスを変更することが可能です。
コード生成プロセスの変更は、インフォセット定義時に標準スイッチを使用しておこないます。 次の章では、これらの
スイッチの定義方法と既存スイッチの概要について説明します。 これらのスイッチに関する理解を深めるために、生
成コードの概略を提示します。 最後に、各スイッチの詳細および生成コードプロセスへの影響について説明します。
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2 スイッチ定義
2.1 一般的な方法
スイッチの定義はインフォセット更新ツール (トランザクション SQ02) でおこないます。スイッチはインフォセットに含ま
れ、該当するインフォセットに基づくすべてのクエリに対して有効です。スイッチの操作または導入は、該当するインフ
ォセットに基づく既存のクエリすべてに影響があるため、スイッチの変更には細心の注意を払う必要があります。
スイッチの定義はコードの保存先であるダイアログに取り込まれ、DATA 部で実行されます。 メニュー "ジャンプ ->
コード -> DATA" を使用して、このダイアログにアクセスできます。 スイッチはすべて専用の構文で定義されます。
NAME_OF_SWITCH = '値'
注記: NAME_OF_SWITCH はスイッチの名称で置き換え、値は単一引用符で囲みます。 さらに、スイッチの定義を
含む各行は接頭子 *$HR$ で開始します。たとえば、スイッチ LAST_REORD_ONLY に値 ‘X’ を設定するために
は、次のようになります。
*$HR$ LAST_RECORD_ONLY = 'X'
スイッチには 2 種類のタイプがあります。単一インフォタイプに対して定義されるスイッチと、インフォセット全体に対
して有効となるスイッチです。 スイッチのタイプを区別するために、スイッチ定義の前に ID を定義する必要がありま
す。 スイッチをインフォセット全体に対して有効にする場合の ID は [COMMON] です。 単一インフォタイプに対して
スイッチを定義する場合の ID は角括弧で囲んだインフォタイプの名称となります。 [Pnnnn] の "nnnn" にはインフォ
タイプ番号が入ります。たとえば、インフォタイプ 0001 に対してスイッチ LAST_RECORD_ONLY に値 'X' を設定す
る場合は次のようになります。
*$HR$ [P0001]
*$HR$ LAST_RECORD_ONLY = 'X'
ID [COMMON] または [Pnnnn] の後に、任意の数のスイッチを指定することも可能です。 各スイッチの定義は最後
に指定された ID を参照します。単一インフォタイプに対するスイッチの指定が可能であるだけでなく、同時に一連の
インフォタイプに対するスイッチの定義も可能です。 以下の表記がサポートされています。
複数インフォタイプの指定
*$HR$ [P0000, P0004, P0006]
範囲指定
*$HR$ [P0006 – P0009]
テンプレート/プレースホルダの使用 (‘#’ - 個別文字、‘*’- 文字列)
*$HR$ [P00++]
*$HR$ [P*]
*$HR$ [P0+1*]
計算方法については、2 つの方法を組み合わせることも可能であり、以下の表記がサポートされています。
*$HR$ [P0000, P0002 – P0005, P1*]
インフォタイプに属するすべてのスイッチを同一の ID に設定する必要はありません。範囲またはプレースホルダを
使用することで、ひとつのインフォタイプを複数回指定することができ、インフォタイプの複数のスイッチ定義を割り当
てることができます。 その後、自動的にひとつになります。 ひとつのインフォタイプに対して同じスイッチが複数回使
用される場合は、最後の割当だけが有効となります。 ただし、複数値スイッチは例外です。
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複数値スイッチ
複数値スイッチの割当値はすべてひとつの一覧に保存されます。 一覧を保存するために、テーブルが内部的に使
用されます。このテーブルに割当値が追加されていきます。 スイッチの概要説明では、スイッチが複数値スイッチで
あるかどうかが明示されています。
例:
*$HR$ [P0000]
*$HR$ PROVIDE_FIELD = 'MASSN'
*$HR$ PROVIDE_FIELD = 'MASSG'
この例では、インフォタイプ 0000 に対してスイッチ PROVIDE_FIELD に 'MASSN' と 'MASSG' が割り当てられて
います。
2.2 スイッチ変更後のクエリ生成
既存のインフォセットでスイッチを変更するか、または、追加すると、(このインフォセットに基づく)すべての既存クエリ
に影響が及びます。 ただし、スイッチは生成されたコードに影響するため、スイッチへの変更は、クエリ生成までは実
際に影響することはありません。 良好なパフォーマンスを確保するために、クエリの実行時に毎回クエリは生成され
ません。 その代わりに、定義が変更された場合に限りクエリは生成され、異なる内容が出力されます。 ただし、イン
フォセットへの変更 (スイッチの変更など) は、自動的に認識されるものではありません。クエリ生成は次の手順でお
こないます。トランザクション SQ02 で、インフォセットを更新します。メニュー 'ジャンプ' -> 'クエリディレクトリ' からイ
ンフォセットの名称を入力し、'実行' を選択します。 このインフォタイプのクエリがすべて一覧に表示されます。 クエリ
を生成するためには、該当するクエリを選択し、'編集' -> 'プログラム生成' を選択します。 または、クエリ更新のトラ
ンザクション SQ01 を実行し、'クエリ' -> '補足機能' -> 'プログラム生成' を選択します。 事前にトランザクション
SQ01 を再実行し、バッファに古いバージョンのインフォセットが存在している場合は削除してください。
2.3 クエリに対するスイッチの影響確認
インフォセットで定義されているスイッチがクエリ処理に与える影響が明確でないことがあります。 スイッチが不適切
に定義されているか、または、無効な値で定義されている場合は、クエリ生成の実行時にそのスイッチは考慮されま
せん。 適切に定義はされていても、クエリで使用されていないインフォタイプに割り当てられているスイッチも考慮さ
れません。 クエリ生成の実行時に考慮されるスイッチを確認するためには、以下の手順に従ってください。 クエリ更
新のトランザクション SQ01 を実行し、'クエリ' -> '補足機能' -> 'プログラム生成' からクエリを生成します。 使用され
たスイッチに関する情報は、生成されたクエリレポートのコメント行に記載されます。 この情報を表示するためには、
メニュー 'クエリ' -> '補足機能' -> 'レポート名照会' で生成さたれレポート名を確認する必要があります。 このレポー
トは ABAP エディタ (トランザクション SA38) で照会することがでます。 使用されるスイッチが表示されているコメント
行を確認するためには、テキスト HR-LOG を検索します。 レポートは 3 つのセクションから構成されます。 第 1 セ
クションでは、一般的なメッセージが表示されます。 第 2、第 3 番目のセクションでは、クエリ生成時に使用された一
般的なスイッチとインフォタイプ固有のスイッチが設定値とともに一覧表示されます。
2.4 注記
スイッチを定義する場合は、細心の注意を払う必要があります。 生成されたコードは非常に複雑であり、スイッチの
機能とその結果が明確である場合に限り、スイッチを使用してください。 以下のセクションでは、スイッチについて詳
細に説明します。 ただし、多くのスイッチはコード生成時に広範囲に影響がおよぶため、スイッチを適切に理解する
ためには、HR の幅広い知識と ABAP プログラミングスキルが必要となります。 そうでない場合は、コンサルティン
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グが必要となることがあります。 いずれにせよ、スイッチの変更は熟練した管理者によっておこなうようにしてくださ
い。
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3 スイッチの概要
3.1 一般的なスイッチ
一般的なスイッチはクエリ全体に対して有効であり、ID *$HR$ [COMMON] の後に定義されます。
スイッチ
説明
REPORT_CLASS
レポートクラスを設定します (PNP/PNPCE)
BL_ALLOW_DUP_LINES
基本一覧に同一 (重複) 行を出力します
PROCESS_LOCKED_RECORDS
ロックされているデータレコードも処理します (PNP/PNPCE)
PROC_PERNR_PARTIAL_AUT
部分的な権限しか持たない従業員も処理します (PNP/PNPCE)
PERSON_ONLY_ONCE
各従業員を一度だけ処理します (PNPCE)
3.2 インフォタイプ固有のスイッチ
インフォタイプ固有のスイッチにより、インフォタイプの処理方法が決まります。そのため、このようなスイッチはインフ
ォタイプ (単一または複数) を指定する ID に続いて指定する必要があります (例: *$HR$ [P0001])。
スイッチ
説明
LAST_RECORD_ONLY
最終データレコードのみを処理します
PROVIDE
隣接/重複データレコードをマージします
PROVIDE_FIELD
データレコードマージ時の関連項目
PRIMARY_INFTY
一次インフォタイプとインフォタイプの関係 (インフォタイプビュー)
TIME_DEPENDENCE
時間依存性
DATA_REQUIRED
必須データレコードの有無
SPLIT_DATA_REQUIRED
分割期間で必要となるデータレコードの有無
NO_DUPLICATE_LANGU
一言語のみのデータレコード出力
NO_INDIRECT_EVALUATION
間接評価されたウェイジタイプの計算なし
IGNORE_WAGE_TYPE_OPERA
オペレーション区分無視 (控除ウェイジタイプ)
CASE_SENSITIVE_SEL
大文字/小文字区別の選択 (大文字/小文字の考慮)
ADD_FIELDS_SPLIT_DEP
HR 追加項目は分割で計算されます
SPLIT_DEPENDENT_AF
分割依存 HR 追加項目の技術名称
X
SPLIT_INDEPENDENT_AF
分割非依存 HR 追加項目の技術名称
X
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複数値
X
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4 生成済クエリの手順
4.1 生成済コードの概略
以下の概略は、生成されたコードの構造を簡単に示しています。 角括弧で囲まれた用語はコードの構成部です。 詳
細については、次のセクションのスイッチの説明を参照してください。
[宣言]
インフォタイプ、追加項目などの宣言
[データ決定]
GET 命令
レポート期間のデータのみを考慮
任意: 最終データレコードのみを考慮
任意: 複数言語を削除 (余分なデータレコードの削除)
間接評価の展開
繰返し項目の展開
各インフォタイプ:
[追加計算]
インフォタイプ固有 HR 追加項目の計算
テキスト項目の読込
[データ圧縮]
PROVIDE 命令 (データレコードの分割消去)
[分割計算]
期間計算 (分割)
各計算済分割:
各インフォタイプ:
[データレコード決定]
分割に対して出力されるインフォタイプレコードの決定
[追加データ計算]
分割依存 HR 追加項目の計算
追加項目/テーブル/構造の計算
[データ出力]
出力行の作成 (すべての出力項目)
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4.2 生成済コードの構造およびプロセス
以下では、プロセスを制御するスイッチに言及し、生成されるコードの構造を簡単に説明します。 制御オプションの
詳細については、各スイッチの説明を参照してください。
プログラムを実行するために必要となる変数はすべて [宣言] で宣言します。 使用されるインフォタイプの宣言が大
部分ですが、追加項目、テキスト項目、およびその他補助変数なども宣言します。
要求されるインフォタイプのデータレコードは、[データ決定] において選択された従業員/オブジェクトごとに順次読み
込まれます。 データレコードはレポート期間に発生した場合に限り考慮にされます。 処理対象のデータレコードをさ
らに制限することができます (スイッチ LAST_RECORD_ONLY 参照)。 間接評価が設定されているインフォタイプ
が存在する場合、インフォタイプは展開されます。 繰り返し項目もここで展開され、別のデータレコードに書き込まれ
ます。 インフォタイプが言語依存である場合は、この時点で不要な言語が削除されます (スイッチ
NO_DUPLICATE_LANGU 参照)。
クエリで使用されるインフォタイプは、その後、それぞれ個別に処理されます。 [追加計算] では、(分割依存ではな
い) HR 追加項目が計算されます (スイッチ ADD_FIELDS_SPLIT_DEP 参照)。 (テキストが使用可能であり、さらに
要求された場合) これらの追加項目およびインフォタイプ項目のテキストも処理されます。
[データ圧縮] において、分割の結果作成されたデータレコードの項目がクエリに関連し、また、同じである場合、デー
タレコードを再度マージすることが可能です (スイッチ PROVIDE_FIELD 参照)。 これはインフォタイプの履歴管理
区分およびスイッチ PROVIDE の設定によっておこなわれます。
レポート期間がキー日付に限定されていない場合、インフォタイプデータレコードの有効性に基づき、[分割計算] に
おいて出力関連の期間/分割が計算されます (スイッチ TIME_DEPENDENCE 参照)。 分割はレポート期間をかな
らずカバーするように計算されます。
計算される分割は個別に処理されます。 [データレコード決定] で、(使用される) すべてのインフォタイプの有効なデ
ータレコードが各分割に対して決定されます。 有効データレコードの決定は、スイッチ TIME_DEPENDENCE でお
こないます。
分割非依存であるため[追加計算] では計算されなかった HR 追加項目が、[追加データ計算] で計算されます。 イン
フォセットで定義されるその他の追加項目、追加テーブル、および追加構造もここで計算されます。
最後に、[データ出力] においてデータが一行ずつ出力されます。
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5 一般的なスイッチ
5.1 REPORT_CLASS
説明
レポートカテゴリコンセプトにより、選択画面の構造を決定することが可能であり、論理データベース PNP および
PNPCE に適用されます。 この 2 つの論理データベースのいずれかに基づくレポートに対してレポートカテゴリを割
り当てることができます。 レポートカテゴリの更新は、カスタマイジングの '人材管理 -> 人事管理情報システム -> レ
ポート -> 調整: 標準選択画面 -> 登録: レポートカテゴリ' でおこないます。 各クエリは生成されたレポートであり、レ
ポートカテゴリもクエリに対して割り当てることができます。 標準システムではデフォルトのレポートカテゴリが割り当
てられます。 スイッチ REPORT_CLASS を使用して明示的にレポートカテゴリを設定することができます。
標準システム動作
インフォセットが論理データベース PNP に基づく場合、レポートカテゴリ ___X2001 が使用されます。 このレポート
カテゴリが存在しない場合は、レポートカテゴリ ___22002 が代わりに使用されます。 インフォセットが論理データ
ベース PNPCE に基づく場合、レポートカテゴリ QUEPNPCE が使用されます。
値
SAP および カスタマ定義のレポートカテゴリを使用することができます。 PNP および PNPCE はそれぞれ別のレポ
ートカテゴリを使用するため、インフォセットで使用される論理データベースに対して、指定されたレポートカテゴリが
登録されていることを確認する必要があります。
注記
レポートカテゴリは論理データベース PNP および PNPCE でのみサポートされます。 このスイッチを他の論理デー
タベースを使用するインフォセットに対して使用することはできません。
アドホッククエリでは、論理データベースの選択画面を使用して選択条件を定義しません。 そのため、アドホッククエ
リにレポートカテゴリを指定しても効果はありません。
例
*$HR$ [COMMON]
*$HR$ REPORT_CLASS = '0MYREPCL'
5.2 BL_ALLOW_DUP_LINES
説明
インフォタイプの時間依存性により、同一の従業員/オブジェクト番号に対して複数のデータレコードが存在し、その従
業員/オブジェクト番号のクエリで使用される項目が同じである状況が発生します。 そのため、同じ内容が出力されま
すが、新しい情報が含まれていないため、複数の同一行を出力することはあまり意味がありません。
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スイッチ ALLOW_DUP_LINES によって、基本一覧に同一行を出力する処理を許可するか、または、抑制するのか
を設定できます。
標準システム動作
ひとつの従業員/オブジェクト番号に対して複数の同一行を出力しません。
値
'X' – 同一出力行 (従業員/オブジェクト番号) が許可されます
' ' – 標準: 同一出力行 (従業員/オブジェクト番号) が抑制されます。
注記
このスイッチは基本一覧にのみ関連します。 出力前にデータが圧縮 (集計) されているため、統計またはランク一覧
に対しては同一行の検索はおこなわれません。
同一行は、同じ従業員/オブジェクト番号に関するデータに対してモニタ、または、抑制されます。 つまり、基本一覧
がさまざま従業員/オブジェクト番号から作成されている場合は、同一行が多数含まれる可能性があります。
例
*$HR$ [COMMON]
*$HR$ BL_ALLOW_DUP_LINES = 'X'
5.3 PROCESS_LOCKED_RECORDS
説明
人事管理の個別データレコードをロックすることが可能です。 標準システムでは、ロックされたデータレコードはクエ
リによって処理されません。 ロックされたデータレコードを処理する場合は、スイッチ
PROCESS_LOCKED_RECORDS を設定する必要があります。
標準システム動作
ロックされたデータレコードはクエリによって処理されません。
値
'X' – (ロックされていないデータレコードと同時に) ロックされたデータレコードが処理されます 。
' ' – 標準: ロックされたデータは処理されません。
注記
このスイッチは論理データベース PNP および PNPCE でのみサポートされます。
例
*$HR$ [COMMON]
*$HR$ PROCESS_LOCKED_RECORDS = 'X'
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5.4 PROC_PERNR_PARTIAL_AUT
説明
データ決定において、従業員番号のデータレコードの一部に権限が存在しないことが判明した場合、2 通りの処理方
法があります。 該当する従業員番号全体を処理しないか、または、その従業員番号については、権限が存在するデ
ータレコードだけを処理するかのいずれかです。 標準システムでは、クエリによって従業員番号全体が処理されませ
ん。 スイッチ PROC_PERNR_PARTIAL_AUT を設定することで、従業員番号の権限のあるデータレコードが処理
されます。
標準システム動作
1 件でも権限が足りないデータレコードがある場合、従業員番号は処理されません。
値
'X' – すべての従業員番号は、権限が存在するデータレコードで処理されます。
' ' – 標準: 1 件でもデータレコードに権限がない場合、従業員番号は処理されません。
注記
このスイッチは論理データベース PNP および PNPCE でのみサポートされます。
例
*$HR$ [COMMON]
*$HR$ PROC_PERNR_PARTIAL_AUT = 'X'
5.5 PERSON_ONLY_ONCE
説明
コンカレントエンプロイメントモデルでは、一組織の中で一人の従業員に対して複数の従業員割当が許可されます。
従業員割当は従業員番号に対応します。 この従業員は 'セントラルパーソン' (CP) オブジェクトタイプによって表され
ます。このオブジェクトタイプはすべての従業員割当/従業員番号に関連します。 クエリがデータのレポートに使用さ
れている場合、標準システムでは、(選択条件を満たしている) すべての従業員割当/従業員番号がレポートに含まれ
ます。 ただし、従業員の従業員割当がすべて同一である従業員データのみが必要である場合でも、標準システムで
は、同一のデータは複数回出力されます (従業員の従業員割当それぞれに一回ずつ)。 このような不要な出力を避
けるために、論理データベース PNPCE 用にスイッチ PERSON_ONLY_ONCE があります。 このスイッチが設定さ
れていると、従業員割当と (セントラル) パーソンの関係が評価され、各 (セントラル) パーソンに対して 1 つの従業員
割当のデータのみが出力されます。
標準システム動作
従業員割当/従業員番号と (セントラル) パーソンの関係はレポートされません。 すべての従業員割当は、別の従業
員に属しているように個別に処理されます。
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値
'X' – 各 (セントラル) パーソンは 1 回だけ処理されます。 つまり、各 (セントラル) パーソンに対して検出される最初
の従業員割当/従業員番号が処理されます。
' ' – 標準: すべての従業員割当/従業員番号は個別にレポートされます。
注記
コンカレントエンプロイメント処理は論理データベース PNPCE でのみサポートされるため、このスイッチは PNPCE
に対してのみ使用することができます。
技術的な観点から、従業員データはすべての従業員割当に対して重複して保存されます。 このとき、(事実上) 従業
員 ('セントラルパーソン' オブジェクト) に対してデータは保存されません。 そのため、(セントラル) パーソンのデータ
は従業員割当としてレポートされる必要があります。
(すべての従業員割当に対して重複して保存されている) 従業員データについてレポートする必要がある場合に限り、
このスイッチと設定してください。 このスイッチが設定されると、各 (セントラル) パーソンの 1 つの従業員割当につい
てレポートが実行されます。 (実際にレポートされる従業員割当は偶発的に決まります。) このような理由で、その他
の従業員割当のデータは出力されません。
例
*$HR$ [COMMON]
*$HR$ PERSON_ONLY_ONCE = 'X'
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6 インフォタイプ固有のスイッチ
6.1 LAST_RECORD_ONLY
説明
標準システムでは、レポート期間の全データレコードがクエリによって処理されます。 ただし、レポート期間の最近
(最新) のデータレコードのみが対象であり、そのようなデータレコードだけを出力する必要もあります。 ABAP レポー
トでは、マクロ RP_PROVIDE_FROM_LAST を使用し、一連のデータレコードの最後のデータレコードをフィルタす
る場合も多くあります。 スイッチ LAST_RECORD_ONLY を設定することで、クエリによりこの結果が出力されます。
標準システム動作
レポート期間のすべてのデータレコードが対象となり、処理されます。
値
'X' – レポート期間の最後のデータレコード (最も遅い終了日付が設定されているデータレコード) が対象となり、処理
されます。
' ' – 標準: レポート期間のすべてのデータレコードが対象となり、処理されます。
注記
データ決定時に、もっとも遅い終了日付をもつデータレコードが対象となります。 レポート期間の他のデータレコード
は考慮されません。 たとえば、データレコードに対して履歴管理区分やサブタイプに関するチェックはおこなわれま
せん。 対象のデータが 1 件しか存在しないかのように、処理が続行されます。 特に、この 1 件のデータレコードに
限り、すべての選択条件がチェックされます。
例
*$HR$ [P0001]
*$HR$ LAST_RECORD_ONLY = 'X'
6.2 PROVIDE
説明
処理が続行する前に、[データ圧縮] において、分割データレコードをマージ/圧縮するかどうかが決定されます。 1 イ
ンフォタイプに属する 2 つのデータレコードは、隣接、または、重複している有効期間がある場合 (BEGDA_1 <=
BEGDA_2 および ENDDA_1 >= BEGDA_2 - 1) に限りマージされ、ひとつの新規データレコードとなります。 また、
データレコードの項目値がクエリに関連する場合、項目値は同じでなければなりません。 インフォタイプ項目が選択
や出力に直接使用される場合、または、インフォタイプ項目が追加項目の計算に含まれているなどの理由から、間
接的に選択や出力に関与する場合、インフォタイプ項目は関連ありとみなされます。[追加計算] で計算されたテキス
ト項目および HR 追加項目も、関連ありとみなされます。スイッチ PROVIDE_FIELD を使用して明示的に追加項目
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を関連ありと設定することができます。2 (以上) のデータレコードがマージされる場合、ひとつの新規データレコード
で置き換わります。 新規データレコードには、マージされたデータレコードの最も早い開始日付 (BEGDA) と最も遅
い終了日付 (ENDDA) が設定されます。
スイッチ PROVIDE により、ひとつのインフォタイプのデータレコードに対して圧縮オプションがチェックされるか、デ
ータレコードは単に変更されずに処理されるかどうかを決めることができます。
標準システム動作
圧縮オプションは以下の条件を満たすインフォタイプに対してチェックされます。
-
インフォタイプの履歴管理区分が 1 または 2 である。
-
インフォタイプにサブタイプが存在しない。
-
インフォタイプはテーブルインフォタイプではない。
-
インフォタイプは言語依存ではない。
また、クエリがインフォタイプの分割依存である HR 追加項目を 1 つだけ使用する場合、圧縮オプションはチェックさ
れません。 スイッチ ADD_FIELDS_SPLIT_DEP を参照してください。
値
'X' - 圧縮オプションをチェックし、必要に応じてデータを圧縮します。
' ' - データを圧縮しません。
注記
このスイッチは ABAP コマンドの PROVIDE と類似しています。
例
*$HR$ [P0001]
*$HR$ PROVIDE = 'X'
6.3 PROVIDE_FIELD
説明
このスイッチを設定する場合、圧縮オプションがインフォタイプに対してチェックされる時に限り有効です (スイッチ
PROVIDE 参照)。
2 つのデータレコードは、すべての関連項目が同じ場合に限りマージされます。 関連項目はクエリ定義に基づいて
自動的に決定されます。 スイッチ PROVIDE_FIELD を使用することで、他のインフォタイプ項目についてもチェック
対象としてフラグを設定することができます。
標準システム動作
関連項目はクエリ定義に基づいて自動的に決定されます。 関連項目については、スイッチ PROVIDE の説明を参
照してください。
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値
データレコードマージに関連するインフォタイプ項目の技術名称を指定する必要があります。 これは、複数値スイッ
チです。必要な数のインフォタイプ項目を指定することができます。
注記
このスイッチにより指定される項目数が多くなると、2 件のデータレコードがマージされる可能性が低くなります。 この
スイッチを使用してインフォタイプに属するすべての項目を指定する場合、2 件のレコードには異なる項目が尐なくと
も 1 つ存在する必要があるため、圧縮オプションを無効化することと同じになります。
例
*$HR$ [P0001]
*$HR$ PROVIDE_FIELD = 'PERSG'
*$HR$ PROVIDE_FIELD = 'PERSK'
6.4 PRIMARY_INFTY
説明
人材管理ではインフォタイプビューコンセプトが採用されています。 新規インフォタイプ (二次インフォタイプ) が既存
のインフォタイプ (一次インフォタイプ) に対して作成されています。 二次インフォタイプは一次インフォタイプの技術
特性を継承し、追加項目を設定することで一次インフォタイプを補完します。 インフォタイプデータレコードは両インフ
ォタイプに属するすべての項目に対して、(1 画面で) 同時に更新されます。 技術的な観点からは、両インフォタイプ
は別のデータベーステーブルをもつ、2 つの個別のインフォタイプです。 データレコードをそれぞれに円滑に割り当て
るために、同一のキーで保存されます。 標準システムでは、このようなインフォタイプもクエリによって相互に関連が
ないとしてレポートされます。 そのため、同じ属性を持つデータレコードは一緒に出力されません。 ただし、スイッチ
PRIMARY_INFTY を設定することで、両インフォタイプについて確認することができます。このスイッチは二次インフ
ォタイプに対して設定し、一次インフォタイプの名称を含める必要があります。
標準システム動作
一次インフォタイプと二次インフォタイプの関係は確立されません。 すべてのインフォタイプは個別に処理されます。
同じ属性を持つデータレコードに関してレポートされません。
値
スイッチは二次インフォタイプに対して設定し、一次インフォタイプの名称を含めます。
注記
インフォセットには一次および二次インフォタイプが含まれます。 人材管理ではインフォタイプビューコンセプトのみが
サポートされます。
例
*$HR$ [P0288]
*$HR$ PRIMARY_INFTY = 'P0021'
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6.5 TIME_DEPENDENCE
履歴管理区分はインフォタイプの特別な機能です。 履歴管理区分はインフォタイプの登録時ごとに定義され、インフ
ォタイプに属するデータレコードの時間依存性と妥当性が決まります。 クエリによってインフォタイプの履歴管理区分
セットが読み込まれ、その後、さまざまなデータレコードのマージ方法および出力方法を決定するために使用されま
す。 指定されたレポート期間に有効であるデータのみが出力されます。 レポート期間がキー日付である場合は、こ
のキー日付に有効であるデータレコードがすべて出力されます。 このキー日付に各インフォタイプにデータレコード
が 1 件しかない場合 (すべてのインフォタイプの履歴管理区分が 1 および 2)、これらのインフォタイプのデータが 1
行出力されます。 インフォタイプがこのキー日付に複数のデータレコードをもつ場合、このインフォタイプに対して複
数の行が出力されます。 その他のインフォタイプの値は複製されます。 2 つ以上のインフォタイプがこのキー日付に
複数のデータレコードをもっている場合、既存のすべてのデータレコード分が出力されます。つまり、出力行の数がイ
ンフォタイプデータレコード数との積となります。
レポート期間がキー日付ではなく期間である場合、状況はより複雑になります。 この場合、履歴管理区分が 1 また
は 2 に設定されているインフォタイプに対して複数のデータレコードが存在するため、データレコードの出力方法が
問題となります。 そこで、以下について検討する必要があります。期間全体に対して - キー日付に対するのと同様に
- 全データレコード分を出力する必要はあるか、インフォタイプの共通の有効性を持つデータレコードを一緒に出力で
きるか、単一の日であればデータレコードの共通の有効性だけで十分であるか、または、期間全体にわたる共通の
有効性を問う必要があるのか、などです。
次のアルゴリズムがクエリに導入されています。 インフォタイプは 3 カテゴリに分類されます: 期間優先、期間依存、
期間非依存です。 各インフォタイプはこの 3 カテゴリの中のひとつに分類されます。 指定のレポート期間はさらに短
い期間に分割されます ("分割" と呼ばれます)。 分割は間をあけずにレポート期間のすべてをカバーします。 分割は
期間優先のインフォタイプの開始日付と終了日付を基準に計算されます。 分割は、(期間優先のインフォタイプの)
すべてのデータレコードの各開始日付および終了日付が分割範囲と正確に一致します。分割が計算されるとすぐに、
各分割はキー日付のように個別に処理されます。 分割の尐なくとも 1 日に有効である期間優先および期間依存の
インフォタイプデータレコードは分割に対して出力されます。 さらに、期間非依存のインフォタイプのデータレコードは、
この分割に有効であるか否かに係わらず全件出力されます。 スイッチ TIME_DEPENDENCE によってインフォタイ
プのカテゴリが設定されます。 これにより、分割の計算および出力のタイプが制御されます。
標準システム動作
以下の特性をもつインフォタイプは期間優先 (DOMINANT) に分類されます:
-
インフォタイプの履歴管理区分が 1 または 2 である。
-
インフォタイプにサブタイプが存在しない。
-
インフォタイプはテーブルインフォタイプではない。
-
インフォタイプは言語依存ではない。
残りのインフォタイプ (これらの基準をひとつでも満たしていないインフォタイプ) は期間依存 (DEPENDENT) に分類
されます。 標準システムのインフォタイプは期間非依存 (INDEPENDENT) に分類されません。
値
'DOMINANT' - インフォタイプのデータレコードは分割計算に影響します。 データレコードは計算された分割の有効
性に基づき出力されます。
'DEPENDENT' – インフォタイプのデータレコードは分割の計算に影響しません。 ただし、データレコードは計算され
た分割の有効性に基づき出力されます。
'INDEPENDENT' – インフォタイプのデータレコードは分割の計算に影響しません。 これらは、分割に有効であるか
否かに係わらず、計算された分割に対して出力されます。
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注記
キー日付がレポート期間として選択されている場合、このスイッチは効果ありません。分割が計算されず、すべての
データレコードが指定のキー日付に対して出力されるからです。
データレコードの有効性ではなく、データレコードの存在を確認することが目的である場合は、 '期間非依存'
(INDEPENDENT) 設定が推奨されます。
例
*$HR$ [P0006]
*$HR$ TIME_DEPENDENCE = 'INDEPENDENT'
6.6 DATA_REQUIRED
説明
クエリに出力されるインフォタイプにデータが存在しない場合もあります。 データレコードが存在しない場合、標準の
クエリでは、関連する従業員/オブジェクトに初期値が出力されます。 または、そのような従業員/オブジェクトの出力
を完全に抑制することも可能です。 出力を抑制するためには、スイッチ DATA_REQUIRED を使用します。 このス
イッチが設定されていると、レポート期間に尐なくとも 1 件のデータレコードがある場合に限り従業員/オブジェクトが
出力されます。
標準システム動作
(選択条件を満たす) すべての従業員/オブジェクトが出力されます。 レポート期間にデータレコードがインフォタイプ
に対して存在しない場合、該当する項目に初期値が出力されます。
値
'X' – レポート期間に尐なくとも 1 件のデータレコードが存在する場合に限り、従業員/オブジェクトが出力されます。
' ' – 標準: (選択条件を満たす) すべての従業員/オブジェクトが出力されます。 従業員/オブジェクトのいずれかにデ
ータレコードが存在しない場合は初期値が出力されます。
注記
スイッチ SPLIT_DATA_REQUIRED はこれに類似していますが、さらに微細なシステム制御が可能です。
例
*$HR$ [P0004]
*$HR$ DATA_REQUIRED = 'X'
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6.7 SPLIT_DATA_REQUIRED
説明
分割が計算されると (スイッチ TIME_DEPENDENCE の説明参照)、計算されたそれぞれの分割に対して有効なデ
ータレコードが出力されます。 分割のインフォタイプに有効なデータレコードが存在しない場合、代わりに初期値が出
力されます。 スイッチ SPLIT_DATA_REQUIRED を設定すると、初期値は出力されません。 その代わりに、分割
全体の出力が抑制されます。
標準システム動作
分割に対して有効なデータレコードが存在しない場合、代わりに初期値が出力されます。
値
'X' – インフォタイプに有効なレコードが存在する分割のみが処理されます。
' ' – 標準: すべての分割が処理されます。インフォタイプに有効なデータレコードがない場合は、初期値が出力され
ます。
注記
スイッチ DATA_REQUIRED が類似します。 スイッチ DATA_REQUIRED では、データレコードがない場合に従業
員/オブジェクト全体をスキップすることを設定できるのに対し、SPLIT_DATA_REQUIRED では、データレコードが
ない場合に分割をスキップすることを設定できます。
例
*$HR$ [P0004]
*$HR$ SPLIT_DATA_REQUIRED = 'X'
6.8 NO_DUPLICATE_LANGU
説明
人材開発の一部のインフォタイプには言語依存の情報が含まれます。 たとえば、インフォタイプ 1000 は言語依存で
あり、使用可能なすべての言語でオブジェクト名が保持されます。 標準システムでは、クエリによってレポート期間に
存在するすべてのデータレコードが出力されます。そのため、利用可能なすべての言語で重複した情報が出力され
ます。 これを回避するために、スイッチ NO_DUPLICATE_LANGU を使用します。 このスイッチを設定すると、1 言
語でのみデータが出力されます。 翻訳言語での重複データレコードは出力されません。 まずログオン言語のデータ
レコードが出力されます。 ログオン言語のデータレコードが存在しない場合は、サポート言語テーブル T778L に基
づいて、データレコードが選択されます。
標準システム動作
インフォタイプの言語依存は考慮されません。 既存のデータレコードはすべて処理され、(利用可能なすべての言語
で) 出力されます。
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値
'X' – その他の (翻訳) 言語の重複データレコードは考慮されません。 ログオン言語のデータレコードのみが考慮さ
れます。 ログオン言語のデータレコードが存在しない場合、 (サポート言語テーブル T778L に基づいて) 最優先の
データレコードが考慮されます。
' ' - 標準: すべてのデータレコードが処理され、利用可能なすべての言語で出力されます。
注記
例
*$HR$ [P1000]
*$HR$ NO_DUPLICATE_LANGU = 'X'
6.9 NO_INDIRECT_EVALUATION
説明
一部のインフォタイプ (例: 0008) には間接的に評価されるウェイジタイプが含まれます。 該当する金額はデータベ
ースに保存されていません (金額は 0 です)。 その代わりに、(カスタマイジングの設定にしたがって) 実行時に動的
に計算されます。
標準システム動作
[データ決定] では、インフォタイプ 0008、0014、0015、および 0052 のウェイジタイプを間接的に評価するかどうか
が決まります。 間接評価が決定された場合、計算がトリガされ、ウェイジタイプの金額が決まります。
値
'X' – 間接評価されるウェイジタイプを検索するチェックは実行されません。 間接評価されるウェイジタイプは金額 0
で出力されます。
' ' – 標準: ウェイジタイプが間接評価されるかどうかがシステムにより決定されます。 評価される場合は、実際のウェ
イジタイプ金額が計算されます。
注記
間接評価されるウェイジタイプは [データ決定] で計算されます。 したがって、ウェイジタイプ金額にアクセスする追加
項目自体で間接評価をおこなう必要はありません。 計算済みの金額を使用できます。
例
*$HR$ [P0008]
*$HR$ NO_INDIRECT_EVALUATION = 'X'
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6.10 IGNORE_WAGE_TYPE_OPERA
説明
一部のインフォタイプ (0008、 0014、 0015、および 0052 など) には、マイナスの金額として計算される控除ウェイジ
タイプがあります。 これは、オペレーション区分で制御されます。 ウェイジタイプの絶対額はデータベースに保存され
ます (先頭にプラス、マイナス記号をつけません)。 オペレーション区分によって、ウェイジタイプが通常のウェイジタ
イプであるのか、控除ウェイジタイプであるのかが設定されます。
標準システム動作
標準システムでは、オペレーション区分はインフォタイプ 0008、 0014、 0015、および 0052 のすべてのウェイジタイ
プに対してレポートされます。ウェイジタイプが控除ウェイジタイプである場合、ウェイジタイプ金額に負号をつけるた
めに -1 で乗算されます。
値
'X' – オペレーション区分は評価されません。 通常のウェイジタイプのように、控除ウェイジタイプは先頭にプラス/マ
イナス記号をつけずに出力されます。
' ' – 標準: オペレーション区分は評価され、必要に応じて、ウェイジタイプ金額は負号をつけて出力されます。
注記
ウェイジタイプ金額が出力される直前に、オペレーション区分が評価され、負号が設定されます。 ウェイジタイプ金額
にアクセスする追加項目が定義される場合、(先頭にプラス、マイナスの記号をつけない) 絶対額で処理されます。
追加項目の計算を控除ウェイジタイプに対応させる場合は、オペレーション区分は追加項目自体で評価される必要
があります。
例
*$HR$ [P0008]
*$HR$ IGNORE_WAGE_TYPE_OPERA = 'X'
6.11 CASE_SENSITIVE_SEL
説明
テキストを含む項目を選択する場合、2 通りの処理方法があります。 大文字小文字を区別する選択か、区別しない
選択です。 大文字小文字を区別するとは、すべての文字が、大文字で書かれているのか小文字なのか識別されま
す。 たとえば、'Miller' を選択する場合、システムでは厳密にこの文字列のみが検索され、'miller' や 'MILLER' など
は検索されません。 文字が大文字で書かれているのか、小文字で書かれているのかを考慮しない選択では、上述
の例はすべて検索されます。 標準システムでは、クエリでは大文字小文字を区別しない選択方法が使用されます。
大文字小文字を区別して選択をおこなう場合は、スイッチ CASE_SENSITIVE_SEL を設定します。 このスイッチに
より、大文字小文字の文字変換処理の時間が省け、すべてのインフォタイプ項目に対して、データベースから直接デ
ータを選択できるためパフォーマンスも向上します。 したがって、スイッチ CASE_SENSITIVE_SEL の設定が推奨
されます。
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HR クエリジェネレータ – スイッチ定義
標準システム動作
標準システムの選択では、大文字小文字は区別されません。 これにより、柔軟な選択オプションが可能になります
が、パフォーマンスに関しては最適な方法ではありません。
値
'X' – すべての文字型項目の選択で大文字小文字が区別されます。
' ' – 標準: すべての文字型項目の選択で大文字小文字が区別されません。
注記
オブジェクト選択が有効化されている場合、アドホッククエリでは SAP クエリとは別の選択メソッドが使用されます。
パフォーマンスを最適化するために、選択は大文字小文字を ( 厳密に) 区別します。 したがって、スイッチ
CASE_SENSITIVE_SEL の設定はアドホッククエリでおこなう選択には影響しません。 SAP クエリで定義されてい
る選択オプションのみが適用されます。
例
*$HR$ [P0002]
*$HR$ CASE_SENSITIVE_SEL = 'X'
6.12 ADD_FIELDS_SPLIT_DEP
説明
このスイッチによって HR 追加項目の計算方法が決定されます。 カスタマ定義の HR 追加項目の機能、また、標準
システムの HR 追加項目に使用される手法を用いてカスタマ定義の項目を登録する方法に関する情報は、SAP カ
スタマイジングの導入ガイド (IMG) から '人材管理' -> '人事管理情報システム' -> 'SAP クエリ用 HCM 設定' -> 'イ
ンフォセット更新に関する追加情報' -> '定義: 追加項目' で確認してください。 クエリからアクセスされる (つまり、生
成コードでアクセスされる) 汎用モジュールの実装により追加項目が計算されます。
インフォタイプの HR 追加項目は、[追加計算] 、または [追加データ計算] で計算されます。 標準システムでは、[追
加計算] で計算がおこなわれます。 (追加項目計算の) 汎用モジュールは、(処理時に存在する) インフォタイプデー
タレコードごとに 1 回に限り実行されます。
第 2 の方法 ([追加データ計算]) では、インフォタイプデータレコードごとに汎用モジュールが 1 回以上使用されます。
それは、分割処理時に汎用モジュールが使用されるためです。 計算された分割 (スイッチ TIME_DEPENDENCE
参照) ごとに、分割に有効である全インフォタイプデータレコードが処理されます。 インフォタイプデータレコードが複
数の分割に対して有効である場合は複数回処理されます。 追加項目も複数回計算されます。
汎用モジュールの呼出に使用される方法には、パラメータ BEGDA_IT および ENDDA_IT へのデータ入力に違い
があります。 [追加計算] で汎用モジュールが呼び出される場合、最新のインフォタイプデータレコードの開始日付と
終了日付が入力されます。 ただし、[追加データ計算] で汎用モジュールが呼び出される場合は、最新の分割の開始
日付と終了日付になります。 その他のパラメータは、使用されている変数に係わらず、同一のデータが入力されます。
HR 追 加 項 目 が 計 算 さ れ る 場 所 は ス イ ッ チ ADD_FIELDS_SPLIT_DEP に よ っ て 設 定 で き ま す 。 ス イ ッ チ
SPLIT_DEPENDENT_AF および SPLIT_INDEPENDENT_AF を使用して、HR 追加項目ごとに異なるシステム
動作を定義することも可能です。
追加項目の機能および導入によって、2 つの計算方法のどちらが適切であるのかが決まります。 大多数の場合、分
割非依存の方法が適切です。 これは、特に、追加項目が時間依存ではないか、あるいは、最新のインフォタイプデ
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HR クエリジェネレータ – スイッチ定義
ータレコードにのみ依存する場合に該当します。 特殊な場合に限り、各分割に対して追加項目を計算する必要があ
ります。
標準システム動作
標準システムでは、HR 追加項目は [追加計算] で計算されます。つまり、分割非依存です。
値
'X' – インフォタイプの追加項目はすべて分割依存として計算されます ([追加データ計算])。
' ' – 標準: すべての追加項目は分割非依存として計算されます ([追加計算])。
注記
このスイッチはカスタマ定義の HR 追加項目にのみ関連します。 SAP が提供する HR 追加項目に関して、適切な
システム動作はすでに設定されています (ほとんどの HR 追加項目は [追加データ計算] で分割非依存として計算さ
れます)。 また、このスイッチを使用するのは熟練した ABAP プログラマに限ります。アクセス変更による追加項目計
算への影響について明確に理解している必要があります。
パフォーマンスの観点からは、分割非依存 (つまり、[追加計算]) で追加項目を計算することが望まれます。 これによ
り不要な (同一の) 計算が省かれ、同じ結果が出力されます。 追加項目が適切に計算される方法が他にない場合に
かぎり、追加項目を分割依存として設定します。
例
*$HR$ [P9000]
*$HR$ ADD_FIELDS_SPLIT_DEP = 'X'
6.13 SPLIT_DEPENDENT_AF
説明
HR 追 加 項 目 は 分 割 依 存 と し て 、 ま た は 分 割 非 依 存 と し て 計 算 す る こ と が で き ま す ( ス イ ッ チ
ADD_FIELDS_SPLIT_DEP の説明参照)。 スイッチ ADD_FIELDS_SPLIT_DEP では、指定されたインフォタイプ
の 全 HR 追 加 項 目 の 計 算 方 法 が 変 更 さ れ ま す が 、 ス イ ッ チ SPLIT_DEPENDENT_AF お よ び
SPLIT_INDEPENDENT_AF では個別の HR 追加項目に対するシステム動作を変更することができます。
標準システム動作
標準システムでは、すべての HR 追加項目は分割非依存として計算されます。
値
分割依存として計算する追加項目の技術名称を指定する必要があります。 これは複数値スイッチです。必要な数の
追加項目を指定することができます。
注記
このスイッチは経験のある ABAP プログラマよって、追加項目計算のアクセス変更の影響を理解している場合に限
り使用してください。
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HR クエリジェネレータ – スイッチ定義
例
*$HR$ [P9000]
*$HR$ SPLIT_DEPENDENT_AF = 'MY_ADD_FIELD_1'
*$HR$ SPLIT_DEPENDENT_AF = 'MY_ADD_FIELD_2'
6.14 SPLIT_INDEPENDENT_AF
説明
HR 追 加 項 目 は 分 割 依 存 と し て 、 ま た は 分 割 非 依 存 と し て 計 算 す る こ と が で き ま す ( ス イ ッ チ
ADD_FIELDS_SPLIT_DEP の説明参照)。 スイッチ ADD_FIELDS_SPLIT_DEP はインフォタイプの HR 追加項
目を分割依存としてフラグを設定するために使用します。 スイッチ SPLIT_INDEPENDENT_AF によって個別の
HR 追加項目の設定をリセットすることができます。
標準システム動作
標 準 シ ス テ ム で は 、 す べ て の HR 追 加 項 目 は 分 割 非 依 存 と し て 計 算 さ れ ま す 。 つ ま り 、 す で に ス イ ッ チ
ADD_FIELDS_SP を使用して分割依存の計算を有効化していないと、このスイッチを使用することは意味がありま
せん。
値
分割非依存として計算する追加項目の技術名称を指定する必要があります。 これは複数値スイッチです。必要な数
の追加項目を指定することができます。
注記
このスイッチは経験のある ABAP プログラマよって、追加項目計算のアクセス変更の影響を理解している場合に限
り使用してください。
例
*$HR$ [P9000]
*$HR$ ADD_FIELDS_SPLIT_DEP = 'X'
*$HR$ SPLIT_INDEPENDENT_AF = 'MY_ADD_FIELD_1'
*$HR$ SPLIT_INDEPENDENT_AF = 'MY_ADD_FIELD_2'
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