お問い合わせ先: 岩崎 光洋 営業管理部 部長 (045) 335-8290 [email protected] KLA-Tencorが最先端のリソグラフィプロセス開発を促進できる 新しいパターンモデリング機能を発表 業界をリードするPROLITHリソグラフィシミュレーションソフトウェアに エッチングモデリング・解析機能を組み込む カリフォルニア州サンノゼ(2002年2月21日)発。KLA-Tencor Corp.(Nasdaq: KLAC)は本日、業界を リードするPROLITHリソグラフィシミュレーションおよびモデリングソフトウェアにエッチングモデリン グおよび解析モジュールを組み込んだと発表しました。お客様はこのモジュールを使用して、パ ターン転写プロセス全体を効率よく管理することができます。それは、この新しいモジュールで、半 導体ウェーハにエッチングされたICパターンの品質に及ぼすリソグラフィによる変化の影響をより 詳細に把握し管理することによって実現できます。その結果、PROLITHユーザは最先端のリソグ ラフィプロセスの開発だけでなく、現在の最先端ICの製造に必要な193 nmフォトレジストなどの新 しい材料の採用も促進することができます。 従来のリソグラフィシミュレーションでは、パターン転写時に発生する可能性が高い微細寸法(CD) 誤差を特定できるように、オリジナルのIC設計をフォトレジストパターンとしてウェーハ上に再生す る際の関連プロセスをモデリングします。しかし、シリコン基板にエッチングされた後のパターンの 品質がデバイスの性能に決定的な影響を及ぼすため、これらのシミュレーションでは状況の一部 しか把握することができません。シリコン基板にいったんエッチングすると、パターンを変更できな いため、すべてのCD誤差をエッチング前に特定して修正する必要があります。エッチング後にCD 誤差が残っていると、リソグラフィセルでの重大な歩留まり低下が発生したり、IC設計を製造できな くなったりする可能性があります。 KLA-TencorのPROLITHソフトウェアは、製品ウェーハをエッチングプロセスに移行する前に、エッ チングされた最終的なパターンの品質に対するレジストパターンの影響をユーザが調査できるよう にすることによって、このニーズに応えます。それによって、半導体メーカはリソグラフィプロセスを 検証してリワークし、製品ウェーハを犠牲にせずに順調に製造することができます。 この新しいエッチングソフトウェアモジュールにより、PROLITHは1回以上のエッチングプロセスを 行う複雑な積層膜に関してエッチングプロセスを正確に予測することができます。エッチングシミュ レーションには、エッチング後のCDの性能に影響を及ぼすアンダーカット、シャドウイング、先細り などの実際のエッチング効果が含まれます。また、簡単にキャリブレーションできるいくつかの変 数をユーザが入力するだけで非常に正確なシミュレーションを実行できるので、PROLITHエッチン 1/2 グモジュールは使いやすくなっています。エッチングプロセスを考慮できれば、リソグラフィエンジニ アはプロセスの選択がエッチング後のCDにどのような影響を及ぼすかについて理解を深め、リソ グラフィプロセスの製造上の重要性を確認することができます。 また、エッチングエンジニアはPROLITHの新機能を利用して、リソグラフィの仕様を満たすように エッチングプロセスを最適化したり、プロセスを評価して、ファブのリソグラフィプロセスが進化した ときにプロセスが引き続き機能することを確認したりすることができます。 「PROLITHはリソグラフィシミュレーション用の業界標準ソフトウェアとして定評があり、この最新の 機能の追加によって、100 nm以降のノードに対応するパターン転写プロセス管理での当社の主導 的地位が強固になります。現在は最先端ファブの1つのリソグラフィセルへの投資額が数十億円 に上るため、お客様は仕様を満たさないCDや大幅な歩留まり低下のリスクを容認することはでき ません。PROLITHは、お客様のリソグラフィプロセスを検査基準内に維持し、このような損失を回 避できるように設計されたKLA-Tencorの包括的なCD管理ソリューションの重要な部分です。」と、 KLA-Tencorのリソグラフィテクノロジ部担当副社長Chris Mackは述べています。 PROLITHエッチングモジュールは現在、数か所の客先のベータサイトで評価中です。KLA-Tencor ではこの新しいモジュールを搭載したPROLITHの注文を受け付けており、2002年度上半期に客先 への量産出荷を開始する予定です。 2/2
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