国際通信第2号

国際通信
2016.6.27
第2号
バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガ
ンダを中心に活動しておられますが、国外に留ま
らず熊本地震等での日本での災害時には日本での
2016年テーマ:
「未来の地球のために-私たち一人一人にでき
ること-」
私たちみんなでこれまで
災害支援・復興においても活動をされています。
講話では、
『食』の観点からアフリカの現状を皆
さんと考えました。慢性的に食糧不足やビタミン
不足で健康に問題がある人などを、あさか開成高
取り組んできたエッセイ
校を世界に例えて、そうした問題を抱える人たち
コンテストの今年のテーマ
の割合を体験してみて、みなさんはどのように感
には「全ての人により良い
じましたか?
世界を」という願いが込め
られています。
2016年から2030年に
向けて、発展途上国も先進
また、バングラデシュの女の子の映像では、小
学5年生で結婚、6年生で出産した女の子の今の生
活の映像を通して、児童婚の問題も考えました。
講話後の記録・感想には、
国も一体となって持続可能な開発目標(SDGs)
世界の全人口の9人に1人は飢餓に苦しんでいることを
の達成を目指しています。様々な課題につい
知って驚きました。
て、他人事ではなく、
「自分ゴト」として、目
の前にある課題をどのように考え、これからの
アフリカは発展しているように見えるけれど、子ど
自分にできることは何なのか、今年もみんなで
もの死亡率が高かったり、まだまだ課題が多いこと
エッセイに書いてみましょう。自分の考えを言
がわかった。一見すると数字は改善されていても、
葉で表現すること自体も一つの国際貢献です。
実態は違っていたりする。表面的に物事を判断して
総合的な学習や皆さんのこれまでの経験をふ
はいけないと感じた。
まえ、自分の未来と世界の未来を思い描いてく
ださい。様々なアイデアが生まれることを期待
活動を続けるってすごいと思いました。私たち高校生
しています!
にも活動を広めたり、書き損じ葉書や切手の回収な
ど、身近に出来ることがたくさんあると知りました。
など、多くの「気づき」が見られました。そこか
ら私たちにできることは何かを「考え」
、次の「行
動」につなげてください。
特別非営利活動法人ハンガー・フリー・ワール
ドの地域開発・アドボカシー部門担当の米良彰子
(めら・あきこ)氏をお招きして、
『持続可能な開
発目標(SDGs)から考える-私たちに出来る
こと-』を題目に講話をしていただきました。
米良さんは、世界の貧困問題や、食糧支援、女
性の就労支援、衛生教育等、多くの課題について、
の保護と援助に対する世界的な関心を高め、UN
オーストラリア研修
HCRを始めとする国連機関やNGOによる活動
いよいよ今年度のオーストラリア研修スタート
まで1ヶ月をきりました。今年度はここ数年の中
に理解と支援を深める日にするために制定されま
した。
では最も多い36名の参加者が、7月21日~8
9月に開催される国連総会に向け、日本でも難
月3日の14日間、シドニーでの研修に参加しま
民支援のキャンペーンが行われていますが、これ
す。ホストスクールは、ウリラハイスクール
をひとつの契機として、日本の難民受入の実態や、
(Warilla H.S.)、ワラウォングハイスクール
世界の難民の置かれた現状についても目を向けて
(Warrawong H.S.)の2校。本校としてもシドニー
考えてみましょう。
は初めての研修先になります。11月の国際理解
交流発表会での報告が今から楽しみですね。
かみかつちょう
徳島県上勝町 8月5日~9日
5/5~7/7
ストップ!児童労働キャンペーン
みなさん、徳島の上勝町を知っていますか?四国
2016
「レッドカード
一小さな町、過疎地域として知られている上勝町
アクション」は
は、ゴミゼロ宣言と葉っぱビジネスの町としても
国際労働機関
知られています。参加者は地元の方々の案内によ
(ILO)が世界的に
る棚田の散策、水生生物探し、ヤッホー・ホラ吹
2014 年 か ら 展 開 す る 「 Red Card to Child
き体験、ピザ焼き、BBQ 等
Labour Campaign」であり、世界的なキャンペー
を上勝中学校生徒や協力隊
ンです。日本国内では、児童労働ネットワークが
OB/OG と共に楽しみなが
中心に取り組みを進めてきました。児童労働反対
ら、開発・支援・協働・高齢
世界デーである6月12日をはさむ5月5日から7月
者問題や村落開発・地域創生
7日までの期間に、レッドカードを児童労働反対の
について考えます。世界的に
意思表示カードとして、私たちひとりひとりが児
も有名な小さな町で過ごす4
童労働をなくすための運動を広めようとする企画
泊5日は、皆さんの進路に大きな財産となるはず
です。
です。
6月20日 世界難民の日
村の女性たちが中心になって取り組んだ「葉っ
ぱビジネス」は映画や本にもなりました。
2000年12月4日、国連総会で毎年6月
国際関係だけでなく、福祉・経済・環境・行政
20日を「世界難民の日」( World Refugee Day )
関係を進路先に考える人にとっても、他では得ら
よする旨が決議されました。これはもともとOA
れない体験ができる貴重な研修です。
U(アフリカ統一機構)難民条約の発効を記念す
る「アフリカ難民の日」でしたが、改めて、難民
在校生のみなさん、ぜひ徳島県上勝町でこの夏、
誰にもできない体験をしてみませんか?
※申込締切迫る!!
あづま
6月29日(水)国際部(吾妻)まで!