APSARAS 松村禎三の「暁の讃歌」オリジナル版が演奏される! アプサラス第3回演奏会∼合唱作品展∼開催 「暁の讃歌」とは「紅のめぐみの光世を照らし、暁のうるわしの姫は出でましぬ」から始まる古代インド の聖典「リグ・ヴェーダ」の一節である。混声合唱に加えて、オーボエ・ダモーレ、打楽器、ハープ、 チェロ、ピアノ、オルガンが入る初演版(1978年初演)を生で聴けるチャンスは数少ない。多くはピアノ とオルガンのみの小編成版で演奏されているからだ。この特殊な編成でどのような音楽が生み出される のか?この機会にぜひ聴いておきたい! 没後、松村禎三の部屋から発見された楽譜「このをとめ」(上田敏 訳詩)も初演されます。乞うご期待! アプサラスとは? 松村禎三氏は2007年8月6日その78年の生涯を閉じました。世界の現代音楽が迷走し続けた前世紀後半、氏は常に 厳しく、真にリアリティをもつ音楽を求め、過去の作風に安住することなく創作活動を続けてきました。他に類例を 見ない強烈な個性が普遍性につながり、圧倒的な存在感を示した数々の作品によって、我が国の最も重要な作曲家の 1人であることは明白です。私たちは氏の業績を讃え、作品を世に広めるとともに、その遺志を継ぎ、新たな創作・ 演奏活動を通して音楽芸術の新境地を拓くべく、志を同じくする者による会「アプサラス」を2008年に設立しまし た。会名の「アプサラス」は、氏の作品「アプサラスの庭」より謹んで頂戴したものです。 主な活動には2008年アプサラス第1回演奏会∼松村禎三(1929 2007)室内楽作品展∼開催、2009年アプサラス第2 回演奏会∼歌とピアノと弦楽器の夕べ∼開催、2011年松村禎三遺稿集(仮題)編纂(2012年発売予定)などがあります。 ●プログラム● 松村 禎三 「暁の讃歌」(1978) 「このをとめ」( 世界初演 ) 山本 純ノ介 Panta-Rhei(パンタ・レイ)無伴奏合唱組曲2番 (2007∼8) 甲田 潤 「Cis Sinot Ca 涙の歌」∼女声合唱とピアノのために∼ アイヌ詠嘆詩 採録 更科 源蔵 (2003) 塚本 一実 名倉 明子 李賀の詩による三つの歌∼女声三部合唱のために∼ ( 世界初演 ) 「遺伝(詩:萩原朔太郎)」 (2007) 合唱:東京レディース・シンガーズ 指揮:前田二生 ピアノ:東 由輝子 合唱団 樹の会 指揮:藤井宏樹 オーボエ・ダモーレ:青山 聖樹 打楽器:藤本 隆文 ハープ:佐々木 冬彦 チェロ:花崎 薫 ピアノ:土田 英介 オルガン:廣江 理枝 2012年8月29日(水) 19:00開演 第一生命ホール ( 晴海トリトンスクエア内 ) 都営地下鉄大江戸線 勝どき駅A2a出口徒歩8分 全席自由¥3,500 主催:アプサラス Web : http://www.t-apsaras.jp/ お問い合わせ:アプサラス事務局 TEL / FAX : 03-3488-9292 E-Mail : [email protected] ※開演前に「松村禎三遺稿集(仮題)」発売を記念したプレ・トークが開催される予定です(時間未定)
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