短期滞在者用国別情報 モルディブ共和国

短期滞在者用国別情報
モルディブ共和国
本情報は国別生活情報より短期滞在(出張)用の情報を抜粋したものです。
1. モルディブプロフィール
(1)正式名称
(和文)モルディブ共和国
(英文)Republic of Maldives
(2)政体
共和制
(3)首都
マーレ
(4)面積
298平方km(全島総計)
(5)人口
336 千人(2012 年)
(6)民族
モルディブ人
(7)言語
公用語 :ディベヒ語。公用語のほか英語が広範囲に通じる。
(8)宗教
イスラム教スンニ派
(9)略史
1世紀ごろ、スリランカ、インドよりシンハラ人が渡来、定住。12世紀イスラム化が始まる。1887年イギ
リスの保護領となる。1965年独立。1968年スルタン制を廃し、共和制に移行。1985年、英連邦に正
式加盟。
(10)在留日本人
(11)気候
189人(内マレ島89人)(2012年10月統計)
季節は、乾季(12~4月。北東からモンスーンが吹く)と雤季(5~11月。南西からモンスーンが吹く)
に分けられる。雤季に挟まれた3~5月は一年で最も暑い季節となる。乾季にはほとんど雤が降らず、
降ったとしてもスコール程度である。雤季は常に雤が降り続くわけではないが、全体的に雲が多く、
一度降り始めると1週間ほど続くこともある。世界的に問題となっている異常気象のためか、乾季中
に大雤が降ったり、雤季に晴れの日が続いたりという現象がここ数年見受けられる。
【参考】「Key Indicators 2008」モルディブ国家計画開発省
「外務省ホームページ-各国・地域情勢-」外務省
2.業務のための基礎データ
(1)JICA事務所の概要(モルディブ支所)
住所 : 1F, Radiumge-Aage, Neeloafaru Magu, Galolhu, Male’ 20130, Maldives
連絡先 : 国番号 :960
市外局番 :なし
電話 :332-2049
FAX :332-6643
執務時間 : 8:00~15:00。昼休み(12:00~12:45)
休日 : 「(3)官公庁の休日」に準じ、祝日および金曜日、土曜日が休日となる。日曜日は通常どおり業務を行う。
事務所までの交通 :
【空港から】
入国手続きがすべて終わり空港を出たら出口を背にして右へ、リゾートカウンターが左右に立ち並ぶ通路を抜け桟橋へ移動
する。桟橋にはマーレ行きドーニ(ディーゼルエンジン搭載の木造船)が待機している。先発ドーニが指示されているので、確
認して乗船する。出航は乗客が多い時は満席になり次第、それ以外は10分ごとの運行である(午前6時~深夜12時は10分間
隔、深夜12時~午前2時は15分間隔、午前2時~午前6時は30分間隔運行)。ドーニを借り上げることもできる。10分ほどの乗
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船で首都マーレ島のエアポートジェッテイ(No.9桟橋)に到着する。乗り合いで料金は10ルフィア/人、または1米ドル/人。(深夜
料金:午前12時~午前6時は20ルフィア、または2米ドル)。出航前にジェッティー9前のブースでチケットを購入し、乗船時に船
員に手渡す。マーレの船着き場に着いたら、タクシーをつかまえ行き先を告げる(通常、タクシーは船着き場に待機している)。
行き先は「JOCV」もしくは「レディアムゲ(事務所の入居している建物の名称)」と告げると通じる。タクシー料金は、一回乗車に
つき25ルフィア、トランクを使う場合と深夜は5ルフィアの追加支払が必要となる。
【空港以外から】
タクシーの利用を勧める。行き先は「JOCV」もしくは「レディアムゲ」と告げると通じる。タクシー料金は、一回乗車につき20
ルフィア、トランクを使う場合は5ルフィア追加の25ルフィアとなる。
<無線タクシー>
電話 :332-1313、332-1414、332-1919、332-3132
(2)JICA事務所周辺地図
(3)日本との時差、
日本との時差 :日本より4時間遅れとなる。
サマータイム
サマータイム :実施していない。
(4)祝日、官公庁の祝日(*2014 年)
1月1日
Wed
New Year Holiday
1月2日
Thu
National Day
1 月 13 日 Mon
Prophet Muhammad's Brithday
2 月2 日
Sun
The Day Maldives Embraced Islam
5 月1 日
Thu
International Labor Day
6 月 28 日
Sat
(*)Beginning of Ramadan
7 月 26 日
Sat
Independence Day
7 月 27 日
Sun
[On the Occasion of Independence Day]
7 月 28 日
Mon
Fit'r Eid Day
7 月 29 日
Tue
[On the Occasion of Fit'r Eid Day]
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7 月 30 日
Wed
[On the Occasion of Fit'r Eid Day]
9 月 23 日
Tue
Autumnal Equinox Day
10 月 3 日
Fri
(*)Hajj Day
10 月 4 日
Sat
(*) Al'h'aa Eid Day
10 月 5 日
Sun
[On the Occasion of Al'h'aa Eid Day]
10 月 6 日
Mon
[On the Occasion of Al'h'aa Eid Day]
10 月 7 日
Tue
[On the Occasion of Al'h'aa Eid Day]
10 月 25 日
Sat
(*) Islamic New Year Holiday
11 月 3 日
Mon
Victory Day
11 月 11 日
Tue
Republic Day
12 月 23 日
Tue
National Day
12 月 29 日
Mon
Year End Holiday
12 月 30 日
Tue
Ditto
12 月 31 日
Wed
Ditto
*官公庁の休日(2014年):上記祝日と金曜日、土曜日。
(5)ビジネスアワー
官庁 8:00~15:00(金曜日、土曜日休み):
銀行 8:30~13:30(金曜日、土曜日休み)
商店 9:00~23:00(金曜日休み、礼拝の時間はほとんどの店が30分程度閉店)
※イスラム教では1日に5回の礼拝の時間があり、マーレを含む住民島はこの時間になるとディベ
ヒ語で「バンギ」といわれる礼拝への呼び掛けが流れる。
(6)言語
業務 :ディベヒ語以外に英語も十分通用する。
ホテル、買い物、食事 :市場、一般商店などではディベヒ語が使われているが一般的に英語が通
用する。
(7)通貨
通貨 :マレ市を含む住民島での使用通貨は、モルディブルフィア(RF)なので、両替の必要がある。
リゾートでは米ドルで支払いが可能である。日本円は通用しない。
(8)通貨レート
為替レート :1米ドル=15.42ルフィア(変動制レート)
1ルフィア=約6.63円(2014年6月現在)
(9)関係機関
【在外日本関係機関】
【モルディブの関係官公庁】
●Ministry of Foreign Affairs, Asia Section (外務省アジア部)
住所 :Foreign Ministry Building, Boduthakurufaanu Magu, Male, Maldives
電話 :330-4194
FAX : 332-3841
E-mail :[email protected]
●在スリランカ日本国大使館(在スリランカ日本国大使館がモルディブを兼轄)
住所 :No.20, Gregory's Road, Colombo 7, Sri Lanka
電話 :+94(スリランカ国番号)-11-2-69-3831
FAX :+94-11-2-69-8629
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(10)有用サイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html (外務省「各国・地域情勢」)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/index.html (外務省「渡航関連情報」)
http://en.wikipedia.org/wiki/Maldives (ウイキペディア「モルディブ」英語版)
http://yell.mv/ モルディブイエローページ・電話帳)
3 入国・出国情報
(1)入国時
入国に際しては、パスポート、入国カード、健康申告書、ビザが必要である。ただし、ビザに関しては 30 日以内の滞在
に限り、到着時に無料で就労禁止の観光ビザが発給される。特別な書類などは必要ない。
モルディブではイスラム教以外の宗教色の強い洋服での入国やバックパッカー風の容姿での入国審査は厳しくなるこ
とがある。また 30 日を越える滞在予定の場合なども同様で滞在先、滞在場所、滞在理由、またはモルディブでの身元引
受人など詳しく説明できるようにしておく必要がある。
(2)帰国時
パスポート、ビザ、出国カードを提示する。
リコンファームは最近では必要としない航空会社が多いので各自で確認すること。必要がある場合は、パスポートを持
参して利用する航空会社の窓口に出向いて行う。
通常、出発時刻の2時間半前からチェックインが開始される。フライトの2時間半前にマーレ島を出発することを勧める。
空港行きの定期ドーニはマーレのエアポートジェッティ(No.9桟橋)から10分~15分おきに出航している。料金は10ル
フィア/人、または1米ドル/人。深夜12時から午前6時までは20ルフィア、または2米ドル。チケットをジェッティー前のブー
スで購入し、乗船時に店員に手渡す。
(3)出迎え
該当情報なし。
(4)市内への移動
空港からマーレ市内までの交通は、ドーニを利用する。ドーニで10分ほどの乗船で首都マーレ島のエアポートジェッテ
ィ(No.9桟橋)に到着する。空港を出たら出口を背にして右へ、リゾートカウンターが左右に立ち並ぶ通路を抜けて桟橋へ
移動する。桟橋にはマーレ行きドーニが待機している。側にブースがあるので、確認して乗船する。出航は乗客が多い
時は満席になり次第、それ以外は10分~15分ごとの運行である。ドーニを借り上げる場合には桟橋にある無線ブースで
交渉する。料金は乗り合いで10ルフィア/人、もしくは1米ドル/人。ドーニ側のブースでチケットを購入し、乗船時に船員に
手渡す。マーレの船着き場に着いたら、タクシーをつかまえ行き先を告げる(通常、タクシーは船着き場に待機してい
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る)。
4 通信
(1)電話
固定電話と公衆電話、携帯電話があり、モルディブではディラーグ社(Dhiraagu)とオーレドゥー社(Ooredoo)という会
社がモルディブ全域に通信網を敷いており国内粗全域で普及している。最近では携帯電話を所有していない人の方がめ
ずらしい。公衆電話はカード式で国内ほぼどこからでも利用することができたが、携帯電話の普及とともに配置数が減少
し、故障した公衆電話はほぼ修理されていない状態にある。
(2)携帯電話
前述の Dhiraagu 社 Vhttp://www.dhiraagu.com.mv)、Ooredoo 社(http://ooredoo.mv/)が携帯電話事業を行っており、
2 社のサービスエリアでほぼモルディブ全土をカバーしており離島であっても 2 社どちらかの電波は入るようになってい
る。この 2 社間のローミングは行われていない。携帯電話の普及は著しく販売店も増加している。電話機は 2 千円前後か
ら 10 万円(多機能製品)と価格幅は広い。
(3)ファクシミリ
電話の利用状況と同じである。
(4)郵便
マーレからの郵便事情は良好で、通常であれば EMS で 4、5 日、普通郵便なら 1 週間程度で日本に到着する。料金は
日本まで封書:20gまで 25 ルフィア(約160 円)、書留で 45 ルフィア(288 円)、葉書:15 ルフィア(約96 円)である。モルデ
ィブ国内は 20gまで、8 ルフィア、書留は 11 ルフィアである。
(5)国際宅配サービス
下記の国際宅配サービスが利用できる(詳細は国別生活情報イエローページを参照)。
・ DHL International
・ TNT International Express
(6)インターネット
モルディブにおけるインターネットサービスも他国と同様日々拡大しており、利用しやすい環境になってきている。
JADEやシェルビーンズなどのカフェではWiFiを利用できる飲食店も増えてきている。
(短期滞在者の場合)
マーレ市内および空港内出発ロビーにはインターネットカフェがある。空港到着口を出て左側の土産物店前には
Dhiraagu社のビジネスセンターがある。料金は15分10ルフィア(約64円)、1時間30ルフィア(約192円)であり、朝7時半
から深夜1時まで開いている。
主なホテルでは無線LANによる接続が可能である。詳細は宿泊するホテルで尋ねる。
(長期滞在者の場合)
前記Dhiraagu社がインターネットサービス(Basic Dial-up Access, ISDN Dial-up Access, Pre-Paid Internet,
Broadband ADSL)などのサービスを行っており、下記のWebページで詳細を知ることができる。
・DhivehiNet(http://www.dhivehinet.net.mv/)
このページのPRODUCTに上記のサービスが明記されている。
(テレビ会議など)
Dhiraagu 社では ISDN 回線を使ったテレビ会議の接続サービスを行っている。事前にテスト通信を行った上、機材と会
議室の借上げができる。テスト通信は事前予約により可能で、機材と会議室の予約は 2 日前までに行う必要がある。料
金やサービス内容の詳細は Dhiraagu 社まで。
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5 気候、服装
平均気温は摂氏 26~32 度なので、通年半袖で過ごすことができるが、建物によっては冷房が強く効いていることがあ
るので、カーディガンなど上に羽織るものがあればよい。
6 衛生状況、健康管理
国別医療情報を参照。
7 交通機関
マーレ島は横2.5km、縦1.5kmの小さな島であり、徒歩での移動も可能であるため自家用車を持つ必要は殆どない。タ
クシーが数多く走っており島内どこへでも簡単に移動できる。またマーレ市内は車・バイク・自転車が多く、道が狭いため
徒歩での移動は周囲の交通に十分注意する必要がある。
地方への移動は、ドーニ(ディーゼルエンジン搭載の木造船)、モーターボート、水上飛行機、国内航空路線(Island
Aviation)を利用する。
国内航空路線は首都マーレの他数箇所に地方空港がある。(ウェブページ:http://www.maldivian.aero/)
暴風雤などの悪天候ではドーニ、モーターボート、水上飛行機、国内航空路線ともに欠航することがある。
モルディブでの交通手段は以下の通り。(以下、詳細は国別生活情報イエローページを参照)
(タクシー)
マーレでは一回の乗車につき20ルフィア(ただし経由地がある場合2回分の料金
になる)、トランクを使う場合と深夜(午前12時~午前6時)は5ルフィア追加の25ル
フィアと定額制である(深夜にトランクを使うと30ルフィア)。1時間単位の時間貸し
も定額制で可能。タクシー会社(332-1414、332-3132、332-1919、332-5656、
332-1313など)に電話して呼ぶ方法と、走行中のタクシーを呼び止める方法があ
り、どちらも料金は同じである。マーレ市内は道が狭く支払い時に道を塞いでしま
うことが多いので乗車時に小額紙幣を用意しておくとよい。
タクシー
最近のタクシーは屋根に表示灯を取付けており、TAXIの文字が、空車の場合は
青色、乗客がいる場合は赤色となる。
(トラック)
モルディブではピックアップと呼ばれている。引越しや買い物などで荷物が多い場合など、トラック会社(332-5454、
332-1212、333-9090、332-5757)などを呼ぶ。料金はトラックや荷物の大きさ、
距離によって異なるので運転手と交渉する。
(ドーニ)
ディーゼルエンジン搭載の木造船。日本の「ぽんぽん船」に近い。首都マーレ
と空港島間はドーニが定期的に運行されている。午前6時~深夜12時は10分間
隔、深夜12時~午前2時は15分間隔、午前2時~午前6時は30分間隔である。
乗り合いで料金は午前6時~深夜12時まで片道10ルフィア/人、または1米ドル/
人、深夜12時から午前6時までは深夜料金で片道20ルフィア、または2米ドルで
ドーニー
ある。交渉で貸切りも可能。またドーニは近隣の住民島間の旅客・貨物輸送や住
民島とリゾート島間の従業員の勤務交替などにも使われている。
(モーターボート)
モルディブではスピードボートという。主にリゾート島と空港島、マーレを結ん
でいる。リゾートホテルは各ホテルがモーターボートを所有しており、空港―リゾ
ートホテル間の旅客送迎に使用している。目的地までや一日貸切りなど交渉に
より可能。
スピードボート
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(水上飛行機)
モルディブではSea plane(シープレーン)と呼ばれている。空港―リゾート島間
に就航しており、Maldivian Air Taxi(MAT)とTrans Maldivian Airways(TMA)の
2社が運行している。経路、及び離発着時間は国際線の旅客到着・出発時刻等に
合わせて前日の夕刻頃に決定される。一機を時間単位で貸し切ることもできる。
一部のリゾート島に近い住民島へは水上飛行機を利用することも可能である。
Maldivian Air Taxi, WEB: :http://www.mataxi.com
Trans Maldivian Airways, WEB: :http://www.tma.com.mv
シープレーン
(国内線)
Island Aviation(ウェブページ:http://www.maldivian.aero/)があり、マーレと地
方空港数箇所を結んでいる。また国内線も貸し切ることができる。チケットはモル
ディビアン各窓口にパスポート、またはイミグレーション発行のIDカードを持参し、
必ず前日までに発券を受ける。また、搭乗時にもパスポート、またはイミグレー
ション発行のIDカードを持参すること。
8 宿泊
主に利用されているホテルは以下のとおりである(詳細は国別生活情報イエローページを参照)。
各ホテルにはレストランがある。主なクレジットカード(American Express, VISA, Master Card等)が利用できる。また
各ホテルでは米ドルから現地通貨のモルディブルフィアへの両替はできるが、日本円からモルディブルフィアへの両替
はできないことが多い。以下のホテルは温水シャワー完備。ホテルの料金はシーズンによって変動があり、長期滞在の
場合は交渉により割引も可能である。ホテルの他にマーレ島にはゲストハウスが20軒ほどあるが温水シャワーが完備さ
れてないことが多い。
・ フルレアイランドホテル
・ トレイダーズホテル
・ ハウスクローバー
・ マーブルホテル
・ リラックスインホテル
・ ナラヒヤホテル
・ セントラルホテル
セントラルホテル
ナサンドラパレスホテル
・ ナサンドラパレスホテル
近隣島では、以下の4つのリゾートホテルが比較的マーレに近く、便利である。モーターボートで15分ほどの距離であ
る。
各リゾートとも主なクレジットカード(American Express, VISA, Master Card)
の利用が可能である。またモルディブのリゾートホテルはシーズン、就労ビザの
有無によって料金に違いがある。また料金にサービス料10パーセントが加算さ
れる場合が多い。
・ クルンバ・モルディブ
・ アダアラン プレスティージ ヴァドゥ
・ バンドス アイランドリゾート
・ パラダイス アイランドリゾート&スパ
リゾート島
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9 電気事情
(1)電圧
当地の商用電源の電圧は220~240V(50Hz)。100~240V対応のACアダプター等はプラグアダプターをつけるだけ
で利用可能である。100V用機器には変圧器が必要になるが、小容量の変圧器であれば現地購入が可能。
(2)コンセント、モジュラージャックの形
コンセントの形状はBFタイプである。電話のモジュラーの形状はRJ11である。
(3)家電製品
家電製品は豊富にあり、基本的に何でも揃う。AV機器に関しては最近ではI Podも購入できる。また、暖房器具はない。
家電製品を扱う店舗はFaamudheyri Magu(ファームデーリ通り)に多くある。
一般的な家電店
ファームデーリ通り
10 食事
(1)一般事情
マーレで食事ができる場所は大きく分けて2種類となる。1つは冷房が完備されたレストランで、イタリア料理やタイ料理
などがある。このうち中級以上のレストランでは6%のGSTに加え、10%のサービス料金が加算されることが多い。もう1
つはホタといわれる食堂で、地元の人がよく利用する大衆食堂である。ここではモルディブ独特の揚げ物やカレーなど
が食べられるが、日本のファストフードのようにカウンターで注文し、自分で席まで運ぶというセルフサービス方式である。
カフェと表示されている場所も同じような形態である。
なお、イスラム教国であるのでラマダン中(断食月)は日中(日が明けてから日が暮れるまでの間)の飲食は出来ない。
マーレ島では数軒の限られたホテル内のレストランでのみ食事が可能である。その他のレストランは日中全て閉まって
いる。2012年1月以降、合計金額に6%の物品サービス税(GST)が加算されるので注意。
(2)飲食店
よく利用されるレストラン、カフェは以下のとおりである(詳細は国別生活情報イエローページを参照)。
・ サルサロイヤル(イタリア&タイ料理)
・ タイウォック(タイ料理)
・ アイオリ(レストラン)
・ オリーブガーデン(ピザ)
・ ジェード(カフェ&レストラン)
・ シーガルカフェハウス(カフェ&軽食)
・ レモングラス*FareedheeMagu店(タイ料理)
・ シェルビーンズ(カフェ&サンドウィッチ)
・ 四川宮殿(中華料理)
・ フードバンク(洋食)
・ フードバンクレストラン(洋食)
・ シンフォニー(洋食)
・ ウエストパーク(洋食)
これらのほかに、「8 宿泊」の項に挙げたホテルでも、現地食や洋食のオーダーができる。
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11 安全対策
※生命・財産に直結すること
でもあり、治安・安全情報に関
しては、各自の責任において
最新かつ正確な情報を入手し
てください。
11‐1 暴動、クーデターなど
(1)一般事情
2012 年 2 月の政変以降、時折反政府デモや集会が行われており、注意が必要である。
(2)対処法
関係機関からの情報に留意し、外出に制限等がかかっている時は必ずその指示に従う。また
モルディブ人や現地の友人知人からも情報を得て、集会、人だかりには近づかないようにする。
また、地方の島では住民間の対立が生じている場合があるので、投石や放火・殴打事件に巻
き込まれないよう注意が必要である。
11‐2 強盗、盗難
(1)一般的治安状況
警察本部によると、薬物常習者による強盗・障害事件、窃盗事件などが増加しており、経済成
長とともに全国的に空き巣、窃盗被害が増加しているとのこと。また、当局は麻薬犯罪者の取り
締まりと常習者の更正に努めているが、事態は改善されていない。特に青少年に蔓延してきて
いる麻薬に関わる事のないよう注意が必要である。商店街が閉まる午後11時以降は外出しない
ようにすべきである。
こういった社会問題がある一方で、全般的にみて生活の面から見た治安は比較的良いといえ
る。商店街は午後11時まで開いており、夜でも女性や子供が町で買い物などしている。
マーレは非常に狭いところであり、第三者でも関係者の氏名などを知っている場合がある。知
り合いの名前を出されてもすぐに信用すべきではない。
(2)住宅の防犯対策
最近では組織犯罪グループによる住居への侵入盗が増加しているので、戸締りを徹底するこ
と。
(3)市中での防犯対策
ひったくり・痴漢が非常に多いので要注意である。多額の現金や日本の免許証やキャッシュカ
ードなど、現地で必要の無いものは持ち歩かないこと。
(4)注意すべき場所、危険地域
人通りの少ない薄暗い路地は避けるべきである。また、午後11時以降は商業港、島の東側に
ある人口浜付近、また島の南部海岸沿いは避けたほうがよい。島の南側の外周道路は深夜に
青少年が車やバイクで暴走していることがあるので注意する。
(5)被害時の心得
「11-4 緊急連絡先電話番号」記載の各機関に連絡する。
11-3 火災、風水害、地震
(1)一般的災害発生状況
2004年12月のスマトラ沖地震による津波被害があったが、首都マーレの被害は少なかった。
雤季などには各地で高潮による浸水や大雤による洪水、浸水があるが、マーレでは住宅事情か
ら日本人は1階に居住することがないので特にこういった災害での被災報告はない。地震発生時
には関係機関の指示に従い津波・高波に注意する。
(2)防災対策
津波や高潮、大雤による洪水を考慮すると住居は3階以上にするほうが良い。また風が強く吹
く時があるので、ベランダなどにあまり物を置かないほうがよい。
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(3)被災時の心得
下記の緊急連絡先に連絡する。
11-4 緊急連絡先電話番号
・警察 :119
・消防 :118
・救急 :102
・救急病院 :331-3553(ADK病院)、331-6647(IGM病院)
・在スリランカ日本国大使館 :+94(国番号)-11-2-69-3831
(在スリランカ日本国大使館がモルディブを兼轄している)
12 その他
12-1 禁止されている言動(タブー)
宗教上の話題などは避けるべきである。特に官庁などで開催されるパーティーの場
合、モルディブの人々は正装してくる場合が多いのであまりカジュアルな服装で参加す
べきではない。イスラム教国であるので女性は服装に注意する。ひざが出るミニスカー
トやスリット入りのスカート、ノースリーブや胸元が広く開いた服は避けるべきである。
パーティーにて
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