マラヤ大学 以下の件でインタビューを受ける方への同意書 東京におけるレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェ ンダー/トランスセクシャル/トランスヴェスタイト(LGBT)社会での 言語とアイディンティティーについての 調査:言語人類学的記録 ・ 主研究者 – ディミトリオス・マイケル・ハドザントニス博士 ・ 機関 − マラヤ大学 ・ 後援者 – マラヤ大学研究助成(URMG) 研究者がインタビューを記録し被験者に関わる評価をする際、以下の点が必要 となります。 ・ 被験者もしくはインタビューを受ける人に同意書を読んで署名 するよう求めること ・ インタビューを受ける当人に同意書のコピーを渡すこと ・ 同意書の原本を保管しておくこと 以下の同意書を全てよく読み、署名と日付の記入をして下さい。 1. はじめに ・ 貴方は東京における LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュア ル、トランスジェンダー/トランスセクシャル/トランスヴェスタ イト)として、言語人類学の研究に参加します。 ・ この研究が行われる目的と研究内容を理解してもらうことが重 要です。この研究に参加することを決める前に、十分な時間をか けてこれを読み熟考してください。不明な点やさらに知りたいこ とがあれば研究スタッフにお尋ね下さい。この研究について理解 し、完全に納得した上で参加を同意する場合、この同意書に署名 して下さい。 ・ この研究への参加は完全に任意です。参加の意思がない場合、参 加の必要はありません。また、回答したくない質問に回答する必 要もありません。参加同意後も、参加意思をいつでも撤回するこ とができます。途中で参加を辞めた場合でも、それまでに集めら れた情報は研究の一部として使用されます。研究者またはインタ ビュー者が常に前もって質問内容を配慮していること、正当な方 法で情報を収集しようとしていることを留意して下さい。インタ ビュー内容がプライバシーを侵害していると考えられるかもし れませんが、この研究はマラヤ大学倫理委員会の承認を得ていま す。 2.研究の詳細 ・この研究の詳細は以下の通りです。 ・ 研究目的は、アジアにおいて LGBT コミュニティが社会に強い 影響を与えている地域で調査を行うことにあります。調査に同意 した参加者を研究者がインタビューし、それを音声記録します。 ・ この研究は LGBT コミュニティ内で使われている言語パターン や傾向を明らかにし、一般社会との調和を強め、LGBT コミュニ ティに対する偏見をなくすために必要なものです。 ・ 収集されたデータは、学術的な目的で言語パターンを分析するた めに使用されます。 ・ 音声録音されることに同意した参加者の記録は、学術的な研究を する目的で使用されます。 ・ この調査は複数の地域で行われ、研究は 1 年程かかる予定です。 参加者へのインタビューは、内容にもよりますが、およそ数時間 を要すると思われます。 ・マレーシア保健省による、適切な臨床実施(GCP)のためのマレーシアガイドラ イン第 3 版(2011 年)第 4 章により、以下の項目が求められます。 ・ 研究者は適切な規定要求や GCP、ヘルシンキ宣言にある倫理原 則を遵守しなければなりません。 ・ 同意書とそれ以外のいかなる書面も、新たに重要な情報の出現に 伴い改訂されることがあり、それが被験者の同意に関わるもので ある可能性があります。同意書などの書面の改訂に先立ち、 IRB/IEC’s の承認/承諾を得る必要があります。 ・ 研究に関して何かしらの変更があった際には、被験者またはその 法的代理人に通達され記録されます。また、変更内容が参加者の 研究への継続意思を左右させる内容の場合があります。 ・ 同意書を含め、研究に関しての口頭および書面での情報は、被験 者とその法的代理人の法的権利を侵害するような言語、または研 究者、研究施設、スポンサー、その他の機関から責任を放棄する ような言語を含まないものとします。 ・ 研究者は全ての情報を被験者に伝えることとします。研究内容を 理解した上で同意を得られなかった場合、法定代理人に伝えるこ ととします。それには IRB/IEC に承認/了承された書面での説明 書を含みます。 ・ 同意書を含め研究に関する説明は口頭、書面共に専門用語を用い ず、被験者やその法定代理人、公平な証人が理解できるものとし ます。 ・ 被験者が同意書に署名する前に、研究者は被験者やその代理人に 十分な時間を与え、研究について理解し、参加意思を判断しても らう必要があります。研究における全ての質問は被験者またはそ の代理人が納得した上で回答されます。 ・ 被験者が研究に参加するに先立ち、被験者もしくは法定代理人、 および同意書の説明を行った者により、同意書に署名と日付の記 入がされる必要があります。しかし、被験者の要望により研究参 加後に同意書に署名する事もできます。被験者が研究への参加を 中断したい場合、被験者の希望により直ちに席を外すか、沈黙を 通す権利があります。 ・ 被験者もしくは法定代理人が文章が読めない場合、公平な証人の 下、同意書の説明を行うことができます。同意書や他の全ての書 面の説明が、被験者もしくは法定代理人に口頭でされ、同意が得 られた後、可能であれば被験者もしくは法定代理人に同意書の署 名又は拇印、日付の記入が求められます。その際、証人による署 名と日付の記入も必要とされます。同意書への署名をもって、証 人が同意書やその他の書面に書かれた全ての情報を正確に被験 者に説明し、それを被験者もしくはその法定代理人が正確に理解 し、自らの意志によりそれに同意したものと見なされます。 ・ 口頭及び書面で同意を得る場合、以下の点を被験者に説明する必 要があります。 a) 研究が調査を含んでいること b) 研究の目的 c) 研究のサンプル選択と各サンプルがランダムに選択された確 率 d) 調査に続く研究の流れ e) 被験者の責任 f) リスクの可能性、または被験者に起こりうる危険性 g) 予測される利点 h) 他の代替可能な方法とそれに伴う利点とリスク i) 研究参加者への謝礼(該当する場合のみ) j) 研究参加者への費用(該当する場合のみ) k) 被験者の研究への参加は任意であり、いつでも参加を拒否、 中断でき、またそれに伴うペナルテイは一切発生しないこと。 l) 被験者の要求に応じ、被験者個人を特定できる記録は機密と され、適応される法律または規則の範囲内であっても公には ならず、研究結果が公表される際、被験者の個人情報は保守 されること。 m) 研究への参加意思を左右するような変更があった際には被験 者またはその法定代理人に直ちに報告されること。 n) 研究参加中に事故があった際の連絡先、並びに研究内容や被 験者の権利に関する情報の問い合わせ先を被験者に知らせる こと。 o) 予測できない状況や理由により、被験者の研究参加が打ち切 られる可能性があること。 p) 被験者に求められる研究参加期間。 q) おおよその研究参加人数。 r) 調査元と内容が文化的に受け入れられない可能性があること。 被験者またはその法定代理人には事前に署名と日付の記入がされた同意書 とその他の書面のコピーが与えられます。被験者が研究に参加している間に、 同意書やその他の書類等が改訂された場合、被験者とその法定代理人にその コピーが与えられます。 ・ 法定代理人のみにより研究への参加が同意された場合(被験者が未成年であ る場合や重度の認知症がある場合等)、被験者には理解可能な範囲内で同意書 の説明がされ、可能であれば被験者自身によって同意書に署名と日付の記入 がされるものとします。 ・ 緊急時には被験者より事前同意を得られていない場合でも、法定代理人がい れば代わりにその同意を求められます。被験者の事前同意が無く、かつ法定 代理人がいない場合、被験者の研究参加は IRB/IEC によって認可/承認され た文書の規定に基づいて判断されます。被験者またはその法定代理人は可能 な限り早期に研究についての説明を受け、研究参加の継続への同意が求めら れます。 3. 参加条件 ・ 東京で何らかの LGBT コミュニティに属していることが条件です。 4. 参加同意後の過程 ・ 全ての調査過程は被験者の同意の元、録音または非公開で議論されま す。この研究は東京における LGBT 社会を支援するものです。参加者 の個人情報等は厳密に保守されます。また、この研究に参加する事は、 LGBT 社会とその言語慣習に関する意見を伝える機会であり、LGBT 社会に対する偏見を減らすことに繋がります。すなわち、日本におけ る LGBT 社会をより平等な環境にするために貢献する機会とも言え ます。 5. 調査結果の受理 ・ 研究が終了した後、結果のコピーが与えられます。 6. 研究に参加するにあたっての被験者の責任 ・ 全ての質問に正直に解答する事が求められます。 7. 研究参加に伴うリスク ・インタビューを受け記録されることにリスクは伴いません。参加者の個 人情報ならびに調査記録は厳密に保守されます。研究者と翻訳者のみに情 報は共有されます。 8. 研究に参加することの利点 ・この調査で得られた情報は、LGBT 社会における、または LGBT 社会に 対する見解の改善に役立てられる他、これらの社会に属する人々を援助し 彼らの価値観を世界に広めることになります。 9. 研究に直接参加せずに貢献する方法 ・ 参加は任意ですので強制はされませんが、関心のある方にこの研究 についてお話して頂く事はできます。 10. 研究の資金提供元 ・ この研究はマラヤ大学研究補助金から全ての研究費用が賄われてい ます。 ・ この研究は学術目的であるため、研究者が補助金を受けとる事は一 切ありません。 ・ 旅費、食費等の経費は個人と研究者の間で合意された費用に関して のみ支払われます。 11. 研究や研究参加が早期に終了する可能性 ・ 被験者には個人の意思によりいつでもインタビューを中断する権利 があります。 12. 被験者の医学情報の機密性 ・ この調査で収集された全ての情報は適切な法や規則に従い機密保持 されます。この研究の結果が出版、公表される際には、個人が特定 される内容が本人の同意書なしに公開されることはありません。場 合によっては研究に参加した本人、スポンサーまたはその関連機関、 政府または規制当局により研究内容が確認されます。 13. 質問等の問い合わせ先 ・ 14. この研究に関して質問等があれば、いつでもご連絡下さい。 - +60 3 7967 2323 o マラヤ大学人類倫理研究部門 o マイケル・ハドザントニス博士 – [email protected] 同意 ・ マイケル・ハドザントニス博士とその研究チームによる説明を理解 し、 「東京におけるレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランス ジェンダー/トランスセクシャル/トランスヴェスタイト(LGBT)社会 での言語とアイディンティティーについての調査:言語人類学的記 録」と題する研究における私自身のインタビューの記録の全て、も しくは一部が使用されることに同意します。 ・ 研究結果に対する利権を含め、全ての正当な権利が研究者側にある ことに同意します。 ・ 研究者側が全ての費用をまかない、私自身に金銭的な負担は決して かからないことに同意します。 ・ 上記の研究者による研究の一環として、インタビュー内容の録音ま たは録画に協力することに同意します。 ・ 録音または録画されるカウンセリングや個人セッション、又はイン タビューを受けることに同意します。 ・ 参加は任意であり、カウンセリングや個人セッション、又はインタ ビューの参加を個人の意思で中断できることに同意します。 15.上記の全ての項目に同意します。 以下の余白に署名をして下さい。 研究者名 マイケル・ハドザントニス博士 E メール [email protected] 電話番号 +60 3 7967 2327 研究者の署名 ____________ 私、______________(参加者の氏名)は、研究者マイケル・ハ ドザントニス博士がマラヤ大学の学術員であると理解します。 上記の学術的な目的のみにより、上記の条件においてインタビューを受けるこ とに同意します。____(✔) ____件のインタビューに対し、_______円を受理しました。 参加者 ______________________ E メール ______________________ 電話番号 ______________________ 研究者の署名 ______________________
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