2013年2月15日にあった文字表記に関する質問とその回答(六書とは?等)

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科目:文字表記
Ⅰ-2)表音文字の下位区分
音節文字 ‥平仮名・片仮名は、字素に分解できないものの例。
単音文字 ‥アルファベット、アラビア文字、キリル文字 etc.
Ⅰ-4)すべて
擬似漢字:漢字のシステムを模倣して作られた別体系の文字。ベトナムのチュノム、西夏文
字(廃絶)等。
派生漢字:漢字から派生した別体系の文字。日本の仮名はこのグループ。
満州文字・蒙古文字等は、パスパ文字と同グループで西アジアの表音文字系統。大きく分け
ればヒエログリフ系。ハングルは創出文字。
Ⅱ-4)六書とはなんですか?どのテキストですか?
漢字の作られ方(象形・指事・会意・形声)と使われ方による派生(転注・仮借)による分
類です。
きちんとした漢和辞典なら、巻末か巻頭に部首と六書(りくしょ)の説明があると思います。
また重要な漢字には「字解」としてその字が象形文字であるか指事文字であるか等、示してあ
ると思います。
(字源が不確かな文字もあります。
)
象形文字:絵が単純化・記号化されて字形が成立したもの。「山、川、水、木」
指事文字:
「上、下、一、三」等、視覚的な形を持たない概念を視覚化して表現した図解から
字形が成立したもの。
会意文字:
「人が立つ場所→位」「車がたくさん→轟」のように、判じ物的に意味を理解させ
ようとした表現から字形が成立したもの。
形声文字:部首(意味のカテゴリーを示す部品、意符)+音符で成立したもの。
「耳に関係す
る意味でモンという音を持つ語→聞」
「意味が口に関係があってモンという音を持つ語→問」な
ど。大半の漢字はこのグループ。
転注:派生語に新しい字形を用意せず、語源の語を表す字を流用するもの。
仮借:同音別語を表す字を流用するもの。宛て字が固定したもの。