「横浜ランデヴー プロジェクト展-スタジオ 2011-」

NEWS LETTER
2011.02
Exhibition
「横浜ランデヴー プロジェクト展-スタジオ 2011-」
2011 年 2 月 25 日(金)~3 月 27 日(日)
象の鼻テラス
象の鼻発!アートがひらくモノ作り!
①
プロジェクトの取り組みを一挙にご紹介します。
② 日(金)から 3 月 27 日(日)まで、「横浜ランデヴー プロジェク
象の鼻テラスでは、 2011 年 2 月 25
ト展―スタジオ 2011-」を開催いたします。
「横浜ランデヴー プロジェクト」は、アーティストやクリエーターと、横浜市内の企業や障害者施設との
出会いによってモノ作りを行うプロジェクト。昨年から始まった本プロジェクトは、総勢 19 名のアーティス
トやクリエーターが参加し、障害者施設や企業との商品開発や、町工場との協働など多岐に渡りま
す。本展は、日々進行しつづける、本プロジェクトの様々な取り組みを一挙にご紹介する展覧会です。
横浜市内各地の障害者施設が象の鼻テラスに出張!
②
新商品の生産をデモンストレーション!
2010 年度文化庁「文化芸術創造都市モデル事業」に選定された、障害者施設との取り組みは現在、
11 の障害者施設との協働によって、ステーショナリーからキッチン用品、インテリア雑貨まで、20 数点に
及びます。また、ビーチサンダル専門店「げんべい」が二者の取り組みに参加し、協働でオリジナルビーチ
サンダルを開発するなど、「取り組み」自体が更なる拡がりを見せています。会場ではキッチンクロスなど
の新商品の展示販売に加え、動画や写真などを使った生産過程の紹介。更には、障害者施設の方々が
象の鼻テラスに出張し、機織りや、編み物、オリジナルビーチサンダルの商品制作のデモンストレーションも行います。
会期初日には、障害者施設との商品開発に参加するアーティスト達のトークもお楽しみ頂けます。
横浜企業との取り組みは、商品開発とアーティストインファクトリー!
④
③
企業との商品開発の取り組みは、デザイナーふくいあつこと、海上自衛隊等の船舶ユニフォームを専門に製造、販
売している有限会社藤崎(神奈川区東神奈川)とのコラボレーションによる、オリジナルマリンルックのプロトタイプを展
示いたします。
製造業との協働では、現代美術作家の中村哲也、彫刻家の佐藤好彦が、若手専門技術集団「心技隊」と一緒に、
熟練した技術を駆使して制作した、2 点の彫刻作品を展示します。このような取り組みに関連し、横浜の製造業がモ
④
ノ作りの価値を討議するパネルディスカッションも開催します。本展を通し、本プロジェクトの多岐にわたる取り組みをご
覧ください。この機会に是非、ご取材をご検討いただきますようお願いいたします。
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Photo:
①
横浜ランデヴー プロジェクト商品「botāo」(ボタン) 葉山有樹×リワーク神奈川、トロワランド \735~
②
横浜ランデヴー プロジェクト商品「オリモネ」(シュシュ) cena-julia×いずみ福祉作業所ゆう \2100
③
NPO 法人活動ホームいずみ いずみ福祉作業所ゆうでの商品生産の様子
④
横浜ランデヴー プロジェクト新商品「I love you」(キッチンクロス) 押忍!手芸部 部長×いずみ福祉作業所ゆう 価格未定
⑤
オリジナルビーチサンダルの見本 価格未定
掲載や取材に関するお問合わせは下記までご連絡ください。
象の鼻テラス 広報担当 小泉智子 Email [email protected]
TEL:045-661-0602 FAX:045-661-0603 〒231-0002 横浜市中区海岸通 1 丁目
URLwww.zounohana.com Official Twitterhttp://twitter.com/ZOUNOHANA_TRC
※象の鼻テラスは、横浜市/APEC・創造都市事業本部と共同して、スパイラル/株式会社ワコールアートセンターが運営を行っています。
※ランデヴープロジェクトとは?
http://www.rendezvous-project.com/
象の鼻テラスを運営するスパイラル/株式会社ワコールアートセンターが 2000 年からスタートした、モノづくりのプラットフォーム。
「アートの実社会への応用」をコンセプトとして、専門性とノウハウを持つ企業と創造性と批評性を持ったアーティストやクリエーターとの出会いにより、プロジェクトは進行する。
2004 年から静岡県で 4 年連続で行った「静岡発!ランデヴー プロジェクト」では、ひびのこづえと株式会社水鳥工業による「ひのきのはきもの」などの製品化を実現している。。
「横浜ランデヴー プロジェクト」とは?
象の鼻テラスを拠点に 2009 年にスタートし、障害者施設や企業とのバラエティーに富む商品開発のみならず、町工場との協働でアート作品が生まれるなど、多岐に渡る。
初年度はテーマをピクニックとし、2010 年3月には、「横浜ランデヴープロジェクト展 2010 -ピクニックスタジオ-」にて複数の製品、プロトタイプを紹介。
同年 6 月には、「横浜ランデヴー ストア 2010」として、プロトタイプから商品化された本プロジェクトの商品群第一弾の展示販売を行いました。中でも、「手作業」によるモノづくりをカタチ
にする横浜市内の障害者施設との取り組みは、2010 年度文化庁「文化芸術創造都市モデル事業」に選定され、期間限定で横浜ベイクォーター、横浜赤レンガ倉庫2号館などにワゴ
ンショップを展開(既にワゴンショップは終了)し、本プロジェクトの取り扱い店舗も横浜市内を中心に増えています。
参加施設 ※五十音順
NPO 法人活動ホームいずみ いずみ福祉作業所[ゆう]、
社会福祉法人横浜愛育会 おおぐち工房、NPO 法人空[風のバード][バード]、
NPO 法人中途障害者地域活動センター とつかわかば、社会福祉法人ぐりーんろ
ーど・小規模通所授産施設[トロワランド][ハートランド][ネバーランド]、
NPO 法人 みどり福祉ホーム、NPO 法人中途障害者地域活動センター リワーク神
奈川、横浜市地域作業所 わくわくわーく
参加アーティスト ※五十音順
参加企業 ※五十音順
株式会社協進印刷、株式会社サンドグラス、株式会社ミナロ/心技隊、有限会社
斉藤製作所(旋盤.com)/心技隊、有限会社ゲンベイ商店、有限会社藤崎
押忍!手芸部 部長(アーティスト、茶道家)
acco(アーティスト)
井上尚子(美術作家)
海山俊亮(MicroWorks デザイナー)
Veronika Schäpers(ブックアーティスト)
木村崇人(アーティスト)
cena-julia(コスチュームデザイナー)
【横浜ランデヴー プロジェクト展―スタジオ 2011- 概要】
佐藤好彦(彫刻家)
会期:2010 年 2 月 25 日(金)~3 月 27 日(日)
曽谷朝絵(アーティスト)
会場:象の鼻テラス 〒231-0002 中区海岸通1丁目 10:00~18:00
so+ba(グラフィックデザイナー)
主催: 象の鼻テラス
高橋信雅(アーティスト)
会場デザイン: abanba.ink
典型プロジェクト
企画制作:スパイラル/ 株式会社ワコールアートセンター
TOKUMA(グラフィックデザイナー)
中川憲造/NDC Graphics(グラフィックデザイナー)
【関連イベント】
中村哲也(現代美術作家)
■アーティストトーク
開催日時:2 月 28 日(月) 19:00~ 参加無料、申込丌要
葉山有樹(陶芸家、著述家)
ゲスト:acco、so+ba、高橋信雅、矢内原充志、松田朊春(スパイラル/株式会社ワコールア
ふくいあつこ(デザイナー)
ー トセンターチーフプランナー) モデレーター:岡田勉(象の鼻テラスアートディレクター)
福井利佐(切り絵アーティスト)
※当日は、「横浜ランデヴー プロジェクト展―スタジオ 2011― 」のオー
プニングレセプションを 18:30~(受付開始 18:00)開催いたします。
是非ご出席ください!」
矢内原充志(有限会社スタジオニブロール代表
取締役、ファッションデザイナー)
■実演!横浜ランデヴー ファクトリー!
3 月 1 日(火) ファクトリー1. NPO 法人空[風のバード]
3 月 8 日(火) ファクトリー2. NPO 法人中途障害者地域活動センター リワーク神奈川
3 月 10 日(木) ファクトリー3. NPO 法人中途障害者地域活動センター とつかわかば
3 月 15 日(火) ファクトリー4. 横浜市地域作業所 わくわくわーく
3 月 17 日(木) ファクトリー5. NPO 法人活動ホームいずみ いずみ福祉作業所ゆう
3 月 22 日(火) ファクトリー6. 社会福祉法人ぐりーんろーど・小規模通所授産施設[トロワランド]
障害者施設の方々が、象の鼻テラスに出張して、「横浜ランデヴー プロジェクト」商品の生産を行います。見学自由。
※時間などの詳細は決定次第、象の鼻テラス WEB でお知らせいたします。http://www.zounohana.com/event/post_31.html
■パネルディスカッション 宣言:「製造業の解放 2011」~粉塵まみれの新たな現場で、クリエーターたちはなにをつくる?~
開催日時:3 月 26 日(土)13:00~15:00 参加無料、申込丌要
ゲスト:大坪正人(株式会社由紀精密 常務取締役)、中村哲也(現代美術作家)、前川曜(工場デザイナー)、緑川賢司(株式会社ミナロ 代表取締役)、
岡田勉
協力・司会進行:産業 Navi(財団法人神奈川県経営者福祉振興財団公益事業本部)http://www.navida.ne.jp/sangyo/
主催:象の鼻テラス
【横浜ランデヴー プロジェクト商品の一例】
「スポンジモグラ」 (スポンジ) \2940
acco×とつかわかば
W75×D45×H170/W50×D45×H200
材質:アクリル/ウレタンフォーム/ポリエステル
カラ―:商品によって異なる
「botāo」 (ボタン)
S・M・L BOX \735~(左)
葉山有樹×リワーク神奈川、トロワランド
葉山有樹×トロワランド(右:干支バージョン) \9450
材質:陶器/磁器 パーツ部分:プラスチックなど(商品によって異なる)
カラ―:商品によって異なる
アーティストの acco と、とつかわかばがキッチンに楽
しい仲間を提案します。その名も「スポンジモグラ」。
かわいいけれど、しっかり仕事もこなします。
「オリモネ」 (シュシュ) \2100
cena-julia×いずみ福祉作業所 ゆう
ボタンの原意はポルトガル語の「botāo」。洋朋ボタンのほか、花の蕾・芽
などの意味があります。
陶芸家葉山有樹が作業所との出会いで受け取ったもの、それは蕾のよ
うな柔らく優しい気持ちでした。
小さな一つ一つのボタン中にはそんな気持ちが込められています。
NEW!! 「I love you」(キッチンクロス) 価格未定
押忍!手芸部部長×いずみ福祉作業所 ゆう
W70×D120
材質:コットン、ポリエステル、ウール
カラ―:商品によって異なる
W30×D30
材質:綿
カラ―:商品によって異なる
コスチュームデザイナーの cena-julia がカラフルな
シュシュを提案。いずみ福祉作業所ゆうのメンバー
が一色一色糸を選んで織り上げました。カラフル
な華やかさが織り込まれています。
イン。いずみ福祉作業所ゆうが、一目一目カラフルに縫
押忍!手芸部部長が、明るいメッセージイラストをデザ
いあげました。
楽しげな色とメッセージで、まるで布の上をステッチが楽
しく踊っているようなキッチンクロスが出来ました。
【参加アーティストプロフィールの一例】 ※五十音順
acco(あっこ) /アーティスト
http://www.a-c-c-o.com/
1985 年 静岡県生まれ 2007 年女子美術大学卒業
2008 年「acco」の活動を開始。
繊維素材を中心に様々な素材と組み合わせ、オブジェ、アクセサリーなどをすべて作家の手により制作。日常にあるも
のをモチーフに、作家が見る世界を自身のかたちに置き換え、ものとして表現する。
【主な作品】
「第7回 SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)」 準グランプリ受賞
大阪 BREEZÉ BREEZÉ ウィンドウディスプレイコンテイスト一位受賞
Jazztronik feat. YUKI『ベッドタイムストーリー』PV 美術制作
ミュージアムショップやセレクトショップ等で作品を展開、またディスプレイ等を担当する。
押忍!手芸部 部長(おっす!しゅげいぶ ぶちょう)/ アーティスト、茶道家
http://www.ultratamacom/
「押忍!手芸部」とは・・・
2003 年結成。石澤彰一部長を含む7人の男前手芸部員を中心に、年齢や性別、人種や国境を越え活動する手芸
集団。部長を除いては、そもそもは手芸に無縁の人々が集い、ミシンをマシンと呼び、細かいルールや作業にとらわ
れず、個人の個性を大切にした部活動を繰り広げている 2007 年 国立新美術館にて展示、2010 年 Hara Museum
ARC 部活他、ニューヨーク、スウェーデン、ルクセンブルクとかでも作品を発表している。
アーティストとして、ファッション+雑貨+インテリア+デイスプなどのデザイン、プロデュース、製作の他。石澤宗彰とし
て茶道裏千家今日庵 専任講師としても活動中。茶室:息継庵主催。
cena-julia(ケナージュリア) /コスチュームデザイナー
http://www.stagejulia44.exblog.jp/
フリーランスでデザインを手掛ける「コロモを楽しむ」をテーマに、形が変わったり、とれたり、分かれたりするコスチューム
を制作する。
2007 年に独自のブランド【pinoli】を立ち上げ、以後、舞台衣装やダンス衣装などを制作する。
2010 年にはアーティスト集団 C-DEPOT に参加、他方に渡る活動を広げる。
【主な作品】
「transform」、「キラキラコロモ」、「pettie fille」、「月トアノ子ニ歌声ガ降ッテイタ」
葉山有樹(はやまゆうき)/陶芸家、著述家
http://www.yukihayama.jp/
1961 年生まれ。1975 年生まれ育った佐賀県有田町の窯元に入社。1985 年佐賀県山内町に開窯。
これまでに、福岡全日空ホテル(1990 年福岡)、東京アメリカンクラブ(1991 年 東京)、O.A.G.東京ドイツ
文化センター(1998 年東京)、スパイラルガーデン(2007 年東京)、デザインミュージアム(2007 年フィン
ランド)などで個展を開催。
著書に『細密画の世界 千年の華 葉山有樹作品集』(2002 年私家本)、『思想の旋律 葉山有紀作品集』
(2005 年、新日本教育図書)、『葉山有樹作品集 A Pattern Odyssey 文様をめぐる450 万年の旅』、陶
板画絵本『魚になった尐女』(共に2007年、風濤社)、『空飛ぶだんごむし』(2010年、風濤社)がある。
【参加施設の一例】
■NPO 法人中途障害者地域活動センター とつかわかば
2001 年「中途障害者地域活動センター とつかわかば」開所。2009 年「NPO 法人中途障害者地域活動センター とつかわかば」設立。若くして脳血管疾患等によって障害を持った
方々が、軽作業・学習・地域交流などを通じて、心身の機能維持、増進を図り、地域社会で自立して生活することを目指し活動している。作業内容は、軽作業(エコクラフト、木工、編
み物、手芸等)、軽スポーツ(ボッチャ、グランドゴルフ、卓球等)、学習活動(書道、絵手紙,音楽、体操教室、パソコン教室等)など。利用登録者 31 名(2009 年 12 月現在)
http://totukawakaba.web.fc2.com/
■NPO 法人活動ホームいずみ いずみ福祉作業所ゆう
1981 年障害者地域活動ホーム設立。1997 年いずみ福祉作業所開設。1999 年いずみ福祉作業所ゆう開所。2007 年 NPO 法人活動ホームいずみ設立 1981 年、横浜市で二番目の障害者地域活動ホームと
して誕生。1997 年和泉町萩丸に、「いずみ福祉作業所」を開所。1999 年「いずみ福祉作業所ゆう」として移転。作業内容は、さをり織り、刺子布巾、喫茶、物品販売などがあります。さをり織りで出来上がった反物
は単なる商品ではなく、世界に一つしかない芸術作品であり、作品を通じて、障害者の自己表現を図る目的も兼ねている。
■NPO 法人中途障害者地域活動センター リワーク神奈川
1997 年開所。脳血管疾患(脳卒中)の後遺症により、片麻痺や言語障害などの中途障害になった人たちが、仲間と交流しながら、自立した生活を目指して、生活訓練、創作活動、地域交流などの活動をしてい
る。身体機能の維持、改善を目的とした手作業では、布ぞうり、刺子の布巾、牛乳パック利用のスツールなど各種製品を製作し、販売もしている。専門家の方の指導や助言を受けて、新しい作品を完成させること
は、センターの目的である心身両面でのリハビリということに深く関わる活動になると思う。現在、通所者登録人数 28 名。
【関連情報】「横浜ランデヴー プロジェクト」の商品の一部は、下記の店舗でも取り扱っています。
■YCC SHOP 港ポーポ
横浜市中区本町 6-50-1 営業時間 11:00〜19:00
■横浜美術館 ミュージアムショップ(3 月 20 日まで) 横浜市西区みなとみらい 3-4-1 営業時間 11:00〜18:00(木曜定休)
■あったかハート横浜良品館(WEB ショップ)http://www.rakuten.co.jp/yokogoo/
※NPO 法人 I Love つづきが地域の方々と共に運営している WEB ショップです。
※NPO 法人 I Love つづきが地域の方々と共に運営している WEB ショップです。