15% 1260 - 武田薬品工業株式会社

マーケティング
新興国市場
タケダの強みと戦略
[ロシア/CIS市場]
• 新興国事業において最大の売上規模
• 連邦主導の薬剤の償還制度を含む医療制度の整
備が実施されているロシアは新興国事業を支え
る重要地域
• 旧ナイコメッド社製品とタケダのパイプラインで
成長を牽引
[META(中東、
トルコ、アフリカ)市場]
• 旧ナイコメッド社の強力な事業基盤
• 新薬の上市と進出エリアの拡大
ナイコメッド ディストリビューション・センター
Limited Liability Company(ロシア)
ロシア/CIS市場
業績概況
1,260
万人
ロシア 成人の
糖尿病患者数は
世界第4位
(2011年)
出典:国際糖尿病連合(IDF)
「糖尿病アトラス第5版」
旧ナイコメッド社のロシア/CIS市場における2011
ロシア/ CIS 市場の特長は、国による薬剤費の償還
年度下期の売上高は、市場全体の70%を占めるロシア
制度が十分に整備されておらず、薬剤費の 60∼70%
市場の牽引により、309億円(対前年10.9%増)
となり
が患者の自己負担となることです。現地資本の薬局
ました。同社はウクライナにおいては、2011年にもっと
チェーンが市場の大部分を占めますが、中小都市を中
も早く成長した外資系製薬企業であり、
カザフスタンに
心に独立系の薬局も少なくありません。また、全国民を
おいて長年にわたって売上トップ3にランクしています。
対象にした医療保険制度は、現在議論されているとこ
ろで、
まだ整備されていません。
しかし、病院向けの薬
15 %
ロシア/CIS市場での
年平均成長率
目標値
(2012-16年度)
市場概況と成長シナリオ
剤については、今後も成長が見込まれているため、病院
ロシアの医薬品市場の 2012-16 年度の年平均成
向けの製品ポートフォリオの充実が重要となります。
長率は約 11% 、CIS 諸国は2 桁台の成長をすると予測
ロシア/ CIS 市場における主要な成功要因は、小売
されています。
市場で販売可能なブランドジェネリック、先発品および
一般用医薬品から構成されるバランスの取れた製品
ている償還制度や保険制度を見越した画期的な新薬
(億円)
1,000
売上高
の上市も重要になっています。将来の成長を確実にす
るために、国・地方公共団体の入札に参加しうる画期的
500
860
660
0
0
’
10
’
12
Takeda Annual Report 2012
2012-16年度
’
14
な新薬を充実さていくとともに、
イノベーションだけで
年平均成長率
15%
はなく、
ローカライゼーションもますます重要になって
2012-16年度
おり、当社ではロシアのヤロスラブリに2014 年に稼
約
(注)ライセンシー先への売上高は含みません。
38
ポートフォリオを構築していくことです。現在検討され
ロシア/ CIS 市場における見通し
年平均成長率
’
16
年度
動予定の新たな製造工場を建設しています。
タケダでは、ロシア/ CIS 市場において循環器系疾
で評価されるだけでなく、最も働きたい会社の一つ
患が死亡原因のトップであることを踏まえて、旧ナイ
として、優れたブランド力を獲得しました。
コメッド社の主力製品である脳・抹消循環障害改善剤
また、1993 ∼ 94 年のロシア市場参入時点で地
「アクトベジン」、高血圧症治療剤「コンコール」
(ビソ
方までをカバーし、2005 年には医療用医薬品、一般
プロロールフマル酸塩)等に加えて、今後、2 型糖尿病
用医薬品それぞれに専門の販売組織を立ち上げる
治 療 薬 S Y R - 3 2 2( アログリプ チン 安 息 香 酸 塩 )、
など、環 境 変 化に迅 速に対 応してきました。そ の 結
TAK-491(アジルサルタン メドキソミル)などを市場
果、ロシアにおいては、機能的で業務遂行能力に優れ
へ投入していくことを検討しています。
た製薬企業として業界内でも高く評価されており、優
秀な人材の獲得につながっています。
ロシア/CIS市場における事業の歩み
旧ナイコメッド社は、過去20年近くにわたり、ロシア
タケダの進出地域
ロシア
CIS諸国
市場の成長性を見越して地元に根ざした販売組織づ
くりへの投資を行うとともに、製品の承認取得とコー
ポレート・ブランドの 確 立に努 めてきました 。また 、
ロシア市場に適した製品ポートフォリオを自社製品、
およびグローバルなアライアンスによって充実させ
てきました。その結果、旧ナイコメッド社はロシアの
医薬品業界において、多様な製品構成やサービス力
ロシア/CISの
MR数
1,300人
META(中東、
トルコ、アフリカ)市場
業績概況
旧ナイコメッドの META(中東、
トルコ、アフリカ)市
場における2011 年度下期の売上高は、
リビアやエジ
プトにおける政情不安、
トルコでの大幅な薬価引き下
げなどの厳しい状況のなか、71億円(対前年4.1%減)
となりました。
市場概況と成長シナリオ
12-15 %
META市場における
年平均成長率
目標値
(2012-16年度)
人口増加と中流階級の増加、循環器系疾患や、呼吸
器系疾患などの罹患率の上昇が、META における医
薬品市場の成長を牽引しています。また、政情不安定
が解決したとは言えない状況ですが、
「アラブの春」と
ナイコメッド・ファーマシューティカルズ
(Pty)Ltd.(南アフリカ)
呼ばれる民主化の動きが、社会福祉全般の向上、特に
2011年の前半に新たに事務所を設置しており、今後
医療の向上への期待感の高まりにつながっています。
は、モロッコでは 2013 年までにさらにMR を増員す
現在、
トルコ、南アフリカ、アラブ首長国連邦、湾岸
る予定です。2013 年度末には、同市場における進出
諸国、エジプト、サウジアラビア、イラン、
レバノンなど
地域を20ヵ国にまで拡大する予定です。
の 1 0 市 場 でビジネスを 展 開し、ア ルジェリアでは
Takeda Annual Report 2012
39
マーケティング
新興国市場
タケダの強みと戦略
[中国市場]
• 新興国最大の市場であり積極的な投資を継続
•「ダクサス」
「ネシーナ」
「イダービ」
「デクスラント」
「ロゼ
レム」等を投入
• 売上高の伸長を実現
[ブラジル市場]
• 旧ナイコメッド社、マルチラブ社製品(OTCを含む)によ
り、安定した事業基盤を維持し、糖尿病、循環器系疾患、
癌領域といった領域へ参入
[ラテンアメリカ市場(ブラジルを除く)]
• 地理的拡大とともに、多くの新製品によって成長を実現
• メキシコにおいて「デクスラント」
「イダービ」を軌道に
武田薬品(中国)有限公司
乗せ、ラテンアメリカの地域で「メパクト」
「ダクサス」
「ユーロリック」を上市
北アジア市場 ※1
業績概況
9,000
万人
中国 成人の
糖尿病患者数は
世界第1位
(2011年)
出典:国際糖尿病連合(IDF)
「糖尿病アトラス第5版」
新興国最大の市場である中国を含む北アジア市場
れています。
は、引き続き積極的な投資による事業基盤の強化を
中国市場においては、政府の保護政策のもと、
グロ
進めており、2011 年度の売上高は307 億円であり、
ーバル企業は 25% の市場シェアを占めるに過ぎませ
同市場の売上高は、堅調に推移しています。
ん。そのため、外資系企業に対しては、中国における
研究開発拠点の設置、新薬の開発、
ノウハウ移転、人
市場概況と成長シナリオ
材育成を行うことが強く期待されており、画期的な新
中国の医薬品市場は、世界でも最も成長力のある
市場であり続けています。2014 年には、好景気、高
齢化、医療制度改革、政府による医療支出の増加等に
より市場全体の売上高が900 億ドルに拡大し、2015
年には米国に次ぐ世界第 2 位の市場になると予測さ
29 %
中国市場での
年平均成長率
目標値
(2012-16年度)
肺疾患治療剤「ダクサス」
(ロフルミラスト)、2 型糖尿
病治療薬 SYR-322(アログリプチン安息香酸塩)など
の新製品を順次投入していきます。また、2012 年 2
として中国での臨床開発を積極的に進めながら、他社
中国市場における見通し
との戦略的提携も実施していきます。さらに、医薬品
(億円)
600
売上高
の流通・販売経路の見直しによるコスト削減をはじめ
として収益性の向上に努めるとともに、MRを増員して
2012-16年度
400
240
0
年平均成長率
約
29 %
’
10
’
12
販売力を強化するなど総合的な施策を実行し、2015
年 度 に 売 上 高 5 0 0 億 円 、2 0 2 0 年 度 には 売 上 高
1,000億円の実現を目指します。
22
’
14
(注)ライセンシー先への売上高は含みません。
Takeda Annual Report 2012
タケダでは、今後、中国市場に対して、慢性閉塞性
月に新設した武田上海開発センター( TSDC )を中心
300
40
薬のみが優先審査の対象となっています。
’
16
年度
※ 1 中国、韓国、台湾、香港
南アジア市場 ※2
南アジア地域には、成熟した市場(オーストラリア)
か
を促進し、ナイコメッド社の統合による相乗効果を最大
ら新興国市場まで、多様な市場が含まれます。それぞ
化していきます。今後は、慢性閉塞性肺疾患治療剤
れの市場特性を踏まえた製品ポートフォリオ戦略によ
「ダクサス」、逆流性食道炎治療薬 TAK-390MR(デク
って差別化を図ることが重要な成功要因となります。
スランソプラゾール)などを順次投入していき、2016
タケダでは、代謝性・循環器系疾患、呼吸器系疾患、
年度には新製品が全体の 30%を占める競争力の高い
消化器系疾患の重点疾患領域で戦略製品による成長
製品ポートフォリオを構築します。
※2 インドネシア、オーストラリア、タイ、
フィリピン等
ブラジル・ラテンアメリカ市場
業績概況
今後はより充実した製品ラインナップを通じて、多様な
旧ナイコメッド社のブラジル市場における2011 年
患者さんのニーズに応えられるようになるとともに、
さ
度下期の売上高は、146 億円(対前年 10.4% 増)
とな
らに広がった販売ネットワークを活用していきます。
りました。また、ラテンアメリカ市場の 2011 年度下期
メキシコ市場では、主軸である消化器系疾患と生活
の売上高も、99 億円(対前年 15.6% 増)
と大きく伸長
習慣病領域において、逆流性食道炎治療剤「デクスラ
しています。
ント」
( デクスランソプラゾー ル )、高 血 圧 症 治 療 剤
「イダービ」
(アジルサルタン メドキソミル)
を上市しまし
市場概況と成長シナリオ
たが、今後はこれら新製品の売上を拡大していきます。
旧ナイコメッド社では、ラテンアメリカの 5 大市場
※3
メキシコ、アルゼンチン、ベネズエラ、
コロンビア
※3 ブラジル、
において強いプレゼンスを築いてきました。今後は、
タケダの医薬品を順次投入しながら、国ごとだけでは
Takeda’s Voice
なく地域全体を対象とした事業開発活動も推進して
いきます。
私は、昨年タケダグループの一員となって以来、
ブラジル市場においては、癌や循環器疾患、消化器
タケダイズムに基づく公正さが、オープンな環境の
疾患の領域における新薬を発売し、製品ラインナップ
を拡大させるとともに、既存製品や一般用医薬品にお
ブラジル・
ラテンアメリカ市場での
年平均成長率
目標値
(2012-16年度)
公正とは、肌の色、人種、信条による差を設けず、ベ
ストを尽くし、何よりも正しく行動しようとする人に、
いても二桁成長を実現していきます。自前での成長に
より多くの機会を与えるものだと思います。公正で
加えて、地元の製薬会社であるマルチラブ社を買収し
あることによって、全員が共通の目標に向かっている
たことにより、
ブラジルにおいて、当社は上位トップ10
と感じることができます。公正さは、私たちタケダ社
の中に位置付けられるまでになりました。これにより、
14 %
なかで育まれていることを実感しています。
員がしっかりと守っていくべき価値観だと思います。
ブラジル・ラテンアメリカ市場における見通し
(億円)
1,000
売上高
2012-16年度
500
710
520
0
年平均成長率
14%
約
武田 Distribuidora Ltda.(ブラジル)MR
0
’
10
’
12
’
14
’
16
年度
Wanessa Carvalho da Frota
(注)ライセンシー先への売上高は含みません。
Takeda Annual Report 2012
41
マーケティング
欧州市場
タケダの強みと戦略
•「タケプロン」
「パントゾール/コントロロック」
「リ
ュープリン」などの既存品の売上維持・拡大
•「リエンゾ」
「イダービ」
「 ADCETRIS 」など、科学
的な根拠に基づいたプロモーションによる新製
品の早期定着
• 持続的成長を実現するために、プライマリケア
向け製品群を維持しながら、
「ダクサス」などの
スペシャルティケア向けの新製品を加えた、多
様な製品構成へ移行
• 各国・地域の市場環境に応じたスリムな組織体
制の構築
武田ファーマシューティカルズ・インターナショナル GmbH(スイス)
タケダ・ファルマ GmbH(ドイツ)、ナイコメッド GmbH(ドイツ)
業績概況
欧州市場の売上高は、2 型糖尿病治療剤「アクトス」
30
ヵ国
欧州市場において
タケダがプレゼンスを
確立している進出国
高血圧症治療剤「イダービ」
(アジルサルタン メドキソ
(ピオグリタゾン塩酸塩)の減収や円高による減収影響
ミル)などタケダの今後の成長に貢献する新製品の早
がありましたが、旧ナイコメッド社の売上が加わって
期定着を図り、従来当社が強みを有する疾患領域をさ
2,636 億円(対前年 52.5% 増)となり、大きく伸長し
らに強化していきます。
ました。主力製品の売上高は、下表を参照ください。
タケダは、ナイコメッド社買収を契機とし、
これまで
よりも、広範な医療関係者にアプローチが可能とな
6%
欧州市場での
年平均成長率
目標値
(2012-16年度)
市場概況と成長シナリオ
る、
より力強い販売体制を築いていきます。今後、従来
欧州全体を通じて、全ての医療費に対する公費負担
の 開 業 医 向け製 品 群に、慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 治 療 剤
を削減する政策が取られており、市場環境はめまぐるし
「ダクサス」
(ロフルミラスト)
や2012年度に上市を予
く変化している状況ですが、各国政府ともアンメットメ
定しているリンパ腫治療薬「ADCETRIS」
(ブレンツキシ
ディカルニーズを満たす画期的な新薬については優遇
マブ ベドチン)などの専門医向けの新製品を加えて多様
する傾向が見られます。
な製品構成に移行します。そのうえで、専門医にフォー
タケダでは、引き続き、既存品の売上維持・拡大、2型
カスした新たなマーケティング戦略を構築し、2012-
糖尿病治療薬SYR-322(アログリプチン安息香酸塩)、
16年度の年平均成長率6%の達成を目指します。
2011年度 主力製品売上高
欧州市場における見通し
売上高(億円) 対前年
3,000
※1
前立腺癌治療剤「リュープリン」
316
1.7%増
消化性潰瘍治療剤
「タケプロン」※2
168
2.8%増
2型糖尿病治療剤「アクトス」※3
158
46.6%減
新製品
(億円)
5%
2012-16年度
年平均成長率
17%
約
2016年度
新製品比率
※2「オガスト」などの製品名で販売されています。
約
※3「グルスチン」の製品名でも販売されています。
0
’
12
’
14
(注)ライセンシー先への売上高は含みません。
Takeda Annual Report 2012
6%
1,500
※1「エナントン」などの製品名で販売されています。
42
既存品
売上高
29%
’
16
年度
米州市場
タケダの強みと戦略
•「コルクリス」
「ユーロリック」
:痛み、炎症の軽減、
未治療の患者さんへの予防、尿酸値を 6mg /
dL 以下に抑えることなど、総合的な治療オプシ
ョンを提供
•「オモンティス」
:薬剤の効果を紹介し、切り替え
のサポート、また本薬に対するアクセスを確保
し使用していただきやすい環境を整備
•「ベルケイド」
:皮下注射および5 年生存データに
よる多発性骨髄腫フロントラインでの処方拡大
• SYR-322(アログリプチン安息香酸塩)
:承認を
目指してFDAとの協議を継続
武田ファーマシューティカルズUSA
Inc.
業績概況
800
万人
米国における
痛風の患者数
米州市場の売上高は、米国における消化性潰瘍治
ンティス」
( ペギネサタイド)を上市しており、より安価
療剤「プレバシド」
( ランソプラゾール)、2 型糖尿病治
に本剤をお届けし、大規模透析施設との契約締結を
療剤「アクトス」の減収や、円高による減収影響など
進めるとともに中小の透析施設にも浸透を図るなど、
により、4,644 億円(対前年 6.5% 減)となりました。
新製品の価値最大化に取り組んでいきます。
主力製品の売上高は、下表を参照ください。
ミレニアム・ファーマシューティカルズ Inc.(ミレニ
アム社)の主力製品、多発性骨髄腫治療剤「ベルケイ
痛風・高尿酸血症治療剤
「コルクリス」
(写真左)
「ユーロリック」
(写真右)
痛風・高尿酸血症治療剤「ユ
ーロリック」
(フェブキソスタ
ット)と「コルクリス」によっ
て複数の治療オプションを
提供し、痛風領域フランチャ
イズを強化していきます。
6%
米国市場での
年平均成長率
目標値
( 2012-16年度)
市場概況と成長シナリオ
ド」は、2011 年 11 月、5 年間の全生存期間延長効果
タケダは、2012 年 4 月にURLファーマ社の買収を
について、添付文書への記載が承認されました。さら
発表し、同社の主力製品である痛風・高尿酸血症治療剤
に、2012 年 1 月には、皮下投与 ※2についての適応追
「コルクリス」
(コルヒチン)を獲得しました。URLファーマ
加承認も取得しました。5 年間の全生存期間の効果や
社は、
武田ファーマシューティカルズUSA Inc.
(TPUSA
皮下投与の承認についてはベルケイドの売上伸長に
※1
社) に統合されます。なお、2011年には未治療の痛
貢献しています。
風 に 対 する疾 患 啓 発 キャン ペ ー ンを 行 い ました 。
米国市場では、
これらを成長要因として、2012-16
TPUSA 社では、2012 年 4月に腎性貧血治療剤「オモ
年度の年平均成長率6%の達成を目指します。
2011年度 主力製品売上高
米国市場における見通し
売上高(億円) 対前年
4,000
2,445
20.2%減
多発性骨髄腫治療剤「ベルケイド」
581
14.4%増
逆流性食道炎治療剤「デクスラント」
241
32.9%増
痛風・高尿酸血症治療剤「ユーロリック」
129
42.2%増
2型糖尿病治療剤「アクトス」
新製品
(億円)
既存品
売上高
2012-16年度
年平均成長率
31%
2,000
約
60%
6%
2016年度
新製品比率
約
0
’
12
’
14
65%
’
16
年度
(注)ライセンシー先への売上高は含みません。
※1 2012年1月、武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカ Inc.より改称
※2 皮下投与は、経静脈投与と比較し、同等の有効性が示された一方、
グレード3/4以上の末梢神経性障害については、経静脈投与で16%であるのに対し、皮下投与では6%で
あることも示されました。
Takeda Annual Report 2012
43