北海道に分布するクゲヌマラン類似植物

北海道に分布するクゲヌマラン類似植物
つくば市遊川知久
の「クゲヌマランJと比べたが、両者に違い
先だって北海道大学総合博物館の所蔵
するキンラン属標本を謝査したとき、渡
は見出せなかった。
島半島の駒ヶ岳で採集された、クゲヌマ
以下、日本に自生する Ce
]
J
halanthera
ランに類似するものの複数の形質が異な
longifolia に関する分類学的な見解の変遷
る標本を 1点、発見した。その後、同ー
について要約する。日本での分布を最初に報
の形質を持つ植物を見 f
Hす乙とができな
告したのは Finet (
1900) と忠われる。
いため、実体を掴みかねている。この植
Faurie が北海道と青森で採集した4点の標
物について報告し、今後の読者諸賢の観
本を、 Ccphalanthera cnsifolia R
i
c
h
.
察に期待したい。
と
│
百l
定し報告した。筆者は乙れらの標本を
パリ自然史博物館の標本庫で調貸し、c.
longifolia であることを確認した。
クゲヌマランの名称について
C
.
クゲヌマラン類似梢物の比較の対象とな
l
o
n
g
i
f
o
l
i
a とC. e
n
s
i
f
o
l
i
a は尚一のタイ
る、クゲヌマランの学名と和名についての
プ標本に基づく学名で、前者が合法名と
混乱を、まず整理しておきたい。すでにク
なる。
ゲヌマランに関連する学名と分類学的な実
i
v
l
a
t
s
u
m
u
l
・
a(
19
0
5
)は、今日のキンラン
体に関する問題は、遊川ら (
2
0
0
3
) が報告
属に該汚する分類群としてキンラン、ギン
した。これを踏まえ、円本に分布する「ク
ラン、ササバギンランの 3種しか記録して
ゲヌマランj と称される植物の名称につい
おらず、乙の時点で、日本の研究者は
て再検討する。
Ce
]
J
halanthera 1
口n
g
i
f
o
l
i
a を誌議してい
いささか複雑になるので、初めに結論を
なかったことが分かる。
Takecla(
19
1
0
)は、北海道産の 7点の標
述べると、学名として Ce
]
Jhalant
hera
l
o
n
g
i
f
o
l
i
a(
L
.
)F
r
i
t
s
c
hを使うことが適当
本を E]Ji
]
J
a
c
t
i
s1
口n
g
i
f
o
l
i
a(
L
.
)W
ettst
.
と
である。C.longifolia は、ユーラシア大
同定した。これは
陸の主として冷温帯域からアフリカ北部に
f
o
l
i
a をカキラン属に組み替えた学名であ
まで広く分布することが知られている
る。この植物にエゾノハクサンランという
(Kim a
n
c
l Lee 1997,Lang e
ta
l
和名を与えている。ここで引用した標本を
1999,Su 2000, Pearce a
n
c
l Cribb
筆者は確認していないので、C. l
o
n
g
i
[
o
l
i
a
2002など)。これらの地域に自生するc.
を正しく認識しているかどうかィ、明である。
longif
口
,
l
i
a の原本、記載、肉、写真を日本
-13ー
C
θphalanthC1ヨ longi
Schlechter(
1
9
1
9
)は宵部金吾採集の雨
館産の標本に基づいて Ccphalanthera
gibracteata B
ll1me) の誤同定と見なし
elegansS
c
h
l
tr.を発表した。との種につ
ている。この解釈に従って、平日名について
いてはこれまで検討されてこなかった。
もササバギンランとエゾノハクサンランを
Schlechter の記載した種の正基準標本は
│司ーとしている。
Mackawa(
1
9
3
6
)は
、 Cephalanthera
ベルリン・ダーレムの標本庫に収蔵された
が
、 1
943年のベルリン空襲でB
記長量と帰した。
shizuoiF
. Maek.を神奈川県藤沢市鵠沼
Schlechter の記載した日本産のラン科の
海岸の標本に基づいて記載した。学名と
多くの副基準標本は東京大学に残されてい
ともに和名のクゲヌマランをこの論文で
ることが、筆者の調査で明らかになったが
命名している。正基準標本と原記載を検
(Yl1kawa a
n
c
l Ohba,
1995)、C
. ele
討した結果、C.shizuoiもC.l
o
n
g
i
[
o
l
i
a
gansの副基準擦本はこれまで見つかって
から区別できないことが分かつた。
いない。したがってこの種に関する情報は、
その後の知見は主として分布に関するも
原記載しかない。今回、版記載を検討した
のなので、ととでは省略する。
ところ、C. 1
口n
g
i
f
o
l
i
a の特徴と一致した。
のラン科植物相を扱った主要な文献におけ
木穏をC.l
o
n
g
i
f
o
l
i
a の異名と見なすこと
る学名の取り扱いについて言及しておく。
が適当である。
方
、 日本
まず C
θ,
pha!anthera!ongif
口
,l
i
aはまっ
牧野・根本 (
1
9
31)は Cephalanthera
たく採用されていない。
elegansを認めているが、 S
chlechter の
Ccphalant
h
e
lヨ θ!egansについては、
原記載を翻訳しただけで和名を付けてい
大井(1953
,1
9
8
3
)、Ohwi(
1
9
6
5
)は疑問
ない。
符付きでギンランの異名とし、正宗 (
1
9
6
9
)
、
方、C.l
o
n
g
i
[
o
l
i
a には言及して
いない。
里見(19
82) はギンランの変種 (Ceph
n
I年後に t
ド
l
f
坂された Miyabca
n
c
lKl
1c
l
o
(
19
3
2
)も Cephalanthel百
a!anthel
百 e
recta 、
hunb.)Blul11cvar
.
elegans(
S
c
h
l
tr
.
)Masaml
1n
e
) としてい
θl
egansを認
め、ヱゾギンランの和名を対応させてい
る。北村他(19
6
4
)、橋本・神田(19
8
2
)、
るので、おそらくここでヱゾギンランの和
Hashimoto (
1
9
8
7
)、橋本他 (1991)は
名が新たに与えられたと考えられる。宮部
取り上げていない。一方、前川(1971)は
は自らの採集した材料を基準標本として
C
. shizuoi と同一・であることを示唆した
C
. elegans という学名が付けられた乙と
が、結論を出していない。
Ccphalant
h
e
l百 shizuoiを前J
I
I(
1971
)
を承知していたはずだから、C.elegansの
実体を正しく認識していたと考えてよい
は認め、 Ohwi(
1
9
6
5
)、大井 (
1
9
8
3
)、里
だろう。
見 ( 19
82) はギンランの変種 (Cepha-
方
、 Miyabea
n
c
l Kl1c
l
o(
19
3
2
)は
、
lanthera e
r
e
c
t
.
θ(Thunb
.
) Blume var
.
Takecla(
19
1
0
)の EpipacUslongi[olia
shizuoi(
F
.Maek
.
)Ohwi)として扱って
をササバギンラン (Cephalantheralon
いる。北村他 (
1
9
6
4
) は取り上げていない。
日
'B4
Aτ
北方 [
1
1草 26 (
2
0
0
9
)
3
)。乾燥標本と煮戻した花から得られた情
ー方で正宗 (
1966,1969)は
、 Fukuya111a
報は、以下の通りである。
(
1
9
3
8
)が台湾高 1
1
1の標本に基づいて発表し
た C
θ'
J
)
halant
hθraai
J
J
i
colaFukuya111a
根は多肉質、根毛を也、に生じ、径
とC. shizl
I口iを 伺 穏 と 3
1
L
識した。さら
1
.1
m
1
1
1
0 地上茎は直立し無毛、基部で 2枚
に橋本・神田 (
1
9
8
2
)、Hashimoto(
1
9
8
7
)、
の鞘状葉が茎を抱き、高さ 30cm
。楽は狭
橋 木 他 ( 1991)は、 CeJ)halanthθra
長楕円
ai
J
]
i
c
o
l
a Ful
王u
ya111a var
. shizl
Io
i(
F
.
細な乳頭状突起を生じ、 6
枚を互生、長さ
I
v
laek
.
)T
.Hashim.と変種レベルで扱って
38-95111m、幅 1
3
2
0
1
1
1
1
1
1。花は茎頂に 9個
いる。
つける。告は三角形、縁に微細な乳 ~Ji 状
狭卵形で鋭頭、無毛だが縁に微
次に CC
J
)
halanthcral
o
n
g
i
f
o
l
i
aの和名
突起を生じ、長さ 2
.
1
m
1
1
1。背考片は狭卵
を検討すると、先に述べたようにエゾノハ
形、鋭頭、背軸面には微細な乳頭状突起
クサンランがもっとも古い可能性がある。
を散生するとともに中肋が隆起し、長さ
しかしIvliyabe a
n
c
l Kuclo (1932) は
、
10-11mm、幅 2mmo 側背尊片は斜狭卵
Takecla(
19
10)の同定したC. l
o
n
g
i
f
o
l
i
a
形、鋭頭、背軸面には微細な乳頭状突起
をササバギンランと結論しており、エゾノ
を散生し、長さ 95-10mm、 幅 2.6ml
1
1
。
ハクサンラン z ササバギンランの可能性が
側花弁は卵形、鈍頭、先端付近に微細な
ある。
.
5
1
1
1
1
1
1、
乳頭状突起をわずかに生じ、長さ 8
目
占方、エゾギンランとクゲヌマラン
o
n
g
i
f
o
l
i
a に対応する和名
は疑いなくC. l
幅3
.
5
1
1
1
1
1
1。唇弁は 3裂、全体として卵形、
である。ヱゾギンランのほうがより早くに
.
3
7
.
7
1
1
1
1
1
1、 幅 6
.
2
6
.
7
1
1
1
1
1
10 中裂 !
'
r
'
長さ 7
命名されているが、近年、クゲヌマランが
は心臓形、 3
本の三日月形の隆起線があり、
より一般的に使われているので、C. longi
先端部に微細な乳頭状突起を生じる。担[)
f
o
l
i
a の和名としてはクゲヌマランを用い
裂片は長橋)1)形、直立し蕊柱を抱き、 2枚
ることがi
菌切だろう。
の担[)裂片の間は中!めに沿って隆起する。
唇弁基部は膨らむが距を形成しない。蕊
柱は直立し半p:
j
柱形、長さ 5
.
5
1
1
1
1
1
10 約帽
北海道のなぞのクゲヌマラン類似植物
は長さ 1
.8
1
1
1
1
1
1
。花柄子房は円柱
北海道大学総合博物館の所蔵するキンラ
ン属標本を調査したとき、クゲヌマラン
(
以
促棒形、
稜があり、乳頭状突起をわずかに生じ、
F、 CeJ)halanthcra 1
口n
gifolia の和
長さ 1
0
.
5
1
2I11m。
名と定義する)に類似するものの少し雰囲
観察の結巣、本品はクゲヌマランから複
気の違う標本が 1点あった。標本ラベルの
数の形質で区別できることが分かった。識
データは Col.
lJ
.Ya111amotos
.n
.Prov
別点を表 iにまとめた。もっとも分かりや
Oshima,I
v
l
t
. K0111agatake. June 15,
すい識別点は、唇弁中裂片の隆起線が三日
1922 となっている。花を煮戻して、同内
月形で直線に伸び、隆起線上が無毛となる
外のクゲヌマランの形質と比較した(図 1
ことである。
F
h
υ
ー
表1
クゲヌマラン類似植物とクゲヌマランの識別点
クゲヌマラン
クゲヌマラン類似植物
唇弁中裂片の隆起線
波状、隆起上に乳頭状突起を生じる
l
直線、側面観は二日月形、無毛
唇弁中裂片の乳頭状突起
突起が長く、中心部から先端に分布
突起が短く、先端部のみに分布
唇弁側裂片の形
三角状卵形
長楕円形
:1
.2
-1
.6
唇弁中裂片と全体の幅の比 1
.
1
1
.2
1
:1
見られることから、相当の遺伝的な分化を
クゲヌマラン類似植物の実体
この植物の分類学的な実体について検討
伴っていることが推定できる。
した。援東ロシア、中国東北部、朝鮮半島
したがってクゲヌマラン類似植物で見ら
に分布するキンラン属の稀を比較しても形
れる複数の形質の不連続な相違は、単にク
態の一致する分類群は存在しないので、未
ゲヌマランの個体問、集団関で生じる変異
知l
の分類群の可能性がある。しかしながら、
と解釈することは適当ではないだろう。
以下の点の検討が必要である。
2) 自然交雑種の可能性
本品が自然交雑種として偶発的に生じた
1)クゲヌマランの種内変異の可能性
これまで日本各地、台湾、ユーラシア大陸
可能性を検討する必要がある。その場合、
各地のクゲヌマランの標本や出版された閥、
全体的な形質の類似度からクゲヌマランを
写真を調べたが、茎、葉、花の各部分のサイ
ひとつの親とするととに疑問の余地はない。
ズや唇弁の隆起線、の数に変異はあるものの、
もう一方の親は、道南に分布するキンラン
) については安
本報告で着目した形質(表 1
属のササバギンラン、ギンラン、ユウシュ
定しており、クゲヌマランの分布域全体で見
ンランのいずれかが候補となる。これら 3
られる変異とは不連続に異なっている。
1
重はいずれも長い距を持ち、唇弁中裂片の
ある分類群の特定の形質を評価する場合、
隆起線上に乳頭状突起を生じる。こ乙で検
その分類群の個体問、集凶聞で生じる形質
討しているサンプルは阪がなく、経弁中裂
変異の不連続性の把握が重要である。した
片の隆起線上の乳頭状突起がない。交雑に
がってクゲヌマランとクゲヌマラン類似植
よってクゲヌマランともう一方の親の中間
物の関で見られる形質の不連続な相違は、
的な形質が生じると仮定した場合、この植
両者が日 IJの実体である可能性を示唆する。
物の形質とは合わない。またクゲヌマラン、
単会の形質の不連続性は、単純な遺伝的背
ササバギンラン、ギンランの 3種は│司所に
景によってもたらされる可能性があるが、
自生するケースが多い(遊川ら
両者の間には複数の形質で不連続な相違の
川
2003;遊
未発表)が、これらの聞の自然交雑種
1よ
a
U
北方山草 26 (2009)
凶 1 北海道大学総合博物館に保存されているクゲヌマラン類似捕物の襟本 (
C
o
l.
lJ
. Yamamoto s
.n
Prov
,Oshima
,1
H
.Komagatake.June15,1922)
ワ
4
11
A
C
D
F
G
日
i
l
i
i
t
i
l
t
e i
的制削
B
作4
図2 クゲヌマラン類似植物 (
C
o
l.
lJ
. Yamamotos
.n
.P
r
o
v
.Oshima,1
H
.Komagatake.June
15,1922)の花 A 唇弁,側面観 :
B
.背尊片:c,側花弁:
D
.側専片 :E屑弁:F主主住!腹阿観 :G蕊
,F,G)
,スケールニ 1m m(
E
)
柱,側面観スケール二 3m m(A-D
A
AA-1-liti--ir
B
C
D
肉3 クゲヌマラン (
C
o
l
l
.Abumiyae
ta.
ls
.n
.P
r
o
v
.S
h
i
r
i
b
a
e
s
h
,i Z
enibako.July10,1931)の
l
E
.A 皆弁,側面観,且背専片:c,側花弁 :D側専片 :E唇弁 :F蕊柱,腹凹観;G
.2
在住!側面観ス
A-D,F,G)
,スケール二 1m m(
E
)
ケ ー ル =3m m(
-18ー
l
t方山草 2
6(
2
0
0
9
)
は今までに確認されていない。これらの理
謝辞
山から、自然交雑積の可能性は低いだろう。
標本の閲覧に当たっては高橋英樹博士
(北海道大学総合博物館)、 Dr
. Henrik
Pedersen(コペンハーゲン大学)、 Dr
.
3) Cephala
円t
h
e
r
aelegansの可能性
上述したように筆者は、 CeIJhalan-
Sovanmoly H
l
l
l(パリ自然史博物館)に
thera elegans を CCIJhalanthcra
協力いただいた。また中島健子氏には線画
longifolia の異名と判断した。しかしな
を作製していただいた。記して御礼を申し
. elegans の基準産地は函館であ
がら、 C
kげる。
り、クゲヌマラン類似植物の採集地と近い
ため、 l
山l
者を詳細に比較した。C. clcgans
引用文献
の原記載において、唇弁中裂片の中l
I
iJにい
Finet,E
.A. 1
9
0
0
.LesO
r
c
h
i
c
l
e
e
sd
l
l
ぽ状の略包が生じるとある爪この形質はク
Japon,principalcmentd
' apresl
e
s
ゲヌマランのもので、クゲヌマラン類似植物
c
o
l
l
e
c
t
i
o
n
sde'
]h
e
r
b
i
e
rd
l
lM
l
l
S
e
では見られないので、C.c
1cgansはクゲヌ
l
l
md
'h
i
s
t
o
i
r
en
a
t
u
r
e
l
l
ec
l
eP
a
r
i
s
マラン類似植物と異なる乙とを確認できた。
B
l
l
l.
lS
o
c
.Bo.
tFrance4
7
:262-286
. 1938. S
t
l
l
c
l
i
a Orchi
Fllkuyama,N
dacearum Japonicarum. X
. Bot
.
以上の理由から、この植物は既知のキン
Mag.(Tokyo)52・242-247
ラン属の分類群と異なる可能性が高いが、 1
点の標本に基づく評価であることが問題で
Hashimoto,T. 1987. Our recent
ある。もし複数の地点で同じ形質の組み合
knowleclgeo
ft
h
eJapaneseorchid
わせを有する個体が出現しているとすれば、
f
l
o
r
a
. In S
a
i
t
o,1
く. a
n
c
lTanaka,R
J
出立した分類鮮と判断することができる。
(
e
d
s
.
)・P
r
o
c
.12WorldO
r
c
h
i
c
lC
o
n
f
.,
この植物は
1987,p
p
. 118-126. 12th Worlcl
見したところクゲヌマラン
から区別できないし、開花期も同じなので、
O
r
c
h
i
c
lConference,I
n
c
,. T
okyo.
これまで見逃されてきた可能性がある。一
橋本保・神山淳.1
981.以色野生ラン家の
光協会,東京.
万で、ササバギンランとギンランは長い距
を有することから、これらの植物から区別
橋本保・神田淳・村"'t
専実. 1991.カラー
することは容易である。
版野生ラン家の光協会,東京.
1
9
2
2
年6
月1
5日に渡島半島の駒ヶ岳で採集
Kim,S
.
N
.andK
,S
.L
c
e
. 1997.The
されたとの縞物の正体をぜ
'
v
.とも突き止めた
Orchids ofKorea i
n Color
. Kyo-
いと思っている。野外でクゲヌマランに遭遇
Hal
王P
ublishingCo
,. L
td
.,Seoul
されたら念のため液浸標本を作成し、
1
t
の形
北村四郎・村岡i
原・小山銭夫 1
9
6
4
. ラン
質の観察をお願いする次第である。
科民{色日本縞物図鑑.市木編 I
I
I単子菜
(国立科学博物館筑波実験植物園)
類.保育社,大阪
19
Lang,K,. S
. Chen,Y. Luo,and G
.
I
n
s
t
i
t
u
t
i
o
n,WashingtonDC.
Zhu. 1999. Orchidaceae (
1
)
. 1n
大井次三郎(北 J
I
I政夫改訂). 1983 ラン
Lang,K (e(1
.
)
:F
loraRcipublicae
科.新日本植物誌顕花篇至文堂,東京
Popularis Sinicac 1
7
. Science
Pearce,N
.R
.andP
.J
. Cribb 2002.
目
Press,B
e
i
j
i
n
g
.
The Orchids of Bhutan. Royal
Botanic Garden Edinburgh and
Maekawa,F
. 1936. Cephalanlhel'a
RoyalGovernmento
fBhutan.
Shiz口口iF
. Maekawa. I
nNakai,T
(
e
d
.
)
:I
co
nographiaPlantarumAsiae
里見{言生 .
1
9
8
2
.ラン科.佐竹義翰・大井次
O
r
i
e
n
t
a
l
i
s
. 1(
3
),P
P
.57-58,t
a
b
.26
三郎・北村四郎・亘理俊次・富成忠夫
ShunyodoShotcn,Tokyo.
(編),日本の野生植物
‘
前打!文夫.
1
9
7
1
.原色日本のラン.誠文堂新
草本I.平凡社,
東京.
Schlechter,R
. 1919.Orchideologiae
光社,東京
Sino-JaponicacP
r
o
c
l
r
o
m
u
s
.F
e
d
c
l
e
s
牧野富太郎・根本莞爾 1
931 ラ ン 科 訂 正
Reper.
tSpec Nov.RegniVeg.B
c
i
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.
増補口本植物総覧春陽堂,東京.
目
4・1-319
正宗厳敬 1966 東亜植物凶譜 (
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Orchidaceae helda
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.ラ ン 科 目 本 植 物 誌 至
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