青少年読書感想文全国コンクール課題図書

気比中学校図書館
H26年6月10日
あ じ さ い
紫陽花が、しっとりと雨に濡れる季節です。毎日すっきりしない天気が続きますが、皆さん元気
に過ごしていますか?雨続きで、外に出かけるのがおっくうな時は、本の世界の楽しさを知る、
いいチャンスです。生活の一部に、本に読みふける「時」を持ってほしいです。
青少年読書感想文全国コンクール課題図書
第60回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書が
決まりました。
学校図書館に入るま
で、もう少し待って
くださいね!
星空ロック
那須田淳/著
「おまえにはおまえのロックをやれ」友の言葉を胸にベルリン
に降り立ったギター少年レオ。ひと夏の体験で彼が見事に変わ
っていく感動の物語。
語りつぐ者 パトリシア・ライリー・ギフ/作 もりうちすみこ/訳
古い肖像画に描かれた自分そっくりの少女は、アメリカ独立
戦争を生き抜いた自分の祖先だった・・・。
18世紀と21世紀のふたりの少女の物語。
ホタルの光は、なぞだらけ 光る生き物をめぐる身近な大冒険
大場裕一著
ミミズ、クラゲ、貝、ムカデ、キノコ・・・・実は身近にもいる
「光る生き物」を紹介し、光るわけや不思議な仕組みを解き
明かす科学読み物。
自宅に、気比中学校の本が眠っていませんか?返しそびれたままの本、兄姉や
卒業生が、借りたままになっている本など、もし、あれば、いつでも学校図書館
まで、持ってきて下さい。
何年前の本でも大丈夫です。ご協力、よろしくお願いします!
毎日、勉強や部活で忙しい皆さん。もっと時間が欲しい!と思ったことはありませんか?時
間は平等に1日24時間です。しかし、同じ1時間でも、あっという間に過ぎていく1時間と、ま
だ続くのかと思うほど長い1時間がありますね。どう過ごすのかはあなた次第・・・。
『ゾウの時間ネズミの時間』本川達雄/著
体のサイズが違うと機敏さ、寿命が違い、時間の流れる早さも違ってくる
そうです。「時間は体重の1/4乗に比例する」・・・少し難しいですが、例え
ば、サイズが小さい動物は大きい動物よりスピードが速いので、同じ時計の
時間内でも、たくさんのことをするので、大きい動物よりも長く感じられる
ということです。
著者は生物学者で、生物学から時間の流れを解く本です。
『モモ』ミヒャエル・エンデ/作
よい暮らしのために時間に追われ、人間本来の生きることを忘れてしまっ
た人々。時間どろぼうの灰色の男たちから、盗まれた時間を取り戻してく
れた少女モモの物語。
即効性ばかりを重視し、見せかけの繁栄の裏で、人間らしく生きる時間を
感じられなくなり心の中が貧しくなる人々。現代の私たちにも通じるところ
があるのではないでしょうか。
『夏への扉』ロバート・A・ハインライン/作
技術者の主人公ダニイは親友と婚約者に裏切られ、猫のピートとともに、
無理矢理冷凍睡眠をさせられてしまいます。30年後に目を覚ましたダニイ
は、新しく発明されたタイムマシンで過去に戻り、すべてを取り戻そうと奮闘
します。
40年以上前に書かれた物語で、1970年と2000年が舞台です。作者が
2000年をどのように予想していたか、という視点で読んでみるのもおすすめ
ですよ。
「本で世界を広げよう」
教科書で紹介されている本です
『
『トムは真夜中の庭で』フィリパ・ピアス/作
夏休みにおじさんの家に預けられたトム。古時計が13時の鐘を鳴らすと、
裏口のドアの外に裏庭が広がり、そこで一人の少女ハティに出会います。毎
晩トムは13時の鐘が鳴ると裏庭に行きますが、そこでは数ヶ月も時間が経
っていて、ハティだけが少しずつ大きくなっていきます。最後に別々に流れて
いた二人の時間が一つになって、トムはハティと本当に出会うことになります。
さてハティは誰だったのでしょうか・・・。