教育研究所だより - 明石市教育委員会

教育研究所だより
活 動 の啓 発 ニュース №54
平成25年(2013年)11月25日
明 石 市 教 育 研 究 所
明石の学校名の由来
明石市において、明治時代につくられた学校の名前は中国の古典からとられたものが多く、最近の学校名は
地名にちなむものが多くなっています。
「明石教育誌資料№12」には、明治時代から昭和49年までに創立
された「学校名の由来」が書かれています。現在ある小学校の名前の由来を紹介します。
(一部抜粋)
明石小学校―地名「明石」から【地名の語源】①明るい土地 ②赤石 ③赤石玉 ④赤子(赤ちゃんの
意味) ⑤厚岸(あつけし) 等諸説
松が丘小学校―学校の付近が「松林のある丘」だったのでこの名がつけられた。
朝霧小学校―地名「朝霧」から【地名の語源】柿本人麿の詠んだ歌「ほのぼのと 明石の浦の 朝霧に
島かくれゆく 舟をしぞおもふ」より
人丸小学校―人名「柿本人麿(人丸)
」から ○人丸塚(明石公園)
、柿本神社(人丸山)など柿本人麿
にまつわるものが多い。人麿は学問の神様でもあり、学業成績の向上を願って人丸の名前がつけられた。
大観小学校―橋の名前「大観橋」から ○大観(全体を見通して物事を処理する能力)を身につけた子
に育てることができるよう願ってつけられた。
王子小学校―地名「王子」から【地名の語源】億計(おけ)
、弘計(おけ)という二人の王子がこの土地
で休息したからといわれている。
林小学校―地名「林」から【地名の語源】①松が生い茂った土地(林)だった②「早潮(はやしお―流れ
の速い潮)
」
鳥羽小学校―地名「鳥羽」から【地名の語源】①鳥場(山林・原野で鳥がたくさん生息していた)②鳥
の羽がたくさん落ちていた ③トバ(入口) 明石への入り口にあたることから
藤江小学校―地名「藤江」から【地名の語源】①藤の花の咲く海辺 ②渕江(ふちえ) 等諸説
花園小学校―新しく開かれた町が、なごやかに住みよい町になるようにという思いを「花園」という名
前にこめてつけられた。
貴崎小学校―地名「貴崎」から【地名の語源】岸﨑(きしさき―海岸に迫った台地の先)⇒貴崎
大久保小学校―地名「大久保」から【地名の語源】明石藩主大久保加賀守季任の名にあやかった。
山手小学校―「やまのて」のこと。明石では「浜」に対して「岡」といっていたが、関東風に海岸から
離れて高台にあって住宅地の学校という意味で「山手」と名づけられた。
谷八木小学校―地名「谷八木」から【地名の語源】①古くから米作ができたので『米村』と呼ばれてい
たのが、米を「八+木」に分けて「八木」と呼ぶようになった。②この辺りは「柳(やなぎ)
」が沢山あったの
で「やなぎ村」その後「やぎ村」になった。
江井島小学校―地名「江井島」から【地名の語源】①よい水のある(井)海辺(江) ②鱝(えい)が
この村に向かってきたから
③住みよい、
「ええところ」であるということから 等諸説
魚住小学校―地名「魚住」から【地名の語源】①魚吹の浜(いおすきのはま) ②名寸《凪》隅(なき
すみ)→魚住(なすみ)→魚住(うおずみ)等諸説
錦浦小学校―この辺りの海岸は「錦が浦(にしきがうら)
」と呼ばれ、それを音読読みにし学校名とした。
錦が丘小学校―地名「錦が丘」から【地名の語源】中尾の海岸「錦が浦」の北方にある丘という意味で
この地名ができた。
二見小学校―地名「二見」から【地名の語源】①神功皇后が二度この土地に来られたことから
②屛
風が浦の断崖が一旦途切れ、この地でまた再び見ることができることから ③「二海(ふたうみ)
・歌海(うた
うみ)
」から
二見北小学校―二見の北の小学校の意味