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資料2
携帯電話不正利用防止法の
内容等について
平成17年5月16日
総
務
省
犯罪に利用されるプリペイド式携帯電話
犯罪利用実態
(昨年1月~6月に認知した事件のうち携帯電話の所有形態が明らかになった件数)
(昨年1月~6月に認知した事件のうち携帯電話の所有形態が明らかになった件数)
オレオレ詐欺事件:携帯電話827台のうち766台がプリペイド(約93%)
架空請求事件:携帯電話1,023台のうち672台がプリペイド(約66%)
警察庁調査(平成16年9月21日毎日新聞(夕刊)等)より
1
プリペイド式携帯電話の実態 ①
我が国におけるプリペイド式携帯電話利用回線数
我が国におけるプリペイド式携帯電話利用回線数 総数:約280万回線
総数:約280万回線
ボーダフォン
ボーダフォン
ツーカー
ツーカー
約170万回線(シェア
約170万回線(シェア 60%)
60%)
約
25%)
約 70万回線(
70万回線(
25%)
KDDI(au)
KDDI(au)
NTTドコモ
NTTドコモ
約
約 34万回線(
34万回線(
約
8万回線(
約
8万回線(
12%)
12%)
3%)
3%)
参
参 考:全携帯電話
考:全携帯電話 総数:約8,600万回線
総数:約8,600万回線
ボーダフォン
ボーダフォン
ツーカー
ツーカー
約1,500万回線(うちプリペイド
約1,500万回線(うちプリペイド 11%)
11%)
約
360万回線(
20%)
約
360万回線(
20%)
KDDI(au)
KDDI(au)
NTTドコモ
NTTドコモ
約1,900万回線(
約1,900万回線(
約4,800万回線(
約4,800万回線(
2%)
2%)
0.2%)
0.2%)
2
プリペイド式携帯電話の実態 ②
海外の状況(全携帯電話に占めるプリペイド式の割合)
海外の状況(全携帯電話に占めるプリペイド式の割合)
日 本
西 欧
東 欧
北 米
南 米
中国・インド
3%程度
60%程度
70%程度
10%弱
80%程度
50%程度
※ 出典:Ovum
3
プリペイド式携帯電話の契約者に対する本人確認の徹底等
○
架空請求に利用されたとして自治体から連絡の
あったプリペイド式携帯電話番号について、契
約者情報の届出を義務付け
プリペイド式携帯
電話サービス開始
一定期間内に届出がなければ利用停止
(平成17年4月20日現在、29回線停止)
平成12年
7月
平成10年
10月
平成17年4月
平成17年5月5日
平成16年
12月
【新たな自主的対策】
新規加入時の
本人確認を導入
契約締結時・譲渡時の本人
確認義務
○ 本人特定事項の虚偽申告の
禁止
○ 本人確認記録の作成義務・
保存義務
○ 事業者の承諾を得ず業とし
て有償で譲渡した者への罰則
○ 他人名義の携帯電話の譲渡
・譲受けの禁止
譲渡・転売等されたものを含むすべての
プリペイド式携帯電話について、契約者
情報を確認・登録
(公布後1年以内)
○
警察から犯罪利用の疑い
がある旨の通知を受けた際
の本人確認
○
匿名の者に対するレンタル
営業の禁止
一定期間内に確認できなければ利用停止
【携帯電話不正利用防止法に基づく措置等】
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携帯電話不正利用防止法の概要
(平成17年4月8日成立
15日公布
5月5日一部施行)
1.契約締結時・譲渡時の本人確認義務等
・事業者及び代理店は、契約締結時・譲渡時に、本人確認を行わなければならない。
(事業者は代理店の監督義務を負う。)
・本人特定事項の虚偽申告の禁止(罰則)
・本人確認記録の作成義務・保存義務
・事業者の承諾を得ずに、業として有償で譲渡した者には罰則(広告も罰則)
・事業者及び代理店の違反に対する総務大臣による是正命令(命令に従わないと罰則)
2.警察から犯罪利用の疑いがある旨の通知を受けた際の本人確認
・警察は犯罪利用の疑いがあると認めたときは、事業者に対し契約者確認を求める
ことができ、事業者は契約者に対し確認を求めることができる。
3.携帯電話事業者の役務提供の拒否
・事業者は、本人確認に応じない相手方等に対する役務提供を拒否することができる。
4.氏名及び連絡先等を明らかにしない匿名の者に対する貸与営業の禁止(罰則)
(広告も罰則)
5.他人名義の携帯電話の譲渡・譲受けの禁止(罰則)
(広告も罰則)
○その他
施行後1年後に見直し
5
罰則関係図
規定
罰条
19条
本人特定事項の虚偽申告
(3条4項、5条2項、6条3項・4項、
9条3項)
罰則の内容
50万円以下の罰金
※ 「本人特定事項を隠ぺいする目的」が必要。
無断譲渡(7条)
自己が契約者となっている役務提供契約
に係る通話可能端末設備の譲渡
20条
2年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金(併科あり)
※ 業として有償で譲渡した場合に限る。
※ 情を知って業として有償で譲り受けた場合も罰則
違法譲渡(21条)
自己が契約者ではない役務提供契約に係
る通話可能端末設備の譲渡・譲り受け
21条
50万円以下の罰金(1項・2項)
※ 業として行った場合は2年以下の懲役若しくは300万円
以下の罰金(併科あり)(3項)
匿名貸与営業の禁止(10条)
氏名・連絡先等を確認せずに貸与・貸与
を受ける行為
22条
1項(貸与する行為)
→2年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金(併科あり)
2項(情を知って貸与を受ける行為)
→50万円以下の罰金
広告(23条)
20条、21条1項・2項、22条1項
に関するもの
23条
50万円以下の罰金
是正命令(15条)
24条
2年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金(併科あり)
報告・立入検査(13条・14条)
25条
1年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金(併科あり)
※
19条~25条までの違反行為については、両罰規定あり(26条)。
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