07 2016 Jan. 名張毒ぶどう酒事件無実の死刑囚・奥西勝さん無念の獄死昭 (和年３ ) 月日に三重県名張市で起きた「名張毒ぶどう酒事件」。「勧誘お断りステッカー」青山　玲弓弁護士　の実現をこうした被害を未然に防止することができる実のをはじめ、改正の実現が難航しています。「勧誘お断りステッカー」の制度化が見送られた取り消せるようにできないか、という議論がさ効的な法制度を実現することが急がれています。しかし、これで諦めてはいけない！と弁護士が高齢化が進んでいる昨今、高齢者が不本意なこの事件の犯人とされ、年間にわたって無実を叫び続けてきた奥西勝さんが、昨年月４日に八王子医療刑務所でお亡くなりになりました。歳でした。このような中、特定商取引法・消費者契約法と立ち上がり、全国の各弁護士会が各自治体に働れています。ところが、事業者側が強硬に反対し、多くの所員がこの事件の弁護団や支援運動に携わってきました。奥西勝さんの生あるうちに死刑台から取り戻すことはかないませんでしたが、月６日に親族によっいう消費者を保護するための重要な法律の改正契約をしてしまうトラブルが増加しています。て死後再審が申し立てられ、新たな取り組みが始まっています。皆様、どうか関心を向けていただき、力をお広めていこうという動きが出始めています。カー」による事前拒否制度を導入できないか、ま貸しください。そして、「勧誘お断りステッカー」特定商取引法では、例えば「勧誘お断りステッた、消費者契約法では、例えばチラシに書かれて名張事件弁護団　弁護士　稲垣仁史所は新たな理屈で有罪判断それでも、奥西さんがえん再審請求に関わってきて不条理に思うのは、有罪の根は、痛恨の極みです。に」とのこの当たり前のこと死後再審となってしまいましたが、「無実の人は無罪ものだと思います。を実現させましょうの炎を燃やし続けてみえま罪に苦しめられてきた期間拠がこれだけ崩れているのにを裁判所に認めて貰えるよいる虚偽の内容を信じて契約した場合に契約をを維持し続けてきたのです。命の炎尽きてしまいました。奥西さんの獄死は、日本のした。しかし、遂に獄中で「無実の人は無罪に」年間、再審私は、弁護士になってすぐに奥西勝さんの弁護団に加わり、以来約の三分の一にもなりません。なぜ奥西さんが死刑囚とさう、今後も弁護団の一員とし刑事司法が抱える大きな問歳のときに殺人犯の濡れ衣を着せられ、以来、生涯れたまま獄中で死を遂げなて頑張ります。引き続き皆生きて奥西さんを拘置施設をかけて無実を訴え続けてければならなかったのか、と様のご理解とご支援をお願題点を私たちに問いかけるきた奥西さんの、えん罪を晴いうことです。有罪とされいいたします。活動に取り組んできました。の外に迎えられなかったことらしたいとの思いは実に強いた根拠や理由が手続の中で哲夫ものでした。ここ数年は何かかわらず、そのたびに裁判度も危篤状態になりながら、次々と否定されてきたにもえん罪を晴らすとの一念で命事務局田中実の叫び」に真剣に向き合わ「新年にあたっての私の誓い」２００７年７月から面会人になかった裁判所と無罪証拠をお気軽にお問い合わせ下さい。しまうような世の中になりかねません。派遣も行っております。をしている」というだけで人が処罰されて当事務所は、共謀罪の勉強会への講師単に「あいつらは怪しい」とか「悪い考え法案、断固反対していきましょう。立を引き起こすおそれがあります。基本的人権をおびやかすだけの共謀罪があり、そのため基本的人権との深刻な対とも、十分にテロにも対応できるのです。まいで、どこまでも拡大してしまうおそれしていることから、共謀罪など新設しなくということは処罰範囲が限りなくあいまた、フランス同時テロの発生により、 ‼ が、日本はテロ関連条約のほとんどを批准立していまいます。テロ対策のためと強調してくるでしょう共謀罪は話し合って合意するだけで成批准はできるのです。共謀罪が成立したら…　います。しかし、共謀罪がなくとも条約ののです。（えん罪名張事件・愛知の会　事務局長）なりました。面会室の奥西勝憤りを感じます。司法は、奥奥西勝さんが八王子医療刑務所で亡くなられました。誤いつも優しい笑みをたたえたさんは、どこか飄々として、隠し続けている検察官に強い年半、闘病の末の無念のを飲むのが楽しみ」と言って西勝さんの「死」の責任をとによってしか安寧を得ることたい、新年にあたっての私のるべきです。ができなかったとしたら、これほどむごいことはありませいたのが印象的です。親族が申し立てた第次再その奥西勝さんが獄中で亡審を支援し、奥西勝さんの無くならなければならなかった。念を晴らして名誉を回復させん。心からご冥福をお祈りし支援者として力不足を痛感すこの中には、窃盗罪などの決して重大と批准するために共謀罪が必要だ、と言ってはいえないような犯罪まで含まれている政府は、国連越境組織犯罪防止条約をに６００を超える犯罪の数です。必要のない法案設されることになっていますが、これは実バシーに立ち入って監視するような捜査無罪を勝ち取るための弁護 89 11 誓いです。を定める犯罪すべてについて共謀罪が新発言ができなくなってしまいますよね？政府の共謀罪法案は、長期４年以上の刑ると知ったら、国民はみな、怖くて自由ならず、です。こんなことが当然のようになされてい廃案となってきた法案であるにもかかわとする、などのおそれがあります。これまで三度も国会に提出され、すべて官が組織の中に潜入して情報収集しよういます。盗聴が当たり前のようになされたり、警察近いうちに、政府が成立させようとして具体的には、通信傍受や室内の会話のができる犯罪のことです。をする可能性もあります。話し合って合意するだけで、処罰することさらに、捜査機関が、共謀罪を検挙する 16 嚥性肺炎で絶飲食となってから ‼ きかけるなどして、「勧誘お断りステッカー」を１９６１年 36 が検討されているのを皆様ご存じでしょうか？ 28 54 るとともに、奥西勝さんの「無共謀罪が成立したらどうなるの !? 10 私は、処遇法の改善によります。 10 ためという名目で、日常的に国民のプライ具体的な犯罪について２人以上の者が 35 獄死でした。奥西勝さんが「死」穏やかな方でした。「コーヒー 3 弁護士　野田　葉子共謀罪とは半世紀を超えた無実の叫び届かず！