水質対策予備実験 - 独立行政法人 水資源機構

(案-2)
歩掛参考見積募集要領
(水質対策予備実験)
次のとおり歩掛参考見積を募集します。
平成 23年 2月 2日
独立行政法人水資源機構
千葉用水総合管理所
所長 福島 玲
歩掛参考見積依頼書
(水質対策予備実験)
1.目的
この歩掛参考見積の募集は、千葉用水総合管理業務で予定している業務の積算の参考
とするための作業歩掛りを募集するものです。
2.参考見積書の提出等
(1) 参考見積書は作業項目毎に必要な技術者、資機材の人数等を記載して提出して下さ
い。
(2) 提出期間 平成 23 年 2 月 15 日(火)から平成 23 年 2 月 18 日(金)まで
持参する場合は、上記期間の土曜日、日曜日及び祝日を除く毎日、午前 9 時から午
後 5 時まで
(3) 提出先
独立行政法人水資源機構千葉用水総合管理所
所長 福島
【担当】管理課 岡安 幹夫
〒276-0028 千葉県八千代市村上 3139
TEL (047)483-0722 FAX (047)483-0709
玲
宛
(4) 提出方法
書面は持参、郵送又はFAX(社印があること)により提出するものとします。
3.参考見積内容
3-1坂田調整池における水質対策予備実験
(1) 業務内容
本業務は、アオコ対策に関する検討の一環として、房総導水路施設の坂田調整池の
北西側の入江部を実験フィールドとし、この実験フィールド内にアオコ対策設備とし
て「圧力により藍藻類のガス胞を破壊する機能を持つ設備」を設置し運転することに
より、アオコの消滅又はアオコ発生の抑制効果について検証するものです。
(2)業務場所等
業務場所は、千葉県山武郡横芝光町坂田池地内の坂田調整池です。
坂田調整池の場所については、別紙「坂田調整池位置図」をご参照下さい。
なお、実験フィールドは、アオコの発生が顕著な坂田調整池北西側の入江部を対象
としています。
坂田調整池の諸元と実験フィールドの範囲は次のとおりです。
①坂田調整池の諸元
面 積:約 81,000m2
水 深:約 2.3m
貯水量:約 186,000m3
②実験フィールドの範囲
面 積:約 2,100m2
水 深:約 2.3m
貯水量:約 4,800m3
(3)アオコ対策設備
アオコ対策設備は、「圧力により藍藻類のガス胞を破壊する機能を持つ設備」を1
台、実験フィールド内に設置するものとします。
具体的には、実験フィールド内のアオコをポンプにより吸い込み、水圧により藍藻
類のガス胞を破壊し、実験フィールド内に排水する構造を想定しています。
また、対策設備は湖面に浮上する構造とし、設備の電源は商用電源を原則とします。
商用電源は、実験フィールド周辺の道路沿いに設置されている電力会社の電柱より
受電し、実験フィールド周辺の用地に支柱及び受電盤等を設置するものとします。
なお、具体の構造、規模(出力等)、水圧等については、実験フィールドの規模を
念頭に、ご検討をお願いいたします。
なお、圧力により藍藻類のガス胞を破壊する機能を保有し、上記以外の構造による
設備について排除するものではありません。
(4)実験期間
実験期間は、平成 23 年 7 月始めから 9 月末までの 3 ヶ月間を予定しています。
なお、実験の状況等により実験期間を変更する場合があります。
(5) 歩掛見積徴取範囲
次の各項目について、使用機材、規模、技術者人数などの内訳とともに、予定金額
を提出願います。
また、設備の調達や、坂田調整池での設置撤去等、実験の実施に伴い必要となる期
間についても、それぞれの所用期間を提示願います。
実験計画の立案 (人件費)
アオコ対策設備費(実験期間中の設備費を損料として計上)
付属設備費
(受配電設備等の付属設備や使用する船舶等について、実験期
間中の費用を損料又は購入費として計上)
電力料金
(実験期間中の電力料金を計上)
設備設置撤去費 (対策設備および付属設備の設置撤去費を計上)
諸経費
(実験の実施に伴う現場管理費用等の諸経費)
本運用時の設備の配置計画案の検討※ (人件費)
※本運用時の設備の配置計画案の検討とは、坂田調整池全体のアオコ抑制等を目的
としてアオコ対策設備を配置する場合の計画案の検討を示します。
また、選定していただいたアオコ対策設備の購入等に係る次の各項目についても、
併せて予定金額を提出願います。
なお、同一製品であるものの、出力等が異なる(効果が及び範囲が異なる)製品が
ある場合、これらについても併せて予定金額を提出願います。
アオコ対策設備の購入費(1台当り:出力等の機器諸元と効果が及ぶ範囲を提示)
アオコ対策設備の年間維持費(1台当り:維持管理に必要な費用を提示)
(6) 技術者の職種と定義
国土交通省が公表している「平成 22 年度設計業務委託等技術者単価」又は「平成
22 年度公共工事設計労務単価」における職種区分定義によるものとします。
3-2芝崎ファームポンドにおける水質対策予備実験
(1) 業務内容
本業務は、アオコ対策に関する検討の一環として、東総用水施設の芝崎ファームポ
ンドを実験フィールドとし、この実験フィールド内にアオコ対策設備として「超音波
により藍藻類のガス胞を破壊する機能を持つ設備」を設置し運転することにより、ア
オコの消滅又はアオコ発生の抑制効果について検証するものです。
(2)業務場所等
業務場所は、千葉県銚子市長塚町 4802 の芝崎ファームポンドです。
芝崎ファームポンドの場所及び構造については、別紙芝崎ファームポンド位置図
及び芝崎ファームポンド構造図をご参照下さい。
なお、芝崎ファームポンドの諸元は次のとおりです。
芝崎ファームポンドの諸元
面 積:約 1,000m2
水 深:約 3.2m
貯水量:約 3,200m3
(3)アオコ対策設備
アオコ対策設備は、「超音波により藍藻類のガス胞を破壊する機能を持つ設備」を
1台、芝崎ファームポンド内に設置するものとします。
また、対策設備は水面に浮上する構造とし、設備の電源は商用電源を原則とします。
商用電源は、芝崎ファームポンド内の電気設備から分岐し、ファームポンド敷地内
の用地に受電盤等を設置するものとします。
なお、具体の構造、規模(出力等)については、芝崎ファームポンドの諸元を念頭
に、ご検討をお願いいたします。
なお、超音波により藍藻類のガス胞を破壊する機能を保有し、上記以外の構造によ
る設備について排除するものではありません。
(4)実験期間
実験期間は、平成 23 年 5 月から 9 月末までの 5 ヶ月間を予定しています。
なお、実験の状況等により実験期間を変更する場合があります。
(5) 歩掛見積徴取範囲
次の各項目について、使用機材、規模、技術者人数などの内訳とともに、予定金額
を提出願います。
また、設備の調達や、芝崎ファームポンドでの設置撤去等、実験の実施に伴い必要
となる期間についても、それぞれの所要期間を提示願います。
実験計画の立案 (人件費)
アオコ対策設備費(実験期間中の設備費を損料として計上)
付属設備費
(受配電設備等の付属設備や使用する船舶等について、実験期
間中の費用を損料又は購入費として計上)
電力料金
(実験期間中の電力料金を計上)
設備設置撤去費 (対策設備および付属設備の設置撤去費を計上)
諸経費
(実験の実施に伴う現場管理費用等の諸経費)
本運用時の設備の配置計画案の検討※ (人件費)
※本運用時の設備の配置計画案の検討とは、坂田調整池全体のアオコ抑制等を目的
としてアオコ対策設備を配置する場合の計画案の検討を示します。
また、選定していただいたアオコ対策設備の購入等に係る次の各項目についても、
併せて予定金額を提出願います。
なお、同一製品であるものの、出力等が異なる(効果が及び範囲が異なる)製品が
ある場合、これらについても併せて予定金額を提出願います。
アオコ対策設備の購入費(1台当り:出力等の機器諸元と効果が及ぶ範囲を提示)
アオコ対策設備の年間維持費(1台当り:維持管理に必要な費用を提示)
(6) 技術者の職種と定義
国土交通省が公表している「平成 22 年度設計業務委託等技術者単価」又は「平成
22 年度公共工事設計労務単価」における職種区分定義によるものとします。
4.募集要領に対する質問
この募集要領に対する質問がある場合においては、次に従い、書面(様式は自由)
により提出してください。
(1) 提出期間:平成 23 年 2 月 3 日(木)から平成 23 年 2 月 10 日(木)まで
持参する場合は、上記期間の土曜日、日曜日及び祝日を除く毎日、午前 9 時から午
後 5 時まで
(2) 提出場所:2.(3) に同じ
(3) 提出方法:2.(4) に同じ
5.質問に対する回答
質問に対する回答書は、次のとおり閲覧に供します。
(1) 閲覧期間:平成 23 年 2 月 14 日(月)から平成 23 年 2 月 18 日(金)まで
(2) 閲覧方法:ホームページに掲載します。
6.参考見積書作成及び提出に要する費用
参考見積提出者の負担としますので、ご了承願います。
7.ヒアリング
提出して頂いた参考見積書についてヒアリングを実施することがあります。
以上
坂田調整池位置図
実験フィールド
坂田調整池
芝崎ファームポンド位置図
芝崎ファームポンド構造図