【OIE 情報】メキシコにおける高病原性鳥インフルエンザ（H7N3）の発生について平成 24 年 6 月 27 日動物衛生課メキシコにおける高病原性鳥インフルエンザ（H7N3）の発生について、ＯＩＥへ報告（6/21、6/25）がありましたのでお知らせいたします。出典：OIEホームページ http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=12067 http://web.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=12074 【概要】・発生数：3件 ※6/21付けの報告では低病原性と報告していたが、6/25付けの報告で高病原性と訂正・発生日：2012年6月13日・確定日：2012年6月21日（静脈内接種指標(IVPI)試験により高病原性と判明（6月25日））・血清型：H7N3 【発生状況】・発生農場の家きんにおいて、あえぎ、抑うつ、無気力、翼の下垂、衰弱、発熱、死亡がみられた。・家きんはそれぞれ32,72,75,84,94週齢。・分離株について、病原性を決定するため、静脈内接種指標試験、遺伝子配列解析を実施していたが、6月25日、静脈内接種指標試験によりH7N3亜型の高病原性鳥インフルエンザと判明。・当該診断を受け、発生農場周辺の約60か所の家きん農場から、サンプルを採取。国のリファレンスラボラトリーにて検査を実施中。・リスクを有すると考えられる家きん飼養地域に対し、防疫措置が執られる予定。・現在実施中の措置は以下のとおり：発生地周辺での家きん及び家きん製品の移動制限、家きん農場・家きん市場におけるサンプリング、バイオセキュリティー等の評価、おとり動物設置のため発生農場における殺処分。 ○発生3件の総数【動物種】【飼育羽数】【症例数】【死亡数】【淘汰数】【と畜数】家きん 1,042,039 587,160 211,242 60,000 0 ○発生１・発生場所：ハリスコ州テパティトラン【動物種】【飼育羽数】【症例数】【死亡数】【淘汰数】【と畜数】家きん 298,599 107,496 29,024 0 0 ○発生２・発生場所：ハリスコ州テパティトラン【動物種】【飼育羽数】【症例数】【死亡数】【淘汰数】【と畜数】家きん 480,000 321,600 118,992 0 0 ○発生３・発生場所：ハリスコ州アカティク【動物種】【飼育羽数】【症例数】【死亡数】【淘汰数】【と畜数】家きん 263,440 158,064 63,226 60,000 0 【診断】ウイルス分離：陽性（6/21）静脈内接種指標(IVPI)試験：陽性（6/25）ノイラミニダーゼ阻害試験：陽性（6/25）【感染源】不明または調査中【対応】【メキシコ地図】・淘汰・隔離・国内における移動制限・スクリーニング・ゾーニング・施設等の消毒・ワクチン接種禁止・患畜を治療対象としないハリスコ州《ヨーロッパ》英国 H5（低）ノッティンガムシャー州ノース・ヨークシャー州ロシア H5N1（高）イタリア H7N3 （低） H5N2 （低）その他（低）ルーマニア H5N3（低） H5N1（高）オランダ H7（低） H7N1（低） H7N7（低） H7N7（低） H5N2（低）ドイツ H5N2(低) H7N7(低) フランス H5N3(低) デンマーク H7N1(低) スペイン H7N7(高) ブルガリア H5N1(高) アイルランド H5N2(低) 感染確認日：2010. 5.18 感染確認日：2010. 7.28 感染確認日：2009.10.28 感染確認日：2010. 6.11 感染確認日：2010上半期感染確認日：2010上半期感染確認日：2010上半期感染確認日：2010.11.10 感染確認日：2010. 3.15 感染確認日：2010. 5.16 感染確認日：2011. 3.22 感染確認日：2011. 5.12 感染確認日：2011. 6.24 感染確認日：2012. 3.17 感染確認日：2010.11.11 感染確認日：2011. 5.27 感染確認日：2009.11.13 感染確認日：2010. 3. 9 感染確認日：2009.10.11 感染確認日：2010. 4. 1 感染確認日：2012. 3.29 高病原性・低病原性鳥インフルエンザの発生状況(2010年以降) 《東アジア》中国 H5N1（高） H5N1（高）香港 H5N1（高） H5N1（高） H5N1（高） H5N1（高） H5N1（高）台湾高病原性発生地域＝低病原性発生地域＝感染確認日：2010. 6. 3 感染確認日：2011.12.12 ※１（）は病原性 ※２高病原性・低病原性併発地域は高病原性と表記感染確認日：2010. 3.29 感染確認日：2010.12.21 感染確認日：2011. 1.19 感染確認日：2011.12.19 感染確認日：2011.12.20 H5N2（低）感染確認日：2010. 1.21 H5N2（低）感染確認日：2010. 9.29 H5N2（低）感染確認日：2011. 3.21 H7N3（低）感染確認日：2011. 4. 7 H5N2（低）感染確認日：2011.11.15 H5N2（低、高）感染確認日: 2012.1.6 H5N2（高）感染確認日: 2012.2.13 モンゴル H5N1（高） H5（高）感染確認日：2011. 4.11 感染確認日：2010. 5. 8 H7N7（低） H7N7（低） H7N6（低） H5N1（高） H7N2（低）感染確認日：2010. 5.20 感染確認日：2010.10.15 感染確認日：2010.11. 3 感染確認日：2010.12. 7 感染確認日：2010.12.16 韓国《アフリカ》エジプト H5N1（高） 2010年1月以降も継続的に発生セーシェル（低）感染確認日：2010上半期南アフリカ共和国 H5N2（高）感染確認日：2011. 2.11 H5N2（高）感染確認日：2011. 3.16 H7N1（高）感染確認日：2012. 1.9 H5N2（低）感染確認日：2012. 2.3 H7N1（低）感染確認日：2012. 6.1 《西アジア》イラク（低）感染確認日：2010年上半期イスラエル H5N1（高）感染確認日：2010. 1.26 感染確認日：2010. 5. 6 感染確認日：2011. 3. 7 感染確認日：2011. 4.11 パレスチナ自治区 H5N1（高）感染確認日：2011. 3. 3 （低）感染確認日：2010年2月,7月日本 H5N1(高) 感染確認日：2010.11.29 H5N1(高) 感染確認日：2010.12.19 《南アジア》インド H5N1（高）感染確認日：2010. 1.14 感染確認日：2011. 2.16 感染確認日：2011. 9. 7 感染確認日：2011.11. 27 感染確認日：2012. 1. 10 ﾊﾞﾝｸﾞﾗﾃﾞｼｭ H5N1 （高） 2010年1月以降も継続的に発生イラン H5N1 （高）感染確認日：2011.9.15 感染確認日：2010年上半期ネパール H5N1 （高）感染確認日：2010. 1.31 感染確認日：2010.10.27 感染確認日：2011.11.14 ブータン H5N1 （高）感染確認日：2010. 2.22 感染確認日：2012. 1.8 スリランカ H5N2(低) 感染確認日：2012. 2.2 《オセアニア》オーストラリア H5（低）感染確認日：2012.1.26 《東南アジア》ベトナム H5N1 （高） 2010年1月以降も継続的に発生ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ H5N1 （高） 2010年1月以降も継続的に発生ラオス H5N1 （高）感染確認日：2010. 5. 6 カンボジア H5N1 （高）感染確認日：2010. 1.29 感染確認日：2011. 1.29 感染確認日：2011. 7.19 感染確認日：2011. 7.28 感染確認日：2012. 5.30 ミャンマー H5N1（高）感染確認日：2010. 2. 3 感染確認日：2011. 1.16 感染確認日：2012. 2.24 ※1 更新点：メキシコのハリスコ州における高病原性H7N3の発生（2012年6月21日） ※2 本図は発生の有無を示したもので、その後の清浄性確認については記載していない（例：日本は2011年6月25日より清浄性を回復）《南北アメリカ》アメリカノースカロライナ州ミズーリ州ネブラスカ州ミネソタ州ミネソタ州オハイオ州ニューヨーク州サウスダコタ州カナダマニトバ州メキシココアウイラ州他ハリスコ州ドミニカ共和国ハイチ共和国グレナダ H5（低） H7N3（低） H7（低） H7N9（低） H7N9（低） H5 （低） H5 （低） H5N2（低）感染確認日：2011.3.21 感染確認日：2011.3.25 感染確認日：2011.4.8 感染確認日：2011.5.26 感染確認日：2011.6.29 感染確認日：2011.11.21 感染確認日：2012.1.24 感染確認日：2012.2.8 H5N2（低）感染確認日：2010.11.23 H5N2（低） H7N3（高） H5N2(低） H5N2(低） (低）感染確認日：2010上半期感染確認日：2012.6.21 感染確認日：2010上半期感染確認日：2010下半期感染確認日：2010上半期 2012年6月27日現在出典:OIE WAHID 及び FAO等