条約関係資料 2014年6月3日 経団連経済基盤本部 バイ 租税条約・租税情報交換協定(1) 欧州(20) アイルランド、イギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、 スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、 フランス、ベルギー、ルクセンブルク、マン島、リヒテンシュタイン ポルトガル、ジャージー、ガーンジー 南アジア(4) インド、スリランカ、バキスタン、バングラデシュ 中東・アフリカ(7) イスラエル、エジプト、サウジアラビア、ザンビア、 トルコ、南アフリカ、クウェート、UAE(未)、 オマーン(未) 東欧・旧ソ連(18) アゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、 カザフスタン、キルギス、グルジア、 スロバキア、 タジキスタン、チェコ、トルクメニスタン、ポーランド、ハンガリー 、ブルガリア、ベラルーシ、モルドバ、ルーマニア、ロシア 東・東南アジア(11) インドネシア、韓国、シンガポール、タイ、中国、 フィリピン、ブルネイ、ベトナム、香港、マレーシア、マカオ 大洋州地域(4) 豪州、ニュージーランド、フィジー、サモア 北米(2) アメリカ カナダ 中南米・カリブ(5) ブラジル、メキシコ、 バハマ、バミューダ、ケイマン 英領ヴァージン(未) 【発 効】 租税条約51条約、62カ国・地域に適用/情報交換協定:9条約、9カ国・地域に適用(下線で表示) 【未発効】 日米(改正条約署名:2013.1. 25)、日英領ヴァージン(情報交換協定基本合意:2013.4.25)、日UAE(条約署名:2013.5.2) 日スウェーデン(改正条約署名:2013.12.5)、日英(改正条約署名:2013.12.18)、日オマーン(協定署名:2014.1.9) 【交渉中】 日独改正条約 1 バイ 租税条約・租税情報交換協定(2) わが国の最近の租税情報交換協定(Tax Information Exchange Agreement) 等の締結例を見ると、 早いものでは交渉開始から発効まで1年未満 Negotiation Initiated 交渉開始 Agreement in Principle 基本合意 Sign 署名 Enter into Force 発効 Bermuda June, 2009 June, 2009 February, 2010 August, 2010 Guernsey November, 2010 January, 2011 December, 2011 August, 2013 ― May, 2010 February, 2011 November, 2011 April, 2013 April, 2013 March, 2014 May, 2014 ― November, 2009 January, 2010 December, 2013 March, 2011 March, 2011 December, 2011 August, 2013 Luxemburg ― December, 2009 January, 2010 December, 2011 Samoa ― September, 2012 June, 2013 July, 2013 April, 2013 April, 2013 ― ― March, 2012 March, 2012 July, 2012 December, 2012 Switzerland November, 2008 June, 2009 May, 2010 December, 2011 Isle of Man March, 2011 March, 2011 June, 2011 September, 2011 Bahamas October, 2010 November, 2010 January, 2011 August, 2011 Malaysia ― December, 2009 February, 2010 December, 2010 Singapore ― November, 2009 February, 2010 July, 2010 Cayman Islands Macao Belgium Jersey British Virgin Island Liechtenstein 2 マルチ 税務行政執行共助条約(1) 【概 要】 1. 税務行政執行共助条約(Convention on Mutual Administrative Assistance in Tax Matters/1988年署名開放)は、締約国間で租税に関 する以下の行政支援を相互に行うための多数国間条約。これにより、国際的な脱税及び租税回避行為に適切に対処していくことを目的と している。 (1)情報交換: 締約国間において、租税に関する情報を相互に交換する (2)徴収共助: 租税の滞納者の資産が他の締約国にある場合、他の締約国にその租税の徴収を依頼することができる (3)送達共助: 租税に関する文書の名宛人が他の締約国にいる場合、他の締約国にその文書の送達を依頼することができる。 2. 2010年5月の改正議定書により、情報交換規定が国際標準(①銀行機密の否定、②自国に課税の利益がない場合でも情報を収集し、 提供する)に沿った形に改正された。 また、欧州評議会及びOECD以外の国も本条約を締結できるようになった。 3. 我が国について、本条約が適用される租税は次の通り。なお、徴収共助は次の(1)(2)(4)について実施される。 (1)所得税、法人税、復興特別所得税、復興特別法人税 (2)相続税、贈与税 (3)地価税 (4)消費税 (5)酒税、たばこ税、たばこ特別税、揮発油税、地方揮発油税、石油ガス税、航空機燃料税、石油石炭税 (6)自動車重量税 (7)登録免許税、電源開発促進税、印紙税、地方法人特別税 4.条約の締結状況については次頁の通り。 (出所:財務省) 3 マルチ 税務行政執行共助条約(2) 【締結状況】 発効済又は発効が決まっているもの(55) 署名段階のもの(27) 国(40) 法域(15) 国 Albania Germany(旧) Poland Anguilla(英) Andorra Luxembourg Argentina Ghana Slovak Aruba (欄) Austria Morocco Australia Greece Slovenia Bermuda (英) Belgium Nigeria Azerbaijan (旧) Iceland South Africa British Virgin Islands ( 英) Brazil Portugal Belgium (旧) India Spain Cayman Islands (英) Chile Romania Belize Ireland Sweden Curacao (欄) China Russia Canada Italy Tunisia Faroe Islands (丁) Estonia San Marino Colombia *1 Japan Ukraine Gibraltar (英) Germany Saudi Arabia Costa Rica Korea United Kingdom Greenland (丁) Guatemala Singapore Croatia *2 Malta United State (旧) Guernsey *3 Hungary Switzerland Czech Mexico Isle of Man (英) Indonesia Turkey Denmark Moldova Jersey (英)*4 Kazakhstan United States Finland Netherland Montserrat (英) Latvia France New Zealand Sin Maarten (欄) Lichtenstein Gerogia Norway Turks & Caicos (英) Lithuania (旧)は改正前の税務行政執行共助条約を示す *1 2014.7.1発効予定 *2 2014.6.1発効予定 *3 2014.9.1発効予定 *4 2014.6.1発効予定 (出所:OECD) 4 マルチ BEPS行動15 【Action15: Develop a Multilateral Instrument】 BEPS対策措置を効率的に実現させるための多国間協定の開発に関する国際法の課題を分析する。その後、 多国間協定を開発する。 (出所:財務省) 5
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