中 中小企業いばらき い ●ビジネス大百科 第67回中小企業団体全国大会開催 12 2015 December No.686 CONTENTS 1 … ビジネス大百科 9 … ニュースフラッシュ 12 … インフォメーション 16 … 理事長インタビュー 18 … 業況リポート 20 … 中央会だより photo:第67回中小企業団体全国大会 茨城県中小企業団体中央会 http://www.ibarakiken.or.jp/ (いばらきビジネス大百科) 〒310-0801水戸市桜川2ー2ー35 TEL 029(224) 8030 表紙の紹介 第67回中小企業団体全国大会 沖縄県で開催 全国から2,300人が集結 重要課題14項目を決議 組合制度の原点である“相互扶助の精神”のもと、 中小企業者同士が団結の力を再確認し現下の難局を乗 り切るとともに、自らの発展の可能性を信じて「団結 は力 見せよう組合の底力!~組合でひろがる中小企 業の発展~」をキャッチフレーズに、11月20日㈮、 沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで第 67回中小企業団体全国大会が開かれた。全国から本 県の41人を含む、約2千3百人が参加した。全国中 小企業団体中央会と都道府県中小企業団体中央会が共 催。 同全国大会は、全国の中小企業団体の代表者が一堂 に会して中小企業が直面する諸問題について議論し、 自らの決意を内外に表明するとともに、国などに対し て中小企業振興対策の強化充実を訴え、組合をはじめ とする中小企業連携組織を基盤とした中小企業の安定 的発展と豊かな地域社会の実現を図るのが目的。 冒頭あいさつで、大村功作全国中小企業団体中央会 会長は「全国の9割以上を占める中小企業・小規模事 業者は、原材料価格の高騰や新興国経済減速の影響に より、依然として収益の改善がみられず、景気回復の 実感が得られない経営環境が続いている。そのような 状況の中、地域に密着する中小企業組合等連携組織の もとに力を結集し、中小企業が主体となって、生産性 の向上、取引力の強化、組合相互の連携強化を今まで 以上に推し進めながら地方創生に主体的に取り組む必 要がある」と指摘。その上で、「本大会を契機に、中 小企業自らが組織する全国3万の組合等が、組合制度 の原点である相互扶助の精神のもと、団結の力を再確 認するとともに、持続的な発展と豊かな地域社会の実 現を図るための施策の推進を、政府を始めとする関係 各方面に全力で働きかけしていきたい」と方針を示し た。 また、同大会の開催に合わせ、中央会では11月19 日㈭から21日㈯までの3日間、会員の皆様の利便と 親睦を図るため「茨城県中央会 沖縄ツアー」を実施 した。 ※沖縄ツアーについては、後述のページをご参照くだ さい。 ビジネス 大百科 第67回 中小企業団体全国大会開催 平成27年11月20日㈮、沖縄県宜野湾市の「沖 縄コンベンションセンター」において、「団結は力 見せよう組合の底力!~組合でひろがる中小企業の 発展~」をキャッチフレーズに、第67回中小企業 全国大会が開催され、全国の中小企業団体から約 2,300人が参加しました。 開催県である沖縄県の宮里一郎 沖縄県中小企業 団体中央会副会長が開会宣言をした後、主催者を代 表して大村功作 全国中小企業団体中央会会長が、 沖縄県中小企業団体中央会 副会長 宮里 一郎 氏 また、開催地の会長として津波古勝三 沖縄県中小 企業団体中央会会長が挨拶を述べました。 続いて、優良組合(33組合)、組合功労者(71 名)、中央会優秀専従者(29名)の表彰が行われ ました。本県からは、茨城県鉄筋業協同組合(理事 長 大平時彦氏)が優良組合表彰を、茨城県室内装 飾事業協同組合 理事長 増渕千佶郎氏が組合功労者 表彰を受賞されました。また、優良組合表彰の総代 として大平理事長に、大村会長から表彰状とともに 記念品が贈られました。おめでとうございます。 全国中小企業団体中央会 会長 大村 功作 氏 沖縄県中小企業団体中央会 会長 津波古 勝三 氏 茨城県鉄筋業協同組合 理事長 大平 時彦 氏 中小企業いばらき 2015.December 1 その後、翁長雄志 沖縄県知事、佐喜眞淳 宜野湾 市長が歓迎の挨拶を述べました。また、星野剛士 経済産業大臣政務官、島尻安伊子 内閣府特命担当 大臣、渡嘉敷奈緒美 厚生労働副大臣、伊藤良孝 農 林水産副大臣、杉山秀二商工中金代表取締役社長が 祝辞を述べました。 議事では、津波古勝三 沖縄県中小企業団体中央 会会長を議長に、山出保 石川県中小企業団体中央 会会長、野田三郎 熊本県中小企業団体中央会会長 がそれぞれ選出され、 「景気対策、被災地を含めた 沖縄県 知事 翁長 雄志 氏 地域の活性化」 、 「生産性の向上」並びに「持続的成 長の促進」等を具体化し、全国385万の中小企業・ 小規模事業者の事業の持続的発展を実現するための 中小企業者対策の拡充に関する14項目を決議しま した。 また、決議に際し、小正芳史 鹿児島県中小企業 団体中央会会長より、「人口減少が進む地域を活性 化し、全国津々浦々の中小企業が景気回復を実感で きるよう、経済の好循環を確実なものとする景気対 策を求める」との意見発表が行われました。 続いて、石川誠司 沖縄県中小企業青年中央会会 宜野湾市 市長 佐喜眞 淳 氏 長が『 「中小・小規模事業者には果てしない未来が ある」ことを組織の総力を結集して示していくこと を誓う』とした「大会宣言」を高らかに宣言し、満 場の拍手の下、採択され、高田担史 中小企業基盤 整備機構理事長の発声で万歳三唱し、閉会となりま した。 なお、次期全国大会は、平成28年10月19日㈬、 石川県金沢市「いしかわ総合スポーツセンター」に おいて開催されます。 厚生労働副大臣 渡嘉敷 奈緒美 氏 経済産業大臣政務官 星野 剛士 氏 2 中小企業いばらき 2015.December 農林水産副大臣 伊藤 良孝 氏 ビジネス大百科 第67回 中小企業団体全国大会 決議 【景気対策、被災地を含めた地域の活性化】 1.景気対策、被災地を含めた地域の活性化等 ・実感ある景気回復と内需喚起・TPP対策 ・地方創成交付金の拡充と恒久化 ・地域資源の活用による「ふるさと名物応援」 ・ 「まち・ひと・しごと」創生の一体的な推進 ・オリンピック、パラリンピック関連の受注機会 拡大 2.中小・小規模事業者の持続的発展 ・小規模事業者持続化補助金の拡充 ・創業、第二創業等支援の強化 ・ 「ものづくり補助金」の確保・継続 ・公設試験機関の拡充 ・ものづくり人材の確保・育成 ・IoT、ビッグデータ人工知能等に取り組む革新 的中小企業の支援強化 ・情報セキュリティ対策の強化支援 3.福島・被災地の復興の加速化 ・最大限支援の継続 ・復興財源確保・予算措置の継続 ・復旧復興工事に関する財政支援の継続・強化 ・中小企業等共同施設等災害復旧事業(グループ 補助金)の十分な予算措置の確保 ・福島の復興支援の確実な実行 ・東日本大震災の教訓を活かした地域の防災対策 の強化 【生産性の向上】 1.組合等連携組織等を活用した生産性向上の強化 ・中小企業の組織制度の見直し ・生産性向上への取組み支援 ・企業組合制度による創業企業支援 ・高度化融資制度の利用拡大 2.海外展開の推進 ・TPP合意事項の周知徹底と中小企業への総合 対策 ・海外知的財産活動への支援拡充 ・販路開拓、訪日外国人旅行客の誘致推進 3.電力コスト軽減、環境エネルギー対策の強化 ・電力コスト等の軽減 ・厳格に安全が確認された原発の再稼働 ・地域工場・中小企業等省エネ設備導入補助金の 拡充 4.公正な競争環境の整備 ・不公正な取引方法に対する規制強化 ・下請法の厳格な運用と周知徹底 5.官公需対策による経営支援の強化 ・官公需適格組合の更なる活用 6.中央会等支援体制の整備強化 ・中小企業連携組織対策事業の拡充強化 ・組合等による取引力強化、指導員の人材育成強 化 【持続的成長の促進】 1.資金調達の円滑化等 ・金融機関のコンサルティング機能の強化 ・改訂成長戦略を具現化する設備投資等金融支援 2.投資等を促進する税制の拡充 ・投資拡大と生産性の向上支援 ・消費税対策の強化 ・火災等共済組合等の異常危険準備金の損金算入 延長 3.まちづくりの推進、商業対策の拡充 ・賑わいある機能的なまちづくりの推進、中心市 街地の再生 ・「にぎわい補助金」の再創設 ・卸・サービス業の I Tによる生産性向上と人材 育成 ・共同化等物流対策の強化 ・優越的地位の濫用の根絶等 4.社会保障の見直し ・社会保障改革に当たっての中小企業への配慮 ・社会保険の安易な引上げ反対 ・協会けんぽ等の財政安定のための支援 5.中小企業の実態を踏まえた労働教育政策の推進 ・雇用保険制度の機能強化 ・地域の中小企業の実情を踏まえた最低賃金の設 定 ・中小企業の人材確保・定着支援の強化 ・中小企業における女性人材の活躍施策の充実 ・ワークライフ・バランスの推進 ・障害者雇用への中小企業等支援策等の充実 ・国による職業訓練機能の強化 ・キャリア教育職業教育の推進 ・外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生 の保護に関する法律案の早期成立・施行 ・エコ環境対応への支援の拡充 中小企業いばらき 2015.December 3 第67回 中小企業全国大会スローガン 1.実感ある景気回復と被災地を含めた地域の活性化 2.投資促進による生産性向上の加速 3.雇用・内需を喚起する税制・金融の拡充 4.優越的地位の濫用の根絶等公正な競争力環境の実現 5.賑わいあるまちづくりの推進と商業・サービス業対策の拡充 6.中小企業の実態を踏まえた社会保障・労働対策の推進 4 中小企業いばらき 2015.December ビジネス大百科 第67回 中小企業団体全国大会沖縄ツアー旅行記 第67回中小企業団体全国大会の開催にあわせ本会では、11月19日㈭から21日㈯までの3日間、会員の 皆様の利便と親睦を図るため「茨城県中央会・沖縄ツアー」を実施しました。 今回のツアーは、若い世代に戦争の実態を伝える「ひめゆりの塔」(糸満市)や世界遺産に登録された「首 里城」 (那覇市)などを巡る行程で、羽田空港から35名の参加で出発。 那覇空港到着後、 「ひめゆりの塔」へ向かい、戦争の悲惨さを 感じるとともに、命の大切さから、平和とは何かを学びました。 その後、県内最大の手作りガラス工房「琉球ガラス村」で熟練の 職人たちが制作している琉球ガラスを見学しました。懇親会では、 華やかな琉球舞踊を観ながら、琉球料理に和のテイストを取り入 れた和琉料理を堪能しました。 2日目は、沖縄を代表する絶景の観光スポット「万座毛」へ向 かいました。どこまでも青い海と空、広場の緑が美しい万座毛で、 沖縄の自然の大きさを感じた後、「琉球村」で沖縄の文化・芸能 を体験しました。その後、全国大会の会場である「沖縄コンベン ションセンター」へ移動し、全国大会に参加しました。全国大会 終了後、那覇埠頭からモビーディック号に乗船。海に沈みゆく夕 日を見ながら、美味しいディナーとエンターテイナーの生演奏を 楽しみ、参加者は、ゆっくりとした時間の流れを楽しみました。 最終日は、琉球独自の文化を楽しむため、世界遺産である「首 里城」 、 「識名園」を巡り、那覇空港で解団式を行い、羽田空港で 解散となりました。 なお、平成28年度(第68回)の全国大会は、平成28年10月 19日㈬「いしかわ総合スポーツセンター」での開催が決定しま した。平成28年度の全国大会もご参加をお待ちしております 中小企業いばらき 2015.December 5 茨城県中央会 沖縄ツアーへの 6 中小企業いばらき 2015.December ビジネス大百科 ご参加ありがとうございました 中小企業いばらき 2015.December 7 理事長 小 室 光 博 茨城県電気工事業工業組合 理 事 長 副理事長 専務理事 常務理事 川 崎 卓 男 川 賢 司 浅 野 晃 司 浅 野 和 郎 副理事長 常務理事 常務理事 三 浦 利 春 宮 田 務 小 林 透 〒310−0045 水戸市新原 1 丁目 2 番 7 号 TEL 029-252-3133 FAX 029-252-3134 E メ ー ル ア ド レ ス :[email protected] ホームページアドレス:http://www.ibaraki-denkouso.com / 調査員が電気をサポート 電気の安全を通して、 地域に貢献する 茨城電気安全サービス 8 中小企業いばらき 2015.December ニュース フラッシュ NEWSFLASH マイナンバーに関する講習会を開催 - 県中古自動車販売(商工) - 県中古自動車販売商工組合(堀江正弘理事長)は 10月7日、中央会の助成事業を活用し、小美玉市 内の組合オートオークション会場でマイナンバーに 関する講習会を開いた。特定社会保険労務士の皆川 雅彦氏を講師に招き、同組合員29名が受講。 皆川氏は、本年10月から通知が始まったマイナ ンバー制度への適切な対応が求められる中、企業が おさえるべき実務上のポイントに、従業員への制度 内容の十分な周知と、マイナンバー取得後の厳重な 管理を挙げた。また、保管や廃棄など個人情報の取 り扱いに係る罰則規定があり「従業員などがマイナ ンバー法に違反した場合には、本人だけでなく、事 業者も刑罰の対象となることがある」と注意を促し た。 続いて同組合専務理 事の皆尺寺敦氏が「マ イナンバー制度の自動 車業界に与える影響」 と題して講演。OSS (ワンストップサービ ス)との連携による登 小原氏は、地域や産学官の連携による県内外の成 功事例を紹介した後、「域外から人を招き入れ、地 域に定住してもらう仕組みを作り上げたことが成功 の共通点である」と指摘。 続いて開かれた地域経済の自立的・持続的な発展 に向けた意見交換では、参加者から当地区における 共通課題などが挙げられ、座長を務めた小原氏は、 地域の現状を客観的に見ることができる「よそ者」 の重要性を説き「その人たちに、ここに住みたいと いう仕組みを地域一体となって創り上げられるかが 地域活性化実現の鍵となる」とまとめた。 また、同月22日には、つくばインキュベーショ ンラボ取締役の上原健一氏を講師に招き、日立市内 で第2回目の懇談会を開いた。同市内のものづくり 産業を支える事業協同組合や行政機関などを対象 に、11名が参加。 上原氏は、他産業同様、ものづくり産業において も「消費者の嗜好が、“モノ(=製品)”から“コ ト(=モノに付属するサービスや付加価値)”に変 化し“コト”を高めていくことが経営向上に繋が る」と指摘。 続いて開かれた意見交換では、参加者から当地区 における共通課題などが挙げられ、座長を務めた上 原氏は、中小企業が様々な変化に柔軟に対応し、発 展していくには、「経営力の強化と優位性のある経 営資源をもって企業活動を展開していくことが必要 である」と強調し、それを実践するために、「今後 の経営では、自社の得意とする事業分野を明確に し、そこに経営資源を集中的に投下するなど『選択 と集中』を意識することが重要である」とまとめ た。 録業務の簡素化、安全 データの活用など同制 度の利用開始に伴う留 意点などを紹介した。 講演する皆川雅彦氏 地域産業活性化懇談会を開催 - 中央会 - 中央会は10月14日、茨城大学人文学部准教授の 小原規宏氏を講師に招き、常陸大宮市で地域産業活 性化懇談会を開いた。同懇談会は、地域の担い手で 懇談会の様子 ある中小企業及び関係者の有機的な連携を支援する ことを目的に年3回の開催を予定し、今回が第1回 目。県北山間地区の事業協同組合等事業者や行政機 関などを対象に、14名が参加。 中小企業いばらき 2015.December 9 ニュース フラッシュ NEWSFLASH 青年中央会4県交流会 - 青年中央会 - 笠間浪漫での企画展示など、多岐にわたる青年部の 活動を紹介した。 県中小企業青年中央会(荒井隆一会長)は10月2 日、千葉・群馬・栃木の青年中央会との4県交流会を 続いて茨城研醸会(県酒造組合青年部)の笹目信 次郎会長が、関東地方最多の酒蔵数を誇る本県の酒 造りやその歴史などを交え、自社(笹目宗兵衛商店) 開いた。 同交流会は、近県の青年中央会が県域を越えて交 流し、会員相互の自己研さんと資質の向上、ならびに の酒蔵や、同社が御神酒を奉納する日本三大稲荷の ひとつ「笠間稲荷神社」を案内した。 その後の懇親交流会は、水戸市内に会場を移し、 各県青年中央会の結束強化を図ることを目的に、毎 年、持ち回りで開かれている。 本年度は本県青年中央会が主管を務め「青年中央 2013年にアメリカで開かれた口笛世界大会の優勝者 で、水戸の魅力宣伝部長を務める加藤万里奈さんの 口笛演奏とトークで華やかに開宴。 会だから出来る“おもてなし”」、 「茨城の魅力を感 じてもらおう」をコンセプトに、会員組合青年部と協 力。県内唯一の組合青年部の連合体「青年中央会」 の強み、特徴を活かした設営・企画を随所に組み入 和やかな雰囲気の中、4県の若手経営者・後継者 約70人が交流を深めた。 れ、水戸の梅大使、水戸市のマスコットキャラクター 「みとちゃん」、笠間市観光大使とともに、来県した 中小企業組合青年部員らを歓迎した。 参加者は、最初に「アパホテル水戸駅北」 (県ホテ ル旅館生活衛生同業組合青年部)に集合し、同ホテ ルのバスで笠間市内へと移動。 「大津晃窯」 (笠間 焼協同組合青年部)で笠間焼の手ひねりを体験した 後、同組合青年部の高野利明部長が、全国的な展示 会や見本市などへの出展、市内で行われる陶炎祭や 4県交流会の参加者ら 茨城県中小企業青年中央会は、来年、設立40周年を迎えます。40周年に 向けて更なる組織力強化を図るため、会員増強運動を展開しています。 各種事業を通じて、会員相互の交流が図れ、新たなビジネスチャンスも生 まれています。組合青年部の加入をお待ちしています。 茨城県中小企業青年中央会の活動 ■各業界青年部会の経営力向上のため、研修会の開催・開催支援などを行っています。 ■青年部会員やOBの方々との交流を深めるため、ゴルフやボウリングなどのレクリエーションを行って います。 ■関係団体等との連携として、橋本昌茨城県知事との懇談会、県内青年経済団体4団体との意見交換 会、4県(茨城、千葉、群馬、栃木)交流会なども行っています。 〒310-0801 茨城県水戸市桜川2-2-35 産業会館8階 TEL 029-224-8030 FAX 029-224-6446 URL http://www.ibarakiken.or.jp/seinen/ 茨城県中小企業青年中央会 10 中小企業いばらき 2015.December 中小企業いばらき 2015.December 11 Information 激甚災害指定及び災害復旧貸付に係る 特別措置 ストレスチェック制度実施者等研修会の 開催のお知らせ 中小企業庁は、平成27年9月7日から11日まで の間の暴風雨及び豪雨による激甚災害について、既 茨城労働局は、今月1日から施行されるストレス チェック制度についての研修会を開催します。同制 に特別相談窓口の設置、災害復旧貸付の適用等の被 災中小企業者対策を講じていますが、10月27日の 政令等の閣議決定に伴い、追加の対策として「茨城 度の実施については、事業者はもちろん実施者及び 実施事務従事者等の役割が重要になりますので、是 非ご参加ください。 県常総市」の被災中小企業者等を対象に以下の措置 を講じます。 ■追加支援措置 ⑴激甚災害法に基づく中小企業支援措置(平成27 ■日 時 平成27年12月16日㈬ 午後2時~午後4時30分 ■会 場 ワークヒル土浦研修室 (土浦市木田余東台4-1-1) 年10月30日政令公布) ○中小企業信用保険法の特例(災害関係保証) 市町村長等から事業所または主要な事業用資産に ■参 加 費 無料 ■説明内容 ⑴ストレスチェック制度の法律的位置づけ 係る罹災証明を受けた中小企業者に対して、一般保 証とは別枠で保証します(借入債務の額の100%を 保証。実施期限は平成28年4月29日まで)。 ⑵具体的なストレスチェックの実施方法等の説明 ⑶その他 【お問い合わせ先】 - 中小企業庁 - 一般保証 限度額 普通保険 災害関係保証 限度額 2億円 +2億円 無担保保険 8,000万円 +8,000万円 特別小口保険 1,250万円 +1,250万円 ⑵政府系中小企業金融機関の災害復旧貸付の金利引 下げ(閣議決定) 日本政策金融公庫及び商工組合中央金庫が実施 している災害復旧貸付(平成27年9月11日から開 始)について特段の措置として、0.9%の金利引下 げを行います。 ・災害復旧貸付の制度概要 使用使途 貸付限度額 運転資金又は設備資金 日本公庫(中小事業) 1.5億円 〃 (国民事業) 3,000万円 商工中金 1.5億円 貸付金利 基準金利 (中小事業1.30%、国民事業1.45%) 貸付期間5年以内の基準利率 (平成27年10月27日現在) 金利引下げ 貸付額のうち1,000万円を上限とし て、貸付金利から0.9%を引下げ(貸付 後3年間) 詳細は、中小企業庁ホームページをご覧くださ い。 h t t p : / / w w w. c h u s h o . m e t i . g o . j p / k e i e i / antei/2015/151027saigai.htm 12 中小企業いばらき 2015.December - 茨城労働局 - 茨城産業保健総合支援センター TEL 029-300-1221 詳細は、茨城産業保健総合支援センターホーム ページをご覧ください。 http://www.ibaraki-sanpo.jp/outline/seminar/ plan.html 「ミラサポ」 にTPP協定に関する 特設ページを開設 - 中小企業庁 - 中小企業庁は、中小企業支援サイト「ミラサポ」 にTPP協定の特設ページを開設しました。 特設ページでは、関係省庁が発表しているTPP に関する情報や企業向け説明会の最新情報などが掲 載されています。 詳細は、中小企業庁及びミラサポホームページを ご覧ください。 中小企業庁 h t t p : / / w w w. c h u s h o . m e t i . g o . j p / k e i e i / network/2015/151106mirasapo.htm ミラサポ https://www.mirasapo.jp/tpp/index.html 「TPP相談窓口」を設置 - 経済産業省 - 経済産業省は、中堅・中小企業をはじめとする Information 我が国企業にTPPを十分に活用いただけるよう、 TPP相談窓口を設置しました。 個人情報保護法説明会を開催 - 消費者庁・茨城県 - 全国の経済産業局、日本貿易振興機構 (JETRO)、中小企業基盤整備機構、合わせて 65カ所に窓口を設置し、TPPがもたらす多様なメ 消費者庁と茨城県は、個人情報に関する取扱いに 関する疑問や不安がみられることから、法の目的・ リットへの理解を促進し、中堅・中小企業を含む我 が国企業のTPPを活用した市場開拓や海外展開に 向けた取組が加速するよう、きめ細やかな対応を行 内容の周知徹底を図るため、共催で個人情報保護法 に関する説明会を開催します。個人情報保護法に 関する説明会終了後、マイナンバー制度について います。 詳細は、経済産業省ホームページをご覧くださ い。 も30分ほど説明をしますので、是非ご参加くださ い。 ■日 時 平成27年12月11日㈮ http://www.meti.go.jp/press/2015/11/2015 1106003/20151106003.html 午後1時30分~午後3時30分 ■場 所 茨城県庁舎9階講堂 水戸市笠原町978-6 ■対 象 者 個人情報保護法に関心のある方 平成27年度卓越した技能者 (現代の名工) が決定 - 厚生労働省 - 厚生労働省は、平成27年度の卓越した技能者 (通称「現代の名工」)の表彰対象者150名を決定 しました。県内組合関係者として㈱下館造園 堀江 豊氏(茨城県造園業協同組合)、㈱ウーマン 赤上 喜久子氏(茨城県美容生活衛生同業組合 監事)が 受賞されました。おめでとうございます。 同制度は、昭和42年に創設され、卓越した技能 を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を 表彰するもので、技能の世界で活躍する職人や技能 の世界を志す若者に目標を示し、技能者の地位と技 能水準の向上を図ることを目的としています。 詳細は、厚生労働省ホームページをご覧くださ い。 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/000010 3010.html (先着350名まで) ■講演内容 ⑴情報を守り活かそう明るい未来~わかりやす い!個人情報保護のしくみ~ (消費者庁) ⑵個人情報に関する相談事例と考え方 ((独)国民生活センター) ⑶マイナンバー制度について (県企画部情報政策課) ■参 加 費 無料 ■参加申し込み ⑴申込み締め切り 平成27年12月4日㈮ ⑵申 込 み 方 法 いばらき電子申請・届出サービスからお申込み いただけます。 詳細は、茨城県ホームページをご覧ください。 http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/ bunsho/kojin/setsumei.html 業、 設業、サービス 不動産業、建 小売業など、 業、 製造業、運輸 ! 参入しています が 種 業 い 広 幅 中小企業様の支援実績は、 県内トップクラスの 500社以上!!! お気軽にお問い合わせ下さい 詳細 9兆円から21兆円市場へ ・小規模介護施設の為、設備投資が少なくてOK! ・利益率が高いため、黒字転換まで6ヶ月でOK! ・計画、申請から開業、黒字転換までをサポート! ・営業面、運営面、職員教育を強力バックアップ! 株式会社 マネジメントセンター 〒310-0836 水戸市元吉田町1041-4 サン・ビルヂング4F TEL029-246-4671 FAX029-246-4672 URL http://www.isommc.com E-mail [email protected] 中小企業いばらき 2015.December 13 Information 茨城県特定最低賃金改正のお知らせ - 茨城労働局 - 茨城労働局は、特定の産業に従事する労働者とそ の使用者に適用される最低賃金を、下記一覧表のと おり改正決定しました。 なお、次の⑴から⑶に掲げる者等については特定 最低賃金の適用が除外されます。 ⑴18歳未満又は65歳以上の者 ⑵雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中の者 ⑶清掃、片づけの業務に主として従事する者 ※茨城県の地域別最低賃金は、時間額747円と決定 されており、10月4日から適用されています。 ■茨城県の特定最低賃金 効力発生日:平成27年12月31日 時間額 鉄鋼業 851円 はん用機械器具、生産用機械器具、 業務用機械器具製造業 825円 計量器・測定器・分析機器・試験 機・理化学機械器具、医療用機械器 具・医療用品、光学機械器具・レン ズ、電子部品・デバイス・電子回 路、電気機械器具、情報通信機械器 具、時計・同部分品製造業 821円 各種商品小売業 795円 【お問い合わせ】 茨城労働局 労働基準部 賃金室 TEL 029-224-6216 茨城本部 平成27年度 仕事と生活の調和支援奨励金のご案内 ―県労働政策課― 茨城県では、育児・介護との両立支援を行っている中小企業の事業主さんへ奨励金を支給しています。 (申請期限:平成28年3月31日) (支給対象となる事例) ・1歳以上小学校就学前の子がいる従業員が初めて3ヶ月以上育児休業を取得 ・3歳以上小学校就学前の子がいる従業員が初めて3ヶ月以上育児短時間勤制度を利用 ・家族を介護している従業員が通算186日以上の介護休業を取得 等 ※制度の利用が過去1年以内なら対象となります。 (支給額) 1人目 30万円 2人目 10万円 【お問い合わせ先】 茨城県商工労働部労働政策課労働経済・福祉グループ ■住 所:〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978-6 ■電 話:029-301-3635 ■FAX:029-301-3649 ■E-mail:[email protected] ■ホームページ:http://www.pref.ibaraki.jp/shokorodo/rosei/rodo/wlb/syoreikin.html 14 中小企業いばらき 2015.December 地域社会と地球に やさしい 企業活動で躍進 新利根工業団地協同組合 ISO14001 環境マネージメント認証団地 《取 扱 品 目》 農業機械部品 産業機械部品 エンジン部品 通信機器筐体 筑 波 工 業㈱ ㈱大 仙 工 作 所 ㈱し ん と ね ㈱エ ナ テ ッ ク 〒300ー1415 ㈱三 翠 社 関 西 精 機㈱ 共 和 精 機㈱ 興 和 運 送㈲ 城県稲敷市中山1307 TEL 0297(87)2712 FAX 0297(87)2713 理 事 長 田葉 正信 中小企業いばらき 2015.December 15 理事長インタビュー 茨城県鍍金工業組合 理事長 溝 口 輝 明 氏 茨城県鍍金工業組合は、昭和46年1月に設立し、鍍金業界における協調体制の確立、自主的な連絡統制の 強化、公害防止対策の確立など中小企業近代化促進法に基づく構造改善事業を中心に業界の近代化に努めて いる。 溝口理事長(溝口鍍金株式会社 代表取締役社長:鹿嶋市)は、平成11年に理事長に就任し、今年で就任 16年目。平成25年には全国鍍金工業組合連合会の副会長を務めるなど、全国業界の発展に尽力されてい る。また、今年度より中央会の副会長も務められている。今回、鍍金業界に精通している溝口理事長にお話 を伺った。 えるかもしれません。 また、10年くらい前に組合員間でネットワーク を構築しました。組合の理事の方の「県で受注した 溝口輝明 理事長 仕事は県内の企業でできないか」との声掛けがきっ かけでした。茨城は組合員それぞれが特化した設備 を有していることから、同業者との競争がなく、円 滑にネットワークの運用が行われています。 ◆各種研修会やエコアクション21の取得 ◆環境に配慮が必要な業界 我々鍍金業界は、作業に劇物等を使うので他の業 種に比べて環境破壊要素が高く、環境に関する気遣 いや法的な規制に配慮しなければなりません。ま た、水の処理や大気汚染、振動に関する資格や労働 安全衛生法関係の資格なども必要になってきます。 1人の従業員が必要な資格すべてを取得している と、辞められた時に立ち行かなくなってしまうの で、複数の従業員が同じような資格を取得するよう にしています。 ◆海外進出の影響とネットワークの構築 当組合では、青年部や会員企業の中核社員を中心 に、経営にマッチするような管理講習会を開催する とともに、電気めっき工法を使用している企業が多 いことから、国家資格である電気鍍金技能士の資格 取得に関する研修会も行っています。また、組合員 のエコアクション21(以下、 「 EA21」)認証取得 のため、研修会を開催しました。ISO14001を取 得するより費用がかからないことや他県の同業者も 取得していること、リーマンショックがあり仕事が 激減してしまったことなどから、環境経営を学ぶ機 会として、EA21に取り組みました。現在組合員8 社が認証登録を受けています。 経営上の課題としては、ここ15年くらいの間 に、大手企業が海外に進出し、国内の仕事が減少傾 向にあることです。特に、白物家電が海外で生産さ れるようになったときは、国内の仕事が激減しまし ◆経営者として意識していること た。かつては、1つのパーツができると15年から 20年くらいのサイクルで仕事がありましたが、今 う生き残っていくかを考えなければなりません。 現経営者が築いてきた企業の独自性を維持し、企 業を継続していくために、次期経営者が企業を続け られる、また、経営がやりやすくなる手法を意識し はサイクルがとても速くなり、見通しを立てること が難しくなりました。そのせいで、設備投資などに 踏み切れないケースも出てきています。 そのような中、どのような産業の仕事に取り組ん でいくかを考えていくことが必要です。現在、当組 合の組合員は29社ですが、組合員それぞれがオリ ジナリティ、得意分野を有して仕事を行っていま す。先ほど15年くらいの間に海外への進出が増え ていると話しましたが、国内で仕事を行っている企 業にとっては、それぞれの道に特化した15年と言 16 中小企業いばらき 2015.December 全国約1,300社のうち、30人以下の企業が8割 を占める当業界において、組織力、人脈、資金力の 関係から国内にいなければならない企業は、今後ど ています。 茨城県鍍金工業組合 住所:鹿嶋市平井1338-3 T E L:0299-82-5121 FAX:0299-83-6686 組合員数:29社 中小企業いばらき 2015.December 17 業 況 リ ポ ー ト 製 造 業 ◇パン…常総市で水害を受けた組合員は無事操業を 再開できた。組合全体では、食の安心安全を心掛 けている。 ◇酒…9月の課税移出数量は前年同月比97.4%と落 ち込んだ。特定名称酒(吟醸・純米・本醸造)は前 年を上回ったが一方、普通酒は落ち込んだ。焼酎 については98.2%とやや復調している。清酒輸出 については、組合員が積極的に取り組んでおり、堅 調な伸びを示している。9月10日の関東東北豪雨 による当県蔵元の被害状況は、激甚災害指定を受 けながらも未だ復旧には至っていない。特に、醸造 蔵内の清掃に時間を要し、設備機器の入れ替えに 苦慮している。10月1日に開催した「全国一斉日本 酒で乾杯」イベントは、国内外326箇所、約47,000 名が一斉乾杯を行い、日本酒のおいしさ、楽しさを 多くの方々に周知できた。当県の会場でも県知事、 4市長ほか関係者ら約200名が参加し、一斉乾杯 を行った。また、10月9日には「茨城地酒まつり in 花やしき」を開催。700名限定にもかかわらず、当 日の来場希望者が多く、試飲のみで対応するなど 大盛況だった。 ◇納豆…一部の大手メーカーを除き、中小メーカーは 厳しい経営環境にあるが、差別化商品の取り扱い に特化しているメーカーは健闘している。流通の末 端価格が下げ傾向にある。 ◇菓子…10月は天候が良い日が多く、売上は若干伸 びたが収益は減少した。今後は、収益を伸ばすた めの活動に取り組んでいきたい。 ◇繊維製品(袋物)…10月はほぼ現状維持。年末に かけての受注に期待したい。 ◇木材…原木不足が県内の製品市場にも影響してお り、国産材(杉)、特に良材は品不足が顕著。需要 期の原木不足とあって、良材を中心に手当て買い がみられた。プレカット各社においても、仕事量は 回復しつつあるが、製品の仕入れを増やすまでに は至っていない。需要が盛り上がりに欠けている ため、このまま市況が回復し続けるとの見通しは 少ない。 ◇プレカット…目標の85%程度加工することがで きた。11月も加工予定が入っており、10月同様にな ると思われる。乾燥材関連がまた値上げ傾向。合 板は値戻しになり、これ以上値上げになると厳し い。 ◇段ボール…大手メーカーは、前年と比べて良くなっ てきているが、中小企業は前年割れになっている。 中小のシェアが大手に奪われている状況。常総市 18 中小企業いばらき 2015.December 業界景況連絡員報告 の水害を被った企業は、企業としては継続するが、 数名を残してほとんどの社員に退職してもらった とのこと。 ◇焼物…秋の行楽シーズンの幕開けとなる笠間浪漫 が無事終了した。客足は例年並。この後もまだまだ イベントがあるので頑張りたい。 ◇重電…売上は対前月比で少し増加したが、収益は 悪化。作業量の減少などで先行きの不透明感があ る。 ◇鍍金…自動車・建機・家電業界の受注量が減少。他 の受注先も微減。全体でみると1割程度の減少。 金属材料価格は若干の値上がり、工業薬品価格は 前年並み。電気料金、燃料費は値下がりしている。 ◇電化機器…当月の生産高は、対前年同月比△75 百万円(△9.8%)の687百万円。対前月比では60 百万円ほど増加した。依然として先行きが見えず 厳しい状態。 ◇自動車部品…売上はやや回復基調。 ◇工業団地(農機部品)…主得意先の上期国内向 け 増産計画が 終了し、輸出向けの増産が 始まっ た。団地全体では対前年同月比で売上増となっ た。雇用面では、臨時社員が減少した。 非 製 造 業 ◇水産卸…精算所取扱高は、対前年同月比7.03%増 加。低温仕分施設を利用した量販店の取扱高が増 加している。 ◇県南地区卸売…食肉加工部門は順調、日用品雑貨 は平年並み、飲料水・酒類は不振。全体で見ると売 上は増加。 ◇食品卸売…野菜に関しては、前年に引き続き数量 減単価高で推移した。果実に関しては、数量は前 年並、単価高で推移。常総市の水害の影響で、レタ スやキャベツなどの葉ものが入荷減になった。11月 に入り、全体的な品薄感が解消され、単価は平年 並に落ち着く見込み。 ◇セメント卸…袋セメントの出荷数量は前年同月比 で横ばいだったが、前月比では15%増加となった。 年度末に向けた公共工事の進展によるものと思わ れる。 ◇家電…県内の景気は落ち込みが続き、家電業界で も苦戦を強いられている。地域店の強みは、任せ ることができる存在であること、通り一遍のつき あいではない存在であること、何かあればお客様 のもとにすぐに駆けつけることができる存在であ ること。超高齢社会に突入した現在、この存在を広 くアピールしていくことが大切。 ◇県北地区共同店舗…力を入れた売出しイベントに 平成27年10月期 は賑わいも見られたが、対前年比で売上が増加せ ず、茫然自失だった。 ◇県央地区共同店舗…核店舗の改装、お得意様向け セールが好調で、何とか売上を確保できた。ただ し、店舗間の売上格差が拡大しているので、年末に 向けて全体的に底上げできるよう販売促進活動を 行っていく。 ◇県南地区共同店舗…気温が下がってきたため、秋 冬物の衣料品が好調だった。一方で、ファミリー層 を中心とするアミューズメント関連の集客は前年 同月比85%と苦戦した。 ◇中古自動車…10月後半より景況が上向いてきた様 子。県西地域では、常総市の水害の影響で低価格 車輌の販売が増加しているものの、収益は好転し ていない。オークションでは、出品台数が減少して いるものの成約率は上昇している。 ◇石油…ガソリンの販売価格は前年同月比で32円 下落した。依然として、元売子会社や大手業者によ る仕入れ価格を下回るような価格での安値販売競 争が県内全域で行われているため、廃止・休業に 追い込まれる組合員がいる。 ◇商店街 (下妻)…水害の影響は復旧しつつあるが、 原材料価格の高騰など収益面で大変厳しい状況が 続いている。客数の減少や国道125号沿いに新た な大型店が進出し、今後も厳しい状況が続く。 ◇ホテル旅館…全体的に売上、稼働率ともに増加。 ビジネス系のホテルでは、ツインリンクもてぎでの レース、土浦の花火大会、各種学会などのイベント での宿泊、新しい企画もので集客に成功した。観 光系のホテルでは、インバウンドの団体客が増加。 限定プランなどの企画では、平日でも個人客が増 加。 ◇自動車整備…組合員事業場の車輌入庫状況指数 である継続検査台数(持込検査)の対前年同月比 は、普通車95.2%と減少、軽自動車103.9%と増 加。 ◇総合建設…市の土木工事の発注が活発になってき た。年度末の工期にむけて、今の時期に発注しない と完工しない。そのため、ダンピング受注は減少し てきている。その一方で入札不調もおきている。 ◇電気工事…仕事はあるが、人手不足のために仕事 を断るしかない状況。特に、県南・県西に仕事が 多く、中堅工事業者が苦労している。台風18号の 影響により、水海道支部で24件の床上・床下浸水 の被害を受けた。まだまだ通常業務に復旧できな い。 ◇県北地区運輸…主要顧客の出荷物量が総じて低調 で、売上高が減少した。燃料価格は安値で安定して きた。 ◇県央地区運輸…秋冬物の切り替え時期のため、 衣料品・雑貨・家電など全体的な荷動きが盛んに なってきたが、水害の被害を受けた会社があり、稼 働が減少した地域もある。このため、収益は減少し た。 H27.10月の業界天気図 業種 指数 食 料 品 製 造 業 そ の 他 製 造 業 売 上 前年同月比 収 益 状 況 前年同月比 000.0 ▲016.7 000.0 ▲030.0 卸 売 業 0050.0 ▲025.0 小 売 業 (商店街を含む) ▲036.4 ▲063.6 サービス業 50.0 50.0 建 設 業 ▲040.0 ▲040.0 運 輸 業 ▲050.0 ▲100.0 全 体 ▲008.0 ▲036.0 【天気図の見方】県内情報連絡員か毎月いただいている情報連絡票の景況項目について、 「増加」 (又は「好転」 )業種割合から「減少」 (又は「悪化」 )業種割合を差し引いた値(D.I 値)をもとに作成しています。その基準は、下図のとおりです。 30以上 10~30未満 10未満~▲10 ▲10超~▲30未満 ▲30以上 ※表の中の数値はD.I値 中小企業者様の財産を様々なリスクから守るために作られた共済組合 茨城県火災共済協同組合 〒310-0801 水戸市桜川2-2-35 茨城県産業会館8階 029‐224‐0610 中小企業いばらき 2015.December 19 中 央 会 ◆平成27年新春講演会・賀詞交歓会の ご案内 だ よ り ◆「秋の叙勲」「秋の褒章」受章 おめでとうございます 中央会では、下記の日程で中央会創立60周年記 念講演会・式典・祝賀会を開催します。ご予定いた 平成27年秋の叙勲等が発表され、本県の組合関 係者及び会員が次の通り受章されました。栄えある だきますようお願いいたします。 ■日 時 平成28年1月18日㈪ 受章を心からお祝い申し上げます。 <瑞宝単光章> ■三代有利 氏 午後1時45分 ■場 所 水戸京成ホテル (茨城県鉄筋業協同組合 常務理事) (水戸市三の丸1-4-73) ■内 容 〇記念講演 13:45~ <黄綬褒章> ■森嶋鎮一郎 氏 (茨城県酒類工業協同組合 副理事長) 「2016年の景気を展望する」 ~世界経済の危機と日本経済の行方~ 講師:岡田 晃 氏 (大阪経済大学客員教 授・経済評論家) 〇記念式典 15:30~ 60周年に至る経過報告 や表彰式などを執り行いま す。 〇記念祝賀会 16:35~ (平成28年度賀詞交歓会) ■会 費 10,000円 <藍綬褒章> ■笹沼隆史 氏 (茨城県納豆商工業協同組合 前理事長) ◆「茨城県表彰」「功績団体表彰」受賞 おめでとうございます 岡田 晃氏 【担当】総務企画課 年賀広告募集! 中小企業いばらき1月号誌上での年賀広告を募集 しています。ご協力いただける場合は、12月11日 ㈮までにお申し込みください。 平成27年度の茨城県表彰が発表され、本県の組 合関係者及び会員が次の通り受賞されました。栄え ある受賞を心からお祝い申し上げます。 <功績者表彰> ■根本大濤 氏 (茨城県漬物工業協同組合 前理事長、茨城県食 品産業協議会 会長) ■飯村富雄 氏 (笠間焼協同組合 前理事長) <功績団体表彰> ■茨城県洋菓子協会(水戸市) 【中央会へのお問合せ】 TEL 029-224-8030 FAX 029-224-6446 エコアクション21は、 環境省が策定した中小企業にも取組み易い環境経営システムです。 とは、 『環境NPOいばらき』 特定非営利活動法人 「エコアクション21審査人」の茨城県内の有志で法人登録したスペシャリスト集団です。 事業等 1.エコアクション21の認証取得支援活動、並びにエコアクション21の普及活動 2.エコアクション21審査人として、認証取得を希望する企業の相談、並びにコンサルティング活動 3.エコアクション21審査人の育成教育 ※「エコアクション21地域事務局いばらき(茨城県中小企業団体中央会)」の運営委員の中に会員が委嘱され、 エコアクション21の普及に努めています。 特定非営利活動法人環境NPOいばらき *連絡先:所在地:〒302-0102 守谷市松前台1-8-8 代表者:飛田 秀幸 TEL:0297-48-1290 FAX:0297-48-1290 Email:[email protected] H P:http://www.kankyou-npo-ibaraki.com 何なりとお気軽にご一報ください。お待ちしております。 20 中小企業いばらき 2015.December 森づくり・人づくり 林業の活性化を通じて地域に貢献 機械化の推進 人材の育成 美 和 木 材協同組合 〒319-2603 茨城県常陸大宮市鷲子46-1 電 話 0295-58-2899 FAX 0295-58-2043 URL http://www.miwamoku.net E-mail [email protected] 茨城県信用組合 http://www.kenshinbank.co.jp/ 中 中小企業いばらき い ●ビジネス大百科 第67回中小企業団体全国大会開催 12 2015 December No.686 CONTENTS 1 … ビジネス大百科 9 … ニュースフラッシュ 12 … インフォメーション 16 … 理事長インタビュー 18 … 業況リポート 20 … 中央会だより photo:第67回中小企業団体全国大会 茨城県中小企業団体中央会 http://www.ibarakiken.or.jp/ (いばらきビジネス大百科) 〒310-0801水戸市桜川2ー2ー35 TEL 029(224) 8030
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