新潟県立大学では、県民のみなさんの生涯学習意欲の高まりにこたえる

新潟県立大学では、県民のみなさんの生涯学習意欲の高まりにこたえるとともに、地域に開かれた大学とな
ることをめざし、特別受講生制度を実施しております。
これは、授業科目の一部を県民のみなさんに開放し、学生とともに学んでいただく制度です。
また、この公開科目は、新潟県教育委員会が主催する「いきいき県民カレッジ」(本部:生涯学習推進セ
ンター)の講座として参加していますので、受講修了者にはいきいき県民カレッジの単位が認定されます。
※本学の単位は認定されません。
1.受
講
資
格
平成27年4月1日現在、満18歳以上で、半年間継続して積極的に学習する
意欲のある方。学歴不問。
2.募 集 科 目 及 び 定 員
次頁「公開科目一覧表」参照
なお、申込が定員を超過した場合は、受講をお断りすることがあります。
3.申 込 科 目 数
1人3科目以内とします。
(前期3科目、後期3科目の年間最大6科目まで申込ができます。)
4.受
料
雑費として、1科目につき1,000円を徴収します。(料金は受講決定後に納入し
てください。)
なお、科目により教材等を購入していただく場合があります。
間
平成27年7月21日(火)~8月17日(月) (8月17日(月)消印有効)
法
以下の書類を持参または郵送(簡易書留)により、申込先に提出してください。
(1)受講申込書(別紙1)を1受講科目毎に1枚
(2)140円切手を貼付した返信用封筒(角2号(224×332mm)を1通
*宛名にご自分の住所、氏名等を記入してください。
*複数科目お申込みの場合でも返信用封筒は1通のみです。
持参の場合:事務局②窓口 8時30分~17時15分(土日・祝日除く)
先
新潟県立大学 教務学生課 特別受講生担当
〒950-8680 新潟市東区海老ケ瀬 471番地
TEL:025(270)1302(直通) FAX:025(270)5173
5.募
6.申
7.申
講
集
期
込
方
込
8.受 講 者 の 決 定
受講の可否は、9月中旬に志願者あて文書で通知します。
受講許可を受けた人には必要書類を送付しますので、それに基づき手続を行っ
てください。
9.修了証書の授与
修了にあたっては、2/3以上の出席が必要となります。受講修了者には、修
了証書を授与(郵送)します。ただし、本学の単位取得はできません。
なお、担当教員の判断により課題等の提出を課せられることがあります。
受講が許可された方は、「いきいき県民カレッジ」に入学となります。
10. いきいき県民カレッジ
なお、受講手帳が必要な人は、受講申込書の「いきいき県民カレッジ単位認定」
の単位認定
欄の「手帳希望」に○印を付けてください。
11.通
学
方
法
公共交通機関を利用してください。駐車場に余裕がありませんので、原則とし
て自家用車による通学は認めておりません。
※障害者手帳の交付を受けている等の特別な事情がある場合は、事前にご相談
ください。
平成27年度特別受講生(後期)公開科目一覧表
No
科目名
教員名
講義形式
曜日
時限
募集人数
1 異文化コミュニケーション論
柳町 裕子 他
講義
月
2
5
2 計量政治学
窪田 悠一
講義
月
2
10
3 Academic Vocabulary
上村 威
演習
月
3
若干名
4 中国語IIB(読解初級)
後藤 岩奈
演習
5 東アジアの諸言語
水上 則子 他
講義
月
4
10
6 比較政治学
窪田 悠一
講義
月
5
10
7 東アジア地誌
若月 章・櫛谷圭司
講義
月
5
5
8 ロシア語IIB(初級CALL)
水上 則子
演習
9 比較文化論
木佐木 哲朗
講義
火
2
5
10 ロシア言語文化論B
外国人語学講師
講義
火
2
若干名
11 公共政策と財政
高端 正幸
講義
火
3
5
12 基礎韓国語Ⅱ
金 世朗・櫻澤 亜伊
演習
13 言語の科学B(音声と音韻)
太田 正之
講義
水
3
5
14 現代ユーラシア研究
講義
水
3
10
演習
水
3
10
16 TOEIC English
袴田 茂樹
Adamson, John Lindsay・
上村 威
上村 威
演習
水
5
若干名
17 新潟県の環日本海交流
若月 章 他
講義
木
2
10
18 ロシア言語文化演習C(読解・多読)
水上 則子
演習
木
2
若干名
19 現代韓国社会論
権 寧俊
講義
木
3
5
20 日本語概論
福嶋 秩子
講義
木
3
5
21 欧州統合論
鈴木 均
講義
木
4
5
22 アジア経済開発論
李佳
講義
木
4
5
23 地方自治法
田口 一博
講義
金
2
10
24 国際地域学C(地域政策)
山中 知彦
講義
金
3
10
25 法学
堀江 薫
講義
金
4
5
26 地域生活文化論
地濃 茂雄
講義
金
4
10
27 行政演習
田口 一博
演習
金
4
若干名
28 現代中国の社会と文学
後藤 岩奈
講義
金
5
5
29 日露交流史
澤田 和彦
講義
15 LectureⅡ
月3・金3
5
火1・金2
3
火3・金2
若干名
集中講義
※下記、【 授業期間 】
参照
若干名
【 授業期間 】 後期 平成27年10月1日(木) から 平成28年2月1日(月)まで
集中講義「日露交流史」 平成28年2月9日(火) から 平成28年2月13日(土)まで または、 平成28年2月9日(火) から 平成28年2月12日(金)まで ※上記2日程のどちらで実施するか、現在未定です。ご了承ください。
【 時 限 】 1限 8:50 ~ 10:20 2限 10:35 ~ 12:05 3限 13:00 ~ 14:30
4限 14:45 ~ 16:15 5限 16:30 ~ 18:00 注意 1 授業の曜日・時限は変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。 2 教室一覧表は授業初回時に事務局窓口にてお渡しします。
講 義 概 要
注)テキスト、その他の教材等の指示がないものについては開講時に指示します。
後期
1.異文化コミュニケーション論
担当教員 柳町裕子 他
急速に進行するグローバル化社会において、国内外において異なる文化的背景をもつ人々が交流す
る機会が増加し、それと同時に様々な摩擦や誤解が生じるケースも無視できなくなっています。本講
義では、言語学、言語教育、文学をそれぞれ専門とする講師がオムニバス形式で講義し、様々な面か
ら異文化コミュニケーションについて考察します。
講義のテーマ(担当教員):総論(福嶋秩子)
、ことばと文化/通訳翻訳の現場から/外国語を学ぶ
意味(柳町裕子)
、異文化間言語教育/日本語教育の現場から(足立祐子)
、英語教育と異文化理解(茅
野潤一郎)
、異文化演劇と異文化コミュニケーション(澁谷義彦)
2.計量政治学
担当教員 窪田悠一
本講義では、まず計量政治学における現象の捉え方の基本的立場や研究のプロセスについて議論を
行い、その次に分析の基礎として政治現象の数値化を考察するとともに、データの集計や図表による
表現方法を扱う。そして統計的な推定や検定の仕組みを概観しながら、多様な回帰分析の手法に取り
組む。講義は各手法が用いられる場面や適用例を紹介しながら進められるが、実際のデータを用いた
コンピュータによる演習が中心となる。これに加えて、担当教員との相談のもと学生自らが選んだテ
ーマと分析に基づいた研究論文を作成し、講義の最終回でこれを報告する発表会を設ける(このため、
学生の興味・関心に応じて授業計画を修正する可能性がある)。
3.Academic Vocabulary
●
1.
2.
3.
●
1.
2.
●
1.
担当教員 上村威
Intensive reading (input):
Using TOEFL materials, in-class activities mainly consist of intensive reading
Students are expected to be able to not only know the spellings and meanings, but also correct
Reading materials will be mainly but not exclusively drawn from well-known works in political science and
international relations.
Output:
Writing: students will be asked to use the words they newly learnt to write short passages during the class.
This is an important process, for knowing a word is not simply about memorizing the spellings, but more
importantly how to use it correctly and appropriately.
Listening and speaking: pronunciation is the key to listening and speaking skills. Students would have to
learn how words are pronounced in sentences rather than independently.
Persistent word building:
Using the memorization techniques taught at the class, students are expected to memorize at least 1,600
words during one semester.
Purpose of the class
This class aims to drastically boost students’ academic English vocabulary. Throughout the course, students
are expected to newly learn at least 1,600 words. Needless to say, vocabulary is the most fundamental
component in language acquisition. The class, therefore, is designed to provide you with the confidence
particularly in reading and writing.
4.中国語ⅡB(読解初級)
担当教員 後藤岩奈
「言葉」は、人の感情、人の考え、様々な情報を伝達する媒介であると思われます。より多くの語
彙、表現、より詳細な文法事項を身につけると、より正確な、より詳細な伝達ができるようになると
思われます。この授業の目標としては、現代中国語の基本的な語彙、表現、文法を身につけ、基礎運
用能力を養うことを目標とします。授業内容としては、中国語概説から始め、声調、単母音、二重母
音、三十母音、子音の発音練習、それ以降は教科書に沿って進めます。随時、会話、作文、暗誦の練
習をやります。授業では大きな声を出してもらいます。授業には必ず辞書を持参して下さい。教科書
は王孝廉ほか編『中国語ベーシック』
(中国書店)を使用します。
5.東アジアの諸言語
担当教員 水上則子 他
ロシア語・中国語・韓国語の3つの言語を扱う全15回のオムニバス講義。これらの言語について概観
すると同時に、東アジア諸国に対する理解を深める。
一言語について、それぞれ4回の講義をおこなって、対象地域の言語のほか文化や歴史について紹介
する。最後の2回はまとめの講義をおこなう。
第1回:ガイダンス 第2回~第5回:ロシア語 第6回~第9回:中国語 第10回~第13回:韓国語 第
14回・第15回:まとめ
6.比較政治学
担当教員 窪田悠一
本講義では、まず比較政治学が扱いうるテーマを概観するとともに分析の手順について考察する。
次に、国家・政治制度、及び社会との関係といった具体的なテーマを掘り下げていく。ここでは、政
治文化やナショナリズムに加えて、社会運動、革命、テロリズムといった非正規的なプロセスで繰り
広げられる政治現象も視野に入れる。また、講義内容の理解を促進するため、映像資料などを用いる
ことを予定している。これらに加えて、担当教員との相談のもと学生自らが選んだテーマ・事例につ
いて研究論文を作成し、講義の最終回でこれを報告する発表会を設ける。
7.東アジア地誌
担当教員 若月章・櫛谷圭司
東アジアの地域と社会に関する入門的な講義で、中国大陸、台湾、朝鮮半島、モンゴル、ロシア極
東などの範囲を主たる対象とする。
まず、東アジア全般の基礎知識、国際関係、および日本との関係について解説する(若月)。
続いて、各地域の代表的な都市などを順次とりあげ、風土や歴史と人々の暮らし、経済発展による
地域の変化などを説明する(櫛谷)。
最後に、域内の国境を超える課題を解説し、東アジアの共生のあり方を考察する(若月)
。
8.ロシア語ⅡB(初級 CALL)
担当教員 水上則子
週に2コマ開講される授業であり、2コマとも出席できることが必須条件となる。原則としてロシ
ア語ⅠAもしくはⅠBを履修した人を対象とする。ロシア語ⅠBを履修していない場合は、語学力の判定
のため筆記試験を行った上で履修の可否を判断する場合がある。授業では初級文法と基本語彙の学習
を継続し、平易な文章の読解・作成を行うことができる語学力を身につける。修了時には、ロシア語
能力検定試験4級に合格することを目標とする。具体的には、500語程度の語彙、基本的な語形変化、
三時制の語形と用法(動詞の体を除く)等を習得し、露和辞典の使用に習熟する。暗誦等の課題も適
宜課す。
9.比較文化論
担当教員 木佐木哲朗
文化人類学という入門講義に続くものであり、文化を比較しその意味を探る上で、その文化の担い
手の生業つまり自然への人間の適応に注目します。その中で、採集狩猟民・牧畜民・農耕民の社会の
実例を取り上げ、それぞれの技術や人間関係・社会構造の特性及び呪術・宗教や世界観など、多様な
文化の共生を考えたいと思います。
テキストはとくに指定せず、適宜参考図書を紹介したりプリントを配布します。最後に、レポート
の提出もお願いします。
10.ロシア言語文化論B
担当教員 外国人語学講師
「ロシアの詩」をテーマとして、ロシア人教員によって、ロシア語のみで行われる講義である。中
級~上級者を対象としており、本学においてロシア語科目を履修したことがない人については、必要
に応じて語学力の審査を行う場合がある。
教材の購入は不要だが、履修に当たっては、露和中辞典(
「研究社露和辞典」が望ましい)が必須で
ある。
11.公共政策と財政
担当教員 高端正幸
グローバル化や少子高齢化など経済・社会の著しい変化は、私たちが人間的な生活を営むための社
会的基盤を揺るがせつつ、政府の役割をめぐる既存の考え方に見直しを迫っている。また、政府の役
割をめぐる議論は、近年ますます財政問題(税をどうするか、年金や福祉の財源をどう確保するか、
など)としての性格を強めている。こうした問題意識に対して、本講義では、
「福祉国家」という視点
をベースにおき、歴史と国際比較の2つの軸からアプローチする。それにより、持続可能な社会を創
出しうる公共政策と財政のあり方について、受講者とともに基礎から考えていくことを目的とする。
テキストは指定しない。参考文献は適宜紹介する。その他の資料は毎授業時に配布する。なお、授
業内でスマートフォンを利用した双方向型の授業方法を活用する(スマートフォンを持っていなくて
も受講は可能です)。
12.基礎韓国語Ⅱ
担当教員 金世朗・櫻澤亜伊
「基礎韓国語Ⅱ」では、「基礎韓国語Ⅰ」に引き続き、韓国語の基礎を学びます。韓国語ネイティブ
教員と日本語ネイティブ教員とが1コマずつ担当する週2コマの授業です。日常会話に必要な基本的
な語彙や表現を身に付けます。授業では、教科書を用いますが、教科書以外にも韓国に関する映像や
歌などを用い、生きた韓国語に接するとともに、韓国の文化や社会について親しみを持ってもらうこ
とを目標とします。韓国語の文字(ハングル)と発音を習得している人が履修できますので、ご留意く
ださい。
使用テキスト:山田佳子・金世朗著『韓国語の時間ですよ』(同学社)
13.言語の科学 B (音声と音韻)
担当教員 太田正之
Philip Carr 著 English Phonetics and Phonology(2011)をテキストとして、英語の母音や子音の調
音方法や記述方法、母音・子音音素、音素配列、音韻規則、強勢などについて概説します。
授業スケジュールは以下のとおりです。
第 1 回:音声の科学:音声と音韻 第 2 回:母音の分類と調音(1) 第 3 回:母音の分類と調音(2)
第 4 回:子音の分類と調音(1) 第 5 回:子音の分類と調音(2) 第 6 回:音素原理
第 7 回:音素と異音 第 8 回:母音音素 第 9 回:子音音素 第 10 回:音素配列
第11回:音韻規則 第12回:音韻単位 第13回:連音現象 第14回:強勢 第15回:まとめ
14.現代ユーラシア研究
担当教員 袴田茂樹
ソ連邦が崩壊したあと生まれた国々の政治、社会と文化について学ぶ。
とくに2014年には、ロシアによるクリミア併合とウクライナ問題が国際秩序の根底を揺るがしたの
で、ロシア・ウクライナ関係や新たな国際秩序に特別の注意を払いたい。また、ウクライナ事件の後
に複雑になった北方領土問題を含む日露関係やロシアと中国の関係も考察する。最近は民族や宗教に
関わる事柄が世界各地で大きな政治問題になっている。ウクライナ問題も背景には、ロシア人とウク
ライナ人の言葉や文化の摩擦がある。したがって、旧ソ連諸国における文化・社会問題と関連して、
民族や宗教の問題の動向も共に考える。特別受講生を歓迎します。社会経験の豊かな特別受講生と、
これから人生を築く若い学生の対話も重視したい。
15.LectureⅡ
担当教員 Adamson,John Lindsay・上村威
後期の Lecture でも英語のアカデミック・リスニング能力をさらに発展させる。前期に引き続き、
ノートテーキングの練習などを行い、後期からより専門的な内容を含めたレクチャーを行う。また、
授業でとりあつかった経済、環境、健康や文化に関するレポートの提出が求められる。
16.TOEIC English
担当教員 上村威
授業の概要
・TOEIC テストを素材に、必須となる文法、語彙、表現などを確認しながら、リーディングおよびリ
スニングの技能を高めるためのトレーニングを行うことによって、一般的な、またはビジネスでのコ
ミュニケーションの場面で必要とされる英語能力の基盤を築きます。
・TOEIC テストの傾向と対策を学び、演習を通して、受験の際に自らの英語力を最大限に発揮できる
ようにします。
・上記 2 点によって、TOEIC テストで 700 点以上の取得を目指します。
授業目標
一般的な、またはビジネスの場面における英語でのコミュニケーション能力、特にリーディング力の
向上を目指します。
教材
『TOIEC 新公式問題集 Vol.6』(2014 年)国際ビジネスコミュニケーション協会出版
17.新潟県の環日本海交流
担当教員 若月章 他
環日本海(北東アジア)交流圏の地域拠点としての新潟県の役割と国際的展開の可能性について講
義を行う。講義内容としては東アジアとの国際交流を素材とし、社会・文化交流など各国別の関係及
び多面的な事例を具体的に取り入れながら検討する。
18.ロシア言語文化演習C(読解・多読)
担当教員 水上則子
比較的平易な文章を大量に読むことで語学力を身につけようとする授業である。具体的には、初級
~中級程度の文章に対して、辞書を使わずにスムーズに読めるように手を加えた教材を使用する。
「多
読」であるため、15 回の授業で 20,000~30,000 語を目安とするが、速度(語数)を競うことが主眼
ではなく、自分に合ったペースで読み進めるものとする。中級の授業であり、初級文法と基本的な語
彙を一通り修得していることが望ましい。なお、授業内では辞書は不要であり、教材の購入も不要で
ある。
19.現代韓国社会論
担当教員 権寧俊
講義では朝鮮半島の多様な姿を紹介することに力点を置き、歴史、政治、社会、文化などの諸側面
から多面的に分析し、それらの諸側面の関連性やそこから生じる問題と課題について考察する。特に
講義の主眼は「韓国社会の理解」であるが、解放後の歴史を中心とした日韓関係・日朝関係・南北問
題・日韓文化交流などもとりあげ、朝鮮半島と日本との関係を考える場にしたい。それを通じて、「朝
鮮半島の現在」を理解するとともに、「多文化共生社会」という今日的問題に取り組めるよう理解を
深めたい。
20.日本語概論
担当教員 福嶋秩子
母語である日本語を言語学の視点から見ることで、無意識に運用している日本語が本来もっている
規則や体系について考える。また、他言語との比較・ 対照や、 日本語の時間的変化・空間的変異の
検証など、多面的に見ていく。場面別の言語、個人の言語、地域の言語、と様々なレベルの日本語を
区別してその関係性を考 えたり、日本語を世界の言語の文脈におき、その社会的機能の将来を考えた
りする。日本語を鑑賞の対象でなく科学的分析の対象と見ることで、日本語 教育や外国語学習・教育
に役立つ知識が得られる。テキストを使用予定である。必要に応じて英語版資料も用いる。
21.欧州統合論
担当教員 鈴木均
現在の EU(欧州連合)に至るまでの欧州統合の歴史と現状について講義する。全 15 回の授業の内、
前半においては第二次世界大戦前までの歴史と欧州諸国の戦後復興、欧州統合が初めて成功した事例
となった ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)について講義する。続いて EC(欧州共同体)の下で発展した共
同市場、産業・農業・漁業・地域政策等について講義しつつ、日米等、欧州以外の国と EC との対外関
係についても紹介する。後半においては EU が直面する今日の問題について、特に少数民族、移民、教
育、福祉、テロ等について講義する。成績評価は論述試験によって行う。テキスト等参考資料につい
ては授業の中で適宜紹介していく。
22.アジア経済開発論
担当教員 李佳
20世紀末から世界経済はブロック化が進展し、北米経済ブロック、EU経済ブロック、アジア経済
ブロック、中南米経済ブロックなどが形成されている。アジア経済ブロックの経済成長は世界の他の
ブロックの経済成長をはるかに凌駕している。特に、近年では先進国経済が低迷する中で、中国、イ
ンド、アセアン諸国をはじめとするアジア経済の成長力は世界から期待されている。また、2011年以
来、東日本大震災、タイの洪水、中国の反日デモを通して、日本経済のアジア諸国経済との強い相互
依存関係が実感された。本講義では、実質的な統合(De facto integration)が進むアジア経済の実
態に関する理解を深めるために、前半ではアジア地域の経済開発の全体像について講義するが、後半
では国別の経済発展メカニズムやその動向に焦点をあてる。日本からの視点のみではなく、アジア各
国からの視点でアジア経済の事象を理解することを心がける。 なお、後半の国別の部分では受講者に
よる発表やディスカッションを予定している。
23.地方自治法
担当教員 田口一博
地方自治には「地方自治法」という法律のほか、現行法の大部分が関係します。
「地方自治法」自体、
400条を超える複雑な法律です。授業では地方自治法を中心としながら、地方自治に関する法律全般を
その機能と行政分野別に扱っていきます。
最初に扱うのは日本国憲法です。憲法になぜ地方自治の規定が置かれたのか、その制定過程はどう
だったのかをたどりながら「地方」自治を憲法で規定することの意味を考えます。続いて地方自治法
の全体構造について俯瞰した後、個別の行政分野別に議会法、選挙法、公務員法、税財政・交付税法
等関係法と地方自治との関わりについて、述べていきます。
自治立法である条例や規則も重要になってきました。条例の発達史、憲法や法律との関係、最近の
基本条例などを検討します。最後に新地方自治法の特徴である国と地方の関係について韓国の事例と
比較して検討します。
・参考書
宇賀克也『概説地方自治法第5版』有斐閣
佐藤英善編『逐条研究地方自治法別巻 新地方自治法』敬文堂、2010年
その他必要な資料・判例等は授業で指示するので、各自探索すること。
・備考
この授業は行政法を履修済みであることを前提とします。
授業は講義形式で行います。
講義は日本語で行い、資料・事例も大部分は日本(語)ですが、一部英語の資料も扱います。
途中でレポートの作成があります。特別受講生の提出は任意です。
24.国際地域学 C(地域政策)
担当教員 山中知彦
地域を理解するための歴史、人口、産業、環境、福祉、交通、文化などの与件を踏まえ、人々が集
まって活動し、国際社会の中でそれぞれの住まう地域をより豊かな場とするための様々な方法につい
て、国内外の具体的な地域政策の事例に触れながら学び、問題発見・問題解決能力を高める。各回授業
計画は、本学ホームページ上のオンライン・シラバスを参照。
25.法学
担当教員 堀江薫
さまざまな人間が、ほかの人々と助け合いながら、よりよい社会を作り、同時により快適安全で幸
せな生活をおくれるようにするためには、一定のきまりごとないしルールが必要となります。法は、
そのきまりごとの一部です。しかし、 実際には、法律の数は非常に多く、このこと自体が、現実の世
の中にいろいろな考え方があり、種々の問題が存在するということも示しています。 この講義では、
法とは何か、どのような法律があってどのように解釈・適用されているかなどの課題について、でき
るだけ身近な問題に即して学び、法的な論理的思考力・判断能力の養成を目指します。
テキスト
加藤一郎ほか編『現代法学入門[第4版]』有斐閣2005年(1200円+税)。
評価方法
適宜行う出席確認やレポート等を含む平常点などを参考して、総合的に評価します。
26.地域生活文化論
担当教員 地濃茂雄
「縁は異なもの味なもの」
。常日頃、学生さんらとの出会いに感動し感謝しています。
生きる喜びを感謝しながら生き生きと心豊かに暮らしたい。そう誰もが願うことへの創造には、気
候・風土・歴史・経済など地域特性を捉えること、および人間の生命と生活活動を理解することが必
要不可欠と考えます。そこで本講義では、
『衣・食・住』の視点から、わが国に培われてきた「きもの
の文化」、新潟の気候・風土が育てた「食と食文化」
、安全・安心「くらしの場と住文化」を分かりや
すく紐解きたいと思います。また、
「何事にも好奇心・当たり前と思わぬことの大切さ・感性を育む・
培う」ことにも触れたいと思います。テキストは、特に指定しません。適宜、資料の配布や参考書を
紹介して講義を進めます。では、講義室でお会いしましょう。
27.行政演習
担当教員 田口一博
行政学や行政法が履修済みであることを前提として、具体的な政策とは、どのように実施されるの
か、また、ある目的を実現するために、どのような手法を採ればよいのかを実地に調査し、考察し、
レポートの形で政策提案を行う演習です。
受講人数にもよりますが、基本的に受講者が扱いたい地域(原則として新潟県内)とテーマ(行政
課題として扱い得るもの)を選び、担当講師とオーダーメイドで演習内容を組み立てて実施します。
資料収集・読解、インタビュー、討論など、研究を行うための技能はすべて必要ですが、社会人と
しての経験が非常に有用で効果的なものとなるでしょう。単に決められた時間に教室に来る、という
科目ではなく、授業時間外に様々な調査を行い、現地に赴くことが前提ですから、そのつもりで受講
してください。
28.現代中国の社会と文学
担当教員 後藤岩奈
抗日戦争後期から新中国成立、文化大革命、改革開放、そして現在に至るまでの文学史の流れを追
い、それぞれの時代の代表的な作家とその作品を紹介し、その分析を通して、それぞれの時代はどの
ような政治状況、社会状況であったのか、その中で人々は、どのような生活をし、何を考え、どのよ
うに生きていたのか、について考えてみたい。主なテーマは毛沢東「文芸講話」
、建国後の文学状況、
文芸批判運動、
「百花斉放、百家争鳴」
、新時期文学、
『河傷』と天安門事件、90年代の文学状況、2
000年代の文学状況
29.日露交流史
担当教員 澤田和彦
明治・大正・昭和時代の日露関係の歴史を以下のような内容でたどる。2 月の第二週に集中講義で
行なう。
1 宣教師ニコライと日本ハリストス正教会
2 二葉亭四迷とロシア文学
3 日露戦争
4 白系ロシア人と日本文化
5 ゾルゲ事件
6 その後の日露関係とシベリア抑留
別紙1
平成27年度特別受講生(後期)受講申込書
平成
年
月
日
新潟県立大学長 様
平成27年度の特別受講生として、貴学の科目を受講したいので下記のとおり申し込みます。
記
ふりがな
氏
生 年 月 日
名
年
昭 ・ 平
月
年 齢
歳
日
性 別
男・女
平成 27.4.1 現在
〒
住
所
電話
-
-
緊急連絡先
-
-
【 必ず記入してください。
(○印を付ける。
)
】
職
業
1.会社員 2.公務員 3.教職員 4.主婦 5.学生 6.無職 7.その他(
勤務先
希望科目
科目 NO.
電話
-
)
-
科目名
担当教員氏名
【 希望の動機、関心のある事項等を具体的に記入してください。
】
希望理由
1.いきいき県民カレッジの単位認定を希望する人は「1.希望する」に○印をつけてください。受講修了
時に単位認定シールを送付します。
いきいき県民カレッジ
単位認定
( 1.希望する
2.希望しない )
2.単位認定シールは、「いきいき県民カレッジ受講手帳」に貼付します。単位認定を希望する人で手帳
が必要な人は1、すでに手帳をお持ちの人は2に○印を付けてください。
( 1.手帳希望
2.手帳所持
)
※既往症のある方はご記入願います。
既 往 症
※1科目につき1枚提出してください。複数科目の受講を希望する場合は、コピーして使用してください。
【
アクセス
信濃川
新潟県立大学
萬代橋
新潟中央郵便局
バスセンター
】
至
新
発
田
方
面
サークル K
出光 GS
県道 新潟・新発田・村上線(旧 7号線)
バス停:明石1丁目
バス停:県立大学前
新潟駅
泰平橋
海老ケ瀬I.C
大形駅
新新バイパス
竹尾 I.C
至 黒崎方面
JR白新線
紫竹山I.C
東新潟駅
阿
賀
野
川
●経路1 バスセンター又は「明石1丁目」バス停(新潟中央郵便局前)から下記のバスに乗車(所要時間
約25分)し、「県立大学前」で下車後、徒歩約5分。
「一日市」/「一日市経由大江山連絡所前」/「一日市経由豊栄駅前」/
「木崎経由新発田営業所」/「新崎経由新潟競馬場」行き
●経路2 JR白新線大形駅下車後、徒歩約15分。
新潟県立大学
〒 950-8680 新 潟 市 東 区 海 老 ケ 瀬 471 番 地
TEL(025)270-1302( 教 務 学 生 課 直 通 )
FAX(025)270-5173
URL http://www.unii.ac.jp/