東海実業団バスケットボール選手権大会 参加報告書 望月 直幸 ■大会名 第 58 回東海実業団バスケットボール選手権大会 ■参加期間 平成 22 年 9 月 11 日(土)∼12 日(日) ■会場 三重県営総合競技場体育館(伊勢市) ■審判割当 9 月 11 日(男子) 9 月 12 日(男子) 昭和四日市石油−APEX イカイレッドチンプス−小糸製作所 R:鳥井氏 R:望月 U:望月 U:萩野氏 ■反省事項 参加初日の試合は、主任の栗山氏に反省を頂きました。 #7 の高久順が新規加入した APEX が 10∼15 点程度リードして、また点差を一桁台に詰 められることを繰り返すという少し煮え切らない展開となりましたが、最終的には 89-76 で APEX の勝利に終わりました。 もともとリードの動きに課題があり、オンボール、オフボールともにリングに向かう ペネトレーションに対して、スペースを捉え、立ち止まった状態で判定をすることを 念頭に置いて臨んだのですが、結果として中途半端な位置で止まることが多くなって しまいました。 右に行くなら行き、何もないことが確認できたらまた戻る、というメリハリのある動 きが必要とのご指摘を頂きました。 次にトレイルが全体的に高いと、主任栗山氏だけでなく相手審判の鳥井氏からもご指 摘を頂きました。 低い位置でのポストプレーやリバウンド争いなどを正しく見極めるためにもペネト レイトする意識が足りなかったと反省しました。 また試合中、選手に対してテクニカルファウルを取り上げる場面があったのですが、 周りからは何が起こって誰に対してテクニカルをコールしたのかが分かりづらかっ たとのことでした。 笛の強弱や吹いた立ち位置などに工夫をし、TO やベンチだけでなく観客にも分かりや すい笛を心掛けたいと思いました。 ---参加 2 日目の試合は、主任の守谷氏、また試合を観て頂いていた内藤氏に反省を頂き ました。 相手審判の萩野氏とプレゲームカンファレンスで確認した内容は、以下の 3 点となり ます。 1. 当試合は大会の 7-8 位決定戦となり 2 月の全国大会の出場を賭けた試合ではない こと、また前日にお互いのチームがダブルヘッダーを戦っていることからの疲労 もあるだろうことから、全体的に重たい雰囲気の試合展開になることが予想され るものの、審判として試合をしっかりと管理して行くこと。 2. ベースラインの後ろがかなり狭いコートであったため、トレイルはペネトレート を心掛けること、リードは普段以上に左右の動きを意識して臨むこと。 3. お互いの普段の課題を言い合い、それを念頭に置いて臨むこと。 イカイはゾーンディフェンス、小糸製作所はプレス気味のオールコートディフェンス から最後はゾーンという、あまり普段経験しない試合展開となりました。 (結果としては、112-71 で小糸製作所の勝利) 途中、試合展開に引きずられてしまった部分があったことが反省として挙げられます。 また、コートの特性上、もっとトレイル、リードともに位置取りを工夫すべきとのご 指摘を頂きました。 リードとしては結局ゴール真下の位置に止まってしまうことが多く、そのためスペー スを捉えきれずプッシングに見えてしまいコールをしていたが、実際はイリーガル・ ユース・オブ・ハンズやブロッキングのファウルだったケースがややあったのではな いか、とのことでした。 逆に、プッシングの判定が多いと感じたときは、位置取りの工夫が足りないかも知れ ないと疑ってみると良い、というアドバイスを頂きました。 ゾーンに対するオフェンスは、パス回しをしていたかと思うと、急にギャップをつい たパスや合わせがあり、得点に結びつくケースが多く、マンツーマンに比べてプレイ を捉えにくい面はあるものの、やはり 2-3 ゾーンと 3-2 ゾーンではオフェンスも変化 するため、審判としても見方を変えるという対応はしてしかるべきとのこと。 ゾーンディフェンスに対しては、今後の課題として認識したいと考えています。 内藤氏からは、リード、トレイルともに、良い位置取りをする工夫を、一試合を通し てもっと徹底すべき、追及すべきとのお言葉を頂きました。 ---また別のタイミングで北沢氏より、せっかく身長も割とある方なのに、その体格や見 た目を審判にまったく活かしていない、という厳しいお言葉も頂いております。 ■所感 他ブロックへの審判派遣という経験は初めてで、普段の割当とは違う実業団のチーム の笛を吹かせて頂くこと、また審判員の方々との交流の意味も含め、良い経験をさせ て頂きまして、感謝申し上げます。 北沢氏より東海ブロックの方々へ、このままでは 2 月の全国大会での 3 日目の割当は ない、という厳しいお言葉がありました。 その言葉により、みなさんの意識が良い方向へ向かうことが確信できたとともに、逆 に関東ブロックの代表として参加させて頂いた身としてその意識を関東に持ち帰り、 私自身が気を引き締め直してより一層の自己研鑽に励もうと感じた次第です。 青木ブロック長、講師の北沢氏、内藤氏、栗山氏を始め、暖かく迎えてくださった東 海ブロック各位、大会関係者各位、並びに今大会に参加させて頂いた関東ブロック諸 先輩方に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 以上
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