平成17年度建設副産物実態調査 搬出先調査チェックリスト解説書 (COBRIS 建設会社用) 平成 18 年 6 月 28 日 改定 エラー目次 エラー番号 エラー内容 ページ ①空白(必須) 「必須項目」が空白の場合 ②数値(必須) 数値を入力すべき項目に数値以外が入力されている場合 ③カテゴリ(必須) 工事の終了年月日が「平成17年度以外」の場合 ④コード(必須) コードを入力する項目に、 未定義のコードが入力されている場合 ⑤工事種別(警告) 工事種別が土木工事となっているにもかかわらず、 「延床面積」等が入力されている場合 ⑥不一致(必須) ・発注機関と工事種別の関係が矛盾している場合 ・公共工事で、管轄区域外の場所で工事を行っている場合 ・「工事施工場所」と、建設資材を現場内利用した場合の 「供給元住所」が異なる場合 ⑦大小関係(必須) 工期の年月日や各資材の搬入量等の 大小関係が矛盾している場合 ⑧空白対応(必須) 「建設資材利用」及び「建設副産物発生・搬出」において 必須項目が揃っていないためデータが成立していない場合 ⑨レンジオーバー 発注金額や利用量、搬出量などの数値が大きすぎる場合 (警告) ⑩現場内利用 建設副産物を現場外へ搬出しているが、 (必須) 「運搬距離」が「0km」と記載している場合 ⑫原単位(警告) 工事規模に対して、「資材利用量」及び「現場外搬出量」が 大きい場合 ⑬解体以外(警告) 工事種別が「解体」となっているが、 「建設資材」の搬入がある場合 ⑭距離オーバー 「工事場所」と「搬出先場所」が同じ都道府県で、 (警告) 「運搬距離」が100km以上である場合 ・「工事場所」と「搬出先場所」が隣の都府県であるが、 ⑮隣県(警告) 「運搬距離」が1km未満又は200km以上の場合 ・「工事場所」と「搬出先場所」が隣の都府県以遠であるが 、「運搬距離」が40km未満又は500km以上 ⑯値不一致(必須) 「資材利用量」と「再生資材利用量」の関係が矛盾している 場合 ⑰工事種別・構造 「工事種別」では「木造」又は「非木造」を選択している (警告) にもかかわらず、「構造」ではその逆を選択している場合 ⑱品目・搬出先 搬出した建設副産物の品目から通常は考えられないところ (警告) へ搬出している場合 ⑲不整合(警告) 「現場内利用」を行っているが、「建設資材利用」及び「建 設副産物発生」の両方に記載していない場合 ①必須エラー:修正が必要な項目 ②警告エラー:必ずしもエラーではないが、記載内容について確認が必要な項目 ⇒集計結果より推計を行う際に、重要となるデータのため、 確認をお願いします。 - i - 5 6 6 7 7 8 9 10 11 12 13 13 14 15 16 17 18 19 20 21 1.エラーリストについて (1)エラーチェックの必要性について 「平成17年度建設副産物実態調査」は、建設副産物対策の具体的な施策立案及びその評 価に必要な排出量や再資源化等の動向に関する実態を把握することを目的に実施しました。 そのため「建設副産物実態調査」では、より高い精度での集計及び分析を行う必要がありま すが、回収されたデータに誤りなどがあれば、精度が低くなります。 そこで今回、より高い精度のデータを確保するため、エラーチェックを行いました。エラ ーの種類には、次の2種類があります。 ①必須エラー:修正が必要な項目 ②警告エラー:必ずしもエラーではないが、記載内容について確認が必要な項目 ⇒集計結果より推計を行う際に、重要となるデータのため、 確認をお願いします。 (2)エラーリストの出力について エラーリストは、次の2種類の入力システムごとに出力しています(エラーリスト右上に 記載しています)。 ①CD-ROM版CREDAS:「建設リサイクルデータ統合システム(CR EDAS)」(CD-ROM)で作成された データ ※国土交通省のホームページからダウンロードしたものも含む ②COBRIS版CREDAS:(財)日本建設情報総合システム(JACIC) が運営する「建設副産物情報交換システム(C OBRIS)」で作成されたデータ (3)エラーリストの記載内容について 「エラーリスト」には、次の内容・項目が記載されています。 ・機関名 ※中央下に発注機関毎の通し頁が振られています(右下の番号は、全体の通し番号です)。 ・工事名、発注担当者名、工事種別、請負額、工期 ・エラー発生箇所、入力値(修正前)、エラー内容(必須エラーの場合、エラー番号の左に 「※」を付与)、コメント 入力システム種類 COBRIS 版 CREDAS 機関名 工事概要 エラー内容 エラー番号の左に「※」が付与⇒必須エラー 図1.エラーリスト例 - 1 - (4)エラーデータの確認・修正方法について(建設会社) 「搬出先調査とりまとめデータ(COBRIS版CREDAS)」のエラーデータを、確 認・修正する方法は、次のとおりです。 ① JACIC 建設副産物情報センターのホームページ(以下、URL)を表示します。 (URL) http://www.recycle.jacic.or.jp/ ② 副産物システム(COBRIS)にログインします。 画面上部の[副産物システム]ボタンをクリックします。 ※ 「建設会社用」電子証明書が設定されていない場合、ログインできません。 クリック 図 JACIC 建設副産物情報センターホームページ画面 ③ 「工事検索」をクリックします。 クリック 図 COBRIS TOP 画面 - 2 - ④ 工事検索条件設定を行います。 確認及び修正を行いたい工事の検索条件を設定します。条件設定後、「確定」ボタンをクリック します。 クリック 図 工事・文字検索条件設定画面 ⑤ 工事概要一覧より確認及び修正を行いたい工事を選択します。 工事概要一覧より更新欄の「入力」ボタンをクリックすることで工事情報の確認・更新を行うこ とが出来ます。 クリック 図 工事・文字検索条件設定画面 - 3 - 上記の手順で、工事概要画面を表示し、データの確認及び修正を行ってくだ さい。 ※確認・修正は、実施データについて行ってください。 - 4 - エラー内容について <注意:重要!> A.関連性のある2つ以上のデータにエラーが発生している場合(⑥⑯など)、 関連する全てのデータがエラーとして記載されます。 B.パソコンの利用環境によっては、下記の説明画面と多少異なる可能性がありま すので、ご了承ください。 ①空白(必須): 「①空白」のエラーは、集計に最低限必要な「必須項目」が空白であることを示しています。 「必須項目」は、次に示す箇所です。 ・工事概要(発注機関コード、請負会社コード、工事種別コード、請負金額、 住所コード、工期終了年月日、延床面積※1、構造※1、使途※1) ・利用実績(小分類コード、利用量、供給元種類※2、供給元住所コード※2、 再生資材利用量※2) ・搬出実績(現場内用途コード※3、現場内利用量※3、搬出先場所住所コード※4、運搬距離※ 、搬出先種類コード※4、搬出量※4) ※1 建築工事の場合のみ建築面積、構造、使途は必須 土木工事の場合、建築面積、構造、使途は空白 ※2 再生資材利用量が 0 を越える時は必須 ※3 現場内利用量が 0 を越える時は必須 ※4 搬出量が 0 を越える時は必須 4 注) 工事名が空白 図① 空白(必須)エラー例 【対応方法】 ・該当する必須項目を入力してください。 - 5 - ②数値(必須): 「②数値」のエラーは、数値を入力すべき項目に数値以外が入力されていることを示してい ます。 数値を入力すべき項目に 数値以外が入力されている 図② 数値(必須)エラー例 【対応方法】 ・該当項目に「数値」を入力してください。 ③カテゴリ(必須): 「③カテゴリ」のエラーは、工事の終了年月日が「平成17年度以外」となっています。「平 成17年度建設副産物実態調査」では、平成17年度竣工工事を対象にしています(終了年 月日が平成17年4月1日~平成18年3月31日の範囲外)。 平成17年度竣工以外 図③ カテゴリ(必須)エラー例 【対応方法】 ・「工期」を確認して下さい。必要に応じて修正してください。 - 6 - ④コード(必須): 「④コード」のエラーは、コードを入力する項目で、定義づけられていない「コード」が入 力されていることを示しています。 チェックを行っている箇所は、次のコードです。 ・発注機関コード、請負者コード、工事種別コード、住所コード※1の規定コード以外 ・工事種別コードが建築系の時で、構造、使途の規定コード以外 ・利用実績の小分類コード(利用量>0 の時のみ)、供給元種類及び供給元場所住所コード (再生資材利用量>0 の時のみ)が規定コード以外 ※1 ・搬出実績の現場内利用用途コード(現場内利用量>0 の時のみ)、搬出先種類及び搬出先 場所住所コード※1(現場外搬出量>0 の時のみ)が規定コード以外 注) ※1 住所不明(99999)はエラーとする 住所不明はエラー 図④ コード(必須)エラー例 【対応方法】 ・該当項目をコードから選択してください。 ⑤工事種別(警告:エラー確認): 「⑤コード」のエラーは、工事種類が土木工事にもかかわらず、建築・解体工事のみ入力す る「延床面積」等の項目が入力されていることを示しています。 土木工事で、延床面積等の データが入力されている 図⑤ 工事種別(警告)エラー例 【対応方法】 ・「工事種類」を確認して下さい。必要に応じて修正してください。 - 7 - ⑥不一致(必須):次の3種類のエラーがあります。 1)工事種別には、公共工事用の工事種別と、民間工事用の工事種別があります。「⑥不一致」 は、公共工事にもかかわらず民間工事用の工事種別を選択している場合、又は民間工事に もかかわらず公共工事用の工事種別を選択していることを示しています。 ・発注機関コードと工事種別コードの関係は、次のとおりです。 ・発注機関コード:工事種別コード 公共 :L(電線路工事)、M-1~M-4 民間 :C-1~C-3(農林関係)、D(水産関係)、 E(上・工水道)、G(公園)、H(下水道)、K(災害復旧)、 M(その他の公共土木工事) 公共工事で、民間工事用の 工事種別を選択している 図⑥-1 不一致(必須)エラー例 【対応方法】 ・「発注機関」及び「工事種類」を確認し、修正してください。 - 8 - 2)公共工事の場合、通常管轄する区域内で工事を行います。「⑥不一致」エラーは、公共工事で 管轄区域以外の場所で工事を行っていることを示しています。 ・発注機関コードと住所コードの関係は、次のとおりです。 ・発注機関コード:住所コード 国土交通省:管轄都道府県内以外(警告) 都道府県:自分の都道府県内以外 政令市、市町村:自分の市区町村以外 東京都発注工事で、 福岡県の工事を施工 図⑥-2 不一致(必須)エラー例 【対応方法】 ・「発注機関」及び「工事場所」を確認して下さい。必要に応じて修正 してください。 - 9 - 3)現場内利用とは、たとえば建設工事現場から発生した建設発生土を、建設工事現場から搬 出せずに、当該建設工事現場内で埋戻材などとして、利用する行為です。 したがって、現場内利用を行っている場合は、工事概要の「工事場所」と、建設資材の「供 給元の住所」が一致することになります。 「⑥不一致」のエラーは、その「工事場所」と「供給元の住所」が一致していないことを 表しています。 工事場所の「住所」と、現場内利用の「住所」が異なっている 図⑥-3 不一致(必須)エラー例 【対応方法】 ・工事場所の「住所」と、現場内利用の「住所」を確認してください。 必要に応じて修正してください。 - 10 - ⑦大小関係(必須): 「⑦大小関係」のエラーは、工期の年月日や各資材の搬入量の大小関係が矛盾していること を表しています。大小関係のチェックを行っているのは、次の項目です。 ・工事開始年月日 > 工事終了年月日 ・資材利用量(A)< 再生資材利用量(B) 資材利用量 < 再生資材利用量 図⑦ 不一致(必須)エラー例 【対応方法】 ・「工事開始年月日」及び「工事終了年月日」を確認し、修正してください。 ・「資材利用量」及び「再生資材利用量」を確認し、修正してください。 - 11 - ⑧空白対応(必須): 「⑧空白対応エラー」は、「建設資材利用」及び「建設副産物発生・搬出」において、必須 項目が揃っていないためデータとして成立していないことを示しています。 「建設資材利用」及び「建設副産物発生・搬出」の必須項目は、次のとおりです。 →利用実績:「供給元種類コード」、「供給元場所住所」、「再生資材の名称コード」、「再 生資材利用量」のどれかが空白の時、空白でないものを空白対応エラーで出力 →発生実績:「現場内利用用途コード」、「現場内利用量」のどちらかが空白の時、空白で ないものを空白対応エラーで出力 →搬出実績:「搬出先住所」、「運搬距離」、「搬出先の種類コード」、「現場外搬出量」 のどれかが空白の時、空白でないものを空白対応エラーで出力 「運搬距離」が空白の場合、 「搬出先種類」をエラーとして表示 ∵「搬出先2」を特定するため 図⑧ 空白対応(必須)エラー例 【対応方法】 ・「利用実績」、「発生実績」、「搬出実績」がある場合、 「空白エラー」を修正すれば、「空白対応エラー」もなくなります。 ・「利用実績」、「発生実績」、「搬出実績」がない場合 (間違えて途中まで入力している場合) 「空白対応エラー」で出力されているデータを削除してください。 - 12 - ⑨レンジオーバー(警告:数値確認): 「⑨レンジオーバー」は数値が大きすぎるため、異常値の可能性があるデータを示していま す。そのチェック項目及び基準は、次のとおりです。 ・請負額 >100,000 または 0(万円) ・延床面積(建築工事のみ) >100,000 または 0(m2) ・利用量、再生資材利用量 >100,000(t または m3) ・発生量、現場内利用量 >100,000(t または m3) ・現場外搬出量 >100,000(t または m3) 数量が10 万 m3 以上と大きいため 図⑨ レンジオーバー(警告)エラー例 【対応方法】 ・該当する項目(請負額、延床面積、利用量、発生量、搬出量など) の数値を確認してください。必要に応じて修正してください。 ⑩現場内利用(必須): 建設副産物を現場外へ搬出する場合、「運搬距離」の記入が必要です。「⑩現場内利用」エ ラーは、現場外へ搬出しているにもかかわらず、「運搬距離」が0km となっていることを 表しています。 運搬距離が 0km であるため 図⑩ 現場内利用(必須) 【対応方法】 ・「運搬距離」を入力してください。 なお、「運搬距離」が0.4km未満の場合は、「1km」としてください。 - 13 - ⑫原単位(警告:数値確認): 「⑫原単位」エラーは、「建設資材利用」及び「建設副産物搬出」において、「工事規模※」 に対して、「資材利用量(現場内利用量を除く)」及び「現場外搬出量」が大きいことを表 しています。 ※「工事規模」:土木工事の場合は請負金額、建築・解体工事の場合は延床面積「工事規模」に対しての「利 用量」及び「現場外搬出量」の基準は、次のとおりです。 「利用原単位」=「利用量計(現場内利用除く)」÷「請負金額 (土木) 「搬出原単位」=「現場外搬出量計」 品 建 設 資 材 建 設 副 産 物 目 コンクリート コンクリート及び鉄 木材 アスファルト混合物 塩化ビニル管・継手 石膏ボード 土砂 砕石 その他の建設資材 コンクリート塊 建設発生木材 アスファルト・コンクリート塊 その他がれき 伐木材 建設汚泥 建設混合廃棄物 金属くず 廃塩化ビニル管・継手 廃プラスチック 廃石膏ボード 紙くず アスベスト その他分別廃棄物 建設発生土 ÷ 「請負金額 (土木) 又は 延床面積」 (建築・解体) 又は 延床面積」 (建築・解体) 土木(㌧or m 建築(㌧or m 解体(㌧or m 修繕(㌧or m 3/万円) 3/m2) 3/m2) 3/m2) 3.0 50.0 50.0 3.0 3.0 50.0 50.0 3.0 3.0 10.0 10.0 2.0 2.0 0.5 0.5 1.0 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 15.0 3.0 3.0 10.0 2.5 0.5 0.5 2.0 3.0 0.5 0.5 2.0 3.0 1.0 3.0 3.0 1.0 0.1 0.5 1.0 2.0 0.3 0.3 2.0 0.1 0.1 0.1 0.1 1.0 0.1 0.5 1.0 3.0 0.3 0.1 3.0 2.0 0.3 1.0 2.0 1.0 0.1 0.1 1.0 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.01 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 1.0 0.1 0.1 0.1 10.0 3.0 1.0 3.0 土木工事で請負額 1,000 万円、 現場内利用を除く土砂利用量が 200,000 ㌧ 「利用原単位」= 200,000 ㌧÷1,000 万円=20.0 基準「15.0」より大きい 図⑫ 原単位(警告)エラー例 - 14 - 【対応方法】 ・該当する品目の「利用量」又は「搬出量」、及び「工事請負額」(土 木工事)又は「延床面積」(建築工事)を確認してください。 ⇒データ内容が正しければ、そのままで構いません。 ⑬解体以外(警告:エラー確認): 「⑬解体以外」エラーは、「工事種別」が解体工事となっているが、「建設資材」の搬入が あることを表しています。 解体工事で、建設資材利用がある場合 図⑬ 解体以外(警告)エラー例 【対応方法】 ・「工事種類」及び該当する品目データを確認してください。 必要に応じて修正してください。 - 15 - ⑭距離オーバー(警告:数値確認): 「⑭距離オーバー」エラーは、「工事場所」と「搬出先場所」が同じ都道府県内であるにも かかわらず、「運搬距離」が100km 以上であることを示しています。 東京都内施工工事で、搬出先が同じ東京都内であり、 運搬距離が、100km 以上 図⑭ 距離オーバー(警告)エラー例 【対応方法】 ・「工事場所」、「搬出先場所」、「運搬距離」データを確認してください。 必要に応じて修正してください。 - 16 - ⑮隣県(警告:数値確認): 「⑮隣県」エラーは、「工事場所」と「搬出先場所」が隣の都府県内であるにもかかわらず、 「運搬距離」が1km 未満又は200km 以上であること、 又は「工事場所」と「搬出先住所」が隣の都府県より遠い関係であるにもかかわらず、「運 搬距離」が40km 未満又は500km 以上であることを示しています。 「工事場所」の都道府県と、「隣県」の関係は、23~24ページに示しています。 東京都内施工工事で、 ・搬出先1が「隣県以遠(長野県)」へ搬出しており、運搬距離が 30km ・搬出先2が「隣県(埼玉県)」へ搬出しており、運搬距離が 300km 図⑮ 隣県(警告)エラー例 【対応方法】 ・「工事場所」、「搬出先場所」、「運搬距離」データを確認してください。 必要に応じて修正してください。 - 17 - ⑯値不一致(必須): 「⑯値不一致」エラーは、「資材利用量」と「再生資材利用量」の関係が矛盾していること を表しています。「資材利用量」と「再生資材利用量」の関係は、次のとおりです。 1)土砂の小分類が新材以外の時、資材利用量≠再生資材利用量 2)土砂の小分類が新材の時、再生資材利用量≠0 3)砕石の小分類が鉱さいの時、資材利用量≠再生資材利用量 土砂の小分類が新材以外の時、資材利用量≠再生資材利用量 図⑯ 値不一致(必須)エラー例 【対応方法】 ・該当する品目の「小分類」、「利用量」、「再生資材利用量」を確認し、 修正してください。 - 18 - ⑰工事種別・構造(警告:エラー確認): 「⑰工事種別・構造」エラーは、「工事種別」では「木造」又は「非木造」を選択している にもかかわらず、「構造」ではその逆の構造を選択していることを表しています。 「工事種類」と「構造」の関係は、次のとおりです。 1)工事種類が「非木造新築」で、構造が「木造」の時 2)工事種類が「非木造改築」で、構造が「木造」の時 3)工事種類が「非木造解体」で、構造が「木造」の時 4)工事種類が「木造新築」で、構造が「木造以外」の時 5)工事種類が「木造改築」で、構造が「木造以外」の時 6)工事種類が「木造解体」で、構造が「木造以外」の時 建築工事の種類と、 構造(木造、非木造)の関係がおかしい 図⑰ 工事種別・構造(警告)エラー例 【対応方法】 ・建築工事の「工事種類」と、「構造」(木造か非木造か)の関係を 確認して下さい。必要に応じて、修正してください。 - 19 - ⑱品目・搬出先(警告:エラー確認): 「⑱品目・搬出先」エラーは、搬出した建設副産物の品目から通常は考えられないところへ 搬出していることを表しています。 「副産物搬出品目」と「搬出先」の関係は、次のとおりです。 1)建設廃棄物(建設発生土以外)で、搬出先種類「4.建設発生土ストックヤード(再利用 決定)」 2)建設廃棄物(建設発生土以外)で、搬出先種類「5.他の工事(海面埋立事業)」 3)建設廃棄物(建設発生土以外)で、搬出先種類「8.建設発生土受入地」 4)建設廃棄物(建設発生土以外)で、搬出先種類「9.建設発生土ストックヤード(再利用 未決定)」 5)建設発生土で、搬出先種類「10.中間処理施設(焼却)」 6)建設発生木材・建設混合廃棄物以外で、搬出先種類「10.中間処理施設(焼却)」 7)建設混合廃棄物・アスベストで、搬出先種類「3.売却」 建設副産物の品目と 「搬出先の種類」の関係がおかしい 図⑱ 品目・搬出先(警告)エラー例 【対応方法】 ・建設副産物の「品目」と、「搬出先種類」の関係を確認して下さい。 必要に応じて、修正してください。 ※搬出先種類「10.中間処理施設(焼却)」を選択できるのは、 調査の定義上、「建設発生木材」及び「建設混合廃棄物」のみで、 熱回収等も行わなずに、減容化するためだけの単純焼却施設です。 - 20 - ⑲不整合(警告:エラー確認): 「現場内利用」とは、たとえば建設工事現場から発生した建設発生土を、建設工事現場から 搬出せずに、当該建設工事現場内で埋戻材などとして利用した行為です。 したがって、「建設資材利用」及び「建設副産物発生」の両方に「現場内利用」の記載が必 要です。 「⑲不整合」のエラーは、現場内利用を行っているため両方記載すべきところを、どちらか が欠けている場合を示しており、その関係は次のとおりです。 1)資材「土砂現場内利用量」>0 の時に、 発生土「建設発生土現場内利用量」=0 2)発生土「建設発生土現場内利用量」>0 の時に、 資材「土砂現場内利用量」=0 3)廃棄物「コンクリート塊現場内利用量」>0 の時に、 資材「砕石現場内利用量」+「アスファルト混合物現場内利用量」=0 4)資材「砕石現場内利用量」+「アスファルト混合物現場内利用量」>0 の時に、 廃棄物「コンクリート塊現場内利用量」+「アスファルト・コンクリート塊現場内利用量」=0 5)廃棄物「アスファルト・コンクリート塊現場内利用量」>0 の時に、 資材「砕石現場内利用量」+「アスファルト混合物現場内利用量」=0 発生側(下図)には、第二種建設発生土を 100 地山 m3「現場内利用」しているが、 利用側(上図)には、「現場内利用」の記載がない。 図⑲-1 不整合(警告)エラー例 - 21 - 【対応方法】 ・土砂や砕石などを現場内利用している場合、 様式1「建設資材利用」と様式2「建設副産物発生・搬出」の両方に 「現場内利用」の記入が必要。 ※「現場内利用」例: A.建設工事現場から発生した建設発生土を、建設工事現場から 搬出せずに、当該建設工事現場内で埋め戻し材として利用し た場合 B.建設工事現場から発生したコンクリート塊を、建設工事現場 から搬出せずに、移動式破砕機などで中間処理し、当該建設 工事現場内で砕石として利用した場合 発生側(上図)の「現場内利用」100 地山 m3 に対応して 利用側(下図)に「現場内利用」を追記。 図⑲-2 不整合(警告)エラーの対応例 - 22 - 参考:隣県データ ※( 都道府県名 隣 )は隣県に含める 県 01.北海道 なし 02.青森県 03.岩手県 05.秋田県 03.岩手県 02.青森県 04.宮城県 05.秋田県 04.宮城県 03.岩手県 05.秋田県 06.山形県 07.福島県 05.秋田県 02.青森県 03.岩手県 04.宮城県 06.山形県 06.山形県 (03.岩手県) 07.福島県 04.宮城県 06.山形県 08.茨城県 09.栃木県 10.群馬県 15.新潟県 08.茨城県 07.福島県 09.栃木県 10.群馬県 11.埼玉県 12.千葉県 09.栃木県 07.福島県 08.茨城県 10.群馬県 11.埼玉県 10.群馬県 07.福島県 08.茨城県 09.栃木県 11.埼玉県 15.新潟県 19.山梨県 20.長野県 (12.千葉県) 08.茨城県 09.栃木県 11.埼玉県 14.神奈川県 04.宮城県 (06.山形県) 05.秋田県 07.福島県 15.新潟県 (13.東京都) (12.千葉県) (15.新潟県) 10.群馬県 12.千葉県 13.東京都 19.山梨県 20.長野県 12.千葉県 08.茨城県 11.埼玉県 13.東京都 14.神奈川県 13.東京都 11.埼玉県 12.千葉県 14.神奈川県 14.神奈川県 11.埼玉県 12.千葉県 13.東京都 19.山梨県 22.静岡県 15.新潟県 06.山形県 07.福島県 10.群馬県 16.富山県 20.長野県 16.富山県 15.新潟県 17.石川県 20.長野県 21.岐阜県 17.石川県 16.富山県 18.福井県 21.岐阜県 18.福井県 17.石川県 21.岐阜県 25.滋賀県 26.京都府 19.山梨県 10.群馬県 11.埼玉県 13.東京都 14.神奈川県 20.長野県 10.群馬県 11.埼玉県 15.新潟県 16.富山県 19.山梨県 21.岐阜県 22.静岡県 23.愛知県 16.富山県 17.石川県 21.岐阜県 19.山梨県 08.茨城県 (09.栃木県) (18.福井県) (16.富山県) 20.長野県 18.福井県 20.長野県 23.愛知県 24.三重県 25.滋賀県 22.静岡県 14.神奈川県 23.愛知県 20.長野県 19.山梨県 21.岐阜県 22.静岡県 20.長野県 23.愛知県 22.静岡県 24.三重県 - 23 - (25.滋賀県) 都道府県名 25.滋賀県 隣 (23.愛知県) 県 18.福井県 21.岐阜県 29.奈良県 (27.大阪府) 26.京都府 18.福井県 24.三重県 25.滋賀県 27.大阪府 28.兵庫県 29.奈良県 27.大阪府 26.京都府 28.兵庫県 29.奈良県 30.和歌山県 28.兵庫県 26.京都府 27.大阪府 31.鳥取県 33.岡山県 29.奈良県 24.三重県 25.滋賀県 26.京都府 27.大阪府 30.和歌山県 30.和歌山県 24.三重県 27.大阪府 29.奈良県 31.鳥取県 28.兵庫県 32.島根県 33.岡山県 34.広島県 32.島根県 31.鳥取県 (33.岡山県) 33.岡山県 28.兵庫県 31.鳥取県 32.島根県 34.広島県 34.広島県 31.鳥取県 32.島根県 33.岡山県 35.山口県 35.山口県 32.島根県 34.広島県 (40.福岡県) 36.徳島県 37.香川県 38.愛媛県 39.高知県 37.香川県 36.徳島県 38.愛媛県 (39.高知県) 38.愛媛県 36.徳島県 37.香川県 39.高知県 39.高知県 36.徳島県 (37.香川県) 40.福岡県 41.佐賀県 43.熊本県 44.大分県 41.佐賀県 40.福岡県 42.長崎県 (43.熊本県) 42.長崎県 41.佐賀県 43.熊本県 40.福岡県 (41.佐賀県) 44.大分県 40.福岡県 43.熊本県 45.宮崎県 45.宮崎県 43.熊本県 44.大分県 46.鹿児島県 46.鹿児島県 43.熊本県 45.宮崎県 47.沖縄県 なし 34.広島県 24.三重県 26.京都府 (25.滋賀県) 35.山口県 38.愛媛県 44.大分県 - 24 - 45.宮崎県 46.鹿児島県
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