１年 生 命 物 理 化 学（Physical Chemistry for the Life Sciences） 【責任者：福島 和明 主任教授】 〔化 学〕福島 和明 主任教授 １．教育目標 （１）生命現象の理解に必要な熱力学の基本的概念を修得する。 （２）化学反応速度を定量的に扱うための基本的概念を修得する。 （３）上記の項目に関連した基礎的計算能力を修得する。 ２．行動目標 （１）内部エネルギー、エンタルピーを理解し熱力学第１法則を説明できる。 （２）エントロピーを理解し熱力学第２法則を説明できる。 （３）ギブスエネルギーと化学ポテンシャルを理解し説明できる。 （４）相平衡と理想溶液の性質、浸透圧の原理を理解し説明できる。 （５）ギブスエネルギーを化学平衡、酸化還元平衡、膜平衡に適用し生命現象の変化 の方向を説明できる。 （６）速度定数と反応次数を理解し反応速度理論を説明できる。 ３．準備学習（予習・復習など） 授業前に教科書を熟読しておくこと。 授業後に各自で練習問題を解いて、授業内容の理解を深めること。なお、化学研 究室WEBで練習問題解答や講義資料等を公開するので、適宜参照すること。 ４．成績の評価方法・基準 定期試験（筆記試験）と平常点（小テスト、出席状況、授業中の態度）を総合的 に判断して成績を評価する。なお、当科目は非常に系統的であることから、一回欠 席するとその後の講義内容を理解することが難しくなるので注意すること。 1 − 95 ５．教科書・参考書 講義用テキストを配布する。なお、化学研究室WEBで練習問題解答や講義資料等 が公開されることがあるので、適宜参照すること。 参考書：「アトキンス生命科学のための物理化学（第２版）」 P. Atkins、J. de Paula 著 稲葉章、中川敦史 訳 （東京化学同人）２０１４年 「化学通論」吉岡甲子郎 著（裳華房）１９７６年 「化学熱力学中心の基礎物理化学（改訂第３版）」 杉原剛介、井上亨、秋貞英雄 著（学術図書出版社）２０１１年 「生物物理化学の基礎－生体現象理解のために」 白浜啓四郎、井上亨、山口武夫、杉原剛介 著（三共出版）２００３年 「化学・生命科学系のための物理化学」Raymond Chang 著 岩澤康裕、北川禎三、濵口宏夫 訳（東京化学同人）２００３年 「生命科学のための物理化学」（上）D. Eisenberg、D. Crothers 著 西本吉助、影本彰弘、馬場義博、田中英次 訳（培風館）１９８８年 1 − 96 １年 授 業 計 画 科目名 生命物理化学 年 月 日 曜 時 日 限 講義・実習内容 担 当 教 員 名 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 福島 和明 主任教授 15 6 10 水 2 理想気体 15 6 16 火 1 エネルギーの保存 15 6 22 月 1 エンタルピー 15 6 23 火 1 エントロピー 15 6 24 水 3 自由エネルギー 15 6 29 月 2 化学ポテンシャル 15 6 30 火 2 相平衡 15 7 1 水 3 化学平衡 15 7 13 月 3 酸化還元平衡 15 7 14 火 2 生体内の化学平衡 15 7 15 水 1 反応速度論I 15 7 15 水 3 反応速度論II 1 − 97
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