サプライヤーおよびその他の仲介機関の倫理行動:サ プライヤーの企業倫理規範 Smiths のサプライヤーの企業倫理規範 Smiths Group はグローバル企業として、世界中のお客様、株主、サプライヤーと日々接し ています。当社のビジネスで接する別の組織や個人と同様に、これらの利害関係者は私たち の行動に注目しています。Smiths に関する利害関係者の意見は、当社の行動に加えて、当 社と共に、または当社を代表して行動する人の行動により影響されます。良い評価を受ける ことは、Smiths にとって重要であるだけでなく、当社が成功を続けるために不可欠です。 この評価の決め手になるのは、個人および組織全体としての行動です。 複雑な世界では、特定の規則や規制を設けてあらゆる状況に対応することは非現実的です。 当社の場合は、各社員のビジネス取引における明確な基準、指針を示す企業倫理規範を制定 しています。同様に、当社のサプライヤーの倫理行動における最低限の基準を制定していま す。 当社のサプライヤーの企業倫理規範は全サプライヤーおよびその社員、サプライヤーのため に働くエージェント、サプライヤー、その他(以下、サプライヤーと総称)に適用されます。 この規範は、サプライヤーの行動に対する当社の最低限の基準を制定しています。このサプ ライヤー規範を順守することで、当社のサプライヤーおよび Smiths に対する好評価が持続 され、さらに評価が高まり、株主に長期間に及ぶ価値がもたらされます。 当社の目的は、当社の評価を守り株主の投資を保護するだけでなく、法律や規制を順守して 責任ある行動を取ることで Smiths の大きな利益を守ることです。 Smiths の取締役会、上級管理職は、Smiths の企業倫理規範およびこのサプライヤーの企業 倫理規範を承認し支援します。いずれの倫理規範も、インターネット http://www.smiths.com/responsibility-code-of-business-ethics.aspx および Smiths のイント ラネットでご覧いただけます。当社は、全サプライヤーが本規範またはその独自の規範(以 下の最低限の基準を満たしている場合)を導入することを期待します。また、サプライヤー がこれらの最低基準に関する適切な研修に参加することも期待します。 結論として、Smiths およびその企業グループが、私たちが世界で事業を展開している市場 において責任を担い倫理的に行動し、そのように評価されることが極めて重要です。 サプライヤーおよびその他の仲介機関の倫理行動:サ プライヤーの企業倫理規範 法律を順守する 1. 法律の順守 1.1. サプライヤーは、最低限の基準として、事業運営している国のすべての法律および 規制を順守する必要があります。この最低限の基準として、一切の形態の贈収賄、 汚職、禁輸国への販売や出荷を禁止する法律の他、輸入や輸出の制限、さらにはビ ジネス取引を規制するその他の法律を順守することが挙げられます。 公正に競争する 2. 競争 2.1. Smithsは、その市場部門で公正かつ積極的に競争することを信条としています。当 社は、サプライヤーが、法律上競争を阻害する合意、ビジネス慣行、行為を行わな いこと、およびその一部とならないことを期待します。 あらゆるビジネス取引において誠実に行動する 3. 適切なビジネス行動 3.1. Smithsがビジネスで接するお客様、株主、個人、組織、その他のサプライヤーから 寄せられている信用を守るため、私たちは常に誠実に行動します。私たちは、サプ ライヤーも同様に行動することを期待します。 3.2. サプライヤーは、Smithsのビジネス上の利益や評価を損なわせることを意図した個 人的な行動または公のコメントを発表してはなりません。 3.3. サプライヤーは、ビジネス、その他の利益の獲得、保持または提供を目的とし、過 剰または頻繁な贈り物や接待を含む、贈収賄、その他の非倫理的な利益の提供、約 束、付与、要求、受取を行ってはなりません。 他のサプライヤー、パートナー、お客様に適切に対応する 4. サプライヤー、ビジネスパートナー、お客様との対応 4.1. サプライヤーは、当社のお客様の期待に応えられるよう、Smithsおよびその他のサ プライヤーと連携して業務に取り組み、サプライチェーン全体で品質、価値、適時 性を確保しなければなりません。 4.2. サプライヤーには、Smiths、当社のお客様、その他のサプライヤーなどから受領し たIT機器、物的資産、通信リソース、テクノロジー、知的財産、機密情報、データ、 その他の有形または無形資産を、合意した条件に従って尊重し、取り扱う義務があ ります。 サプライヤーおよびその他の仲介機関の倫理行動:サ プライヤーの企業倫理規範 4.3. サプライヤーは、サプライヤーに代わって業務を行うサプライヤーのエージェント、 サプライヤー、その他が合法的かつ倫理的に、また本規範に規定されている価値、 基準に従って行動するよう主張し、徹底しなければなりません。 同僚を尊重する 5. 社員 5.1. サプライヤーは資格、スキル、適正、態度に基づいてのみ、社員の採用、選択、昇 進を実施する必要があります。 5.2. 雇用に関して判断を下す際には、サプライヤーは、人種、肌の色、出生国、性別、 婚姻歴、性的指向、宗教信仰、年齢、身体障害、精神障害に関して、管轄区域の差 別禁止要件を順守することが要求されます。 5.3. サプライヤーは、敬意と威厳を持って全社員に対応する義務があります。ハラスメ ントまたはいじめは許容されません。 5.4. サプライヤーは、各社員が労働組合、またはその他の善意の社員を代表する組織へ の参加または不参加の権利を尊重する必要があります。 5.5. サプライヤーは社員とのコミュニケーションを円滑に行い、共通の関心事項につい てコンサルティング、協力、チームワークを促進する必要があります。 健康、安全性の確保に貢献し、職場を守る 6. 健康、安全性、セキュリティ 6.1. Smithsはサプライヤーに対し、最高水準で実行可能な健康、安全性の基準の達成に 常に尽力することを要求します。 6.2. サプライヤーは潜在的なセキュリティ脅威から、社員、物的財産、情報、評価を守 る必要があります。 環境を尊重する 7. 環境 7.1. サプライヤーは、実行可能な限り、環境に対する行動、製品、サービスの悪影響が 最低限に抑えられるよう徹底する必要があります。 コミュニティに貢献する 8. コミュニティ サプライヤーおよびその他の仲介機関の倫理行動:サ プライヤーの企業倫理規範 8.1. 雇用機会、研修、および開発活動の条項に加えて、サプライヤーは、コミュニティ および慈善活動への参加とサポートにより、事業を展開するコミュニティに適宜有 意義な貢献をする必要があります。 8.2. サプライヤーは時期、場所を問わず、事業運営や活動で発生した税金は適切に支払 わなければなりません。 人権を尊重する 9. 人権 9.1. Smithsはサプライヤーに対し、事業場所を問わず、すべての国際的に認められた人 権を守ることを要求します。 9.2. サプライヤーは、製品がテロリズムや人権の乱用を目的とする武器、その他の装置 に導入されていないことを徹底する政府の全指針を順守しなければなりません。 9.3. Smithsは、サプライヤーまたはそのサプライチェーンが児童労働、強制労働、人身 売買、および人間の威厳と敬意を疎外する行為を行うことを許しません。 高水準の財務記録/報告を常に行う 10. 報告と社内管理 10.1. サプライヤーは、適用される会計基準および認定ベストプラクティスに従い、す べてのビジネス取引を正確かつ慎重に透明性を持って記録する必要があります。 10.2. Smithsはサプライヤーに対し、リスクを包括的に評価、管理すること、組織構造 の重要な部分としての強力な社内管理体制を実施すること、およびすべてのリス クが効果的に管理され、報告された結果が正確であることを要求します。 10.3. サプライヤーは、重大なビジネスリスクを特定、評価、統制する現行の管理プロ セス、およびサプライヤーの取締役員会、その他の管理体制への適宜報告の効果 をモニターする、独立した社内外監査機能を維持しなければなりません。 11. 適用範囲とコンプライアンス 11.1. Smithsのサプライヤー企業倫理規範、またはサプライヤー自体の倫理規範は、世 界中のサプライヤーの関連会社およびその社員全員に適用されなければなりませ ん。それは必要に応じて翻訳される必要があり、ハードコピーで社員に配布され、 サプライヤーのイントラネットサイト、その他の電子メディアで利用できる必要 がああります。社員がSmithsのサプライヤー規範またはサプライヤーの倫理規範 を無視または違反した場合、懲戒処分が課せられます。 サプライヤーおよびその他の仲介機関の倫理行動:サ プライヤーの企業倫理規範 11.2. Smithsのサプライヤーの企業倫理規範は、サプライヤーの既存のポリシーまたは その関連企業のポリシーに取って代わることは意図していません。当社は、当社 のサプライヤー規範または貴社自体の倫理規範が、貴社内のポリシーが順守する 管理ドキュメントとして役立つことを期待します。サプライヤーの倫理規範は、 サプライヤーのポリシー、そのサプライヤーの関連会社のポリシーに加え、Q&A 小冊子またはその他のガイダンスおよび研修によってサポートされる必要があり ます。 11.3. サプライヤーが共同事業や業務共有に参加する場合には、共同ビジネス事業は、 Smithsの企業倫理規範またはサプライヤー自体の企業倫理規範を可能な限り順守 しなければなりません。 11.4. サプライヤーは社員に対して、企業倫理規範の違反の疑いがある場合、実際に違 反されている場合、管理者に直ちに報告することを期待し、奨励しなければなり ません。適切なルートでそうした情報を報告する社員が、かかる開示に対して不 利益な、または望ましくない扱いを受けるべきではありません。同様に、Smiths は、サプライヤーおよびその社員に対し、Smithsの社員の行動が当社の企業倫理 規範に合致していない場合には、それらを当社に報告することを期待します。 11.5. サプライヤーの役員、管理者、社員が当社のサプライヤーの企業倫理規範に違反 したことが分かった場合、Smithsはそのサプライヤーとのビジネス関係を絶つ権 利を留保します。また当社は、これらの最低基準が満たされていることを知るた めに、サプライヤーの行動を問い合わせ調査する権利も留保します。 助言を得る、問題を報告する 報告はすべて、極秘に処理され、適切かつ直ちに調査されます。 サプライヤーおよびその社員は、Smiths の企業倫理規範に合致しないと考えられる Smiths の社員の行動を、Smiths 倫理アラートラインまで、メールにて [email protected] まで報告することができます。
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