子育ても、毎日の仕事も、「楽しい」ところを探します峯村良子さん（イラストレーター）プロフィール福岡県生まれ。三愛でデザイナーとして活躍後、イラストレーターに。子どもの本を中心に、イラスト、エッセイ、手芸本など幅広く活躍中。『ちょっと手作りインテリア』『くるくるBOX―だれでもかんたんクッキング〈おかし編〉』など著書多数。最近の著書に『子どものマナー図鑑〈１〉∼〈５〉』（偕成社）、『はじめての自宅介護―イラストでわかる！使える！79の知恵』（小学館）。朝日小学生新聞で手作り小物をテーマに「築地ウキウキ堂」を連載中。 2 3 思われたきっかけは？いて窮屈だなと感じていました。そう大人のマナーは形がきちんと決まってる連載にイラストを描いていた時に、以前、週刊誌で大人のマナーに関す本を見ているだけで、﹁人に迷惑をかけ容は忘れてしまっても、楽しみながらいうものではないのです。具体的な内どれもひとつひとつ覚えてほしい、と食事のマナーなども書きましたが、には、ただ﹁これはしてはいけない﹂私が子どもに何か言って聞かせる時そうなことにもページを割きました。じめない﹂など、マナーとは関係なさとです。ですから﹁差別はしない﹂﹁いブンブンPARTNER 2006.2 ︱子ども向けのマナーの本を出そうと暮らすための生活のルールみんなが気持ちよくました。育てや生活を楽しむ秘訣などを伺いマナーを教える深い意味、そして子もの﹂と話す峯村さんに、子どもにする思いやりや愛情を育てるためのだち、さらには世界中の人たちに対るいことをしたらあやまる﹂﹁ゴミはちてもらったらありがとう、という﹂﹁わ私が本の中で書いているのは、﹁何かしの生活のルールだと思います。だから、が毎日、気持ちよく暮らしていくためが生かされていますか？︱本本は５冊にもなってしまいました。常のあらゆる場面を考えたので、結局に出かけた時など、子どもが出会う日も大事だと思うのです。家や学校、外り。でも、この当たり前のことがとてらかさない﹂など当たり前のことばか嫌なことは相手にもしないといったこ本とは、人を大切に思うこと、自分がきちんと生きていけるということ。根人間としての根本さえわかっていれば、子育てを通して思ったのは、子どもはそうですね。娘を一人育てましたが、にはやはりご自身の子育ての経験してはいけない﹁理由﹂を﹁してはいけない﹂ではなく﹁マナーとは、日常接する家族や友マナーとは特別なことではなく、人とめてこられました。いたい基本的な生活マナーを本にま経験から、子どもたちに知ってもら村良子さんです。ご自身の子育てのだいたのは、イラストレーターの峯今回インタビューに登場していたうなことですか？︱峯たらなと思ったのがきっかけです。﹁マナー﹂として子どもたちに伝えられてやっていいことといけないことをいう形あるマナーではなく、人間としできる子になってくれれば十分です。何でんか大だの切な時な﹂にと自根” い分本っで“ たきが、ち心人んのがと中生考にきえ残ててっい行てく動、上人には思いやりを持たないといけないることをしてはいけないな﹂﹁まわりの村さんが考えるマナーとはどのよ数式を忘れてもどうにか解けるのと同なるのかという理屈がわかっていれば、まいます。例えば、算数でもなぜそう分で判断することができなくなってしればならないのかわからないまま、自け教えると、子どもはなぜそうしなけと道が開けることがあります。少しし周してみるとか、一歩踏み出してみるたら、誰かに悩みを話すとか、町を一損。子育てに悲観的になりそうになっは短いので、お母さんが楽しまないと長い子育ての中で子どもが小さい時なのに、どうすべきかという﹁形﹂だ︱子育てを楽しむ秘訣はありますか？んと理屈を話せば理解できるんです。した部分があり、子どもの目線でちゃ見つけて毎日を過ごす子どもは大人が思う以上にしっかりどんなことにも楽しみをことをしてしまいます。やめなさい﹂だけでは、子どもは同じうに言って聞かせました。﹁危ないから悲しむからやめてね﹂と、そういうふそれにあなたを大切に思っている親がな可能性を捨てることになるんだよ。死ぬってことは大切なあなたのいろん遭って死んだら、どうなると思う？中に飛び出していったら、﹁もし事故にいました。例えば、子どもが道の真んていく作業は本当に楽しかったです。いう自分の思いを、絵に描いて本にしを敬うようになってくれるはず。こうればきちんと理解できるし、お年寄りて、老人になるんだ、って教えてあげそれから子どもになって、大人になっも、人間は最初はみんな赤ちゃんで、ってもピンと来ないかもしれない。で子どもに﹁お年寄りを大切に﹂と言ければならないのかを話すようにしてなぜそれをしてはいけないのか、しな﹁こうした方がいい﹂と言うのではなく、大事だと思います。と一人の人間として認めていくことがじ。子どもを子ども扱いせずに、もっ 4 何でしょうか？︱峯事なのではないでしょうか。なことでも楽しみを見つけることが大ると、子どもものびのびします。小さが辛くなってしまうと思うんです。なければだめだなんて思うと、子育て自覚がないのかも。でも、親はこうでではいかないですが、あまり親というかるな﹂と。私は子どもと対等、とま﹁面白いな、子どもが夢中になるのもわばいいなと思います。護に苦労している人に少しでも役立て介護はいずれ誰もが直面すること。介屈がわかっていれば応用できますから。うすれば移動させやすいのか、その理介護する人がなぜ腰を痛めるのか、ど私は手芸好きの母に育てられたせい 5 村さんの生活の中での楽しみとはブンブンPARTNER 2006.2 さんはこんな仕事をしてるんだよっていと思います。の人間として認めてあげないといけなだと思うから。やっぱり子どもを一人子どもに腹が立つのは、自分の従属物った方がいいかもしれません。それに根本さえわかっていれば大丈夫って思ぶとくなって、子どもは人間としてのお母さんが楽しそうに毎日を送っていお母さんが辛いと、子どもも辛くなる。ん自身が好きなものを見つけること。てを楽しめました。大切なのはお母さ世界を持てたので、忙しい中でも子育両立は大変でしたが、自分が楽しめるラストを描いていました。子育てとの自慢したくて、子どもの本や新聞でイロールプレイングゲームにはまって、緒に夢中でやっていました。しばらくどうかと思いますが、私は子どもと一ゲームなども大人が完全にはまるのは白いですよ。例えば、コンピューターだからたまには一緒にやってみると面がやっても楽しいことが多いんです。まりなり乗っすてか子す。お、せて。飾、ど。本もおてき百り生当ち菓イて円つ活もにゃ子ン、シけのが子をのス壁ョた中楽ど集オタにッりでしもめマン刺プすちいみてケトしでるょこた部にのた透のっとい屋つ飾画明がとっにのいりびな大して楽中て棚ょケ好た、しにいをうーき工実ん飾る作のスな夫はでっ小っ上をんを大いたさたに買でし人介護の本も子どものマナーの本と同じ。理屈をちゃんと描くという姿勢は、ならないように工夫しました。ませんが、せめて本は暗いイメージにがに介護は楽しくというわけにはいきだから何でも楽しもうとします。さすで、自分が好きなことしかやりません。の本を作ったのです。私は﹁さぼり魔﹂本を開きっぱなしにできる特殊な造り私は子どもが生まれてからは、お母して、見ながら介護ができるように、りにくくて ⋮ ⋮ 。それで、字を大きく当に大変。でも介護の本はどれもわか寝たきりの人の介護もしましたが、本ムヘルパー２級の資格も取りました。きっかけです。興味がわいてきてホーたまたま介護の講習会に行ったのが︱最近、介護の本を出されたとか。