須賀川市地域優良賃貸住宅整備事業補助金交付要綱 目次 第 1 章 総則

須賀川市地域優良賃貸住宅整備事業補助金交付要綱
目次
第 1 章 総則(第1条・第 2 条)
第 2 章 整備事業に係る補助(第 3 条-第 15 条)
第 3 章 家賃の減額に係る補助(第 16 条-第 25 条)
第 4 章 雑則(第 26 条-第 31 条)
附則
第 1 章 総則
(趣旨)
第1条 市は、地域優良賃貸住宅制度要綱(平成 19 年 3 月 28 日付け国住備第 160 号。以
下「国制度要綱」という。)、地域優良賃貸住宅整備事業対象要綱(平成 19 年 3 月 28
日付け国住備第 161 号。以下「国対象要綱」という。)、地域優良賃貸住宅整備事業等
補助要領(平成 19 年 3 月 28 日付け国住備第 162 号。以下「国補助要領」という。)、
地域優良賃貸住宅整備基準(平成 19 年 3 月 28 日付け国住備第 164 号。)、公的賃貸住
宅家賃低廉化事業対象要綱(平成 18 年 3 月 27 日付け国住備第 126 号。以下「国低廉化
要綱」という。)及び須賀川市地域優良賃貸住宅制度要綱(平成 27 年 8 月 3 日施行。
以下「市制度要綱」という。)に基づき、地域優良賃貸住宅の整備及び家賃の減額に要
する費用について、認定事業者及び管理事業者に対して、須賀川市補助金等の交付等に
関する規則(昭和 63 年須賀川市規則第 9 号。以下「規則」という。)及びこの要綱の
定めるところにより、予算の範囲内で全部又はその一部を補助するものとする。
(定義)
第2条 この要綱における用語の意義は、市制度要綱に定めるもののほか、次の各号に定
めるところによる。
(1) 主体附帯工事費 主体工事費及び屋外附帯工事に要する費用
(2) 共同施設整備費 住宅共用部分の整備に要する費用
(3) 標準主体附帯工事費 国が定める標準となる主体附帯工事に要する費用
(4) 整備事業 第 4 条に定める住宅の建設及び既存住宅等の改良
第2章 整備事業に係る補助
(補助対象者)
第3条 この要綱による補助金の交付を受けることができる者は、認定事業者のうち次に
掲げる要件のいずれにも該当しないものとする。
(1) 市税を滞納している者
(2) 建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)、都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)そ
の他の関係法令等の規定により受けた必要な措置を講ずるための指導又は勧告に従っ
ていない者で、当該指導又は勧告に従わないことにつき正当な理由がないと市長が認
めるもの
(3) 前 2 号に掲げる者のほか市長が別に定める要件に基づき補助金を交付することが不
適当であると認めるもの
(交付対象及び補助金の額)
第4条 この補助金の交付対象経費及び補助金の額は、次表に掲げるとおりとする。
供給方法
交付対象経費
補助金の額
国補助要領
国補助要領第 4 条第 1 項の規定に基 交付対象経費の 6 分の 1 以内
第 3 条第 1
づき算出した住宅の建設等に係る費 (当該住宅の階数が 1 又は 2
項表(ロ)欄
用。ただし主体附帯工事費が標準主 の場合にあっては 9 分の 1 以
中地域優良
体附帯工事費を超える場合にあって 内、当該住宅がサービス付き
賃貸住宅(民
は、当該標準主体附帯工事費を主体 高齢者向け住宅である場合に
間建設)
附帯工事費とする。
あっては階数にかかわらず 5
分の 1 以内(1 戸あたり 200 万
円限度))
国補助要領
国補助要領第 5 条又は第 6 条第 1 交付対象経費の 3 分の 2 以内
第 3 条第 1
項の規定に基づき算出した住宅等
項表(ロ)欄
の等の改良に係る費用
中地域優良
賃貸住宅(民
間改良)
(補助金交付の申請)
第5条 前条に規定する補助金の交付を受けようとする認定事業者は、整備事業に着手す
る前に、地域優良賃貸住宅整備事業補助金交付申請書(第 1 号様式)を市長に提出しな
ければならない。
(全体設計の承認)
第6条 整備事業が複数の年度にわたる場合において、認定事業者は、初年度の補助金の
交付を申請する前に、当該整備事業に係る事業費の総額、事業完了の予定時期等につい
て、地域優良賃貸住宅整備事業全体設計(変更)承認申請書(第 2 号様式)を市長に提
出し、その承認を受けなければならない。当該整備事業に係る事業費の額を変更する場
合も同様とする。
2 市長は、前項の承認の申請があった場合において、その内容を審査し、適当と認めた
ときは、地域優良賃貸住宅整備事業全体設計(変更)承認通知書(第 3 号様式)により
認定事業者に通知するものとする。
(補助金交付の決定)
第7条 市長は第 5 条の規定による補助金交付の申請があった場合において、当該申請に
係る書類等の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、補助金の交付が適当と認め
たときは、補助金の交付を決定するものとする。この場合において、市長は、必要があ
ると認めるときは、条件を付することができる。
2 市長は前項の規定による交付の決定をしたときは、地域優良賃貸住宅整備事業補助金
交付決定通知書(第 4 号様式)により認定事業者に通知するものとする。
(整備事業の着工)
第8条 前条の交付決定通知を受けた認定事業者は、整備事業に係る工事に着工したとき
は、7 日以内に地域優良賃貸住宅整備事業着工届(第 5 号様式)を市長に提出しなけれ
ばならない。
(整備事業の変更)
第9条 認定事業者は、当該通知に係る整備事業の補助金の額に変更が生じることとなる
事業内容又は次に掲げる事項の変更をしようとする場合は、市長の承認を受けなければ
ならない。
(1) 整備事業に係る賃貸住宅の位置の変更
(2) 整備事業に係る賃貸住宅の構造又は階数の変更
(3) 団地の形状又は配置若しくは間取りに関する重要な変更
(4) 補助の対象となる工事の対象範囲、規模又は設計についての重要な変更
(5) その他市長が特に必要と認める事項
2 前項の承認の申請は、地域優良賃貸住宅整備事業補助金変更承認申請書(第 6 号様式)
により行うものとする。
3 市長は、前項に規定する申請があった場合は、その内容を審査し、適当と認めたとき
は、地域優良賃貸住宅整備事業補助金変更承認通知書(第 7 号様式)により通知するも
のとする。
4 認定事業者は、第 1 項に規定する事業内容の変更以外の事業内容の変更をしようとす
るときは、地域優良賃貸住宅整備事業内容変更届(第 8 号様式)を市長に提出しなけれ
ばならない。
(事業の中止又は廃止)
第10条 認定事業者は整備事業を中止又は廃止しようとする場合においては、地域優良
賃貸住宅整備事業中止(廃止)承認申請書(第 9 号様式)により、市長に申請しなけれ
ばならない。
2 市長は、前項の規定による申請があった場合は、その内容を審査し、その中止又は廃
止を適当と認めたときは、地域優良賃貸住宅整備事業中止(廃止)承認通知書(第 10
号様式)により認定事業者に通知するものとする。
(状況の報告)
第11条 認定事業者は整備事業が予定期間内に完了しない場合又は遂行が困難と認めら
れる場合においては、地域優良賃貸住宅整備事業未完了報告書(第 11 号様式)により
市長に報告し、その指示を受けるものとする。
2 市長は、必要があると認めるときは、前項の報告書のほか認定事業者に対し整備事業
の遂行状況に係る書類の提出を求め、これを調査することができる。
(実績報告)
第12条 認定事業者は、整備事業が完了したときは、その完了の日から 14 日以内の日
又は完了の日の属する年度の末日のいずれか早い日までに地域優良賃貸住宅整備事業完
了実績報告書(第 12 号様式)により市長に報告しなければならない。
2 認定事業者は、前項の規定にかかわらず、整備事業が翌年度にわたる場合は、補助金
の交付の決定に係る会計年度の末日までに地域優良賃貸住宅整備事業年度終了実績報告
書(第 13 号様式)により市長に報告するものとする。
(確定の通知)
第13条 市長は前条による実績報告を受けた場合においては、書類の審査及び現地調査
等により、整備事業の成果が交付の決定の内容及び条件に適合するかどうかを調査し、
適合すると認めたときは、補助金の額を確定し、地域優良賃貸住宅整備事業補助金確定
通知書(第 14 号様式)により、認定事業者に通知するものとする。
(交付の請求)
第14条 前条の通知を受けた認定事業者が補助金の交付を受けようとするときは、地域
優良賃貸住宅整備事業補助金交付請求書(第 15 号様式)を市長に提出しなければなら
ない。
(補助金の交付)
第15条 市長は、前条の規定による請求があったときは、当該認定事業者に補助金を交
付するものとする。
第3章 家賃の減額に係る補助
(補助対象者)
第16条 地域優良賃貸住宅の家賃の減額に係る補助金の交付を受けることができる者は、
管理事業者とし、市税を滞納していないものとする。
(補助金の額)
第17条 補助金の額は、入居者(国低廉化要綱第 8 第 2 項第 2 号に該当する者に限る。)
の契約家賃と次条に規定する入居者負担額との差額(4 万円を限度とする。)に入居月
数(入居した日が月の初日でない場合は入居した日の属する月、退去した日が月の末日
でない場合は退去した日の属する月を除く。)を乗じた額の合計額を上限とする。
(入居者負担額)
第18条 前条に定める入居者負担額は、公営住宅施行令(昭和 26 年政令第 240 号)第
2 条により算出して得られる入居者負担基準額の 100 円未満を切り上げた額とする。
(補助金の交付期間)
第19条 補助金の交付期間は、地域優良賃貸住宅の管理開始から 10 年を限度として、
地域優良賃貸住宅の管理期間とする。ただし、国低廉化要綱第 8 第 2 項第 2 号イ(3)か
ら(6)までに該当する入居者に係る交付期間については、一世帯につき 6 年を限度とす
る。
(補助金交付の申請等)
第20条 管理事業者は、補助金の交付を受けようとするときは、毎年 10 月 31 日までに、
地域優良賃貸住宅家賃減額補助金交付申請書(第 16 号様式)に入居者の前年1年間の
収入を証明する書類等を添えて、市長に申請しなければならない。
2 市長は前項の申請を受理した場合は、その内容を審査し、適当と認めたときは、補助
金の交付を決定し、地域優良賃貸住宅家賃減額補助金交付決定通知書(第 17 号様式)
により管理事業者に通知するものとする。
(補助金額の変更)
第21条 管理事業者は補助金交付の決定後において、入退去による入居者の異動や入居
者の収入の変動等により、受けられる補助金の額に変更があったときは、地域優良賃貸
住宅家賃減額補助金交付変更申請書(第 18 号様式)を市長に提出しなければならない。
2 市長は前項に規定する変更の申請を受理した場合はその内容を審査し、適当と認めた
ときは、地域優良賃貸住宅家賃減額補助金変更決定通知書(第 19 号様式)により管理
事業者に通知するものとする。
(実績報告)
第22条 管理事業者は、第 20 条第 2 項の規定により交付の決定を受けた補助金につい
て、当該事業年度の 3 月 31 日までに地域優良賃貸住宅家賃減額補助金実績報告書(第
20 号様式)にその他必要となる書類を添えて市長に提出しなければならない。
(確定の通知)
第23条 市長は、前条の報告を受理した場合は、その内容を審査し、適当と認めたとき
は、補助金の額を確定し、地域優良賃貸住宅家賃減額補助金交付額確定通知書(第 21
号様式)により管理事業者に通知するものとする。
(交付の請求)
第24条 前条の通知を受けた管理事業者が補助金の交付を受けようとするときは、地域
優良賃貸住宅家賃減額補助金請求書(第 22 号様式)を市長に提出しなければならない。
(補助金の交付)
第25条 市長は、前条の規定による請求があったときは、当該管理事業者に補助金を交
付するものとする。
第4章 雑則
(端数計算)
第26条 補助金の額は、住宅の整備に要する費用については整備ごとに、家賃の減額に
要する費用については、入居者ごとに算定する。ただし、住宅の整備に要する費用に
1,000 円未満の端数が生じたとき及び家賃の減額に 100 円未満の端数が生じたときは、
これを切り捨てるものとする。
(申請の取下げ)
第27条 市長は、認定事業者及び管理事業者が、補助金交付決定通知を受けた後におい
ても、地域優良賃貸住宅補助金交付決定取消申請書(第 23 号様式)により決定の取消
しを申請することができる。
2 市長は、前項の申請があったときは、当該申請に係る補助金の交付決定を取消すもの
とする。
3 市長は、当該取消しに係る部分に関し、既に交付された補助金があるときは、期限を
定めてその返還を命じるものとする。補助金の額の確定があった後においても、同様と
する。
(交付決定の取消し)
第28条 市長は、認定事業者、管理事業者が次の各号に掲げる場合に該当するときは、
補助金の交付決定の全部又は一部を取り消すことができる。
(1) 工事を中止し、又は廃止したとき。
(2) 補助金の交付決定後、天災地変その他の事情変更により、工事の全部又は一部を継
続することが出来なくなったとき。
(3) 工事を予定期間に着手せず、又は完了しないとき。
(4) 供給計画若しくは全体計画の内容を履行しないとき、又は履行の見込みがないとき。
(5) 偽りその他の不正な手段により、補助金の交付等を受けたとき。
(6) 補助金の交付決定の内容又はこれに付した条件その他関係法令に違反したとき。
(7) 補助金を他の用途に使用したとき。
(8) 供給計画の認定が取り消されたとき。
(9) その他の理由により整備事業を遂行することができないとき。
2 前条第 3 項の規定は、前項の場合について準用する。
(帳簿及び書類の備付)
第29条 この要綱に規定する補助金の交付決定を受けた認定事業者及び管理事業者は、
当該補助事業完了後 5 年間、当該補助事業に係る収入及び支出を明らかにした帳簿及び
書類その他必要となる図書を備え付け、補助金の使途を明らかにしておかなければなら
ない。
(検査報告及び是正命令)
第30条 市長は、整備費補助金及び家賃減額補助金の使途、補助を受けた当該地域優良
賃貸住宅の管理状況について、必要があるときは、検査を行い、又は報告を求めること
ができる。
2 市長は、前項の検査又は報告により、補助金が適正に執行されていないと認められる
ときは、期日を指定して是正の措置を求めることができる。
(委任)
第31条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は市長が別に定める。
附 則
この要綱は、平成27年8月3日から施行する。