ゲルググ 概要 雌伏期のジオン勢力が、トーマス・シティの研究施設において、将来の量産を見据えて製作した核融 合動力搭載の高機動型モビルスーツ。 元々は、デュランダル政権下で、通称『ネクスト・ニューミレニアムシリーズ』として開発されて いた機体である。大柄な胴体は、大容量の核分裂エンジンを収めるためのもの。デュランダル政権の 崩壊後、資料は旧ザラ派のエザリア・ジュールが市長を勤めるマティウス 1 に持ち出され保管されて いた。後にエザリアがトーマス・シティ市長に就任する際、これらの資料は持ち出された。 核融合動力の搭載と、それに合わせたスラスター推力の強化により、大柄ながら、インフィニット ジャスティスをも凌駕する運動性能を実現した。 胴体は PSCU 装甲(※)のカプセルを内蔵することで、 コクピットブロック、及び動力炉のヴァイタルパートの抗堪性を高めている。 拡張武装システムとして、ストライカーパックシステムを採用している。ZAFT 型のウィザードシ ステムではなくこちらが採用された理由は、後述する。 仕様 全高:19m 本体重量:51t 全備重量(軽装):66t (ゲルググ・イェーガー) 動力:ミズノ式常温核融合励起型熱核融合炉 ジェネレーターコンポーネント 装甲:強化合金装甲+胴体 PSCU 装甲カプセル バックパック:ストライカーパックシステム 固有武装 近接防御システム(CIWS)/20mmAPIブローバック機銃+24mm多条集束レーザーバルカン TPRF-RHB01A『グラディウス』レーザーヒートソード ショルダー固定アンチビームバックラー →以上は、 「共通装備品」の項目を参照のこと。 S79/TPRF-BSJ ビームシールドジェネレーター内蔵シールド ナツメ型の形状をしたシールド。ビームシールドジェネレーターを内蔵しており、さらにシールド 本体にも PSCU 装甲が施されている。 フライトユニット 大気圏内飛行用フライトユニット。バックパック取り付け位置のため背中の外側にオフセットして いる為、グフ・イグナイテッドのものよりも、ジンのスラスターユニットをイメージさせる形態にな っている。取り外し可能。 バリエーション ZGMF-1200F ゲルググ・イェーガー(GELGOOG-JAGER):基本量産型 追加固有武装: Hi-ComBM02『ライトニング』高圧縮ビームサブマシンガン →「共通装備品」の項目を参照のこと。 ZGMF-1201F ゲルググ・ハウント(GELGOOG- HAUNT):高機動・通信強化・指揮官向 追加固有武装: TPRF-BR01A『サンダーボルト』ビームライフル 高出力ビーム銃。サイズ的にはライフルと言うよりカービン(騎兵銃)。 240mm 重金属イオンビーム・フルオートリボルバーカノン →「共通装備品」の項目を参照のこと。 イザーク・ジュール専用ゲルググ・ハウント イザークのパーソナルカラーである白に塗装されたゲルググ・ハウント。トリッキーすぎて通常の 兵士には運用不可能なレーザーヒート長刀を装備する。スラスターなどの増設も行っており、反応が ピーキーな為、イザーク以外が扱うのは難しい。 追加固有武装: TPRF-RHL『ビックヴァイパー』レーザーヒート長刀 TPRF-BR01A『サンダーボルト』ビームライフル 240mm 重金属イオンビーム・フルオートリボルバーカノン ZGMF-X1201 試作型ゲルググ 純粋な格闘戦用モビルスーツとして開発された、当初のゲルググ本来の姿。この時点では、兵種換 装システムを考慮していなかった。しかし、生産数で不利となることから、汎用機としての性格を持 たせることになった。この際、並行開発していたネモ・ヴィステージで採用されるストライカーパッ クシステムを、共通で搭載することに決定した。 TPRF-MS01 試作型モビルスーツ 核融合炉ジェネレーターパック試験用試作モビルスーツ。部品はゲイツシリーズのものを流用して いるが、装甲らしい装甲は施されていない。トーマスシティ・パワーモジュール・リサーチインステ ュート・ファクトリー(TPRF)製モビルスーツの第 1 号でもある。 ZGMF-1210RF リゲルグ・アイアス(ReGELG-AIAS) ストライクフリーダムに対するコンプレックスから開発された、 “対キラ・ヤマト用モビルスーツ” 。 ストライクフリーダムのフルバーストも受け止めることの出来る陽電子リフレクターを搭載する。当 初はゲルググシリーズやネモ・ヴィステージのストライカーパックとして企画されたが、発電機容量 の増大、本体のコンポーネントの一部変更が必要になった為、独立した機体として製造された。サイ ズ的に従来の MS とは性格の異なるデストロイを除けば、初の陽電子リフレクター搭載モビルスーツ。 ストライカーパック用の装備は持たない。また、リゲルグとあるが、UC のリゲルグとは似通ってい ない。重量級の機体で、格闘戦には向かない。 固有武装: 近接防御システム(CIWS) /20mmAPI ブローバック機銃+24mm 多条集束レーザーバルカン TPRF-BLF『ピナーカ』ビームランス インパルス II の『トールハンマー』からレーザーヒートエッジを省略した物。 240mm 長銃身型重金属イオンビーム・フルオートリボルバーカノン SX/Z1023『アイアス』モビルスーツ用陽電子リフレクター 両肩と股間にリフレクター発生装置を備える。コニール曰く「下品」 。 ショルダー固定アンチビームバックラー ベースのゲルググシリーズの物をそのまま装備。 脚注 ※:作中では構造から『TP 装甲』の呼称を使用したが、従来の TP 装甲とは異なり、常時通電状態であ る為、本来は PSCU(Phase Shift armoring Covered with the Usual armoring)装甲の呼称が正しい。 逸話 作者は最初の設定を書いた時、UC にも「ゲルググ・イェーガー」という MS が存在することを知ら なかった。orz ゲルググ・ハウントの「HAUNT」は、日本では「ホーント」と表記されることが多い単語。東京デ ィ○ニーラ○ドの「ホーンテッドマンション」で有名。直訳は「たびたび訪れる」だが、 「幽霊が出没 する」のスラングがある。 ネモ・ヴィステージ 概要 ジオン勢力は、その成立の経緯から、多くのナチュラル構成員を抱えていた。彼らの中からもモビ ルスーツ搭乗員を募る事は当初からの既定事項だった。しかしながら、当初は、ゲルググシリーズを 主にソフトウェア面で調整し、ナチュラル搭乗員用に用いることになっていた。 しかし、それでは少なからずの性能低下が避けられない。特に、ゲルググはデュランダル時代のコ ンポーネントを流用し核融合動力に合わせてズープアップさせたものなので、元々コーディネィター 用に特化している機体になっていた。 その為、そこへ旧連合系の技術陣の主張も加わったことにより、若干生産上の不利となっても、GAT 系のナチュラル用高性能モビルスーツの開発に踏み切ったものである。 こちらもゲルググ同様、N ダガーN の後継として企画されていたものを、核融合動力化し、その余 裕を用いて運動性の向上を行っている。 当初よりストライカーパックを装備した汎用機とし、ナチュラル部隊は火力支援という位置付けだ ったが、実際に完成した機体は、エールストライカー装備であればゲルググシリーズにも劣らない格 闘戦能力を発揮可能となった。 なお、外観は UC エゥーゴのネモに似ているが、頭部はジム・カスタム似。 どれだけ違うのか ゲルググシリーズとネモ・ヴィステージの差を表現するならば、自動車に例えて、前者が「6 速マ ニュアルトランスミッション」 、後者が「スポーツモード付 5 速シーケンシャル(=非トルコン)オート マチック」 。前者の方が搭乗者の自在性は高いが、後者の方が搭乗者の負担は少ない。と言った程度の もの。能力に大差はない。実際、GAT 系のジオン MS を好んだコーディネィター搭乗員も少なからず 存在したし、より稀少ではあるが ZGMF 系を乗りこなすナチュラル搭乗員もいた。 仕様 全高:18m 本体重量:46t 全備重量(軽装):61t 動力:ミズノ式常温核融合励起型熱核融合炉 ジェネレーターコンポーネント 装甲:強化合金装甲+胴体 VPS 装甲 バックパック:ストライカーパックシステム 固有武装 近接防御システム(CIWS)/20mmAPIブローバック機銃+24mm多条集束レーザーバルカン TPRF-RHB01A『グラディウス』レーザーヒートソード Hi-ComBM02『ライトニング』高圧縮ビームサブマシンガン →以上は、 「共通装備品」の項目を参照のこと。 S80A/BG 105mm短銃身ビームガン内蔵アンチビームシールド アンチビームコーティングの施された、PSCU 装甲シールド。面の部分に短銃身ビームガンを仕込 んである。ビームガンの威力・精度は高くなく、牽制用兵器。 フライトユニット ゲルググシリーズと共通の、バックパックを装備可能なよう、背部を外側にオフセットしているフ ライトユニット。 バリエーション ZGAT-1004F ネモ・ヴィステージ(NEMO-VISTEGE) MNA(非軍事資材)指定ネモ・ヴィステージ 終戦後、余剰となったネモ・ヴィステージを、軍事以外の作業用に転用したもの。武装は排除され、 装備品用のインターフェイスは物理的に封印されている。VPS 装甲も無効化され、白く塗装されてい る。 逸話 名前の由来は、T.M.Revolution の「Vestige」から。作者はこれを当初「ヴィステージ」と誤読して いた為、 「ネモ・ヴィステージ」になってしまった。……が、 「Vestige」の意味が「傷跡」なので、モ ビルスーツの名称にはふさわしくないということから、ちょうどスペルの 1 字を入れ替えた形にもな っているので、訂正せずこれで通した。 エィロムス 概要 主に地上圏での強襲上陸作戦用に開発された、水陸宙 3 対応重モビルスーツ。ZAFT 時代のアッシ ュをベースに開発された。しかし、腹部にも装甲板がついた他、武装に関しては一から見直されるな ど、ほとんど別の機体に仕上がっている。その為開発も遅れ、開戦後になってようやく量産ベースに 乗ることになった。 水中での使用が前提の為、ビーム兵器は搭載していないが、逆にこれまで水中用 MS が装備してき たフォノン・メーザー砲も、大気中で威力が落ち、大気圏外では使用できないために搭載していない。 特殊機で汎用性は高いとは言えず、シンドバッド作戦初期に活躍した以外は、主に水中用として潜 水艦との地味な戦いが主だった。生産数も少数に留まっている。 外観はアッシュよりも、UC ジオンの MS-13 ガッシャに似ている。名前の由来は All aROund MS の 意。 仕様 全高:22m 本体重量:61t 全備重量:96t 動力:ミズノ式常温核融合励起型熱核融合炉 ジェネレーターコンポーネント 装甲:強化合金装甲+胴体 PSCU 装甲 バックパック:ストライカーパックシステム 固有武装 近接防御システム(CIWS)/19mmフルオートリボルバーカノン+24mm多条集束レーザーバルカン 地上・宇宙空間用の 20mm 機銃に代えて、弾頭と装薬を水中用に対応させた 19mm リボルバーカノ ンを装備。 非分子結合炭素折込チタン系合金ネイル・ナックル 刺突用の爪。微小人工ダイヤモンドを繊維状に結合させたものを、チタン系合金の間に挟み、コー ルドストリップミルで圧着させたもの。 TPRF-PTA/UV『クリシュナ』超音波振動パタ ネイル・ナックルと同様の人工ダイヤモンドによる強化素材を使用している。PS 装甲に対しても有 効。 TPRF-SCCS 36mm超伝導コイル・スピアガン 右手のネイル・ナックルの中央に装備される、針状の槍を射出するスピアガン。並みの潜水艦であ れば船殻を貫くことが出来る。 48mm多条集束レーザーバルカン 左手のネイル・ナックルの中央に装備される。レーザー銃は粒子ビームに比べて破壊力の割にイニ シャルコストが高くつく(貫通力は高い)が、水中でも使用できる為、採用している。 RL-HS159/W 高速自動装填機構付多目的ランチャー(×2) 『コロネード』132mm 対装甲ミサイル、対潜用短魚雷、デコイなどが運用可能な、固定装備式ラン チャー。 TPRF-JAX『エリュートロン』ジェットアックス 右腕にオプション扱いで取り付ける。水中でも携行可能な用、軽量の硬質合金が使用されている。 攻撃の際は、不足する質量をアポジモーターの推力によって補う。強襲揚陸の際のための装備で、水 中での扱いを前提としたものではない。 TPRF-HH 劣化ウラン封入ハンマー ジェットアックスと排他装備。こちらは比重が重すぎる為、水中に携行する事はできない。ほとん ど生産されていない。作中には登場せず。 バリエーション UMF-Z7F エィロムス(AROMS) ウィンダムZe 概要 名前と形式号から判別できる通り、GAT-104 ウィンダムを母体とした軽モビルスーツ。バッテリー 機。主にソフトウェア面での改善で、運動性と実用性を引き上げている。 元々は核融合機の補完用に、邀撃・局地戦用の廉価機として開発していた。しかし、金銭という意 味でのコスト的には安いものの、工数ではかえって増加してしまっている。その為、主に供与機、ラ イセンス生産用の設計提供機として、同盟国に配備された。 バックパックにデュートリオン電送システムの設備を搭載する、イージーデュートリオンを採用す ることを決定したが、肝心のイージーデュートリオン対応ストライカーパックの生産が遅れ、また隘 路になってしまった為、やむを得ずロールアウト直前になって腰部後方にイージーデュートリオン用 の専用カートリッジを取り付ける設計とした。 ライセンス生産も含め、日本、台湾、ヨーロッパ連邦、イスラエル、オーブなど、多くの国に供与 されている。 外観はウィンダムを踏襲しているが、頭部はネモ・ヴィステージと共通。 仕様 全高:18.65m 本体重量:53t 全備重量(軽装):68t 動力:強化バッテリー+イージーデュートリオン 装甲:強化合金装甲+胴体 VPS 装甲 バックパック:ストライカーパックシステム(イージーデュートリオン対応) オプション:イージーデュートリオン専用カートリッジ 固有武装 近接防御システム(CIWS)/20mmAPIブローバック機銃+24mm多条集束レーザーバルカン TPRF-RHB01A『グラディウス』レーザーヒートソード Hi-ComBM02/LB『ライトニングLB』高圧縮ビームサブマシンガン →以上は、 「共通装備品」の項目を参照のこと。 S80A/BG 105mm短銃身ビームガン内蔵アンチビームシールド アンチビームコーティングの施された、PSCU 装甲シールド。面の部分に短銃身ビームガンを仕込 んである。ビームガンの威力・精度は高くなく、牽制用兵器。ネモ・ヴィステージと共通。 バリエーション ZGAT-204ED ウィンダム Ze (WINDOM-Ze) 供与・ライセンス生産型 日本……… GAT-209ED/J ジム(GM) 欧州連邦… GAT-209ED/E テンペスト(TEMPEST) イスラエル ダルグーム A1 オーブ…… MBF-M/Z2 ナンヨウ(NANYOU) 供与用の機体では、ビームサブマシンガンを Hi-ComBM02『ライトニング』に変更している。また、 日本ではビームガンを廃した硬質金属シールドを開発、一部の機体に装備させている。 ニュー・ジン 概要 形式号に“TPRF”を冠する、実用モビルスーツ第 1 世代『ジオニックシリーズ』 。 歴代の ZAFT 製 MS、ジンからゲルググシリーズに至るまでを徹底的に洗い直し、極力既存の部品 を流用しつつ、ゲルググシリーズより 1 世代分の高性能化を果たした。そのスタイルと、ZAFT の系 譜を受け継いだジオンの完全新型モビルスーツと言う意味から『ニュー・ジン』と名付けられた。 コンポーネントの大幅な改編の為、高コストとなった競作機ゲルググ・ハイマニューバ(仮称)を抑 えて制式化された。 ジンに似るとされるものの、特徴的なトサカ型のブレードアンテナは廃され、小ぶりなバータイプ に変更された。また、ZAFT 系 MS の特徴であるモノアイのほかに、G タイプモビルスーツ同様の補助 カメラ・センサー類を格納する方形状の突起が、モノアイ直上に取り付けられていることが特徴とな っている。 仕様 全高:21.5m 本体重量:42t 全備重量(軽装):68t (ニュー・ジン・ソルジャー) 動力:ミズノ式常温核融合励起型熱核融合炉 ジェネレーターコンポーネント 装甲:強化合金装甲+胴体 PSCU 装甲カプセル…ゲルググよりもデッドスペースが減った バックパック:ストライカーパックシステム 固有武装 近接防御システム(CIWS)/20mmAPIブローバック機銃+24mm多条集束レーザーバルカン TPRF-RHB01C『グラディウス』レーザーヒートソード ショルダー固定アンチビームバックラー →以上は、 「共通装備品」の項目を参照のこと。 S80/TPRF-BSJ ビームシールドジェネレーター内蔵シールド 外観はジン・ハイマニューバ 2 のシールドに似ているが、ビームシールドジェネレーターを搭載す る点が大きく異なる。シールド本体も PSCU 装甲化されている。 大気圏内飛行機能付強化スラスター ジン・ハイマニューバ(1 型)から受け継いだコンポーネントの 1 つで、翼型のスラスター群と脚部の 強化バーニアで高機動性を実現している。実際に主翼の役割も果たし、大気圏内での飛行、空戦性能 を備える。 バリエーション TPRF-MS2017F ニュー・ジン・ソルジャー(New JINN-SOLDIER):基本量産型 追加固有武装: Hi-ComBM02/LB『ライトニングLB』高圧縮ビームサブマシンガン →「共通装備品」の項目を参照のこと。 TPRF-MS2017F/S1 ニュー・ジン・バンシー(New JINN-BANSHEE):高機動・通信強化・指揮官向 追加固有武装: Hi-ComBL01『パンサー』ビームアサルトライフル 240mm 重金属イオンビーム・フルオートリボルバーカノン →両者とも「共通装備品」の項目を参照のこと。 逸話 ニュー・ジンの頭部のデザインは、 「ガンダム SEED ―Revival―」のシグナス Mk-II から。ただし胴 体は先述にもある様に無印本編のジン・ハイマニューバ(1 型)からです。 http://seed-revival.hp.infoseek.co.jp/gallery/cygnus2/cygnus2_02.jpg ジム・クロスウィズ 概要 ニュー・ジンと共に開発された、ネモ・ヴィステージの後継となる『ジオニックシリーズ』のナチ ュラル向けモビルスーツ。 GAT-X105 ストライクからネモ・ヴィステージに至るまでの連合系モビルスーツのコンポーネント を見直し、より洗練された形態とし、核融合動力を組み合わせることで高性能を確保した。この為「特 徴がないのが特徴」と言われるほどになっている。 直接の競作機はないが、次代の ZGMF 系モビルスーツに劣らないという条件が課され、それをクリ アしての制式採用である。 全体のデザインは UC のジム・カスタム高機動型から。 仕様 全高:18m 本体重量:48t 全備重量(軽装):63t 動力:ミズノ式常温核融合励起型熱核融合炉 ジェネレーターコンポーネント 装甲:強化合金装甲+胴体 PSCU 装甲 バックパック:ストライカーパックシステム 固有武装 近接防御システム(CIWS)/20mmAPIブローバック機銃+24mm多条集束レーザーバルカン TPRF-RHB01C『グラディウス』レーザーヒートソード Hi-ComBL01『パンサー』ビームアサルトライフル →以上は、 「共通装備品」の項目を参照のこと。 S80A/BG 105mm短銃身ビームガン内蔵アンチビームシールド ネモ・ヴィステージから継承。アンチビームコーティングの施された、PSCU 装甲シールド。面の 部分に短銃身ビームガンを仕込んである。ビームガンの威力・精度は高くなく、牽制用兵器。 フライトユニット ネモ・ヴィステージから継承。バックパックを装備可能なよう、背部を外側にオフセットしている フライトユニット。 バリエーション TPRF-MS1105F ジム・クロスウィズ(GM-CROSWISS) 共通装備品 ジオン公国軍のモビルスーツは生産効率向上の為、共通の装備品を装着していることが多い。ここ では、特に共通して装備されることが多い装備品の解説をする。 近接防御システム(CIWS)/20mmAPIブローバック機銃+24mm多条集束レーザーバルカン 装備品共通化の最右翼、 『馬鹿の一つ覚え』 。水中用を意識したエィロムスを除けば、G タイプも含 め、全てのジオン MS がこれを標準として、通常は頭部に搭載している。もともと C.E.79 当時のモビ ルスーツ戦では小口径火器の意味は対ミサイルと牽制以外の目的を持っていない為、わざわざ複数の システムを開発し生産する時間、人員、コストを嫌った結果である。 20mmAPI ブローバック機銃は、俗にエリコン 20mm と称される、A.D.時代にスイス・エリコン社製 FFL 機銃がその大元となっている。ただし、ジオンが使用している物の直系の先祖には、日本海軍九 九式二号四型機銃が含まれる。オリジナルのドラム給弾では C.E.時代の戦闘にはとても足りない為で、 ベルト給弾の例は従前にこれしかなかったため。 多条集束レーザーバルカンは、複数の照射装置から照射されたレーザーをプリズムミラーで集束さ せて、高密度・大口径の熱線とするもの。貫通力が高く、また初速≒光速であるため命中精度も高い。 一方で、侵徹弾道学上の破壊力は粒子ビームや実体弾に劣り、この点では高コストともされる。一番 のメリットは、射撃に際し電力以外の消耗品がないこと(ただし、プリズムミラーが劣化する為、短期 間での交換が必要となる)。電力消費とプリズムミラーの劣化を抑えるため、工業用カッターのように 連続照射ではなく、機関銃のような短周期での断続発射になる。 Hi-ComBM02『ライトニング』高圧縮ビームサブマシンガン 初期に多用されたビームサブマシンガン。チャンバーの改良により、荷電粒子の密度を上げ、粒子 の量に対して貫通力、破壊力を高めている。そのためビームとは名ばかりで、実体弾のような礫状の 発射となる。コンパクトに収められることと、連射性能がメリットだが、その結果命中精度は犠牲に なっている。 しかし、前期型はあまりに命中精度が悪すぎるとの意見から、銃身を延長し、実用レベルでの改善 を行った。これが Hi-ComBM02/LB『ライトニング LB』である。 Hi-ComBL01『パンサー』高圧縮ビームアサルトライフル 当初、上位機種には通常タイプの、高命中精度ビームライフルを搭載していたが、実戦において Hi-ComBM02 の連射性能を羨望する声が上がったことから、長銃身のアサルトライフルを開発して、 ニュー・ジン・バンシーや G タイプで採用された。機関部横にドラム形粒子タンクを持つのが特徴。 TPRF-RHB01『グラディウス』レーザーヒートソード 複合セラミック刀身に、高出力レーザーを照射して灼熱化するモビルスーツ用西洋剣。基本的に実 体剣だが、PS 装甲にもある程度有効な為、ビームサーベルと実体剣の両方の特性を持つ。このためこ れの存在はプラント軍を大いに苦しめた。 ビームサーベルに比して、消費電力は少なく、消耗品もない。従来、バックパック換装型のモビル スーツにおいて、 何も装備しない軽装時に極端にリーチが短くなってしまうと言う欠点が見られた為、 この解消のために開発された。 前期型の A 型に対し、後期型の C 型では、レーザー照射装置の改良や、アイドルパターンの見直し でさらに省エネ化が進んでいる。威力はさほど変わっていない。 240mm重金属イオンビーム・フルオートリボルバーカノン コロイド粒子の代わりに、酸化重金属溶液に荷電して、超伝導コイルガンで打ち出すビーム兵器。 粒子ビームより密度が高く、その破壊力、貫通力は同口径比で 2~5 倍となる。そのかわり、容積に対 し重量はかさむ。 通常、モビルスーツが装備しているのはコンパクトな短銃身タイプで、MS、MA の装甲を前提とし た能力を持つ。 リゲルグ・アイアスの装備する長銃身タイプは、本来護衛艦の装備品として開発されたもので、艦 艇の装甲に有効な高初速を得る為に、長いコイルガン銃身を持つ。 ショルダー固定アンチビームバックラー 本来は個々の機種に由来するもので、共通品ではないが、多くの機種が装備している為、ここに挙 げる。 アンチビームコーティングのされた小型のバックラーで、通常、VPS 装甲化されている。装着方法 は UC マラサイの物に近いが、折りたたみ機構はない。 AS-AM132『コロネード』132mm対装甲ミサイル 固定装備品ではなく、MS のハードポイントにランチャーを増設して装備する対装甲ミサイル。ホ ローチャージ弾頭を持ち、小型ながら PS 装甲にもある程度有効である。発射後はフルアクティブホ ーミングを行う、撃ちっぱなしミサイル。ニュートロンジャマーの影響を受けるレーダーホーミング に代わり、多元レーダーサイティングで目標を感知する。通常、2 装填の 10 連装ランチャー2 機を装 備し、40 発を携行可能。また艦船にも搭載されている。 ストライカーパック オプティマイズド・ランチャーストライカー(AQM-Z03) ジオンで最初に、見直しを行って改設計したストライカーパック。作中、 「ランチャーストライカー」 と呼ばれるものは通常、これを指す。 固有追加武装: 460mm高圧ビーム砲『アグニII』 コンボウェポンポッド/90mmロングリコイル機関砲+132mmガンランチャー オプティマイズド・ガンバレルストライカー(AQM-Z04) ジオンで開発されたストライカーパック。オプティマイズド(最適化)と銘打ってあるが、実際には ほぼ新規設計。作中、 「ガンバレルストライカー」と呼ばれるものは通常、これを指す。 有線式のガンバレルを装備し、核融合動力による分離稼働時間の超長期化が図られている。母艦で 運ぶことを前提に、単独飛行機能はオミットされ、コクピットは省略している。インターフェイスは 通常のストライカーパックと共通の物とされているが、電力消費量が大きいため事実上核融合機専用 (仕様上はアウトフレーム D やテスタメント等核分裂機でも使用可)。 ガンバレルは X 型の翼を装備し、大気圏内での運用を可能としている。また、非分離時は追加スラ スターとして稼動し、機動性を上昇させる。 ソフトウェア面ではスーパードラグーンやレジェンドのドラグーンと同等の改良がなされている。 固有追加武装: 240mm ビームガン装備ガンバレル子機×4 オプティマイズド・エールストライカー(AQM-Z01) 開戦時は、ほぼ初期の頃のエールストライカーをそのまま再生産して使用していたが、 『ジオニック シリーズ』と共に、新型エールストライカーとして開発された。作中 PHASE-19 以降、 「エールスト ライカー」と呼ばれるものはこれを指している。 エクスカリバーやアロンダイトと言った大型実体剣は格闘戦の邪魔だという結論を見出した結 果、オプティマイズド・エールストライカーは従来のエールストライカーと、ソードストライカーの 両方を統合する装備内容になっている(ただし、ジオン公国軍においてソードストライカーの実戦での 使用実績はない)。 固有追加武装: TPRF-BS01A『ファルシオン』ビームサーベル インパルス II のビームサーベルの省力化タイプ。 RQM101『セイバーエッジ』レーザーヒートブーメラン 腰元から投擲可能な対装甲ブーメラン。 KN-RH レーザーヒートナックル 手甲に装備される、モビルスーツで文字通り「殴る」為の武器。 ファトゥムストライカー(AQM-Z12) 高機動と高火力を兼ね備えたストライカーパックとして、ジャスティス系の装備品だったファトゥ ムをベースとして開発された。 ベースパックと、可変翼を持つリフターから構成されている。リフター部分には、自前の動力用の バッテリーを持つ。 固有追加武装: TPRF-BSR01『エクストレームラケルタ』ビームサーベル 2 本装備し、連結させることも可能になっている。 Hi-Com75 75mm高圧縮ビームガン(×2) リフターに装着され、対艦・対 MS 攻撃に使用できる。 リフター装着時は、MS の肩越しに前方に向けることも可能。 TPRF-RHW レーザーヒートウィング リフター主翼前縁に沿って設けられた、複合セラミック素材製の刃。 TPRF-BLE ビームラム リフター分離時、機首にデルタ型に形成されるビーム刀。 スナイパーパック(AQM-Z13X) 対ケルビックフリーダム用に、急遽製作されたもの。ライトニングストライカーをベースに、レー ルガンの更なる高初速化・弾体の大質量化をしている。補助バッテリーを取り外し、大容量のコンデ ンサーを搭載、核融合エンジンからの電力を蓄積して一気に放出する。 固定追加武装: 510mm レールガン・スナイパーライフル ケルビックフリーダム狙撃用の高初速レールガン。 この他、ドッペルホルン無反動砲(AQM/E-M11)などもコピー生産し、多用している。
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