EchoLinkの環境設定

Ver.6.0
EchoLinkの環境設定
ここに記載されている情報はJH6RLY,JF7ELG,JG3EBB
並びにL.S.O.J.等諸先輩達の御協力によりまとめました。
<この資料が 各局のお役に立てれば 幸いです。>
この資料の入手先:http://horizon996.cocolog‑nifty.com/blog/
エコーリンクの簡単な説明としては、
アマチュア無線とインターネット回線を繋いで
国内外のHAM仲間とすばらしい音質でのQSOが
出来ると言うことです。いつでもどこでも59!
(Voip機能を使ったすばらしいSYSTEMです)
Voip(Voice‑Over‑internet‑protocol)機能とは、
インターネット網を中継回線として使用すること。
Voip機能を使用したシステムとして
E‑QSO、i‑Link、IRLP、Wires、D‑STAR
などがあります。
無線機が無くてもOK
ですが、コールサイン
出典:L.S.O.J.
が必要です。
EchoLinkを使用するに当たってですが、
必要最小限度のお約束事です。
アマチュア無線局の免許(コールサイン)
が必要となります。
「従事者免許」とは違います。
※バンドプランを守って正しく設定して下さい。
EchoLinkの設定
インストールする前にして是非やっておきたいことですが、JARL.COMで
ユーザー登録をして、JARL.COMのメールアドレスを取得していれば、EchoLinkの登
録が1時間ほどで完了致します。
但し、JARL.COMの登録が無くても 可能ですが、現にあるアマチュア無線局の無
線免許状のコピーをメールに添付して送らないとダメみたいです。
まあ認証が必要と言うことです。
スキャナーかデジカメで 無線局免許状を画像として準備してから、EchoLinkの
インストール作業を勧めて下さい。登録が完了すると、メールが届きますので
JARL.COMの登録が有る方は1時間ほどで開局できますが、JARL.COMの登録が無い方
は、メールの内容を確認して、指示有るように免許状のコピー画像を添付して指定
されたアドレスに送って下さい。
それで、OKです。
ここから設定に関する説明ですが、規定値のままでは不具合が生じますので、
必ず設定の変更をよろしくお願いします。
EchoLinkの設定
これから説明する以外にも、諸先輩達がHPで
説明されていますので、参考まで
アドレスです
・JS1LQI
http://www1.ttcn.ne.jp/ js1lqi/EchoLink‑setup4.htm
・JG3EBB
http://jg3ebb.dip.jp/echolink.htm
・JS1CYI
http://www.js1cyi.com/topics/echolink/echolink̲link.html
・L.S.O.J.(Link Systems of Japan)
http://www.lsoj.com
EchoLinkの設定
・ルーターのポート穴あけ
UDP:5198,5199
TCP:5200
・リモートする場合
TCP:8080
・プロキシの場合
TCP:8100
エコーリンクを稼働させるPCのIPアドレスに割り当てます。
(IPアドレスはコマンドプロント画面で「ipconfig」と入力で表示されます)
下記を参考して下さい。(L.S.O.J.)
http://lsoj.com/Router/RouterINDEX.html
EchoLinkの設定
・XP(SP2)の場合
XP(SP2)のファイヤーウォールの解除が必要
ポートと同様の設定が必要となります。
・セキュリティソフトを使用している場合
ポートと同様の設定が必要となります。
EchoLinkの設定
(共通の情報)
Tools→Setup→My Station
Mode
Single‑User:パソコンのみで使用
Sysop
:パソコンに無線機を接続
Callsign :Sysopの場合
(‑L をコールサインの後に付ける)
一般的には JA1ABC‑L としてます。
EchoLinkの設定
(共通の情報)
Tools→Setup→Timing
Connect attempt
Transmit time limit
Receive time limit
Inactivity timeout
Receive hang time
:30
:180
:1000
:0
:1300
sec
sec ←送信時間
sec
sec
msec
EchoLinkの設定
(共通の情報)
Tools→Setup→Audio
Input Device :system default→別のAudio選択
Output Device:system default→別のAudio選択
必要に応じてチェックマークを付ける
・Open in Full Duplex
・Auto Sample Rate Compensation
・300Hz TX High‑Pass Filter(トーンスケルチ使用時は特に)
EchoLinkの設定
(共通の情報)
Tools→Preferences→Connections
Conferencing
Allow conferences のチェックマークをはずす
(マルチコネクト防止のため)
(カンファレンスルームのほとんどがマルチコネクト禁止です。)
Location/Description
Show name of connected conferences に
チェックマークを付ける
(自分が何処に接続しているのか表示される)
EchoLinkの設定
(SYSOP)
Tools→Sysop→Setting
RX Ctrl
VOXを選択 VOX Delay
:1600 ms
Anti‑Thump
: 400 ms
ClrFreq Delay: 800 ms
Squelch Crash Anti‑Trip
リバウンド防止のため必ずチェックマークを付ける
EchoLinkの設定
(SYSOP)
Tools→Sysop→Setting
TX Ctrl
RTSを選択 これでRS232Cに信号が出ます
Key PTT On Local Transmit
キーボードでPTT代行する場合
チェックマークを付ける
EchoLinkの設定
(SYSOP)
Tools→Sysop→Setting
DTMF
Internalを選択 無線機等のDTMFで制御できます
画面内の規定値は個人で必ず書き換えて下さい。
下記のAuto Mute がない場合コントロールされてしまいます
Auto Mute
不必要な信号がネット上に流れるのを防止するため
必ずチェックマークを付ける
書き換える
Dead‑Key Prefix : ダミーキーコマンド(このキー文字を無視します) 例:ABC→BC
EchoLinkの設定
(SYSOP)
Tools→Sysop→Setting
Ident(コールサインを入れる)
Morse
:選択するとCWが出る
(当然、CWですから3アマ以上の資格で局免許必要)
Spoken Voice :選択すると音声が出る
External file:自分で録音した音声ファイルを指定
(wavファイル、8000kHz,8ビット,モノラル)
運用規則に10分毎にコールサインをコールしないと
いけないので下から3個に必ずチェックマークを付ける。
10分以内の時間を設定
CW コールサイン
コールサイン
ここで音声ファイルを指定
EchoLinkの設定
(SYSOP)
Tools→Sysop→Setting→Options
Play courtesy tone :チェックを付けると会話の最後に「ピー」と鳴ります。
Max key‑down time
:200 sec
連続送信状態で無線機のファイナルを保護する
目的で回線を切断する時間(180‑200)
また、無線機のTOTが設定(3分)できれば300に
Dead‑carrier timeout :0
sec
無変調が出た場合回線を切断する時間(ゼロでOK)
Announcement per‑delay:250 msec
(注意)
Max key‑down time は210 Sec になってます
EchoLinkの設定
音声ボリュームの目安
エコーリンク画面でしゃべった時のレベルが
70%〜80%振れる程度に、音声レベル、
無線機のボリュームを調整してください。
無線機ではSQLを開放して「ザー」という
音が出ている状態で調整してください。
EchoLinkの設定
Tools – Adjust ‑ Volume
① Playback :ネット側からの再生音量。PC側/無線機へ
② Recording :PCマイクからの音量調整
③ リンク局(‑L)の無線機ボリューム:ネット側/PC側に音声を流す
Q1.上り電波:リンク局無線機からネット側/PC側の音声大小(‑L)
①又は②を調整、インターフェイスボリューム調整
Q2.下り電波:ネット側/PC側からリンク局無線機への音声大小(‑L)
①を調整、インターフェイスボリューム調整
Q3.PCマイクからネット側/PC側の音声大小
③又は②を調整
※インターフェイスボリューム調整はインターフェイスにボリュームがある場合
EchoLinkの設定
数値小
数値大
スライドバー
レベルメータ下のスライドバーで送信VOXの感度調整を行いま
す。左に動かすと感度が高くなりますが、PCノイズ等で勝手
に送信しなく、尚且つ送信がバタつかない位置にします。
(ノイズ・回り込み等の対策を行い、出来る限り小さい値に設
定出来るようにして下さい)
EchoLinkの設定
カンファランスルームへの接続方法
まず
①
の場所 探して クリックしてください。
Node Types の前の +マークをクリックして −マークにすれば、 Conferences が出てきます。
それを クリックして
② 画面中央の *ALLJAPAN* をダブルクリックで、今まで通りに ALL‑JAPAN Net に入れます。
EchoLinkの設定
カンファランスルームへの接続方法
カンファレンスルームへ接続できない場合
確認事項
①
Toolsをクリック→
Preferencesをクリックして→
Securityのタグをクリック
②
で Conferencesのチェックが
外れていれば、チェックを入れて
OKボタンを押してください。
以上で カンファレンスルームへの
接続が可能となります。
EchoLinkの設定
ここに記載した情報は下記のアドレス
EchoLinkの紹介
http://www.kmdkg.jp/e‑link/e‑link.html
設定に関する紹介(画像付き)
http://www.kmdkg.jp/e‑link/e‑link‑nod.html
特に重要な設定(上記に書いてあるが再度念押し)
http://www.kmdkg.jp/e‑link/e‑link‑tool.html
「設定がんばれ」
設定に関して質問等があれば、
いつでも各カンファランスに接続して
チャット・音声で聞いてね!
EchoLinkの設定
(エコーリンクタイマー)
おまけ①
送信時間を管理するのは大変です。
FBなツールです。
エコーリンクタイマー(ELTimer)
http://www.soma.or.jp/ kowata/room/ham/echolinktimer/
JF7ELG局に作成して頂きました。
チャット画面とタイマーがひとつになった。
(文字の大きさ、送受信時間、待機時間が変更出来ます。)
EchoLinkの設定
(パスワードの確認)
おまけ②
一度設定したパスワード
忘れたら大変です。
FBなフリーツールです。
ソフト名「パスワードの確認」
WINDOWS 95/98/Me用
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se234016.html
WINDOWS XP/2000用
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se282081.html
(色んな所で応用可能です)
EchoLinkの設定
(インターフェース)
インターフェース作製の時間がない方や既製品をお探しの方は
アドニス製AK−RPC2
http://www.adonis.ne.jp/selector.html#ak‑rpc2
テクニカルシャック製DIF−3
http://www.246.ne.jp/ tshack/dif3.html
SSTV・RTTY・PSK31等されている方は、ご使用のインターフェースも使用可
自作用の回路図を添付します。
JH6RLY
JG3EBB
JF7ELG
http://www.kmdkg.jp/e‑link/e‑link.html
http://jg3ebb.dip.jp/ifkairo.htm
http://www.soma.or.jp/ kowata/room/ham/echolink/elifv3.html
※ノイズ対策としてフェライトの活用もFBです。
EchoLinkの設定
EchoLinkインターフェース回路図 ①
EchoLinkの設定
EchoLinkインターフェース回路図 ②
EchoLinkの設定
ハンディ機用インターフェース回路図 by JE6WWZ
※ノイズ対策用としてフェライトを使ってます
EchoLinkの設定
By JG3EBB
EchoLinkの設定
By JG3EBB
EchoLinkの設定
By JF7ELG
EchoLinkの設定
交信する場合のルール(お願い)
送信の際はPTTを押して1〜2呼吸分おいて
会話を開始してください。(頭切れを防止するため)
1回の送信時間は手短に話の内容をまとめて、
移動局などの割込(ブレーク)しやすい環境を作りましょう。
災害情報の連絡などが割り込む場合がありますので、
長くても最大2分30秒以内でお願いします。
また、ブレークタイムは5秒以上※を空けて下さい。
※インターネット回線を使用するので回線遅延があるからです。
また、エコーリンク設定を3分以内としているためです。
(ダイヤルアップ、ISDN、ADSL、光などの回線速度が異なる)
EchoLinkの設定
・携帯端末でエコーリンクが稼働しているサイト検索サイト
(結構便利ですので、携帯電話に登録して下さい)
http://lwr.dyndns.org/nodequery.html
・EchoLink 日本国内 リンク局リスト
http://www.kmdkg.jp/e‑link/e‑list.html
EchoLinkの設定
各地で活発な主なカンファレンス局の紹介
・全国ネット(*ALLJAPAN*)
①
光回線
全国各地から *ALLJAPAN* に集まっています。
フリートーク(終日) 自由にお話しできます。
日曜 21:00〜、ネットミーティング開催中。
無線に限らず様々な話題の情報を発信・提供してます。
ネットミーティグの様子がわかります。
音の掲示板 http://www.voiceblog.jp/alljapan/
・止まり木ネット(*JN1WGL*)
光回線
全国ネットのバックアップ回線としても運用。
鹿嶋・いわき方面を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・オール東北ネット(*JR7JAW*)
光回線
東北を中心とした局が活発に運用、JA7RL‑L(JARL東北)とリンク。
お気軽にどうぞ接続してください。
・陸奥ネット(*JAPAN‑NE*)
フリートークルームとして運用。
福島県を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
EchoLinkの設定
各地で活発な主なカンファレンス局の紹介
②
・Slow Time Net(*7N4WPX‑L*)
全国から深夜族が集まって色々とお話しています。お気軽にどうぞ
・Slow Time Net(*7N4WPX*)
スロータイムネットのバックアップ回線として運用。
・NANIWA Net(*KANSAI*)
スロータイムネットのバックアップ回線として運用。
関西を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・Slow Time Net Kagoshima(*STN*)
スロータイムネットのバックアップ回線として運用。
・Slow Time Net Okinawa(*JA1QEO*)
スロータイムネットのバックアップ回線として運用。
・彩の国ネット(*SAITAMA*)
スロータイムネットのバックアップ回線としても運用。
埼玉・坂戸を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
EchoLinkの設定
各地で活発な主なカンファレンス局の紹介
③
・29MHz‑FM(*29MHz‑FM*) / Link Systems Of Japan(*LSOJ*)
全国各地から29MHz‑FMやその他バンド運用されているOMさん達が活発に運用
「ナビトラ」に関して質問が出来る唯一のカンファレンスです。
「ナビトラ」
全エコーリンクの設定などの情報を提供しているホームページ(LSOJ)があります。
・千葉ネット(*CHIBA*)
千葉県を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・北海道ネット(*HOKKAIDO*)
北海道を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・マスカットネット岡山(*OKAYAMA*)
岡山を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・北九州ネット(*JA6NJH*)
福岡北九州を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
EchoLinkの設定
各地で活発な主なカンファレンス局の紹介
④
・Q−Net(JG6YAD‑L)
南九州/九州沖縄を問わず全国から接続し活発に運用、お気軽にどうぞ
・鹿屋ネット(*KANOYA*)
鹿屋・山口を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・朝倉ネット(*ASAKURA* / *JA6EKP*)
福岡朝倉・久留米・佐賀を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・ネット長崎(*NAGASAKI*)
長崎を中心とした局が活発に運用、お気軽にどうぞ
・すまいるねっと(*SMILENET*)
光回線
通常はフリー状態。ラグチューOK 自由に使用してください。
全国ネットのバックアップ回線としても運用されます。
・井戸端ネット(*IDOBATA*)
光回線
通常はフリー状態。まさに井戸端ルーム 自由に使用してください。
全国ネットのバックアップ回線としても運用されます。
狸ワッチでも結構ですが、無線と違いコールサインが見えておりますので、チャットでも参加OKです。
その地域でなくてもOKです。お気軽に接続して友好を深めてください。