Reflection 2011 R2 Service Pack 1 Release Notes

Reflection 2011 R2 Service Pack 1 リリースノート機能、修正、
およびファイルのダウンロード
最終改訂日: 2012 年 5 月 14 日
対象製品
Reflection for IBM 2011 R2
Reflection for UNIX and OpenVMS 2011 R2
Reflection for NonStop 2011 Add-On R2
Reflection Standard Suite 2011 R2
Reflection Enterprise Suite 2011 R2
Reflection Professional Suite 2011 R2
Reflection X 2011 R2
Reflection Suite for X 2011 R2
概要
Reflection 2011 R2 Service Pack 1 (SP1) は、Reflection 2011 R2 をインストール済みで保
守契約を締結しているお客様が使用できます。この技術ノートには、サービスパックの取得方法
に関する情報、およびサービスパックに含まれる機能と修正の一覧が掲載されています。
*
Reflection 2011 R2 に含まれる機能については、技術ノート 2571 (英語) を参照して
ください。
*
セキュリティ更新および Reflection for IBM 2011、Reflection for UNIX and OpenVMS
2011、および Reflection Standard Suite 2011 に関する重要な情報については、技術
ノート 2502 (英語) を参照してください。
*
セキュリティ更新および Reflection X Advantage (Reflection X 2011 と Reflection
Suite for X 2011 のコンポーネント) に関する重要な情報については、技術ノート
2505 (英語) を参照してください。セキュリティ更新情報および Reflection X 14.1 に
ついては、技術ノート 1708 (英語) を参照してください。
注意:本書は Reflection サービスパックについて説明しています。サービスパックは、これら
の製品の現行の保守プランに加入しており、ライセンスを保有している Attachmate 社のお客様
を対象としています。ダウンロードライブラリへのログインとアクセス方法の詳細については、
技術ノート 0200 (英語) を参照してください。
サービスパックの入手および適用方法
登録されているお客様は、Attachmate Download Library の以下の Web サイトから、最新の製
品リリースをダウンロードすることができます。https://download.attachmate.com/Upgrades/
ファイルを選択してダウンロードするには、ログインしてソフトウェア使用許諾契約書に同意す
ることが求められます。Download Library の Web サイトの使用方法については、技術ノート
0200 (英語) を参照してください。
Reflection 2011 R2 Service Pack 1 は、次の製品の R2 に適用されます。
Reflection
Reflection
Reflection
Reflection
Reflection
Reflection
for IBM 2011
for UNIX and OpenVMS 2011
Standard Suite 2011
for NonStop 2011 Add-On
X 2011
Suite for X 2011
注意:複数の Reflection 2011 製品がワークステーションにインストールされている場合にこの
サービスパックを適用すると、すべての Reflection 2011 製品が同時に更新されます (Windows
ベースの複数のバージョンの Reflection 2011 製品を同じワークステーションで実行すること
はできません)。
サービスパックの適用については、技術ノート 2255 (英語) を参照してください。
対応プラットフォーム
Reflection for IBM 2011 R2、Reflection for UNIX and OpenVMS 2011 R2、および Reflection
Standard Suite 2011 R2 の対応プラットフォームについては、技術ノート 2511 (英語) を参照
してください。
Reflection X 2011 R2 および Reflection Suite for X 2011 R2 の対応プラットフォームにつ
いては、技術ノート 2563 (英語) を参照してください。
Reflection 2011 R2 SP1 の新機能と修正
Reflection 2011 R2 Service Pack 1 には次の新機能と修正が含まれています。ご使用の
Reflection 製品に関連する機能と修正を表示するには、下記の該当する製品名までスクロール
してください。
Reflection for IBM 2011 R2 SP1、Reflection for UNIX and
OpenVMS 2011 R2 SP1
Reflection for IBM 2011 R2 SP1 および Reflection for UNIX and OpenVMS R2 SP1 には、次
の新機能と修正が適用されます。
新機能
API の機能改善
*
Reflection .NET および VBA API に、(EXTRA! で対応しているような) 最新のマウスク
リックプロパティを戻すメソッドが追加されました。
*
ヘルプの .NET API ガイドに、Reflection の 64 ビット対応に関する説明が追加されま
した。
*
Rumba マクロが VBA エディタから実行できるようになりました。
PCI/DSS の拡張機能
*
ホストフィールドへの貼り付けおよび PCI/DSS の特別編集の使用中に、3270 セッショ
ンの挿入モードをオンにできるようになりました。
*
すべての PCI/DSS PAN 検出アルゴリズムで、正規表現を使ってカスタム検出ルールを編
集できるようになりました。
Terminal User Control (TUC) の拡張機能
*
TUC モード アプリケーションの書き込みが提供されている場合に、プログラムを使用し
て「.themex」カスタム構成ファイルを読み込むことができます。
* 新しいメソッド MyReflection.Applications、MyReflection.GetControlsByInstanceId、
MyReflection.GetControlsName、MyReflection.Application.Id、および
MyReflection.GetControlsByName を使用して、手動で開いたすべての Reflection
Workspace にプログラムを使用してアクセスできます。
その他の機能改善
*
Rumba WDU (UNIX) 構成設定ファイルを Reflection で開いて実行できるようになりまし
た。
*
VT セッションのマクロを記録する際、記録時に既定の WaitForString を追加するか、
遅延を追加しないオプションを使用できるようになりました。
*
新しいセッションを、(新しいワークスペースフレームではなく) 既存のワークスペース
の新しいタブとして開くことができる構成オプションが追加されました。
*
CVE-2011-4576:SSL 3.0 ブロック暗号のパディング初期化の脆弱性が解決されました。
技術ノート2502 (英語) を参照してください。
解決された問題
API、オートメーション、およびマクロの問題
*
VBA で IbmScreen.WaitForText1() や WaitForCursor1() を繰り返し呼び出すと、メモ
リリークが発生するという問題が解決しました。
*
VBA プログラムで SaveAs(<RSF ファイル名>) を呼び出すと、特定の条件下で [名前を
付けて保存] ダイアログボックスが開いてしまうという問題が解決しました。
*
Frame_ViewOpened イベントで .RSF ファイル を .RD3X ファイルに保存すると、.RD3X
ファイルで以前の Reflection マクロが失われてしまう場合がありましたが、この問題
は解決しました。
*
VBA ReceiveFile メソッドで、転送されたバイト数と進捗率が [コピーしています...]
ダイアログボックスに正しく表示されるようになりました。
*
API プログラムを UNC ネットワークドライブから実行する場合に、EHLLAPI
ConnectPS() 関数が正しく機能するようになりました。
*
EHLLAPI ConnectPS() 関数で、常に正しい戻りコード 0 が表示されるようになりました
(以前は 4 が戻される場合がありました)。
*
VT セッションでカスタムの端末の種類を使用する Reflection マクロが、正しく機能す
るようになりました。
*
端末セッションが開いていない場合でも、VBA マクロの EXTRA! COM オブジェクトイン
ターフェイスで Err オブジェクトが正しく設定されるようになりました。
*
EXTRA! Basic マクロが既定の以前の EXTRA! ディレクトリ以外で実行される場合に、
EXTRA! Basic ヘッダ (EBH) ファイルを検索できるようになりました。
*
Citrix 環境で Sessions.Open() メソッドを使用して、複数のユーザが VBA プログラム
から以前の EXTRA! EDP セッションファイルを読み込めるようになりました。
*
Reflection で、Rumba *.WDM セッションファイルから HLLAPI の短名構成を正しく読み
取れるようになりました。
*
Reflection で RUMBA マクロファイルを実行する際の、既定の実行速度が向上しました。
*
IbmTerminal.MappedNumlockPreservesNumlock プロパティの状態を、TRUE または FALSE
に変更できるようになりました。
*
[短名] の文字を選択して保存した後、[HLLAPI の短名] フィールドを空白に戻すことが
できるようになりました。
*
GetFields() の .NET API メソッドで、HostField オブジェクトが正しい EndColumn 値
で戻されるようになりました。
*
VT セッションの WaitForStrings4 メソッドで、StringIndex の正しい値が戻されるよ
うになりました。
*
.NET API を使用して新しいセッションを作成すると、SSH セッションの設定が更新、保
存されるようになりました。
表示の問題
*
既存のホストセッションファイルを起動すると、[最近使用したドキュメント] のスター
トページが数秒間表示されるという問題がありましたが、解決しました。
*
[フォントの選択] が空白で表示されることがなくなり、選択した EXTRA! フォントが
PC にインストールされていない場合に、以前の EXTRA! EDP セッションファイルを読み
込む際にテーマを編集できるようになりました。
*
画面に複数回表示される URL のホットスポットが、必ず機能するようになりました。
*
Reflection で以前の EXTRA! セッションを実行すると背景が黒ではなく白で表示される
という問題がありましたが、解決しました。
*
「端末」のフォントのノルウェー語コードページの文字が正しく表示されるようになり
ました。
*
AS/400 接続用の 以前の EXTRA! EDP ファイルを開く場合に、5250 FT の既定の [国別
文字セット] が ([AS/400] タブで) 設定されるようになりました。
*
[折り返し機能を有効にする] を使用する場合、WordWrap3270MinimumFieldLength プロ
パティを使用して設定する以前の EXTRA! セッションの既定値が 10 文字になりました。
*
保存したホストセッションの起動時に、リボンファイルに特定の操作を追加すると正常
に読み込まれないという問題が解決しました。
*
[AID] キーを押すと、3270 セッション画面に適切な改行文字が追加されて、正しくフォ
ーマットされるようになりました。
*
x41 文字 (区切りスペースなし) が、x40 (スペースあり) として正しくコピーされるよ
うになりました。
*
画面上の最終列を越えてテキストを選択しても、端末ディスプレイが左に寄ったり、一
部が非表示になったりすることがなくなりました。
*
[AID] キーを押してホストが読み込みバッファを実行すると、3270 画面の保護されてい
ない間違ったフィールドにデータが書き込まれるという問題が解決しました。
*
[ALT] キーを使用した場合、ホストセッションのドロップダウンメニューが必ず表示さ
れるようになりました。
*
「タブ付き」操作によって、ユーザインタフェースをウィンドウとタブで切り替えられ
るようになりました。
ファイル転送の問題
*
DIF フォーマットを選択している場合に、AS/400 ファイル転送でホスト文字が正しく変
換されるようになりました。
*
以前の EXTRA! EDP ファイルからの IND$FILE 設定文字列を正常に使用および保存でき
るようになりました。
*
Reflection 2011 R1 から R2 にアップグレードした後、IND$FILE の [ファイル転送の
設定] ダイアログの読み込み中に Reflection Workspace が停止しなくなりました。
*
ユーザの既定のホームフォルダがネットワークドライブに設定されていても、
Reflection VT セッションがファイル転送を実行できるようになりました。また、ダウ
ンロードフォルダのエントリが無効であるというエラーがプログラムで表示されなくな
りました。
*
以前の EXTRA! IND$FILE 転送一覧 (EIL)ファイルが正しくフォーマットされていれば、
これを使用してホスト世代データセットをダウンロードできます。
*
空白の [FT Settings Scheme] (FT 設定スキーム) セクションが含まれる以前の EXTRA!
EDP セッションファイルを、開いて使用できるようになりました。
*
FTP クライアントのヒープオーバーフローの脆弱性に関するセキュリティが修正されま
した。技術ノート2502 (英語) を参照してください。
インストールまたは構成の問題
*
[Reflection Basic エディタの実行] 操作を Microsoft Windows UAC で制限できるよう
になりました。
*
Attachmate カスタム設定ツール (ACT) で作成したユーザ設定を含むコンパニオン MSI
ファイルを、英語以外のオペレーティングシステムにもインストールできるようになり
ました。
*
Windows のグループポリシや Attachmate のアクセス許可マネージャで作成した制限に
よって、Reflection の新旧両方のマクロを実行しないようにすることが可能になりまし
た。
鍵エージェントの問題
*
Reflection 鍵エージェントを初めて新しくインストールするとエラーメッセージが表示
されることがありましたが、この問題は解決されました。
*
Reflection 鍵エージェントが最小化された状態で起動する場合がある問題が解決されま
した。
VT セッションの問題
*
更新された VT セッションの設定はすべて、保存済みセッションの [その他の設定] ダ
イアログボックスから保存されるようになりました。
*
Reflection 2011 R2 Standard Suite 製品から Reflection X 2011 R2 (x64) をインス
トールした場合、新しい VT セッションを作成しようとすると「ファイル
c:\..\untitled0.rdox を読み取れませんでした」というエラーメッセージが表示される
という問題が解決されました。
*
Citrix XenDesktop バージョン 4 で、VT セッションと SSH セッションが正しく読み込
まれるようになりました。
*
Microsoft Windows 7 で、Reflection VT モデムセッション構成の以前の設定が失われ
る場合がありましたが、この問題は解決されました。
*
セッションのウィンドウタイトルおよびアイコン名の変更に使用する XTERM エスケープ
シーケンスが、正しく動作するようになりました。
*
Reflection VT セッションプロセスで長期間多くのエスケープシーケンスを使用すると
メモリリークが発生するという問題が解決しました。
*
数種類の VT 端末で、通常および太字属性の場合に ANSI 前景色が反転するという問題
が解決しました。
*
[文字色の復元] オプションを [TRUE] に設定し、ReGIS グラフィックを描画すると、VT
セッションの色が正常に復元されるようになりました。
*
VT セッションのクラシックモードで、記録の開始ボタンと記録の終了ボタンが機能する
ようになりました。
*
[キーボード] と [マウス] の [VT [Backspace] キー] オプションが、XTERM 端末で使
用できるようになりました。
その他の問題
*
IBM-Dynamic 端末 (60x132) のサイズを使用しても、「ディスプレイメモリへの書き込
みが領域外で行われました。…」というエラーメッセージが表示されなくなりました。
* IBM 3270 DBCS の印刷ジョブのフォーマットが正しくないという問題が修正されました。
*
Reflection 2011 R1 で作成したセッションで、[貼り付け後カーソルを移動する] の設
定で貼り付け機能を使用すると未処理の例外が発生する問題が解決されました。
*
Reflection 鍵エージェントの RSA 鍵で OpenSSH サーバとの接続が許可されないという
問題が解決されました。
*
パスワードが空白であったり (ユーザはパスワードの入力を求められます)、ユーザパス
ワードが 10 文字を超えていたり、AS/400 のパスワードレベルが 2 以上に設定されて
いたりしても、AS/400 自動サインオンを使用できるようになりました。
*
Windows XP の Windows メニューで MS ダイアログのフォントを使用していても、.NET
の例外によって Reflection がクラッシュすることがなくなりました。
*
複数行のドラッグ & ドロップ操作で、保護されたフィールドを含む領域にデータをドロ
ップしようとしても、キーボードがロックされなくなりました。
既知の問題
ヘルプには、Reflection 2011 で提供されるグループポリシを使った情報プライバシの構成手順
や、グループポリシファイルに関するその他の情報が含まれていません。この情報は、
Reflection 2011 の Deployment Guide
http://docs.attachmate.com/reflection/2011/r2/deploy/deploymentguide.pdf (英語のみ) に
含まれます。
*
グループポリシを使った情報プライバシの構成方法については、「グループポリシを使
って情報プライバシを設定するには」を参照してください。
*
Reflection に含まれるグループポリシファイルについては、「グループポリシの ADMX
および ADM ファイルについて」を参照してください。
Reflection for NonStop 2011 Add-On R2 SP1
新機能
*
Reflection for NonStop 2011 Add-On で、[ALT] キーシーケンスを [Shift] +
[PageDown] および [Shift] + [PageUp] の操作に割り当てられるようになりました。
*
Reflection for NonStop 2011 Add-On の 6530 ホストセッションに、Courier New フォ
ントを使った画面履歴が追加されました。
解決された問題
*
Reflection for NonStop 2011 Add-On で、数字キーパッドの numlock 状態が正しく機
能するようになりました。
*
Reflection for NonStop 2011 Add-On の 6530 ホストセッションで、既定のキーボード
割り当てのコピー、切り取り、および貼り付け操作が正しく動作するようになりました。
Reflection X 2011 R2 SP1
Reflection X Advantage 4.1 と Reflection X 14.1 SP2 (両方とも Reflection X 2011 と
Reflection Suite for X 2011 のコンポーネント) には、新しい機能と修正があります。
Reflection X Advantage 4.1
修正と機能を Reflection X Advantage に適用する際に使用するファイルは、使用しているオペ
レーティングシステムによって異なります。
*
Windows プラットフォームで Reflection X Advantage を実行する場合、サービスパッ
ク (reflect-2011-r2-sp1-w32.exe または reflect-2011-r2-sp1-wx64.exe) を適用する
と更新されます。
*
Windows 以外のプラットフォームで Reflection X Advantage を実行する場合は、使用
するオペレーティングシステムに適したファイルをダウンロードして適用してください。
新機能
*
バージョン 4.1 からは、同じドメイン内のコンポーネントをバージョンの異なる
Reflection X Advantage で実行できます。4.1 より前のバージョンでは、Reflection X
ドメイン内のすべてのコンピュータを同時にアップグレードする必要があります。ドメ
インコントローラをアップグレードする前に、(ドメインで Reflection X Manager を実
行する) 個々のユーザワークステーションをアップグレードできるようになりました。
これは、ユーザ数が多くて新しいバージョンの配布に時間がかかるため、ユーザワーク
ステーションとドメインソフトウェアを同時にアップグレードできない場合に便利です。
すべてのドメインコンポーネントをアップグレードしないと、ドメインユーザは新しい
機能を使用できません。
アップグレード前に、以下の情報を参照してください。
*
-
4.0 以前のバージョンを実行している場合、バージョン 4.1 以上にアップグレード
するには、ドメイン内のすべてのコンピュータをアップグレードする必要がありま
す。
-
バージョン 4.1 (以上) をインストール済みの場合は、X Manager for Domains、X
管理コンソール、およびドメインノードを実行しているシステムに新しいバージョ
ンをインストールできます。これらのコンポーネントは、ご使用の (古い) ドメイ
ンコントローラに接続して、そのドメインコントローラの Reflection X バージョ
ンを使用して実行されます。このため、新しいバージョンからの機能やバグ修正に
は対応しません。Reflection X ドメイン内の他のコンピュータをすべてアップグレ
ードした後、ドメインコントローラをアップグレードできます。ドメインコントロ
ーラをアップグレードすれば、すべてのドメインコンポーネントで最新の機能とバ
グ修正を使用できます。
-
異なるバージョンを同時に実行できるのは、Reflection X Advantage ドメインのみ
です。スタンドアロンの X Manager を使用する分散セッションでは対応していませ
ん。スタンドアロンの X Manager でリモートセッションサービス機能を使用する場
合は、すべてのコンポーネントを同時にアップグレードする必要があります。
2 ボタンのマウスを 3 ボタンとして動作するマウスとして構成できるようになりました。
[サーバの定義] 画面で [中央ボタンのエミュレーションを有効にする] を選択した場合、
マウスの左右のボタンを同時に押せば、中央のボタンを押した場合と同じ操作になりま
す。
*
セッションおよびクライアントの起動用ショートカットが、Mac で作成できるようにな
りました。
解決された問題
*
Reflection X がマルチウィンドウモードの場合にメニューのポップアップウィンドウが
正しくない場所に表示されるという問題が解決されました。
*
バッキングプレーンが有効な場合、GetImage 要求の間に NullPointerException が発生
するという問題が修正されました。
*
いくつかのクライアントアプリケーションで、ボタンをクリックしても正しく機能しな
いという座標の問題が修正されました。この問題は、クライアントアプリケーションの
[終了] ボタンについて報告されたものです。
*
いくつかのウィンドウでキーボード操作が正しく表示されないという問題が修正されま
した。これらのウィンドウは管理対象外 (override-redirect=true) です。この問題は、
ログオンウィンドウについて報告されたものです。
*
代替フォントサーバを指定した場合に、"Shutting down response pipe with error:
Unexpected error" (応答パイプでエラーが発生したため、シャットダウンします。予期
しないエラー) というエラーが表示される問題が解決されました。
*
タスクバーを使用してフォーカスを変更すると、クリップボードの貼り付けに失敗する
場合がある問題が修正されました。
*
一部の画面が読みにくいという問題が修正されました。画面に薄い線のパターンや、前
の場面の残像が表示されるという問題が報告されていました。この問題は、Reflection
Backing ストアが [要求時に画像をセーブアンダで保存する] (既定) に設定されている
場合に発生しやすくなっていました。
*
パスワードプロンプトが認識されない場合に、ドメインコントローラ上の JVM が予期せ
ずシャットダウンする問題が解決されました。
*
UNIX システムからコピーした半角カナ文字を、Windows アプリケーションに正しく貼り
付けられるようになりました。
*
マルチウィンドウモードで、クライアントウィンドウが指定外の場所 (0,0) に表示され
る問題が修正されました。
*
移行ユーティリティが改善され、以前は移行されなかった Reflection X 14.x および
Exceed のほとんどの設定を移行できるようになりました。
Reflection X 14.1 SP2
Reflection X 14.1 SP2 では、新機能が組み込まれ、問題が解決されました。
新機能
*
Reflection X が、localhost からの X クライアント接続でユーザ定義の認証に対応で
きるようになりました。この機能を使用すると、ローカルまたは SSH トンネル経由で実
行される X クライアントのサーバへのアクセスを制限できます。この構成を行うには、
以下の手順に従います。
1. ユーザ定義のセキュリティを有効にします ([設定] - [セキュリティ] - [ユーザ定
義のセキュリティ])。
2. ローカルクライアントのアクセス権を有効にします ([設定] - [設定一覧] - [ロー
カルクライアントのアクセス権を有効にする] = 1)。
以上の変更を行うと、接続要求に含まれる認証文字列がローカルの .Xauthority ファイ
ル (RXAUTH) の 1 つに含まれる認証文字列と一致しない場合、Reflection X サーバで
クライアント接続が許可されなくなります。
*
Reflection X が、EXT_blend_logic_op 拡張子に対応するようになりました。
*
Reflection Secure Shell が、SHA256 デジタル署名に対応しました。[Reflection
Secure Shell の設定] ダイアログボックスの [暗号化] タブを使用するか、
x509rsasigtype キーワードを sha256 に設定してこの設定を構成することができます。
解決された問題
*
コンピュータが生成した一連のキーストロークで、[Shift] キーの次に特定の特殊キー
が続くと [Shift] キーがスタックする (キーを押していないのに、押したかのように動
作する) という問題が解決されました。この修正によって、[Shift] (および [Shift]
押下なし) + 矢印キーのシーケンスを送信する音声認識ソフトウェアを使用できるよう
になりました。
*
X 端末デスクトップが有効で、X ルートウィンドウが手動でサイズ変更されており、パ
ンが無効な場合、スクロールバーを表示しなくても X ルートウィンドウを任意のサイズ
で表示できるようになりました。
*
Reflection X が、以下の場所からプロファイル定義ファイル rx.ini を読み取れるよう
になりました。
%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Attachmate\Reflection\X
%USERPROFILE%\Application Data\Attachmate\Reflection\X
*
[IP アドレス] フィールドを手動で編集できるようになりました。([設定] - [ネットワ
ーク] - [IP マクロ展開] - [IP])
*
Windows の色深度が 32 ビット未満に設定されている場合に、X クライアントウィンド
ウにマウスカーソルが正しく表示されるようになりました。
*
パスワードで PC スクリーンセーバのロックを解除すると、Reflection X にエラーメッ
セージ (RX2158) が表示されるという問題が解決されました。
*
Reflection X で、1 行の日本語フォントを 1 バイト文字で構成されるフォントと同様
に処理できるようになりました。これにより、漢字のサブメニューを開くとクライアン
トが Reflection X から切断されるという問題が解決されました。
*
仮想画面サイズが物理モニタサイズより大きく設定されている場合にパンしても、画面
にエラーが表示されなくなりました。
* ズーム時にいくつかの領域全体に線が断続的に表示されるという問題が解決されました。
*
最小化された X Manager で Reflection X を起動するコマンドラインが、アプリケーシ
ョンエラーで終了しないようになりました。これにより、14.1 SP1 での問題が解決され
ました。
*
.pki フォルダをネットワーク共有にリダイレクトする際、Reflection がマイドキュメ
ントフォルダに .pki フォルダを作成できないため Secure Shell 接続に失敗するとい
う問題が解決されました。このフォルダは、正常に作成されるようになりました。
既知の問題
Reflection X Advantage のバージョンの不一致はサポートされない
Reflection X Advantage 4.1 を、Reflection X Advantage 4.0 以前と組み合わせて使用するこ
とはできません。Windows か非 Windows かに関わらず、Reflection X Advantage のすべてのイ
ンストールをアップデートしてください (Reflection 2011 R2 Service Pack 1 には、
Reflection X Advantage 4.1 – Windows が含まれます。Reflection X Advantage 4.1 – HPUX、Linux、Mac、および Solaris は、別途ダウンロードできます)。
インストールの修正、再インストール、または Service Pack の適用後には Reflection X サー
ビスを手動で開始する必要がある
ご使用の Windows マシンがドメインコントローラである、またはドメインノードとして実行し
ている場合は、Service Pack の適用、インストールの修正、または製品の再インストール後に、
Reflection X サービスを手動で開始する必要があります (手動で開始するには、[コントロール
パネル] > [管理ツール] > [サービス] から、[Reflection X Service] を選択して、[このサー
ビスを開始します。] をクリックします)。
注意:この情報は次の製品に適用されます。Windows で実行される Reflection X 2011、
Reflection Suite for X 2011、および Reflection X Advantage 4.0 以降のスタンドアロンイ
ンストール
[ヘルプ] > Reflection Suite for X 2011 R2 の [バージョン情報] の製品バージョンに SP1
が表示されない
Reflection Suite for X 2011 R2 Service Pack 1 (SP1) のインストール後に、X マネージャヘ
ルプの [バージョン情報] ダイアログボックスの製品名に SP1 が表示されません。
X マネージャの [ヘルプ] > [バージョン情報] には次のように表示されます。
"Installed with:Attachmate Reflection Suite for X 2011 R2 (x64) (15.4.390)"
これは本来、以下のように表示される必要があります。
Installed with:Attachmate Reflection Suite for X 2011 R2 SP1 (x64) (15.4.390)
マニュアル
Reflection for IBM 2011 R2 および、Reflection for UNIX and OpenVMS 2011 R2 の製品マニ
ュアルについては、http://support.attachmate.com/manuals/reflection2011.html を参照して
ください。
Reflection X 2011 R2 および Reflection Suite for X 2011 R2 の製品マニュアルについては、
http://support.attachmate.com/manuals/rx_rsx_2011.html を参照してください。
プライバシについて:製品ヘルプの動作 Attachmate 製品内から「ヘルプ」をクリックすると、
製品は更新されたり拡張されたりした製品マニュアルがある Attachmate サポートサイトへの直
接接続を開こうとする場合があります。この製品の動作には cookie が含まれますが、個人の識
別情報を収集するものではありません。Attachmate は、オンラインヘルプ資料がカスタマサポ
ートで果たす役割を評価するために、内部ツールおよび外部のデータ収集サービス (Google
Analytics など) の両方を使用しますが、この情報は、製品の改善に役立てます。Attachmate
の完全なプライバシポリシは、Attachmate.com Web .ページの最下部にある「Privacy and
Legal」リンクからご確認いただけます。お使いのデスクトップの設定から、前述の直接接続操
作を無効にするか、IT ネットワークのポリシによって、そのような接続は自動的にブロックさ
れます。
注意:この文書の英語版 (http://support.attachmate.com/techdocs/2623.html) には、最新情
報が含まれている場合があります。