厚生省、「海外感染症情報」を HPで公開 米国厚生省が

見落としがちだけど役立ちそうなちょっと気になるニュースや、話題の本をピック・アップ
厚生省、
「海外感染症情報」を
HPで公開
米国厚生省が「医療過誤を防ぐための
患者の心掛け」を公表
日本と同様、アメリカでも医療過誤をいかに防ぐかが
大きな関心事になっていますが、この4月、米国厚生省
の下部組織であるAHRQ(医療分野の研究と質向上を
支援する部門)が、患者さん向けに“20 Tips to Help
Prevent Medical Errors”
(医療過誤を防ぐための
20カ条)を公表しました。
「あなたが服用している全ての薬剤(市販薬やビタ
ミン剤、ハーブも含めて)を医師が把握しているか確か
めましょう」「服用する薬剤がもたらす可能性の副作用
の情報を、文書の形でもらうようにしましょう」など、
薬剤や入院時の注意などに関するアドバイスが20項目
にわたって記載されています。
これらは米国厚生省のホームページに掲載されてい
ますので、詳しくは下記をご覧ください。
厚生省は、この3月から、海外の感染症の実態や予防法を
提供するホームページ「FORTH」をスタート、正しい予防
知識を持って海外旅行を楽しんでと呼びかけています。
このホームページでは、感染症にかからないための一般的
な心掛けやワクチン接種の情報、国別の感染症事情などを
掲載。例えば「インドネシア」を見ると、流行している感染
症 の 種 類 の 他 に 、名 物 で あ る ロ ブ ス タ ー の 生 焼 け に は
ご注意を、などの心構えも紹介しています。「エジプト」で
は、感染症と直接関わりありませんが“イスラム教国、アル
コールのびんをそのまま持ち歩くのは避けよう”などと
いった情報も。
各国の詳しい感染症状況が掲載されていたり、日本語が
通じる欧米の医療機関を紹介したりと、なかなか充実した
ホームページなので、一度訪れてみてはいかが?
http://www.forth.go.jp
http://www.ahcpr.gov/consumer/20tips.htm
脳と心、そして遺伝子。21世紀の大テーマについて
各界の第一人者が繰り広げるトークバトル
“環境と生命の多様性、その共存”をテーマに
発足した学術団体、
「ホロノロジー研究会」が主
催したシンポジウムをまとめたものが本書。解
剖学者として著名な養老孟司・北里大学教授
や、脳科学者の茂木健一郎氏、高血圧の原因と
なる酵素“レニン”遺伝子解読で知られる村上
和雄・筑波大学名誉教授が、最新の科学的成果
を題材に、脳と心、そして遺伝子について論戦
を繰り広げます。
米粒の60億分の1のスペースに、百科事典
1000冊分もの情報がぎっしり詰まった遺伝子
の凄さから話は始まり、心や主観は物理学的に
どう説明できるのか、そして、脳=意識がつく
りだしたものしか認めない(脳一元論)という
現代社会の大問題などなど。宇多田ヒカルや
芥川賞受賞文学にまで広がる話題の多彩さ、面
白さに、思わず引き込まれること請け合いです。
「Pallette Vol.18」2000年 5月20日発行 発行:大塚製薬株式会社 東京都千代田区神田司町2ー9 企画制作:株式会社協和企画 企画協力:BBプロモーション
「脳+心+遺伝子vs.
サムシンググレート」
養老孟司・村上和雄・
茂木健一郎・竹内薫 共著
徳間書店/¥1,600(税別)
CZ11000E 01
(3915)KK