2014 やっとかめ まちかど寺子屋 「名古屋の生んだヴァイオリン王 鈴木政吉」 2014年11月20日(木) メニコンHITOMIホール/開場 18:00 開演 18:30~ ※1929年製 ※鈴木政吉(1920年) 鈴木政吉 名古屋の鈴木ヴァイオリンを創始した鈴木政吉(1859-1944)は、分業制による楽器の工場生産をいち早く 実現し、大正時代には1000人を超す従業員が毎日500本を量産していました。後年、政吉は三男のヴァイオ リニスト、鎮一(スズキメソード創始者)がドイツから持ち帰ったイタリアの古銘器グァルネリを手本にして、高級手 工ヴァイオリンを作るようになりました。そのヴァイオリンは国内外で高く評価されましたが、現在ではほとんど 残っていません。その珍しい政吉手作りの楽器のひとつが、愛知県立芸術大学に寄贈された1929年製のヴァ イオリンです。今回はこのヴァイオリンを使って、講演と演奏をお楽しみいただきます。 第1部 講演の部 井上さつき:「鈴木政吉の生涯と幻の名器」 第2部 コンサートの部 (鈴木政吉1929年製手工ヴァイオリンを使って) ヴァイオリン:江頭摩耶 ピアノ:國枝由莉 ◆受講料 1000円 ◆やっとかめ文化祭HP yattokame.jp ◆定員 100名 ◆チケット取扱い 名古屋市文化振興事業団チケットガイド 052-249-9387/チケットぴあ 0570-02-9999 講師 井上さつき(いのうえ さつき) 愛知県立芸術大学音楽学部教授(音楽学) 東京藝術大学音楽学部楽理科を経て、同大学院修士課程および博士課程で音楽学 を学ぶ。論文博士。在学中にフランス留学。パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了。著書 に『パリ万博音楽案内』(音楽之友社、1998)『音楽を展示する――パリ万博18551900』(法政大学出版局、2009)、『フランス音楽史』(共著、春秋社、2010)。訳書 にアービー・オレンシュタイン『ラヴェル――生涯と作品』ほか多数。今年5月、『日本の ヴァイオリン王――鈴木政吉と幻の名器』を中央公論新社から刊行した。 ヴァイオリン 江頭摩耶(えがしら まや) 名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て愛知県立芸術大学音楽学部を共に首席で卒 業。桑原賞、中村桃子賞を受賞。2008年にフィンランド国立シベリウスアカデミーを最 優秀の成績で卒業。これまでに、クオピオ市交響楽団首席奏者、ラハティ市交響楽団 第二ヴァイオリン奏者、シベリウスアカデミー非常勤講師(以上フィンランド)、ポルト・カサ ダムジカ交響楽団(ポルトガル)第二コンサートマスター、愛知県立芸術大学非常勤講 師などを務める。ゲストコンサートマスターとしてヨーエンスー市交響楽団、オウル市交 響楽 団(以上フィンランド)、ノールランドオペラ(スウェーデン)などに客演。ヴィオラ奏 者としても室内楽を中心に精力的に活動している。 ピアノ 國枝由莉(くにえだ ゆり) 名古屋市立菊里高等学校音楽科、愛知県立芸術大学音楽学部卒業。同大学院博 士前期課程修了。第23回日本ピアノ教育連盟ピアノ・オーディション全国大会にて、 入賞者演奏会出演。2009年岐阜国際音楽祭コンクール大学・一般の部第2位等、 数々のコンクールで入賞。これまでに、小木曽弘子、近藤千穂、長野量雄、進藤郁 子、ラルフ・ナットケンパー、熊谷恵美子の各氏に師事。現在、愛知県立芸術大学大 学院博士後期課程在学中。 アクセス メニコンHITOMIホール
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