アイヌ関連研究助成事業 ●平成19年度（研究−社会・文化）申請者事業名竹内渉森久吉研究ジェフ・ゲーマン概要北海道アイヌ協会創設に尽力し、設立当初から役員を務め、中心的人物の一人として、また二代目理事長として、アイヌ民族の先頭に立って活躍された森久吉氏について、関係者からの聞き取りや関連書籍等により調査研究し、近現代アイヌ史の重要な基礎資料を整理し、アイヌ史構築に寄与する。アイヌ文化指導者・教育者育アイヌの生活向上と文化伝承活動の維持のため、アラスカの例にみる成に関する研究ように、学校教員、大学の研究者と地域の文化伝承者が三位一体となって、アイヌ系教員育成と地域開発（人材開発）につなげていくことを試みる。白老楽しく・やさしいアイ「金成マツ筆録ユーカラ・既・「金成マツ筆録ユーカラの研究と分析（2）」を継続する。刊２０編の研究と分析・マツのユーカラから得られるアイヌ精神文化を味わい、特徴の分析ヌ語教室（３）」の作成を進める。・白老のアイヌ語方言を探す。将来は白老のアイヌ語方言辞典を作成する。東京アイヌ協会７０年の時を超えて−写真で戦時中に撮影したアイヌ民族の写真、百数十点を入手したことから、見る戦時中のアイヌ民族この歴史資料である写真群の背景について、撮影地へ赴き調査し、遺族の方々にお見せし、あわせて当時のアイヌの人々の暮らしを写真で若い世代に伝える報告集を作成する。佐伯知宏アイヌ語講師達の経験から、アイヌ語講師たちへのインタビューで得られるデータをもとに、アイアイヌ文化・言語・アイデンヌ文化・言語・アイデンティティの価値を見出し、質的研究法を使用ティティの本来の価値を問うして考察を試みる。布施和洋アイヌ・エコツーリズムによ発掘調査で得られたアイヌ文化期の考古学的情報などを広く一般に公る考古学情報の公開と普及開する手段として、エコツアーを企画し、考古学情報を盛り込んだデータベースとエコツアーのガイドマニュアルとを作成して、アイヌ文化の考古学的情報の公開・普及を図る。伊藤勝久北海道の義務教育初等教育学北海道内の初等教育学校におけるアイヌ民族の伝統文化理解教育の活校におけるアイヌ民族伝統文動実施状況を把握し、その実態をふまえて、望ましいあり方について化理解教育の現状考察・研究を行う。知里真志保を語る会樺太庁立高等女学校での知里知里真志保の樺太在住は3年という短い期間であるが、後の彼の研究に真志保についての研究大きな影響を与えている。樺太高女時代の教え子から聞き取り調査を行い、樺太における知里の生き様の一端を浮き彫りにする。千葉伸彦アイヌ民族芸能の研究財団法人アイヌ文化博物館白老アイヌの板綴型漁船を用アイヌの伝統的な海漁についての調査を行い、漁労文化の復元、語いた漁労活動の総合的研究り、映像により、白老アイヌにおける漁労文化の重要性を明らかにする。さらに、文化継承活動の拡大を促し、今後の調査研究活動を継続、発展させる。アイヌ文化研究会「東北海道のアイヌ古謡録音十勝の郷土研究者として活躍していた斉藤米太郎氏は、主に十勝アイテープ」の内容調査研究ヌの伝統歌謡をオープンリールテープに録音し、歌謡について研究していた。そのテープ24本が帯広市図書館に寄贈されたので、テープをデジタル化し、当時の歌謡の種類、内容、歌い手などを調査する。アイヌ無形文化伝承保存会「トゥイタク（散文説話）のトゥイタク資料について、三ヵ年にわたって翻訳と類話及び語り手に関翻訳と類話及び語り手に関すする調査研究を行い、将来的にその成果を広く公開して、アイヌ語教る調査研究」室やアイヌ語弁論大会の参加者等への提供を図るなど、アイヌ文化振興の一助とする。アイヌ民族の古典的芸能について、特に実際の伝承の現場において、最も実用度の高い内容であると考える「歌唱法」及び「楽器演奏法」の詳細についての解明を目指すものである。一昨年度、昨年度に引き続き、歌舞の調査及び関連情報の収集、トンコリ演奏資料の聞き起こし分析を行う。アイヌ関連研究助成事業 ●平成19年度（研究−社会・文化）申請者事業名概要清水香アイヌ文化の信仰・儀礼に関遺跡出土木製品から考古学におけるアイヌ文化期の設定を可能にするわる木製品についての研究ため、出土品の様相と変遷を捉え、なかでもアイヌ文化の信仰、儀礼に伴う精神文化とモノとの関わりを考える。アイヌ文化伝承の会アイヌ民族紋様の基本刺繍の現在の晴れ着の多くは、アイヌ服飾研究家・三上マリ子氏の技法を主研究に復元が試みられているが、道内には同氏の本に掲載されていない手法もある。本研究では旭川、静内及び三石地方の特徴的な技法を調査し、復元するとともに、それらを含めアイヌ紋様の基本特徴を総体的に明らかにし、現代の作り手の参考としたい。