『町民パスポート』登録と配布開始 入館・駐車料金無料、スタンプ15個で飲食券贈呈 イランカラプテ。11月3日㈯から「町民パスポート」の登録と配布を始 めました。白老町にお住まいの方は、博物館の入場料・駐車料は無料です。 これまで、入場の際にはその都度、お名前・ご住所の記入と身分証の確認 が必要でした。ご利用していただいている方から「入場の手続きをもっと 簡単にしてほしい」というご要望にお応えするために始まりました! 登録の際に一度、お名前とご住所などを記入いただき、身分証の確認を 行いましたら登録完了です。その場で町民パスポートをお渡しいたします。 その後からは駐車場と入場の際にパスポートを提示していただければOK。 また、一回の入場につきスタンプ1個を押します。スタンプが15個たまり ましたら、館内「カフェリムセ」の500円分の飲食券をプレゼントいたし ます!有効期間は2年間、登録料は無料です。この機会にぜひご登録くだ さい!他の特典もあります。詳しくは、アイヌ民族博物館82-3914へお問 い合わせください。 【アイヌ民族博物館 中野巴絵学芸員】 アイヌ民族博物館で秋のコタンノミ、コタン市もにぎわいました。 ⡤⡘⡚⡟⡠⣚⤖⣰➥❺ アイヌ民族博物館で11月3日、秋のコタンノミが 行われ、コタン(集落)の安全と繁栄を古式にのっ とり神々に祈願しました。伝統の行事を同民族博物 館の事業に復活して10周年の今年は、より町民に親 しまれる博物館にしようと、初のコタン市を開催。 チェプ・オハウ(鮭汁)を提供、秋サケや秋野菜を 格安で即売して喜ばれました。また、無料で入場で きる町民パスポートへの登録を受け付け、この日新 たに232人が登録しました。パスポートは免許証な ど町民としての証明があればいつでも登録できます。15回入館すると博物館カフェでの飲食券500円分 がもらえます。 白老ペン創立30周年記念展 喫茶休養林で 白老町の文筆愛好者で組織する白老ペンクラブ(加藤平八郎会 長)が創立30周年記念展を、大町の喫茶休養林で開きました。創刊 から31号までの同人紙『白老ペン』の全てと、会員が出版した郷土 史、短歌、俳句、評論などの作品を出品して、長い創作活動の歴史 を振り返りました。 アイヌの漁具マレクでサケ漁体験。萩野小・緑丘小が川のイオル体験交流 一般社団法人白老モシリ主催の川のイオル体験交流事業が 10月29、30日にウヨロ川で行われ、萩野小学校3年生と緑丘 小学校の4年生が、サケの一生について学習し、産卵のため に溯上したサケを捕獲する、マレク漁やサケの調理法を体験 しました。 萩野小の3年生33人は、雨で増水した河川敷で、丸木舟や サケ漁の漁具ウライを見学、説明を聞いた後、アイヌの伝統 的なサケ漁の漁具であるマレク(鉤針)で生簀に放たれたサ ケを突いて捕獲し、その場で調理して、チャンチャン焼きに して食しました。 サケの溯上を観察するのは初めての児童が大多数、まして生きたサケを捕え、逃れようと激しくもがくサケを突 いて、鉤に掛けて持ち上げるのは大変な作業で、サケをさばいて調理する命のやり取りを実体験しながら、アイヌ のサケ漁とその文化を身を持って学びました。 27 2012年12月号
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