ハザードマップ 配布 ( はいふ ) 時 ( じ ) 説明

本巣市洪水ハザードマップ
配布時説明用資料
本 巣 市 役 所
1.洪水ハザードマップとは
洪水ハザードマップとは、河川の氾濫、堤防の破堤などの水害における人的被害を軽減するこ
とを目的として作成された地図です。
洪水ハザードマップには、洪水時に市民の皆さんが安全に避難するために必要となる情報とし
て、浸水の範囲や深さ、避難所、避難経路上の危険箇所、緊急連絡先、避難時の心得などの情報
が記載されています。
洪水ハザードマップは、平成 17 年 7 月に水防法が一部改正されたことに基づいて、市町村長
によって作成・公表されるものです。
本洪水ハザードマップは、本巣市内を流れる根尾川・根尾東谷川・板屋川・犀川・糸貫川・中
川・天王川の7河川を対象として、各河川の洪水防御に関する計画の基本となる降雨により各河
川が氾濫した場合、浸水の広がる範囲・深さをシュミレーションした「浸水想定区域図※」に、
避難場所などを記載しております。
従いまして、洪水時には市民の皆さんが安全な行動をとるために必要な地図となっています。
【注意事項】
○根尾地域の洪水ハザードマップは、根尾川、東谷川の浸水想定区域図を重ね合わせており
ます。
また、糸貫・真正地域の洪水ハザードマップは、根尾川、犀川、糸貫川、中川の浸水想定
区域図を重ね合わせております。
重なった部分については、浸水深さの深い値を採用して作成しております。
○想定を越える降雨、内水による氾濫は考慮しておりません。
浸水区域外の地区においても、浸水が発生する場合や想定される水深が実態と異なる場合
がございます。
※浸水想定区域図作成の基本条件
対象河川名
洪水防御に関する計画の基本となる降雨
作成機関名
根尾川(山口頭首工より下流)
概ね 100 年に一度発生すると想定される洪水
国土交通省
根尾川(山口頭首工より上流)
概ね 30 年に一度発生すると想定される洪水
岐阜県
根尾東谷川
概ね 30 年に一度発生すると想定される洪水
岐阜県
板屋川
概ね 50 年に一度発生すると想定される洪水
岐阜県
犀川
概ね 80 年に一度発生すると想定される洪水
岐阜県
糸貫川
概ね 50 年に一度発生すると想定される洪水
岐阜県
中川
概ね 30 年に一度発生すると想定される洪水
岐阜県
天王川
概ね 50 年に一度発生すると想定される洪水
岐阜県
2.洪水ハザードマップの利用方法
洪水ハザードマップの利用方法について、以下の順番に説明を行ってください。
(1)洪水ハザードマップを開いてご自宅を確認してください。
ご自宅に着色があると浸水が予想されます、浸水の深さを確認してください。
(2)避難所を確認してください。
浸水の想定される区域にお住まいの方は、地図面に記載されている「水害が予想され
る区域にお住まいの方々の避難所」(下の表)をご覧になり、ご自身の地区がどこの避
難所に避難をするか確認してください。
浸水の想定される区域外にお住まいの方は、最寄の避難所(
)を確認してくださ
い。
※避難所は「
避難所」と「
避難場所(一次避難所)」がありますが、
「
避
難場所(一次避難所)」は地区の公民館やグランドですので水害時にはご使用になれま
せん。
また、
「
」は水害時には水没する恐れがあるため避難所としては活用できない
可能性があります。
(3)ご自宅から避難所までの避難経路を計画しましょう。
地図上に概ねの避難方向が赤い矢印で記入されていますので目安としてご覧ください。
避難経路上の危険箇所や普段の降雨で道路が冠水する箇所は避けて計画しましょう。
【避難経路上の危険箇所】
地図上の記号
記号の名称
解説
地下道
道路や歩道が地下にもぐった所を示します。
大雨時には雨水が溜まる可能性があるため、
避難経路として設定しないでください。
土・石・砂などが集中豪雨などの大量の水と
まじり合って、津波のように流れ出てくるのが
土石流です。
流れの先端部に大きな石があることが多い
ので破壊力も大きく、またスピードも速いため、
悲惨な災害をもたらします。
このような被害をもたらす恐れのある渓流
を土石流危険渓流といいます。
雨により地中にしみ込んだ水分が土の抵抗
力を弱め、傾斜が突然崩れ落ちるのがガケ崩れ
(急傾斜地崩壊)です。
崩れ落ちるスピードが速いため逃げ遅れる
人が多く、死者の割合も高くなります。
また、地震で起きる場合もあります。
このような被害が人家に生じる恐れのある
箇所を急傾斜地崩壊危険箇所といいます。
急傾斜地崩壊危険箇所のうち法律の指定を
受けた箇所を急傾斜地崩壊危険区域といいま
す。
粘土などのすべりやすい層に地下水が作用
し、上側の地層がそっくりすべり落ちるのが地
すべりです。
すべり落ちるスピードはゆっくりですが、広
い範囲にわたって地面が動くため、家や道路や
田畑などが広範囲で被害を受けます。
このような被害を生じる恐れがある箇所を
地すべり危険箇所といいます。
(アンダーパス)
土石流危険渓流
土石流危険区域
急傾斜地崩壊危険箇所
急傾斜地崩壊危険区域
地すべり危険箇所
(4)
「わが家の防災メモ」に必要事項を記入してください。
避難場所や避難経路、家族の連絡先、緊急連絡先を記入してください。
【記入例】
○○小学校
○○-○○○○
○○小学校
○○-○○○○
山
学校
危険
よく溢れる水路→
自宅
本巣市○○町○○○番地○
□□-□□□□
本巣
本巣
本巣
文楽
花子
太郎
△△株式会社
主婦
小学生
本巣 柿男
□△病院
(東京の親戚)
△△-△△△△
□□-□□□□
○○-○○○○
03-△△△-□□□□
□□-□□□□
S35.10.22 A
S37.12.15 O
H9.8.22 O
緊急時の連絡先
かかりつけ医
なし
なし
なし
(5)ご家族で実際に歩いて、避難経路の安全を確認してください。
実際にご家族でご自宅から避難所まで歩いて、避難経路上にある河川や水路、マンホ
ールなど避難時に危険となる場所を確認してください。
(6)洪水ハザードマップの表面をよく読んでください。
洪水ハザードマップの表面には、洪水に関する準備や心構え、気象情報に関すること
などが掲載されていますので、よく読んでいただき有効に活用してください。
3.洪水ハザードマップの保管方法
ご家族全員が洪水ハザードマップを確認したら、
「本巣市総合カレンダー」防災のペー
ジに収納ポケットがございますので、収納して大切に保管してください。
保管後は定期的に洪水ハザードマップを広げて、ご家族で洪水に対する準備や心構え
などを話し合ってご使用ください。