[基本目標1](PDFファイル)

第3章
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
北上市環境基本計画の進捗状況
-環境指標(数値目標)の達成状況及び環境施策の実施状況-
基本目標1
「 健 康 で 安 全に 暮 ら せ る ま ち 」 を め ざ し て
1-1水環境の保全
(1)環境指標(数値目標)の進捗状況
環境項目
計画当初
現状値
BOD値 環 境 基 準 達 成 率 (AA・A・B類 型 )
(類 型 指 定 河 川 /和 賀 川 ・北 上 川 ・飯 豊 川 )
現状値
年度
目 標 値 (H22)
進捗状況
年度
100%
11
100%
17
100%
達成
0.6mg/ℓ ※
11
<0.5mg/ℓ
17
AA類 型 の
環境基準維持
達成
1.8mg/ℓ
11
2.6mg/ℓ
18
A類 型 の
環境基準維持
地下水汚染環境基準達成率
91.2%
11
97.9%
18
100%
76.1%
公共下水道普及率
44.9%
11
60.6%
18
65.3%
77.0%
農業集落排水施設普及率
8.7%
11
12.6%
18
15.9%
54.2%
合併処理浄化槽設置整備事業分普及率
3.1%
11
5.0%
18
7.4%
44.2%
公共施設雨水利用施設数
―
11
1カ所
18
整 備 を図 る
―
夏 油 川 のBOD値 (75%値 /岩 崎 橋 )
広 瀬 川 のBOD値 (年 平 均 値 /河 口 付 近 )
注 ) 進 捗 状 況 は 、 計 画 当 初 の 現 状 値 か ら 目 標 値 ま で の 差 を 100% と し て 、 計 画 当 初 値 か ら 現 状 値 ま で の 進 捗 率 を 表 示
また、
マークは、望ましい方向とは逆方向に現状値が推移していることを表しています。
※ 計 画 当 初 現 状 値 が 誤 っ て い ま し た の で 、 訂 正 い た し ま し た ( 0.5mg/ℓ → 0.6mg/ℓ)。
こ れ ま で 発 行 し た 環 境 報 告 書 ( 平 成 14~ 18年 版 ) に つ い て も 、 同 様 の 訂 正 を さ せ て い た だ き ま す 。
総括表
* BOD値 環 境 基 準 達 成 状 況
類型指定河川(北上川、和賀川、夏油川、飯豊川)の水質に関しては、全地点において、
それぞれの類型別の環境基準を満たしています。
広 瀬 川 の 水 質 ( BOD値 ) は 、 こ こ 2 年 ほ ど 改 善 が 見 ら れ ま し た が 、 平 成 18年 度 は 工 事 の た
め一時的に水質が低下し、年平均でA類型相当の基準から外れてしまいました。今後も監視
を継続し、必要に応じて関係機関と連携をとりながら対応をしていきます。
年度によるばらつきはありますが、これからもきれいな水質を維持するため、汚染物質を
流さないよう普段から十分注意するほか、下水道等の普及や各家庭での生活排水対策など、
市民、企業の協力が求められます。
*地下水汚染環境基準達成率
平 成 18年 度 は 、 企 業 に よ る 地 下 水 汚 染 事 故 が 多 発 し た こ と か ら 、 通 常 よ り も 測 定 地 点 を 増
やして測定した結果、1地点で基準を超えるトリクロロエチレンが検出されました。
基 準 を 外 れ た 地 点 に つ い て 継 続 監 視 す る と と も に 、肥 料 由 来 の 項 目( 鉛 、硝 酸 性 窒 素 な ど )
による地下水汚染を防止するため、減化学肥料栽培など環境保全型農業の取組を促進してい
きます。
*汚水処理施設整備率
公共下水道等はほぼ順調に整備が進んでいます。普及率の向上は、生活排水による河川汚
濁防止に有効であることから、今後も汚水処理施設整備率の目標達成をめざし、汚水処理施
設整備を継続します。
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第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
(2)環境施策の実施状況
【基本方針】
市民一人ひとりが家庭でできる生活排水対策の実践、行政による公共下水道の整備や合併
処理浄化槽の普及・促進など、生活排水処理対策を推進し、公共用水域や地下水の水質保全
を図ります。また、水源かん養機能を持つ森林や農地の保全、雨水の有効利用や節水など、
水資源の保全に関する施策を推進し、健全な水循環を維持します。
【 平 成 18年 度 実 施 状 況 】
■監視体制の充実
〇公共用水域の測定
公 共 用 水 域 の 水 質 測 定 に つ い て 、市 で は 市 内 中 小 河 川 18地 点 で 水 質 調 査 を 実 施 し て い ま す 。
また、北上川等の類型指定されている公共用水域については国が3地点、県が8地点の水
質調査を実施し、継続的に監視しています。
(測定結果はP7~8を参照して下さい)
〇地下水質の測定
平 成 18年 度 は 、北 工 業 団 地 に お い て 法 規 制 以 前 に 使 用 さ れ て い た 化 学 物 質 に よ る 地 下 水 汚
染 が 発 覚 し た た め 、 定 点 に 加 え 発 生 源 周 辺 の 地 下 水 に つ い て 、 の べ 48地 点 で 地 下 水 の 調 査
を実施しました。その結果、1地点で環境基準を超えるトリクロロエチレンが検出されま
した。市では、監視を継続するとともに、原因者への対策指導を行っていきます。
ま た 、県 で は 概 況 調 査 や 定 期 モ ニ タ リ ン グ 調 査 な ど 市 内 16地 点 の 地 下 水 の 水 質 調 査 を 実 施
しています。
( 測 定 結 果 は P 10~ 11を 参 照 し て 下 さ い )
■水質監視状況
水
質
調査主体
内
容
国 土 交 通 省 ( 3 地 点 ) 北 上 川 ( 昭 和 橋 ・ 珊 瑚 橋 )、 和 賀 川 下 流 ( 九 年 橋 )
岩 手 県 ( 河 川 7 地 点 ) 飯 豊 川 ( 頭 首 工 )、 和 賀 川 中 流 ( 和 賀 橋 ・ 広 表 橋 )
河
川
( 湖 沼 1 地 点 ) 夏 油 川 ( 岩 崎 橋 ・ 入 畑 ダ ム 流 入 前 ・ 瀬 美 温 泉 ・ 内 鱒 沢 )、 入 畑 ダ ム
口 内 川 、臥 牛 川 、中 堰 川 、湯 沢 川 、福 田 地 川 、田 合 田 川 、塩 釜 水 路 、曠 土 水 路
北 上 市 ( 18地 点 )
飯豊川、大堰川、新堰川、黒沢川、広瀬川、大曲水路、小枝川、本郷川、
猫谷地放水路、尻平川
岩 手 県 ( 16地 点 )
地下水
北 上 市 ( 48地 点 )
概 況 調 査 2 地 点 、定 期 モ ニ タ リ ン グ 調 査 7 地 点 、汚 染 井 戸 周 辺 地 区 調 査 7 地 点
北 工 業 団 地 周 辺 14地 点 、南 部 工 業 団 地 周 辺 3 地 点 、竪 川 目 工 業 団 地 周 辺 13地 点 、
後藤野工業団地周辺9地点、その他発生源周辺9地点
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北上市環境基本計画の進捗状況
■生活排水対策の推進
〇公共下水道などの整備促進
・公共下水道の整備
平 成 18年 度 に 整 備 し た 公 共 下 水 道 の 面 積 は 79.4ha、管 渠 延 長 は 13.6㎞ で 、普 及 率( 全 人 口
に 対 す る 整 備 割 合 ) は 60.6% ( 前 年 比 + 1.9% ) と な っ て い ま す 。 ま た 、 水 洗 化 の 普 及 促 進
の た め 、水 洗 便 所 改 造 資 金 の 融 資 あ っ せ ん( 32件 )、私 設 下 水 道 の 設 置 費 補 助( 11件 )、水 洗
化 に 係 る 説 明 会 の 開 催 ( 580人 /14回 ) 及 び 水 洗 化 普 及 促 進 員 に よ る 戸 別 訪 問 ( 516戸 ) を 実
施 し た 結 果 、555戸 で 水 洗 化 を 実 施 し ま し た 。水 洗 化 率( 処 理 区 域 内 人 口 に 対 す る 整 備 割 合 )
は 78.9% ( 前 年 度 比 + 2.7% ) と な っ て い ま す 。
・農業集落排水施設の整備
農村地域において家庭用雑排水などによる農業用排水路や河川の水質汚濁防止と生活環
境 の 改 善 を 図 る た め 、 農 業 集 落 排 水 施 設 の 整 備 を 実 施 し て い ま す 。 平 成 18年 度 は 、 黒 岩 地
区の処理場が完成し、供用を開始しました。
( P 41の 写 真 を 参 照 し て 下 さ い )
そ の 他 、 住 民 説 明 会 を 16回 開 催 し た ほ か 、 管 路 施 設 工 事 ( 黒 岩 地 区 L = 5,398m 、 下 門 岡
地 区 L = 3,121m 、 滑 田 ・ 藤 根 地 区 L = 8,915m 、) を 実 施 し 、 普 及 率 は 12.6% ( 前 年 度 比 +
1.0% ) と な っ て い ま す 。 ま た 、 水 洗 化 率 の 向 上 を 図 る た め 、 維 持 管 理 組 合 総 会 等 で 事 業 推
進 の 啓 発 を 行 い 、 水 洗 化 戸 数 は 前 年 度 比 222戸 増 と な り 、 水 洗 化 率 は 83.3% ( 前 年 度 比 +
0.4% ) と な っ て い ま す 。
・合併処理浄化槽の普及促進
市 で は 、公 共 下 水 道 及 び 農 業 集 落 排 水 施 設 等 の 処 理 区 域 外 に お い て 、生 活 雑 排 水 に よ る 公
共用水域の水質汚濁を防止し、生活環境の保全を図るため、合併処理浄化槽の設置に対し
て補助金を交付し、普及促進を図っています。
な お 、 平 成 18年 度 の 補 助 基 数 は 56基 と な っ て い ま す 。
■合併処理浄化槽事業実績(補助基数の推移)
基
8
150
1
100
94
80
2
109
2
81
88
2
73
50
0
23
2
H9
40
53
2
3
10
11
41
36
12
5人槽
1
61
41
13
6~7人槽
- 38 -
0
32
46
17
15
12
14
10
14
15
16
17
18年
8~10人槽
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
■事業所などの排水対策
〇発生源対策の推進
市 内 に 企 業 が 立 地 す る 際 、市 と 事 業 者 と の 間 で 、環 境 の 保 全 に 関 す る 条 項 が 設 定 さ れ て い
る 「 企 業 立 地 に 関 す る 協 定 書 」 を 随 時 締 結 し て い ま す 。 平 成 18年 度 は 新 た に 6 社 と 協 定 を
締結しました。
ま た 、必 要 に 応 じ て 立 地 企 業 と 協 議 の う え 、
「 環 境 保 全 協 定( 公 害 防 止 協 定 )」を 締 結 し て
お り 、 平 成 18年 度 現 在 、 水 質 に 関 し て ゴ ル フ 場 2 箇 所 を 含 む 25事 業 所 と 協 定 を 締 結 し 、 う
ち 17事 業 所 へ の 立 入 検 査 の 実 施 及 び 水 質 測 定 結 果 の 定 期 的 な 報 告 を 受 け る な ど 、 公 共 用 水
域 へ 排 水 さ れ る 水 質 に つ い て 監 視 し て い ま す 。 な お 、 水 質 測 定 の 結 果 、 平 成 18年 度 は 3 事
業所において協定値超過が見られましたが、原因調査を実施し、適正な対策を講じるよう
指導を行うことにより、その後は改善されています。
( 詳 細 ☞ P 31 環 境 保 全 協 定 を 参 照 し て 下 さ い )
〇排水対策指導の強化
・
特 定 公 共 下 水 道 へ 流 入 す る 特 定 事 業 所 ( 11事 業 所 ) か ら の 排 出 水 に つ い て は 、 月 に 1 回
水質調査結果の報告を受け、水質の状況を監視しています。
■水資源の保全と適正利用の推進
〇水道水源の保全
・
6月の水道週間に、市水道部職員と北上市水道工事業協同組合の組合員で和賀川の河川
敷 清 掃 と 水 の 大 切 さ を PRす る 広 報 活 動 を 実 施 し て い ま す 。( 参 加 人 数 80人 )
〇地下水源の保全
・
農業生産条件が不利な中山間地域の農地について、耕作放棄を防止し、農業生産活動の
維持向上を図るとともに、農地の持つ水源かん養機能を保全するため、中山間地域等直接
支 払 交 付 金 制 度 を 実 施 し て い ま す ( 交 付 金 対 象 農 地 面 積 433.49ha)。
・
森 林 の 持 つ 水 源 か ん 養 機 能 を 確 保 す る た め 、 林 業 座 談 会 (参 加 75人 )で 森 林 育 成 に 関 す る
意識啓発パンフレットを配布するとともに、市有林の管理運営委員会の開催(年2回)及
び 市 内 の 森 林 の 管 理 巡 視 業 務 ( 延 べ 180日 ) を 実 施 し て い ま す 。
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第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
〇節水対策と雨水の有効利用
・
主 に 昭 和 48~ 50年 に 敷 設 し た 大 堤 地 区 の 塩 化 ビ ニ ー ル 管 を ダ ク タ イ ル 鋳 鉄 管 に 更 新 す る
な ど 、 平 成 18年 度 は 管 路 延 長 2,182.3m に つ い て 老 朽 管 の 更 新 を 実 施 し て い ま す 。 ま た 、 漏
水 防 止 対 策 と し て 、管 路 延 長 600㎞ を 対 象 に 55ブ ロ ッ ク で 流 量 測 定 調 査 を 実 施 す る と と も に 、
257.0㎞ の 路 面 調 査 、 13,475戸 の 戸 別 音 聴 調 査 等 の 漏 水 調 査 を 実 施 し た 結 果 、 54件 の 漏 水 箇
所が発見されています。
し か し な が ら 、 宅 内 配 管 か ら の 漏 水 量 が 増 加 し た た め 、 有 収 水 量 は 83.55% と な り 、 前 年
度 比 で 僅 か な が ら ( -0.06% ) 下 が っ て し ま い ま し た 。 今 後 は 、 使 用 者 や 指 定 業 者 に 対 し 、
宅内漏水の早期発見、早期修理を啓発、指導していく必要があります。
■身近な水辺環境づくり
〇水辺の利用と環境づくり
・
河 川 敷 な ど の 身 近 な 水 辺 を 憩 い の 場 と し て 利 用 す る た め 、 桜 ま つ り 期 間 中 ( 4 月 18日 ~
5 月 5 日 )、北 上 川 に 鯉 の ぼ り( 300匹 )を 泳 が せ 、渡 し 舟 や 遊 覧 船 の 運 航( 利 用 者 数 13,157
人 )、清 掃 活 動( 参 加 者 数 1,000人 )な ど を 実 施 し 、河 川 に 対 す る 愛 着 意 識 の 向 上 を 図 っ て い
ます。
・
広瀬川せせらぎ緑道整備事業について、ワークショップを開催し、その結果を基に実施
設 計 を 行 い ま し た 。 平 成 20年 度 の 完 成 を 目 標 に 順 次 工 事 を 進 め て い き ま す 。
〇湧水の環境整備
泉( 湧 水 )の 保 存 及 び 指 定 の 推 進 を 図 る た め 、地 元 住 民 に 対 す る 啓 蒙 活 動 や 、所 有 者 の 調
査を実施しています。
■ 保 存 泉 指 定 一 覧 ( 平 成 14年 度 指 定 )
No
名
称
所在地
No
名
称
所在地
1
帰帆場泉
幸 町 501番
5
やすらぎの泉
下 江 釣 子 14地 割 内
2
家慶の泉
下 江 釣 子 16地 割 内
6
桂の泉
下 江 釣 子 14地 割 内
3
新渡戸観音泉
下 江 釣 子 14地 割 内
7
ぽんぽこ泉
下 江 釣 子 12地 割 内
4
長清水
和 賀 町 藤 根 27地 割 内
■市民意識の高揚
〇啓発活動の推進
・
「下水道の日」を中心として約1週間、庁舎に横断幕とのぼりを設置するとともに、ポ
ケットティッシュを配布し、下水道の普及等に対する意識啓発を図っています。
( 関 連 ☞ P 38 公 共 下 水 道 な ど の 整 備 促 進 を 参 照 し て 下 さ い )
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第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
〇環境学習の推進
・
小学校の総合学習の時間において、水や川に関する学習を実施しています。
( 平 成 18年 度 水 生 生 物 調 査 実 施 校
・
岩崎小学校)
出前講座へ講師(市職員等)を派遣し、市民の環境学習ニーズに対応しています。
( 詳 細 ☞ P 90 環 境 講 座 の 実 施 を 参 照 し て 下 さ い )
〇生物調査の実施
・
博物館ではため池の自然の保存活用に向け、北上川河東地域のため池調査を実施してい
ま す 。( 平 成 18年 度 調 査 従 事 者 数 : 延 べ 7 人 / 3 回 )
・
岩 手 県 が 実 施 し て い る 7 河 川 の 水 生 生 物 調 査 に 、 市 内 7 団 体 、 延 べ 201人 が 参 加 し て い ま
す。
( 詳 細 ☞ P 12 水 生 生 物 の 調 査 結 果 を 参 照 し て 下 さ い )
■水生生物調査の様子
■黒岩地区農業集落排水処理場
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第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
〇環境保全活動の推進
・
「 和 賀 川 の 清 流 を 守 る 会 」( 昭 和 47年 結 成 : 和 賀 川 の 流 域 2 市 町 、 関 係 機 関 、 団 体 等 で 構
成 さ れ 、 平 成 18年 度 現 在 の 構 成 団 体 は 55団 体 ) で は 、 河 川 パ ト ロ ー ル 及 び 清 掃 活 動 を 年 2
回実施しているほか、和賀川流域の休廃止鉱山(5カ所)で水質調査等の現地調査を毎年
行い、調査結果を岩手県環境保全課及び関東東北産業保安監督部東北支部に送付するとと
もに、会報により問題提起を行っています。
( 詳 細 ☞ P 97 「 和 賀 川 の 清 流 を 守 る 会 」 事 業 内 容 を 参 照 し て 下 さ い )
■ 平 成 18年 度 休 廃 止 鉱 山 水 質 調 査 結 果 ( 西 和 賀 町 内 )
調査項目
水素イオン濃度
銅
亜鉛
ヒ素
カドミウム
鉛
( pH)
( ㎎ /ℓ)
( ㎎ /ℓ)
( ㎎ /ℓ)
( ㎎ /ℓ)
( ㎎ /ℓ)
採水場所
1 赤石鉱山
3.64
7.6
9.3
< 0.002
2 柳沢鉱山
4.22
0.27
2.5
3 銅森鉱山
5.03
0.21
4 分訳鉱山
5.08
5 松川鉱山
排水基準
注)
・
0.21
0.093
0.027
0.013
0.041
0.13
< 0.002
0.001
< 0.005
0.59
0.31
< 0.002
0.005
0.011
4.40
1.1
1.9
< 0.002
0.002
< 0.005
5.8~ 8.6
≦ 3.00
≦ 5.00
≦ 0.1
≦ 0.1
≦ 0.1
網掛部分は基準値超過
そのほか、市内には8つの河川愛護団体が活動しており、河川の清掃や草刈り等の保全
活動を実施しています。
■市内河川愛護団体一覧
No
団体名
No
団体名
1
口内町河川道路愛護会
5
飯豊川を愛しきれいにする会
2
和賀川の清流を守る会
6
尻平川河川敷環境美化促進協議会
3
鈴鴨川河川愛護会
7
鬼柳の川を考える会(めだかクラブ)
4
夏油川の清流を守る会
8
和賀川流域のきれいな水循環を推進する協議会
■休廃止鉱山水質調査(和賀川の清流を守る会)
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■河川パトロール(和賀川の清流を守る会)
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
1-2大気環境の保全、騒音、振動、悪臭の防止
( 1 ) 環 境 指 標 ( 数 値 目 標 ) の 進 捗 状 況 ( ※ 進 捗 状 況 欄 の 見 方 は 、 P 36の 注 を 参 照 し て 下 さ い )
計画当初
環境項目
現状値
年度
現状値
年度
目 標 値 (H22)
進捗状況
二酸化窒素環境基準適合状況
100%
11
100%
18
100%
達成
浮 遊 粒 子 状 物 質 (SPM)環 境 基 準 適 合 状 況
100%
11
100%
18
100%
達成
一般道路交通騒音環境基準適合状況
69.4%
11
72.2%
18
80%
26.4%
高速道路交通騒音環境基準適合状況
91.7%
11
100%
18
100%
達成
一般環境騒音環境基準適合状況
90.7%
11
90.7%
18
100%
0%
東北新幹線鉄道騒音環境基準適合状況
66.7%
11
0.0%
18
80%
東北新幹線鉄道振動規制基準適合状況
100%
11
100%
18
100%
達成
総括表
*大気汚染物質環境基準適合状況
二 酸 化 窒 素 及 び 浮 遊 粒 子 状 物 質( SPM)な ど の 大 気 汚 染 物 質 に 関 し て は 、測 定 地 点 す べ て
に お い て 環 境 基 準 を 達 成 し て い ま す 。し か し 、今 後 も 都 市 化 に 伴 う 交 通 量 の 増 大 に よ る 大 気
汚染が懸念されるため、引き続き監視測定を継続する必要があります。
*交通騒音等環境基準適合状況
一 般 道 路 交 通 騒 音 の 環 境 基 準 適 合 状 況 は 、 平 成 17年 度 の 77.8% か ら 5.6ポ イ ン ト 悪 化 し
72.2% と な り ま し た 。 ま た 、 一 般 環 境 騒 音 つ い て も 、 前 年 度 の 94.4% か ら 悪 化 し 、 計 画 当 初
と同等になってしまいました。
一 方 、高 速 道 路 の 交 通 騒 音 に つ い て は 、前 年 度 に 引 き 続 き 、測 定 地 点 す べ て で 環 境 基 準 を
満たしています。
*新幹線騒音・振動基準適合状況
新 幹 線 騒 音 は 、秋 田 新 幹 線 の 運 行 、東 北 新 幹 線 の 八 戸 線 開 通 な ど に 伴 う 列 車 の 増 発 及 び ス
ピ ー ド ア ッ プ に よ り 、 平 成 11年 度 の 基 準 達 成 状 況 と 比 較 し て 悪 化 の 状 況 に あ り ま す 。
現 在 の 測 定 は 、騒 音 苦 情 の あ っ た 地 点 の み と し て お り ま す が 、平 成 16年 度 以 来 改 善 が 見 ら
れ ま せ ん 。従 っ て 今 後 も 沿 線 市 町 村 と 連 携 し 、J R 東 日 本 に 対 し 騒 音 対 策 を 粘 り 強 く 要 望 し
ていく必要があります。
新幹線振動は、測定地点全てにおいて新幹線振動対策指針を満たしています。
(2)環境施策の実施状況
【基本方針】
監視体制の充実、事業者への指導強化などの発生源対策や環境に配慮したライフスタイル
の実践など、市民、事業者、行政が自己の役割を認識し、それぞれの立場で実行すべき対策
を確実に推進していくことのできる体制づくりに努めます。
- 43 -
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
【 平 成 18年 度 実 施 状 況 】
■監視体制の充実
〇法令などによる規制・指導の徹底
・
市内には県の一般環境大気測定局、自動車排出ガス測定局が設置され、大気汚染の状況
を常時監視しています。
・
( 測 定 結 果 は P 14~ 15を 参 照 し て 下 さ い )
市内に企業が立地する際、市と事業者との間で、環境の保全に関する条項が設定されて
い る 「 企 業 立 地 に 関 す る 協 定 書 」 を 随 時 締 結 し て お り 、 平 成 18年 度 は 新 た に 6 社 と 協 定 を
締結しています。
( 関 連 ☞ P 31 環 境 保 全 協 定 を 参 照 し て 下 さ い )
■固定発生源対策の推進
〇環境保全協定の締結など指導体制の強化
住民の健康を守り、より良い生活環境の保全を図るため、必要に応じて立地企業との間
で 環 境 保 全 協 定 の 締 結 を 目 指 し て い ま す が 、 平 成 18年 度 の 新 規 締 結 は あ り ま せ ん で し た 。
な お 、 現 在 、 大 気 に 関 し て 11事 業 所 、 騒 音 に 関 し て 11事 業 所 、 悪 臭 に 関 し て 4 事 業 所 と
協定を締結し、事業所への立入検査の実施及び定期的に測定結果の報告を受けるなど、監
視指導を行っています。
〇野焼き等の適正指導
( 詳 細 ☞ P 18 野 焼 き 等 の 状 況 を 参 照 し て 下 さ い )
〇飲食店などによる近隣騒音の防止
深夜営業の飲食店や駐車場などからの近隣騒音への苦情に対して、現場を確認のうえ、
発生源者に指導を行っていますが、人により感じ方の度合いもあり、騒音か否かの判断が
難 し い 場 合 が あ り ま す 。 平 成 18年 度 の 指 導 件 数 は 1 件 と な っ て い ま す 。
( 関 連 ☞ P 28 近 隣 騒 音 を 参 照 し て 下 さ い )
( 関 連 ☞ P 30 公 害 苦 情 を 参 照 し て 下 さ い )
〇悪臭防止の指導
・
家畜糞尿等の適正管理を図るため、4月の各畜産部会時に家畜排泄物法の管理基準及び
農 業 環 境 規 範 パ ン フ レ ッ ト を 配 布 し 、 衛 生 管 理 の 指 導 を 行 っ て い ま す 。 ま た 7 月 に は 、 10
軒の畜産農家を対象に巡回指導を行い、日常管理等の徹底を呼びかけています。
・
平 成 18年 度 の 悪 臭 に 関 す る 指 導 件 数 は 9 件 と な っ て い ま す 。 苦 情 が 発 生 し た 際 は 、 早 急
に現場確認のうえ発生元に対して指導を行っています。
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第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
■移動発生源対策の推進
〇道路交通の円滑化
平 成 20年 度 に 開 院 予 定 の 県 立 統 合 病 院 へ の 中 心 市 街 地 か ら の ア ク セ ス 道 路 と し て 、 今 後
予 想 さ れ る 交 通 量 の 増 大 に 対 応 す る た め 、 都 市 計 画 道 路 飯 豊 赤 坂 線 ( 整 備 延 長 520m ) の 整
備 を 進 め て お り ま す 。 平 成 18年 度 は 、 こ の う ち 201m に つ い て 工 事 を 実 施 し た ほ か 、 2,766
㎡の道路用地を取得しました。
〇低公害車の普及・促進
・
市のホームページで電気自動車の購入に係る補助制度を紹介するなど、低公害車の普及
促進に努めています。
・
市 で は 、 公 用 車 の 更 新 時 期 に 合 わ せ 、 計 画 的 に 低 公 害 車 を 導 入 し て い ま す 。 平 成 18年 度
は1台についてハイブリッド車に更新しました。
( 関 連 ☞ P 83 低 公 害 車 の 導 入 台 数 を 参 照 し て 下 さ い )
〇自動車の利用自粛
・
市 役 所 で は 環 境 に 配 慮 し た 行 動 を 率 先 し て 実 践 す る た め 、 5 月 ~ 10月 ま で の 毎 週 水 曜 日
をノーマイカーデーとし、職員のマイカー通勤自粛を呼び掛けています。中でも、環境月
間 で あ る 6 月 を ノ ー マ イ カ ー 強 化 月 間 と し 、 取 り 組 み 状 況 の 調 査 を 行 っ て い ま す 。 平 成 18
年 6 月 中 の ノ ー マ イ カ ー 通 勤 平 均 取 り 組 み 率 は 、 昨 年 度 よ り 4 % ほ ど 低 下 し 約 11% と い う
結果でした。
代替の交通手段が確保できないなどの理由により、ノーマイカー通勤に取組めない職員
もおり、取組み率の向上が難しい面もありますが、今後も職員の率先行動として、ノーマ
イカーデーの推進を図ります。
・
市内のバス交通空白地帯にコミュニティバスを運行(3路線)し、公共交通利用の促進
を 図 っ て い ま す 。平 成 18年 度 の 年 間 利 用 者 数 は 、飯 豊 線 で 8,711人 、更 木 二 子 線 で 9,906人 、
立 花 黒 岩 線 で 8,602人 と な っ て い ま す 。
・
桜 ま つ り 期 間 中 、観 光 用 と し て 自 転 車 の 貸 し 出 し を 実 施 し て い ま す 。貸 自 転 車 は 2 台 で 、
期 間 中 の 貸 出 状 況 は 18日 間 で 17人 と な っ て い ま す 。 今 後 、 観 光 パ ン フ レ ッ ト 等 で の PRに よ
り利用の拡大を図る必要があります。
・
道 路 整 備 に お い て は 、歩 道 幅 を 広 げ 自 転 車 が 安 心 し て 通 行 で き る 道 路 を 整 備 し て い ま す 。
平 成 18年 度 の 整 備 実 績 は 、 上 下 門 岡 線 680.0m 、 蒲 沢 村 崎 野 線 595.5m 、 合 計 1,275.5m と な
っています。
- 45 -
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
〇交通騒音・振動対策
・
市では、一般道路における交通騒音の実態を把握するため、一般道路騒音と一般環境騒
音の測定を実施しています。交通量の増大や生活スタイルの多様化などにより、改善の兆
しはなかなか見えませんが、騒音対策として低騒音型舗装の整備などを要望していく必要
があります。
また、高速道路騒音、新幹線騒音・振動については、騒音等の苦情があった地点での騒
音測定を毎年実施しています。
高 速 道 路 に つ い て は 、北 上 市 内 へ の 遮 音 壁 の 設 置 累 計 が 6,183m と な る な ど 対 策 が 進 ん で
おり、環境基準を超過した地点はありませんでした。一方、新幹線については、振動は全
地点で指針基準をクリアしているものの、騒音については環境基準をクリアした地点はあ
りませんでした。
これらの測定結果については、岩手県高速交通公害対策連絡協議会に報告し、協議会を
通じて東日本高速道路㈱及びJR東日本に然るべき対応を要望しています。
( 測 定 結 果 は P 23~ 26を 参 照 し て 下 さ い )
・
公共工事の実施にあたっては、排気ガス対策車両や低騒音・低振動対策車両の使用を設
計書に計上するほか、工事請負業者に対し、環境マネジメントシステムプログラムを実行
するなど、工事の施工に伴う環境影響の緩和を図っています。
■公害苦情処理体制の充実
〇公害処理の迅速化
関 係 機 関 と の 連 携 を 図 り な が ら 、市 民 等 か ら の 苦 情 に 対 応 し て い ま す 。苦 情 対 応 の 結 果 は 、
公害(苦情)処理カードに記録し、今後の対策に役立てています。
( 関 連 ☞ P 30 公 害 苦 情 を 参 照 し て 下 さ い )
■市民意識の高揚
〇環境配慮行動の普及
・
市 の 各 施 設 の 駐 車 場 に 、ア イ ド リ ン グ ス
ト ッ プ を 呼 び か け る 看 板 を 設 置 し 、駐 車 場
利用者への意識啓発に努めています。
〇生活騒音に対するモラルの向上
アイドリングストップ看板
(本庁舎正面駐車場)
- 46 -
第3章
1-3
北上市環境基本計画の進捗状況
土壌環境及び地盤環境の保全
( 1 ) 環 境 指 標 ( 数 値 目 標 ) の 進 捗 状 況 ( ※ 進 捗 状 況 欄 の 見 方 は 、 P 36の 注 を 参 照 し て 下 さ い )
計画当初
環境項目
現状値
年度
目 標 値 ( H22)
進捗状況
12
100%
18
100%
達成
12
―
18
抑制に努める
―
現状値
年度
土壌環境汚染適合状況
―
地下水揚水量
―
総括表
*土壌環境汚染適合状況
平 成 18年 度 は 、 岩 手 県 に よ る ダ イ オ キ シ ン 類 モ ニ タ リ ン グ 調 査 は 実 施 さ れ ま せ ん で し た 。
な お 、県 で は 平 成 17年 度 に 発 生 源 周 辺 9 地 点 で 土 壌 の 土 壌 の ダ イ オ キ シ ン 類 濃 度 調 査 を 実 施
していますが、全地点で土壌環境基準を満たしています。
( 詳 細 ☞ P 21 ( 4 ) 土 壌 を 参 照 し て 下 さ い )
*地下水揚水量
平 成 18年 度 現 在 、 地 下 水 の 汲 み 上 げ に よ る 地 盤 沈 下 等 の 被 害 は 確 認 さ れ て い ま せ ん 。
ま た 、 自 家 用 地 下 水 の 水 量 が 減 少 す る な ど の 苦 情 等 も 、 平 成 18年 度 は 発 生 し て い ま せ ん 。
(2)環境施策の実施状況
【基本方針】
農用地や市街地における土壌環境を保全するため、農薬・化学肥料の適正使用に対する指
導 の 強 化 や 有 害 化 学 物 質 を 使 用 し て い る 事 業 所 に 対 す る 汚 染 防 止 の 指 導 を 徹 底 し ま す 。ま た 、
地下水の汲み上げに対する指導を強化するなど、地下水の適正な利用を促進します。
【 平 成 18年 度 実 施 状 況 】
■監視体制の充実
〇土壌汚染、地盤沈下の監視体制の整備
( 詳 細 ☞ P 39 発 生 源 対 策 の 推 進 を 参 照 し て 下 さ い )
■土壌汚染対策の推進
〇農薬・化学肥料の適正使用
・
営農座談会において、農薬の適用作物への使用や、濃度、時期、回数等の使用基準の遵
守を指導するとともに、トレーサビリティシステム(農薬を使用した際の日時、場所、作
物名、種類、使用量等の生産履歴)について説明し、推進を図っています。
( 関 連 ☞ P 51 農 薬 ・ 化 学 肥 料 の 適 正 使 用 を 参 照 し て 下 さ い )
( 関 連 ☞ P 65 環 境 保 全 型 農 業 の 普 及 を 参 照 し て 下 さ い )
〇化学物質の適正管理と廃棄物の適正処理
( 詳 細 ☞ P 50 化 学 物 質 等 の 安 全 管 理 に 対 す る 指 導 の 徹 底 を 参 照 し て 下 さ い )
( 詳 細 ☞ P 81 産 業 廃 棄 物 の 適 正 処 理 を 参 照 し て 下 さ い )
- 47 -
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
■地盤沈下防止対策の推進
〇地下水適正利用の促進
・
開発や企業誘致の際、適正な地下水の汲み上げや節水の徹底を図るため、関係機関と連
携し、企業等に指導を行っています。
- 48 -
第3章
1-4
北上市環境基本計画の進捗状況
化学物質の拡散防止
( 1 ) 環 境 指 標 ( 数 値 目 標 ) の 進 捗 状 況 ( ※ 進 捗 状 況 欄 の 見 方 は 、 P 36の 注 を 参 照 し て 下 さ い )
計画当初
環境項目
現状値
有害大気汚染物質環境基準達成率
年度
現状値
年度
目 標 値 (H22)
進捗状況
100%
11
100%
18
100%
達成
大 気 中 のダイオキシン類 濃 度
0.065
pg-TEQ/㎥
11
0.032
pg-TEQ/㎥
18
環境基準値
未 満 の達 成
達成
清 掃 事 業 所 ダイオキシン類 濃 度 (排 出 ガス)
5.5
ng-TEQ/㎥N
12
0.11
ng-TEQ/㎥N
18
1.0ng-TEQ/㎥N
以下
達成
清 掃 事 業 所 ダイオキシン類 濃 度 (土 壌 )
32
pg-TEQ/g
12
41
pg-TEQ/g
18
黒 岩 埋 立 地 ダイオキシン類 濃 度 (地 下 水 )
0.15
pg-TEQ/ℓ
12
0.00059
pg-TEQ/ℓ
18
臥 牛 埋 立 地 ダイオキシン類 濃 度 (地 下 水 )
0.066
pg-TEQ/ℓ
12
0.00014
pg-TEQ/ℓ
18
達成
環境基準値
未 満 の達 成
達成
達成
*環境基準値が最新の調査結果などにより変更される場合があるため、最新の基準値での達成を目指します。
最新基準値:排出ガス
5.0ng-TEQ/㎥ N、 土 壌
1,000pg-TEQ/g、 水 質
1 pg-TEQ/ℓ
( そ れ ぞ れ の 単 位 の 読 み 方 に つ い て は 、 P 20及 び P 22の ワ ン ポ イ ン ト 解 説 を 参 照 し て 下 さ い )
総括表
* 有 害 大 気 汚 染 物 質 ( 17物 質 及 び ダ イ オ キ シ ン 類 ) 環 境 基 準 適 合 状 況
測定している物質すべてにおいて、環境基準を達成しています。
し か し 、今 後 も 有 害 化 学 物 質 の 影 響 を 未 然 に 防 止 す る た め 、引 き 続 き 監 視 測 定 を 継 続 す る と
ともに、実態調査を行いその対策を検討する必要があります。
*ダイオキシン類濃度の環境基準達成状況(清掃事業所/埋立地)
清 掃 事 業 所 の 排 出 ガ ス に つ い て は 、排 ガ ス 高 度 処 理 施 設 を 整 備( 平 成 12~ 14年 度 )し た こ
と に よ り 、 目 標 値 ( 1.0ng-TEQ/㎥ N ) を 大 き く 下 回 り 、 良 好 な 値 を 維 持 し て い ま す 。
清 掃 事 業 所 周 辺 の 土 壌 や 埋 立 地 の 地 下 水 の ダ イ オ キ シ ン 類 濃 度 の 測 定 値 に つ い て も 、環 境
基 準 を 下 回 っ て い ま す 。今 後 も ダ イ オ キ シ ン 類 の 影 響 を 未 然 に 防 止 す る た め 、監 視 測 定 を 継
続していきます。
( 詳 細 ☞ P 22 北 上 市 清 掃 事 業 所 及 び 埋 立 地 の ダ イ オ キ シ ン 類 濃 度 を 参 照 し て 下 さ い )
*発生源対策
生 活 環 境 の 保 全 を 図 る た め 、立 地 企 業 と の 環 境 保 全 協 定 の 締 結 を 推 進 し て い き ま す 。国 の
基 準 値 内 で あ っ て も 、こ の 協 定 で 定 め る 値 を 超 え た 場 合 は 適 切 な 指 導 を 行 い 、改 善 が 図 ら れ
る よ う 求 め て い き ま す 。ま た 個 人 、事 業 者 の 野 焼 き 等 に 関 し て も 、法 令 に 基 づ く 適 正 処 理 を
指導していきます。
(2)環境施策の実施状況
【基本方針】
私たちの身の回りにあふれているプラスチックや合成洗剤、医薬品などは、様々な化学物
質を利用して製品化されています。このような製品の製造・流通・使用・廃棄の各段階で、
人の健康や生態系に有害な影響をもたらすことのないよう、適正な使用・管理を推進すると
ともに、未規制物質に関しても情報収集、監視、早期対策に努め、排出や拡散による弊害を
未然に防止します。また、塩素を含むビニール製品を低温で燃やすことにより、毒性の強い
ダイオキシン類が発生することから、ごみの適正処理・焼却管理に努めます。
- 49 -
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
【 平 成 18年 度 実 施 状 況 】
■ダイオキシン類発生対策の推進
〇排出抑制の強化
ダ イ オ キ シ ン 類 の 排 出 抑 制 対 策 と し て 、平 成 12年 ~ 平 成 14年 に 清 掃 事 業 所 の 排 ガ ス 高 度 処
理 施 設 を 整 備 し て い ま す 。 そ の 結 果 、 平 成 18年 度 の 排 出 ガ ス の ダ イ オ キ シ ン 類 濃 度 測 定 値
は 0.11ng-TEQ/㎥ N と な り 、 同 施 設 に 適 用 さ れ る 排 出 基 準 ( 5.0ng-TEQ/㎥ N) を 大 き く 下 回
っています。
■化学物質の適正使用
〇化学物質等の安全管理に対する指導の徹底
・
有害物質を取り扱う6事業所(環境保全協定締結事業所)について、協定に基づく測定
結 果 の 徴 収 や 立 入 測 定 を 実 施 し 、 監 視 を 行 っ て い ま す 。 平 成 18年 度 は 、 6 事 業 所 全 て に お
いて、協定基準値を満たしています。
・
保健所との情報交換等連携を強化し、市内の工場で使用されている化学物質の使用実態
の把握に努めています。
〇環境ホルモン対策
市 で は 、シ ッ ク ス ク ー ル 対 策 と し て 、文 部 科 学 省 の「 学 校 環 境 衛 生 の 基 準 」に 従 い 、市 内
の 小 中 学 校 及 び 幼 稚 園 35施 設 並 び に 保 育 園 3 施 設 に つ い て 、空 気 中 化 学 物 質( ホ ル ム ア ル デ
ヒ ド 等 ) の 測 定 を 平 成 15年 度 よ り 継 続 し て 実 施 し て い ま す 。
平 成 18年 度 の 検 査 ( 8 月 ) で は 、 8 施 設 ( 小 学 校 6 校 、 中 学 校 2 校 ) で 基 準 値 を 超 過 し
ましたが、再検査(9月上旬)では基準値を超えた施設はありませんでした。ホルムアル
デ ヒ ド の 室 内 濃 度 は 、 室 温 が 1 ℃ 上 昇 す る と 1.12~ 1.13倍 に な る と さ れ て お り 、 特 に 夏 季
の注意が必要とされています。
市では、検査結果について各学校に通知するとともに、十分な換気を行うよう呼びかけ
る ほ か 、 必 要 に 応 じ て 換 気 扇 を 設 置 す る な ど の 対 策 を 講 じ て い ま す 。 平 成 18年 度 は 、 前 年
度 の 検 査 結 果 を 踏 ま え 、 5 校 46教 室 に 換 気 扇 を 設 置 し て い ま す 。
〇住宅建築時の化学物質対策
・
市 営 細 越 住 宅 2 期 棟 ( 中 層 耐 火 構 造 5 階 建 35戸 ) に お い て 、 竣 工 後 ホ ル ム ア ル デ ヒ ド 等
の化学物質(5項目)について測定を行いましたが、いずれの項目も基準値未満でした。
・
新 築 す る い わ さ き 小 学 校 ( 木 造 2 階 建 一 部 RC造 一 部 2 階 建 ) に お い て 、 設 計 時 に 使 用 部
材の規制を盛り込み、シックハウス等の未然防止に努めています。
- 50 -
第3章
北上市環境基本計画の進捗状況
〇農薬・化学肥料の適正使用
水稲防除において、農薬散布高度の高い有人ヘリ防除から散布高度の低い無人ヘリへの
移行により、散布時の拡散によるロスの減少に努めています。無人ヘリの台数が少ない、
購入費が高額などの課題もありますが、農薬などの適正、適量使用のため、引続き推進し
て い き ま す 。 な お 、 平 成 18年 度 の 散 布 面 積 は 2,077.6haで し た 。
( 関 連 ☞ P 47 農 薬 ・ 化 学 肥 料 の 適 正 使 用 を 参 照 し て 下 さ い )
( 関 連 ☞ P 65 環 境 保 全 型 農 業 の 普 及 を 参 照 し て 下 さ い )
■監視体制の充実
〇監視及び管理体制の強化
・
清掃事業所の排出ガス、土壌及び一般廃棄物埋立地の地下水等のダイオキシン類濃度に
ついて水質測定を行った結果、すべての測定地点において環境基準を下回っています。
( 測 定 結 果 は P 22を 参 照 し て 下 さ い )
〇法令などによる規制・指導の徹底
( 詳 細 ☞ P 50 化 学 物 質 等 の 安 全 管 理 に 対 す る 指 導 の 徹 底 を 参 照 し て 下 さ い )
■化学物質の情報収集と提供
〇 情 報 の 収 集 ・ 提 供 / PRTR制 度 の 促 進
市では、国や県による調査の結果や化学物質の規制動向、新規化学物質の最新情報を収
集するとともに、北上市環境展の開催等を通じて、正しい情報提供に努めています。
ま た 、PRTR制 度 に つ い て は 、パ ン フ レ ッ ト の 配 布 等 を 通 じ 、制 度 の 周 知 を 図 っ て い ま す 。
ワンポイント解説
1
シックハウス症候群
石 油 化 学 製 品 に よ る 建 材 や 塗 料 、接 着 剤 が 多 用 さ れ た う え 、住 宅 の 気 密 性 が 高 ま り 、そ こ か ら 発 生 す る ホ ル ム
ア ル デ ヒ ド な ど の 揮 発 性 有 機 化 合 物 を 吸 い 込 ん で 発 症 す る 病 気 の 総 称 で す 。の ど の 痛 み 、頭 痛 、目 ま い 、吐 き 気
などの症状を起こし、ひどい場合は呼吸困難に陥るケースもあります。
2
内分泌かく乱物質(環境ホルモン)
生 物 の 体 内 に 入 る と ホ ル モ ン に 似 た 働 き を し 、ホ ル モ ン 作 用 を か く 乱 す る こ と に よ り 、生 殖 機 能 を 阻 害 す る な
どの悪影響を及ぼしている化学物質の総称です。
3
PRTR( 環 境 汚 染 物 質 排 出 ・ 移 動 登 録 ) 制 度
事 業 者 自 ら が 、対 象 と な る 化 学 物 質 ご と に 工 場・事 業 場 か ら の 環 境 へ の 排 出 量 や 、廃 棄 物 と し て の 移 動 量 を 把
握して、その結果を行政に報告し、行政がそれらを何らかの形で公表するシステムです。
- 51 -