2016年3月14日~2016年3月20日

【広東省・広州市・深圳市週報】
3月14日~3月20日
Ⅰ.広東省
1.朱小丹・省長が人民網のインタビューに回答
●13日,朱小丹・省長が人民網のインタビューを受け,広東省の創新駆動に基づく発展戦略の実施状況と今後
の展開について紹介。今後も創新駆動発展をてこに供給構造改革を進めると強調(3月14日付『南方日報』
)
。
8.胡春華・省党書記,朱小丹・省長等が広東省全人代報道チームを慰問
●14日,胡春華・省党書記,朱小丹・省長,黄龍雲・省人代常務委員会主任,王栄・省政協主席が広東省の3
0社390数名からなる全人代報道チームを慰問し,連日の報道業務に「点賛(いいね!)
」を押して感謝の意を
伝えた。併せて,習近平・総書記のニュース・世論工作に関する重要講話の精神をしっかりと学び,職務や使命
を着実に遂行するよう強調(3月15日付『南方日報』
)
。
3.国家発展改革委員会が送配電価格改革のモデル地域を拡大
●14日,国家発展改革委員会が送配電価格改革のモデル地域を広東省等12の省レベル送電網に拡大。201
4年の深圳市,2015年の内モンゴル西部,安徽省,湖北省,寧夏回族自治区,雲南省,貴州省に加えて計1
9の地域で電力卸価格と電力小売価格の自由化を推進(3月15日付『南方日報』
)
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4.国務院が「珠江デルタ広域協力に関する指導意見」を発表
●先頃,国務院が「珠江デルタ広域協力に関する指導意見」を発表。
(1)香港やマカオに特有の条件を生かした
「一帯一路」の共同建設を推進し,
(2)エコ文明建設の先行地域となるよう指示(3月16日付『南方日報』
)
。
※珠江デルタ広域(9+2)区域:福建省,江西省,湖南省,広東省,広西チワン族自治区,海南省,四川省,
貴州省,雲南省と香港,マカオ。この区域で中国の全面積の5分の1,全人口の3分の1,全経済力の3分の1
以上を占める。
5.胡春華・省党書記が王玉普・中国石油化工集団公司董事長と会談
●16日,胡春華・省党書記が王玉普・中国石油化工集団公司董事長と会談し,重要な合同プロジェクト,工場
移転,販売ネットワークの構築等,実際的な面での協力を強めていくことで合意(3月17日付『南方日報』
)
。
6.全人代広東省代表団が帰郷
●16日午後,朱小丹・省長等,全人代広東省代表団が広州に戻った。鐘南山・中国工程院院士は本年の全人代
は内容が非常に実際的で「地に足が付いていた」と述べ,倪恵英・中国文学芸術界連合会副主席は「広東精神」
(広東人の果敢にイノベーションを行い実践する精神)が李克強・総理から高い評価を受けたと述べた(3月1
7日付『南方日報』
)
。
7.広東電網が農村の送電網建設に約400億元投資
●2018年の小康社会実現の一助として,広東電網公司が「十三・五計画」期間中に約400億元を注ぎ込み,
農村の全面的な送電網建設に着手することが17日の取材で明らかになった。計画では2017年末までに約7
8億元を投資し,21の重点地域(県)全体に電気を通す。2020年までに農村全体の送電網を現代的な設備
に切り替える(3月19日付『南方日報』
)
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8.省党常務委員会議の開催
●17日午後,胡春華・省党書記主宰の上記会議が開催され,全国両会及び2016年第1回中央巡視業務動員
大会の精神を伝達(3月18日付『南方日報』
)
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9.省政府常務会議の開催
●17日午前,朱小丹・省長主宰の上記会議が開催され,全国都市民族工作会議の精神を伝達し,雷洲半島の発
展及び建設計画について検討(3月18日付『南方日報』
)
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10.広東省全国両会精神伝達大会を開催
●18日午前,胡春華・省党書記主宰の上記大会が開催され,習近平・総書記の重要講話の精神,特に政治意識,
大局意識,核心意識,横並び意識をさらに強化し,中央の本年及び「十三・五計画」業務に対する要求をしっか
りと実施した上で,広東省の経済・社会発展を推進するよう伝達(3月19日付『南方日報』
)
。
11.胡春華・省党書記,朱小丹・省長がそれぞれマレーシア・マラッカ州知事一行と会談
●18日午後,胡春華・省党書記がマレーシア・マラッカ州知事一行と会談し,
「一帯一路」及び経済構造の転換・
産業の高度化を契機として,双方の投資・貿易拡大,コネクティビティ(インフラ連結)の推進,観光・交流促
進等の分野における実際的な協力をさらに強化していきたいと伝えた。何忠友・副省長も同席(3月19日付『南
方日報』
)
。
●18日午後,朱小丹・省長がマレーシア・マラッカ州知事一行と会談し,広東省はマラッカ州の皇京港(メラ
カ・ゲートウェイ)及び臨海工業パーク建設を非常に重視しており,このプロジェクトを「一帯一路」建設の重
要プロジェクトにしていくよう努力すると伝えた(3月19日付『南方日報』
)
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12.第12期省人代常務委員会第74回主任会議の開催
●18日午後,黄龍雲・省人代常務委員会主任主宰の上記会議が開催され,胡春華・省党書記が広東省全国両会
精神伝達大会で述べた重要講話の精神に学び,全面的な小康社会実現の決戦段階に突入する本年,党中央になら
って国家戦略の位置づけ及び目標を正確に把握しながら省人代業務を遂行していくよう伝えた。本年5月に省立
法研究所を開設予定(3月19日付『南方日報』
)
。
13.珠海市にマラッカ文化・経済貿易センターが開設
●19日,珠海市でマラッカ文化・経済貿易センターが開設され,朱小丹・省長がオープニング・セレモニーに
出席。広東省とマラッカ州が共同で21世紀海のシルクロードを建設していく足がかりに。李嘉・珠海市党書記,
マラッカ州知事,在中国マレーシア大使等も同席(3月20日付『南方日報』
)
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Ⅱ.広州市
1.任学鋒・市党書記が張琦・三亜市党書記一行と会談
●13日,任学鋒・市党書記が広州市で張琦・三亜市党書記率いる視察団と会談し,観光業の発展,都市建設,
環境保護等の面で相互に協力し,
海のシルクロード建設及び珠江デルタ広域協力に貢献していきたいと伝えた
(3
月14日付『広州日報』
)
。
2.市政法業務会議の開催
●14日,温国輝・市長主宰の上記会議が開催され,陳如桂・市党副書記が2015年の政法業務を総括し,2
016年の業務について手配。任書記は全力でリスク管理を行いながら公共サービスを発展させ,難題に立ち向
かって不足分野を充足させていくよう強調(3月15日付『広州日報』
)
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3.広州警備区党委員会全体(拡大)会議の開催
●15日,王成・市党常務委員主宰の上記会議が開催され,任学鋒・市党書記が出席。任書記は広州市「十三・
五計画」が始動する本年は小康社会実現の決戦段階でもあるので,習近平・総書記の重要講話の精神をしっかり
学び,政治意識,大局意識,核心意識,横並び意識を強化し,軍隊においても改革を深化させ新たな指導管理体
制を実行していくよう強調(3月9日付『広州日報』
)
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4.陳建華・市人代常務委員会主任が全人代広東省代表団分科会に出席
●15日,陳建華・市人代常務委員会主任が上記分科会に出席し,梅州-湛江高速鉄道の建設を広東省「十三・
五計画」に盛り込むよう再度提案(3月16日付『広州日報』
)
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5.任学鋒・市党書記が広州知的財産権裁判所,広州鉄道・運輸中級裁判所を視察
●16日,任学鋒・市党書記が広州知的財産権裁判所,広州鉄道・運輸中級裁判所を視察し,広州市が三大戦略
的ターミナルを建設するにあたり,司法面から保障するよう求めた(3月17日付『広州日報』
)
。
6.任学鋒・市党書記が広州鉄道(集団)公司を視察
●16日,任学鋒・市党書記が広州鉄道(集団)公司を視察し,座談会を開催。市の鉄道建設計画や進捗状況に
ついて聴取し,高水準の鉄道及び乗換駅を建設していくよう指示(3月17日付『広州日報』
)
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7.温国輝・市長が広州市の農民工代表と座談会を開催
●16日午後,温国輝・市長が「全国優秀農民工」に選ばれた農民工代表,先進的な全国農民工団体と座談会を
開催し,広州市と農民工がより一層融合していけるよう戸籍問題や子女の教育問題に対処していきたいと伝えた
(3月17日付『広州日報』
)
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8.温国輝・市長が広州市交通委員会を視察
●16日,温国輝・市長が上記委員会を視察し,座談会を開催。安全に配慮し責任の所在を明確にしながら,し
っかりと建設に取り組むよう強調(3月17日付『広州日報』
)
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9.温国輝・市長がシンガポール国際企業発展局副局長,テマセク・ホールディング中国地区総裁と会談
●16日午後,温国輝・市長がシンガポールの上記副局長及び上記中国地区総裁とそれぞれ会談し,貿易・投資
面で協力を強化したいと伝えた(3月17日付『広州日報』
)
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10.市党常務委員会議の開催
●17日,任学鋒・市党書記主宰の上記会議が開催され,全国両会及び全国党校工作会議で述べられた習近平・
総書記の重要講話の精神を伝達(3月18日付『広州日報』
)
。
11.改革を全面的に深化させるための指導グループ拡大会議の開催
●17日,任学鋒・市党書記主宰の上記会議が開催され,温国輝・市長が本年の重点業務について手配(3月1
8日付『広州日報』
)
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12.広州市政府が南方航空集団と座談会を開催
●17日,上記座談会が開催され,任学鋒・市党書記,温国輝・市長が出席。双方が力を合わせて広州国際航空
ターミナル(国際航空路の連結拠点)を建設していくことを確認(3月18日付『広州日報』
)
。
13.温国輝・市長が海珠区,白雲区,荔湾区を視察
●15日終日及び17日午後,温国輝・市長が海珠区,白雲区,荔湾区をそれぞれ視察し,各区政府から業務状
況について聴取。海珠区の琶洲ITイノベーション集積地建設,白雲区の民間科学技術パーク及び白雲空港経済
区建設,荔湾区の文化クリエイティブ産業及び科学技術サービス業集積地建設等,各区において新たなビジネス・
モデルの構築を急ぐよう伝えた(3月18日付『広州日報』
)
。
14.広州市全国両会精神伝達大会を開催
●18日午前,温国輝・市長主宰の上記大会が開催され,任学鋒・市党書記,陳建華・市人代常務委員会主任,
蘇志桂・市政協主席が出席。任書記は今回の全国両会は全面的な小康社会実現の決戦段階に突入する初年度の重
要な会議であり,習近平・総書記の一連の重要講話の精神,特に5つの発展理念を全面的かつ着実に実施し,創
新駆動に基づく発展,経済制度改革,公有制経済からの脱却,優秀な人材の確保,社会保障,環境保護,法治体
制の構築等,新たな要求に応えていくと同時に,政治意識,大局意識,核心意識,横並び意識をさらに強化し,
中央及び省の各業務・任務にしっかりと取り組むよう指示(3月19日付『広州日報』
)
。
15.市政府常務会議の開催
●18日午後,温国輝・市長主宰の上記会議が開催され,供給構造改革,麻薬取締り業務,地下共同溝及び配電
網の建設について審議し採択(3月19日付『広州日報』
)
。
16.市人代常務委員会主任会議の開催
●18日,陳建華・市人代常務委員会主任主宰の上記会議が開催され,全国両会の精神に学び,特に広州市は国
家の中心的な都市として,民主的な法治に基づく保障制度の構築を推進していくよう強調(3月20日付『広州
日報』
)
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Ⅲ.深圳市
1.許勤・市長が全人代広東省代表団分科会に出席
●14日午前,全人代広東省代表団分科会で最高裁判所及び全国検察院の業務報告について審議。許勤・市長が
出席し,深圳市の法治制度に関し3つの提案。
(1)自貿区及び「一帯一路」建設の進展に伴い,国際貿易,知的
財産権,金融等の分野において国際法が適用される案件が増加傾向にあるため,沿線諸国家の法律,国際条約の
適用や慣例等に関する系統的な研究を強化し,中国企業の「海外進出(走出去)
」にかかる利益を合法的に守る必
要がある。
(2)広東省-香港-マカオ大港湾区建設,珠江デルタ域内協力等を推進するための司法面からの保障・
サービスの強化。
(3)IT,バイオ応用科学・医学,共有型経済(シェアリング・エコノミー)等の新たな経済
活動に対する司法面からの保障(3月15日付『深圳特区報』
)
。
2.市統一戦線部が座談会を開催
●16日,市統一戦線部が座談会を開催し,林潔・市統一戦線部長が出席。習近平・総書記が全国政協の民主建
国会,中華全国工商連合会の委員合同分科会で述べた重要講話の精神を貫徹し,深圳市が非公有経済業務におい
て新たな展開を推進していくよう伝えた(3月17日付『深圳特区報』
)
。
3.馬興瑞・市党書記,許勤・市長が高紅衛・中国航空宇宙科学工業集団公司董事長一行と会談
●17日午前,馬興瑞・市党書記,許勤・市長が高紅衛・中国航空宇宙科学工業集団公司董事長一行と会談。航
空宇宙産業は深圳市が将来的に発展させていく重点産業であり,同社のような大企業と同市の科学技術・技術革
新の資源を結合させていきたいと伝えた(3月18日付『深圳特区報』
)
。
4.空間を広げ,発展を保障するための10大特別プロジェクト動員大会の開催
●17日,上記動員大会が開催され,馬興瑞・市党書記,許勤・市長が出席。深圳市ではアクション・プランに
基づき,違法建築の整理,区画整備,重要産業プロジェクトのための土地確保,市政府所有地の清算,建設用地
の見直し返却等,10の特別プロジェクトを今後5年間にわたり集中的に展開予定。馬書記は深圳市の最大のネ
ックは土地が狭いことであり,用地の効率的な利用が重要であり,これが供給構造改革につながると強調(3月
18日付『深圳特区報』
)
。
5.市政府常務会議の開催
●17日午後,許勤・市長主宰の上記会議が開催され,企業の競争力向上に対するサポート,科学技術のイノベ
ーション促進,優秀な人材の育成について審議(3月18日付『深圳特区報』
)
。
6.市党常務委員会議の開催
●18日,馬興瑞・市党書記主宰の上記会議が開催され,2016年度の立法計画に関する問題点,2016年
度市政協業務計画等について審議し採択(3月19日付『深圳特区報』
)
。
7.深圳市全国両会精神伝達会議を開催
●18日午前,許勤・市長主宰の上記会議が開催され,馬興瑞・市党書記が全国両会の精神及び省各部門の要求
を貫徹し,思想と行動に関し中央及び省と足並みをそろえながら各業務にあたり,
「四つの全面」において新たな
業績を上げるよう強調(3月19日付『深圳特区報』
)
。
8.馬興瑞・市党書記,許勤・市長が植樹活動
●19日午前,深圳市坪山新区で約1,000人による植樹活動が行われ,馬興瑞・市党書記,許勤・市長が参加。
馬書記が深圳市は習近平・総書記の重要講話の精神を貫徹すべく,
「五大発展理念」を実践しなければならず,緑
化環境保全にとって重要な意義があると強調。4.5万㎡の敷地に計32種類3,700本を植樹(3月20日付
『深圳特区報』
)
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9.馬興瑞・市党書記,許勤・市長が国際家具展,ファッション・ショーを参観
●19日午前,馬興瑞・市党書記,許勤・市長が国際家具展,ファッション・ショーを参観し,デザイナーたち
と交流(3月20日付『深圳特区報』
)
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10.南方科学技術大学第1期理事会第7回会議の開催
●19日午後,許勤・市長主宰の上記会議が開催され,副総長の招聘,大学建設に関する2015年の進捗状況,
2016年の業務計画等について審議し採択。許市長は中央及び省の指示をしっかり実施し,一流の理工大学建
設を急ぐよう強調(3月20日付『深圳特区報』
)
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