犯罪事件発生状況（２０１６年１２月期）在マダガスカル日本大使館【マダガスカル全土における犯罪事件発生状況】※公開情報２０１６年１２月の発生件数２０１６年１１月の発生件数武装強盗６０件７５件減少殺人事件４２件５１件減少誘拐事件３件１０件減少前年同月比【マダガスカル全土における犯罪事件発生件数推移（2016 年）】※公開情報 2016 １月２月３月４月５月６月７月８月９月 10 月 11 月 12 月武装強盗 73 67 66 67 61 58 75 68 74 63 60 60 殺人事件 48 51 30 43 28 65 40 39 15 56 32 42 誘拐事件 10 10 4 19 4 6 5 9 13 6 6 3 傷害事件 18 48 27 40 35 126 35 31 46 28 40 19 140 126 120 100 80 60 73 48 67 5148 40 20 0 67 66 18 10 10 75 61 4340 3027 4 19 40 39 35 31 35 28 4 74 68 65 58 6 5 9 Armed attacks 64 60 5656 46 60 Murders 40 42 32 15 13 19 6 6 3 Kidnapping (hostage) Injured (victims) 【アンタナナリボ市内周辺地域で発生した事件】※公開情報 (１) １日、イスチ地区（Isotry ：首都中心部より３ｋｍ西）にて、武装強盗団がパキスタン人の住居を襲撃、住人に殺虫剤の液体を注射し、金品を強奪して逃走した。被害者は病院に搬送された。 (２) １日早朝、アンクルジャノ地区（Ankorondrano：当館より約５ｋｍ南西、館員を含む在留邦人がよく利用するショッピングセンターが所在）にて、１２歳の少女が、同じ年齢の２人の少女から激しい暴行を受けて重傷を負い、病院に搬送されたが死亡が確認された。 (３) ２日午後２時頃、アンタニメナ地区（Antanimena:首都中心部より約３ｋｍ西）にて、４人の武装強盗団がインド人ビジネスマンを襲撃したが、駆けつけた警察官が犯人のうち１人を射殺、１人を逮捕し、残りは逃走した。 (４) ９日午前５時頃、アンドタペナカ地区（Andohatapenaka：首都中心部より６ｋｍ西・マルシェディーグ近く）にて、刃物を持った強盗団が２人の通行人男性を襲撃、被害者の１人を刺殺し、もう１人に重傷を負わせて逃走した。 (５) １２日深夜、アンパシカ地区（Ampasika：首都中心部より８ｋｍ西）で、路上の外灯に設置してあったソーラーパネルを盗もうとした容疑で２３歳の男が警察に逮捕された。 (６) １３日、イスチ地区（Isotry ：首都中心部より３ｋｍ西）にて、過去の強盗事件の容疑者として、７人の強盗が警察官に逮捕された。 (７) １４日午後、タラタマティ地区（Talatamaty：首都中心部より６㎞西）の宝石店にて、３人の女が客を装って店内に入り店舗を襲撃、店主を武器で脅し、宝石類を強奪して逃走した。 (８) １５日午後９時頃、アナラケリー地区（Analakely：邦人旅行者が観光目的でよく訪問するマーケットが所在）にて、複数の強盗が宿泊先ホテルから出てきた５９歳のドイツ人男性を襲撃、激しく暴行し重傷を負わせたほか、パソコン、携帯電話、現金６０万アリアリを強奪して逃走した。被害者は意識不明の重体。 (９) ２１日午後８時頃、ツァラララーナ地区（Tsaralalana：首都中心部より２ｋｍ西）にて、会社を経営する男性が誘拐されたと被害者の家族から警察に通報があったが、被害者の安否、犯行の手口、身代金要求などは明らかになっていない。 (１０) ２２日、フェイスブックで知り合ったマダガスカル人女性に会うため、レユニオンからアンタナナリボを訪れた３０歳のフランス人男性が、大金を持ったまま行方不明になる事件が発生、男性の安否はわかっていない。 (１１) ２２日夜、マハマシナ地区（Mahamasina：首都中心部より４ｋｍ西）にて、３人の武装強盗団が民家を襲撃、金品を強奪して逃走した。 (１２) ２４日、スワソンセットヘクタール地区（６７ha：首都中心部より４ｋｍ西）にて、銃を持った強盗が民家からバイクを盗もうとしたが、住民によって拘束、暴行され警察に逮捕された。 (１３) ２７日午前１１時頃、アンタニナレニナ地区（Antaninarenina：首都中心部より約３ｋｍ西）にて、バイクに乗った武装強盗団が現金を輸送していた車両を襲撃、多額の現金が入った２つのかばんを強奪して逃走した。 (１４) ２７日早朝、アンカツ地区（Ankatso:首都中心部より約８ｋｍ東）にて、２日前から行方不明になっていた２人の２０代女性が遺体で発見された。首には絞められた跡が残っていた。 (１５) ３０日午前１時頃、スワソンセットヘクタール地区（６７ha：首都中心部より４ｋｍ西）にて、マスクをした２人の武装強盗が民家を襲撃、被害者を銃で脅し、現金２５０万アリアリを強奪して逃走した。 (１６) ３１日午後９時頃、アンバニディア地区（Ambanidia(首都中心部より約３ｋｍ東）にて、３人の武装強盗が路上で２２歳の男性を襲撃、被害者を殺害して逃走した。【マダガスカル全土で発生した事件】※公開情報 (１) １日、チュレアール(Tuléar：首都より８００ｋｍ南)のベチナカ（Betsinjaka）にて、町長が鈍器で頭部を殴打され重傷を負う事件が発生、アンタナナリボの病院に搬送された。後の捜査で、容疑者として３０人が逮捕された。 (２) ２日、フィナランッオ(Fianarantsoa：首都より５００ｋｍ南)のイサンドラ（Isandra）近郊にて、銃器で武装した２０人のダハロが農家を襲撃、住人を射殺して逃走した。 (３) ４日午前９時頃、マジュンガ(Mahajanga：首都より５５０ｋｍ西)のアンボロビ（Amborovy）近郊のビーチにて、強盗がビーチを散歩していた外国人を襲撃、現金１５万アリアリ、カメラ、パスポート等を盗んで逃走した。 (４) ４日、ディエゴスアレス（Diego Suarez：首都より８００ｋｍ北）のアンダパ（Andapa）にて、精神異常者が２人の子供を暴行して殺害した容疑で逮捕された。 (５) ４日夜、チュレアール(Tuléar：首都より８００ｋｍ南)の近郊にて、ダハロ掃討作戦を実施していた陸軍部隊とダハロが交戦、１２人のダハロを射殺し、３７人が逮捕された。 (６) ５日、トアマシナ(Toamasina：首都より３５０ｋｍ東)のトアマシナ港にて、海外から輸入し港内に保管していた車両から付属品を盗んだ容疑で、港内の警備を担当していた９人の警備員が逮捕された。犯行の様子は監視カメラに記録されていた。 (７) ５日午前１時頃、ディエゴスアレス（Diego Suarez：首都より８００ｋｍ北）のアンバンジャ（Ambanja）にて、４人の武装強盗団が中国人ビジネスマンを襲撃、多額の現金、拳銃、ショットガン等を強奪して逃走した。 (８) ６日、トアマシナ(Toamasina：首都より３５０ｋｍ東)の国道５号線の路上で、通過する車両に投石した容疑で３人の男が逮捕された。 (９) ６日深夜、チルヌマンディティ（Tsiroanomandidy：首都より２５０ｋｍ西）近郊にて、２０人以上の武装したダハロが村を襲撃、複数の村人を射殺したうえ、１００頭以上の牛を強奪して逃走した。 (１０) ９日午前３時頃、フィナランッオ(Fianarantsoa：首都より５００ｋｍ南)のアンボシチャ（Ambositra）にて、４人の武装強盗団が中央病院を襲撃、院内に駐車してあったバイクを強奪して逃走した。病院内に配置されていた警備員達は強盗団の侵入を防ぐことができなかった。 (１１) ９日夜、チュレアール(Tuléar：首都より８００ｋｍ南)のアンカゾアボ・アチモ（Ankazoabo Atsimo）近郊にて、８人のダハロが村を襲撃、２５頭の牛を強奪して逃走した。 (１２) １０日午後１０時頃、トアマシナ(Toamasina：首都より３５０ｋｍ東)のアンバトンドラザカ（Ambatondrazaka）近郊にて、武装強盗団が外国人の住居を襲撃、１千万アリアリを強奪して逃走したが、後にリーダーの男が逮捕された。 (１３) １１日、チュレアール(Tuléar：首都より８００ｋｍ南)のマハボ（Mahabo）近郊にて、ダハロが村を襲撃し２００頭の牛を強奪して逃走した。 (１４) １１日夜、ディエゴスアレス（Diego Suarez：首都より８００ｋｍ北）のアンバンジャ（Ambanja）にて、カラシニコフで武装した５人の武装強盗団が店舗を襲撃、多額の現金、宝石等を強奪して逃走した。 (１５) １２日午後１０時頃、フィナランッオ(Fianarantsoa：首都より５００ｋｍ南) のアンバトフィナンドラハナ（Ambatofinandrahana）にて、４０人近いダハロが村を襲撃、村人２人を射殺し、多数の牛を強奪して逃走した。 (１６) １４日午後、チルヌマンディティ（Tsiroanomandidy：首都より２５０ｋｍ西）近郊にて、多数のダハロが村を襲撃、村人や憲兵隊員との銃撃戦が発生したが、１７０頭の牛を強奪して逃走した。 (１７) １４日、トアマシナ(Toamasina：首都より３５０ｋｍ東)のマハノロ（Mahanoro）近郊の民家にて、２８歳の母親及び１０歳から１歳までの５人の娘達が殺害された状態で発見された。後の捜査で４人の容疑者が憲兵隊に逮捕された。 (１８) １４日夜、フィナランッオ(Fianarantsoa：首都より５００ｋｍ南)のイサンドラ（Isandra）付近の路上で、１０人の武装強盗団が牛の取引業者が乗った車両を襲撃、被害者のボーディガードを射殺し、多額の現金を強奪して逃走した。 (１９) １５日深夜２時頃、国道２号線のアンボディラノ（Ambodirano）付近にて、６人の武装強盗団がセミトレーラーを襲撃、現金９百万アリアリ、貨物等を強奪して逃走した。 (２０) １５日、チュレアール(Tuléar：首都より８００ｋｍ南)のマンジャ（Manja）近郊にて、４０人の重武装のダハロが村を襲撃、憲兵隊との銃撃戦が発生し、１０人のダハロが射殺されたが、２００頭の牛を強奪して逃走した。 (２１) １６日夜、フィナランッオ(Fianarantsoa：首都より５００ｋｍ南)のイアコラ（Iakora）近郊にて、多数のダハロが村を襲撃、２００頭の牛を強奪して逃走を試みたが、追跡した軍用ヘリコプターからの激しい銃撃を受け、３０人のダハロが射殺された。 (２２) １６日深夜、トアマシナ(Toamasina：首都より３５０ｋｍ東)の East Fenerive にて、７人の武装強盗団がビジネスマン宅を襲撃、現金２千万アリアリ、金品を強奪して逃走した。 (２３) １９日、チュレアール(Tuléar：首都より８００ｋｍ南)にて、「bandes de 8」という名の有名なギャングメンバーのうち、５人が警察によって逮捕されたが、リーダーの男は逃走した。 (２４) １９日午後７時頃、トアマシナ(Toamasina：首都より３５０ｋｍ東)にて、スクーターに乗った強盗が建設資材を購入していた男性を襲撃、現金５百万アリアリを強奪して逃走した。 (２５) ２０日夜、フィナランッオ(Fianarantsoa：首都より５００ｋｍ南)のボンジョロゾ（Vondrozo）近郊にて、２００人の重武装のダハロと陸軍部隊が交戦、４人のダハロが射殺された。射殺されたダハロのうち１人は公立学校の先生であったことが判明した。 (２６) ２３日夜、ノシベ（Nosy Be：首都より６５０ｋｍ北）にて、武装強盗団が会社を経営する６１歳のフランス人の住居を襲撃、被害者を銃で脅し、現金５百万アリアリを強奪して逃走した。 (２７) ２５日午後８時頃、ムルンダバ（Morondava：首都より４００ｋｍ西）にて、７人の武装強盗団が店舗を襲撃したが、駆けつけた憲兵隊と銃撃戦となり、犯人のうち３人が射殺され、残りは逃走した。 (２８) ２５日午後８時頃、チュレアール(Tuléar：首都中心部より８００ｋｍ南)のマハボ（Mahabo）近郊にて、２０人のダハロが農家を襲撃、１６歳の少女を射殺し、２７頭の牛と金品を強奪して逃走した。 (２９) ２５日早朝、フィナランッオ(Fianarantsoa：首都より５００ｋｍ南)のイサンドラ（Isandra）にて、７０人のダハロが村を襲撃、村人と銃撃戦となり３人のダハロが射殺されたが、４０頭の牛を強奪して逃走した。 (３０) ２８日午前１１時頃、トアマシナ(Toamasina：首都より３５０ｋｍ東)のアンバトンドラザカ（Ambatondrazaka）近郊にて、武装強盗団が複数の住居を次々と襲撃、住人を射殺し、多額の現金を強奪して逃走した。 (３１) ２８日、チルヌマンディティ（Tsiroanomandidy：首都より２５０ｋｍ西）近郊にて、武器を密造し販売していた容疑で男が憲兵隊に逮捕された。男の自宅からは、複数の手製銃器や弾薬が押収された。 (３２) ３１日夜、ムルンダバ（Morondava：首都より４００ｋｍ西）にて、複数のダハロが農家を襲撃、住人を射殺し、６頭の牛を強奪して逃走した。