大型小売店の最新出店動向

東洋経済新報社のご紹介
第1部


大型小売店の最新出店動向


~過去10年の新規出店届出の分析~
~驚異のビジネスモデルの分析~
【設立】1895(明治28)年
【本社】東京都中央区日本橋本石町1-2-1
【事業】雑誌・書籍等の発行・販売、データベース事業、セミナー事業
【特色】経済出版界の老舗。コンテンツプロバイダとして「週刊東洋経
済」「会社四季報」などの雑誌,書籍,企業情報DBを中心に
事業展開。企業情報ビジネスの基盤整備・拡充に注力。
東洋経済新報社 データ事業局 『大型小売店総覧』 編集部
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
1
2
小売業界を取り巻く経済環境
本日のトピック
①小売業界を取り巻く状況

①小売業界を取り巻く経済環境・・・・・・4P
②『大型小売店総覧』について・・・・・・10P
③新規出店届出の最新動向・・・・・・・・16P
④驚異のビジネスモデル・・・・・・・・・・・28P




商業販売額は年々大幅減:図1
小売業販売額はほとんど増えず:図2
消費税で明暗、百貨店とスーパー:図3
台頭するコンビニエンスストア:図4
今時成長している小売業態は?
~コスモス薬品の出店戦略~
<データの注釈>
1)大型小売店:従業員50人以上の小売事業者のうち、百貨店・スーパーを集計したもの。
2)百貨店とは売場面積3000㎡以上(特別区・政令都市)、そのた1500㎡以上の事業所。
3)スーパーとは売場面積50%以上についてセルフサービス方式を採用している事業所で、売場面積1500㎡以上。
4)家電量販店の市場規模は主要10社合計、通販・テレビ通販は2007年年度・2010年度の数字。
(出所)商業動態統計調査(経済産業省)、暦年ベース/『業界地図』2008・2013(東洋経済新報社)
⑤最後に、ビジネス環境の激変・・・・・・41P
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
3
4
小売業界を取り巻く経済環境
<図1>
小売業界を取り巻く経済環境
<図2>
消費税導入
金額(10億円)
■商業販売額の推移
前年比%
アベノミクス
に期待?
小泉構造
改革
消費税増税
800,000
■小売業販売額の推移
消費税導入
金額(10億円)
前年比%
小泉構造
改革
200,000
10
消費税増税
東日本大
震災
0
プラザ合
意合、円
高不況
600,000
東日本大
震災
80
85
90
95
商業販売額
00
05
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
平均年+4.6%(80~90年)
50,000
?%
平均年0.0%(91~12年)
(40)
(50)
リフレ
10
(30)
(40)
15
(60)
0
年
前年比%
(20)
(30)
?%
平均年▲1.6%(91~12年)
デフレによる名目売上金額の減少
0
(10)
リーマン
ショック
100,000
消費税
増税
平均年+4.4%(80~90年)
プラザ合
意合、円
高不況
(20)
400,000
200,000
0
150,000
(10)
リーマン
ショック
10
(出所)商業動態統計調査(経済産業省)
80
85
90
95
小売業販売額
5
00
05
10
(50)
年
前年比%
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
6
小売業界を取り巻く経済環境
<図3>
■スーパー、CVS業態の販売額推移
■大型店:百貨店、スーパーの販売額推移
金額(10億円)
金額(10億円)
15,000
消費税引き
上げ
15,000
小売業界を取り巻く経済環境
<図4>
98年以降、明暗が
はっきり分かれた
12,000
12,000
SM:平均年+0.2%(98年~)
SM:平均年+0.2%(98年~)
9,000
9,000
6,000
6,000
百貨店:平均年▲3.3%(98年~)
3,000
3,000
0
年
0
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
百貨店
スーパー
すでに百貨店を追い
越、スーパーに迫る
CVS:平均年+3.3%(98年~)
リーマンショッ
ク後、百貨店
はさらに減収
スーパー
(出所)商業動態統計調査(経済産業省)
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コンビニ
年
(出所)商業動態統計調査(経済産業省)
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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小売業界を取り巻く経済環境
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『大型店総覧』について
■今時成長している小売業態
市場規模(億円)
業態
2008年
百貨店
73,813
SC
総合スーパー
ファニュチャー
市場傾向
有力企業
61,525
15年連続で市場が縮小
三越伊勢丹HD、Jフロントリテイリング、高島屋、H2Oリテイリング
②『大型小売店総覧』について
2011年
-
274,398
2009年底打ち回復基調
イオンモール、三井不動産、三菱地所系

131,703
127,024
コンビニに客を奪われ停滞
イオン、イトーヨーカ堂

-
28,550
住宅市場低迷で縮小
ニトリ、大塚家具、東京インテリア、東急ハンズ
HC
39,091
39,220
05年度をピークに減少傾向
DCMホールディングス、カインズ、
ドラッグストア
50,236
58,026
ここ6年成長中
マツモトキヨシ、サンドラッグ、スギHD

アパレル
-
107,910
低価格化で縮小止まらず
ファーストリテイリング、しまむら、青山商事

靴・履物
-
13,245
低価格志向で縮小傾向
エービーシーマート、チヨダ
ヤマダ電機、エディオン、ケーズHD、ヨドバシカメラ

専門店
76,000
58,670
地デジ特需剥落で縮小へ
コンビにエンスストア
家電量販店
79,384
86,749
出店増で成長中
セブンイレブンジャパン、ローソン、ファミリーマート
通販・テレビ通販
38,800
46,700
10年で2倍の規模に成長
楽天、アマゾン、ニッセン、DHC、アスクル
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『大型小売店総覧』 ~店舗面積1000㎡以上が収録基準~
誌面見本~店舗面積1000㎡以上が基準~
大型小売店 販売用データの特徴
「大規模小売店立地法」とは
立地法で開示される内容(新設)
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『大型店総覧』について
『大型小売店総覧』
10
『大型店総覧』について
誌面見本
エリア順、
店舗面積順
<概要>
 創刊: 1991年、データバンクシリーズの一つ
 収録店舗数:約20,000店
 コンセプト:全国にある大規模小売店舗(1000㎡超)を網羅
発売時期:毎年7~8月 ※2002年版までは隔年発売
総ページ数:1466ページ、価格:31,500円(税込)
データ販売:年3回(4・8・12月)
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『大型店総覧』について
『大型店総覧』について
「大規模小売店立地法」とは
大型小売店 販売用データの特徴







それ以前は、大店
法。海外からの圧
力で規制を緩和
毎月公表の大店立地法の届出をベースにデータを毎月更新
1)新規出店情報が時系列にわかる。
2)既存店舗の変更・増減床情報がわかる。
3)有力上場企業の開店・閉店情報は、四半期毎に更新。
4)過去に出店していた店舗情報もデータ化されている。
5)位置情報が付与されており、エリアマーケティングに最適。
6)年3回(4月、8月、12月)更新データをリリースしている。



施行日:2000年6月1日
法律の概要:大規模小売店舗(店舗面積1000㎡超)を
新設・変更する者は、都道府県に届け出なければなら
ない。
手続き:新規出店届出 → 設置者による説明会 →
地元市町村・住民等が意見提出 → 都道府県等が意
見提出(ここまで約8カ月)、設置者が自主対応案を提
示 → 地元市町村が意見提出 → 都道府県等が意
見提出(約2カ月)
届出から開店まで約
8~10カ月の道のり
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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『大型店総覧』について
新規届出の最新動向
③新規届出の最新動向
立地法で開示される内容(新設)











店舗名、所在地、建物設置者名、小売業者名(核店舗)
届出日、新設する日、開店・閉店時刻
店舗面積、荷さばき施設面積、廃棄物保管施設の容量
駐車場・駐輪場の収容台数、駐車場の出入り口数
駐車場・荷さばき施設の利用・作業可能時間帯





<大型小売店による付加情報>
店舗施設の位置情報〔緯度・経度〕、地域コード(地域5桁コード)
状態(既存、新規、撤退、撤退予定、申請取り下げ)
業態(百貨店、スーパー、専門店等)
立地(ターミナル型、駅前・駅近辺型、郊外住宅型等)、交通アクセス
テナント情報(小売業者名、開店・閉店日、開店・閉店時刻等)
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

新規届出件数10年間の推移 リーマンショック、大震災から回復途上
店舗業態別推移 ショッピングセンターが激増
立地別店舗数推移 郊外道路・住宅で8割超
店舗面積別推移 1000㎡~3000㎡店舗は大量S&B中か?
エリア別店舗数推移 西高東低
県別新規店舗シェアランキング 上位10位に九州が4県
新規店舗-核店舗ランキング コスモス薬品がトップ
<注釈>
※新規届出の集計は、原則2013年5月時点
・刊行物の年版:調査時点は、年版の約1年前。たとえば『2013年版』は2012年6月時点となる。
・店舗業態 :ショッピングセンターとは、業態の異なる複数の小売店が“核となる小売店”を中心に集まり、加えて飲食
店・サービス業・アミューズメント施設など、小売業以外の店舗も配置されている、一連の商業施設。2013年版から
ディスカウントストアをスーパーの区分に編入している(従来はその他)。
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新規届出の最新動向
新規届出の最新動向
新規届出のピーク
は3月に集中
■大型店 新規出店月別届出件数
■大型小売店 新規届出件数10年間の推移
対前年比%
件数
1200
リーマン
ショック
1000
東日本
大震災
届出年/月
20
10
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
1
46
72
65
43
67
47
39
36
40
39
50
2
87
97
76
95
77
58
64
52
50
73
62
0
-10
3
96
110
101
93
93
86
69
63
63
78
(83)
-20
4
68
71
56
69
68
57
40
49
41
71
(77)
600
-30
5
75
42
50
64
53
53
27
42
45
48
400
-40
-50
800
200
6
79
79
56
55
61
59
47
48
45
60
-60
7
62
67
87
59
84
42
46
63
53
57
-70
-80
8
76
70
51
71
70
59
28
38
44
49
9
53
64
99
53
48
62
37
39
47
47
10
75
65
37
50
81
45
38
48
54
58
11
69
61
56
60
62
47
41
29
35
60
12
74
76
79
70
72
45
33
60
58
71
860
874
813
782
836
660
509
567
575
711
-90
0
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 年
届出件数
対前年比
合計
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
17
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
112(272)
18
新規届出の最新動向
店舗数
新規届出の最新動向
■店舗業態別推移
対5年比+1%、
対10年比+11%
10,000
店舗業態 既存店vs新規店
9,000
8,000
対5年比+2%、
対10年比+27%
7,000
■既存店
6,000
対5年比+1%、
対10年比+4%
5,000
■過去3年新規届出
寄合百貨店
ショッピング 6%
百貨店
1%
ショッピング
センター
2%
センター
4%
百貨店
0%
寄合百貨店
1%
対5年比▲27%、
対10年比▲28%
4,000
3,000
スーパー
46%
専門店
31%
対5年比+49%、
対10年比+179%
スーパー
45%
専門店
41%
2,000
1,000
対5年比▲19%、
対10年比▲35%
0
2003
2004
百貨店
2005
2006
スーパー
2007
2008
ホームセンター
2009
2010
専門店
2011
2012
2013
ホームセン
ター
12%
年版
ショッピングセンター
寄合百貨店
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
ホームセン
ター
11%
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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新規届出の最新動向
件数
新規届出の最新動向
■立地別店舗数推移
8,000
店舗立地 既存店vs新規店
対5年比+9%、
対10年比+27%
7,000
対5年比+3%、
対10年比+22%
6,000
駅ターミナル型
2%
駅前・駅近辺型
13%
対5年比+5%、
対10年比+25%
4,000
■過去3年新規届出
■既存店 立地別
5,000
駅前・駅近辺型
10%
その他
6%
商店街型
0%
商店街型
7%
その他
19%
3,000
駅ターミナル型
1%
対5年比▲36%、
対10年比▲39%
2,000
1,000
郊外住宅型
17%
対5年比+2%、
対10年比0%
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
駅ターミナル型
郊外住宅型
2009
2010
2011
2012
駅前・駅近辺型
郊外幹線道路沿型
郊外住宅型
23%
郊外幹線道
路沿型
36%
2013 年版
郊外幹線道
路沿型
66%
商店街型
※既存店は2013年版収録全店、新規店は2010年以降の新規店
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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新規届出の最新動向
新規届出の最新動向
■店舗面積別推移
店舗数
14,000
店舗面積 既存店vs新規店
対5年比▲10%、
対10年比▲1%
新店舗1000㎡
~は増加傾向
12,000
10,000
■既存店 面積別
20000~
2%
8,000
対5年比+14%、
対10年比+36%
対5年比+5%、
対10年比+30%
6,000
対5年比+5%、
対10年比+22%
4,000
■新規届出 面積別
30000~
2%
10000~
8%
5000~
15%
10000~
3%
20000~
1%
30000~
1%
5000~
15%
対5年比+8%、
対10年比+30%
2,000
1000~
56%
対5年比+29%、
対10年比+92%
2003
2004
2005
2006
3000~
2007
2008
5000~
2009
2010
10000~
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
2011
2012
20000~
2013
1000~
64%
3000~
17%
0
1000~
3000~
16%
年版
30000~
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Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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新規届出の最新動向
関東:対5年比2%、
対10年比23%
■エリア別店舗数推移
件数
新規届出の最新動向
6,000
エリア別 既存店vs新規店
5,000
近畿:対5年比6%、
対10年比26%
中部:対5年比9%、
対10年比28%
全国平均年:対5年比7%、対10年比25%
九州:対5年比10%、
対10年比30%
4,000
東北:対5年比4%、
対10年比20%
3,000
北海道
5%
2003
2004
北海道
2005
東北
2006
関東
2007
2008
中部
2009
2010
近畿
2011
中国
2012
四国
中国
7%
関東
25%
関東
28%
近畿
13%
近畿
15%
2013 年版
中部
20%
九州沖縄
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
新規店舗 - 核店舗ランキング -
※新店シェア=新規届出/既存店%
鹿児島県
大分県
石川県
愛媛県
千葉県
広島県
大阪府
宮城県
富山県
山口県
新潟県
兵庫県
神奈川県
愛知県
茨城県
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
11.8
11.5
11.4
11.2
11.1
10.8
10.8
10.6
10.5
9.8
9.8
9.7
9.6
9.6
9.4
26
新規届出の最新動向
県別新規店舗シェアランキング
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
中部
21%
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
25
新規届出の最新動向
順位 県名 新店シェア%
1 奈良県
17.9
2 和歌山県 17.6
3 熊本県
16.9
4 佐賀県
16.0
5 岐阜県
15.5
6 沖縄県
14.8
7 長崎県
14.8
8 徳島県
14.5
9 島根県
14.2
10 福岡県
13.9
11 福井県
13.9
12 静岡県
12.9
13 滋賀県
12.6
14 宮崎県
12.1
15 山梨県
11.9
東北
7%
中国
8%
四国:対5年比14%、
対10年比28%
0
北海道
4%
四国
4%
北海道:対5年比
10%、対10年比
30%
1,000
九州沖縄
17%
東北
9%
四国
4%
中国:対5年比14%、
対10年比25%
2,000
■新規 エリア別
■既存店 エリア別
九州沖縄
13%
※2010年以降、2013年2月分までの新規届出を集計
9.3
9.3
9.2
9.1
9.0
8.2
7.5
7.4
7.3
7.2
7.1
6.9
6.4
6.4
6.4
5.6
5.6
栃木県
群馬県
香川県
埼玉県
福島県
岡山県
青森県
三重県
京都府
北海道
東京都
秋田県
鳥取県
長野県
山形県
岩手県
高知県
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
会社名(所在地)
店舗数
コスモス薬品(福岡県) 151
ヤマダ電機(群馬県)
94
ニトリ(北海道)
81
ナフコ(福岡県)
49
しまむら(埼玉県)
48
ダイレックス(佐賀県)
46
バロー(岐阜県)
38
コメリ(新潟県)
37
ライフコーポ(大阪府)
31
ヨークベニマル(福島県) 25
コーナン商事(大阪府)
25
ゲンキー(福井県)
25
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
大黒天物産(岡山県)
ケーズHLD(茨城県)
ドン・キホーテ(東京都)
ヤオコー(埼玉県)
カワチ薬品(栃木県)
ユニクロ(山口県)
エディオン(大阪府)
ベルク(埼玉県)
イオンリテール(千葉県)
トライアルCo.(福岡県)
上新電機(大阪府)
24
23
21
20
19
18
18
18
16
16
16
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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新規届出の最新動向
28
驚異のビジネスモデル
■怒涛の出店攻勢 -コスモス薬品の月別新規出店届出推移-
2003
2004
1
2001
2
1
2
1
3
3
1
2
1
年/月
4
2002
1
5
6
2005
2006
2007
3
2
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2
2
2
3
3
1
4
4
1
4
4
6
2
3
4
2
4
1
3
6
8
3
2
5
3
3
3
2
4
2
3
4
4
3
3
5
6
2
5
4
2
2
4
6
9
4
1
2
1
7
2
2
2
4
2
8
2
5
2
3
1
2
3
8
9
1
2
6
1
3
7
1
10
4
11
1
12
合計
1
1
2
3
9
2
2
9
5
5
4
4
1
3
2
5
5
4
1
2
3
1
1
4
1
1
4
4
5
20
29
16
33
40
22
14
42
48
54
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
④驚異のビジネスモデル、コスモス薬品
会社概要 (※『会社四季報』2013年2集より)
 コスモス薬品の業態・・・・
 小商圏型メガドラッグストアの特徴
消耗品が満載、事業構成、店舗面積、商圏人口1
万人がターゲット、限定商圏で高密度占有率、店
舗立地、ローコストオペレーション、九州を地盤に
東進中、株価の推移

7(19)
29
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
30
驚異のビジネスモデル
会社概要 『会社四季報・2013年2集』より
驚異のビジネスモデル
1973年に創業した宇野回天同薬局か
ら発展。オーナー経営
コスモス薬品の業態
①
④
③
コンビニ
エンス
ストア
⑤
②
+
ドラッグ
ストア
+
食品
スーパー
『メガDSコンビニ&ドラッグストア』
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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驚異のビジネスモデル
消耗品が満載
事業構成:一般食品が主力
でも生鮮三品は扱わない
 店舗面積:メガドラッグストア
通常のDSの3倍、大型店舗を活かし
豊富な品揃を実現
日常生活で必ず必要となる消耗品を満載し
たドラッグストアを展開
賃貸による出店を基本
商圏人口1万人をターゲットとした店舗展開
消耗品の販売市場において限定商圏にお
ける高密度占有率の獲得に力


32
驚異のビジネスモデル
小商圏型メガドラッグストアの特徴

ディスカウ
ント
ストア
日本初!『小商圏型メガドラッグストア』
売上高は年率
2桁台の伸び

+

※コスモス薬品の有価証券報告書等より抜粋
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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驚異のビジネスモデル
事業構成
他
1.6%
驚異のビジネスモデル
店舗面積
コスモス薬品:売上
高の半分以上は一
般食品
■マツモトキヨシ
■コスモス薬品

一般的なドラッグストアは500 ㎡だが、
食品
11.4%
医薬品
17.0%
コスモスは
医薬品
30.8%
化粧品
12.2%
34
1563.2
㎡(平均)
雑貨
21.0%
※参考:マツモトキヨシ:200㎡~800 ㎡、ゲン
キー:500㎡(メガストア1000 ㎡ ~3000㎡)、
レディ薬局:900 ㎡
一般食品
52.6%
雑貨
16.6%
化粧品
36.8%
(出所)有価証券報告書2012年、連結セグメント。※マツモトキヨシは卸売事業を除き算出。
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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驚異のビジネスモデル
驚異のビジネスモデル
商圏人口1万人がターゲット
限定商圏で高密度占有率

商圏を小さく
分割、想定商
圏人口は
1~2万人
自社のバッ
ティングも有り
大型店舗を集
中投入
郊外に出店





店舗立地:生活者の拠点に近い郊外に高密度出店
→ 郊外は駅前と異なり競合が少ない
徹底したディスカウント戦略
→ エリア最安値で、顧客にとって価格安心感
→ 時間の節約(何店舗も買い回る必要なし)
消耗品のワンストップショッピングが狙い
『メガDSコンビニ&ドラッグストア』
(出所)コスモス薬品HP
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
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38
驚異のビジネスモデル
<郊外立地のメリット>
①生活者の生活拠点に近い
②競合が少ない
店舗立地
■コスモス薬品
駅前・駅近辺
型
6.3%
驚異のビジネスモデル
ローコストオペレーション
ポイントカ
ードを廃止
■マツモトキヨシ
ターミナル型
5.5%
商店街型
0.9%
顧客情報を
破棄(2002年)
コンビニ
と同じ
チラシ・広告
宣伝なし
駅前・駅近辺
型
25.0%
郊外住宅街型
26.2%
価格に反映
郊外幹線道路
沿型
66.6%
郊外幹線道路
沿型
52.8%
郊外住宅街型
16.7%
郊外92.8%
価格競争力の向上
※営業時間:10:00~21:00 (2003年~)
郊外69.5%
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Toyo Keizai INC. 2013.6.26
驚異のビジネスモデル
■九州を地盤に東進中 -コスモス薬品の店舗展開-
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驚異のビジネスモデル
京都・大
阪にも出
店予定
株価の推移
ヤマダ電機、ファーストリテ
イリング、紳士服のAOKI・
青山、ニトリ・・・などを彷彿。
流通革命は必ず地方から
起きている。
現在、東進中。
将来的には、
中部・関東へ
(出所)コスモス薬品HP
※『会社四季報』2013年2集CD-ROMより
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42
⑤最後に、ビジネス環境の激変

経済環境に大きな変化
1)インフレの進行:年率2%(消費税分除く)
2)円安の進行:1ドル=100円~120円
3)消費税の引き上げ:2014年4月5%→8%、
2015年10月8%→10%
4)長期金利の上昇:約2%以上へ
5)TTP加盟:商品調達の複雑化・多様化
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43



ご清聴いただきありがとうございました。
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ルアドレス宛にご連絡ください。PowerPointのファイルを
送付いたします。
t[email protected]
Toyo Keizai INC. 2013.6.26
(担当:野坂)
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