20号

団交速報(6/27)
第46期
第20号
2006年6月28日発行
ノースウエスト航空日本支社労働組合
〒286−0202
千葉県富里市日吉倉223−1東ビル 303 号室
0476−93−2919
email:[email protected]
会社側:清水氏、木澤氏、
15:30∼18:20 神谷町7F 会議室
組合側:栗山、宋、清水、板垣、松岡、太田、片石、ストラウス、小林、川上、井上、奥田
これでは36協定は結べません!
6 月 22 日に今月末日までの36協定の破棄を知らせたのに対して、会社より7月からの36協定締結の申し入れが
あり団交を受けました。執行部は36協定を締結(7月末までの1ケ月)するためには、非組合員に支払われたように
一時金の仮払いを求めました。 回答はNO!!
団交の本題に入る前に、組合からいくつか質問を致しました。
まず、米国連邦破産裁判所より各社員宛に英文レターが再度送られ、いつ会社からその和訳を受け取れるか?
会)用意するかは検討中。 検討の結果和訳を用意しない場合もある。 本社が発信した文書でない無い為、
今後の発行書類の目処が立たない。
組)CH-11 に関する情報を公開する当初の約束を実行いただきたい。
次の質問は、5月30日(水)付の社員に対してフレデリック・デション氏からのレターに関した事です。
会社は非組合員に対して一時金 2.5 ヶ月を 6 月 9 日(金)に支給しましたが、レターに書かれてある「なお、組合との
交渉で労働条件の変更について、近い将来新たな合意が出来た場合には、所要の人件費の削減が可能となる事から、
先に 2.5 ヶ月のボーナス支給に同意していただいた皆様に対しても、改めてボーナスの基準(増額)を提案し、これに
従い、ボーナスを追加支給させていただく予定です。」(レター3頁3から抜粋)の文面があることから、組合員に対して
同様に一時金 2.5 ヶ月の支給を求めました。
組)組合員にも暫定的に一時金 2.5 ケ月を支給して欲しい。 フレッド氏からのレターでは暫定的な支給が見られる。
会)暫定的と解釈していない。 同意していただいた人のみで暫定支給ではない。 組合員の方には合意していただ
ければ支給します。
組)2.5 ケ月の支給に同意した人ですか?
会)労働協約の改訂に同意した人のみです。 組合は、3年間の締結に合意文書を結んでいただけるのか?
組)(支給された人とそうでない人の間で)差別につながります。
会)仮払い、或いは暫定支給…、組合が同じようなことを希望されるのであれば 正式な文書で取り決める必要がある。
組)2.5 ヶ月で同意したにも関わらず、組合との妥結次第で(支給額が)調整されることが書かれています。
会)合意いただければ 2.5 ヶ月支払います。
組)暫定合意であれば結びます。
会)暫定はありません。
組)(フレッド氏の)文書は間違いですか?
会)間違いではありません。
組)(支給額の調整で)追加支給されるのか?
会)非組合員に対する対応は会社によるものです。 組合に対しては暫定合意では支払わない。 調印いただければ
払います。
組)この追加支給の件を説明いただきたい。
会)労働協約に同意いただいた方のみ支払います。
組)理解できないのは、(会社提案の)第 5 案で同意されたのなら 2.5 ヶ月のみの支給でいいのでは?
会)余分な解釈でしょう。
組合は(会社提案の)第 4 案、第 5 案のいずれかで妥結できればいいが、今後の協議が進むのか?
毎月毎月、遅れている状態です。 調印いただければ払います。
払ってくれと言うのなら、払える環境をつくるべきです。早期の解決が得策です。調印することを最優先して欲しい。
組)非組合員が払われてないなら解かりますが、非組合員と同じような書類であれば合意の可能性はあります。
会)仮に組合と協定を交わした後、どういう話し合いが必要なのか? 仮契約、或いは仮合意を考えていますか?
個別と団体の合意の違いがあるのはご存じないのですか? 組合員と個別に契約するのか?
組)同意された人に支給され、(フレッド氏の)レターでは追加支給されることが書かれているのはおかしい。 組合員を
同等にして欲しい。
会)個別の同意を取り付けたボーナスの支給があって当然ということですか? ボーナスだけの仮合意はない。
組)仮合意で払っていただけないのでは、36協定を締結しません。
会)もう一度、36協定の締結を結ばれない理由を聞かせてください。
組)まず、組合員、非組合員と同じ扱いでない。 会社の話し合う姿勢が無くなってきたと言う理由で結びません。
会)ここで事実を正しく伝えます。
会社側の言う「非組合員」を「同意をした人」に訂正します。
会社は話し合いの姿勢を持ち、差別はない考えです。 今後も協議していく姿勢には変わりはありません。
再検討いただきたい。
話し合いの姿勢が無くなったとは、極端に断定している。 達成していない切実な第 4 案か第 5 案に関して話し合
いの継続が必要。 36協定を結ばないのは争議 1 歩手前の戦略。
組)(争議行動をすることなく)オペレーションをキープしようと考えています。
会)だったら第4案にサインしてください。
組合員以外のことを話に出して36協定を結ばないと言うのは、この決断で組合の責任は大きいはずです。
再考いただきたい。
会社から話し合いを放棄したと言う表現は誤解です。
組合のするサインは暫定的ではなく、ファイナルのものでサイン。 そのためには話し合いを求めます。
早く解決して欲しい。 社員が困るでしょう。 オペレーションがもたつきます。 協力いただき、厳しい状況を見て
再考いただきたい。
組)春闘ではどう考えているか?
会)(会社提案の)第 4 案、第 5 案です
組)エクスパットにあるように、オペレーション上の大きなコストの印象が残ります。
会)エクスパットの範囲はジャパンのみではなく、その存在は無駄な金や人材ではない。
金融業界のような華やかさはNWには無いので、実態は違う。
組)再建の使命を持ったエクスパットの存在はありますか? 最近、来た人は?
会)今までのエクスパットのままで新しいエクスパットはいない。
会)(平行線のまま話が進まず)仕切り直しをしましょうか?
組)(仕切り直しをしても変りませんので)一時金の仮払いがなければ、36協定締結はしません。
フレッド氏の文書にあるように、2.5 ヶ月の仮払いがあるか、支給日を決めていただかない限り36協定の締結は出来
ません。
会)解決に至る為の仕切り直しの余地があるかお知らせください。 具体的な日は?
組)もう一度聞きますが、一時金の支払いは考えてないのですか?
会)調印があれば実行します。 明日(28 日)、日程調整の連絡をします。
上記の通り、現時点では36協定を結んでおりません。