2013年 11月 29日 投資戦略部 日本株式戦略グループ お客さま用資料 国内設備投資に改善の兆し ~設備投資関連銘柄に注目を高めたい~ OKASAN SECURITIES CO.,LTD. Investment Strategy Dept. ●国内設備投資に改善の兆し 12日に発表された10月の工作機械受注額 (速報値)は、好不況の目安とされる1,000億 円を2ヵ月連続で超え、18ヵ月ぶりに前年同月 比で増加に転じた。牽引役は国内。国内向け は4ヵ月連続で増加した。国内は、製造業の収 益改善で設備投資意欲が高まっているうえ、 補助金なども支援材料となり、中小企業も設 備投資へ動き始めたようだ。 50 (%) ≪工作機械受注の伸び率の推移≫ (前年同月比増減率) 40 内需 30 20 受注総額 10 0 ‐10 ‐20 外需 ‐30 ●今国会で産業競争力強化法案成立へ ‐40 また、11月19日に産業競争力強化法案が、 自民、公明、民主3党の賛成多数により衆院本 会議で可決、今国会で成立する見込みとなっ た。産業競争力強化法案とは、業界再編や設 備の入れ替えなどで産業界の「新陳代謝」を 促進し、産業競争力を高める狙いだ。安倍政 権は産業競争力強化法案を成長戦略の推進役 と位置づけている。 国内の設備投資に増加の兆しがみえてきた ことに加え、産業競争力強化法案が成立すれ ば、設備投資を税優遇で促し、先端の設備へ の投資や新規事業が促進されることが期待さ れる。国内の景況感の改善とともに、設備投 資関連銘柄に注目を高めたいところだ。 12年4月 12年7月 12年10月 13年1月 13年4月 13年7月 13年10月 ※出所:日本工作機械工業会,10月は速報値 ≪産業競争力強化法案の概要≫ 条件 内容 設備投資 減税 取得した設備を即時 償却または5%税額 控除 生産性が年平均 1%以上向上する 最新の設備 先端設備の 賃貸 設備を貸し出すリー ス会社の損失の一部 を穴埋め 初期費用が高額で 中古市場がない 最先端設備 事業再編の 促進 事業再編でつくる新 会社への出資の7割 まで費用計上 政府が認定した 企業の事業再編 計画に限る ベンチャー 支援 ベンチャーキャピタル への出資額の8割ま で費用計上 投資額の5割以上 が事業拡張期で あること ※出所:経済産業省資料、各種媒体より岡三証券作成 ≪主な関連銘柄≫ 関連 銘柄 FA・マテハン SMC(6273)、住友重(6302)、椿本チ(6371)、ダイフク(6383)、三菱電(6503)、 富士電機(6504)、安川電(6506)、ファナック(6954) 工作機械 ツガミ(6101)、オークマ(6103)、東芝機(6104)、アマダ゙(6113)、アイダ(6118)、 牧野フ(6135)、DMG森精機(6141) 産業用ロボット リース 医療機器 神戸鋼(5406)、ナブテスコ(6268)、JUKI(6440)、不二越(6474)、安川電(6506)、 ダイヘン(6622)、ファナック(6954)、三菱重(7011)、川重(7012) 芙蓉リース(8424)、興銀リース(8425)、TC-Lease(8439)、リコーリース(8566)、 日立キャピ(8586)、オリックス(8591)、三菱UFJリース(8593)、NECキャピ(8793) テルモ(4543)、富士フイルム(4901)、住友重(6302)、日立(6501)、東芝(6502)、 三菱電(6503)、日光電(6849)、シスメックス(6869)、島津製(7701)、ニプロ(8086) 最後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 1 注目銘柄 ※ 業績予想:富士フイルムHD、日立製作所、富士電機は岡三証券。その他は東洋経済。 ※ 利益の単位は百万円。富士フイルムHD、日立製作所は米国会計基準採用により、税引前利益を記載。 ※ チャートは日足ベースで11/27終値まで。 4901 (売買単位: 100株) 富士フイルムHD 11/27 株価 連予PER 出所:Astra 2,761 円 18.6 倍 連結税引前利益 2013/3 119,186 2014/3予 143,000 2015/3予 170,000 ( 伸び率 ) ( 33.6% ) ( 20.0% ) ( 18.9% ) デジカメ等のイメージング・ソリューション、富士ゼロックスのドキュメント・ソ リューション、高機能材料やヘルスケア等のインフォメーション・ソリューションの 3事業分野を展開。14/3期は「ヘルスケア」分野や「ドキュメント」分 野などの順調な販売推移などから業績回復の確度が高まっ ている。14年から米テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターと 抗がん剤の臨床開発を実施見込み。 OKASAN SECURITIES CO.,LTD. Investment Strategy Dept. 6135 839 円 63.1 倍 連結経常利益 ( 2013/3 7,602 2014/3予 2,500 2015/3予 6,600 伸び率 ) ( 50.7% ) ( -67.1% ) ( 2.6倍 ) 工作機械上位の一角。高精度のフライス盤を基にNC化やMC (複合加工機)で先鞭、旋盤発祥の競合メーカーと差別化。現 在は高精度・高速・大型のMCが主体。特に自動車金型向け 比率大、航空機向けにも注力。1970年台の欧米進出を皮切 りに早くから国際化、中国やインドでも先行しアジア受注比率も 高く、中国の景気回復基調は追い風となろう。 6383 1,342 円 23.5 倍 連結経常利益 ( 2013/3 7,999 2014/3予 10,500 2015/3予 12,700 伸び率 ) ( 98.9% ) ( 31.3% ) ( 21.0% ) 物流機器「マテハン」の大手。自動車生産ラインのコンベアをルーツ に、製造・流通業界向け、半導体・液晶業界向けを展開する ほか、北米で空港手荷物搬送システムにも参入している。コンサ ルティングから設計、アフターサービスまでを一貫して手掛け、海外 売上高比率は50%程度。物流の応用分野として、洗車機、ボ ウリング、福祉関連の製品も製造。 6501 2,400 25日線 2,200 2,000 10/1 10/9 10/18 10/28 11/6 11/14 11/22 900 円 850 800 750 700 25日線 650 600 10/1 10/9 10/18 10/28 11/6 11/14 11/22 1,400 円 1,300 1,200 25日線 1,100 1,000 10/1 10/9 10/18 10/28 11/6 11/14 11/22 (売買単位: 1,000株) 日立製作所 11/27 株価 728 円 連予PER 15.4 倍 連結税引前利益 ( 伸び率 ) 2013/3 344,537 ( -38.2% ) 2014/3予 450,000 ( 30.6% ) 2015/3予 565,000 ( 25.6% ) 総合電機国内トップ。「選択と集中」により家電から、水処理、 鉄道車両の製造、エレベーター等の社会インフラをコア事業に据え る。11月からは英国で鉄道車両の生産を開始しており、鉄道 システム事業のグローバル展開を加速している。下期が好調に推 移すれば営業利益で過去最高益更新も視野に入る。火力発 電システム事業は三菱重工業と統合予定。 6504 (売買単位: 1,000株) 富士電機 11/27 株価 連予PER 2,600 (売買単位: 500株) ダイフク 11/27 株価 連予PER 2,800 (売買単位: :1,000株) 牧野フライス製作所 11/27 株価 連予PER 3,000 円 452 円 17.7 倍 連結経常利益 ( 2013/3 25,714 2014/3予 33,000 2015/3予 36,000 伸び率 ) ( 38.6% ) ( 28.3% ) ( 9.1% ) 重電5社の一角。電気エネルギー、熱エネルギー技術を駆使した エネルギー関連事業で強みを持つ。地熱では世界でも有数。発 電分野では国内は大型火力発電への参入や風力、中小水 力、地熱発電の受注拡大を目指す。15/3期もメガソーラー、パ ワー半導体の貢献により、業績拡大が予想される。 750 円 725 700 675 650 25日線 625 600 10/1 10/9 10/18 10/28 11/6 11/14 11/22 460 円 440 420 25日線 400 380 10/1 10/9 10/18 10/28 最後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 11/6 11/14 11/22 2 手数料およびリスクについての重要な注意事項 <有価証券や金銭のお預りについて> 株式、優先出資証券等を当社の口座へお預けになる場合は、1年間に3,150円(税込み)の口座管理料を いただきます。加えて外国証券をお預けの場合には、1年間に3,150円(税込み)の口座管理料をいただき ます。ただし、当社が定める条件を満たした場合は当該口座管理料を無料といたします。 なお、上記以外の有価証券や金銭のお預りについては料金をいただきません。さらに、証券保管振替機 構を通じて他社へ株式等を口座振替する場合には、口座振替する数量に応じて、1銘柄あたり6,300円(税 込み)を上限として口座振替手続料をいただきます。 お取引にあたっては「金銭・有価証券の預託、記帳及び振替に関する契約のご説明」の内容を十分にお 読みいただき、ご理解いただいたうえでご契約ください。 <株 式> 株式の売買取引には、約定代金(単価×数量)に対し、最大1.2075%(税込み)(手数料金額が2,625円 を下回った場合は2,625円(税込み))の売買手数料をいただきます。ただし、株式累積投資は一律 1.2075%(税込み)の売買手数料となります。国内株式を募集等により購入いただく場合は、購入対価の みをお支払いいただきます。 外国株式の海外委託取引には、約定代金に対し、最大1.3125%(税込み)の売買手数料をいただきます。 外国株式の国内店頭(仕切り)取引では、お客様の購入および売却の単価を当社が提示します。この場合、 約定代金に対し、別途の手数料および諸費用はかかりません。 ※外国証券の外国取引にあたっては、外国金融商品市場等における売買手数料および公租公課その他の賦 課金が発生します(外国取引に係る現地諸費用の額は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定 されますので、その合計金額等をあらかじめ記載することはできません)。外国株式を募集等により購 入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ・株式は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による株価の変動によって 損失が生じるおそれがあります。 ・株式は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、 株価が変動することによって損失が生じるおそれがあります。 ・また、外国株式については、為替相場の変動によって、売却後に円換算した場合の額が下落することに よって損失が生じるおそれがあります。 <債 券> 債券を募集・売出し等により、または当社との相対取引により購入いただく場合は、購入対価のみを お支払いいただきます。 ・債券は、金利水準、株式相場、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による債券価格の変動によっ て損失が生じるおそれがあります。 ・債券は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、 債券価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。 ・また、元本・利子の支払いの滞りおよび支払い不能が生じるおそれがあります。 <個人向け国債> 個人向け国債を募集により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。個人向け国債 を中途換金する際は、次の計算によって算出される中途換金調整額が、売却される額面金額に経過利子を 加えた金額より差し引かれます(直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685)。 ・個人向け国債は、安全性の高い金融商品でありますが、発行体である日本国政府の信用状況の悪化等に より、元本や利子の支払いが滞ったり、支払い不能が生じるおそれがあります。 <転換社債型新株予約権付社債(転換社債)> 国内市場上場転換社債の売買取引には、約定代金に対し、最大1.05%(税込み)(手数料金額が2,625円 を下回った場合は2,625円(税込み))の売買手数料をいただきます。転換社債を募集等によりご購入い ただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。転換社債は転換もしくは新株予約権の行使対象株 式の価格下落や金利変動等による転換社債価格の下落により損失が生じるおそれがあります。また、外貨 建て転換社債は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。 <投資信託> 投資信託のお申込みにあたっては、銘柄ごとに設定された費用をご負担いただきます。 ・お申込時に直接ご負担いただく費用:お申込手数料(お申込金額に対して最大4.20%(税込み)) ・保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬(信託財産の純資産総額に対して最大年率2.197% (税込み)) ・換金時に直接ご負担いただく費用:換金手数料(お申込金額に対して1口当り最大3.0%) また、信託財産留保金(換金時に適用される基準価額に対して最大0.5%) ・その他の費用:監査報酬、有価証券等の売買にかかる手数料、資産を外国で保管する場合の費用等が必 要となり、商品ごとに費用は異なります。お客様にご負担いただく費用の総額は、投資信託を保有され る期間等に応じて異なりますので、記載することができません(外国投資信託の場合も同様です)。 ・投資信託は、国内外の株式や債券等の金融商品に投資する商品ですので、株式相場、金利水準、為替相 場、不動産相場、商品相場等の変動による、対象組入れ有価証券の価格の変動によって基準価額が下落 することにより、損失が生じるおそれがあります。 ・投資信託は、組入れた有価証券の発行者(或いは、受益証券に対する保証が付いている場合はその保証会 社)の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等による、対象組入れ有価証券の価格 の変動によって基準価額が変動することにより、損失が生じるおそれがあります。 ・上記記載の手数料等の費用の最大値は今後変更される場合があります。 <信用取引> 信用取引には、約定代金に対し、最大1.2075%(税込み)(手数料金額が2,625円を下回った場合は2,625 円(税込み))の売買手数料、管理費および権利処理手数料をいただきます。また、買付けの場合、買付 代金に対する金利を、売付けの場合、売付株券等に対する貸株料および品貸料をいただきます。委託証拠 金は、売買代金の30%以上で、かつ300万円以上の額が必要です。信用取引では、委託証拠金の約3.3倍ま でのお取引を行うことができるため、株価の変動により委託証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあ ります。 ○平成49年12月までの間、復興特別所得税として、源泉徴収に係る所得税額に対して2.1%の付加税が課税 されます。 ○金融商品は、個別の金融商品ごとに、ご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なりま す。当該金融商品の取引契約をされる場合、その金融商品の「契約締結前交付書面」(もしくは目論見 書)または「上場有価証券等書面」の内容を十分にお読みいただき、ご理解いただいたうえでご契約く ださい。 ○この資料は岡三証券が信頼できると判断した情報に基づいて作成されたものですがその情報の正確性、 完全性を保証するものではありません。また、資料中の記載内容、数値、図表等は、本資料作成時点の ものであり、事前の連絡なしに変更される場合があります。なお、本資料に記載されたいかなる内容も 将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の 判断と責任でなされるようお願いいたします。 ○岡三証券およびその関係会社、役職員が、この資料に記載されている証券もしくは金融商品について自 己売買または委託売買取引を行う場合があります。 ○自然災害等不測の事態により金融商品取引市場が取引を行えない場合は売買執行が行えないことがあり ます。 岡三証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第53号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 (平成25年5月改訂)
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