日本の文化の つなぎ手になりたい 日本の文化の つなぎ手

TRAIN
MESSAGE!
2016年 9月 号
Vol.149
日本の文化の
つなぎ手になりたい
Q.大学時代、
とくに印象に残っていることを教えてください
恩師のすすめで大学の留学生の勉強や生活をサポートする
「留学生
サポーター」
になったことが、
自分にとって転機となりました。何ごとに
も全力投球で取り組む留学生との関わりを通じて、
「つらいことも、
うれしいことも、
すべての経験を楽しむ」姿勢を学ぶとともに、彼らの
視点を通して、
あらためて日本文化を見直すきっかけにもなりました。
Q.どんな仕事に携わってきましたか
約7年間、秋田県で高齢化率が最も高い上小阿仁村で、地域活性化
を支援する仕事に携わってきました。雪下ろしや農作業といった山村
での暮らしの手伝いをしながら、途絶えていた稲作や伝統芸能の復
活にも携わりました。武蔵野大学の1年生を対象にしたフィールド
ワークを企画するなど、
山村と都会をつなぐことにも取り組みました。
Q.これから社会に出ていく学生に
メッセージをお願いします
武蔵野大学 企画部 企画・広報課
〒135-8181 東京都江東区有明3-3-3
www.musashino-u.ac.jp
今、
自分が体験できることのすべてを全力で楽しんでください。社会に
出るということは、未知の世界に足を踏み出すこと。何から手をつけ
ればよいのかわからず、苦しさを感じる時もあると思います。
しかし、
そういった経験も含めてすべてを
「楽しもう」
という気持ちさえあれ
ば、新しいことに挑戦する勇気が湧いてくるでしょう。
9学 部16学 科 の 総 合 大 学
卒業生
水原聡一郎 Mizuhara Soichiro
2009年 文学部日本語・日本文学科卒業
(現 日本文学文化学科)
本学卒業後、2009年11月から3年間「地域おこし協
力隊」として秋田県上小阿仁村に赴任。任期満了後も
同村で地域活性化に取り組む。現在は兵庫県で畜産
を通じた循環型農業を学ぶべく牛飼い見習い中。