2007 年 1 基本情報: 日本語名 スロベニア共和国 英語名 Republic of Slovenia 人口:約 200 万人 面積:約 2 万 273 平方キロメートル(四国とほぼ同じ) 首都:リュブリャナ(人口 27 万 6 千人) 人種:スロべニア人 言語:スロヴェニア語。スロヴェニア人のほとんどは、英語、イタリア語、またはドイツ語が できる。 気候:中央ヨーロッパ、アルプス、地中海の3つの気候地域の分かれる。平均気温は夏21度、 冬0度。 宗教:カトリック 政体:共和制 GDP:297.4 億ユーロ(2006 年) 一人あたりの GDP:14,809 ユーロ(2006 年) 失業率:6.0%(2006 年) 主産業:自動車等輸送機械、電気機器、医薬品、金属加工、観光 通貨:ユーロ(1 ユーロ=約 160 円) ・旧ユーゴを構成していた 6 共和国のうちの一つ。 ・6 世紀からスラヴ系のスロベニア人が定住を開始、アヴァール王国、ハプスブルグ帝国等の 支配を経て、1918 年にユーゴ王国の一部となり、第二次大戦後はユーゴ連邦を構成する共和 国となった。 ・1991 年 6 月に独立を宣言。これに伴い国境管理を巡って旧ユーゴ連邦軍との間で 10 日間の 武力衝突が発生したが、EC の調停により停戦が成立。1992 年以降、EU 諸国等により次々と 国家承認された。 ・その後、民主化・経済改革を順調に押し進め、2004 年 3 月末、NATO 加盟、5 月 1 日に EU 加盟を果たした。2005 年 2 月に欧州憲法条約を批准。また、2007 年 1 月からのユーロ参加が 決定した。2008 年前半には EU 議長国を務める予定。 産業 農業の比率は小さいが、小麦、トウモロコシ、テンサイ、ホップ、ブドウなどを栽培し ている。地下資源では石炭が豊富で、ほかに水銀、鉛、亜鉛を産出する。工業は水力発電のエ ネルギーを利用した金属、機械工業が発達し、電子機器や自動車も生産される。旧ユーゴ連邦 の中では最も工業化が進んでいた。神秘的な湖など自然と気候に恵まれ観光客も多い。 2 首都のリュブリャーナに並んで、スロヴェ ニアで最も知られている地名には、 ブレッド (湖が有る)、リピツァ(馬の生産)、 ポスト イナ(鍾乳洞)があり、ヨーロッパのアルプ ス諸国や地中海以東の国々を旅する者達が必 ず足を止める中継地でもあります。 これらの名所は他に教えてくれる人がいな くても、旅行社が必ず広告に出しています。 しかし、外国からの訪問客に是非知って欲し *ヨーロッパの真ん中でアルプス、地中海、パンノニアの三つの世界が いことがあります。 交わる。 それは、この地に地中海地方、アルプス地方、 パンノニア地方という、ヨーロッパの中でも三つ の違った世界が隣り合わせに存在するという事 実です。面積で言えば、地中海で最も大きい島シ チリアよりも小さいスロヴェニアは、上に挙げた 三地方それぞれの地理、文化、習慣の典型全てを 提供しています。 美しい自然を大切にする精神に共鳴する人た ち、そして、大部分が農民を先祖にもつ者達が形 成してきた文化的背景に理解を示す人たちは、誰 *スロヴェニアは七地方に区分される。 でもスロヴェニアのファンになって頂けるでし ょう。 3 「スロヴェニア・・あっ!知ってますよ、チェコと分かれた国でしょう?」 独立して9年、順調な発展を続けているスロヴェニア。 (略) スロヴェニアは訪れる人によって、陽気なリゾート地であり、興味深い文化の交差点であり、心休まる 穏やかな平原であり、自然を満喫するスポーツ天国でもあります。 見る人の角度によって、異なる輝きを放つ、ヨーロッパの小さな宝石です。 スロヴェニアの自然保護法はヨーロッパでもっとも厳しいと言われます。そのため地方では なお自然の調和が良く保たれ、特にトリグラウ国立公園は欧州で最大の公園の1つです。公 園内を流れる川の1つソチャ川は、独特のトルコ石色をした渓流です。ヨーロッパ山系のも っとも汚染されていない5つの川の1つでもあります。 スロヴェニアは8つの原生林、約 250 種の鳥、3000 種の植物に恵まれています。この数字 は小さな国土の国には驚異的な数字です。その理由は、スロヴェニア人の自然保護の姿勢に 加え、この地が地中海性気候(アドリア)、平原気候(パノンニア)、山岳気候(アルプス) の3つの気候の影響を受けているからです。 4 料理とワイン: スロヴェニア料理は、何世紀にもわたってアルプス文化と地中海文化、そしてパンノニアの文化が出会う 所に培われてきた、多彩なパレットそのものです。 小麦粉をベースにした菓子やパンの種類の多いこと!スロヴェニアの北東部に多く見られる各種ロールケ ーキの中には塩味をきかせたケーキもあります。ギバニツァ、クバセニツァ(イースト菌を使ったケーキ)、 ポソロンケなど、これらの菓子には、高級白ワインがよくあいます。 肉料理はスロヴェニア全土にみられますが、ソーセージやサラミなどの豚肉の加工品各種と、プロシュッ トといわれるカルスト地帯の乾いた風にさらされた生ハムは、見逃せない特産品です。プロシュットにはル ビー色のテランというワインがよくにあいます。 このワインは、数世紀前から薬用効果があるといわれてい ます。 スロヴェニアの南東部では、ドレンスキ・ツヴィチェックという 赤ワインが有名です。 スロヴェニアのアルプス地方は、チーズ、肉の薫製、その他の肉製品に加えて、練粉の生地の中にいろい ろな種類の中身を包んで焼いたロールケーキやパイで知られています。 ワインのおいしさは何しろ格別です が、りんご、梨、蜂蜜、こけもも、プラム、さくらんぼ等からつくるブランデーも珍重されています。 スロヴェニアのワインは、世界でも最もおいしいとされるワインと肩を並べる高級ワインです。 石灰質の土地が多いスロベニアは、そばやぶどうの栽培が盛ん。食文化にもそれが反映されていて、そば 粉を使った料理がたくさんあります。 おはようございます ドーブロ ユートロ こんにちは ドーブル ダン こんばんは ドーブル ヴェチェール さようなら ナスイーダニエ はじめまして メヴェセリ ありがとう フアラ おねがいします プロースィム どういたしまして ニ ザ カイ すみません オプロスティテ いただきます ドーベル テーク いま何時ですか? コリコ イェ ウーラ? いくらですか? コリコ スターネ? はい ダー いいえ ネ 5 ●スロベニア旅行記 大好きになっちゃった、「スロヴェニア」より http://blog.e-tabinet.com/live1/index.php?itemid=516&catid=78 みなさん!!!! 素晴らしい国に出会ってしまいました・・・。 本来は、ヴェネツィアから一度ミラノへ戻り、ミラノから北上し、アンデルマットで氷河特急に乗ってス イスを 10 日間くらいかけて巡るハズだった・・・。 しかしイタリアに長く滞在しすぎて、すでに3ヶ月の旅程の半分が終わろうとしていた。 ひぇぇぇ~。「地中海・中欧・東欧」がメインのハズなのに、まだ地中海どまり!! 残りの国々はどうするんじゃ~!! と、ほえていたら、母が「じゃ、予定変えれば?」とヒトコト。 そうか、変えちゃっても良いのか!氷河特急に乗るつもりでスイスのユーレイルフレキシーパスまで買っ ていたのだけど、それは帰国後に払い戻ししてもらうことにして、計画を急遽立て直した。 スイスでの氷河スキーと楽しむつもりで、母にダウンジャケットまで持ってきて貰ったし、母はスキー手 袋まで準備していたのにもかかわらず、スイスは全てカット。 ちょっと未練もあったのでそれらを払拭すべく、スイス関係の衣類などは全て日本に送り返してしまっ た。スイスへ行く気だった母、スロヴェニアなんてどこよそれ?という母には申し訳なかったが、これで もう後戻りできないのだ!! ヴェネツィアからスロヴェニアの首都・リュブリャーナまで、列車でおよそ4時間。そのうち1時間以上 はパスポートチェックにかかるので、実質は2時間半くらいの移動時間。そう、ヴェネツィアからとって も近いのだ。 それなのに、イタリアの国境を越えた途端、今までになかった牧歌的な風景が広がっていた。国境を越え ただけで、こうも違うのか!!と驚いてしまう。 新緑の美しい森を越え、遠くには赤い屋根の家々が広々とした牧場に点在し、牛や山羊がのんびりと草を はむ。そんな絵本のような光景に、列車の中で母と大はしゃぎ。スロヴェニアはオーストリア、イタリア との国境にあるユリアン・アルプスを北に、西はアドリア海に面し、イタリア・クロアチアと国境を接し ている。 アドリア海に面した港町では美しい紺碧の海が、そして北部では美しく険しい山々が楽しめ、小さな国土 にも関わらずヨーロッパ最大の鍾乳洞がある、そんな観光資源を多く持つ国なのだ。 6 首都リュブリャーナはオレンジ色の屋根がかわいらしい、こぢんまりとした都市で、背後にはユリアン・ア ルプスがまるで壁のように立ちはだかっている。街の中心にはかわいらしいお城があって、そこからの風景 はまた格別だった。 スロヴェニアといえば「それってチェコの隣??」と言われそうなほどマイナーな国だが(ましてや首都・ リュブリャーナなんて地理クイズにしか出てこないような地名)、実はすばらしく美しい国。 列車からおりて首都をちょっと散歩しただけなのに、もうここに住みたくなってしまったほど!世界中 200 以上の都市や港に行ったと思うが、その中でもベスト5に入るくらい気に入ってしまった。 人々は礼儀ただしくとても親切、道路などもきれいに整備されていて、標識なども非常に見やすい。これな らレンタカーも可能かしらと母に相談し、車を一週間借りてアドリア海沿岸をドライブすることに決めた。 スロヴェニアからクロアチアへ抜け、アドリア海に点在する美しい古都を巡りながら再びスロヴェニアへ戻 ってくるのだ! 明日から母との珍道中がさらにバージョンアップ!! どうなっちゃうのか、私たち!? 7 ●旅行記より http://bg66.soc.i.kyoto-u.ac.jp/forestgps/slovenia.html 2005 年 6 月 23~28 日にスロベニアを訪問しました。スロベニアを訪れるのは、これで二度目にな ります。スロベニアはオーストリアの南に位置するとても小さな国です。 (略) スロベニアの先生が言うには、「ユーゴスラビアが解体してスロベニア人は歴史上初めて自分たちの 国を持つことができた。スロベニア人は誰もがこの国に誇りを持っている。何千年(?)も前から国が存 在していた日本人とは国への思い入れが違う。」とのことでした。スロベニアの先生の自慢は、何と 言っても 2004 年 5 月のスロベニアの EU 加盟です。「これでやっと普通の国になることができた。」 とのことでしたが、この言葉の裏には厳しい 1990 年代を乗り越えて、西ヨーロッパ並みの豊かな国 家を建設した自負が感じられます。スロベニアは吹けば飛びそうな小国ですが、スロベニアの先生に よれば、 「小国ほど国や民族に対する思い入れは強い。」のだそうです。スロベニアでは、人々が親切 で、どこへ行っても清潔で、おつりをごまかされることもなく、危険な目にあったり、嫌な思いをし たりすることは一度もありませんでした。スロベニア人に対しては、ドイツ人のようにきっちり仕事 をしながらも、イタリア人のように陽気な一面もあるという印象を持っています。 ●旅行記より スロベニアのヨーロッパ一の規模を誇る ボストイナ鍾乳洞 http://4travel.travel.msn.co.jp/e/msn/traveler/sasuraiojisan/album/10016214/ スロベニアのヨーロッパ随一の規模を誇るボストイナ鍾乳洞は1818年に初めて調査隊が入って以来 スロベニア有数の観光地となり、毎年世界中から80万人の環境客が訪れているそうだ。規模は27Km にも及び、日本一の秋芳洞が10Km強といわれているのでその壮大さが解る。2Kmの洞窟トロッコ鉄 道を1872年、今から130年以上前に敷設したというのも驚きだが、1.7Kmの歩行観光ルートも 良く整備されている。地下100mには類人魚と呼ばれる珍しい盲目の両生類はじめ、200種類の固有 生物が生息している。また、洞窟は音の反響が良いので、1万人収容できるコンサートホールを設け、年 間15回のコンサートを開催、ウイーンのオペラ歌手、オーストラリアのアボリジニの歌手など世界中(残 念ながら、日本人はまだ無い)の音楽家が集うというのも、いかにもヨーヨッパらしいおしゃれな文化だ と思った。 (写真はボストイナ鍾乳洞の入口部分)
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