「ロータリーの友」について 魅力ある雑誌への変身

の歩み
100 年
4 月はロータリーの雑誌月間です
「ロータリーの友」について
クラブ奉仕委員会
カウンセラー
ロータリーの友委員会
委員長
渡 邊 4月はR.Iの指定する雑誌月間にあたります。
そこで、雑誌「ロータリーの友」について、そ
の特色を考えてみたいと思います。
第1に指摘すべきは、日本における公式地域雑
誌としての特色です。すなわち、ロータリーの本
質に基づく、R.Iの基本方針と、同時にその具体
化としてのR.I会長の所信を忠実に伝えるもので
なければなりません。それは公式雑誌としての
「宿命」ともいうべきもので、その意味ではロー
タリーを学ぶテキストとして、われわれに課せら
れた教科書だといえるでしょう。
第2に「ロータリーの友」発刊の歴史を顧みる
と、1953年当時わが国に存在した単一の「地
区」が東西の2地区に発展分割されるについて、
日本全体の一体性を保持する必要から、全国のク
ラブまたはロータリアンそれぞれの消息と活動を
伝え合う、伝達機関としての「使命」を背負い、
この意味では、まさにわれわれの機関誌、ないし
同人誌としての役割が期待され、現在に至るまで
この意味の特色が色濃いことも亦、事実として尊
重しなければなりません。
さらに進んで考察すれば、第1の特色はロータ
リーの「不易」の面の強調であり、第2の特色は
時代とともに生き生きと活躍すべき「流行」の尊
重だというべきで、この両者を兼ね具えたところ
にこそ、まさに「ロータリーの友」の存在意義と
効用があるのではないでしょうか。「不易流行」
を風雅の道に生きる者の教訓として示唆した俳聖
芭蕉は、重ねて『柴門の辞』において「古人の求
めたるあとを求めず、求めたるところを求めよ」
と繰返し訓示しています。
われわれロータリアンたる者は、すべて、いま
ロータリー100年の輝かしい記念すべき時に際
会して、“Celebrate Rotary 100Years”を寿ぐ
ために、改めて「ロータリーの友」をひもとき、
進んで「友」に学ぶ決意を新たにしていただきた
いと思います。
魅力ある雑誌への変身
ロータリーの友委員会
常任委員 初 山 有 恒
とにかく「ロータリーの友」を読んでください。
ロータリークラブという巨大な組織の公的な「機
関誌」ですから、「週刊ポスト」とか月刊の「文
藝春秋」のように面白い読みものを並べるという
わけにはいきません。
しかし、せっかく毎月お手もとに届けられるわ
けですから、一部分でもご自身の興味のある部分
を読んでいただきたいものです。
3月号の表紙の写真はきれいでしたでしょう。
片や青梅に近い公園で凛とした姿で咲き誇る梅の
古木、片や春の訪れを告げる菜の花のある近江八
幡の水郷風景。日本の里山にはこんな美しい時間
がまだ息づいているんですよ。
「ロータリーの友」はただいま脱皮中です。長
い間の歴史、伝統、しきたりというものがありま
すから、それを変えていくのは容易ではありませ
ん。
ただ、皆さんに興味をもって読んでいただくた
めには、かなり大がかりな変革が必要と考えてい
ます。
RIの指定記事を含めて、きびしい制約の中で、
どんな中味がつくれるのか。
特集企画は何がよいのか。各クラブからの現況
報告はいまのままの形でよいのか。「友愛の広場」
「わが町 わが地区」「ロータリー・レポート」
などは、よりベターな形にできないものか。
「俳壇」
「歌壇」「柳壇」はぜひ必要なのか。毎月一回開
かれている常任委員会では、委員長以下真摯な討
論がかわされています。
昨年11月からはじめた「風紋」という連載も、
そのひとつの成果です。一般の雑誌もそうですが、
読者の興味というのは「人間」に集中します。
10万人を越える日本のロータリアンのなかには
さまざまな形で異彩を放つ方々がおられます。そ
の人の生き方、哲学、仕事との格闘、挫折あるい
は成功、ロータリーとのかかわりかた。そうした
人生遍歴をうまく紹介できたら、というのがこの
企画の狙いです。お読みになった御感想はいかが
でしょうか。
「ロータリーの友」委員会は、渡辺隆委員長(習
志野RC)以下、顧問、委員、編集部をあわせて
62名の大部隊です。衆智をあつめてよりよい「友」
をめざします。ご期待ください。
3
4月雑誌月間に寄せて
ロータリーの友地区委員
麻 生 みどり
4月雑誌月間にあたり、地区委員として公式地
域雑誌「ロータリーの友」についてお話をしてみ
たいと思います。
ご存知のようにロータリーの友は1953年に発
刊され、1980年にR.Iの理事会により公式地域雑
誌として認定されました。
発行部数は2004年7月現在で113,000部です。
雑誌の講読はロータリーの三大義務であります例
会出席・会費納入と同様、R.Iの細則により義務
づけられております。ご存知無い方が多いかと思
いますが、クラブで会員数の購読をしておりませ
んと、そのロータリークラブの国際ロータリー加
盟資格が一時停止の処分を受けることがあります。
必ず会員数の購読をお願いしたいと思います。
「友」も3年前に創刊50周年を迎え紙面改革を
し、除々に購読者が増えてきているようです。雑
誌ですので、全ページ熟読されなくてもよろしい
かと思います。ロータリアンも年齢・在籍年数・
ロータリー役職・職業・人生観も様々です。記事
に対する関心も異なりますので、興味のあるペー
ジから読み進め、奉仕活動・クラブ運営あるいは
仕事や人生の中で活かしていただければよいと思
います。
先日ある地区で「友」に関するアンケート調査
が行われ、結果が報告されました。それによりま
すと、例会時に重要な記事や面白い記事を紹介、
また新入会員へロータリーを理解する上で参考に
なる内容等の説明をし、購読を奨めているそうで
す。この様に「ロータリーの友」の役割は、ロー
タリーの情報誌として、一方ロータリアンに対す
るテキストとしての機能を持っております。
各種施設・公共機関・団体などに配布したり卓
話者に贈呈したり、また会員増強に役立ててみて
は如何でしょう。それによりロータリークラブに
対する理解も深まることと思います。
終わりに、「友」7月号のヨコ組みの巻頭に、
ロータリーの友委員会委員長の渡邊パストガバナ
ーが ゛横組みに学び縦組みに参画 ゛と書かれて
おりました。是非豊かな情報の収集と幅広いロー
タリー活動をするために、購読していただきたい
と思います。
4
文庫通信(210号)
「ロータリー文庫」は日本ロータリー50周年
記念事業の一つとして1970年に創立された皆様
の資料室です。
ロータリー関係の貴重な文献や視聴覚資料な
ど、1万9千余点を収集・整備し皆様のご利用
に備えております。閲覧は勿論、電話や書信に
よるご相談、文献・資料の出版先のご紹介、絶
版資料についてはコピーサービスも承ります。
クラブ事務所にはロータリー文庫の「資料目
録」を備えてありますので、ご活用願います。
以下資料のご紹介を致します。
「ロータリーを考える」
◎「吾が内なる道徳律」 佐藤千壽 D.2580 2004 77p
−2004年国際協議会講話:
佐藤千壽訳 講話原文付−
○『来し方顧み・行く先見つめて』
ビチャイ・ラタクル
○『統率の道−行く先見つめて』
ラジェンドラ・サブー
[申込先:ロータリー文庫(コピー)]
◎「ロータリー歴史探訪」
田中 毅 2004 131p
[申込先:田中 毅 FAX(0797)32-6888]
◎「ロータリー歴史探訪(日本編)」
田中 毅 2004 55p
[申込先:田中 毅 FAX(0797)32-6888]
◎「私の考えるこれからのロータリー」
(D.2800地区大会講演) 上野 孝 2005 10p
[申込先:ロータリー文庫(コピー)]
◎「ロータリーが、今、直面している問題
−日本におけるロータリーを中心に」
川尻政輝 2005 9p(D.2730月信)
[申込先:ロータリー文庫(コピー)]
◎「ポール・ハリスの来日
及びハリスと米山の胸像」
井口賢明 2004 2p
[申込先:ロータリー文庫(コピー)]
ロータリー文庫
〒105-0011 東京都港区芝公園2-6-3abc会館7F
TEL(03)3433-6456 FAX(03)3459-7506 http://www.rotary-bunko.gr.jp
開館=午前10時∼午後5時 休館=土・日・祝祭日
佐倉ロータリークラブ
ホームページを開設致しました
U R L http://www.sakura-rotary.org
ロータリー・レート 102円
2005年4月のロータリー・レートは1ドル102円です。
訂 ガバナー月信3月号において、米山功労者 山本康昭
正 会員の回数が、第1回目でなく第10回目の誤りでした。