エヌ・ディー・リースアンドサービス 株式会社

リース業
卸販売業
2004 年 11 月
顧客深耕日報
顧客の声
NIコラボR5
エヌ・ディー・リースアンドサービス
本社営業部
他、各支店、営業所
株式会社
営業部 様
日本道路株式会社のグループ会社として、これまで建設業界を
トもまったく無意味であった。引継ぎ時には、バラバラにしまわれた
中心としたリース業を展開してきたのが、エヌ・ディー・リースアンド
過去の遺物を探し出すだけで時間と労力を奪われる。それでも新
サービス株式会社である。昨今の経済状況を鑑み、リース業、建設
規顧客の訪問件数のデータだけは別シートで集計していた。ただ、
関連の資材販売業としてのみではなく、企業経営における問題解
それも集計していただけにしか過ぎなかったのではあるが…
決、新規サービスの開発等にも目を向け、金融ノウハウ、建設業で
培った力を武器に、企業経営を総合的に支援するサービスを提供
しつつ躍進している元気のいい会社である。
今回は、代表取締役社長 木谷浩一様、取締役営業部長 野口
雅暢様にお話を伺った。
背
景
経
緯
・顧客情報の共有、営業の動きの把握、3K(気合・根性・
勘)からの脱却。
・導入後のコンサルティングメニューの充実こそが SFA 導
入の決め手。
せめてスケジュールだけでも共有しようとイントラネットでスケジュ
ール管理をまず始めた。その次は、日報をシステム化したものを自
・日報は個人の手帳の中。属人営業のお手本であったと
いう事実。
・新規顧客訪問件数の集計だけはやっていたものの、活
用はしていなかった。
から調べてみよう」と言い出した。調べ始めて驚いたのは、営業支
「私が社長に着任した当時は、日報な
援システム、あるいは SFA という名前でパッケージソフトがかなり出
るものは存在していませんでした。かつ
回っているだけでなく、カスタマイズが可能なものがいくつも存在し
てはあったようなのですが、継続してい
たことである。それなら、わざわざ大変な思いで自社開発することも
くだけの運用方法と意味合いがきっちり
ないだろうということになり、各社の資料が集められた。検討しつ
としていなかったんです。それではいっ
つ、なぜ導入するかの再確認も忘れることはなかった。それは、顧
たい誰が何をやっているのか皆目わか
客情報の共有であり、営業の動きの把握、そして、気合・根性・勘
らない。私が心配したのは、日報もなくて、各支社の支社長はよく
(3K)・頭とノートからの脱却ということであった。ソフトウエアについ
皆の動きを把握しているなぁということでした。何より私自身、何を
て言えば、費用対効果、使用感の良さ、低コストであることが重要
改革していけばいいかという前に、誰がどんな業務をしているかの
であるということから、最終的には4社のものに絞られた。その中か
実態を掴むこと。これに尽きました」(木谷社長)
ら、一番自分たちの営業スタイルとマインドにぴったり合致し、入力
社で作ろうという話が持ち上がり、必要項目の検討が始まる。ある
程度固まったところで、ある者が、「市販のものがあるかも知れない
営業を主体とした会社で日報のない会社はほとんど存在しないと
に必要な項目をほとんど満たしている上にシンプル(他社のものは
言っていい。営業マン個々人の手帳の中であれ、紙の業務日報で
いろいろとできそうだが、とうてい使い切れそうもない機能が満載)
あれ、会社の管理目的で何かしら報告を義務付けているのが通常
であるということで、NI コンサルティングの顧客深耕日報が採択さ
であろう。エヌ・ディー・リースアンドサービス株式会社とて、まったく
れたのである。
日報のシステムがなかったわけではなく、紙ベースで結果管理だけ
「前記の条件も大切ですが、社員のモチベーションをキープし続け
は行っていたのである。営業から戻って上司に紙で日報を提出す
るためのコンサルティングメニューが豊富であるということが何より
る。出先であれば、ファックスで送付する。しかしながら、上司から
も優先されたのです」
のコメント入りの日報が返ってくるのは、数週間後。これではコメン
(木谷社長)
SFA REAL REPORT
効
果
「日報の書き方がいい営業マンは、成績もいいんです。書ける人
・顧客情報は会社の財産であるという考え方を皆で共有、
徹底。
・日報の書き方がいい営業マンは、成績もいい。
間は、絶えずいろんなことを考え、実践しているということでしょう
ね。何より得意先の評判がすごくいいのが嬉しいですよ。顧客のた
め、顧客満足のための会社の財産が日報であると、今は全員が実
感しています」(木谷社長)
「『顧客情報は会社の財産である』とい
社が標榜する『御用聞き営業ではなく、課題を持ってきて、それに
う言葉にショックを受けました。冷静にな
応えるサービスを提供していく』という環境が、日報という日々の小
って考えれば当たり前のことですが、聞
さな積み重ねによって次第に整ってきている。
いた時には気づきもしませんでした。こ
の考えを社員に浸透させることができれ
ば、途中で挫折することはないと確信し
たのです」(野口部長)
慣れない日報を毎日書いていくことに抵抗があった社員も、やっ
ていくうちにわかりやすくていいという声に変わっていった。目の前
の営業社員が実際に何をどのようにやっているかは、わかっている
ようで実は何もわかっていなかったという事実に驚くものが続出し
た。そして、仕事がわかることで理解が生まれる。若い社員の間で
は、同年代の社員の日報のレベルの高さに愕然とし、なんとかマネ
してやってみようと自然と努力する姿が見受けられるようになった。
紹介企業概要
その勢いが他の社員に伝播し、中身の濃い商談が当たり前のよう
に行われるようになった。
「半年くらい経った頃でしょうか。モチベーションがちょっと下がっ
たかなという頃から、毎月一回、『営業支援システム活用状況』とい
うタイトルで、その月の商談成功事例を名前入りで公表したんで
す。そのシートには、入力ランキング・コメント獲得数で順位をつけ
エヌ・
エヌ・ディ-
ディ-・リースアンドサービス株式会社
リースアンドサービス株式会社
本
社
:
創
立
代 表 者
事 業 内 容
:
:
:
資
金
:
売 上 高
従 業 員 数
ホームページ
支
社
:
:
:
:
関 連 会 社
:
ました。そして、さらに商談件数、新規開拓・商談件数、クロージン
グ・契約件数、訪問目標達成件数のそれぞれのベスト3を掲載する
ようにしたのです。そうしたら、否が応にも上位に食い込みたいと燃
える社員が続出しました」(野口部長)
その後、NI コンサルティングのコンサルタントによるフォローアップ
研修も取り入れた。マネージャーが中心となって、自社の運用レベ
ルに合った活用方法や、部下指導、コメントの出し方などを改めて
本
議論することで、モチベーションをキープし、さらに向上させることが
目的である。研修終了後、個人差はあるものの、必要なこと、大切
なことを素直に受け入れ、日々実践する者に成果がついてくるのが
わかった。
〒105-0003 東京都港区西新橋 2-11-9
TEL(03)3503-8271 FAX(03)3503-8277
昭和 60 年 7 月 6 日
取締役社長 木谷 浩一
・自動車のメンテナンスリース、ファイナンスリ
ース、マイカーリース
・大型自動車・建設機械・OA機械等のリース、
割賦
・「システムカディ」「侵食コントロール ブランケ
ット」の輸入・販売
・「建設お助け隊」サイト運営
4,000 万円
(日本道路株式会社(東京/大阪一部上場) 100%出資会社)
67 億 3 千万円(平成 17 年 3 月期)
40 名(平成 18 年 1 月現在)
http://www.ndls.co.jp/
首都圏支社、北海道・東北支社、札幌営業所、
関西支社、中四国支社、九州支社
日本道路株式会社、エヌディック株式会社、
スポーツメディア株式会社、環境緑化株式会
社、株式会社モノリスコーポレーション、株式会
社レインボーコンサルタント
SFA REAL REPORT
0120-019-316
www.ni-consul.co.jp/
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