環境影響評価方法書 第3章 - 九州地方整備局港湾空港部

第3章 対象事業実施区域及びその周囲の概況
事業実施区域及びその周囲(以下、「事業実施区域周囲」という)の概況については、
環境影響を受けるおそれがあると認められる地域として、図 3‑1 に示す福岡県京都郡苅
田町及びその東側前面海域を対象に、既存の文献又はその他の資料等を用いて整理を行
った。
また、事業実施区域周囲が隣接する北九州市小倉南区、門司区のうち図 3‑1 に示す範
囲についても、併せて整理を行った。
図 3‑1 事業実施区域周囲
3‑1
3.1 自然的状況
3.1.1 大気環境の状況
3.1.1.1 気象
事業実施区域周囲の気象概況を表 3.1‑1、気象観測所の位置を図 3.1‑1 に示す。
事業実施区域周囲の気候は、概ね瀬戸内海式気候に属しており、1 年を通じて比
較的温暖で、降水量は日本海側や太平洋地域に比べて少ない。
空港北町地域気象観測所における平成 26 年の年平均気温は 16.2℃、年間降水量
は 1563.5mm となっている。
表 3.1‑1 事業実施区域周囲の気象概況(平成 26 年)
降水量(mm)
観測所名
空港北町
合計
1563.5
日最大
143.0
気温(℃)
平均
日平均 日最高 日最低
16.2
19.1
出典:気象庁ホームページ
3‑2
13.4
風向・風速(m/s)
平均
最大
最大
風速
風速
風向
3.8
16.6
北西
図 3.1‑1 事業実施区域周囲の気象観測所
3‑3
3.1.1.2 大気質
事業実施区域周囲の大気測定局及び降下ばいじん測定地点における測定項目を
表 3.1‑2、測定地点の位置を図 3.1‑2 に示す。
事業実施区域周囲では、一般環境大気測定局(以下、「一般局」という)2 局で
大気汚染の常時監視が実施されており、また、苅田町により降下ばいじんの測定
が行われている。
なお、微小粒子状物質の測定の開始は、曽根観測局では平成 26 年 3 月から、苅
田測定局では平成 25 年 2 月から、それぞれ測定を開始している。
表 3.1‑2 一般局及び降下ばいじん測定地点における測定項目
番
号
測定局
微 小
浮 遊
二酸化 二酸化 一酸化 光化学
トリクロロ テトラクロロ ジクロロ
粒子状
粒子状 ベンゼン
硫 黄 窒 素 炭 素 オキシダント
エチレン エチレン メタン
物 質
物 質
ダイオ
キシン
類
降下
ばい
じん
一般局
○
○
−
○
○
−
−
−
−
○
−
−
2
苅田
○
○
−
○
○
−
−
−
−
○
−
−
3
松原
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
4
神田
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
5
港
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
富久
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
南原
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
城南
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
新津
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
白石
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
11
二崎
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
12
片島
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
13
鋤崎
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
14
幸町
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
6
7
8
9
10
降下ばいじん測定地点
曽根
1
注)1.表中の番号は図 3.1‑2 と対応している。
2.−:調査されていない項目を示す。
出典:苅田町環境保全課資料
「ふくおかの大気環境 平成 25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuoka‑taiki‑env.html)
3‑4
出典:「平成 26 年版 福岡県環境白書」(福岡県
苅田町環境保全課資料
平成 26 年 12 月)
図 3.1‑2 大気測定局及び降下ばいじん測定地点の位置
3‑5
(1) 二酸化硫黄
事業実施区域周囲の一般局における平成 25 年度の二酸化硫黄の年間測定結果を表
3.1‑3、平成 16 年度から平成 25 年度における経年変化を図 3.1‑3 に示す。
平成 25 年度における各測定局の二酸化硫黄の日平均値の 2%除外値(以下、「2%
除外値」という。)は、0.005〜0.006ppm であり、全測定局とも環境基準を満足して
いる。
また、二酸化硫黄の年平均値の経年変化は、各測定局とも概ね減少もしくは横ば
いで推移している。
表 3.1‑3 二酸化硫黄の年間測定結果(平成 25 年度)
測 定 時 間
年 平 均 値
一
有効測定日数
測定局
日
時間
ppm
短期的評価
1時間値が
0.1ppm を超
えた時間数
とその割合
長期的評価
日平均値が 環境基準の 環
日平均値が
1時間値 日平均値 0.04ppm を超 長期的評価に 境
0.04ppm を超
の
の
えた日が2日 よる日平均値 基
えた日数と
最高値 2%除外値 以上連続した が 0.04ppm を 準
その割合
ことの有無 超えた日数 適:○
時間
%
日
%
ppm
ppm
有×無○
日
否:×
曽根
363 8,706 0.003
0
0.0
0
0.0
0.025
0.006
○
0
○
苅田
357 8,548 0.001
0
0.0
0
0.0
0.023
0.005
○
0
○
般
局
注)環境基準は次表のとおりである。
環
境
上
の
条
件
1時間値の1日平均値が 0.04ppm 以下であり、かつ、1時間値が 0.1ppm 以下であること。
出典:「ふくおかの大気環境
平成 25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/h25‑taiki‑data.html)
0.008
二酸化硫黄(ppm)
曽根
0.006
苅田
0.004
0.002
0
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
年度
出典:「平成 16 年版公害関係測定結果」(福岡県)
「ふくおかの大気環境 平成 17〜25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuoka‑taiki‑env.html)
図 3.1‑3 二酸化硫黄の年平均値の経年変化
3‑6
(2) 二酸化窒素
事業実施区域周囲の一般局における平成 25 年度の二酸化窒素の年間測定結果を表
3.1‑4、平成 16 年度から平成 25 年度における経年変化を図 3.1‑4 に示す。
平成 25 年度における各測定局の二酸化窒素の日平均値の年間 98%値は、0.034〜
0.035ppm であり、全測定局とも環境基準を満足している。
また、二酸化窒素の年平均値の経年変化は、各測定局とも概ね減少もしくは横ば
いで推移している。
表 3.1‑4 二酸化窒素の年間測定結果(平成 25 年度)
日
一
時間
年 平 均 値
測定局
測 定 時 間
有
効
測
定
日
数
環
1時間値が
日平均値が
98%値評価
1時間値が
日平均値が
境
1時間
0.1ppm 以上
0.04ppm 日平均値 による日平
0.2ppm を
0.06ppm を
基
値の
0.2ppm 以下
以上 0.06ppm の年間 均値が
超えた時間数
超えた日数と
準
最高値
の時間数と
以下の日数 98%値 0.06ppm を
とその割合
その割合
その割合
とその割合
超えた日数
適:○
否:×
ppm
ppm 時間 % 時間 %
日
%
日
%
ppm
日
曽根
363 8,703 0.018 0.085
0
0.0
0
0.0
0
0.0
1
0.3
0.035
0
○
苅田
329 7,892 0.014 0.106
0
0.0
2
0.0
0
0.0
3
0.9
0.034
0
○
般
局
注)環境基準は次表のとおりである。
環
境
上
の
条
件
1時間値の1日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm までのゾーン内またはそれ以下であること。
出典:「ふくおかの大気環境
平成 25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/h25‑taiki‑data.html)
二酸化窒素(ppm)
0.030
曽根
0.025
0.020
苅田
0.015
0.010
0.005
0.000
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
年度
出典:「平成 16 年版公害関係測定結果」(福岡県)
「ふくおかの大気環境 平成 17〜25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuoka‑taiki‑env.html)
図 3.1‑4 二酸化窒素の年平均値の経年変化
3‑7
(3) 光化学オキシダント
事業実施区域周囲の一般局における平成 25 年度の光化学オキシダントの年間測定
結果を表 3.1‑5、
平成 16 年度から平成 25 年度における経年変化を図 3.1‑5 に示す。
平成 25 年度における各測定局の光化学オキシダントの昼間の 1 時間値の最高値は、
0.089〜0.098ppm であり、全測定局とも環境基準を満足していない。
また、光化学オキシダントの昼間の 1 時間値の年平均値の経年変化は、やや増加
傾向を示している。
表 3.1‑5 光化学オキシダントの年間測定結果(平成 25 年度)
測定局
一
昼間測定時間
昼間有効
測定日数
昼間値の
昼間の
1時間値が
1 時間値の 0.06ppm を
年平均値 超えた日数と時
間数
昼間値の
1時間値が
0.12ppm 以上の
日数と時間数
環
境
基
準
昼間の 昼間の日最高
1時間値の 1時間値の
最高値
年平均値
適:○
否:×
日
時間
ppm
日
時間
日
時間
ppm
ppm
曽根
365
5,459
0.031
63
331
0
0
0.089
0.046
×
苅田
352
5,220
0.029
43
201
0
0
0.098
0.044
×
般
局
注)環境基準は次表のとおりである。
環
境
上
の
条
件
1時間値が 0.06ppm 以下であること。
出典:「ふくおかの大気環境 平成 25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/h25‑taiki‑data.html)
光化学オキシダント(ppm)
0.035
0.030
曽根
0.025
苅田
0.020
0.015
0.010
0.005
0.000
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
年度
出典:「平成 16 年版公害関係測定結果」(福岡県)
「ふくおかの大気環境 平成 17〜25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuoka‑taiki‑env.html)
図 3.1‑5 光化学オキシダントの昼間の 1 時間値の年平均値の経年変化
3‑8
(4) 浮遊粒子状物質
事業実施区域周囲の一般局における平成 25 年度の浮遊粒子状物質の年間測定結果
を表 3.1‑6、平成 16 年度から平成 25 年度における経年変化を図 3.1‑6 に示す。
平 成 25 年 度におけ る各測 定局の浮 遊粒子状物質 の 2%除 外値は、 0.052〜
0.064mg/m3 であり、環境基準を満足している。
また、浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化は、各測定局とも概ね横ばいで推移
している。
表 3.1‑6 浮遊粒子状物質の年間測定結果(平成 25 年度)
測定局
有
効
測
定
日
数
日
一
短期的評価
測
定
時
間
長期的評価
日平均値が
環境基準の
環
1時間値が
日平均値が
日平均 0.10mg/m3 を 長期的評価に 境
3
3
0.20mg/m を 0.10mg/m を 1時間値の
値の 2% 超えた日が2日 よる日平均値が 基
超えた時間数と 超えた日数と 最高値
除外値 以上連続した 0.10mg/m3 を
準
その割合
その割合
ことの有無
超えた日数 適:○
年
平
均
値
時間 mg/m3
時間
%
日
%
mg/m3
mg/m3
有×無○
日
否:×
曽根
357 8,634 0.027
0
0.0
0
0.0
0.116
0.064
○
0
○
苅田
354 8,556 0.022
0
0.0
0
0.0
0.135
0.052
○
0
○
般
局
注)環境基準は次表のとおりである。
環
境
上
の
条
件
1時間値の1日平均値が 0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が 0.20mg/m3以下であること。
出典:「ふくおかの大気環境
平成 25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/h25‑taiki‑data.html)
浮遊粒子状物質(mg/m3)
0.035
曽根
0.030
0.025
苅田
0.020
0.015
0.010
0.005
0.000
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
年度
出典:「平成 16 年版公害関係測定結果」(福岡県)
「ふくおかの大気環境 平成 17〜25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuoka‑taiki‑env.html)
図 3.1‑6 浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化
3‑9
(5) 有害大気汚染物質
事業実施区域周囲において、有害大気汚染物質(ベンゼン、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン、ジクロロメタン)の測定は実施されていない。
(6) 微小粒子状物質
事業実施区域周囲の一般局における平成 25 年度の微小粒子状物質の年間測定結果
を表 3.1‑7 に示す。
平成 25 年度における苅田測定局の微小粒子状物質の日平均の年間 98%値は、42.4
μg/m3 であり、環境基準を満足していない。
表 3.1‑7 微小粒子状物質の年間測定結果(平成 25 年度)
環境
基準
適:○
否:×
年平均値
日平均値の年間
98%値
日
μg/m3
μg/m3
曽根
4
20.7
−
0
0.0
−
苅田
351
17.1
42.4
19
5.4
×
測定局
一
般
局
日平均値が
35μg/m3 を超えた
日数とその割合
日
%
有効測定
日数
注)1.環境基準は次表のとおりである。
2.曽根観測局は有効日数が 250 日に満たないため、
「日平均値の年間 98%値」の算出を行っていない。
環
境
上
の
条
件
1年平均値が 15μg/m3 以下であり、かつ、1日平均値が 35μg/m3 以下であること。
出典:「ふくおかの大気環境
平成 25 年度大気汚染物質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/h25‑taiki‑data.html)
(7) ダイオキシン類
事業実施区域周囲において、一般局によるダイオキシン類の測定は実施されてい
ない。
3‑10
(8) 降下ばいじん量
事業実施区域周囲における降下ばいじん量の測定結果を表 3.1‑8 に示す。
降下ばいじん量の年平均値は、調査期間(平成 17〜26 年度)を通じて 1.5〜
10.1ton/km2/月の範囲の値を示している。
表 3.1‑8 降下ばいじん量の年平均値の調査結果(平成 17〜26 年度)
[単位:ton/km2/月]
年度
番号
測定地点
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
3
松原
7.0
7.8
5.5
3.3
2.9
[3.3]
3.4
4.6
4.4
2.6
4
神田
6.6
6.6
4.9
2.9
2.7
3.1
3.3
3.6
3.7
2.8
5
港
6.8
9.3
6.6
4.6
3.4
4.5
4.2
5.2
5.1
4.2
6
富久
5.2
5.8
4.8
2.5
2.2
3.0
2.1
3.4
2.9
2.3
7
南原
5.1
5.0
4.1
2.4
2.4
2.4
1.8
2.9
3.0
2.2
8
城南
4.5
4.1
3.9
2.0
1.9
2.8
2.6
3.0
3.3
3.0
9
新津
4.6
3.2
3.7
1.9
2.0
2.8
2.3
3.5
2.8
2.1
10
白石
3.8
3.9
3.6
1.9
1.6
2.3
2.2
2.2
3.0
2.5
11
二崎
4.8
3.6
3.6
1.9
2.0
3.3
2.2
2.5
3.3
2.1
12
片島
4.7
3.8
3.1
1.6
1.8
2.5
2.1
2.2
2.6
2.0
13
鋤崎
4.1
3.9
4.9
2.4
2.3
2.6
2.3
2.1
3.2
1.5
14
幸町
10.1
9.1
6.4
3.5
3.9
3.8
2.8
4.2
4.1
3.3
注)1.[ ]は参考値を示す。
2.表中の番号は図 3.1‑2 と対応している。
出典:苅田町環境保全課資料
3‑11
3.1.1.3 騒音
自動車騒音調査結果の概要を表 3.1‑9、調査地点を図 3.1‑7 に示す。
事業実施区域周囲では、平成 23 年度及び平成 24 年度に主要幹線道路沿道にお
いて自動車騒音の調査が行われており、昼間、夜間とも 3 地点中 1 地点が環境基
準を満足していない。
なお、苅田町では、自動車騒音調査は実施されていない。
表 3.1‑9 自動車騒音調査結果の概要(平成 23・24 年度)
等価騒音レベル
LAeq デシベル
【環境基準】
昼間
夜間
【70】 【65】
番
号
測定地点
車
線
数
1
北九州市小倉南区中曽根東 1 丁目
2
主要県道門司行橋線
71
69
2
北九州市小倉南区中吉田 3 丁目
2
主要県道門司行橋線
68
62
3
北九州市小倉南区朽網東 4 丁目
2
一般県道須磨園南原曽根線
66
61
道路名
注)1.表中の番号は図 3.1‑7 と対応している。
2.LAeq:等価騒音レベル 昼間:6〜22 時 夜間 22〜6 時
3.黄色網掛け部分は、環境基準不適合を示す。
出典:「平成 26 年度版 北九州の環境(資料編)」(北九州市環境局
3‑12
平成 26 年 9 月)
注)図中の番号は表 3.1‑9 と対応している。
出典:「平成 26 年度版 北九州の環境(資料編)」(北九州市環境局 平成 26 年 9 月)
図 3.1‑7 自動車騒音の調査地点
3‑13
3.1.1.4 振動
道路交通振動調査結果の概要を表 3.1‑10、調査地点を図 3.1‑8 に示す。
事業実施区域周囲では、北九州市港湾空港局により、平成 21 年度に道路交通振
動の調査が行われている。
振動レベルは昼間が 55dB、夜間が 40dB で、振動規制法に基づく道路交通振動の
要請限度を満足している。
表 3.1‑10 道路交通振動調査結果の概要(平成 21 年度)
調査
地点
1
路線名
(地点名称)
市道吉志新門司 1 号線
(門司区新門司 2 丁目 3)
振動レベル
要請限度適合状況
振動規制
(dB)
車線数 (要請限度値)
区域
昼間
夜間
昼間
夜間
55
40
2種
4
○
(70)
注)1.表中の番号は図 3.1‑8 と対応している。
2.昼間:8〜19 時 夜間 19〜8 時
3.適合状況の欄の記号は、○:要請限度適合 ×:要請限度不適合を示す。
出典:「北九州港港湾計画資料(その2)−改定−」(北九州市 平成 23 年 12 月)
3‑14
○
(65)
注)図中の番号は表 3.1‑10 と対応している。
出典:「北九州港港湾計画資料(その2)−改定−」(北九州市
平成 23 年 12 月)
図 3.1‑8 道路交通振動の調査地点
3‑15
3.1.2 水環境の状況
3.1.2.1 水象
(1) 潮汐
事業実施区域周囲の苅田港検潮所の位置を図 3.1‑10 に、潮位関係図を図 3.1‑9
に示す。
苅田港検潮所における潮位は、朔望平均満潮面(H.W.L)が基本水準面上+4.04m、
平均水面(M.S.L)が+2.06m、朔望平均干潮面(L.W.L)が基本水準面上+0.08m で、
朔望平均干満差(朔望平均満潮面‑朔望平均干潮面)は 3.96m となっている。
出典:国土交通省九州地方整備局資料(苅田港
平成 18 年)
図 3.1‑9 潮位関係図
3‑16
図 3.1‑10 検潮所の位置
3‑17
(2) 潮流
1) 平均大潮期の流況
事業実施区域周囲における平均大潮期の流況図を図 3.1‑11 に示す。
事業実施区域周囲における流向は、東流最強時は関門海峡から北九州市の東部海
岸に沿って南下する流れであり、西流最強時は北上する流れである。また、流速は、
東流最強時、
西流最強時とも事業実施区域周囲で 0.1〜0.2 ノット
(約 0.05〜0.10m/s)
となっている。
[関門海峡東流最強時]
[関門海峡西流最強時]
出典:「周防灘及付近潮流図」(海上保安庁
平成 18 年 3 月)
図 3.1‑11 平均大潮期の流況図
3‑18
2) 潮流楕円
事業実施区域周囲において国交省及び福岡県による潮流調査が実施されている。
潮流調査結果より、M2 分潮(半日周期)の潮流楕円を図 3.1‑12 に示す。
M2 分潮の長軸方向は海岸地形に沿った方向となっており、苅田港内の南側では南‑
北方向、苅田港内の北側では北西‑南東方向、苅田港沖合及び空港島北東側で北西‑
南東方向、空港島西及び東側で南‑北方向、曽根干潟沖合及び空港島の北西側で東‑
西方向を示している。
春季
夏季
秋季
冬季
凡例
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 25 年度)
●:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 25 年度)
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 26 年 3 月)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 26 年 3 月)
「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
図 3.1‑12 M2 分潮の潮流楕円
3‑19
3) 恒流
事業実施区域周囲において国交省及び福岡県による潮流調査が実施されている。
潮流調査結果より、恒流を図 3.1‑13 に示す。
恒流は、苅田港内で小さく、空港島周辺で大きい傾向にあり、流れの向きは、岸
方向への流れがみられる。
春季
夏季
秋季
冬季
凡例
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 25 年度)
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 25 年度)
●:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 26 年 3 月)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 26 年 3 月)
「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
図 3.1‑13 恒流
3‑20
(3) 波浪
国土交通省九州地方整備局苅田沖波浪観測塔における波高・波向別の波浪出現頻
度を表 3.1‑11、図 3.1‑14、波浪観測塔の位置を図 3.1‑15 に示す。
波高(有義波高※)の大部分は、1m 未満(98.1%)である。波向は、東方向が全体
の 36.4%と卓越しており、次いで東南東(20.1%)、東北東(14.5%)の順となっ
ており、東北東〜東南東方向で全体の約 70%を占めている。
表 3.1‑11 波高・波向別の波浪出現頻度(平成 17 年〜26 年)
[単位:件(%)]
波高階級
波高・波向別の波浪出現頻度
合計
(m)
北
北北東
北東
東北東
1,380
1,773
2,901
7,199 16,176
東
東南東
南東
7,912
1,774
南南東
南
南南西
南西
西南西
西
西北西
北西
北北西
808
516
437
467
470
493
624
658
771 44,359
(1.5)
(1.0)
(0.8)
(0.9)
(0.9)
(0.9)
(1.2)
(1.3)
(1.5) (85.0)
0.00〜0.50
(2.6)
(3.4)
(5.6) (13.8) (31.0) (15.2)
538
803
339
344
(1.0)
(1.5)
(0.6)
(0.7)
2,419
2,045
(3.4)
88
11
(0.2)
(0.0)
6
9
5
6
6
39
68
(0.1)
(0.1)
129
6,855
0.50〜1.00
6
12
1
6
(4.6)
(3.9)
373
491
18
(0.7)
(0.9)
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
0
2
1
(0.2) (13.1)
2
912
1.00〜1.50
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
3
(0.0)
1
2
33
25
(0.1)
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(1.7)
64
1.50〜2.00
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
0
8
13
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.1)
21
2.00〜2.50
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
0
2.50〜3.00
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
(0.0)
0
0
(0.0)
0
(0.0)
0
(0.0)
0
3.00以上
(0.0)
1,924
(0.0)
2,591
(0.0)
3,242
(0.0)
(0.0)
(0.0)
7,551 19,009 10,486
(0.0)
1,880
(0.0)
(0.0)
(0.0)
(0.0)
(0.0)
(0.0)
(0.0)
(0.0)
(0.0)
(0.0)
819
522
446
472
476
499
665
727
902 52,211
(1.6)
(1.0)
(0.9)
(0.9)
(0.9)
(1.0)
(1.3)
(1.4)
(1.7) (100.0)
合計
(3.7)
(5.0)
(6.2) (14.5) (36.4) (20.1)
(3.6)
注)1.欠測値は、値に含めない。
2.平成 26 年値は、速報値である。
出典:「ナウファス(国土交通省港湾局全国港湾海洋波浪情報網)」
(%) 北
北北西 40.0
北西
北北東
30.0
北東
0.00〜0.50
20.0
西北西
凡例
波高(m)
東北東
10.0
0.0
西
東
0.50〜1.00
1.00〜1.50
1.50〜2.00
西南西
東南東
南西
南東
南南西
南南東
2.00〜2.50
2.50〜3.00
3.00以上
南
出典:「ナウファス(国土交通省港湾局全国港湾海洋波浪情報網)」
図 3.1‑14 波高・波向別の波浪出現頻度(平成 17〜26 年)
※有義波高:1 回の波の観測時間の中で観測された波のうち、波高の高い方から 1/3 までを取り出して平
均化した波高をいう。
3‑21
図 3.1‑15 波浪観測位置図
3‑22
(4) 河川
事業実施区域周囲における河川の諸元を表 3.1‑12、河川の位置を図 3.1‑16 に示
す。
事業実施区域周囲には、福岡県が管理する二級河川が 6 河川あるが、事業実施区
域の背後は埋立地であり、河川の流入や流出はない。
表 3.1‑12 事業実施区域周囲における河川の諸元
種別
水系
河川名
延長(m)
長峡川
15,580
小波瀬川
8,250
白川
4,260
貫川
貫川
4,300
竹馬川
竹馬川
4,650
相割川
相割川
3,410
長峡川
二級河川
(知事管理)
注)延長は、福岡県管理のみ表示した。
出典:福岡県一級・二級河川図(福岡県 平成 23 年 3 月)
延長については、福岡県河川課へのヒアリングに基づき記載
3‑23
注)二級河川は、福岡県管理のみ図示した。
出典:福岡県一級・二級河川図(福岡県 平成 23 年 3 月)
図 3.1‑16 河川位置図
3‑24
3.1.2.2 水質
(1) 河川
事業実施区域周囲では、公共用水域の水質測定計画に基づき、福岡県等により平
成 25 年度に河川 13 地点で水質調査が行われている。調査地点の位置を図 3.1‑17 に
示す。
事業実施区域周囲の河川における公共用水域(河川)の基準点における水質調査
結果を表 3.1‑13、表 3.1‑14、生活環境項目の経年変化を図 3.1‑18、ダイオキシン
類に関する調査結果を表 3.1‑15 に示す。
平成 25 年度は、生活環境項目のうち、水素イオン濃度(pH)の 1 地点、生物化学
的酸素要求量(BOD75%値)の 1 地点を除き、全地点で環境基準を満足している。
生活環境項目の経年変化(平成 16〜25 年度)は、いずれの項目についても各河川
における年変動がみられる。特に、BOD75%値については玉川(玉川橋)、井場川(10
号線上)、長峡川二崎川(樋門)、SS については、長峡川(長峡川大橋)、大腸菌
群数については、貫川(神田橋)、全窒素については玉川(玉川橋)、全亜鉛につ
いては竹馬川(新開橋)の年変動が大きい傾向にある。
また、健康項目及びダイオキシン類については、全地点で環境基準を満足してい
る。
3‑25
注)地点番号は表 3.1‑13 に対応している。
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
図 3.1‑17 公共用水域水質調査地点(河川)
3‑26
表 3.1‑13(1) 公共用水域(河川)の基準点における水質測定結果(生活環境項目)
[平成 25 年度]
玉川橋
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
大腸菌群数
(MPN/100mL)
全窒素
(mg/L)
全燐
(mg/L)
全亜鉛
(mg/L)
最小〜
最大
平均
平均
平均
平均
平均
平均
平均
平均
号線上
日立体育館横
近衛川 殿川
7
井場川
6
樋門
5
新貝橋
4
玉川
3
新
開
橋
稗田川
2
区分
DO
(mg/L)
1.9
6.1
7.7〜
測定
10
8
−
0.79
0.099
0.008
〔2.6〕 〔8.4〕
値
9.3
(0.03
100
D
環境 6.0 以上
−
−
−
2 以上
8 以下
−
以下)
以下
基準 8.5 以下
m/n
5/12
0/12
0/12
0/2
0/12
−
0/2
0/2
0/1
0.5
1.7
測定
7.0〜
9.2
4
3,100
1.1
0.037
0.001
〔0.6〕 〔2.3〕
値
7.3
神
貫
(0.03
25
田
B
環境 6.5 以上
5,000 以下
−
−
5 以上
3 以下
−
川
以下)
以下
橋
基準 8.5 以下
m/n
0/12
0/12
0/12
0/2
0/12
2/12
0/2
0/2
0/1
0.8
3.0
測定
7.7〜
10
4
1,700
0.99
0.052
−
〔0.8〕 〔4.0〕
値
8.3
− 環境
−
−
−
−
−
−
−
−
−
基準
m/n
0/4
0/4
0/4
0/2
0/4
0/4
0/2
0/2
−
3.7
6.0
測定
8.1〜
−
9
−
1.7
0.20
−
〔4.2〕 〔5.8〕
値
8.9
− 環境
−
−
−
−
−
−
−
−
−
基準
m/n
0/4
−
0/4
0/4
0/4
−
0/4
0/4
−
4.9
7.7
測定
7.7〜
−
4
−
3.6
0.48
−
〔5.7〕 〔7.6〕
値
8.7
− 環境
−
−
−
−
−
−
−
−
−
基準
m/n
0/4
−
0/4
0/4
0/4
−
0/4
0/4
−
6.2
9.6
測定
7.5〜
−
11
−
3.1
0.41
−
10
〔4.6〕 〔5.6〕
値
8.1
− 環境
−
−
−
−
−
−
−
−
−
基準
m/n
0/4
−
0/4
0/4
0/4
−
0/4
0/4
−
1.6
6.2
測定
7.4〜
−
13
−
2.5
0.22
−
〔1.9〕 〔5.7〕
値
8.2
− 環境
−
−
−
−
−
−
−
−
−
基準
m/n
0/4
−
0/4
0/4
0/4
−
0/4
0/4
−
注)1. 地点番号は、図 3.1‑17 に対応している。
2. n:総検体数 m:環境基準を満足しない件数。
3. ‐について、「測定値」及び「m/n」の欄は未測定、「環境基準」の欄は環境基準が適用されない
ことを示す。
4. BOD 及び COD の欄の〔〕は、75%値を示す。環境基準の評価は、75%値から判断する。
5. 全亜鉛の環境基準値は、現時点で環境基準の類型指定がなされていないため()標記とする。
6. 黄色網掛け部分は、環境基準を満足していない項目を示す。
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
竹
馬
川
朽網川
1
類型
測定地点
pH
3‑27
表 3.1‑13(2) 公共用水域(河川)の基準点における水質測定結果(生活環境項目)
[平成 25 年度]
臨海公園横
集公園下
日豊線下
長峡川大橋
樋門
今古賀踏切
小波瀬川
13
長峡川 二崎川
12
長峡川
11
近衛川
10
近衛川 長曽川
9
近衛川
8
類型
測定地点
−
−
−
C
C
A
DO
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
大腸菌群数
(MPN/100mL)
全窒素
(mg/L)
全燐
(mg/L)
全亜鉛
(mg/L)
平均
平均
平均
平均
平均
平均
平均
平均
−
2.5
〔1.9〕
7.8
〔7.4〕
14
−
4.5
1.4
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0/4
7.5〜
8.0
−
0/4
3.3
〔3.4〕
0/4
6.3
〔6.0〕
0/4
−
0/4
0/4
−
2
−
2.0
0.26
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0/4
7.4〜
8.1
−
0/4
3.9
〔5.0〕
0/4
5.7
〔7.3〕
0/4
−
0/4
0/4
−
3
−
3.0
0.27
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0/4
7.8〜
8.0
6.5 以上
8.5 以下
0/4
7.4〜
7.9
6.5 以上
8.5 以下
0/4
7.5〜
8.7
6.5 以上
8.5 以下
1/4
−
0/4
1.2
〔1.2〕
0/4
3.9
〔3.7〕
0/4
−
0/4
0/4
−
14
−
0.63
0.075
−
5 以下
−
−
−
−
0/4
5.1
〔4.8〕
0/4
9.3
〔10〕
−
0/4
0/4
(0.03
以下)
−
−
3.3
0.55
−
5 以下
−
−
−
−
1/4
3.0
〔3.5〕
0/4
5.0
〔5.7〕
−
0/4
0/4
(0.03
以下)
−
−
2.3
0.24
−
2 以下
−
1,000 以下
−
−
4/4
0/4
−
0/4
0/4
pH
区分
測定
値
環境
基準
m/n
測定
値
環境
基準
m/n
測定
値
環境
基準
m/n
測定
値
環境
基準
m/n
測定
値
環境
基準
m/n
測定
値
環境
基準
m/n
最小〜
最大
7.9〜
8.1
−
−
−
5.0
以上
−
−
5.0
以上
−
−
7.5
以上
−
50
以下
0/4
18
50
以下
0/4
2
25
以下
0/4
(0.03
以下)
−
注)1. 地点番号は、図 3.1‑17 に対応している。
2. n:総検体数 m:環境基準を満足しない件数
3. ‐について、「測定値」及び「m/n」の欄は未測定、「環境基準」の欄は環境基準が適用されない
ことを示す。
4. BOD 及び COD の欄の〔〕は、75%値を示す。環境基準の評価は、75%値から判断する。
5. 全亜鉛の環境基準値は、現時点で環境基準の類型指定がなされていないため()標記とする。
6. 黄色網掛け部分は、環境基準を満足していない項目を示す。
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
3‑28
pH(最大値)
10.5
竹馬川
10.0
新開橋
貫川 神田橋
9.5
朽網川
新貝橋
8.5
稗田川
樋門
8.0
玉川 玉川橋
9.0
7.5
井場川 10号線上
7.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
pH(最大値)
10.5
近衛川殿川 日立体育館横
近衛川
10.0
臨海公園横
近衛川 長曽川
9.5
近衛川
9.0
8.5
集公園下
日豊線下
長峡川長峡川大橋
8.0
長峡川二崎川
樋門
7.5
小波瀬川
7.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
今古賀踏切
H25
(年度)
pH(最小値)
9.0
竹馬川
8.5
新開橋
貫川
8.0
神田橋
朽網川
新貝橋
7.0
稗田川
樋門
6.5
玉川
7.5
6.0
玉川橋
井場川
5.5
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
pH(最小値)
9.0
10号線上
近衛川殿川
近衛川
8.5
日立体育館横
臨海公園横
近衛川長曽川
集公園下
8.0
7.5
7.0
近衛川
日豊線下
長峡川
長峡川大橋
6.5
長峡川二崎川
6.0
5.5
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
小波瀬川
今古賀踏切
(年度)
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑18(1) pH の経年変化
3‑29
樋門
(mg/L)
DO(年間平均値)
12
竹馬川
11
貫川
10
朽網川
新開橋
神田橋
新貝橋
9
8
7
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H24
H23
H25
(年度)
竹馬川
BOD(75%値)
(mg/L)
新開橋
12
貫川
神田橋
10
8
朽網川
新貝橋
6
稗田川
樋門
4
玉川
玉川橋
2
井場川
10号線上
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
BOD(75%値)
(mg/L)
近衛川殿川
横
近衛川
12
10
日立体育館
臨海公園横
近衛川長曽川
集公園下
8
近衛川
日豊線下
長峡川
長峡川大橋
6
4
2
長峡川二崎川
樋門
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
小波瀬川
今古賀踏切
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑18(2) DO、BOD(75%値)の経年変化
3‑30
(mg/L)
竹馬川
SS(年間平均値)
新開橋
35
貫川
神田橋
30
25
20
朽網川
新貝橋
稗田川
樋門
15
玉川
10
玉川橋
井場川
5
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
10号線上
近衛川殿川
館横
H25
日立体育
(年度)
(mg/L)
SS(年間平均値)
近衛川
臨海公園横
35
30
近衛川長曽川
下
集公園
25
20
15
近衛川
日豊線下
長峡川
長峡川大橋
10
長峡川二崎川
5
0
小波瀬川
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
樋門
今古賀踏切
H25
(年度)
(MPN/100mL)
大腸菌群数(年間平均値)
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
貫川
朽網川
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
神田橋
新貝橋
H25
(年度)
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑18(3) SS、大腸菌群数の経年変化
3‑31
(mg/L)
全窒素(年間平均値)
竹馬川
新開橋
8.0
7.0
貫川
神田橋
6.0
朽網川
新貝橋
稗田川
樋門
5.0
4.0
3.0
玉川
2.0
1.0
玉川橋
井場川
10号線上
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
近衛川殿川
日立体育館横
(年度)
(mg/L)
全窒素(年間平均値)
近衛川
8.0
7.0
臨海公園横
近衛川長曽川
集公園下
6.0
5.0
近衛川
日豊線下
長峡川
長峡川大橋
4.0
3.0
2.0
長峡川二崎川
1.0
樋門
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
小波瀬川
今古賀踏切
(年度)
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑18(4) 全窒素の経年変化
3‑32
(mg/L)
全燐(年間平均値)
竹馬川
新開橋
1.20
貫川 神田橋
1.00
0.80
朽網川
新貝橋
0.60
稗田川
樋門
0.40
玉川 玉川橋
0.20
井場川 10号線上
0.00
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
(mg/L)
臨海公園横
1.4mg/L
全燐(年間平均値)
1.20
近衛川殿川 日立体育館
横
近衛川
1.00
臨海公園横
近衛川長曽川
集公園下
0.80
近衛川
日豊線下
長峡川
長峡川大橋
0.60
0.40
0.20
長峡川二崎川
樋門
0.00
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
小波瀬川
今古賀踏切
(年度)
(mg/L)
全亜鉛(年間平均値)
0.014
竹馬川
新開橋
0.012
貫川
0.010
0.008
神田橋
朽網川
新貝橋
0.006
0.004
0.002
0.000
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑18(5) 全燐、全亜鉛の経年変化
3‑33
表 3.1‑14 公共用水域(河川)の基準点における水質測定結果(健康項目)
No.
河川名
調査地点
項目名
単位
カドミウム
mg/L
全シアン
mg/L
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
アルキル水銀
mg/L
PCB
mg/L
1
竹馬川
新開橋
環境
基準値
≦0.003
検出され
ないこと
≦0.01
≦0.05
≦0.01
≦0.0005
検出され
ないこと
検出され
ないこと
≦0.02
≦0.002
≦0.004
≦0.1
≦0.04
≦1
≦0.006
≦0.03
≦0.01
≦0.002
≦0.006
≦0.003
≦0.02
≦0.01
≦0.01
[平成 25 年度]
3
朽網川
新貝橋
2
貫川
神田橋
最大値
m/n
最大値
m/n
最大値
m/n
<0.0003
0/1
<0.0003
0/1
−
−
ND
0/1
ND
0/1
−
−
<0.005
<0.005
<0.005
<0.0005
0/1
0/1
0/1
0/1
<0.005
<0.005
<0.005
<0.0005
0/1
0/1
0/1
0/1
−
−
−
−
−
−
−
−
ND
0/1
ND
0/1
−
−
ND
0/1
ND
0/1
−
−
ジクロロメタン
mg/L
<0.002
0/1
<0.002
0/1
<0.002
0/1
四塩化炭素
mg/L
<0.0002
0/1
<0.0002
0/1
<0.0002
0/1
1,2‑ジクロロエタン
mg/L
<0.0004
0/1
<0.0004
0/1
<0.0004
0/1
1,1‑ジクロロエタン
mg/L
<0.01
0/1
<0.01
0/1
<0.01
0/1
シス‑1,2‑ジクロロエチレン mg/L
<0.004
0/1
<0.004
0/1
<0.004
0/1
1,1,1‑トリクロロエタン
mg/L
<0.1
0/1
<0.1
0/1
<0.1
0/1
1,1,2‑トリクロロエタン
mg/L
<0.0006
0/1
<0.0006
0/1
<0.0006
0/1
トリクロロエチレン
mg/L
<0.003
0/1
<0.003
0/1
<0.003
0/1
テトラクロロエチレン
mg/L
<0.001
0/1
<0.001
0/1
<0.001
0/1
1,3‑ジクロロプロペン
mg/L
<0.0002
0/1
<0.0002
0/1
<0.0002
0/1
チラウム
mg/L
<0.0006
0/1
<0.0006
0/1
<0.0006
0/1
シマジン
mg/L
<0.0003
0/1
<0.0003
0/1
<0.0003
0/1
チオベンカルブ
mg/L
<0.002
0/1
<0.002
0/1
<0.002
0/1
ベンゼン
mg/L
<0.001
0/1
<0.001
0/1
<0.001
0/1
セレン
mg/L
<0.001
0/1
<0.001
0/1
<0.001
0/1
硝酸性窒素及び
mg/L
≦10
0.59
0/1
1.1
0/1
0.89
0/1
亜硝酸性窒素
ふっ素
mg/L
≦0.8
0.1
0/1
<0.1
0/1
<0.1
0/1
ほう素
mg/L
≦1
<0.1
0/1
<0.1
0/1
<0.1
0/1
1,4‑ジオキサン
mg/L
≦0.05
<0.005
0/1
<0.005
0/1
<0.005
0/1
注) 1.地点番号は図 3.1‑17 に対応する。
2.n:総検体数 m:環境基準を満足しない件数。
3.‐は未測定を示す。
4.ND は報告下限値未満を示す。
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
表 3.1‑15 ダイオキシン類に関する公共用水域(河川)測定結果
No.
河川名
調査地点
採水日
[平成 25 年度]
ダイオキシン類・水質
(pg‑TEQ/L)
環境基準値
1
2
竹馬川
貫川
新開橋
神田橋
9 月 30 日
9 月 30 日
1 以下
総毒性等量
0.13
0.068
注)地点番号は図 3.1‑17 に対応する。
出典:「平成 26 年度版 北九州の環境(資料編)」(北九州市環境局
3‑34
平成 26 年 9 月)
(2) 海域
1) 公共用水域水質調査
事業実施区域周囲では、公共用水域の水質測定計画に基づき、福岡県等により平
成 25 年度に海域の 2 地点で水質調査が行われている。調査地点の位置を図 3.1‑19
に示す。
事業実施区域周囲の瀬戸内海水域(福岡県)における、公共用水域(海域)の水
質調査結果を表 3.1‑16、表 3.1‑17、生活環境項目の経年変化を図 3.1‑20 に示す。
平成 25 年度は、生活環境項目のうち、水素イオン濃度(pH)の 2 地点、化学的酸
素要求量(COD)の 1 地点を除き、全地点で環境基準を満足している。
生活環境項目の経年変化(平成 16〜25 年度)をみると、COD は、やや減少傾向が
みられる。その他の項目については、年変動がみられるものの、概ね横ばいで推移
している。
また、健康項目については、各項目とも全地点で環境基準を満足している。
3‑35
出典: 「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑19 公共用水域水質調査地点(海域)
3‑36
表 3.1‑16 公共用水域(海域)における水質測定結果(生活環境項目)
[平成 25 年度]
基準点
補助地点
豊前地先海域
S16
豊前地先海域
S‑2
測定点種別
水
測定
域
地点
名
類型
指定
SS
(mg/L)
最小〜
最大
平均
平均
平均
平均
平均
全燐
(mg/L)
全亜鉛
(mg/L)
平均
平均
平均
0.018
0.002
8.0
2.0
〔1.9〕
<1
<2
ND
0.17
環境
基準
8.1〜
8.4
7.8 以上
8.3 以下
7.5
以上
2 以下
‑
1,000
以下
検出され
ないこと
0.3
以下
m/n
2/8
4/8
2/8
0/8
0/1
0/4
0/4
0/4
0/8
0.03 以 (0.02 以
下
下)
8.3
2.1
〔2.2〕
4
1
ND
0.18
0.020
‑
環境
基準
8.0〜
8.4
7.8 以上
8.3 以下
7.5
以上
2 以下
‑
1,000
以下
検出され
ないこと
0.3
以下
0.03
以下
(0.02
以下)
m/n
1/48
4/24
26/48
0/48
0/4
0/4
0/24
0/24
‑
測定値
A Ⅱ
pH
COD
(mg/L)
区分
測定値
A Ⅱ
大腸菌
n‑ヘキサ
群数
全窒素
ン抽出物
(MPN/
(mg/L)
(mg/L)
100mL)
DO
(mg/L)
注) 1.地点番号は図 3.1‑19 に対応する。
2.n:総検体数 m:環境基準を満足しない件数。
3. ‐について、「測定値」及び「m/n」の欄は未測定、「環境基準」の欄は環境基準が適用されないこ
とを示す。
4.COD の欄の〔〕は、75%値を示す。環境基準の評価は、75%値から判断する。
5.ND は報告下限値未満を示す。
6.全亜鉛の環境基準値は、現時点で環境基準の類型指定がなされていないため参考までに生物 A 類型の
基準値を()標記とする。
7.黄色網掛け部分は、環境基準を満足していない項目を示す。
出典: 「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
3‑37
pH(最大値)
10.0
9.0
S‑2
8.0
S16
環境基準値(A 類型)
7.0
6.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
pH(最小値)
10.0
9.0
S‑2
8.0
S16
環境基準値(A 類型)
7.0
6.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
(mg/L)
DO(年間平均値)
10.0
9.0
8.0
S‑2
7.0
環境基準値(A 類型)
S16
6.0
5.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑20(1) pH 及び DO の経年変化
3‑38
(mg/L)
COD(75%値)
3.0
2.5
S‑2
S16
2.0
環境基準値(A 類型)
1.5
H16
H17
H18
H19
(mg/L)
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
SS(年間平均値)
8
7
6
5
S‑2
4
S16
3
2
1
0
H16
H17
H18
(MPN/100mL)
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
大腸菌群数(年間平均値)
1,000
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
環境基準値(A 類型)
S‑2
S16
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑20(2) COD(75%値)、SS、大腸菌群数の経年変化
3‑39
(mg/L)
全窒素(年間平均値)
0.4
0.3
環境基準値(Ⅱ類型)
S‑2
0.2
S16
0.1
0.0
H16
H17
H18
H19
(mg/L)
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
全燐(年間平均値)
0.04
0.03
環境基準値(Ⅱ類型)
S‑2
0.02
S16
0.01
0.00
H15
H16
H17
H18
(mg/L)
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
全亜鉛(年間平均値)
0.010
0.008
0.006
S‑2
S16
0.004
0.002
0.000
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
出典:「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
水環境総合情報サイト(環境省 https://www2.env.go.jp/water‑pub/mizu‑site/)
図 3.1‑20(3) 全窒素、全燐、全亜鉛の経年変化
3‑40
表 3.1‑17 公共用水域(海域)の基準点における水質測定結果(健康項目)
[平成 25 年度]
項目名
測定地点
水域名
測定点種別
単位
カドミウム
全シアン
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀
PCB
ジクロロメタン
四塩化炭素
1,2‑ジクロロエタン
1,1‑ジクロロエタン
シス‑1,2‑ジクロロエチレン
1,1,1‑トリクロロエタン
1,1,2‑トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3‑ジクロロプロペン
チラウム
シマジン
チオベンカルブ
ベンゼン
セレン
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
ふっ素
ほう素
1,4‑ジオキサン
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
環境基準値
≦0.003
検出されないこと
≦0.01
≦0.05
≦0.01
≦0.0005
検出されないこと
検出されないこと
≦0.02
≦0.002
≦0.004
≦0.1
≦0.04
≦1
≦0.006
≦0.03
≦0.01
≦0.002
≦0.006
≦0.003
≦0.02
≦0.01
≦0.01
≦10
≦0.8
≦1
≦0.05
S‑2
豊前地先海域
基準点
最大値
m/n
<0.0003
ND
<0.005
<0.02
<0.005
<0.0005
ND
‑
<0.002
<0.0002
<0.0004
<0.01
<0.004
<0.1
<0.0006
<0.002
<0.001
<0.0002
<0.0006
<0.0003
<0.002
<0.001
<0.002
<0.04
‑
‑
<0.005
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
‑
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
0/1
‑
‑
0/1
注) 1.地点番号は図 3.1‑19 に対応する。
2.n:総検体数 m:環境基準を満足しない件数。
3.‐は未測定を示す。
4.ND は報告下限値未満を示す。
出典: 「公共用水域水質測定結果」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/koukyouyousuiiki.html)
3‑41
2) 国土交通省等による調査
事業実施区域周囲では、国土交通省、環境省、福岡県及び行橋市により図 3.1‑21
に示す地点において、水質調査が実施されている。以下に、化学的酸素要求量、全
窒素、全燐、溶存酸素量及びクロロフィル a の水平分布及び経年変化(直近 10 年間)
を示す。なお、前述した公共用水域水質調査の結果も併記した。
注)1.「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」は、「生態系調査」(国土交通省九州地方
整備局北九州港湾・空港整備事務所)及び「新門司沖濁り監視調査」(国土交通省九州地方整
備局北九州港湾・空港整備事務所)の総称を示す。
2.「苅田港(新松山地区)公有水面埋立事業に係る環境監視調査」は、「苅田港環境監視調査」
(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)及び「苅田港新松山地区環境監視調査業務委託」
(福岡県苅田港務所)の総称を示す。
3. 「覆砂海域環境調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)は、「覆砂海域環境調査」
(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)及び「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通
省九州地方整備局苅田港湾事務所)の総称を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(環境省)
「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(福岡県、北九州市、苅田町)
「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター)
「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
「行橋市による調査」(行橋市)
図 3.1‑21 水質の調査地点
3‑42
a. 化学的酸素要求量(COD)
COD の調査地点は図 3.1‑22、水平分布は図 3.1‑23 に示すとおりである。また、
継続的に水質調査が実施されている地点について経年変化を図 3.1‑24 に示す。
水平分布をみると、表層、下層ともに春季及び夏季においてやや高い値を示す傾
向がみられる。環境基準値(A 類型:2.0mg/L 以下)と比較すると、いずれの季節に
おいても基準値を満足しない地点がみられ、特に、夏季に多い傾向がみられる。
経年変化をみると、いずれの地点においても概ね横ばい傾向で推移しており、季
節変化は、春季から夏季にやや高く、秋季から冬季に低くなる傾向がみられる。
図 3.1‑22 COD の調査地点
3‑43
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(A 類型)
:2.0mg/L 以下
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
◆:「覆砂海域環境調査」(平成 24 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
◆:「行橋市による調査」(平成 26 年度)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は 75%値を示す。
3.「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」の値は COD‑OH のため、表記していない。
図 3.1‑23(1) COD の水平分布(表層)
3‑44
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(A 類型)
:2.0mg/L 以下
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
◆:「覆砂海域環境調査」(平成 24 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
◆:「行橋市による調査」(平成 26 年度)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は 75%値を示す。
3.「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」の値は COD‑OH のため、表記していない。
図 3.1‑23(2) COD の水平分布(下層)
3‑45
【1:A類型】
【2:A類型】
6.0
6.0
表層
表層
5.0
下層
COD(mg/L)
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
2.0
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
環境基準
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
6.0
6.0
表層
表層
5.0
下層
COD(mg/L)
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
下層
4.0
3.0
2.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
環境基準
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
【6:A類型】
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
6.0
表層
表層
5.0
下層
COD(mg/L)
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
2.0
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
環境基準
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
【10:A類型】
6.0
表層
5.0
COD(mg/L)
H26 年度
【7:A類型】
6.0
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
環境基準
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【12:A類型】
6.0
表層
5.0
COD(mg/L)
H26 年度
【5:A類型】
【3:A類型】
下層
4.0
3.0
2.0
未実施
1.0
環境基準
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
COD の調査地点
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
図 3.1‑24(1) COD の経年変化
3‑46
H24
H25
H26 年度
【18:A類型】
【13:A類型】
6.0
6.0
表層
表層
5.0
下層
COD(mg/L)
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
下層
4.0
3.0
2.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
環境基準
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
【19:A類型】
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
6.0
6.0
表層
表層
5.0
下層
COD(mg/L)
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
2.0
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
環境基準
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【21:A類型】
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
6.0
表層
表層
5.0
下層
COD(mg/L)
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
下層
4.0
3.0
2.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
環境基準
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【23:A類型】
6.0
表層
5.0
COD(mg/L)
H26 年度
【22:A類型】
6.0
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
環境基準
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【24:A類型】
6.0
表層
5.0
COD(mg/L)
H26 年度
【20:A類型】
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
環境基準
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
COD の調査地点
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
図 3.1‑24(2) COD の経年変化
3‑47
H26 年度
【636:A類型】
6.0
【S‑2:A類型】
表層:7.8
6.0
最大値
表層
4.0
3.0
2.0
最小値
4.0
3.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
環境基準
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
0.0
H25 年度
【S16:A類型】
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
【St.11】
6.0
6.0
最大値
表層
平均値
5.0
5.0
最小値
COD‑OH(mg/L)
COD(mg/L)
平均値
5.0
下層
COD(mg/L)
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
2.0
下層
4.0
3.0
2.0
水産用水基準
1.0
1.0
環境基準
0.0
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
【B:A類型】
【St.12】
6.0
6.0
表層
表層
5.0
下層
COD(mg/L)
COD‑OH(mg/L)
5.0
4.0
3.0
2.0
H25 年度
水産用水基準
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
1.0
環境基準
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24 年度
【M3:A類型】
6.0
下層:8.8
表層
COD(mg/L)
5.0
下層
4.0
3.0
2.0
1.0
環境基準
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24 年度
【苅田沖:A類型】
6.0
表層
COD(mg/L)
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
環境基準
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
COD の調査地点
注)1.調査頻度は、地点 636 で年 4 回(四季)、St.11、12 で毎月 1 回、地点 B で年 1 回(夏季)、地点
M3 で年 2 回(夏季、冬季)、苅田沖で年 3 回(夏季、秋季、冬季)である。
2.地点 S‑2、S16 の平均値は、75%値を示す。
3.St.11、12 の値は COD‑OH を示し、基準は水産用水基準(COD‑OH:1.0mg/L 以下)を参考にした。
出典:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(環境省)
「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(福岡県、北九州市、苅田町)
「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
「行橋市による調査」(行橋市)
図 3.1‑24(3) COD の経年変化
3‑48
b. 全窒素(T‑N)
全窒素の調査地点は図 3.1‑25、水平分布は図 3.1‑26 に示すとおりである。また、
継続的に水質調査が実施されている地点について経年変化を図 3.1‑27 に示す。
水平分布をみると、表層、下層ともに夏季でやや高い値を示す傾向がみられる。
環境基準値(Ⅱ類型:0.3mg/L 以下)と比較すると、夏季、秋季で基準値を満足しな
い地点がみられる。
経年変化をみると、いずれの地点においても概ね横ばい傾向で推移しており、季
節変化は、夏季にやや高く、冬季に低くなる傾向がみられる。
図 3.1‑25 全窒素の調査地点
3‑49
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(Ⅱ類型)
:0.3mg/L 以下
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値を示す。
図 3.1‑26(1) 全窒素の水平分布(表層)
3‑50
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(Ⅱ類型)
:0.3mg/L 以下
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値を示す。
図 3.1‑26(2) 全窒素の水平分布(下層)
3‑51
【1:Ⅱ類型】
【2:Ⅱ類型】
0.6
0.6
表層
表層
0.5
下層
全窒素(mg/L)
全窒素(mg/L)
0.5
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
下層
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.6
0.6
表層
表層
0.5
下層
全窒素(mg/L)
全窒素(mg/L)
0.5
0.4
0.3
環境基準
0.2
下層
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
0.1
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.6
0.6
表層
表層
0.5
下層
全窒素(mg/L)
全窒素(mg/L)
0.5
0.4
環境基準
0.2
0.1
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
環境基準
0.2
0.0
H17
H17
H26 年度
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【12:Ⅱ類型】
0.6
0.6
表層
0.5
表層
0.5
下層
全窒素(mg/L)
全窒素(mg/L)
0.3
0.0
【10:Ⅱ類型】
下層
0.4
0.1
0.4
0.3
H26 年度
【7:Ⅱ類型】
【6:Ⅱ類型】
0.3
H26 年度
【5:Ⅱ類型】
【3:Ⅱ類型】
環境基準
0.2
0.1
下層
0.4
0.3
環境基準
0.2
未実施
0.1
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【13:Ⅱ類型】
0.6
表層
全窒素(mg/L)
0.5
下層
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【18:Ⅱ類型】
0.6
表層
全窒素(mg/L)
0.5
下層
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
全窒素の調査地点
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
図 3.1‑27(1) 全窒素の経年変化
3‑52
H26 年度
【19:Ⅱ類型】
【20:Ⅱ類型】
0.6
0.6
表層
0.4
表層
0.5
下層
全窒素(mg/L)
全窒素(mg/L)
0.5
環境基準
0.3
0.2
0.1
下層
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.6
0.6
表層
表層
0.5
下層
全窒素(mg/L)
全窒素(mg/L)
0.5
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
下層
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【23:Ⅱ類型】
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.6
表層
表層
0.5
下層
全窒素(mg/L)
全窒素(mg/L)
0.5
0.4
環境基準
0.2
0.1
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.6
表層
0.5
最大値
0.5
全窒素(mg/L)
下層
0.4
環境基準
0.2
0.1
平均値
最小値
0.4
0.3
環境基準
0.2
0.1
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
【S16:Ⅱ類型】
0.6
8.3
8.9
最大値
0.5
全窒素(mg/L)
H26 年度
【S‑2:Ⅱ類型】
表層:0.87
0.6
環境基準
0.2
0.0
【636:Ⅱ類型】
全窒素(mg/L)
0.3
0.0
H17
下層
0.4
0.1
0.3
H26 年度
【24:Ⅱ類型】
0.6
0.3
H26 年度
【22:Ⅱ類型】
【21:Ⅱ類型】
平均値
最小値
0.4
環境基準
0.3
0.2
0.1
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
全窒素の調査地点
注)1.調査頻度は年 4 回(四季)である。
2.地点 S‑2、S16 の平均値は、年平均値を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(環境省)
「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(福岡県、北九州市、苅田町)
図 3.1‑27(2) 全窒素の経年変化
3‑53
H25 年度
c. 全燐(T‑P)
全燐の調査地点は図 3.1‑28、水平分布は図 3.1‑29 に示すとおりである。また、
継続的に水質調査が実施されている地点について経年変化を図 3.1‑30 に示す。
水平分布をみると、表層、下層ともに夏季及び秋季でやや高い値を示す傾向がみ
られる。環境基準値(Ⅱ類型:0.03mg/L 以下)と比較すると、いずれの季節におい
ても基準値を満足しない地点がみられ、特に、夏季及び秋季で多い傾向となってい
る。
経年変化をみると、いずれの地点においても概ね横ばい傾向で推移しており、季
節変化は、明確な変化傾向はみられないが、夏季や秋季に基準値を超える値を記録
する傾向がみられる。
図 3.1‑28 全燐の調査地点
3‑54
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(Ⅱ類型)
:0.03mg/L 以下
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値を示す。
図 3.1‑29(1) 全燐の水平分布(表層)
3‑55
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(Ⅱ類型)
:0.03mg/L 以下
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値を示す。
図 3.1‑29(2) 全燐の水平分布(下層)
3‑56
【1:Ⅱ類型】
【2:Ⅱ類型】
0.08
0.08
表層
0.06
0.05
0.04
環境基準
0.03
0.02
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
全燐(mg/L)
0.05
H21
H22
H23
H24
H25
環境基準
0.04
下層:0.200
表層
0.02
0.00
下層
環境基準
0.03
0.01
0.00
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.08
0.08
表層
0.07
表層
0.07
下層
全燐(mg/L)
0.06
0.05
環境基準
下層
0.06
0.05
0.04
0.03
0.02
0.02
0.01
0.01
環境基準
0.00
0.00
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.08
0.08
表層
0.07
表層
0.07
下層
全燐(mg/L)
0.06
0.05
環境基準
0.05
0.04
0.03
0.02
0.01
0.01
0.00
下層
0.06
0.02
環境基準
0.00
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【13:Ⅱ類型】
0.08
表層
全燐(mg/L)
0.07
下層
0.06
0.05
環境基準
0.02
0.01
0.00
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【18:Ⅱ類型】
下層:0.087
0.08
表層
全燐(mg/L)
0.07
下層
0.06
0.05
0.04
H26 年度
【12:Ⅱ類型】
【10:Ⅱ類型】
0.03
H26 年度
【7:Ⅱ類型】
【6:Ⅱ類型】
0.04
H26 年度
0.05
0.01
0.03
H20
0.06
0.02
0.04
H19
0.07
下層
0.06
0.03
H18
0.08
表層
0.07
0.04
環境基準
【5:Ⅱ類型】
0.08
全燐(mg/L)
0.03
H26 年度
【3:Ⅱ類型】
全燐(mg/L)
0.04
0.00
H17
全燐(mg/L)
0.05
0.01
0.00
0.03
下層
0.06
0.02
0.01
0.04
表層
0.07
下層
全燐(mg/L)
全燐(mg/L)
0.07
環境基準
0.03
0.02
0.01
0.00
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
全燐の調査地点
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
図 3.1‑30(1) 全燐の経年変化
3‑57
H26 年度
【19:Ⅱ類型】
【20:Ⅱ類型】
0.08
0.08
表層
0.06
0.05
0.04
0.03
環境基準
0.00
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
全燐(mg/L)
全燐(mg/L)
0.05
環境基準
0.02
0.01
H22
H23
H24
H25
表層
下層
0.06
0.05
0.04
0.03
環境基準
0.01
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【23:Ⅱ類型】
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.08
表層
0.07
表層
0.07
下層
全燐(mg/L)
0.06
0.05
環境基準
下層
0.06
0.05
0.04
環境基準
0.03
0.02
0.02
0.01
0.01
0.00
0.00
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.08
表層
0.07
全燐(mg/L)
0.06
最大値
0.07
下層
0.05
環境基準
平均値
0.06
最小値
0.05
0.04
0.03
0.02
0.02
0.01
0.01
環境基準
0.00
0.00
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
【S16:Ⅱ類型】
0.083
0.08
最大値
0.07
全燐(mg/L)
H26 年度
【S‑2:Ⅱ類型】
表層:0.107
0.08
H17
H26 年度
【636:Ⅱ類型】
平均値
0.06
最小値
0.05
0.03
H26 年度
【24:Ⅱ類型】
0.08
0.04
H26 年度
0.00
H17
0.03
H21
0.02
0.00
0.04
H20
0.07
下層
0.06
0.03
H19
0.08
表層
0.07
0.04
H18
【22:Ⅱ類型】
0.08
0.03
環境基準
0.03
0.01
【21:Ⅱ類型】
全燐(mg/L)
0.04
0.02
H17
全燐(mg/L)
0.05
0.01
0.00
下層
0.06
0.02
0.04
表層
0.07
下層
全燐(mg/L)
全燐(mg/L)
0.07
環境基準
0.02
0.01
0.00
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
全燐の調査地点
注)1. 調査頻度は年 4 回(四季)である。
2. 地点 S‑2、S16 の平均値は、年平均値を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(環境省)
「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(福岡県、北九州市、苅田町)
図 3.1‑30(2) 全燐の経年変化
3‑58
H25 年度
d. 溶存酸素量(DO)
溶存酸素量の調査地点は図 3.1‑31、水平分布は図 3.1‑32 に示すとおりである。
また、継続的に水質調査が実施されている地点について経年変化を図 3.1‑33 に示す。
水平分布をみると、夏季でやや低い値を示し、特に、下層で低い値となっている。
環境基準値(A 類型:7.5mg/L 以上)と比較すると、いずれの季節においても基準値
を満足しない地点がみられ、特に、夏季においては全域で基準値を満足していない。
経年変化をみると、夏季にやや低く、秋季から冬季に高くなる傾向を示し、各地
点とも同様の傾向で推移している。また、いずれの調査年度も夏季に基準値を満足
しない傾向がみられる。
なお、福岡県水産海洋技術センターが発表している近年 5 年間(平成 22〜26 年)
の貧酸素水塊発生状況は表 3.1‑18、発生位置図は図 3.1‑34 に示すとおりであり、
貧酸素水塊は、平成 22 年の夏季において苅田南港及び北九州空港南東部で観測され
ており、平成 23 年以降は報告されていない。
図 3.1‑31 DO の調査地点
3‑59
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(A 類型)
:7.5mg/L 以上
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
◆:「覆砂海域環境調査」(平成 24 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
◆:「行橋市による調査」(平成 26 年度)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値を示す。
3.「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」は機器による測定である。
図 3.1‑32(1) DO の水平分布(表層)
3‑60
春季
夏季
秋季
冬季
環境基準値(A 類型)
:7.5mg/L 以上
単位:mg/L
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)※
●:「苅田港公有水面埋立事業に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
◆:「覆砂海域環境調査」(平成 24 年度)
■:「苅田港環境調査業務委託」(平成 23〜24 年)
◆:「行橋市による調査」(平成 26 年度)
※地点 12 は、平成 25 年度結果を示す。
注)1.赤字は環境基準を満足しない値を示す。
2.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値を示す。
3.「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」は機器による測定である。
図 3.1‑32(2) DO の水平分布(下層)
3‑61
【2:A類型】
【3:A類型】
14.0
14.0
表層
10.0
8.0
6.0
4.0
環境基準
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
表層
12.0
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
10.0
8.0
6.0
環境基準
下層
10.0
8.0
6.0
4.0
環境基準
2.0
2.0
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
【7:A類型】
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
14.0
表層
12.0
表層
12.0
下層
DO(mg/L)
10.0
8.0
6.0
環境基準
下層
10.0
未実施
8.0
6.0
4.0
環境基準
2.0
2.0
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H17
H26 年度
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
14.0
14.0
表層
12.0
表層
12.0
下層
DO(mg/L)
10.0
8.0
6.0
環境基準
下層
10.0
8.0
6.0
4.0
2.0
環境基準
2.0
0.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【19:A類型】
14.0
表層
DO(mg/L)
12.0
下層
10.0
8.0
6.0
環境基準
2.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
【20:A類型】
14.0
表層
12.0
DO(mg/L)
H26 年度
【18:A類型】
【13:A類型】
下層
10.0
8.0
6.0
4.0
H26 年度
【12:A類型】
14.0
4.0
H26 年度
表層
12.0
下層
DO(mg/L)
DO(mg/L)
H18
14.0
14.0
DO(mg/L)
環境基準
【6:A類型】
【5:A類型】
DO(mg/L)
6.0
0.0
H17
4.0
8.0
2.0
0.0
4.0
下層
10.0
4.0
2.0
4.0
表層
12.0
下層
DO(mg/L)
DO(mg/L)
12.0
環境基準
2.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
DO の調査地点
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
図 3.1‑33(1) DO の経年変化
3‑62
H26 年度
【S‑2:A類型】
【636:A類型】
14.0
14.0
表層
12.0
下層
10.0
DO(mg/L)
DO(mg/L)
12.0
8.0
6.0
4.0
環境基準
10.0
8.0
6.0
環境基準
4.0
2.0
2.0
0.0
0.0
最大値
平均値
最小値
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
14.0
14.0
12.0
12.0
10.0
10.0
8.0
6.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
【St.11:A類型】
DO(mg/L)
DO(mg/L)
【S16:A類型】
H16
環境基準
4.0
下層
環境基準
8.0
6.0
4.0
最大値
平均値
2.0
表層
2.0
最小値
0.0
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25 年度
【St.12:A類型】
14.0
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
10.0
環境基準
8.0
表層
12.0
下層
DO(mg/L)
DO(mg/L)
H17
14.0
表層
12.0
6.0
下層
10.0
8.0
6.0
4.0
4.0
2.0
2.0
0.0
H16
【B:A類型】
環境基準
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24 年度
【M3:A類型】
14.0
表層
DO(mg/L)
12.0
下層
10.0
8.0
6.0
4.0
環境基準
2.0
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24 年度
【苅田沖:A類型】
14.0
表層
DO(mg/L)
12.0
10.0
8.0
6.0
4.0
環境基準
2.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26 年度
DO の調査地点
注)1.調査頻度は、地点 636 で年 4 回(四季)、St.11、12 で毎月 1 回、地点 B で年 1 回(夏季)、地点
M3 で年 2 回(夏季、冬季)、苅田沖で年 3 回(夏季、秋季、冬季)である。
2.地点 S‑2、S‑16 の平均値は、年平均値を示す。
3.St.11、12 は機器による測定である。
出典:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(環境省)
「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(福岡県、北九州市、苅田町)
「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
「行橋市による調査」(行橋市)
図 3.1‑33(2) DO の経年変化
3‑63
表 3.1‑18 事業実施区域周囲の貧酸素水塊発生状況
[平成 22 年〜平成 26 年]
発生年
発生日
終息日
発生海域
溶存酸素(%)
7/20
7/21
苅田南港
25.1
8/2
8/3
北九州空港南東部
20.5
平成 22 年
出典:福岡県水産海洋技術センターホームページ(http://www.sea‑net.pref.fukuoka.jp/)
図 3.1‑34 事業実施区域周囲における貧酸素水塊発生位置
3‑64
e. クロロフィル a
クロロフィル a の調査地点は図 3.1‑35、水平分布は図 3.1‑36 に示すとおりであ
る。また、継続的に水質調査が実施されている地点について経年変化を図 3.1‑37 に
示す。
水平分布をみると、表層、下層ともに夏季及び秋季においてやや高い値を示す傾
向がみられる。
経年変化をみると、年度によって高い値が記録されているが、概ね 10.0μg/L 以
下の値で推移している。
図 3.1‑35 クロロフィル a の調査地点
3‑65
春季
夏季
秋季
冬季
単位:μg/L、mg/m3
凡例
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
注)1.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値(mg/m3)を示す。
2.「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」は機器による測定である。
図 3.1‑36(1) クロロフィル a の水平分布(表層)
3‑66
春季
夏季
秋季
冬季
単位:μg/L、mg/m3
凡例
●:「新門司沖公有水面埋立工事に係る環境監視調査」(平成 26 年度)
▲:「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(平成 25 年度)
▼:「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(平成 25 年度)
▼:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(平成 25 年度)
注)1.「公共用水域及び地下水の水質測定結果」の値は年平均値(mg/m3)を示す。
2.「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」は機器による測定である。
図 3.1‑36(2) クロロフィル a の水平分布(下層)
3‑67
【636】
20.0
表層
クロロフィルa(mg/m3)
クロロフィルa(μg/L)
【S16】
表層:101.3
20.0
下層
15.0
10.0
5.0
最大値
平均値
15.0
最小値
10.0
5.0
未実施
0.0
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
【St.11】
20.0
クロロフィルa(μg/L)
表層
下層
15.0
10.0
5.0
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
【St.12】
20.0
クロロフィルa(μg/L)
表層
下層
15.0
10.0
5.0
0.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
クロロフィル a の調査地点
注)1.地点 636 の調査頻度は年 4 回(四季)、St.11、12 は毎月 1 回である。
2.S16 の平均値は、年平均値(mg/m3)を示す。
3.St.11、12 は機器による測定である。
出典:「広域総合水質調査(瀬戸内海)」(環境省)
「公共用水域及び地下水の水質測定結果」(福岡県、北九州市、苅田町)
「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター)
図 3.1‑37 クロロフィル a の経年変化
3‑68
H25 年度
(3) 赤潮
近年 10 年間(平成 17〜26 年)の豊前海(福岡県)における赤潮発生件数の推移
を図 3.1‑38 に、近年 5 年間(平成 22〜26 年)の事業実施区域周囲の赤潮発生状況
を表 3.1‑19、発生位置図を図 3.1‑39 に示す。
赤潮は、事業実施区域周囲において春季や夏季に確認されており、事業実施区域
を含む豊前海の発生件数は、1〜5 件の範囲で推移している。
(件)
6
5
発生件数
4
3
5
4
2
4
4
3
3
2
1
2
1
1
0
18
平成17
19
20
出典:「瀬戸内海の赤潮」(水産庁
21
22
23
24
瀬戸内海漁業調整事務所
25
26年
平成 17〜26 年)
図 3.1‑38 豊前海(福岡県)における赤潮発生件数の推移
表 3.1‑19 事業実施区域周囲の赤潮発生状況
[平成 22〜26 年]
発生年
平成
22 年
平成
23 年
平成
24 年
平成
25 年
平成
26 年
発生日
終息日
7/20
7/26
7/28
8/8
5/31
6/29
5/31
6/10
6/25
8/3
5/24
5/28
5/7
5/12
7/22
8/19
発生海域
苅田本港
苅田本港
苅田南港
恒見漁港
新門司漁港
カレニア ミキモトイ
苅田南港
恒見漁港
苅田本港
蓑島漁港
苅田本港
苅田南港
恒見漁港
苅田本港
苅田南港
苅田本港
苅田南港
蓑島漁港
苅田南港
北九州空港付近
恒見漁港
松山漁港
出典: 「瀬戸内海の赤潮」(水産庁
赤潮構成プランクトン
漁業被害
(被害額)
最高細胞数
(cell/ml)
無
1,133
1,587
520
457
1,193
シャトネラ アンティカ
シャトネラ マリーナ
有
(不明)
ヘテロシグマ アカシオ
有
(不明)
ヘテロシグマ アカシオ
無
シャトネラ アンティカ
有
(数万円)
ヘテロシグマ アカシオ
有
(数千円)
3,120
3,000
68,000
70,000
カレニア ミキモトイ
無
7,850
23,300
627
913
8,500
32,000
9,000
2,600
1,030
カレニア ミキモトイ
有
3,700
瀬戸内海漁業調整事務所
3‑69
平成 22〜26 年)
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
出典: 「瀬戸内海の赤潮」(水産庁
瀬戸内海漁業調整事務所
平成 22〜26 年)
図 3.1‑39 事業実施区域周囲における赤潮発生位置
3‑70
(4) 生カキの貝毒
福岡県保健環境研究所における平成 19〜25 年度の県内産の市販生カキの貝毒検査
結果を表 3.1‑20 に示す。
平成 19〜23 年度に実施された検査では、貝毒は検出されていない。
表 3.1‑20 福岡県産の市販生カキにおける貝毒検査結果
[平成 19〜25 年度]
検査年度
検査項目
検体数
検査結果
平成 19 年度
麻痺性貝毒検査、下痢性貝毒検査
3 検体
いずれの検体からも未検出
平成 20 年度
麻痺性貝毒検査、下痢性貝毒検査
3 検体
いずれの検体からも未検出
平成 21 年度
麻痺性貝毒検査、下痢性貝毒検査
6 検体
いずれの検体からも未検出
平成 22 年度
麻痺性貝毒検査、下痢性貝毒検査
4 検体
いずれの検体からも未検出
平成 23 年度
麻痺性貝毒検査
4 検体
いずれの検体からも未検出
平成 24 年度
検査未実施
−
−
平成 25 年度
検査未実施
−
−
出典:「福岡県保健環境研究所年報 第 35〜41 号」(福岡県保健環境研究所 平成 19 年〜25 年度)
3‑71
3.1.2.3 水底の底質
(1) 事業実施区域周辺
事業実施区域周辺では、国土交通省及び福岡県により図 3.1‑40 に示す地点におい
て、定期的な底質調査が実施されている。以下に、化学的酸素要求量、強熱減量、
全窒素、全燐、硫化物、含水率の経年変化(直近 10 年間)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
図 3.1‑40 底質調査地点
3‑72
a. 化学的酸素要求量(COD)
COD の経年変化は図 3.1‑41 に示すとおりであり、経年変化をみると、概ね横ばい
及びやや減少傾向で推移している。また、近年はほとんどの地点において、水産用
水基準(20mg/g 乾泥以下)を満足している。
【3】
40.0
40.0
35.0
35.0
30.0
30.0
COD(mg/g)
COD(mg/g)
【2】
25.0
20.0
15.0
水産用水基準
10.0
20.0
15.0
水産用水基準
10.0
5.0
0.0
25.0
5.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
【6】
【5】
40.0
35.0
35.0
30.0
30.0
COD(mg/g)
COD(mg/g)
40.0
25.0
20.0
15.0
水産用水基準
25.0
20.0
15.0
水産用水基準
10.0
10.0
5.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【12】
40.0
40.0
35.0
35.0
30.0
30.0
COD(mg/g)
COD(mg/g)
【7】
25.0
20.0
水産用水基準
25.0
20.0
10.0
5.0
5.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
水産用水基準
15.0
10.0
0.0
未実施
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
年度
40.0
COD(mg/g)
35.0
30.0
25.0
20.0
水産用水基準
10.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
【14】
40.0
COD(mg/g)
35.0
30.0
25.0
20.0
15.0
水産用水基準
未実施
10.0
未実施
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
COD の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
図 3.1‑41(1) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(COD)
3‑73
H24
H25
H26
年度
【13】
15.0
H26
年度
年度
15.0
H26
【18】
40.0
40.0
35.0
35.0
30.0
30.0
COD(mg/g)
COD(mg/g)
【15】
25.0
20.0
15.0
水産用水基準
未実施
10.0
未実施
水産用水基準
20.0
15.0
10.0
5.0
5.0
0.0
25.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【20】
40.0
40.0
35.0
35.0
30.0
COD(mg/g)
COD(mg/g)
【19】
25.0
20.0
水産用水基準
15.0
30.0
25.0
20.0
水産用水基準
15.0
10.0
10.0
5.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【B】
40.0
COD(mg/g)
35.0
30.0
25.0
水産用水基準
15.0
10.0
5.0
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
【M3】
40.0
COD(mg/g)
35.0
30.0
25.0
20.0
水産用水基準
15.0
10.0
5.0
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
COD の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。但し、地点 B は夏季のみである。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
図 3.1‑41(2) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(COD)
3‑74
H26
年度
年度
20.0
H26
年度
年度
b. 強熱減量
強熱減量の経年変化は図 3.1‑42 に示すとおりであり、経年変化をみると、年度に
よって高い値を示す地点がみられるが、ほとんどの地点において概ね横ばいで推移
している。
【3】
【2】
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
【5】
年度
【6】
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
【7】
年度
強熱減量(%)
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
15.0
10.0
未実施
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
【14】
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
未実施
未実施
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
強熱減量の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
図 3.1‑42(1) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(強熱減量)
3‑75
H25
H26
年度
【13】
0.0
H26
【12】
20.0
0.0
H26
【18】
【15】
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
未実施
未実施
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
【19】
年度
【20】
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【M3】
【B】
20.0
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
H26
年度
年度
15.0
10.0
5.0
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
15.0
10.0
5.0
0.0
H24
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
年度
【St.11】
H23
H24
年度
32.6
20.0
強熱減量(%)
H26
15.0
10.0
5.0
0.0
夏 秋 春 夏 春 夏 春 夏 春 夏 春 夏 春 夏 春 秋 春 夏 秋 冬
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
強熱減量の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。但し、地点 B は夏季のみ、St.11 は年度によって異なる。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター)
図 3.1‑42(2) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(強熱減量)
3‑76
c. 全窒素(T‑N)
全窒素の経年変化は図 3.1‑43 に示すとおりであり、経年変化をみると、各地点と
も概ね横ばいで推移している。
全窒素(mg/g)
【2】
【3】
3.0
3.0
2.5
2.5
2.0
2.0
1.5
1.5
1.0
1.0
0.5
0.5
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
【6】
3.0
3.0
2.5
2.5
全窒素(mg/g)
全窒素(mg/g)
【5】
2.0
1.5
1.0
2.0
1.5
1.0
0.5
0.5
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【12】
3.0
3.0
2.5
2.5
全窒素(mg/g)
全窒素(mg/g)
【7】
2.0
1.5
1.0
0.5
2.0
1.5
未実施
1.0
0.5
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
全窒素(mg/g)
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
【14】
全窒素(mg/g)
3.0
2.5
2.0
未実施
1.5
未実施
1.0
0.5
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
全窒素の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
図 3.1‑43(1) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(全窒素)
3‑77
H25
H26
年度
【13】
0.0
H26
年度
年度
0.0
H26
【18】
3.0
3.0
2.5
2.5
全窒素(mg/g)
全窒素(mg/g)
【15】
2.0
未実施
1.5
未実施
1.0
0.5
0.0
2.0
1.5
1.0
0.5
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【20】
3.0
3.0
2.5
2.5
全窒素(mg/g)
全窒素(mg/g)
【19】
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
2.0
1.5
1.0
0.5
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
全窒素(mg/g)
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
【M3】
全窒素(mg/g)
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
全窒素の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。但し、地点 B は夏季のみである。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
図 3.1‑43(2) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(全窒素)
3‑78
H26
年度
【B】
0.0
H26
年度
年度
d. 全燐(T‑P)
全燐の経年変化は図 3.1‑44 に示すとおりであり、経年変化をみると、各地点とも
概ね横ばいで推移している。
【3】
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
【2】
0.6
0.4
0.4
0.2
0.2
0.0
0.6
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
年度
【6】
【5】
0.6
0.4
0.6
0.4
0.2
0.2
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【12】
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
【7】
0.6
0.4
0.2
0.6
未実施
0.4
0.2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
年度
1.0
全燐(mg/g)
0.8
0.6
0.4
0.2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
【14】
1.0
全燐(mg/g)
0.8
0.6
0.4
未実施
未実施
0.2
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
全燐の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
図 3.1‑44(1) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(全燐)
3‑79
H24
H25
H26
年度
【13】
0.0
H26
年度
年度
0.0
H26
【18】
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
【15】
0.6
未実施
未実施
0.4
0.2
0.0
0.6
0.4
0.2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
年度
【20】
【19】
0.6
0.4
0.6
0.4
0.2
0.2
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【B】
1.0
全燐(mg/g)
0.8
0.6
0.4
0.2
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
【M3】
1.0
全燐(mg/g)
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
全燐の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。但し、地点 B は夏季のみである。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
図 3.1‑44(2) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(全燐)
3‑80
H26
年度
年度
0.0
H26
e. 硫化物
硫化物の経年変化は図 3.1‑45 に示すとおりであり、経年変化をみると、年度によ
る変動が大きい地点がみられるが、各地点とも概ね横ばいで推移している。また、
ほとんどの地点において、水産用水基準(0.2mg/g 乾泥以下)を満足していない。
【3】
1.4
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
【2】
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
水産用水基準
H17
H18
1.0
0.8
0.6
0.4
水産用水基準
0.2
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
1.4
1.4
1.2
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
水産用水基準
H17
H18
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
水産用水基準
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
年度
1.4
1.0
0.8
0.6
0.4
0.0
水産用水基準
H17
H18
1.0
0.8
0.6
0.4
水産用水基準
0.2
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
未実施
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
硫化物(mg/g)
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.0
水産用水基準
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
【14】
硫化物(mg/g)
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
未実施
0.4
0.2
0.0
未実施
水産用水基準
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
硫化物の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
図 3.1‑45(1) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(硫化物)
3‑81
H25
H26
年度
【13】
0.2
H26
【12】
【7】
0.2
H26
【6】
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
【5】
【18】
1.4
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
【15】
1.0
0.8
未実施
未実施
0.6
0.4
0.2
水産用水基準
0.0
H17
H18
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
水産用水基準
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
1.4
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
年度
【20】
【19】
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
水産用水基準
0.0
H16
H17
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
水産用水基準
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
1.4
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
年度
【M3】
【B】
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
水産用水基準
H15
H16
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
0.0
H24
1.85
水産用水基準
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
年度
H23
H24
年度
【St.11】
硫化物(mg/g)
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
未実施
0.4
0.2
0.0
水産用水基準
夏 秋 春 夏 春 夏 春 夏 春 夏 春 夏 春 夏 春 秋 春 夏 秋 冬
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
硫化物の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。但し、地点 B は夏季のみ、St.11 は年度によって異なる。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所)
「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター)
図 3.1‑45(2) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(硫化物)
3‑82
f. 含水率
含水率の各地点の経年変化を図 3.1‑46 に示すとおりであり、経年変化をみると、
各地点とも概ね横ばいで推移している。
【3】
100.0
100.0
80.0
80.0
含水率(%)
含水率(%)
【2】
60.0
40.0
20.0
0.0
60.0
40.0
20.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【6】
100.0
100.0
80.0
80.0
含水率(%)
含水率(%)
【5】
60.0
40.0
20.0
0.0
60.0
40.0
20.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
100.0
100.0
80.0
80.0
60.0
40.0
未実施
60.0
40.0
20.0
20.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
【13】
100.0
含水率(%)
80.0
60.0
40.0
20.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
【14】
100.0
含水率(%)
80.0
60.0
未実施
未実施
40.0
20.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
含水率の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
図 3.1‑46(1) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(含水率)
3‑83
H25
H26
年度
年度
0.0
H26
【12】
含水率(%)
含水率(%)
【7】
0.0
H26
年度
年度
【18】
【15】
100.0
100.0
80.0
未実施
含水率(%)
含水率(%)
80.0
未実施
60.0
40.0
20.0
0.0
60.0
40.0
20.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
【19】
100.0
含水率(%)
80.0
60.0
40.0
20.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
【20】
100.0
含水率(%)
80.0
60.0
40.0
20.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
年度
含水率の調査地点
注)調査頻度は年 2 回(夏季、冬季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所)
図 3.1‑46(2) 事業実施区域周辺における底質の経年変化(含水率)
3‑84
H26
(2) 曽根干潟
1) 北九州市による調査
曽根干潟では、北九州市により底質の粒度組成調査が実施されている。調査地点
は図 3.1‑47 に示す。
粒度組成の経年変化は図 3.1‑48 に示すとおりであり、岸側に位置する地点(G‑1、
G‑2、G‑3、G‑14、G‑18、G‑21)では、調査期間を通してシルト・粘土分が約 5 割〜8
割を占める泥質の底質で、その他地点では砂分が約 6 割〜9 割を占める砂質の底質で
あり、年度によって多少の変動がみられるが、概ね同程度で推移している。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
「曽根干潟環境調査」(北九州市)
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑47 底質調査地点
3‑85
【地点:G‑1】
【地点:G‑2】
100%
100%
100%
80%
80%
80%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
20%
20%
20%
0%
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
0%
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
H7
年度
80%
80%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
未実施
20%
20%
0%
0%
H7
H8
0%
H7
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H7
年度
100%
100%
80%
80%
80%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
20%
20%
未実施
100%
0%
H7
H8
20%
0%
H7
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
年度
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
【地点:G‑11】
【地点:G‑10】
80%
80%
60%
60%
40%
40%
未実施
100%
未実施
100%
20%
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
【地点:G‑9】
【地点:G‑8】
0%
H8
年度
年度
【地点:G‑7】
未実施
80%
未実施
100%
20%
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
【地点:G‑6】
100%
100%
H8
年度
【地点:G‑5】
【地点:G‑4】
未実施
未実施
0%
【地点:G‑3】
20%
0%
0%
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
年度
【地点:G‑12】
100%
礫分
砂分
シルト分
粘土分
80%
60%
未実施
40%
20%
粒度組成の調査地点
0%
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
「曽根干潟環境調査」(北九州市)
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑48(1) 粒度組成の経年変化
3‑86
【地点:G‑14】
【地点:G‑13】
【地点:G‑15】
100%
100%
80%
80%
80%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
20%
20%
0%
未実施
100%
20%
0%
0%
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H7
H8
【地点:G‑16】
H7
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
【地点:G‑17】
年度
100%
80%
80%
80%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
20%
20%
未実施
100%
0%
0%
0%
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H7
H8
H7
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
【地点:G‑19】
【地点:G‑20】
年度
80%
80%
60%
60%
60%
40%
40%
40%
未実施
80%
未実施
100%
20%
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
年度
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
【地点:G‑23】
【地点:G‑22】
100%
80%
80%
60%
60%
40%
40%
未実施
100%
20%
20%
0%
0%
H7
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
【地点:G‑21】
100%
0%
H8
年度
100%
20%
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
【地点:G‑18】
100%
20%
H8
年度
0%
20%
0%
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H17 H22 H23 H24
年度
年度
礫分
砂分
シルト分
粘土分
粒度組成の調査地点
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
「曽根干潟環境調査」(北九州市)
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑48(2) 粒度組成の経年変化
3‑87
2) 国土交通省による調査
曽根干潟では、国土交通省が継続的に底質調査を実施している。調査地点を図
3.1‑49、底質の経年変化(直近 10 年間)を図 3.1‑50 に示す。
粒度組成は、全体を通じて砂分が大半を占める砂泥質であり、年度によって多少
の変動がみられるが、概ね同程度で推移している。
COD は、平成 18 年度に水産用水基準(20mg/g 乾泥)を超える高い値がみられるが、
その他の調査時については基準値以下の低い値で推移している。
強熱減量、全窒素、全燐は、各地点とも概ね横ばいで推移している。
硫化物は、平成 17、18、20 年度に水産用水基準値(0.2mg/g 乾泥)を超える高い
値がみられるが、その他の調査時については基準値以下の低い値で推移している。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑49 底質調査地点
3‑88
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
80%
60%
40%
20%
粒度組成(%)
80%
60%
20%
40%
粒度組成(%)
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
80%
40%
60%
20%
粒度組成(%)
80%
60%
20%
40%
粒度組成(%)
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
3‑89
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
冬季
秋季
夏季
春季
図 3.1‑50(1) 曽根干潟における底質の経年変化
平成 27 年 3 月)
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
H26
H25
H24
H23
H22
H21
H20
H19
H26
H25
H24
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H17
H26
H25
H24
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H17
H26
H25
H24
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H17
H26
H25
H24
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H17
80%
60%
20%
40%
粒度組成(%)
粘土分
シルト分
砂分
礫分
【1】
H26
H25
H24
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H17
H18
H17
冬季
秋季
夏季
春季
0%
夏季
0%
春季
0%
夏季
0%
春季
0%
夏季
0%
春季
80%
40%
60%
20%
粒度組成(%)
【粒度組成】
100%
【2】
年度
100%
年度
【3】
100%
【4】
年度
100%
【5】
年度
100%
年度
【6】
100%
年度
【化学的酸素要求量(COD)】
【2】
40.0
40.0
35.0
35.0
30.0
COD(mg/g)
COD(mg/g)
【1】
25.0
20.0
水産用水基準
15.0
30.0
25.0
20.0
10.0
10.0
5.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
水産用水基準
15.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
40.0
40.0
35.0
35.0
30.0
30.0
25.0
20.0
水産用水基準
15.0
10.0
25.0
20.0
水産用水基準
15.0
10.0
5.0
0.0
5.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
40.0
40.0
35.0
35.0
30.0
25.0
水産用水基準
15.0
10.0
30.0
25.0
20.0
水産用水基準
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
【6】
COD(mg/g)
COD(mg/g)
【5】
20.0
H26
【4】
COD(mg/g)
COD(mg/g)
【3】
5.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
H26
年度
【強熱減量】
【2】
【1】
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
【3】
年度
【4】
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
【5】
年度
20.0
強熱減量(%)
強熱減量(%)
H26
【6】
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
H26
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
15.0
10.0
5.0
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑50(2) 曽根干潟における底質の経年変化
3‑90
H26
年度
平成 27 年 3 月)
【全窒素】
【2】
3.0
3.0
2.5
2.5
全窒素(mg/g)
全窒素(mg/g)
【1】
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
2.0
1.5
1.0
0.5
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
年度
【4】
3.0
3.0
2.5
2.5
全窒素(mg/g)
全窒素(mg/g)
【3】
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
2.0
1.5
1.0
0.5
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
H26
年度
【6】
3.0
3.0
2.5
2.5
全窒素(mg/g)
全窒素(mg/g)
【5】
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
H26
2.0
1.5
1.0
0.5
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
H26
年度
【全燐】
【2】
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
【1】
0.6
0.4
0.2
0.0
0.6
0.4
0.2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【4】
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
【3】
0.6
0.4
0.2
0.0
0.6
0.4
0.2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
H26
年度
【6】
1.0
1.0
0.8
0.8
全燐(mg/g)
全燐(mg/g)
【5】
0.6
0.4
0.2
0.0
H26
年度
年度
0.6
0.4
0.2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
0.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑50(3) 曽根干潟における底質の経年変化
3‑91
H26
年度
平成 27 年 3 月)
【硫化物】
【2】
1.4
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
【1】
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
水産用水基準
H17
H18
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
水産用水基準
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
1.4
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
年度
【4】
【3】
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
水産用水基準
H17
H18
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0.0
H26
水産用水基準
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
【6】
1.4
1.4
1.2
1.2
硫化物(mg/g)
硫化物(mg/g)
【5】
1.0
0.8
0.6
0.4
0.0
H26
年度
年度
0.2
H26
水産用水基準
H17
H18
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
0.0
水産用水基準
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
注)調査頻度は年 4 回(四季)である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑50(4) 曽根干潟における底質の経年変化
3‑92
H26
年度
平成 27 年 3 月)
3.1.3 土壌及び地盤の状況
3.1.3.1 土壌
事業実施区域周囲の土壌の状況は、図 3.1‑51 に示すとおりである。山地部では
褐色森林土壌、平地部では灰色低地土壌及び粗粒灰色低地土壌が分布している。
なお、事業実施区域周囲には「わが国の失われつつある土壌の保全をめざして
〜レッド・データ土壌の保全〜」(土壌版レッドデータブック作成委員会
平成
12 年)に掲載されている土壌はない。
3.1.3.2 土壌汚染
事業実施区域周囲には、「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律」(昭和 45
年法律第 139 号)に基づく土壌汚染対策地域は指定されていない。また、「土壌
汚染対策法」(平成 14 年法律第 53 号)に基づく特定有害物質によって汚染され
ている区域は、表 3.1‑21 に示すとおり指定されている。
表 3.1‑21 土壌汚染対策法に基づく区域の指定状況
整理
番号
指定区域
の種類
指定年月日
指定番号
整‑23‑4
形質変更時
要届出区域
平成 23 年
10 月 26 日
形‑8 号
整‑25‑4
形質変更時
要届出区域
平成 25 年
9 月 24 日
形‑20 号
指定区域
の所在地
京都郡苅田町大
字南原字浮殿下
2085 番 1 の一部
京都郡苅田町鳥
越町 2 番 6 号の
一部
指定区域
の面積
100 m2
33,220 m2
指定に係る特定有害物質
の種類
砒素及びその化合物
ふっ素及びその化合物
ほう素及びその化合物
注)平成 27 年 11 月現在の状況を表示
出典:「要措置区域及び形質変更時要届出区域の指定状況」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/c01/dojo‑kuiki.html)
3.1.3.3 地盤沈下
「平成 25 年度 全国の地盤沈下地域の概況」(平成 26 年 12 月 環境省 水・
大気環境局)によると、事業実施区域周囲においては地盤沈下の問題は生じてい
ない。また、事業実施区域周囲には、「工業用水法」(昭和 31 年法律第 146 号)
及び「建築物用地下水の採取の規制に関する法律」(昭和 37 年法律第 100 号)に
基づく地下水の採取の規制地域はない。
3‑93
出典:「国土調査 20 万分の 1 土地分類基本調査及び土地保全基本調査」
(国土交通省国土政策局国土情報課ホームページ
http://nrb‑www.mlit.go.jp/kokjo/inspect/landclassification/land/l̲national̲map̲20‑1.html)
図 3.1‑51 事業実施区域周囲の土壌
3‑94
3.1.4 地形及び地質の状況
3.1.4.1 地形
(1) 陸上地形
事業実施区域周囲の陸上地形を図 3.1‑52 に示す。
事業実施区域周囲は、陸上地形と海岸地形から構成され、事業実施区域西側に山
地が存在し、山裾に広がる扇状地及び谷底平野からなっている。谷底平野は山地の
山裾の砂礫台地とその下位の三角州性低地からなり、海岸部は、主に干拓地及び埋
立地となっている。また、沖合の埋立地は北九州空港として利用されている。
なお、事業実施区域周囲に、「文化財保護法」(昭和 25 年法律第 214 号)、「日
本の地形レッドデータブック」(小泉武栄・青木賢人編 平成 12 年)に選定された
重要な地形及び地質は分布していない。
(2) 海底地形及び海岸線
事業実施区域周囲の海底地形及び海岸線の状況を図 3.1‑53 に示す。
事業実施区域周囲の水際線は、護岸等が大部分を占めており、一部には自然海岸
が分布している。海底地形は、水深‑5m 以浅が広く分布し、事業実施区域周囲には曽
根干潟、新浜町干潟、白石干潟等がある。
曽根干潟は、「日本の重要湿地 500」(環境省 平成 13 年)に「希少種、固有種
等が生育・生息し、特定の種の個体群のうち、相当数の割合の個体数が生息する」
湿地として選定されている。
3‑95
注)図は、出典を一部加筆して作成した。
出典:「国土調査 20 万分の 1 土地分類基本調査及び土地保全基本調査」
(国土交通省国土政策局国土情報課ホームページ
http://nrb‑www.mlit.go.jp/kokjo/inspect/landclassification/land/l̲national̲map̲20‑1.html)
図 3.1‑52 事業実施区域周囲の陸上地形
3‑96
出典:「海図 W1101 周防灘及付近」(海上保安庁 平成 25 年 4 月)
「自然環境情報 GIS データ 藻場・干潟調査」(環境省自然環境局生物多様性センター)
「第 3 回自然環境保全基礎調査 福岡県自然環境情報図」(環境庁 平成元年)
図 3.1‑53 事業実施区域周囲の海底地形と海岸線
3‑97
3.1.4.2 地質
事業実施区域周囲の地質の状況は、図 3.1‑54 に示すとおり、チャート、石灰岩、
花崗閃緑岩や砂質準片岩等が山地、丘陵地を形成しており、その麓部には砂及び
礫から成る洪積層が、低地には砂・粘土から成る沖積層が分布している。
なお、事業実施区域周囲に、「文化財保護法」(昭和 25 年法律第 214 号)に基
づく天然記念物に指定された地質はない。
3‑98
注)図は、出典を一部加筆して作成した。
出典:「国土調査 20 万分の 1 土地分類基本調査及び土地保全基本調査」
(国土交通省国土政策局国土情報課ホームページ
http://nrb‑www.mlit.go.jp/kokjo/inspect/landclassification/land/l̲national̲map̲20‑1.html)
「海図 W1101 周防灘及付近」(海上保安庁 平成 25 年 4 月)
図 3.1‑54 事業実施区域周囲の地質
3‑99
3.1.5 動植物の生息又は生育、植生及び生態系の状況
3.1.5.1 動物
(1) 陸生動物
1) 鳥類
a. 事業実施区域周辺
事業実施区域周辺における鳥類については、国土交通省が調査を実施している。
調査概要は表 3.1‑22、調査地点は図 3.1‑55、調査結果は表 3.1‑23 に示すとおりで
ある。また、調査結果は最新年度を示す。
事業実施区域周辺の空港島における調査では、平成 21 年 4 月の春渡りの最盛期に
7 目 19 科 35 種の鳥類が確認されている。
表 3.1‑22 鳥類の調査概要
出
典
調査地点
調査期間
調査頻度
1
調査方法
図 3.1‑55 に示す 2 地点
スポットセンサス及び定点カ
平成 20、21 年度
1〜3 回/年
(■)
ウント法による観察
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 22 年 3 月)
図 3.1‑55 鳥類の調査地点
3‑100
表 3.1‑23 鳥類の調査結果
[平成 21 年度]
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
目名
カイツブリ
コウノトリ
カモ
科名
カイツブリ
サギ
カモ
タカ
タカ
ツル
チドリ
ハヤブサ
クイナ
チドリ
シギ
セイタカシギ
カモメ
ヒバリ
ツバメ
セキレイ
ヒヨドリ
モズ
ウグイス
スズメ
ツリスガラ
ホオジロ
カラス
7目
19科
種名
カイツブリ
アオサギ
マガモ
カルガモ
コガモ
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
ハシビロガモ
キンクロハジロ
ミサゴ
トビ
チュウヒ
ハヤブサ
オオバン
コチドリ
シロチドリ
ヒバリシギ
コアオアシシギ
タシギ
セイタカシギ
セグロカモメ
ヒバリ
ツバメ
ハクセキレイ
ヒヨドリ
モズ
オオヨシキリ
セッカ
ツリスガラ
ホオジロ
ホオアカ
オオジュリン
ハシボソガラス
ハシブトガラス
個体数計
種類数計
渡り
区分
留鳥
留鳥
冬鳥
留鳥
冬鳥
冬鳥
冬鳥
冬鳥
冬鳥
冬鳥
留鳥
留鳥
冬鳥
留鳥
留鳥
留鳥
留鳥
旅鳥
旅鳥
冬鳥
旅鳥
冬鳥
留鳥
夏鳥
留鳥
留鳥
留鳥
夏鳥
留鳥
冬鳥
留鳥
留鳥
冬鳥
留鳥
留鳥
調査地点
A
総計
B
1
2
8
1
3
1
1
2
3
1
4
1
11
6
100
1
2
1
149
18種
29
2
11
336
2
44
3
4
149
13
1
7
4
180
6
15
2
1
3
1
2
12
4
6
202
1
12
24
9
2
2
1
2
1,092
33種
30
4
11
344
2
44
3
4
149
13
2
10
5
1
182
9
16
2
1
3
1
6
13
15
12
302
1
13
26
9
2
2
1
2
1
1,241
35種
注)1.種の配列は「日本鳥類目録改訂第 6 版(日本鳥学会 2000)」に従った。
2.渡りの区分は「福岡県の希少野生生物 −福岡県レッドデータブック 2011 植物群落・植物・哺乳
類・鳥類−」(福岡県 2011)における『福岡県鳥類目録』に従った。
留鳥:周年、ほぼ同じ地域に生息する種
夏鳥:夏季を中心に生息し、冬季は飛去する種
冬鳥:冬季を中心に生息し、夏季は飛去する種
旅鳥:渡り途中で定期的に短期滞在する種
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 22 年 3 月)
3‑101
b. 曽根干潟及びその後背地
(a) 環境省による調査(モニタリングサイト 1000)
曽根干潟は、環境省が日本列島の多様な生態系のそれぞれについて基礎的な環
境情報の収集を長期にわたって継続するモニタリングサイト 1000 に選定しており、
毎年、シギ・チドリ類の個体数調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑24、調
査結果は表 3.1‑25 に示すとおりである。また、調査結果は最新年度を示す。
平成 26 年度は、春季に 39 種類 1,756 個体、秋季に 32 種類 756 個体のシギ・チ
ドリ類が確認され。最も個体数が多かったのはハマシギとなっている。
種類数、個体数の経年変化は図 3.1‑56 に示すとおりであり、種類数は、春季で
多く冬季が少ない傾向がみられる。個体数は、春季と冬季で多く秋季が少ない傾
向がみられ、春季と冬季の個体数は、平成 22 年度以降、やや減少傾向となってい
る。
表 3.1‑24 鳥類の調査概要
出
典
1
調査地点
調査期間
調査頻度
平成 16〜26 年度※
事業実施区域周囲
(曽根干潟周辺)
調査方法
一斉調査によりシギ・チドリ類の個
3 回/年
(春季、秋季、 体数を把握
(対象鳥類:シギ・チドリ類、ズグ
冬季)
ロカモメ、クロツラヘラサギ、ヘラ
サギ、ツクシガモ)
※平成 26 年度は速報であり、平成 27 年 11 月現在、春季、秋季調査結果が公表されている。
出典:1.「モニタリングサイト 1000 シギ・チドリ類調査」(環境省)
表 3.1‑25 鳥類の調査結果(平成 26 年度)
春季
39 種類
1,756 個体
ハマシギ
546 個体
チュウシャクシギ 372 個体
オオソリハシシギ 332 個体
4,000
個体数
3,000
35
17
502
1,609
15
628
11
649
37
35
2,923
31
30
2,743
25
2,393
2,369
2,243
2,148
2,000
1,000
35
32 種類
756 個体
ハマシギ
451 個体
ソリハシシギ 57 個体
キアシシギ
40 個体
40
39
36
秋季
40
38
39
40
35
2,752 27
32 30
26
26
26
2,392 2,428
24
24
1,897
19 1,794
1,756 20
1,672
1,734
1,552 1,6161,532 1,520
1,519
1,316
14
13
15
14
13
1,004
12
12
756 10
542
493
403
357
344
286
0
0
春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋 冬 春 秋
H16
H17
H18
H19
H20
H21
調査年度
H22
H23
H24
個体数
出典:「モニタリングサイト 1000 シギ・チドリ類調査」(環境省)
図 3.1‑56 鳥類(シギ・チドリ類等)の経年変化
3‑102
H25
H26
種類数
出現種類数
項目\調査季
出現種類数
確認個体数
主な出現種と個体数
(個体数の上位 3 位)
(b) 北九州市による調査
曽根干潟及びその後背地における鳥類については、北九州市による鳥類調査が
実施されている。調査概要は表 3.1‑26、調査地点は図 3.1‑57、出現状況は表
3.1‑27 に示すとおりである。また、継続的に実施されている調査については、最
新年度の調査結果を示す。
鳥類は、それぞれ 8 目 17 科 50 種(陸域)、7 目 20 科 33 種(海域)、11 目 27
科 125 種、12 目 27 科 95 種、8 目 21 科 50 種、14 目 39 科 155 種が確認・記録され
ている。
表 3.1‑26 鳥類の調査概要
出
典
1
2
3
4
5
調査地点
陸 図 3.1‑57 に示す
域 1 区域(□)
海 図 3.1‑57 に示す
域 4 地点(■)
図 3.1‑57 に示す
1 区域(□)
図 3.1‑57 に示す
1 区域(□)
図 3.1‑57 に示す
1 区域(□)
事業実施区域周囲
(曽根干潟周辺)
調査期間
平成 14〜15 年
平成 13〜14 年
調査頻度
4 回/年
(四季)
平成 7〜8 年
6 回/年
(四季+春
季、冬季)
平成 8〜16、21〜26 年度
1〜4 回/年
平成 20 年
通年
昭和 36 年〜平成 18 年
(参考文献の発行年を示す)
−
調査方法
定点カウント法及びライン
センサス法による観察
定点カウント法及びライン
センサス法による観察
定点カウント法及びライン
センサス法による観察
定点カウント法、ラインセン
サス法等による観察
北九州市周辺地域において
記録・観察された鳥類を文献
等から整理
備考)出典 5 については、事業実施区域周囲に位置する「曽根」、「曽根海岸」、「曽根新田」、「曽
根干潟」、「曽根干潟間島」、「小倉南区」、「小倉南区雨窪」、「小倉南区毛無島」、「小倉
南区朽網沖」、「新門司北埋立地」、「松山」に観察記録がある種を選定した。
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
3.「曽根干潟環境調査」(北九州市 平成 8〜16、21〜26 年度)
4.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
5.「わたしたちの自然史 第 100 号記念号 北九州市の野鳥一覧(2007 年改訂版)※」(北九州市立
自然史・歴史博物館自然史友の会 平成 19 年)
※文献 5 の引用した記事名は「北九州市の野鳥一覧の改訂について」森本嘉人・武下雅文・川﨑 実(わ
たしたちの自然史 第 100 号記念号 p.147‑163)である。
3‑103
松山地区
図 3.1‑57 鳥類の調査地点
表 3.1‑27 鳥類の出現状況
出典
1
調査時期
陸域
平成 14〜15 年
海域
平成 13〜14 年
出現状況
8 目 17 科 050 種
7 目 20 科 033 種
2
平成 7〜8 年
11 目 27 科 125 種
松山地区周辺:10 目 20 科 51 種
空港島周辺 :10 目 12 科 48 種
曽根干潟周辺:11 目 14 科 60 種
3
平成 26 年度
12 目 27 科 095 種
4
平成 20 年度
8 目 21 科 050 種
5
昭和 36 年〜平成 18 年
14 目 39 科 155 種
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年)
3.「曽根干潟環境調査」(北九州市 平成 27 年 3 月)
4.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)
環境影響評価書」(北九州市 平成 22 年)
5.「わたしたちの自然史 第 100 号記念号 北九州市の野鳥一覧(2007 年改訂版)」
(北九州市立自然史・歴史博物館自然史友の会 平成 19 年)
3‑104
(c) 国土交通省による調査
曽根干潟及びその後背地では、国土交通省が継続的に調査を実施している。調
査概要は表 3.1‑28、調査地点は図 3.1‑58、定点及び後背地を含めた調査結果は
表 3.1‑29 に示すとおりである。また、調査結果は最新年度を示す。
鳥類は、平成 26 年度で 12 目 30 科 113 種が確認され、目別にみるとスズメ目が
37 種で最も多く、次いでチドリ目が 26 種、カモ目が 16 種となっている。
また、定点調査の種類数及び個体数の経年変化(平成 7〜26 年度)は図 3.1‑59
に示すとおりであり、種類数は、近年は減少傾向となっている。個体数は、年度
により変動がみられるが、平成 23 年度以降は、ほぼ横ばいで推移している。
表 3.1‑28 鳥類の調査概要
出
典
1
調査地点
調査期間
調査頻度
図 3.1‑58 に示す
4 地点(■)及び
後背地(■)
、サギ類繁殖地(■)
平成 7〜26 年度
4 回/年※
(四季)
調査方法
定点カウント法による観察及
び後背地の任意観察
※平成 26 年度は 7 回(平成 26 年度の春季、夏季、秋季、冬季(3 回)及び平成 27 年度春季)の実施
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑58 鳥類の調査地点
3‑105
表 3.1‑29 鳥類の調査結果(平成 26 年度)
定点
科数・種数
カイツブリ
1科2種
1科2種
ペリカン
1科3種
1科2種
コウノトリ
2 科 10 種
2科6種
カモ
1 科 16 種
1 科 14 種
タカ
2科8種
1科2種
キジ
1科2種
ツル
1科4種
後背地
主な確認種
カンムリカ
イツブリ
カワウ、
ウミウ
クロツラヘ
ラサギ
ツクシガモ、
ホオジロガモ
サギ類繁殖地
科数・種数
主な確認種
科数・種数
主な確認種
1科1種
カイツブリ
―
―
1科1種
カワウ
―
―
1 科 11 種
ミサゴ、トビ
2科8種
―
―
1科2種
―
―
1科4種
シロチドリ、
ダイシャク
3 科 19 種
シギ、
コアジサシ
タゲリ、
タシギ
チドリ
3 科 26 種
3 科 23 種
ハト
1科3種
―
―
1科3種
キジバト
ブッポウソウ
1科1種
―
―
1科1種
カワセミ
キツツキ
1科1種
―
―
1科1種
スズメ
15 科 37 種
5科7種
合計:12 目 30 科 113 種
個体数(年度の種毎の最大個体数の和)
30,000
―
トビ
―
―
―
―
1科1種
キジバト
コゲラ
1科1種
コゲラ
ヒバリ、
ホオジロ、
カワラヒワ
8科9種
ヒヨドリ、
モズ、
ジョウビタキ
計:12 目 29 科 95 種
計:5 目 12 科 14 種
70
28,252
65
25,000
59
65
61
56
56 56
20,000
15,000
ハクセキレイ、
15 科 37 種
イソヒヨドリ
計:7 目 14 科 56 種
ダイサギ、
アオサギ
ゴイサギ、
1科2種
チュウサギ
カルガモ、
―
コガモ
オオタカ、
ハイタカ、 1 科 1 種
ハヤブサ
コジュケイ、
―
キジ
ヒクイナ、
―
バン
1科7種
54
62
61
54
60
63
60
61
55
53
49
15,113
14,599
12,719
10,731
8,768
10,000
9,349
6,428
50
48
48
44
14,608
10,477
9,119
7,980
7,210
7,522
5,334
5,000
6,473
40
30
出現種類数
総出現
科数・種数
目名
20
5,307
4,348
4,313
3,484
10
0
0
H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
調査年度
個体数
種類数
注)個体数は、種毎に年度内の 4 回(季)の調査での最大個体数をその年度の個体数として、全種の
個体数を合算しグラフにしている。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑59 鳥類の種類数・個体数の経年変化(定点)
3‑106
2) 哺乳類
a. 自然環境保全基礎調査
「第 6 回自然環境保全基礎調査 種の多様性調査」(環境省 平成 16 年)の結果
によると、事業実施区域周囲における大型獣 7 種(ニホンジカ、ニホンザル、ツキノ
ワグマ、タヌキ、キツネ、アナグマ、ニホンイノシシ)の生息確認状況は、図 3.1‑60
に示すとおりであり、平成 12〜14 年度の調査ではタヌキ、キツネ、アナグマ、ニホ
ンイノシシの分布が確認されている。
【ニホンジカ】
【ニホンザル】
【ツキノワグマ】
【タヌキ】
出典:生物多様性情報システム(環境省自然環境局生物多様性センターホームページ)
図 3.1‑60(1) 哺乳類の生息確認状況
3‑107
【キツネ】
【アナグマ】
【ニホンイノシシ】
出典:生物多様性情報システム(環境省自然環境局生物多様性センターホームページ)
図 3.1‑60(2) 哺乳類の生息確認状況
3‑108
b. 曽根干潟の後背地
曽根干潟の後背地における哺乳類については、北九州市による調査が実施されて
いる。調査概要は表 3.1‑30、調査地点は図 3.1‑61、出現状況は表 3.1‑31 に示すと
おりである。
哺乳類は、新門司南地区周辺ではハツカネズミ、カヤネズミの 1 目 1 科 2 種、曽
根干潟の後背地では、コウベモグラ、アブラコウモリ、ニホンイノシシなど 6 目 7
科 10 種が確認されている。
表 3.1‑30 哺乳類の調査概要
出
典
1
2
調査地点
図 3.1‑61 に示す
1 区域
(□)[新門司南地区]
図 3.1‑61 に示す
2 区域
(□)
調査期間
平成 13〜14 年
調査頻度
調査方法
5 回/年
(四季+早春季)
フィールドサイン調査、小型ト
ラップによる捕獲調査
4 回/年
(四季)
目撃法・フィールドサイン法、
トラップ法、無人撮影法
平成 20 年度
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑61 哺乳類の調査地点
3‑109
表 3.1‑31 哺乳類の出現状況
項 目
哺乳類
出典 1(新門司南地区)
1目1科2種
出典 2(曽根干潟の後背地)
6 目 7 科 10 種
ハツカネズミ、カヤネズミ
コウベモグラ、アブラコウモリ、ノウサ
ギ、アカネズミ、カヤネズミ、ハツカネ
ズミ、タヌキ、テン、イタチ属の一種、
ニホンイノシシ
季節別出現種類数
春季:7 種、夏季:7 種
秋季:9 種、冬季:7 種
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
3‑110
3) 両生類、爬虫類、昆虫類
a. 自然環境保全基礎調査
「第 2 回自然環境保全基礎調査 福岡県動植物分布図」(環境庁 昭和 56 年)に
よると、事業実施区域周囲における学術上重要な両生類、爬虫類及び昆虫類は、確認
されていない。
b. 曽根干潟の後背地
曽根干潟の後背地における両生類、爬虫類、昆虫類については、北九州市による
調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑32、調査地点は図 3.1‑62、出現状況は
表 3.1‑33 に示すとおりである。
両生類は、新門司南地区周辺ではアマガエル、ヌマガエル等の 1 目 2 科 3 種、曽
根干潟の後背地では、アマガエル、ニホンアカガエル等の 1 目 3 科 5 種、水田生物
(両生類)でアマガエル、ヌマガエルの 1 目 2 科 2 種が確認されている。
爬虫類は、新門司南地区周辺ではカナヘビの 1 種、曽根干潟の後背地では、クサ
ガメ、アカミミガメ等の 2 目 6 科 9 種が確認されている。
昆虫類は、新門司南地区周辺の沿岸域で 77 種、陸域で 101 種、曽根干潟の後背地
では、昆虫類で 26 目 224 科 1,188 種、クモ類で 1 目 13 科 74 種が確認されている。
表 3.1‑32 両生類、爬虫類、昆虫類の調査概要
出
典
項
目
両生類
爬虫類
図 3.1‑62
に示す 1 区域(□)
[新門司南地区]
沿岸域
1
両生類
爬虫類
水田生物
(両生類)
陸域
昆虫
2
調査地点
調査期間
調査頻度
調査方法
平成 13〜14 年
3 回/年
(春季、夏季、
秋季)
現地踏査による目視
観察
1 回/年
(夏季)
任意採取、ピットホ
ール採取、ざるふる
い法、目視観察
図 3.1‑62
に示す 5 地点
(●)
平成 15 年度
図 3.1‑62
に示す 1 区域
(□)
[新門司南地区]
平成 13〜14 年
図 3.1‑62
に示す 2 区域(□)
図 3.1‑62
に示す 3 区域(
)
平成 20 年度
3 回/年
任意採取、夏季のみ
(春季、夏季、 ライトトラップ、ベ
秋季)
イトトラップ調査
5 回/年
(四季+早春季)
目撃法、捕獲法、痕
跡法、トラップ法
4 回/年
(四季)
小型網等を用いた定
性採集
任意採取、スウィー
ピング、ビーティン
昆虫類
グ、ライトトラップ、
ベイトトラップ調査
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網) 環境影
響評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
3 回/年
(春季、夏季、
秋季)
図 3.1‑62
に示す 2 区域(□)
3‑111
図 3.1‑62 両生類、爬虫類、昆虫類の調査地点
表 3.1‑33 両生類、爬虫類、昆虫類の出現状況
項 目
両生類
出典 1(新門司南地区)
1目2科3種
アマガエル、ヌマガエル、ウシガエル
爬虫類
1目1科1種
カナヘビ
昆虫類
沿岸域:77 種
出典2(曽根干潟の後背地)
1目3科5種
アマガエル、ニホンアカガエル、ヌマガエ
ル、ウシガエル、シュレーゲルアオガエル
水田生物(両生類)
1目2科2種
アマガエル、ヌマガエル
2目6科9種
クサガメ、アカミミガメ、ヤモリ、ニホン
トカゲ、カナヘビ、シマヘビ、ジムグリ、
アオダイショウ、マムシ
昆虫類
合 計:26 目 224 科 1,188 種
陸域: 101 種
春季:510 種
夏季:660 種
秋季:559 種
クモ類
合 計:1 目 13 科 74 種
春季: 38 種
夏季: 37 種
秋季: 39 種
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)
響評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
3‑112
環境影
4) 底生生物
曽根干潟及びその後背地における水田生物(底生生物)については、北九州市に
よる調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑34、調査地点は図 3.1‑63、出現状
況は表 3.1‑35 に示すとおりである。
水田生物(底生生物)は、軟体動物門のマルタニシ、環形動物門のエラミミズや
節足動物門のミスジヒメカイエビなど 3 門 7 綱 18 目 33 科 50 種が確認されている。
各区域における種類数の季別変化は図 3.1‑64 に示すとおりであり、種類数は季節
及び区域間に大きな差異はみられない。
表 3.1‑34 水田生物(底生生物)の調査概要
出典
1
調査地点
図 3.1‑63 に示す
3 区域( )
調査期間
平成 20 年度
調査頻度
4 回/年※
(四季)
調査方法
小型網等を用いた定性採集
※秋季及び冬季は、魚類(タナゴ類)を主な対象として調査を実施している。
出典:1.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影
響評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑63 水田生物(底生生物)の調査地点
3‑113
表 3.1‑35 水田生物(底生生物)の出現状況
定性採取による出現状況
総出現種類数:3 門 7 綱 18 目 33 科 50 種
軟体動物門(12 種)
マルタニシ、カワニナ、ミズゴマツボ、ヒメマルマメタニシ、ヒメモノアラガイ、サカマキガイ、
ヒラマキミズマイマイ、クルマヒラマキガイ、ナガオカモノアラガイ、シジミ属、ドブシジミ、
スクミリンゴガイ
環形動物門(5 種)
エラミミズ、ツリミミズ科、ヌマビル、ウマビル、イシビル科
節足動物門(33 種)
ミスジヒメカイエビ、ホウネンエビ、ニホンオカトビムシ、ミズムシ、タマリフタバカゲロウ、
ウスバキトンボ、アメンボ、ヒメアメンボ、ケシカタビロアメンボ、ホルバートケシカタビロア
メンボ、ミゾナシミズムシ、クロチビミズムシ、オモナガコミズムシ、コミズムシ、コマツモム
シ、ハイイロゲンゴロウ、チビゲンゴロウ、コマルケシゲンゴロウ、チャイロチビゲンゴロウ、
セマルガムシ、キイロヒラタガムシ、ヒメガムシ、タテスジナガドロムシ等
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
【吉田】
【曽根北】
【曽根南】
40
30
種
類 20
数
10
0
春季
(H20.6)
夏季
(H20.7)
軟体動物門
春季
(H20.6)
環形動物門
夏季
(H20.7)
節足動物門
春季
(H20.6)
夏季
(H20.7)
その他
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑64 水田生物(底生生物)の種類数の季別変化
3‑114
5) 魚類
曽根干潟及びその後背地における水田生物(魚類)については、北九州市による
調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑36、出現状況は表 3.1‑37、調査地点は
図 3.1‑65 に示すとおりである。
水田生物(魚類)は、ニホンウナギなど 6 目 7 科 12 種が確認されている。
表 3.1‑36 水田生物(魚類)の調査概要
出典
1
調査地点
図 3.1‑65 に示す
3 区域( )
調査期間
平成 20 年度
調査頻度
4 回/年
(四季)
調査方法
小型網等を用いた定性採集
出典:1.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影
響評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
表 3.1‑37 水田生物(魚類)の出現状況
出現状況
総出現種類数:6 目 7 科 12 種
ニホンウナギ、カネヒラ、ヤリタナゴ、モツゴ、タモロコ、ナマズ、カダヤシ、メダカ、スズキ、ボラ
フナ属、バラタナゴ属
確認区域
吉田:2 種、曽根北:8 種、曽根南:7 種
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑65 水田生物(魚類)の調査地点
3‑115
(2) 海生動物
1) 哺乳類
事業実施区域周辺を含む瀬戸内海や周防灘の沿岸海域は、海生小型哺乳類のスナ
メリの回遊海域となっている。調査は海事広報艇「みらい」や北九州市による調査
等が実施されている。調査概要は表 3.1‑38 に示すとおりである。
平成 14 年から平成 26 年にかけての目撃情報を整理した結果は、図 3.1‑66 に示す
とおりである。
また、「福岡県レッドデータブック 2011」においても、「瀬戸内海・響灘」個体
群が周防灘、関門海峡及び藍島周辺に生息しているとされている。
表 3.1‑38 哺乳類(スナメリ)の調査概要
出
典
1
調査地点
調査期間
調査方法
海事広報艇「みらい」航行中に船上
北九州市に面する周防灘海域
平成 14〜26 年
から目視観察
( )
船上からの目視観察
2
北九州市に面する周防灘海域
平成 15 年
( )
船上からの目視観察
3
事業実施区域周辺海域
平成 24 年度
( )
水質、底生生物、鳥類等の他の調査
4
新門司南地区周辺約 5km の範囲
平成 14〜15 年
時に沿岸や船上からの目視観察
( )
出典:1.海事広報艇「みらい」の調査資料
2.豊前海研究所の調査資料
3.「国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所」調べ
4.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
3‑116
図 3.1‑66 スナメリの確認情報(平成 14〜26 年)
3‑117
2) 動物プランクトン
a. 事業実施区域周辺
(a) 北九州市・福岡県による調査
事業実施区域周辺における動物プランクトンについては、北九州市及び福岡県
による調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑39、調査地点は図 3.1‑67 に示
すとおりである。
新門司南環境影響評価調査における動物プランクトンの出現状況(平成 14〜15
年)は表 3.1‑40 に示すとおりであり、総出現種類数は 21〜29 種、平均出現個体
数は 43,922〜134,238 個体/m3 となっている。また、各地点における種類数の季別
変化は図 3.1‑68 に示すとおりであり、種類数は春季に減少する傾向がみられる。
苅田港環境調査における動物プランクトンの出現状況(平成 23〜24 年)は表
3.1‑41 に示すとおりであり、総出現種類数 30〜39 種、平均出現個体数は 22,875
〜179,475 個体/m3、主な出現種はカイアシ目のノープリウス幼生(Nauplius of
Copepoda)等である。また、各地点における種類数、個体数の季別変化は図 3.1‑69
に示すとおりであり、種類数及び個体数ともに春季に減少する傾向がみられる。
表 3.1‑39 動物プランクトンの調査概要
出
典
1
2
調査地点
調査期間
調査頻度
調査方法
(●)
1層
海底面上 1.0m
から海面まで
平成
14〜15 年
4 回/年
(四季)
北原式定量ネットを用いて鉛直曳
きを行い、試料は現場でホルマリ
ン固定して、実験室に搬入
図 3.1‑67
に示す 2 地点
(●)
1層
海底面上 1.0m
から海面まで
平成
23〜24 年
4 回/年
(四季)
北原式定量ネットを用いて鉛直曳
きを行い、試料は現場でホルマリ
ン固定して、実験室に搬入
図 3.1‑67
に示す 2 地点
調査層
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
3‑118
図 3.1‑67 動物プランクトンの調査地点
表 3.1‑40 動物プランクトンの出現状況(平成 14〜15 年)【新門司南環境影響評価調査】
調査時期
平成 14 年 11 月
(秋季:2 点)
平成 15 年 2 月
(冬季:2 点)
平成 15 年 5 月
(春季:2 点)
平成 15 年 8 月
(夏季:2 点)
総出現種類数
29
25
21
27
平均出現個体数(個体/m3)
46,325
43,922
99,445
134,238
項目
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市
【P‑2】
【P‑1】
(種類)
50
(種類)
50
40
40
出
現
種
類
数
平成 19 年 4 月)
出
現
種
類
数
30
20
10
30
20
10
0
0
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.5) (H15.8)
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.5) (H15.8)
注)資料には各地点の個体数が記載されていないため、種類数を整理した。
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
図 3.1‑68 動物プランクトンの種類数の季別変化
3‑119
表 3.1‑41 動物プランクトンの出現状況(平成 23〜24 年)【苅田港環境調査】
項目/調査時期
平成23年9月7日
(夏季:2点)
平成23年11月2日
(秋季:2点)
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
平成24年6月29日
(春季:2点)
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体/m3 )
33
28
26
〜
29
179,475
84,700
〜
274,250
39
32
32
〜
32
38,125
31,150
〜
45,100
32
27
26
〜
28
32,275
27,050
〜
37,500
30
25
〜
22,875
〜
Nauplius of Copepoda
82,250
(45.8)
主な出現種と
Tintinnopsis schotti
その平均個体数
37,500
(20.9)
(範囲:個体/m3 )
Oithona spp. (copepodite)
()内は組成比率(%)
18,625
(10.4)
Nauplius of Copepoda
8,550
(22.4)
Nauplius of Copepoda
5,100
(15.8)
Paracalanus spp. (copepodite) Acartia sp. (copepodite)
5,025
(13.2)
4,050
(12.5)
23
12,200
27
33,550
Nauplius of Copepoda
4,875
(21.3)
Paracalanus sp.
(copepodite)
4,350
(19.0)
Oithona spp. (copepodite)
4,275
(18.7)
Oithona davisae
2,700
(11.8)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
【No.2】
【No.1】
(種類)
50
(種類)
50
40
40
出
現
種
類
数
出
現
種
類
数
30
20
30
20
10
10
0
0
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
(個体/m3)
(個体/m3)
107
107
106
106
105
105
出
現
細
胞
数
出
現
細
胞
数
104
103
102
101
104
103
102
101
100
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所
平成 24 年 8 月)
図 3.1‑69 動物プランクトンの種類数・個体数の季別変化
3‑120
(b) 国土交通省による調査
事業実施区域周辺における動物プランクトンについては、国土交通省が継続的
に調査を実施している。調査概要は表 3.1‑42、調査地点は図 3.1‑70 に示すとお
りである。また、調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における動物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)は
表 3.1‑43 に示すとおりであり、総出現種類数 37〜47 種、平均出現個体数は 24,341
〜129,728 個体/m3、主な出現種はカイアシ目のノープリウス幼生(Nauplius of
Copepoda)等である。
苅田港環境監視調査における動物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)は表
3.1‑44 に示すとおりであり、総出現種類数 26〜45 種、平均出現個体数は 17,824
〜173,192 個体/m3、主な出現種はカイアシ目のノープリウス幼生(Nauplius of
Copepoda)等である。
各地点における種類数、個体数の経年変化は、図 3.1‑71 に示すとおりであり、
種類数は 9〜38 種類の範囲で推移し、季節的な変化傾向はみられない。個体数も
同様に、季節的な変化傾向はみられず、ほぼ横ばいで推移している。
表 3.1‑42 動物プランクトンの調査概要
出
典
1
2
調査地点
調査層
図 3.1‑70
に示す 7 地点※1
(●)
図 3.1‑70
に示す 3 地点
(●)
1層
海底面上 1.0m
から海面まで
1層
海底面上 1.0m
から海面まで
調査期間
調査頻度
平成
6〜26 年度※2
4 回/年
(四季)
平成
7〜26 年度
4 回/年
(四季)
調査方法
北原式定量ネットを用いて鉛直
曳きを行い、試料は現場でホルマ
リン固定して、実験室に搬入
北原式定量ネットを用いて鉛直
曳きを行い、試料は現場でホルマ
リン固定して、実験室に搬入
※1.平成 26 年度は 6 地点(地点 1、2、4〜6、9)での実施である。
※2.平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
2.「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑121
図 3.1‑70 動物プランクトンの調査地点
表 3.1‑43 動物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
平成26年5月29日
平成26年8月22日
平成26年11月10日
平成27年2月2日
(春季:6点)
(夏季:6点)
(秋季:6点)
(冬季:6点)
総出現種類数
39
44
47
37
平均出現種類数
24
27
29
項目/調査時期
(範囲)
20
平均出現個体数
(範囲:個体/m 3 )
30
26,790
〜
123,718
39,524
6.39
1.93
〜
主な出現種と
25,590
その平均個体数
Acartia sp.
14,809
(28.7)
〜
32
〜
224,219
6.90
〜
12.83
Nauplius of Copepoda
42,047
37,348
14,458
22
32
16
〜
(32.4)
(28.8)
5.54
〜
189,620
20.06
(20.8)
Paracalanus sp.
14,368
25
12,153
〜
40,248
3.91
umbo larva of BIVALVIA
19,349
〜
24,341
11.15
Favella ehrenbergii
()内は組成比率(%)
39,083
9.02
8.97
〜
93,142
Microsetella norvegica
(16.6)
26
129,728
Nauplius of Copepoda
(範囲:個体/m 3 )
23
89,059
平均沈殿量
(範囲:mL/m 3 )
〜
(15.4)
2.33
〜
5.12
Nauplius of Copepoda
9,786
(40.2)
Oithona sp.
3,239
(13.3)
Nauplius of Copepoda
(16.2)
10,918
(11.7)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
3‑122
表 3.1‑44 動物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
項目/調査時期
平成26年5月17日
(春季:3点)
平成26年8月28日
(夏季:3点)
平成26年11月7日
(秋季:3点)
平成27年2月5日
(冬季:3点)
総出現種類数
28
26
45
34
平均出現種類数
21
16
31
(範囲)
20
平均出現個体数
3
(範囲:個体/m )
〜
21
15
52,248
31,733
平均沈殿量
3
8.80
〜
85,561
主な出現種と
3
(範囲:個体/m )
17,253
〜
109,708
10.50
(33.0)
Tintinnopsis radix
8,308
〜
9.30
〜
222,069
6,611
16,292
14.50
28,428
23
〜
2.44
10,268
〜
48,503
16,273
4,939
〜
19,154
5.16
〜
4.54
2.64
〜
6.52
Nauplius of Copepoda
(29.6)
6,048
Nauplius of Copepoda
(16.4)
29
17,824
Microsetella norvegica
(63.5)
Nauplius of Copepoda
(15.9)
38
3.44
Microsetella norvegica
109,898
25
〜
34,659
Acartia sp.
()内は組成比率(%)
27
12.80
Nauplius of Copepoda
その平均個体数
17
173,192
9.70
(範囲:mL/m )
〜
(33.9)
Copepodite of Oithona
(14.3)
3,235
(18.1)
Copepodite of Paracalanus
(12.7)
4,429
(12.8)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
【地点1】
(種類)
は回帰直線を示す
50
40
出
現
種
類
数
未
実
施
30
20
10
年度
年度
年度
夏季
春季
(個体/m3)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
年度
冬季
秋季
H10年:1,283,335
10 6
10 5
出 10 4
現
個
3
体 10
数
未
実
施
10 2
10 1
春季
年度
夏季
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
冬季
平成 27 年 3 月)
図 3.1‑71(1) 動物プランクトンの種類数・個体数の経年変化(地点 1)
3‑123
年度
春季
年度
春季
年度
年度
夏季
年度
夏季
年度
10
出 10 4
現
個
3
体 10
数
年度
3‑124
秋季
(種類)
夏季
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出 10 4
現
個
3
体 10
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
30
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点4】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点2】
50
は回帰直線を示す
40
未
実
施
20
10
0
秋季
年度
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
10 0
年度
冬季
秋季
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
年度
図 3.1‑71(2) 動物プランクトンの種類数・個体数の経年変化(地点 2、4)
年度
50
は回帰直線を示す
40
30
20
未
実
施
0
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
10 0
平成 27 年 3 月)
冬季
年度
出 10 4
現
個
3
体 10
数
未
実
施
20
未
実
施
春季
年度
未
実
施
春季
未
実
施
年度
年度
夏季
年度
未
実
施
夏季
年度
未
実
施
未
実
施
未
実
施
年度
3‑125
秋季
未
実
施
夏季
年度
10 5
未
実
施
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
30
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出 10 4
現
個
3
体 10
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
30
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点6】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点5】
50
は回帰直線を示す
40
未
実
施
20
10
0
秋季
年度
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
10 0
年度
冬季
(種類)
未
実
施
秋季
年度
未
実
施
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
年度
図 3.1‑71(3) 動物プランクトンの種類数・個体数の経年変化(地点 5、6)
年度
50
は回帰直線を示す
40
未
実
施
未
実
施
10
0
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
未
実
施
平成 27 年 3 月)
冬季
未
実
施
10 2
10 1
10 0
年度
年度
出 10 4
現
個
3
体 10
数
未
実
施
【地点9】
春季
春季
夏季
未
実
施
未
実
施
年度
年度
未
実
施
年度
春季
未
実
施
夏季
未
実
施
年度
未
実
施
夏季
年度
3‑126
未
実
施
年度
秋季
10
夏季
年度
未
実
施
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出 10
現
個
3
体 10
数
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 5
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 5
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
20
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
4
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
30
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
30
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点8】
50
は回帰直線を示す
40
未
実
施
未
実
施
未
実
施
未
実
施
0
秋季
年度
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
未
実
施
未
実
施
未
実
施
年度
(種類)
未
実
施
秋季
未
実
施
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
未
実
施
10 2
10 1
10 0
冬季
年度
図 3.1‑71(4) 動物プランクトンの種類数・個体数の経年変化(地点 8、9)
年度
50
は回帰直線を示す
40
未
実
施
20
未
実
施
0
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
未
実
施
10 2
10 1
10 0
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
春季
春季
年度
夏季
年度
夏季
年度
夏季
年度
3‑127
出 10 4
現
個
3
体 10
数
秋季
(種類)
10
年度
出 10 4
現
個
3
体 10
数
秋季
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
20
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点11】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点10】
(種類)
50
は回帰直線を示す
40
30
未
実
施
10
0
秋季
年度
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
10 0
年度
冬季
秋季
年度
冬季
図 3.1‑71(5) 動物プランクトンの種類数・個体数の経年変化(地点 10、11)
年度
50
は回帰直線を示す
40
30
20
未
実
施
0
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
10 0
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
春季
夏季
年度
夏季
年度
3‑128
10
年度
出 10 4
現
個
3
体 10
数
秋季
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点12】
50
は回帰直線を示す
40
30
20
未
実
施
0
秋季
年度
冬季
年度
(個体/m3)
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
10 0
冬季
図 3.1‑71(6) 動物プランクトンの種類数・個体数の経年変化(地点 12)
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
b. 曽根干潟周辺
曽根干潟周辺における動物プランクトンについては、北九州市による調査が実施
されている。調査概要は表 3.1‑45、調査地点は図 3.1‑72 に示すとおりである。
動物プランクトンの出現状況(平成 7〜8 年)は表 3.1‑46 に示すとおりであり、
総出現種類数 31〜47 種、平均出現個体数は 18,000〜373,000 個体/m3、主な出現種は
カイアシ亜綱のノープリウス幼生等である。
各地点における種類数、個体数の季別変化は図 3.1‑73 に示すとおりであり、種類
数及び個体数ともに、冬季から春季にかけて減少する傾向がみられる。
表 3.1‑45 動物プランクトンの調査概要
出
典
1
調査地点
調査層
図 3.1‑72
に示す 7 地点
(●)
1層
浅い地点:
表層 10m 水平曳き
その他地点:
海底上 1m〜海面ま
で鉛直曳き
調査期間
平成 7〜8 年
出典:1.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
3‑129
調査頻度
調査方法
4 回/年
(四季)
バンドーン採水器を用いて
所定の水深から採水又は、
プランクトンネットの水平
曳きにより試料を採取し、
現場でホルマリン固定し
て、実験室に搬入
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑72 動物プランクトンの調査地点
表 3.1‑46 動物プランクトンの出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体/m3 )
主な出現種と
その平均個体数
(範囲:個体/m3 )
()内は組成比率(%)
平成7年8月26日
(夏季:7点)
47
28
21
〜
32
373,000
253,000
〜
679,000
平成7年10月25日
(秋季:7点)
44
28
23
〜
35
160,000
23,000
〜
288,000
平成8年 1月21日
平成8年4月6日
(冬季:7点)
(春季:7点)
34
31
20
18
12
〜
25
15
〜
23
18,000
63,000
2,000
〜
28,000
9,000
〜
113,000
Paracalanus spp. コペポダイト
撓脚亜綱 ノープリウス
撓脚亜綱 ノープリウス
Oithona spp. コペポダイト
93,250
(25.0)
42,720
(26.7)
4,338
(24.1)
27,846
(44.2)
Euterpina spp. コペポダイト
撓脚亜綱 ノープリウス
撓脚亜綱 ノープリウス
Oikopleura spp.
85,790
(23.0)
26,240
(16.4)
3,600
(20.0)
8,757
(13.9)
Oithona spp. コペポダイト
Paracalanus spp. コペポダイト
ヒドロ虫目
54,458
(14.6)
22,720
(14.2)
2,286
(12.7)
トゲナシエボシミジンコ
16,160
(10.1)
注)主な出現種は、個体数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
3‑130
【T‑1】
【T‑2】
【T‑3】
【T‑4】
(種類)
50
40
出 30
現
種
類 20
数
10
0
夏季
春季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
冬季
春季
夏季
秋季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
春季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
(個体/m3)
107
106
105
出
4
現 10
個 3
体 10
数 2
10
101
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
【T‑5】
【T‑6】
【T‑7】
(種類)
50
40
出 30
現
種
類 20
数
10
0
冬季
夏季
秋季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
冬季
夏季
秋季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
冬季
夏季
秋季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
(個体/m3)
107
106
105
出
4
現 10
個 3
体 10
数 2
10
101
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑73 動物プランクトンの種類数・個体数の季別変化
3‑131
3) 魚卵・稚仔魚
a. 事業実施区域周辺
(a) 北九州市・福岡県による調査
事業実施区域周辺においては魚卵・稚仔魚について、北九州市及び福岡県によ
る調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑47、調査地点は図 3.1‑74 に示すと
おりである。
a) 魚卵
新門司南環境影響評価調査における魚卵の出現状況(平成 14〜15 年)は表
3.1‑48 に示すとおりであり、総出現種類数は 0〜9 種、個数が 0〜3,180 個/曳網で
ある。また、各地点における種類数の季別変化は図 3.1‑75 に示すとおりであり、
種類数は春季に増加する傾向がみられる。
苅田港環境調査における魚卵の出現状況(平成 23〜24 年)は表 3.1‑49 に示す
とおりであり、総出現種類数は 1〜5 種、平均出現個数は 1〜4,933 個/曳網、主な
出現種は、ネズッポ科、カレイ科、単脂球形卵等である。また、各地点における
種類数、個数の季別変化は図 3.1‑76 に示すとおりであり、種類数及び個数は春季
に増加する傾向がみられる。
b) 稚仔魚
新門司南環境影響評価調査における稚仔魚の出現状況(平成 14〜15 年)は表
3.1‑50 に示すとおりであり、総出現種類数は 1〜10 種、個体数が 1〜177 個体/曳
網である。また、各地点おける種類数の季別変化は図 3.1‑77 に示すとおりであり、
種類数は春季に増加する傾向がみられる。
苅田港環境調査における稚仔魚の出現状況(平成 23〜24 年)は表 3.1‑51 に示
すとおりであり、総出現種数は 5〜14 種、平均出現個体数は 14〜148 個体/曳網、
主な出現種は、イソギンポ科、カサゴやナベカ等である。また、各地点における
種類数、個体数の季別変化は図 3.1‑78 に示すとおりであり、種類数及び個体数は
春季に増加する傾向がみられる。
表 3.1‑47 魚卵・稚仔魚の調査概要
出
典
1
2.
調査地点
図 3.1‑74
に示す 2 地点
(●)
図 3.1‑74
に示す 2 地点
(●)
調査層
1層
(表層)
1層
(表層)
調査期間
調査頻度
平成
14〜15 年
4 回/年
(四季)
平成
23〜24 年
4 回/年
(四季)
調査方法
丸稚ネットを用いて表層を 2 ノ
ット 10 分間の水平曳き
丸稚ネットを用いて表層を 2 ノ
ット 10 分間の水平曳き
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
3‑132
図 3.1‑74 魚卵・稚仔魚の調査地点
表 3.1‑48 魚卵の出現状況(平成 14〜15 年)【新門司南環境影響評価調査】
平成 14 年 11 月
(秋季:2 点)
平成 15 年 2 月
(冬季:2 点)
平成 15 年 5 月
(春季:2 点)
平成 15 年 8 月
(夏季:2 点)
総出現種類数
1
0
9
7
平均出現個数(個/曳網)
2
0
3,180
1,190
項目/調査時期
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市
【P‑1】
【P‑2】
(種類)
15
(種類)
15
12
12
出
現
種
類
数
出
現
種
類
数
9
6
3
出
現
な
し
9
6
3
0
平成 19 年 4 月)
出
現
な
し
出
現
な
し
0
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.5) (H15.8)
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.5) (H15.8)
注)資料には各地点の個数が記載されていないため、種類数を整理した。
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
図 3.1‑75 魚卵の種類数の季別変化
3‑133
表 3.1‑49 魚卵の出現状況(平成 23〜24 年)【苅田港環境調査】
平成23年9月7日
(夏季:2点)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個数
(範囲:個/曳網)
4
3
( 2
〜
4 )
767
( 674
〜
860 )
単脂球形卵‑1
649 (84.6)
主な出現種と
その平均個数
(個/曳網)
平成23年11月2日
(秋季:2点)
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
3
3
( 2
〜
3 )
32
( 31
〜
32 )
ネズッポ科の一種
22 (68.3)
カタクチイワシ
9 (28.6)
1
1
( 0
〜
1 )
1
( 0
〜
1 )
カレイ科の一種
1 (100.0)
平成24年6月29日
(春季:2点)
5
5
( 5
〜
5 )
4,933
( 3,934
〜
5,932 )
単脂球形卵‑1
4,864 (98.6)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
【No.1】
【No.2】
(種類)
15
(種類)
15
12
12
出
現
種
類
数
出
現
種
類
数
9
6
9
6
出
現
な
し
3
3
0
0
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
(個体/曳網)
1.E+06
106
(個体/曳網)
1.E+06
106
1.E+05
105
1.E+05
105
1.E+04
104
出
現
103
個1.E+03
数
102
1.E+02
1.E+04
104
出
現
103
個1.E+03
数
102
1.E+02
101
1.E+01
101
1.E+01
100
1.E+00
出
現
な
し
100
1.E+00
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所
平成 24 年 8 月)
図 3.1‑76 魚卵の種類数・個数の季別変化
3‑134
表 3.1‑50 稚仔魚の出現状況(平成 14〜15 年)【新門司南環境影響評価調査】
平成 14 年 11 月
(秋季:2 点)
平成 15 年 2 月
(冬季:2 点)
総出現種類数
1
1
10
9
平均出現個体数(個体/曳網)
1
3
177
32
項目/調査時期
平成 15 年 5 月
(春季:2 点)
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市
【P‑1】
【P‑2】
(種類)
15
(種類)
15
12
12
出
現
種
類
数
出
現
種
類
数
9
6
3
平成 19 年 4 月)
9
6
3
0
平成 15 年 8 月
(夏季:2 点)
出
現
な
し
0
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.5) (H15.8)
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.5) (H15.8)
注)資料には各地点の個体数が記載されていないため、種類数を整理した。
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
図 3.1‑77 稚仔魚の種類数の季別変化
3‑135
表 3.1‑51 稚仔魚の出現状況(平成 23〜24 年)【苅田港環境調査】
平成23年9月7日
(夏季:2点)
5
4
( 3
〜
4 )
14
( 8
〜
20 )
イソギンポ科の一種
5 (35.7)
ナベカ
4 (28.6)
ハゼ科の一種
3 (21.4)
シロギス
2 (10.7)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体/曳網)
主な出現種と
その平均個体数
(個体/曳網)
()内は組成比率(%)
平成23年11月2日
(秋季:2点)
5
5
( 4
〜
5 )
31
41 )
( 20
〜
カサゴ
13 (42.6)
イソギンポ科の一種
12 (39.3)
ネズッポ科の一種
4 (11.5)
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
5
4
〜
5 )
( 3
84
( 47
〜
120 )
カサゴ
55 (65.9)
イシガレイ
20 (24.0)
平成24年6月29日
(春季:2点)
14
12
( 11
〜
12 )
148
( 126
〜
169 )
ナベカ
94 (63.4)
ハゼ科の一種
22 (14.6)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
【No.1】
【No.2】
(種類)
15
(種類)
15
12
12
出
現
種
類
数
出
現
種
類
数
9
6
9
6
3
3
0
0
夏季
冬季
春季
秋季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
冬季
春季
秋季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
(個体/曳網)
1.E+06
106
(個体/曳網)
1.E+06
106
1.E+05
105
1.E+05
105
1.E+04
104
出
現
103
個1.E+03
体
102
数1.E+02
1.E+04
104
出
現
103
個1.E+03
体
102
数1.E+02
101
1.E+01
101
1.E+01
100
1.E+00
100
1.E+00
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所
平成 24 年 8 月)
図 3.1‑78 稚仔魚の種類数・個体数の季別変化
3‑136
(b) 国土交通省による調査
事業実施区域周辺において魚卵・稚仔魚については、国土交通省が継続的に調
査を実施している。調査概要は表 3.1‑52、調査地点は図 3.1‑79 に示すとおりで
ある。また、調査結果は最新年度を示す。
a) 魚卵
新門司沖環境監視調査における魚卵の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑53 に
示すとおりであり、総出現種類数は 0〜13 種、平均出現個数は 0〜114,714 個
/1,000m3、主な出現種は、カタクチイワシ等である。
苅田港環境監視調査における魚卵の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑54 に示
すとおりであり、総出現種類数は 0〜9 種、平均出現個数は 0〜26,679 個/1,000m3、
主な出現種は、ネズッポ科やウシノシタ亜目等である。
各地点における種類数、個数の経年変化は図 3.1‑80 に示すとおりであり、種類
数は、春季及び夏季に種類数が多くなる傾向がみられ、個数についても、春季及
び夏季に多くなっており、種類数と同様の季節変化がみられる。
b) 稚仔魚
新門司沖環境監視調査における稚仔魚の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑55
に示すとおりであり、総出現種類数は 2〜13 種、平均出現個体数は 6〜150 個体
/1,000m3、主な出現種は、ハゼ科、サッパ、カサゴやアイナメ属等である。
苅田港環境監視調査における稚仔魚の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑56 に
示すとおりであり、総出現種類数は 3〜19 種、平均出現個体数は 59〜434 個体
/1,000m3、主な出現種は、ハゼ科、シロギス、カサゴ等である。
各地点における種類数、個体数の経年変化は図 3.1‑81 に示すとおりであり、魚
卵と同様に、種類数及び個体数は春季及び夏季に多くなる傾向がみられる。
表 3.1‑52 魚卵・稚仔魚の調査概要
出
典
1
2
調査地点
調査層
図 3.1‑79
に示す 7 地点※1
(●)
1層
(表層)
図 3.1‑79
に示す 3 地点
(●)
1層
(表層)
調査期間
調査頻度
平成 6〜26 年度※2
4 回/年
(四季)
平成 7〜26 年度
4 回/年
(四季)
調査方法
丸稚ネットを用いて、約 2 ノット
約 10 分間水平曳きを行い、試料
は現場でホルマリン固定して、実
験室に搬入
丸稚ネットを用いて、約 2 ノット
約 10 分間水平曳きを行い、試料
はホルマリン固定して、実験室に
搬入
※1.平成 26 年度は 6 地点(地点 1、2、4〜6、9)での実施である。
※2.平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
2.「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑137
図 3.1‑79 魚卵・稚仔魚の調査地点
表 3.1‑53 魚卵の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
項目/調査時期
平成26年5月29日
平成26年8月22日
平成26年11月10日
平成27年2月2日
(春季:6点)
(夏季:6点)
(秋季:6点)
(冬季:6点)
0
総出現種類数
7
13
1
平均出現種類数
6
5
1
(範囲)
( 5
平均出現個数
(範囲:個/1,000m 3 )
その平均個数
(個/1,000m 3 )
〜
( 4
(48.0)
カタクチイワシ
43,452
〜
6 )
( 1
〜
2,667
170,966 )
1(0.58‑0.65mm)
55,095
単脂卵
()内は組成比率(%)
7 )
114,714
( 58,192
単脂卵
主な出現種と
〜
(37.9)
( 852
〜
3
4,766 )
カタクチイワシ
1,186
単脂卵
1,177
0
1 )
(44.5)
( 3
〜
0
3 )
カタクチイワシ
3 (100.0)
1(0.58‑0.73mm)
出現せず
(44.1)
2(0.75‑0.88mm)
11,666
(10.2)
注)主な出現種は平均出現個数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
3‑138
平成 27 年 3 月)
表 3.1‑54 魚卵の出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
平成26年5月15日
平成26年8月28日
(春季:3点)
(夏季:3点)
総出現種類数
6
9
平均出現種類数
5
6
(範囲)
( 5
〜
6 )
(6)
平均出現個数
26,679
4,449
3
〜
32,298 ) ( 3,766
〜
5,489 )
(範囲:個/1,000m ) ( 23,428
ネズッポ科
ウシノシタ亜目
主な出現種と
3,174 (11.9)
1,377 (30.9)
その平均個数
カタクチイワシ
カタクチイワシ
3,114 (11.7)
629 (14.1)
(個/1,000m3 )
項目/調査時期
平成26年11月7日
(秋季:3点)
1
1
( 1
〜
1 )
4
( 1
〜
7 )
ネズッポ科
4 (100.0)
平成27年2月5日
(冬季:3点)
0
0
0
出現せず
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
【地点1】
(種類)
は回帰直線を示す
15
12
出
現
種
類
数
9
出
現
な
し
6
3
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
年度
年度
夏季
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
年度
冬季
秋季
(個/1000m3)
10 6
10 5
平 10 4
均
個
3
数 10
出
現
な
し
10 2
10
1
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
春季
年度
夏季
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
冬季
平成 27 年 3 月)
図 3.1‑80(1) 魚卵の種類数・個数の経年変化(地点 1)
3‑139
年度
春季
10
春季
年度
3
年度
平 10 4
均
個
3
数 10
2
夏季
年度
3‑140
夏季
平 10 4
均
個
3
数 10
10 2
10 1
年度
夏季
年度
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
出
現
な
し
10 1
出
現
な
し
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
3
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
6
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点2】
(種類)
15
は回帰直線を示す
12
9
出
現
な
し
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
年度
(種類)
秋季
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑80(2) 魚卵の種類数・個数の経年変化(地点 2、4)
出
現
な
し
0
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
10 5
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
10 0
冬季
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
【地点4】
15
は回帰直線を示す
12
9
6
出
現
な
し
0
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
10 5
出
現
な
し
10 0
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
4
平 10
均
個
3
数 10
10
9
6
10 5
未
実
施
春季
夏季
年度
未
実
施
春季
未
実
施
年度
夏季
未
実
施
未
実
施
年度
未
実
施
夏季
出
現
な
し
10 1
年度
3
夏季
10 2
1
年度
3‑141
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
出
現
な
し
出
現
な
し
秋季
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
3
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 2
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
平 10 4
均
個
3
数 10
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
6
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点6】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点5】
(種類)
15
は回帰直線を示す
12
9
出
現
な
し
出
現
な
し
0
秋季
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
10 5
出
現
な
し
出
現
な
し
10 0
年度
冬季
(種類)
未
実
施
秋季
年度
未
実
施
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑80(3) 魚卵の種類数・個数の経年変化(地点 5、6)
年度
15
は回帰直線を示す
12
未
実
施
未
実
施
出
現
な
し
0
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
未
実
施
未
実
施
冬季
平成 27 年 3 月)
出
現
な
し
10 0
年度
未
実
施
6
平 10 4
均
個
3
数 10
春季
年度
年度
未
実
施
年度
春季
未
実
施
夏季
3
年度
未
実
施
10 2
10 1
夏季
年度
3‑142
3
未
実
施
未
実
施
出
現
な
し
夏季
10 2
10 1
出
現
な
し
年度
秋季
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
夏季
年度
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
年度
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
6
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 5
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
平 10 4
均
個
3
数 10
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
9
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
9
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点8】
(種類)
15
は回帰直線を示す
12
未
実
施
出未
現実
な施
し
未
実
施
未
出実
現施
な
し
未
実
施
(種類)
出
現
な
し
出
現
な
し
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
出
現
な
し
秋季
年度
秋季
年度
図 3.1‑80(4) 魚卵の種類数・個数の経年変化(地点 8、9)
出
現
な
し
出
現
な
し
未
実
施
未
実
施
未
実
施
0
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
10 5
未
実
施
出
現
な
し
未
実
施
10 0
冬季
年度
【地点9】
15
は回帰直線を示す
12
未
実
施
出
現
な
し
0
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
未
実
施
出
現
な
し
10 0
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
出
現
種
類
数
10 1
出
現
な
し
春季
春季
年度
春季
年度
夏季
年度
夏季
出
出 現
現 な
な し
し
年度
3
夏季
10 1
年度
3‑143
出
現
な
し
夏季
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
年度
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
年度
10 2
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
6
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
2
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
平 10 4
均
個
3
数 10
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
3
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点11】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
6
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点10】
15
は回帰直線を示す
12
9
未
実
施 出
現
な
し
(種類)
未
実
施
出
現
な
し
未
実出
施現
な
し
出
現
な
し
秋季
未
実出 出
施現 現
な な
し し
年度
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
冬季
図 3.1‑80(5) 魚卵の種類数・個数の経年変化(地点 10、11)
出
現
な
し
0
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
10 5
出
現
な
し
10 0
冬季
年度
15
は回帰直線を示す
12
9
出
現
な
し
0
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
10 5
平 10 4
均
個
3
数 10
出
現
な
し
10 0
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
出
現
な
し
10 2
10 1
出
現
な
し
春季
年度
夏季
年度
3‑144
出
現
な
し
夏季
出
現
な
し
出 出
現 現
な な
し し
年度
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
3
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点12】
15
は回帰直線を示す
12
9
6
未出
実現
施な
し
未
実
施出
現
な
し
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
年度
図 3.1‑80(6) 魚卵の種類数・個数の経年変化(地点 12)
出
現
な
し
出
現
な
し
冬季
出
現
な
し
0
年度
冬季
年度
(個/1000m3)
10 6
10 5
平 10 4
均
個
3
数 10
出
現
な
し
10 0
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑55 稚仔魚の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
項目/調査時期
平成26年5月29日
平成26年8月22日
平成26年11月10日
平成27年2月2日
(春季:6点)
(夏季:6点)
(秋季:6点)
(冬季:6点)
総出現種類数
12
13
7
2
平均出現種類数
7
6
4
1
(範囲)
( 5
平均出現個体数
(範囲:個体/1,000m 3 )
〜
10 )
( 36
〜
主な出現種と
(個体/1,000m 3 )
〜
10 )
216 )
(27.0)
サヨリ
( 2
〜
303 )
(19.5)
61
(40.7)
54
19
( 0
〜
( 11
〜
(36.2)
2 )
6
63 )
( 0
〜
13 )
アイナメ属
10
(37.0)
アミメハギ
カタクチイワシ
()内は組成比率(%)
7 )
カサゴ
シロギス
26
〜
27
サッパ
36
( 2
150
ハゼ科
その平均個体数
( 1
133
8
(29.6)
4 (58.3)
カサゴ
3 (41.7)
ネズッポ科
(14.5)
5
(18.5)
ナベカ属
15
(11.4)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑56 稚仔魚の出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
平成26年5月15日
(春季:3点)
総出現種類数
9
平均出現種類数
7
(範囲)
( 5
〜
9 )
平均出現個体数
239
( 171
〜
351 )
(範囲:個体/1,000m3 )
ハゼ科
主な出現種と
123 (51.5)
その平均個体数
ネズッポ科
66 (27.7)
(個体/1,000m3 )
項目/調査時期
()内は組成比率(%)
平成26年8月28日
(夏季:3点)
19
6
(6)
434
( 269
〜
586 )
シロギス
156 (36.0)
ハゼ科
85 (19.6)
サッパ
50 (11.5)
平成26年11月7日
(秋季:3点)
7
4
( 3
〜
6 )
66
( 14
〜
167 )
イソギンポ科
45 (68.2)
カサゴ
15 (22.7)
平成27年2月5日
(冬季:3点)
3
2
( 0
〜
3 )
59
( 0
〜
116 )
カサゴ
55 (93.2)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑145
春季
春季
年度
年度
年度
夏季
年度
5
平 10 4
均
個
3
体 10
数
10 2
年度
3‑146
秋季
(種類)
出
現
な
し
夏季
年度
出
現
な
し
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点2】
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点1】
25
は回帰直線を示す
20
15
10
5
出
現
な
し
0
秋季
年度
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
平 10 4
均
個
3
体 10
数
10 2
10 1
出
現
な
し
10 0
年度
冬季
出
現
な
し
秋季
年度
出
現
な
し
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑81(1) 稚仔魚の種類数・個体数の経年変化(地点 1、2)
年度
25
は回帰直線を示す
20
15
10
出
現
な
し
0
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
出
現
な
し
10 1
10 0
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
春季
夏季
年度
春季
年度
年度
出
現
な
し
夏季
年度
夏季
年度
夏季
年度
3‑147
秋季
(種類)
5
年度
10 2
10 1
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 2
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
平 10 4
均
個
3
体 10
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点5】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点4】
25
は回帰直線を示す
20
15
10
出
現
な
し
出
現
な
し
0
秋季
年度
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
出
現
な
し
10 1
出
現
な
し
10 0
年度
冬季
出
現
な
し
秋季
年度
出
現
な
し
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑81(2) 稚仔魚の種類数・個体数の経年変化(地点 4、5)
年度
25
は回帰直線を示す
20
15
10
出
現
な
し
0
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
平 10 4
均
個
3
体 10
数
出
現
な
し
10 0
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
10
【地点8】
15
平 10 4
均
個
3
体 10
数
春季
5
未
実
施
未
実
施
2
未
実
施
春季
年度
夏季
年度
未
実
施
未
実
施
年度
夏季
未
実
施
10
春季
年度
夏季
未
実
施
未
実
施
未
実
施
年度
3‑148
未
実
施
年度
秋季
(種類)
未
実
施
夏季
年度
10 1
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
2
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
平 10 4
均
個
3
体 10
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点6】
25
は回帰直線を示す
20
15
未
実
施
未
実
施
未
実
施
秋季
未
実
施
年度
未
実
施
未
実
施
秋季
未
実
施
未
実
施
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
未
実
施
0
年度
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
未
実
施
10 1
未
実
施
10 0
冬季
年度
図 3.1‑81(3) 稚仔魚の種類数・個体数の経年変化(地点 6、8)
年度
25
は回帰直線を示す
20
未
実
施
出
現
な
し
未
実
施
0
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
未
実
施
未
実
施
未
実
施
出
現
な
し
10 0
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
10
10 1
未
実
施
【地点10】
春季
春季
年度
春季
年度
夏季
年度
夏季
年度
5
夏季
10 2
1
年度
3‑149
夏季
年度
出
現
な
し
秋季
(種類)
出
現
な
し
出
現
な
し
秋季
出 出
現 現
な な
し し
年度
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 2
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
平 10 4
均
個
3
体 10
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点9】
25
は回帰直線を示す
20
15
未
実
施
未
実
施
未出
実現
施な
し
未出
実現
施な
し
出
現
な
し
秋季
未
実
施
年度
出
現
な
し
秋季
出
現
な
し
冬季
図 3.1‑81(4) 稚仔魚の種類数・個体数の経年変化(地点 9、10)
出
現
な
し
0
年度
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
未
実
施
出
現
な
し
出
現
な
し
10 0
冬季
年度
25
は回帰直線を示す
20
15
10
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
出 出
現 現
な な
し し
出
現
な
し
0
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
平 10 4
均
個
3
体 10
数
出
現
な
し
10 0
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
【地点12】
春季
春季
夏季
10 1
年度
春季
年度
夏季
年度
夏季
年度
10
5
夏季
10 2
10 1
年度
3‑150
年度
出
現
な
し
出
現
な
し
秋季
(種類)
出
現
な
し
年度
出
現
な
し
秋季
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 2
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
平 10 4
均
個
3
体 10
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点11】
25
は回帰直線を示す
20
15
未 出
実 現
施 な
し
秋季
出
未現
実な
施し
年度
出
現
未な
実し
施
秋季
出
未現
実な
施し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
平 10 4
均
個
3
体 10
数
出
現
な
し
冬季
図 3.1‑81(5) 稚仔魚の種類数・個体数の経年変化(地点 11、12)
出
現
な
し
年度
冬季
出
現
な
し
出
現
な
し
0
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
出
現
な
し
出
現 出
な 現
し な
し
10 0
年度
25
は回帰直線を示す
20
15
出
現
な
し
0
冬季
年度
(個体/1000m3)
10 6
10 5
出
現
出 な
現 し
な
し
10 0
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
b. 曽根干潟周辺
曽根干潟周辺における魚卵・稚仔魚については、北九州市による調査が実施され
ている。調査概要は表 3.1‑57、調査地点は図 3.1‑82 に示すとおりである。
a) 魚卵
魚卵の出現状況(平成 7〜8 年)は表 3.1‑58 に示すとおりであり、丸稚ネット
による採取では、総出現種類数は 0〜5 種、平均出現個数は 0〜189 個/曳網、主な
出現種は、ウシノシタ科、ネズッポ科等である。スレッジネットによる採取では、
不明卵 1 種のみである。また、各地点における種類数、個数の季別変化は図 3.1‑83
に示すとおりであり、種類数及び個数ともに夏季に多い傾向がみられる。
b) 稚仔魚
稚仔魚の出現状況(平成 7〜8 年)は表 3.1‑59 に示すとおりであり、丸稚ネッ
トによる採取では、総出現種類数は 4〜25 種、平均出現個体数は 2〜241 個体/曳
網、主な出現種は、サッパ、イソギンポ、ギンポ属、ウキゴリ属等である。スレ
ッジネットによる採取では、総出現種類数は 4〜18 種、平均出現個体数は 2〜111
個体/曳網、主な出現種は、サッパ、スジハギ、ギンポ属、ウキゴリ属等である。
また、各地点おける種類数、個体数の季別変化は図 3.1‑84 に示すとおりであり、
種類数及び個体数は夏季に多い傾向がみられる。
表 3.1‑57 魚卵・稚仔魚の調査概要
出
典
1
調査地点
図 3.1‑82
に示す 7 地点
(●)※
調査層
1層
(表層)
調査期間
調査頻度
調査方法
平成 7〜8 年
4 回/年
(四季)
丸稚ネットを用いて 2 ノット 10
分間曳網及びスレッジネットを
用いて 100m曳きによる採取
※スレッジネットは 4 地点(T‑1、T‑2、T‑6、T‑7)での実施である。
出典:1.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
3‑151
図 3.1‑82 魚卵・稚仔魚の調査地点
表 3.1‑58 魚卵の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
(丸稚ネット)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個/曳網)
主な出現種と
その平均個数
(個/曳網)
()内は組成比率(%)
平成7年8月26日
(夏季:7点)
( 1
5
2
〜
189
〜
( 2
不明①
151
(80.0)
ウシノシタ科
28
(15.0)
3 )
782 )
平成7年10月25日
(秋季:7点)
( 0
1
1
〜
1
〜
平成8年 1月21日
(冬季:7点)
0
0
( 0 )
0
( 0 )
1 )
( 0
12 )
ネズッポ科
1
(100.0)
出現せず
平成8年4月6日
(春季:7点)
( 0
1
1
〜
1
〜
1 )
( 0
2 )
ネズッポ科
1
(100.0)
(スレッジネット)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個数
(範囲:個/曳網)
主な出現種と
その平均個数
(個/曳網)
()内は組成比率(%)
平成7年8月26日
(夏季:4点)
( 0
1
1
〜
1
〜
1 )
( 0
1 )
不明①
1
(100.0)
平成7年10月25日
(秋季:4点)
平成8年 1月21日
(冬季:4点)
0
0
( 0 )
0
( 0 )
出現せず
注)主な出現種は、個体数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
3‑152
0
0
( 0 )
0
( 0 )
出現せず
平成8年4月6日
(春季:4点)
0
0
( 0 )
0
( 0 )
出現せず
【T‑1】
【T‑2】
【T‑3】
【T‑4】
(種類)
20
16
出
現 12
種
類 8
数
4
出
現
な
し
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
出
現
な
し
春季
(H8.4)
出
現
な
し
出
現
な
し
冬季
夏季
秋季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
出
現
な
し
出
現
な
し
(個/曵網)
1000
103
10
出 100
現
個
数
101
2
出
現
な
し
1010
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
【T‑5】
出
現
な
し
春季
(H8.4)
【T‑6】
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
【T‑7】
(種類)
20
16
出
現 12
種
類 8
数
出
現
な
し
4
0
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
出
現
な
し
出
現
な
し
秋季
冬季
夏季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
春季
(H8.4)
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
(個/曵網)
1000
103
10
出 100
現
個
数
2
101
1010
出
現
な
し
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑83 魚卵の種類数・個数の季別変化(丸稚ネット)
3‑153
出
現
な
し
春季
(H8.4)
表 3.1‑59 稚仔魚の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
(丸稚ネット)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体/曳網)
主な出現種と
その平均個体数
(個体/曳網)
()内は組成比率(%)
平成7年8月26日
(夏季:7点)
( 6
( 68
サッパ
97
シロギス
88
ナベカ
30
25
10
〜
241
〜
15 )
平成7年10月25日
(秋季:7点)
( 0
4
1
〜
2
〜
2 )
平成8年 1月21日
(冬季:7点)
( 0
6
1
〜
2
〜
2 )
平成8年4月6日
(春季:7点)
( 0
6
1
〜
19
〜
3 )
631 )
( 0
4 )
イソギンポ
1 (43.8)
ネズッポ科の一種
1 (37.5)
アミメハギ
1 (12.5)
( 0
4 )
ギンポ属
1 (40.0)
イシガレイ
1 (33.3)
( 0
114 )
ウキゴリ属
17 (90.4)
平成7年8月26日
(夏季:4点)
18
7
( 5
〜
9 )
111
( 8
〜
310 )
サッパ
51 (46.3)
ヒイラギ
23 (20.9)
ハゼ科の一種
23 (20.7)
平成7年10月25日
(秋季:4点)
4
1
( 0
〜
3 )
2
( 1
〜
4 )
スジハギ
1 (50.0)
テンジクダイ
1 (16.7)
ヒメハゼ
1 (16.7)
ミミズハゼ属
1 (16.7)
平成8年 1月21日
(冬季:4点)
5
3
( 2
〜
4 )
8
( 4
〜
14 )
ギンポ属
5 (67.7)
ヒメハゼ
1 (16.1)
平成8年4月6日
(春季:4点)
6
3
( 1
〜
4 )
10
( 4
〜
15 )
ウキゴリ属
5 (47.5)
イシガレイ
2 (20.0)
マコガレイ
1 (12.5)
(40.2)
(36.5)
(12.5)
(スレッジネット)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体/曳網)
主な出現種と
その平均個体数
(個体/曳網)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は、個体数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
3‑154
【T‑1】
【T‑2】
【T‑3】
【T‑4】
(種類)
20
16
出
現 12
種
類 8
数
4
出
現
な
し
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
(個体/曵網)
1000
103
10
出 100
現
個
体
数 101
2
出
現
な
し
1010
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
【T‑5】
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
【T‑6】
【T‑7】
(種類)
20
16
出
現 12
種
類 8
数
4
出
現
な
し
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
(個体/曵網)
1000
103
10
出 100
現
個
体
数 101
2
出
現
な
し
1010
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
出
現
な
し
冬季
夏季
秋季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
出
現
な
し
冬季
夏季
秋季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.4)
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑84 稚仔魚の種類数、個体数の季別変化(丸稚ネット)
3‑155
4) 底生生物
a. 事業実施区域周辺
(a) 北九州市・福岡県による調査
事業実施区域周辺における底生生物調査については、北九州市及び福岡県によ
る調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑60、調査地点は図 3.1‑85 に示すと
おりである。また、継続的に実施されている調査については、最新年度の結果を
示す。
新門司南環境影響評価調査における底生生物の出現状況(平成 14〜15 年)は表
3.1‑61 に示すとおりであり、総出現種類数は 46〜62 種、平均出現個体数は 655〜
1,798 個体/m2 である。また、各地点における種類数の季別変化は図 3.1‑86 に示す
とおりであり、種類数に明確な季節変化はみられず、分類群別には、軟体動物門
や環形動物門が多い傾向がみられる。
福岡県水産海洋技術センター調査における底生生物の出現状況(平成 25 年度)
は表 3.1‑62 に示すとおりであり、総出現種類数は秋季 14 種、冬季 22 種、総出現
個体数は秋季 454 個体/m2、冬季 1,849 個体/m2、主な出現種は環形動物のダルマゴ
カイ、二枚貝類のシズクガイ等である。また、種類数、個体数の経年変化は図
3.1‑87 に示すとおりであり、種類数に明確な経年変化はみられず、分類群別には、
軟体動物門や環形動物門が多い傾向がみられる。個体数も種類数と同様に、明確
な経年変化はみられない。
苅田港環境調査における底生生物の出現状況(平成 23〜24 年)は表 3.1‑63 に
示すとおりであり、総出現種類数は 18〜30 種、平均出現個体数は 248〜1,662 個
体/m2、主な出現種はシズクガイやヒメカノコアサリ等である。また、各地点にお
ける種類数、個体数の季別変化は図 3.1‑88 に示すとおりであり、種類数に明確な
季節変化はみられず、分類群別には、軟体動物門や環形動物門が多い傾向がみら
れる。個体数は、春季に増加する傾向がみられる。
表 3.1‑60 底生生物の調査概要
出
典
1
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
スミスマッキンタイヤ型採
1層
図 3.1‑85
平成
4 回/年
泥器を用いて 1 地点 3 回採
に示す 4 地点 (海底面)
14〜15 年
(四季)
泥
(■)
1層
2
図 3.1‑85
スミスマッキンタイヤ型採
平成
2 回/年
に示す 1 地点 (海底面)
泥器を用いて採泥
※
16〜25 年度
(春季、夏季)
(■)
エクマンバージ型採泥器を
1層
3
図 3.1‑85
平成
4 回/年
用いて採泥
に示す 2 地点 (海底面)
23〜24 年
(四季)
(■)
※年度によって異なる。
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター 平成 27 年 3 月)
3.「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
3‑156
図 3.1‑85 底生生物の調査地点(北九州市による調査)
表 3.1‑61 底生生物の出現状況(平成 14〜15 年)【新門司南環境影響評価調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現個体数(個体/m2)
平成 14 年 11 月
(秋季:4 点)
平成 15 年 2 月
(冬季:4 点)
平成 15 年 5 月
(春季:4 点)
46
62
50
53
655
1,303
1,798
765
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市
【V‑1】
平成 15 年 8 月
(夏季:4 点)
【V‑2】
平成 19 年 4 月)
【V‑3】
【V‑4】
40
30
種
類 20
数
10
0
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.6) (H15.6)
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.6) (H15.6)
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.6) (H15.6)
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.6) (H15.6)
注)参考資料には各地点の個体数の結果が記載されていないため、種類数を整理した。
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
図 3.1‑86 底生生物の種類数の季別変化
3‑157
表 3.1‑62 底生生物の出現状況(平成 25 年度)【福岡県水産海洋技術センター調査】
項目/調査時期
総出現種類数
総出現個体数(個体/m2 )
総出現湿重量(g/m2 )
個体数 環形動物門
組成比 軟体動物門
(%) 節足動物門
その他
主な出現種と
その出現個体数
平成25年9月
(秋季:1地点)
14
454
25.0
72.3
25.0
2.2
0.5
ダルマゴカイ
114
(25.0)
平成26年1月
(冬季:1地点)
22
1,849
19.4
34.1
52.0
12.8
1.1
シズクガイ
517
(27.9)
ヒメカノコアサリ
372
(20.1)
シロクーマ科
238
(12.8)
2
(個体/m )
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター
平成 27 年 3 月)
【St.11】
30
25
20
種
類
数
15
10
5
0
夏季 秋季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 秋季 春季 夏季 秋季 冬季
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
軟体動物門
(個体/m2)
3,000
環形動物門
節足動物門
その他
合 計 :7,510
その他 : , 950
シズクガイ:6,560
2,500
2,000
個
体 1,500
数
1,000
500
0
夏季 秋季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 夏季 春季 秋季 春季 夏季 秋季 冬季
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
年度
シズクガイ
コノハシロガネゴカイ
チンチロフサゴカイ
ハナオカカギゴカイ
ニカイチロリ科
カギゴカイ科
その他
チヨノハナガイ
ケシトリガイ
ヨツバネスピオA型
ダルマゴカイ
ノラリウロコムシ科
ホコサキゴカイ科
2
ホトトギスガイ
ヨコヤマキセワタガイ
ヨツバネスピオB型
イトエラスピオ
イトゴカイ科
マルバガニ
キセワタガイ
ヒメカノコアサリ
オウギゴカイ
シロクーマ科
フサゴカイ科
紐型動物門
出典:「福岡県水産海洋技術センター事業報告書」(福岡県水産海洋技術センター 平成 16〜25 年度)
図 3.1‑87 底生生物の種類数・個体数の経年変化
3‑158
表 3.1‑63 底生生物の出現状況(平成 23〜24 年)【苅田港環境調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
2
(範囲:個体/m )
平均出現湿重量
2
(範囲:g/m )
個体数 環形動物門
組成比 軟体動物門
(%) 節足動物門
その他
主な出現種と
その平均出現個体数
2
(個体/m )
()内は組成比率(%)
平成23年9月7日
(夏季:2点)
18
11
〜
12 )
( 9
248
( 189
〜
306 )
7.33
8.40 )
〜
( 6.25
32.9
50.3
1.6
15.2
ヒメカノコアサリ
84 (33.7)
カキクモヒトデ
29 (11.7)
Glycera sp.
25 (10.1)
平成23年11月2日
(秋季:2点)
29
17
18 )
〜
( 15
294
298 )
( 290
〜
38.79
72.00 )
( 5.57
〜
35.2
59.2
1.4
4.3
シズクガイ
84 (28.4)
ヒメカノコアサリ
30 (10.0)
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
28
17
22 )
〜
( 11
494
647 )
( 341
〜
6.88
7.74 )
( 6.01
〜
23.2
74.2
1.3
1.3
ヒメカノコアサリ
151 (30.5)
ウメノハナガイ
82 (16.5)
シズクガイ
50 (10.1)
平成24年6月29日
(春季:2点)
30
17
〜
28 )
( 5
1,662
(1,260 〜 2,064)
38.54
51.51 )
〜
( 25.56
13.3
72.7
2.3
11.7
シズクガイ
1,007 (60.6)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
【No.2】
【No.1】
種
類
数
40
40
30
30
種
類
数
20
20
10
10
0
0
夏季
(H23.9)
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
夏季
(H23.9)
春季
(H24.6)
軟体動物門
環形動物門
節足動物門
(個体/m2)
(個体/m2)
2,000
2,000
1,500
個
体
数 1,000
1,500
個
体
数 1,000
500
500
2,500
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
春季
(H24.6)
その他
2,500
0
0
夏季
(H23.9)
秋季
(H23.11)
シズクガイ
ヒメカノコアサリ
その他
冬季
(H24.1)
春季
(H24.6)
カキクモヒトデ
Glycera属
2
夏季
(H23.9)
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
シズクガイ
ヒメカノコアサリ
ウメノハナガイ
カタマガリギボシイソメ
その他
春季
(H24.6)
カキクモヒトデ
ホトトギスガイ
チゴトリガイ
Phylo属
2
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
図 3.1‑88 底生生物の種類数・個体数の経年変化
3‑159
(b) 国土交通省による調査
事業実施区域周辺における底生生物については、国土交通省が継続的に調査を
実施している。調査概要は表 3.1‑64、調査地点は図 3.1‑89 に示すとおりである。
また、調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における底生生物の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑65
に示すとおりであり、総出現種類数は 43〜63 種、平均出現個体数は 16〜168 個体
/0.1m2、主な出現種は二枚貝類のシズクガイ、ヒメカノコアサリやモロテゴカイ等
である。
苅田港環境監視調査における底生生物の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑66
に示すとおりであり、総出現種類数は 22〜55 種、平均出現個体数は 381〜4,333
個体/m2、主な出現種は二枚貝類のシズクガイやヒメカノコアサリ等である。
覆砂海域環境調査における底生生物の出現状況(平成 24 年度)は、表 3.1‑67
に示すとおりであり、総出現種類数は 14〜27 種、個体数は 37〜497 個体/m2、個体
数からみた主な出現種は環形動物のクシカギゴカイ、二枚貝類のイヨスダレガイ、
シズクガイ等である。
各地点における種類数、個体数の経年変化は、図 3.1‑90 に示すとおりであり、
種類数は、経年的にみるとほとんどの地点で増加傾向がみられる。個体数は、年
度による変動が大きく、明確な変化傾向は認められない。
表 3.1‑64 底生生物の調査概要
出
典
1
2
3
調査地点
図 3.1‑89
に示す 9 地点※1
(■)
図 3.1‑89
に示す 3 地点
(■)
図 3.1‑89
に示す 3 地点
(■)
調査層
1層
(海底面)
1層
(海底面)
1層
(海底面)
調査期間
調査頻度
平成
6〜26 年度※2
4 回/年
(四季)
平成
7〜26 年度
4 回/年
(四季)
平成
6〜24 年度
2 回/年
(夏季、冬季)
調査方法
スミスマッキンタイヤ型
採泥器を用いて採泥
エクマンバージ型採泥器
を用いて採泥
エクマンバージ型採泥器
(15×15cm)を用いて 1 試
料あたり 3 回以上採泥
※地点 B は夏季のみ
※1.平成 26 年度は 6 地点(地点 1〜7、9)での実施である。また、地点 7 は平成 26 年度のみの実施である。
※2.平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
2.「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3.「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
3‑160
図 3.1‑89 底生生物の調査地点
表 3.1‑65 底生生物の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体/0.1m 2 )
平均出現湿重量
(範囲:g/0.1m 2 )
個体数 環形動物門
組成比 軟体動物門
(%) 節足動物門
その他
(
平成26年5月28日
平成26年8月21日
平成26年11月11日
平成27年2月2日
(春季:8点)
(夏季:8点)
(秋季:8点)
(冬季:8点)
(
13
(
74
0.82
58
20
〜
147
〜
1.83
〜
18.2
77.2
1.6
3.0
シズクガイ
93 (63.1)
38 )
425 )
5.15 )
43
10
( 3
〜
16
( 4
〜
1.66
( 0.15
〜
66.9
14.2
9.4
9.4
モロテゴカイ
3 (15.7)
主な出現種と
その平均出現個体数
(個体/0.1m 2 )
()内は組成比率(%)
25 )
56 )
3.73 )
51
15
( 7
〜
49
( 8
〜
1.21
( 0.15
〜
28.1
65.5
3.6
2.8
ヒメカノコアサリ
27 (56.0)
23 )
175 )
3.28 )
63
20
( 12
〜
168
( 48
〜
3.2
( 0.79
〜
9.0
74.5
14.3
2.2
ヒメカノコアサリ
50 (30.0)
チヨノハナガイ
42 (25.0)
シズクガイ
25 (15.0)
Leucon sp.
22 (12.8)
34 )
461 )
8.77 )
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
3‑161
表 3.1‑66 底生生物の出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
2
(範囲:個体/m )
平均出現湿重量
2
(範囲:g/m )
個体数 環形動物門
組成比 軟体動物門
(%) 節足動物門
その他
主な出現種と
その平均出現個体数
2
(個体/0.1m )
平成26年5月14日
(春季:3点)
28
14
( 12
〜
19 )
1,701
( 876
〜
2,314)
26.48
( 9.04
〜
50.81 )
11.1
86.0
0.3
2.6
シズクガイ
1,082 (63.6)
ヒメカノコアサリ
203 (11.9)
平成26年8月29日
(夏季:3点)
22
10
( 5
〜
15 )
381
( 164
〜
815 )
8.10
( 0.60
〜
21.33 )
81.7
11.7
2.6
3.9
ダルマゴカイ
148 (38.8)
平成26年11月7日
(秋季:3点)
46
25
( 15
〜
32 )
4,333
(2,208
〜
5,913)
36.85
( 27.42
〜
43.13 )
17.8
79.8
1.2
1.3
ヒメカノコアサリ
3,200 (73.9)
平成27年2月5〜6日
(冬季:3点)
55
28
( 23
〜
34 )
3,681
(2,046
〜
6,134)
202.98
( 29.06
〜
545.48 )
17.7
63.2
16.1
3.0
シズクガイ
1,235 (33.5)
ヒメカノコアサリ
736 (20.0)
エドシロクーマ
523 (14.2)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑67 底生生物の出現状況(平成 24 年度)【覆砂海域環境調査】
調査時期
場所
項目
総出現種類数
個体数
2
(個体/m )
湿重量
(g/m2 )
蓑島沖
平成24年8月(夏季)
M4(在来区)
M3(在来区)
16
14
27
19
27
37
41
497
254
123
6.61
クシカギゴカイ
主な出現種
(個体数比:%)
曽根沖
平成24年8月(夏季)
B(在来区)
平成25年1月(冬季)
M4(在来区)
M3(在来区)
11.47
163.07
83.39
クシカギゴカイ
イヨスダレガイ
イヨスダレガイ
(21.6)
カタマガリギボシイソメ イヨスダレガイ
(10.8)
(19.5)
(49.5)
2.30
シズクガイ
(62.2)
(17.9)
(17.1)
Paraprionospio sp. (B) Paraprionospio sp. (B)
(10.8)
(20.3)
ヒメカノコアサリ
(14.6)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所
3‑162
腸鰓目
(11.4)
平成 25 年 3 月)
【地点1】
50
40
30
種
類
数 20
春季
年度
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
10
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
春季
年度
夏季
年度
ハナムシロ
ヒロオビヨフバイ
マメウラシマガイ
ケシトリガイ
ヒメカノコアサリ
フクロハネエラスピオ
イトエラスピオ
ノトマスタス属
ボドトリア科
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
1000
年度
冬季
ホトトギスガイ
チヨノハナガイ
シズクガイ
ハナオカカギゴカイ
ミナミシロガネゴカイ
エウリトエ属
フィーロ属
アシビキツバサゴカイ
モロテゴカイ
ヘテロマスタス属
メディオマスタス属
レウコン属
イカリナマコ科
その他
系列57
年度
【地点2】
50
40
30
種
類
数 20
10
春季
年度
夏季
年度
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
出
現
な
し
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個
4000
体
数
3000
2000
年度
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
1000
秋季
冬季
年度
年度
年度
ハナムシロ
ウメノハナガイ
チヨノハナガイ
シズクガイ
ヒメカノコアサリ
ハナオカカギゴカイ
ミナミシロガネゴカイ
ネプティス属
ステノレピス属
ステネライス属
アシナガギボシイソメ
カタマガリギボシイソメ
フクロハネエラスピオ
モロテゴカイ
ヘテロマスタス属
メディオマスタス属
Amaeana属
ボドトリア科
カキクモヒトデ
その他
系列57
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑90(1) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 1、2)
3‑163
【地点3】
50
40
30
種
類
数 20
春季
年度
(個体/m2 )
8000
年度
夏季
軟体動物門
未
実
施
未
実
施
年度
秋季
環形動物門
節足動物門
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
チヨノハナガイ
未
実
施
夏季
秋季
冬季
年度
シズクガイ
未
実
施
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
年度
Sigambra tentaculata
ヒメカノコアサリ
フィーロ属
年度
モロテゴカイ
メディオマスタス属
その他
年度
1
【地点4】
50
40
30
種
類
数 20
10
春季
年度
(個体/m2 )
8000
年度
夏季
軟体動物門
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
出
現
な
し
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
年度
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
1000
秋季
冬季
年度
年度
年度
マメウラシマガイ科
ホトトギスガイ
アノドンティア属
チヨノハナガイ
シズクガイ
ケシトリガイ
イヨスダレガイ
ヒメカノコアサリ
ハナオカカギゴカイ
レオンナテス属
オウギゴカイ
コノハシロガネゴカイ
ステノレピス属
ステネライス属
エウリトエ属
シノブハネエラスピオ
ポリドラ属
アシビキツバサゴカイ
Spiochaetopterus属
イカリナマコ科
その他
系列57
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑90(2) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 3、4)
3‑164
【地点5】
50
40
30
種
類
数 20
10
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
出
現
な
し
冬季
年度
その他
H17年
シズクガイ: 6390
ケシトリガイ: 8640
その他: 490
合計: 15520
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
1000
年度
夏季
マメウラシマガイ科
マメウラシマガイ科
ホトトギスガイ
ホトトギスガイ
チヨノハナガイ
チヨノハナガイ
シズクガイ
シズクガイ
ケシトリガイ
ケシトリガイ
イヨスダレガイ
イヨスダレガイ
ヒメカノコアサリ
ヒメカノコアサリ
ステネライス属
ステネライス属
ハナオカカギゴカイ
ハナオカカギゴカイ
ボドトリア科
ボドトリア科
ハナグロゴカイ
ハナグロゴカイ
レウコン属
レウコン属
オウギゴカイ
オウギゴカイ
クモヒトデ綱
クモヒトデ綱
コノハシロガネゴカイ
コノハシロガネゴカイ
その他
その他
ステノレピス属
ステノレピス属
春季
年度
秋季
年度
冬季
年度
系列57
【地点6】
50
40
30
種
類
数 20
春季
年度
(個体/m2 )
8000
夏季
未
実
施
年度
軟体動物門
環形動物門
未
実
施
未
実
施
未
実
施
年度
秋季
節足動物門
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
春季
夏季
秋季
年度
年度
オリイレヨフバイ科
オリイレヨフバイ科
チヨノハナガイ
チヨノハナガイ
オウギゴカイ
オウギゴカイ
ミナミシロガネゴカイ
ミナミシロガネゴカイ
シズクガイ
シズクガイ
Sigambra
tentaculata
Sigambra
tentaculata
レウコン属
レウコン属
フトウデネジレカニダマシ
フトウデネジレカニダマシ
その他
その他
年度
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
冬季
イヨスダレガイ
イヨスダレガイ
ヒメカノコアサリ
ヒメカノコアサリ
フクロハネエラスピオ
フクロハネエラスピオ
ヘテロマスタス属
ヘテロマスタス属
系列57
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑90(3) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 5、6)
3‑165
年度
【地点7】
50
40
30
種
類
数 20
春季
年度
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
未
実
施
年度
秋季
環形動物門
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
8000
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
年度
春季
【地点8】
7 6
50
年度
夏季
イセシラガイ
Labiosthenolepis sp.
ハネナシギボシムシ科
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
秋季
チヨノハナガイ
Spiochaetopterus sp.
その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
年度
冬季
シズクガイ
Chaetozone sp.
2
年度
ヒメカノコアサリ
レウコン属
7
40
30
種
類
数 20
春季
未
実
施
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
未
実
施
未
実
施
年度
年度
秋季
環形動物門
節足動物門
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
夏季
チヨノハナガイ
チヨノハナガイ
コノハシロガネゴカイ
コノハシロガネゴカイ
フクロハネエラスピオ
フクロハネエラスピオ
アミメフジツボ
アミメフジツボ
カキクモヒトデ
カキクモヒトデ
未
実
施
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
ウメノハナガイ
ウメノハナガイ
ハナオカカギゴカイ
ハナオカカギゴカイ
カタマガリギボシイソメ
カタマガリギボシイソメ
メディオマスタス属
メディオマスタス属
ボドトリア科
ボドトリア科
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
紐形動物門
紐形動物門
グリケラ属
グリケラ属
ルンブリネリス属
ルンブリネリス属
ダルマゴカイ
ダルマゴカイ
カプレラ属
カプレラ属
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
秋季
冬季
ヒメカノコアサリ
ヒメカノコアサリ
ステネライス属
ステネライス属
モロテゴカイ
モロテゴカイ
クダオソコエビ
クダオソコエビ
系列57
年度
シズクガイ
シズクガイ
ネプティス属
ネプティス属
マクスピオ
マクスピオ
アオラ科
アオラ科
クモヒトデ綱
クモヒトデ綱
年度
イヨスダレガイ
イヨスダレガイ
ステノレピス属
ステノレピス属
プリオノスピオ属
プリオノスピオ属
ドロクダムシ属
ドロクダムシ属
その他
その他
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑90(4) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 7、8)
3‑166
年度
【地点9】
50
40
30
種
類
数 20
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
未
実
施
年度
年度
秋季
環形動物門
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
8000
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
春季
【地点10】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
未
実
施
未
実
施
1000
秋季
冬季
年度
チヨノハナガイ
シズクガイ
ケシトリガイ
オウギゴカイ
モロテゴカイ
ドロクダムシ属
レウコン属
年度
年度
イヨスダレガイ
ヒメカノコアサリ
チロリ
Sigambra tentaculata
ステノレピス属
フィーロ属
シノブハネエラスピオ
クシノハクモヒトデ
その他
2
50
40
30
種
類
数 20
10
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
未
実
施
C
it ll 属
タケフシゴカイ科
夏季
ヒメムシロガイ
ヒメムシロガイ
チロリ科
チロリ科
Nereis属
Nereis属
イトエラスピオ
イトエラスピオ
ナギサクーマ科
ナギサク マ科
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
ノミニナ属
ノミニナ属
イトサシバ
イトサシバ
オウギゴカイ
オウギゴカイ
フクロハネエラスピオ
フクロハネエラスピオ
タケフシゴカイ科
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
ノミニナ
ノミニナ
ヒメカノコアサリ
ヒメカノコアサリ
Neanthes属
Neanthes属
シノブハネエラスピオ
シノブハネエラスピオ
Capitella属
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
秋季
冬季
年度
チヨノハナガイ
チヨノハナガイ
オトヒメゴカイ科
オトヒメゴカイ科
ネプティス属
ネプティス属
プリオノスピオ属
プリオノスピオ属
エドシロクーマ
エドシロク マ
年度
年度
シズクガイ
ケシトリガイ
イヨスダレガイ
ケシトリガイ
シズクガイ
イヨスダレガイ
Sigambra
tentaculata
アシナガゴカイ
Sigambra
tentaculata
シリス科 シリス科
アシナガゴカイ
ステノレピス属
アシナガギボシイソメ
ルンブリネリス属
ステノレピス属
アシナガギボシイソメ
ルンブリネリス属
Pseudopolydora属
Spiochaetopterus属
ダルマゴカイ
Pseudopolydora属
Spiochaetopterus属
ダルマゴカイ
その他
系列57
その他
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑90(5) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 9、10)
3‑167
【地点11】
50
40
30
種
類
数 20
10
春季
年度
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
環形動物門
8000
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
冬季
H24年
ヒメカノコアサリ:11704
その他:268
合計:11972
7000
年度
その他
H24年
ヒメカノコアサリ:10119
その他:1914
合計:16018
6000
H23年
ヒメカノコアサリ:12756
その他:3430
合計:16186
5000
個 4000
体
数
3000
2000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
夏季
年度
ウメノハナガイ属
ウメノハナガイ属
イトサシバ
イトサシバ
ネプティス属
ネプティス属
マクスピオ
マクスピオ
Capitella属
Capitella属
ボドトリア科
ボドトリア科
春季
紐形動物門
紐形動物門
イヨスダレガイ
イヨスダレガイ
ツルヒゲゴカイ
ツルヒゲゴカイ
フクロハネエラスピオ
フクロハネエラスピオ
モロテゴカイ
モロテゴカイ
スンナリヨコエビ
スンナリヨコエビ
その他
その他
キセワタガイ科
キセワタガイ科
ヒメカノコアサリ
ヒメカノコアサリ
ミナミシロガネゴカイ
ミナミシロガネゴカイ
イトエラスピオ
イトエラスピオ
ダルマゴカイ
ダルマゴカイ
ナギサクーマ科
ナギサクーマ科
系列57
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
年度
冬季
年度
シズクガイ
ケシトリガイ
シズクガイ
ケシトリガイ
Sigambra
tentaculata
Sigambra
tentaculata アシナガゴカイ
アシナガゴカイ
アシナガギボシイソメ
アシナガギボシイソメ カタマガリギボシイソメ
カタマガリギボシイソメ
Prionospio(Mnuspio)
sp.
Prionospio(Mnuspio)
sp.Pseudopolydora属
Pseudopolydora属
ドロクダムシ属
カマキリヨコエビ
ドロクダムシ属
カマキリヨコエビ
カクレガニ科
クシノハクモヒトデ
カクレガニ科
クシノハクモヒトデ
秋季
チヨノハナガイ
チヨノハナガイ
Glycinde属
Glycinde属
Halosydna属
Halosydna属
プリオノスピオ属
プリオノスピオ属
ヘテロマスタス属
ヘテロマスタス属
カニダマシ科
カニダマシ科
【地点12】
50
40
30
種
類
数 20
10
春季
年度
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
冬季
年度
その他
8000
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
春季
イソギンチャク目
イソギンチャク目
ニッコウガイ科
ニッコウガイ科
イトサシバ
イトサシバ
Neanthes属
Neanthes属
マサゴウロコムシ
マサゴウロコムシ
ダルマゴカイ
ダルマゴカイ
エドシロクーマ
エドシロクーマ
年度
紐形動物門
紐形動物門
シズクガイ
シズクガイ
グリケラ属
グリケラ属
オウギゴカイ
オウギゴカイ
フクロハネエラスピオ
フクロハネエラスピオ
メディオマスタス属
メディオマスタス属
ヘイケガニ
ヘイケガニ
夏季
年度
キセワタガイ科
キセワタガイ科
ケシトリガイ
ケシトリガイ
チロリ科
チロリ科
Nereis属
Nereis属
マクスピオ
マクスピオ
ノトマスタス属
ノトマスタス属
ラスバンマメガニ
ラスバンマメガニ
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
秋季
サルボウガイ
サルボウガイ
イヨスダレガイ
イヨスダレガイ
Glycinde属
Glycinde属
ミナミシロガネゴカイ
ミナミシロガネゴカイ
Prionospio(Mnuspio)
Prionospio(Mnuspio)
sp. sp.
アリアケドロクダムシ
アリアケドロクダムシ
クシノハクモヒトデ
クシノハクモヒトデ
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
年度
チヨノハナガイ
チヨノハナガイ
ヒメカノコアサリ
ヒメカノコアサリ
オトヒメゴカイ科
オトヒメゴカイ科
ネプティス属
ネプティス属
Pseudopolydora属
Pseudopolydora属
ナギサクーマ科
ナギサクーマ科
その他その他
年度
冬季
ゴイサギガイ
ゴイサギガイ
マルスダレガイ科
マルスダレガイ科
Sigambra tentaculata
Sigambra tentaculata
ステノレピス属
ステノレピス属
ミズヒキゴカイ科
ミズヒキゴカイ科
ボドトリア科
ボドトリア科
系列57
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑90(6) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 11、12)
3‑168
【地点 B】
50
40
30
種
類
数 20
未実施
未実施
未実施
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
10
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
未実施
未実施
未実施
春季
紐形動物門
Paraprionospio sp. (B)
チヨノハナガイ
腸鰓目
年度
年度
夏季
Lumbrineris属
ドロオニスピオ
シズクガイ
その他
Sigambra属
ダルマゴカイ
ヒメカノコアサリ
腸鰓目
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
1000
年度
秋季
イトゴカイ科
ツバサゴカイ科
イヨスダレガイ
冬季
年度
Paraprionospio sp. (A)
ホトトギスガイ
Pseudopolydora属
Notomastus属
フサゴカイ科
Tharyx属
【地点M3】
50
40
30
種
類
数 20
未実施
未実施
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
未実施
10
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
2000
未実施
春季
紐形動物門
Lumbrineris属
Perinereis属
Notomastus属
Prionospio属
マメウラシマガイ
ゴイサギガイ
ソコシラエビ
年度
スジホシムシ科
カタマガリギボシイソメ
カナブツイソメ
ツバサゴカイ科
ドロオニスピオ
クチキレガイモドキ属
ヒメカノコアサリ
短尾下目メガロパ幼生
夏季
年度
チロリ
ミナミシロガネゴカイ
クシカギゴカイ
ヒメエラゴカイ科
ダルマゴカイ
ホトトギスガイ
イヨスダレガイ
その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
秋季
Glycera属
Nephtys属
Sigambra属
Paraprionospio sp. (A)
フサゴカイ科
ウメノハナガイ
アサリ
ソコシラエビ
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
未実施
未実施
1000
年度
キョウスチロリ
ウチワゴカイ
Sthenelais属
Paraprionospio sp. (B)
オニノツノガイ科
チヨノハナガイ
Leucon属
冬季
年度
Glycinde属
オウギゴカイ
イトゴカイ科
イトエラスピオ
ヒロオビヨフバイ
シズクガイ
Aoroides columbiae
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
図 3.1‑90(7) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 B、M3)
3‑169
【地点M4】
50
40
30
種
類
数 20
未実施
未実施
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/m2 )
8000
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
未実施
未実施
10
冬季
年度
その他
7000
6000
5000
個 4000
体
数
3000
春季
紐形動物門
スゴカイイソメ
Paraprionospio sp. (B)
ヒメカノコアサリ
モエビ科
年度
夏季
チロリ科
クシカギゴカイ
ドロオニスピオ
イヨスダレガイ
その他
年度
Glycinde属
Notomastus属
Amaeana属
アサリ
モエビ科
冬季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
未実施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
未実施
1000
未実施
未実施
2000
年度
ミナミシロガネゴカイ
ケヤリ科
ホトトギスガイ
レウコン科
冬季
年度
オウギゴカイ
Paraprionospio sp. (A)
シズクガイ
ワレカラ科
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
図 3.1‑90(8) 底生生物の種類数・個体数の経年変化(地点 M4)
3‑170
b. 曽根干潟及びその後背地
(a) 北九州市による調査
曽根干潟及びその後背地における底生生物については、北九州市による調査が
実施されている。調査概要は表 3.1‑68、調査地点は図 3.1‑91 に示すとおりであ
る。また、継続的に実施されている調査については、最新年度の結果を示す。
曽根漁港海域環境調査における底生生物の出現状況(平成 7〜8 年)
は表 3.1‑69、
表 3.1‑70 に示すとおりであり、採泥法では、総出現種類数は 97〜157 種、平均出
現個体数は 294〜1,101 個体/m2 、主な出現種は環形動物のヘテロマスタス属
(Heteromastus sp.)や軟体動物のシズクガイ等である。ドレッジ法では、59〜114
種が確認されている。また、採泥法による各地点における種類数、個体数の季別
変化は図 3.1‑92 に示すとおりであり、種類数に、明確な季節変化はみられず、個
体数は、地点間でばらつきが大きいが、春季に増加する傾向がみられる。
河川底生生物の出現状況(平成 7〜8 年)は表 3.1‑71 に示すとおりであり、総
出現種類数は 18〜30 種、平均出現個体数は 391〜2,936 個体/m2、平均湿重量は 11
〜40g/m2、個体数からみた主な出現種は、節足動物門のニホンドロソコエビ、環形
動物門のユリミミズ属(Limnodrilus sp.)やミズミミズ科の 1 種等である。また、
各地点における種類数、個体数の季別変化は図 3.1‑93 に示すとおりであり、種類
数及び個体数ともに、明確な季節変化はみられない。
北九州市都市計画道路 6 号線整備事業調査における底生生物の出現状況(平成
20 年度)は表 3.1‑72 に示すとおりであり、定量及び定性調査で 64〜74 種、目視
踏査で 53〜71 種が確認されている。また、種類数の季別変化は図 3.1‑94 に示す
とおりであり、種類数は、定量・定性調査及び目視踏査ともに秋季にやや多い傾
向がみられる。
潮遊溝動物(底生生物)の出現状況(平成 20 年度)は表 3.1‑73 に示すとおり
であり、
定量調査では総出現種類数は 1〜8 種、
平均出現個体数は 64〜409 個体/m2、
定性調査では 26〜44 種が確認されている。また、定量調査による各地点における
種類数、個体数の季別変化は図 3.1‑95 に示すとおりであり、種類数は秋季に減少
する傾向がみられる。個体数には、明確な季節変化はみられない。定性調査によ
る各地点における種類数の季別変化は図 3.1‑96 に示すとおりであり、種類数に明
確な季節変化はみられない。
曽根干潟環境調査における底生生物の出現状況(平成 25 年度)は表 3.1‑74 に
示すとおりであり、軟体動物門のウミニナ、環形動物門のツバサゴカイや節足動
物門のタテジマフジツボなど 3 門 5 綱 7 目 12 科 15 種が確認されている。
3‑171
表 3.1‑68 底生生物の調査概要
出
典
1
調査項目
底生
生物
採泥法
ドレッ
ジ法
河川底生
生物
2
3
底生生物
底生
生物
調査層
図 3.1‑91
1層
に示す
(海底面)
32 地点(■)
曽根干潟域
1層
(海底面)
図 3.1‑91
に示す 4 地点
(△)
図 3.1‑91
に示す区域
(■)
底生生物
潮遊溝
動物
調査地点
図 3.1‑91
に示す 3 区域
( )
曽根干潟域
調査期間
平成
7〜8 年
−
−
−
1層
(干潟面)
調査
頻度
調査方法
スミス・マッキン型
採取器又は、コドラ
4 回/年 ートを用いて採取
(四季) 船上からドレッジ
を投入して、約 350m
の底曳を行い、採取
方形枠内の試料を
4 回/年
採取した
(四季)
方形枠を用いた定
4 回/年 量採取、タモ網を用
(四季) いた定性採取及び
目視踏査調査
平成
20 年度
エクマンバージを
4 回/年 用いた定量採取及
(四季) びタモ網を用いた
定性採取
平成 10、13、
現地踏査による目
17、19〜25 年 1 回/年※ 視観察
度
※調査頻度は年度によって異なる。
出典:1.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
3.「曽根干潟環境調査(平成 10、13、17、19〜25 年度)」(北九州市)
図 3.1‑91 底生生物の調査地点
3‑172
表 3.1‑69 底生生物(採泥法)の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
平成7年8月25,26日
平成7年10月25,26日
平成8年1月21,22日
平成8年3月24日
(夏季:32点)
(秋季:32点)
(冬季:32点)
(春季:32点)
総出現種類数(種)
97
119
130
157
平均出現種類数
11
12
16
21
(範囲)
( 0
〜
36 )
( 5
〜
34 )
( 5
〜
44 )
( 10
〜
39 )
平均出現個体数
294
398
637
1,101
2
( 0
〜
1,797 )
( 72
〜
1,856 )
( 128
〜
3,316 )
( 127
〜
4,528 )
(範囲:個体/m )
平均出現湿重量
104
303
214
261
( 0
〜
920.3 )
( 1.7
〜
4,657.9 )
( 1.1
〜
1,547.1 )
( 0.5
〜
1,707.1 )
(範囲:g/m2 )
個体数 環形動物門
41.6
58.5
41.6
42.0
組成比 軟体動物門
20.1
31.0
28.2
42.0
(%) 節足動物門
35.5
8.9
28.5
13.7
その他
2.7
1.7
1.7
2.3
Heteromastus sp.
Corophium sp.
Heteromastus sp.
シズクガイ
主な出現種と
73
108
(27.1)
(24.9)
253
(39.6)
350
(31.8)
その平均個体数
Heteromastus sp.
Heteromastus sp.
シズクガイ
54
(18.4)
84
(21.0)
258
(23.4)
()内は組成比率(%)
項目/調査時期
注)主な出現種は、組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
表 3.1‑70 底生生物(ドレッジ法)の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
項目/調査時期
総出現種類数(種)
平成 7 年
8 月 25、26 日
(夏季)
59
平成 7 年
10 月 25、26 日
(秋季)
84
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
【B‑1】
【B‑2】
平成 8 年
1 月 21、22 日
(冬季)
90
平成 8 年
3 月 24 日
(春季)
114
平成 8 年 3 月)
【B‑3】
【B‑4】
40
30
種
類 20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
環形動物門
夏季
(H7.8)
節足動物門
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
その他
その他312
イトゴカイ科4216
(個体/m2)
3000
2500
2000
個
体 1500
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
イトゴカイ科
ドロクダムシ科
夏季
秋季
冬季
春季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
(H8.3)
ヘナタリガイ
ムロミスナウミナナフシ
ニホンドロソコエビ
その他
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
図 3.1‑92(1) 底生生物の種類数・個体数の季別変化(採泥法)
3‑173
春季
(H8.3)
【B‑5】
【B‑6】
【B‑7】
【B‑8】
40
30
種
類 20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
環形動物門
秋季
(H7.10)
節足動物門
冬季
(H8.1)
夏季
(H7.8)
春季
(H8.3)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
その他
(個体/m2)
3000
2500
2000
個
体 1500
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
ギボシイソメ科
ヘナタリガイ
ユウシオガイ
ホンヤドカリ科
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
スピオ科
アラムシロガイ
ホトトギスガイ
ヤマトオサガニ
【B‑9】
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ホコサキゴカイ科
キセワタガイ
ムロミスナウミナナフシ
アシナガバエ科
【B‑10】
オフェリアゴカイ科
マガキ
メリタヨコエビ科
その他
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
イトゴカイ科
ハナグモリガイ
ドロクダムシ科
1
【B‑11】
春季
(H8.3)
イトミミズ科
シオフキガイ
ニホンドロソコエビ
【B‑12】
40
30
種
類
20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
環形動物門
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
節足動物門
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
ヘナタリガイ
シロスジフジツボ
その他
アラムシロガイ
サラサフジツボ
冬季
(H8.1)
秋季
(H7.10)
その他
(個体/m2)
3000
2500
2000
個
体1500
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
ギボシイソメ科
キセワタガイ
ディアスティリス科
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
スピオ科
アサリ
クチバシソコエビ科
春季
(H8.3)
オフェリアゴカイ科
ハナグモリガイ
ニホンドロソコエビ
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
イトゴカイ科
シオフキガイ
ホンヤドカリ科
1
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
図 3.1‑92(2) 底生生物の種類数・個体数の季別変化(採泥法)
3‑174
【B‑13】
【B‑14】
【B‑15】
【B‑16】
40
30
種
類 20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
環形動物門
秋季
(H7.10)
節足動物門
冬季
(H8.1)
夏季
(H7.8)
春季
(H8.3)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
その他
(個体/m2)
3000
2500
2000
個
体 1500
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
ゴカイ
アラムシロガイ
チゴガニ
【B‑17】
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
チロリ科
キセワタガイ
オサガニ
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
スピオ科
シオフキガイ
その他
ギボシイソメ科
アサリ
ヤマトオサガニ
【B‑18】
春季
(H8.3)
オフェリアゴカイ科
レウコン科
1
【B‑19】
イトゴカイ科
ドロクダムシ科
【B‑20】
40
30
種
類 20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
環形動物門
夏季
(H7.8)
節足動物門
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
その他
(個体/m2)
3000
2500
2000
個
1500
体
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
紐形動物門
ホコサキゴカイ科
シオフキガイ
ラスバンマメガニ
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ミナミシロガネゴカイ
ヒメエラゴカイ科
テリザクラガイ
オサガニ
春季
(H8.3)
イソチロリ
オフェリアゴカイ科
レウコン科
その他
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ニカイチロリ科
イトゴカイ科
ディアスティリス科
1
春季
(H8.3)
スゴカイイソメ
アラムシロガイ
クチバシソコエビ科
ギボシイソメ科
キセワタガイ
モヨウツノメエビ
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
図 3.1‑92(3) 底生生物の種類数・個体数の季別変化(採泥法)
3‑175
【B‑21】
【B‑22】
【B‑23】
【B‑24】
40
30
種
類 20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
環形動物門
秋季
(H7.10)
節足動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
その他
(個体/m2)
その他1048
3000
2500
2000
個
体 1500
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
ミナミシロガネゴカイ
イトゴカイ科
ホトトギスガイ
アリアケドロクダムシ
【B‑25】
冬季
夏季
秋季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ギボシイソメ科
ケヤリ科
ボドトリア科
ニホンドロソコエビ
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ヨツバネスピオ(B型)
アラムシロガイ
ディアスティリス科
その他
【B‑26】
アシビキツバサゴカイ
キセワタガイ
クチバシソコエビ科
1
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ホコサキゴカイ科
シオフキガイ
メリタヨコエビ科
【B‑27】
春季
(H8.3)
オフェリアゴカイ科
シズクガイ
端脚目
【B‑28】
40
30
種
類 20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
環形動物門
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
節足動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
その他
その他332
シズクガイ3252
(個体/m2)
3000
2500
2000
個
体 1500
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
紐形動物門
マメウラシマガイ
テッポウエビ属
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ヨツバネスピオ(B型)
スイフガイ科
棘皮動物門
春季
(H8.3)
アシビキツバサゴカイ
キセワタガイ
その他
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
イトゴカイ科
シズクガイ
1
春季
(H8.3)
ユムシ
シロスジフジツボ
触手動物門
ムラサキエビ属
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
図 3.1‑92(4) 底生生物の種類数・個体数の季別変化(採泥法)
3‑176
【B‑29】
【B‑30】
【B‑31】
【B‑32】
40
30
種
類 20
数
10
0
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
軟体動物門
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
環形動物門
夏季
(H7.8)
節足動物門
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
(H7.8)
秋季
(H7.10)
冬季
(H8.1)
春季
(H8.3)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
その他
(個体/m2)
3000
2500
2000
個
体 1500
数
1000
500
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ノラリウロコムシ科
カギゴカイ科
ハナオカカギゴカイ
ゴカイ科
ニカイチロリ科
ヨツバネスピオ(B型)
アシビキツバサゴカイ
ヒメカノコアサリ
シズクガイ
ユウシオガイ
端脚目
アリアケドロクダムシ
その他
1
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
図 3.1‑92(5) 底生生物の種類数・個体数の季別変化(採泥法)
3‑177
表 3.1‑71 河川底生生物の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
項目/調査時期
平成7年8月26日
(夏季:4点)
平成7年10月23日
(秋季:4点)
平成8年3月19日
(春季:4点)
平成8年1月20日
(冬季:4点)
総出現種類数(種)
平均出現種類数
(範囲:種/地点)
平均出現個体数
(範囲:個体/㎡)
平均出現湿重量
(範囲:g/㎡)
25
18
30
23
10
8
14
14
( 6
〜
19 )
( 6
〜
10 )
( 11
〜
21 )
( 9
〜
21 )
665
391
1,363
2,936
( 136
〜
1,596 )
( 124
〜
928 )
( 360
〜
2,912 )
( 416
〜
8,452 )
40
40
12
11
( 3.6
〜
136.6 )
( 2.6
〜
74.6 )
( 3.4
〜
19.6 )
( 1.0
〜
23.4 )
個体数 環形動物門
10.9
28.7
183.2
27.7
組成比 軟体動物門
77.1
243.1
34.6
46.7
(%) 節足動物門
12.0
47.2
42.5
25.5
その他
0.0
0.0
4.7
0.1
Limnodrilus sp.
Limnodrilu s sp.
ミズミミズ科の一種
ニホンドロソコエビ
主な出現種と
104
(26.6)
175
(26.3)
536
(39.3)
1,767
(60.2)
その平均個体数
Limnodrilus sp.
ゴカイ
ゴカイ
ゴカイ
132
(19.8)
68
(17.4)
218
(16.0)
511
(17.4)
()内は組成比率(%) イシマキガイ
イシマキガイ
ミミズ科の一種
95
(14.3)
55
(14.1)
174
(12.8)
Melita sp.
40
(10.2)
注)主な出現種は、個体数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
【R‑1】
【R‑2】
【R‑3】
【R‑4】
30
20
種
類
数
10
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
軟体動物門
(個体/m2)
春季
(H8.3)
環形動物門
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
節足動物門
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
その他
その他:1,660
ミズミミズ科:6,792
7000
6000
5000
個 4000
体
数 3000
2000
1000
0
秋季
冬季
夏季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
秋季
冬季
夏季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
紐形動物門
ミズミミズ科
イソコツブムシ
クルマエビ科
春季
(H8.3)
ゴカイ
イトミミズ科
メリタヨコエビ科
マメコブシガニ
秋季
冬季
夏季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ヤマトスピオ
イシマキガイ
ドロクダムシ科
その他
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
イトゴカイ科
スナウミナナフシ科
ニホンドロソコエビ
2
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
図 3.1‑93 河川底生生物の種類数、個体数の季別変化
3‑178
春季
(H8.3)
表 3.1‑72 底生生物の出現状況(平成 20 年度)
【北九州市都市計画道路 6 号線整備事業調査】
平成 20 年
5 月 22、23 日
平成 20 年
10 月 16、21 日
(春季)
平成 20 年
7 月 16〜18、22、
23、29、30 日
(夏季)
(秋季)
平成 20 年
1 月 14、15 日
2 月 8〜10 日
(冬季)
定量・定性調査
64 種
72 種
74 種
66 種
目視踏査
58 種
63 種
71 種
53 種
項目/調査時期
総出現
種類数
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
【定量・定性調査】
100
80
種
類
数
60
40
20
0
春季
(H20.5)
夏季
(H20.7)
軟体動物門
環形動物門
秋季
(H20.10)
節足動物門
冬季
(H21.2)
2
その他
【目視踏査】
100
80
種
類
数
60
40
20
0
春季
(H20.5)
夏季
(H20.7)
軟体動物門
環形動物門
秋季
(H20.10)
節足動物門
冬季
(H21.2)
その他
2
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南
区大字朽網)環境影響評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑94 底生生物の種類数の季別変化
3‑179
表 3.1‑73 潮遊溝動物(底生生物)の出現状況(平成 20 年度)
【北九州市都市計画道路 6 号線整備事業調査】
平成 20 年
5 月 26、27 日
(春季)
5種
項目/調査時期
平成 20 年
7 月 23、24 日
(夏季)
8種
平成 20 年
10 月 20、21 日
(秋季)
1種
平成 20 年
2月5日
(冬季)
6種
総出現種類数
平均出現個体数
64
321
67
409
(個体/m2)
定性調査
総出現種類数
33 種
44 種
37 種
26 種
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年)
定量調査
【潮遊溝①】
【潮遊溝②】
【潮遊溝③】
10
8
種
類
数
6
4
出
現
な
し
2
0
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
軟体動物門
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
環形動物門
(個体/m2)
1000
800
600
個
体
数 400
出
現
な
し
200
出
現
な
し
0
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
Hediste属
Dictotendips属
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
Corophium属
その他
イトミミズ科
Tanytersus属
Chironomus属
2
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑95 潮遊溝動物(底生生物)の種類数・個体数の季別変化(定量調査)
【潮遊溝①】
【潮遊溝②】
【潮遊溝③】
40
30
種
類 20
数
10
0
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
軟体動物門
環形動物門
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
節足動物門
2
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑96 潮遊溝動物(底生生物)の種類数の季別変化(定性調査)
3‑180
表 3.1‑74 底生生物の出現状況(平成 25 年度)【曽根干潟環境調査】
目視調査による出現状況(夏季:平成 25 年 8 月)
総出現種類数:3 門 5 綱 7 目 12 科 15 種
軟体動物門(10 種)
ウミニナ、ホソウミニナ、イボウミニナ、ヘナタリガイ、サキグロタマツメタ、アラムシロガイ、
バカガイ、イチョウシラトリガイ、ユウシオガイ、オキシジミ
環形動物門(1 種)
ツバサゴカイ
節足動物門(4 種)
タテジマフジツボ、テッポウエビ、ヤドカリ属、オサガニ
出典:「曽根干潟環境調査報告書」(北九州市
平成 26 年 3 月)
3‑181
(b) 国土交通省による調査
曽根干潟及びその後背地における底生生物については、国土交通省が継続的に
調査を実施している。調査概要は表 3.1‑75、調査地点は図 3.1‑97 に示すとおり
である。また、調査結果は最新年度を示す。
a) マクロベントス
干潟のマクロベントスの出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑76 に示すとおりで
あり、総出現種類数は 50〜73 種、平均出現個体数は 37〜160 個体/0.125m2、平均
湿重量は 3.87〜22.03g/0.125m2、個体数からみた主な出現種は二枚貝類のアサリ
や環形動物門のヘテロマスタス属(Heteromastus sp.)等である。湿重量からみた
主な出現種は二枚貝類のアサリ、イチョウシラトリガイ、オキシジミガイ、甲殻
類のオサガニ等である。
各地点における種類数、個体数の経年変化は図 3.1‑98 に示すとおりであり、種
類数及び個体数ともに、大きな変化はなく、一定の変動傾向はみられない。主な
出現種は、環形動物門であることが多く、その他、ホトトギスガイが一時的に大
量に増加する場合がみられる。
b) メガロベントス
干潟のメガロベントスの出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑77 に示すとおりで
あり、6〜11 種を確認している。
各地点における種類数、個体数の経年変化は図 3.1‑99 に示すとおりであり、種
類数は、冬季ではやや減少、他の季節では概ね横ばいで推移している。個体数は、
平成 13 年度に減少がみられ、以降横ばいで推移している。
表 3.1‑75 底生生物の調査概要
出
典
1
調査地点
図 3.1‑97
に示す 6 地点
(■)
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
4 回/年
(四季)
マクロベントス:
25cm 四方、深さ 20cm のコドラート
を用いて、2個所で採泥し、1mm 目
のふるいにかけ、ふるい上の残渣を
ホルマリン固定して、実験室に搬入
メガロベントス:
1m 四方のコドラートを用いて、枠内
における目視観察
1層
(海底面)
平成
6〜26 年度※
※平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
3‑182
平成 27 年 3 月)
図 3.1‑97 底生生物の調査地点
表 3.1‑76 干潟のマクロベントスの出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体/0.125m 2 )
分類群別 環形動物門
出現個体数 軟体動物門
()内は組成 節足動物門
比率(%)
その他
平均出現湿重量
(範囲:g/0.125m 2 )
分類群別 環形動物門
出現湿重量 軟体動物門
()内は組成 節足動物門
比率(%)
その他
主な出現種と
その平均出現個体数
(個体/0.125m 2 )
平成26年5月15,16日
平成26年8月11,12日
平成26年11月4,5日
平成27年1月20,21日
(春季:6点)
61
23
( 13
〜
31 )
130
( 61
〜
303 )
79
(61.0)
15
(11.5)
32
(24.7)
3
(2.6)
3.87
( 1.92
〜
5.72 )
0.97
(25.2)
1.80
(46.6)
0.96
(24.8)
0.13
(3.4)
Chone sp.
20 (15.4)
ミナミシロガネゴカイ
19 (15.3)
カタマガリギボシイソメ
14 (10.4)
(夏季:6点)
68
21
( 11
〜
38 )
160
( 22
〜
333 )
89
(55.3)
54
(34.0)
16
(9.8)
2
(0.9)
22.03
( 4.40
〜
62.37 )
1.14
(5.2)
19.21
(87.2)
1.67
(7.6)
0.01
(0.0)
アサリ
22 (13.4)
ナガホコムシ
18 (10.9)
ホトトギスガイ
17 (10.5)
(秋季:6点)
50
16
( 9
〜
19 )
37
( 16
〜
57 )
21
(56.3)
9
(24.3)
3
(9.0)
3
(7.2)
5.22
( 2.02
〜
9.77 )
0.27
(5.1)
4.22
(80.8)
0.67
(12.8)
0.06
(1.2)
Heteromastus sp.
6 (16.3)
(冬季:6点)
73
22
( 9
〜
34 )
77
( 23
〜
152 )
41
(53.2)
16
(20.8)
17
(22.1)
3
(3.9)
19.13
( 0.42
〜
45.85 )
1.96
(10.2)
14.94
(78.1)
1.34
(7.0)
0.89
(4.7)
主な出現種なし (10%未満)
オサガニ
0.66
(17.0)
シオフキガイ
0.63
(16.4)
アラムシロガイ
0.41
(10.5)
アサリ
イチョウシラトリガイ
0.72
(13.8)
ツメタガイ
0.71
(13.7)
マテガイ
0.68
(12.9)
オキシジミガイ
1.21
(37.9)
ヘナタリ
0.86
(27.1)
()内は組成比率(%)
主な出現種と
その平均出現湿重量
(g/0.125m 2 )
7.39
(33.5)
オキシジミガイ
5.12
(23.2)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個体数、平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
3‑183
【地点13】
50
40
種
類
数
30
20
春季
年度
年度
夏季
軟体動物門
(個体/0.125m2 )
環形動物門
冬季
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
無
し
10
年度
その他
600
400
個
体
数
春季
ヘナタリガイ
ネフティス属
メディオマスタス属
サザナミクーマ属
その他
年度
夏季
ホトトギスガイ
コアシギボシイソメ
ノトマスタス属
クーマ科
2
年度
シオフキガイ
ドロオニスピオ
アミメフジツボ
チゴガニ
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
200
年度
クシケマスオガイ
プセウドポリドラ属
クロイサザアミ
フォロニス属
年度
冬季
グリケラ属
アルマンディア属
クチバシソコエビ属
ホウキムシ科
ミナミシロガネゴカイ
ヘテロマスタス属
ホソハサミソコエビ
レンボス属
【地点14】
50
40
30
20
10
春季
年度
600
400
個
体
数
H20年
ドロクダムシ属
:478
その他: 244
H13年
ホトトギスガイ
: 147
アサリ:462
その他: 95
H25年
ホトトギスガイ
:770
ニホンドロソコエビ
:105
その他: 116
年度
夏季
軟体動物門
(個体/0.125m2 )
環形動物門
H20年
ホトトギスガイ
: 2728
その他: 217
年度
秋季
節足動物門
H10年
アサリ: 1109
その他: 41
H17年
ホトトギスガイ
: 740
その他: 106
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
出
現
無
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
種
類
数
冬季
年度
その他
H15年
ホトトギスガイ
: 7721
その他: 104
H10年
アサリ: 626
その他: 104
H17年
ホトトギスガイ
: 1120
その他: 179
H12年
ホトトギスガイ
: 624
アサリ:199
その他: 250
夏季
ホトトギスガイ
ハナオカカギゴカイ
ケンサキスピオ
ウミイサゴムシ
クチバシソコエビ科
2
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
アラムシロガイ
グリケラ属
ケンサキスピオ
メディオマスタス属
ホソハサミソコエビ
その他
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
紐形動物門
星口動物門
スゴカイイソメ
ヘテロマスタス属
クチバシソコエビ属
フォロニス属
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
200
秋季
冬季
年度
ムラサキイガイ
コケゴカイ
プセウドポリドラ属
ロイミア属
スナウミナナフシ科
シオフキガイ
オウギゴカイ
エラナシスピオ
アミメフジツボ
クーマ科
年度
マテガイ
ミナミシロガネゴカイ
アリキデア属
ニホンドロソコエビ
アカホシマメガニ
アサリ
ネフティス属
アルマンディア属
ドロクダムシ属
ラスバンマメガニ
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑98(1) 干潟のマクロベントスの種類数・個体数の経年変化(地点 13、14)
3‑184
年度
【地点15】
50
40
30
種
類
数
20
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/0.125m2 )
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
600
400
個
体
数
春季
アラムシロガイ
マテガイ
イトエラスピオ
ウミイサゴムシ
クーマ科
年度
夏季
キセワタガイ
アサリ
ドロオニスピオ
アミメフジツボ
カクレガニ科
年度
秋季
ホトトギスガイ
クシケマスオガイ
コンボウヒメエラゴカイ
クロイサザアミ
ムツハアリアケガニ
シオフキガイ
ソトオリガイ
アルマンディア属
クチバシソコエビ属
ホウキムシ科
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
200
年度
年度
冬季
ユウシオガイ
ミナミシロガネゴカイ
ヘテロマスタス属
ホソハサミソコエビ
その他
モモノハナガイ属
ネフティス属
メディオマスタス属
クチバシソコエビ科
2
【地点16】
50
40
30
種
類
数
20
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/0.125m2 )
600
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
400
個
体
数
春季
イソギンチャク目
キセワタガイ
ヒメカノコアサリ
スコロプロス属
アリキデア属
クビナガスガメ
カニダマシ科
年度
無針綱
ホトトギスガイ
ミナミシロガネゴカイ
ケンサキスピオ
アルマンディア属
ドロクダムシ属
ラスバンマメガニ
夏季
年度
紐形動物門
シオフキガイ
ネフティス属
スコレレピス属
タケフシゴカイ科
クチバシソコエビ属
短尾下目(メガロパ幼生)
秋季
ヌノメモツボ
サクラガイ
スゴカイイソメ
スピオ属
ウミイサゴムシ
ホソハサミソコエビ
その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
200
年度
アラムシロガイ
マテガイ
カタマガリギボシイソメ
エラナシスピオ
リシラ属
ミツオビクーマ
2
冬季
イトカケギリガイ属
アサリ
ナガホコムシ
メソカイトプテルス属
コーネ属
クーマ科
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑98(2) 干潟のマクロベントスの種類数・個体数の経年変化(地点 15、16)
3‑185
年度
【地点17】
50
40
30
20
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/0.125m2 )
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
11
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
種
類
数
冬季
年度
その他
600
400
個
体
数
夏季
秋季
年度
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
200
年度
年度
冬季
紐形動物門
アラムシロガイ
ホトトギスガイ
シオフキガイ
マテガイ
アサリ
クシケマスオガイ
レオンナテス属
ミナミシロガネゴカイ
コンボウヒメエラゴカイ
アリキデア属
アルマンディア属
ヘテロマスタス属
メディオマスタス属
アミメフジツボ
クロイサザアミ
クチバシソコエビ属
ミツオビクーマ
その他
2
【地点18】
50
40
30
種
類
数
20
春季
年度
夏季
軟体動物門
(個体/0.125m2 )
600
年度
環形動物門
年度
秋季
節足動物門
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
冬季
年度
その他
400
個
体
数
春季
紐形動物門
シオフキガイ
ハナグロゴカイ
スコロプロス属
コーネ属
マメガニ属
年度
アラムシロガイ
サクラガイ
ミナミシロガネゴカイ
ドロオニスピオ
ヒガタケヤリムシ
カクレガニ科
夏季
年度
イトカケギリガイ属
シズクガイ
ネフティス属
プセウドポリドラ属
クロイサザアミ
ホウキムシ科
秋季
キセワタガイ
マテガイ
ルンブリネリス属
アリキデア属
クビナガスガメ
その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
200
年度
ホトトギスガイ
ヒメカノコアサリ
カタマガリギボシイソメ
メディオマスタス属
ホソハサミソコエビ
2
冬季
年度
チリハギガイ科
クシケマスオガイ
ナガホコムシ
タケフシゴカイ科
ラスバンマメガニ
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑98(3) 干潟のマクロベントスの種類数・個体数の経年変化(地点 17、18)
3‑186
表 3.1‑77 干潟のメガロベントスの出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
単位:個体/m 2
種名\調査時期
環形動物門
軟体動物門
節足動物門
脊椎動物門
その他
種類数
個体数
ツバサゴカイ科棲管
多毛綱の微小棲管
ウミニナ
ツメタガイ
ツメタガイ卵のう
ヘナタリ
アラムシロガイ
アミ科
ヨコエビ亜目
スナモグリ
ユビナガホンヤドカリ
ホンヤドカリ科
マメコブシガニ
オサガニ
ヤマトオサガニ
チゴガニ
ヒメガザミ
ハゼ科
生息孔
平成26年5月15,16日
(春季:6点)
最小値〜最大値
平均
〜
0 〜 18
3
〜
〜
0 〜 1
+
〜
0 〜 6
1
0 〜 1
+
0 〜 2
+
〜
〜
0 〜 9
1
0 〜 2
+
0 〜 1
+
0 〜 2
+
〜
〜
〜
7 〜 38
22
2 〜 4
10
3 〜 50
27
平成26年8月11,12日
(夏季:6点)
最小値〜最大値
平均
0 〜 2
+
0 〜 3
+
〜
0 〜 1
+
〜
0 〜 56
10
0 〜 4
1
0 〜 2
+
〜
0 〜 1
+
〜
0
0
0
4
0
0
〜
〜
〜
〜
〜
〜
〜
〜
〜
1
+
1
3
+
+
62
3
114
31
11
43
平成26年11月4,5日
(秋季:6点)
最小値〜最大値
平均
〜
〜
〜
〜
〜
0 〜 31
5
0 〜 8
2
〜
〜
〜
〜
0 〜 6
2
〜
0 〜 1
+
〜
〜
0 〜 1
+
0 〜 1
+
0 〜 86
39
1 〜 5
7
1 〜 65
49
平成27年1月20,21日
(冬季:6点)
最小値〜最大値
平均
〜
〜
0 〜 2
+
〜
〜
0 〜 11
1
0 〜 9
2
〜
〜
〜
0 〜 4
1
0
46
0
0
〜
〜
〜
〜
〜
〜
〜
〜
〜
1
118
5
25
+
64
6
69
注) 1.表内の数値は、観察枠毎の値であり、12 枠(6 地点)の個体数範囲と平均を示す。
2.+は 1 個体未満を示す。
3.種類数の平均欄は、総種類数を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
は回帰直線を示す
25
20
種
類
数
15
10
5
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
秋季
冬季
年度
年度
(個体/m2 )
250
200
150
個
体
数
100
多毛類棲管
イボキサゴ
キセワタガイ卵嚢
クルマエビ
ケフサイソガニ
スジハゼ
夏季
年度
スゴカイイソメ棲管
ウミニナ
ホトトギスガイ
クルマエビ属
マメコブシガニ
ヒメハゼ
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
多毛類卵嚢
スピオ科棲管
キセワタガイ
アミ科
ユビナガホンヤドカリ
ハゼ科
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
50
秋季
冬季
タマシキゴカイ科糞塊
ツメタガイ
マガキ
テッポウエビ科
オサガニ
生息孔
年度
イトゴカイ科棲管
ヘナタリ
シオフキガイ
エビジャコ
ヤマトオサガニ
その他
注)1.個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
2.種類数は 6 地点の総出現種類数、個体数は 6 地点の平均値を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑99 干潟の底生生物(メガロベントス)の種類数・個体数の経年変化
3‑187
年度
ツバサゴカイ科棲管
アラムシロガイ
アミメフジツボ
ホンヤドカリ科
ムツハアリアケガニ
2
5) 付着生物(動物)
a. 北九州市・福岡県による調査
事業実施区域周辺における付着生物(動物)については、北九州市及び福岡県に
よる調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑78、調査地点は図 3.1‑100 に示すと
おりである。
新門司南環境影響評価調査における付着生物(動物)の出現状況(平成 14〜15 年)
は表 3.1‑79 に示すとおりであり、総出現種類数は 53〜94 種の範囲にある。また、
季別変化をみると、春季に最も多く、夏季に最も少ない。
苅田港環境調査における付着生物(動物)の出現状況(平成 23〜24 年)は表 3.1‑80
に示すとおりであり、総出現種類数は 98〜116 種、地点別平均個体数は 156,082〜
610,880 個体/m2×3 層、個体数からみた主な出現種は、節足動物門のイワフジツボ、
環形動物門のドデカセリア属(Dodecaceria sp.)や二枚貝類のクログチ等である。
湿重量からみた主な出現種は、二枚貝類のケガキや節足動物門のサンカクフジツボ、
普通海綿綱の数種等である。また、各地点における種類数、個体数、湿重量の季別
変化は図 3.1‑101 に示すとおりであり、種類数は、季節で大きな変化傾向はみられ
ない。個体数は、No.1 では秋季に、No.2 では夏季及び秋季で多く、湿重量は、No.1
では秋季に、No.2 では冬季に多くなっている。
表 3.1‑78 付着生物(動物)の調査概要
出
典
1
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
大潮期の干潮時にコドラ
上層:潮間帯上部
図 3.1‑100
平成
4 回/年
ートを用いて、1 地点 3
に示す 1 地点 中層:潮間帯中部
14〜15 年 (四季)
回採取
下層:潮間帯下部
(▲)
表層:平均水面
ダイバーにより方形枠内
2
図 3.1‑100
平成
4 回/年
の坪刈りを行い、試料を
に示す 2 地点 中層:大潮最低低潮面
23〜24
年
(四季)
下層:大潮最低低潮面−1m
採取
(▲)
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
3‑188
図 3.1‑100 付着生物(動物)の調査地点
表 3.1‑79 付着生物(動物)の出現状況(平成 14〜15 年)【新門司南環境影響評価調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平成 14 年 11 月
(秋季:1 点)
平成 15 年 2 月
(冬季:1 点)
88
平成 15 年 6 月
(春季:1 点)
85
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市
3‑189
平成 15 年 8 月
(夏季:1 点)
94
平成 19 年 4 月)
53
表 3.1‑80 付着生物(動物)の出現状況(平成 23〜24 年)【苅田港環境調査】
平成23年9月7日
(夏季:2点)
項目/調査時期
平成23年11月2日
(秋季:2点)
総出現種類数
98
116
114
地点別平均種類数
74
88
83
3層合計
(範囲)
(
68
地点別平均個体数(3層合計)
〜
79 )
(
76
322,865
(範囲:個体/m 2×3層)
(
97,920
〜
〜
100 )
(
65
610,880
547,810 )
(
489,820
〜
平成24年6月29日
(春季:2点)
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
112
82
〜
100 )
(
70
〜
252,038
731,939 )
(
〜
187,583
316,493 )
(
139,881
〜
個体数 環形動物門
42.0
22.7
39.7
13.3
組成比 軟体動物門
(%)
51.3
68.4
47.1
77.3
節足動物門
5.9
8.2
9.1
7.7
その他
0.8
0.8
4.1
1.7
9,547.3
21,743.0
26,094.0
8,965.3
地点別平均湿重量(3層合計)
(範囲:g/m 2×3層)
(
7,975.8
〜
11,119 )
(
15,854.0
〜
27,632 )
(
17,630.4
〜
34,558 )
(
7,938.4
〜
湿重量 環形動物門
5.9
4.0
5.5
4.2
組成比 軟体動物門
41.3
(%)
41.9
36.8
50.5
節足動物門
25.4
34.3
7.0
9.5
その他
26.7
24.9
36.9
45.0
Dodecaceria sp.
129,245
主な出現種と
256,111
その平均個体数
(41.9)
92,444
Dodecaceria sp.
クログチ
(個体/m 2×3層)
Dodecaceria sp.
クログチ
(40.0)
76,800
(23.8)
125,689
イワフジツボ
52,933
(20.6)
48,178
(16.4)
(12.7)
43,867
32,089
4,930
(27.4)
2,007
その平均湿重量
(20.6)
クログチ
(17.4)
18,178
16,089
ケガキ
(11.6)
(37.4)
1,397
マンジュウボヤ科の一種
(21.0)
(10.3)
普通海綿綱の数種
9,760
(22.7)
サンカクフジツボ
(g/m 2×3層)
(19.1)
(11.1)
サンカクフジシボ
2,620
(33.0)
Dodecaceria sp.
67,556
主な出現種と
51,578
イワフジツボ
ケガキ
9,992 )
キヌマトイガイ
クログチ
77,511
()内は組成比率(%)
172,282 )
イワフジツボ
(36.7)
チリハギガイ
チリハギガイ
94 )
156,082
3,861
(15.6)
ウスボヤ科の一種
968
(14.8)
(10.8)
シロボヤ科の一種(群体性)
1,256
(13.2)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個体数、平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
【No.2】
【No.1】
(個体/m2)
500,000
150
400,000
120
400,000
120
300,000
90 種
300,000
90 種
200,000
類
60 数
200,000
類
60 数
100,000
30
100,000
30
0
夏季
(H23.9)
クログチガイ
シロボヤ
その他
秋季
冬季
(H24.1)
(H23.11)
ドデカセリア属
チリハギガイ
種類数
三層の平均個体数
150
三層の平均個体数
(個体/m2)
500,000
0
0
春季
(H24.6)
イワフジツボ
キヌマトイガイ
その他
(g/m2)
20,000
秋季
冬季
(H23.11)
(H24.1)
ドデカセリア属
春季
(H24.6)
イワフジツボ
種類数
(g/m2)
20,000
三層の平均湿重量
三層の平均湿重量
0
夏季
(H23.9)
クログチガイ
15,000
10,000
5,000
15,000
10,000
5,000
0
夏季
(H23.9)
マガキ
シロボヤ
キヌマトイガイ
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
サンカクフジツボ
マンジュウボヤ科
その他
0
春季
(H24.6)
夏季
(H23.9)
シロボヤ科
ウスボヤ科
2
ケガキ
普通海綿綱
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
マンジュウボヤ科
その他
春季
(H24.6)
ムカデガイ科
2
注)個体数・湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
図 3.1‑101 付着生物(動物)の種類数・個体数・湿重量の季別変化
3‑190
b. 国土交通省による調査
事業実施区域周辺における付着生物(動物)については、国土交通省が継続的に
調査を実施している。調査概要は表 3.1‑81、調査地点は図 3.1‑102 に示すとおりで
ある。また、調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における付着生物(動物)の出現状況(平成 26 年度)は表
3.1‑82 に示すとおりであり、
総出現種類数は 146〜163 種、地点別平均個体数は 3,607
〜17,036 個体/0.1m2×3 層、個体数からみた主な出現種は、節足動物門のイワフジツ
ボやカマキリヨコエビ属(Jassa sp.)等である。湿重量からみた主な出現種は、二
枚貝類のケガキ等である。
苅田港環境監視調査における付着生物(動物)の出現状況(平成 26 年度)は表
3.1‑83 に示すとおりであり、
総出現種類数は 127〜191 種、地点別平均個体数は 2,873
〜17,005 個体/m2×3 層、個体数からみた主な出現種は、節足動物門のイワフジツボ
や軟体動物門のキヌマトイガイ等である。湿重量からみた主な出現種は、巻貝類の
オオヘビガイや二枚貝類のケガキ等である。
各地点における種類数、個体数、湿重量の経年変化は図 3.1‑103 に示すとおりで
あり、種類数は、概ね横ばい傾向で推移し、個体数及び湿重量は、地点及び年度に
よる変動が大きい傾向がみられる。
3‑191
表 3.1‑81 付着生物(動物)の調査概要
出
典
1
2
調査地点
調査層
図 3.1‑102
に示す 5 地点
(▲)
3層
表層:平均水面
中層:大潮最低低潮面
下層:大潮最低低潮面
−1m
3層
上層:平均水面
中層:大潮最低低潮面
下層:大潮最低低潮面
‑1m
図 3.1‑102
に示す 3 地点
(▲)
調査期間
平成
6〜26 年度※
平成
9〜26 年度
調査頻度
4 回/年
(四季)
4 回/年
(四季)
調査方法
ダイバーにより方形枠内の
坪刈りを行い、試料をホル
マリン固定して、実験室に
搬入
ダイバーにより 25cm 又は
31.6cm 方形枠内のかき取
りを行い、試料をホルマリ
ン固定して、実験室に搬入
※平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
2.「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑102 付着生物(動物)の調査地点
3‑192
表 3.1‑82 付着生物(動物)の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
項目/調査時期
平成26年5月26日〜5月28日
平成26年8月25日〜8月27日
平成26年11月4日〜11月6日
平成27年1月27日〜1月29日
(春季:5点)
(夏季:5点)
(秋季:5点)
(冬季:5点)
総出現種類数
157
152
146
地点別平均種類数
85
82
78
3層合計
(範囲)
(
70
92 )
〜
地点別平均個体数(3層合計)
(
17,036
(範囲:個体/0.1m 2×3層) (
85 )
(
40,978 )
(
〜
2,238
〜
58
84
(
87 )
〜
75
7,926
4,279
〜
5,114
〜
76
163
6,227 )
(
〜
2,259
1,072
19,104 )
〜
個体数 環形動物門
2.2
17.9
20.1
7.8
組成比 軟体動物門
14.7
33.6
18.8
22.8
節足動物門
82.8
47.3
60.5
67.3
0.3
1.2
0.6
2.0
424.6
714.0
661.0
477.3
(%)
その他
地点別平均湿重量(3層合計)
(範囲:g/0.1m 2×3層)
(
150.9
526.5 )
〜
(
〜
164.4
1,197.8 )
(
〜
181.0
1,470.4 )
〜
131.1
湿重量 環形動物門
1.7
2.6
1.2
0.9
組成比 軟体動物門
71.1
89.2
61.6
85.2
9.5
3.5
30.4
6.7
17.7
4.7
6.8
(%)
節足動物門
その他
Jassa sp.
主な出現種と
4,365
イワフジツボ
(25.6)
2
859
2,006
(個体/0.1m ×3層)
4,438
(20.1)
(11.8)
538
5,542 )
857.9 )
7.2
イワフジツボ
イワフジツボ
フトウデネジレカニダマシ
ドロノミ
その平均個体数
102 )
3,607
(55.0)
1,983
(56.0)
Dodecaceria sp.
1,418
(12.6)
(17.9)
Dodecaceria sp.
()内は組成比率(%)
526
ケガキ
ケガキ
219.7
主な出現種と
(12.3)
(51.8)
ケガキ
506.9
ケガキ
241.0
(71.0)
(36.4)
2
148.7
(g/0.1m ×3層)
(56.9)
271.6
フトウデネジレカニダマシ
その平均湿重量
オオヘビガイ
61.6
(22.5)
(12.9)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個体数、平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑83 付着生物(動物)の出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
項目/調査時期
平成26年5月15日
平成26年9月1日
平成26年11月7日
平成27年2月5〜6日
(春季:3点)
(夏季:3点)
(秋季:3点)
(冬季:3点)
総出現種類数
191
169
131
地点別平均種類数
66
54
81
3層合計
(範囲)
(
21
〜
地点別平均個体数(3層合計)
86 )
(
12
17,005
(範囲:個体/m 2×3層)
(
1,408
〜
〜
82 )
(
79
7,204
57,706 )
(
1,522
〜
〜
127
77
84 )
(
66
2,873
14,608 )
(
2,043
〜
〜
4,041 )
(
2,562
〜
個体数 環形動物門
14.2
28.6
29.2
50.1
組成比 軟体動物門
28.8
21.4
16.2
14.4
52.9
40.6
49.5
34.9
4.1
9.3
5.1
7,954.95
1,177.0
(%)
節足動物門
その他
地点別平均湿重量(3層合計)
(範囲:g/m 2×3層)
(
183.41
〜
1850.64 )
(
282.85
〜
(
250.4
〜
584.8
576.9 )
(
348.5
〜
湿重量 環形動物門
2.9
2.1
2.1
3.5
組成比 軟体動物門
72.7
(%)
27.9
74.3
70.8
節足動物門
10.2
10.7
16.8
6.0
その他
59.0
12.9
10.4
17.8
キヌマトイガイ
4,000
主な出現種と
その平均個体数
(個体/m 2×3層)
フトウデネジレカニダマシ
(23.5)
Monocorophium sp.
2,631
(15.5)
1,168
(16.2)
ヤッコカンザイゴカイ
860
(11.9)
Caprella sp.
2,017
(19.3)
ヤッコカンザシゴカイ
324
834.2 )
Dodecaceria sp.
イワフジツボ
555
11,311 )
0.6
452.1
4186.32 )
87 )
8,235
(11.3)
3,327
(40.4)
イワフジツボ
2112
(25.6)
フトウデネジレカニダマシ
(11.9)
300
(10.4)
()内は組成比率(%)
オオヘビガイ
1050.1
主な出現種と
その平均湿重量
(g/m 2×3層)
オオヘビガイ
(13.2)
ケガキ
(43.9)
Chama sp.
普通海綿綱
886.4
517.0
(12.4)
185.8
オオヘビガイ
(36.4)
オオヘビガイ
(15.8)
サンカクフジシボ
117.5
164.7
(10.0)
76.5
(16.9)
サンカクフジシボ
62.4
245.7
(42.0)
ケガキ
(13.8)
138.0
(23.6)
尋常海綿網
71.7
(14.8)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現個体数、平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑193
【地点A】
三層の平均個体数
ドデカセリア属:67670
その他:6700
イワフジツボ:64567
その他: 9507 その他:13790
60000
その他:6850
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
10000
30
0
年度
夏季
イワフジツボ
ノミニナ
コビトウラウズガイ
フトウデネジレカニダマシ
マガキ
キヌマトイガイ
チリハギガイ
タマキビガイ
年度
秋季
ドデカセリア属
ホソヨコエビ
トゲワレカラ
ドロクダムシ属
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
年度
春季
(g/m 2 )
7000
種類数
(個体/m 2 )
冬季
年度
リソツボ科
ホヤノカンノン属
クログチガイ
種類数
サンカクフジツボ
クダオソコエビ
ムギガイ
その他
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
年度
【地点B】
三層の平均個体数
60000
イワフジツボ
サンショウウニ
フネガイ科
シロボヤ
イタボガキ科
年度
秋季
ケガキ
シロボヤ科
ムギガイ
ヘンゲボヤ科
ナツメボヤ科
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
夏季
イトマキヒトデ
イタボヤ科
イボニシ
マンジュウボヤ科
クラスオストレア属
マボヤ科
サンカクフジツボ
バフンウニ
スジアナコケムシ科
その他
冬季
ドデカセリア属
コシダカガンガラ
マガキ
オオヘビガイ
2
年度
普通海綿綱
セミアサリ
ウスボヤ科
アワブネガイ
H26年
カマキリヨコエビ属:67670
ドロノミ:23767
ワレカラ属:18453
その他:2517
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
10000
30
0
年度
チグサガイ
ツルヒゲゴカイ
クログチガイ
イワフジツボ
ガムマロプシス属
カマキリヨコエビ属
シロボヤ科
夏季
ハナチグサガイ
テレプス属
キヌマトイガイ
サンカクフジツボ
クダオソコエビ
ドロノミ
ドロクダムシ属
年度
秋季
コビトウラウズガイ
リソツボ科
ドデカセリア属
アンピトエ属
フォティス属
スンナリヨコエビ
ワレカラ属
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
春季
(g/m2)
種類数
春季
(個体/m 2 )
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
年度
冬季
ムギガイ
アラレタマキビガイ
エゾカサネカンザシゴカイ
ユンボソコエビ科
ホソヨコエビ
トゲワレカラ
その他
年度
シマハマツボ
ノミニナ
ウズマキゴカイ科
ニホンソコエビ
カマキリヨコエビ
フトウデネジレカニダマシ
種類数
7000
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
春季
コシダカガンガラ
イタボヤ科
イボニシ
ババガセ
エゾカサネカンザシゴカイ
テレプス属
年度
夏季
サンカクフジツボ
オオヘビガイ
マナマコ
コベルトフネガイ
カーマ属
その他
年度
マガキ
キヌマトイガイ
シマナミマガシワガイモドキ
ウスボヤ科
ケガキ
2
秋季
年度
イワフジツボ
ポリアンドロカルパ属
カラスボヤ
ナミマガシワガイ
キクザルガイ属
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
冬季
年度
マンジュウボヤ科
シロボヤ
サンショウウニ
コブコケムシ科
マボヤ科
注)個体数・湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑103(1) 付着生物(動物)の種類数・個体数・湿重量の経年変化(地点 A、B)
3‑194
【地点C】
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
秋季
キヌマトイガイ
モクズヨコエビ属
ホソヨコエビ
ガンマロプティス属
シロボヤ科
ワレカラ属
ムンナ属
種類数
(g/m 2 )
7000
0
夏季
年度
春季
年度
イワフジツボ
テレベラ属
クダオソコエビ
フォティス属
ブドウガイ
カマキリヨコエビ
タマツボ
30
未
実
施
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10000
種類数
60000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均個体数
(個体/m 2 )
年度
ムラサキイガイ
フトウデネジレカニダマシ
スンナリヨコエビ
アンピトエ属
ハナチグサガイ
ドロノミ
トゲワレカラ
冬季
サンカクフジツボ
エゾカサネカンザシゴカイ
エンマヨコエビ科
ムギガイ
シマハマツボ
キクノハナガイ
マルハサミヨコエビ属
年度
コビトウラウズガイ
マルエラワレカラ
カマキリヨコエビ属
ツルヒゲゴカイ
リソツボ科
ドロクダムシ属
その他
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
未
実
施
年度
春季
コシダカガンガラ
イタボヤ科
イボニシ
ババガセ
エゾカサネカンザシゴカイ
テレプス属
夏季
サンカクフジツボ
オオヘビガイ
マナマコ
コベルトフネガイ
カーマ属
その他
未
実
施
年度
年度
秋季
マガキ
キヌマトイガイ
シマナミマガシワガイモドキ
ウスボヤ科
ケガキ
2
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
冬季
イワフジツボ
ポリアンドロカルパ属
カラスボヤ
ナミマガシワガイ
キクザルガイ属
年度
マンジュウボヤ科
シロボヤ
サンショウウニ
コブコケムシ科
マボヤ科
【地点D】
その他:11753
その他:5263
その他:12740
三層の平均個体数
60000
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
10000
未
実
施
未
実
施
未
実
施
30
未
実
施
0
(g/m2)
7000
タマツボ
クログチガイ
ヒバリガイ
テングヨコエビ科
フォティス属
ドロクダムシ属
種類数
年度
秋季
マガキ
フトウデネジレカニダマシ
トゲワレカラ
ホソヨコエビ
ドロノミ
アオラ科
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
春季
イワフジツボ
コビトウラウズガイ
ムギガイ
カマキリヨコエビ
ホヤノカンノン属
プラティネレイス ドゥメリリ
その他
種類数
トゲワレカラ:75530
その他:15667
(個体/m 2 )
年度
冬季
タマキビガイ
サンカクフジツボ
ワレカラ属
クダオソコエビ
ノミニナ
シロボヤ科
年度
ユンボソコエビ科
シリケンウミセミ
キヌマトイガイ
ドデカセリア属
マルエラワレカラ
リソツボ科
マガキ:10056
その他:1886
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
春季
マガキ
マンジュウボヤ科
カーマ属
トゲワレカラ
ナミマガシワガイ
2
年度
夏季
イワフジツボ
ヘンゲボヤ科
ヒバリガイ
キヌマトイガイ
フサコケムシ科
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
サンカクフジツボ
ウスボヤ科
キクザルガイ属
コブコケムシ科
サンショウウニ
秋季
年度
ポリアンドロカルパ属
コシダカガンガラ
ケガキ
ペロフォラ属
オオヘビガイ
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
冬季
年度
フトウデネジレカニダマシ
イタボヤ科
ムギガイ
シロボヤ科
その他
注)個体数・湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑103(2) 付着生物(動物)の種類数・個体数・湿重量の経年変化(地点 C、D)
3‑195
【地点E】
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
年度
春季
イワフジツボ
ワレカラ属
エゾカサネカンザシゴカイ
ムギガイ
クダオソコエビ
フォティス属
(g/m2)
未
実
施
年度
夏季
シロスジフジツボ
キヌマトイガイ
エンマヨコエビ科
ハナチグサガイ
ポリチーリア属
タマツボ
0
年度
秋季
マガキ
フトウデネジレカニダマシ
アゴナガヨコエビ
オニノツノガイ科
シマハマツボ
ノミニナ
30
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均個体数
60000
サンカクフジツボ
アンピトエ属
スンナリヨコエビ
スズメハマツボ
リソツボ科
その他
種類数
トゲワレカラ:126503
その他:5013
(個体/m 2 )
冬季
クログチガイ
ユンボソコエビ科
カマキリヨコエビ
ツルヒゲゴカイ
ドデカセリア属
種類数
年度
トゲワレカラ
ホソヨコエビ
カマキリヨコエビ属
ドロノミ
アオラ科
7000
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
未
実
施
年度
春季
マガキ
セミアサリ
オオヘビガイ
カーマ属
ウミギクガイ属
年度
夏季
シロスジフジツボ
イタボヤ科
マンジュウボヤ科
アワブネガイ
トゲワレカラ
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
年度
秋季
サンカクフジツボ
ムギガイ
ウスボヤ科
イシダタミガイ
その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
イワフジツボ
フトウデネジレカニダマシ
スポンディルス属
キクザルガイ属
2
冬季
コシダカガンガラ
シロボヤ
ナミマガシワガイ
イトマキヒトデ
年度
レイシガイ
バフンウニ
コブコケムシ科
カメノテ
【地点F】
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
年度
春季
イソギンチャク目
ドデカセリア属
アリアケドロクダムシ
ワレカラ属
種類数
(g/m2)
7000
未
実
施
夏季
ヒメホウキムシ
ヤッコカンザシゴカイ
ドロクダムシ属
フトウデネジレカニダマシ
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
未
実
施
出
現
な
し
30
0
年度
秋季
テングコケムシ科
イワフジツボ
ホヤノカンノン属
ナツメボヤ科
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10000
種類数
60000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均個体数
(個体/m 2 )
年度
クログチガイ
サンカクフジツボ
カマキリヨコエビ属
マメイタボヤ属
冬季
年度
キヌマトイガイ
Monocorophium sp.
トゲワレカラ
その他
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
春季
海綿動物門
コシダカガンガラ
ケガキ
マヒトデ
マメボヤ属
年度
普通海綿綱
オオヘビガイ
キクザルガイ属
サンショウウニ
シロボヤ
夏季
フサコケムシ属
レイシガイ
キヌマトイガイ
バフンウニ
マボヤ科
出
現
な
し
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
年度
テングコケムシ科
イボニシ
カメノテ
マナマコ科
ホヤ綱(群体性)
秋季
ヒラコケムシ科
ウミギクガイ属
イワフジツボ
マンジュウボヤ科
マメイタボヤ属
出
現
な
し
冬季
年度
コブコケムシ科
ナミマガシワガイ
クロフジツボ
シロウスボヤ
オニオゴゼ
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
ヨメガカサガイ
マガキ
サンカクフジツボ
ウスボヤ科
その他
年度
ウノアシガイ
コケゴロモガキ
ドロノミ
ナツメボヤ科
2
注)個体数・湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑103(3) 付着生物(動物)の種類数・個体数・湿重量の経年変化(地点 E、F)
3‑196
【地点G】
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
年度
春季
テングコケムシ科
チリハギガイ
サンカクフジツボ
フトウデネジレカニダマシ
(g/m2)
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
年度
冬季
クログチガイ
ヤッコカンザシゴカイ
ホヤノカンノン属
その他
マガキ
イワフジツボ
シリケンウミセミ
種類数
秋季
ムラサキイガイ
ドデカセリア属
ドロクダムシ属
マメイタボヤ属
コビトウラウズガイ
キヌマトイガイ
Monocorophium sp.
ナツメボヤ科
出
現
な
し
30
0
年度
夏季
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10000
種類数
その他:7621
60000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均個体数
(個体/m 2 )
年度
7000
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
年度
春季
海綿動物門
マガキ
マンジュウボヤ科
カラスボヤ
フサコケムシ属
キヌマトイガイ
ウスボヤ科
マメイタボヤ属
出
現
な
し
年度
夏季
普通海綿綱
ケガキ
ウスボヤ属
マボヤ科
出
現
な
し
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
秋季
フサコケムシ
ドデカセリア属
カタユウレイボヤ
オニオゴゼ
オオヘビガイ
イワフジツボ
ナツメボヤ科
その他
出
現
な
し
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
年度
年度
冬季
レイシガイ
サンカクフジツボ
フタスジボヤ
2
イボニシ
ドロノミ
シロボヤ
クログチガイ
サンショウウニ
シロボヤ科
【地点H】
180
50000
150
40000
120
30000
90
20000
60
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
年度
春季
テングコケムシ科
キヌマトイガイ
ブラブラソコエビ
カマキリヨコエビ属
フトウデネジレカニダマシ
(g/m2)
未
実
施
出
現
な
し
未
実
施
出
現
な
し
出
現
な
し
30
0
年度
夏季
シマハマツボ
ドデカセリア属
アリアケドロクダムシ
ドロノミ
ナツメボヤ科
出
現
な
し
秋季
タマツボ
テレベラ属
クダオソコエビ
モクズヨコエビ属
マボヤ科
ムギガイ
フサゴカイ科
クダオソコエビ属
トゲワレカラ
マメイタボヤ属
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10000
種類数
その他:35045
60000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均個体数
(個体/m 2 )
年度
年度
冬季
ムラサキイガイ
イワフジツボ
ホソヨコエビ
ワレカラ属
その他
クログチガイ
サンカクフジツボ
カマキリヨコエビ
シリケンウミセミ
種類数
7000
三層の平均湿重量
6000
5000
4000
3000
2000
春季
海綿動物門
コシダカガンガラ
ケガキ
マヒトデ
マメボヤ属
年度
普通海綿綱
オオヘビガイ
キクザルガイ属
サンショウウニ
シロボヤ
夏季
フサコケムシ属
レイシガイ
キヌマトイガイ
バフンウニ
マボヤ科
出
現
な
し
未
実
施
年度
テングコケムシ科
イボニシ
カメノテ
マナマコ科
ホヤ綱(群体性)
秋季
ヒラコケムシ科
ウミギクガイ属
イワフジツボ
マンジュウボヤ科
マメイタボヤ属
出
現
な
し
年度
コブコケムシ科
ナミマガシワガイ
クロフジツボ
シロウスボヤ
オニオゴゼ
出
現
な
し
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
な
し
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
冬季
ヨメガカサガイ
マガキ
サンカクフジツボ
ウスボヤ科
その他
年度
ウノアシガイ
コケゴロモガキ
ドロノミ
ナツメボヤ科
2
注)個体数・湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑103(4) 付着生物(動物)の種類数・個体数・湿重量の経年変化(地点 G、H)
3‑197
6) 魚介類
a. 事業実施区域周辺
事業実施区域周辺における魚介類については、国土交通省が継続的に調査を実施
している。調査概要は表 3.1‑84、調査地点は図 3.1‑104 に示すとおりである。また、
調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における魚介類の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑85 に
示すとおりであり、総出現種類数は 34〜57 種、平均出現個体数は 287〜2,392 個体/
曳網、個体数からみた主な出現種は魚類のヒイラギ、甲殻類のヒメガザミやアカエ
ビ、棘皮動物のスナヒトデ等である。
苅田港環境監視調査における魚介類の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑86 に示
すとおりであり、総出現種類数は 13〜41 種、出現個体数は 56〜2,061 個体/曳網、
個体数からみた主な出現種は魚類のヒイラギ、棘皮動物のスナヒトデや甲殻類のヒ
メガザミ等である。
覆砂海域環境調査における魚介類の出現状況(平成 24 年度)は、表 3.1‑87 に示
すとおりであり、底曳網では、総出現種類数は 26〜45 種、個体数は 674〜2,132 個
体/曳網、個体数からみた主な出現種はスナヒトデ、ヘリトリコブシ、ヒイラギ等で
ある。エビ刺網では、総出現種類数は 14 種、16 種、個体数は 80 個体、71 個体、湿
重量は 5,496.9g、4,690.2g、個体数からみた主な出現種はヘリトリコブシ、ガザミ、
ヘイケガニ等である。
各測線における種類数、個体数の経年変化は、図 3.1‑105 に示すとおりであり、
種類数は、年度により多少異なるものの、冬季に少ない傾向にあり、経年的には増
加傾向がみられる。個体数は種類数と同様に、冬季に少ない傾向にあり、概ね横ば
いで推移している。
3‑198
表 3.1‑84 魚介類の調査概要
出
典
1
2
3
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
図 3.1‑104 に示す
2 測線(━)
−
平成
7〜26 年度
4 回/年
(四季)
図 3.1‑104 に示す
1 測線(━)
−
平成
7〜26 年度
4 回/年
(四季)
−
平成
6〜24 年度※1
4 回/年
−
平成
11〜24 年度
図 3.1‑104
底
曳
網
に示す 2 測線
エ
ビ
刺
網
に示す 1 測線
(━)
図 3.1‑104
(
)
(四季)※2
調査方法
底曳網漁船により、船速約 2
ノットで1km 曳網の試験操
業を行い、魚介類を採集
底曳網漁船により、船速約 2
ノットで1km 曳網の試験操
業を行い、魚介類を採集
底曳網を用いて、船速約 2 ノ
ットで曳航し、魚介類を採集
エビ刺網(長さ約 200m、網丈
2 回/年
(秋季)
約 1m)を用いて、魚介類を採
取
※1.蓑島沖は平成 8 年度よりの実施である。
※2.曽根沖は夏季のみである。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
2.「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3.「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
図 3.1‑104 魚介類の調査地点
3‑199
表 3.1‑85 魚介類の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
平成26年5月27日
平成26年8月20日
平成26年11月12日
平成27年1月30日
(春季:2点)
(夏季:2点)
(秋季:2点)
(冬季:2点)
総出現種類数
54
57
50
34
平均出現種類数
37
45
38
項目/調査時期
(範囲)
(30〜44)
25
(33〜42)
(40〜49)
(25〜25)
平均出現個体数
1,108
2,392
720
287
(範囲:個体/曳網)
(683〜1,532)
(1,790〜2,993)
(641〜799)
(232〜342)
18,875.7
(12,408.7〜25,342.7)
10,838.6
8,273.6
(6,143.3〜15,534.0)
(3,735.4〜12,811.9)
19,868.0
平均出現湿重量
(範囲:g/曳網)
(15,915.1〜23,820.8)
ヒメガザミ
ヒイラギ
289
主な出現種と
(個体/曳網)
(47.4)
シログチ
ヘイケガニ
その平均個体数
アカエビ
1,133
(26.1)
145
(13.1)
123
(11.1)
4,132.5
(20.8)
スナヒトデ
181
(25.0)
ヒメガザミ
502
(21.0)
6,458.5
(34.2)
66
(23.0)
ヒメガザミ
118
(16.2)
1,941.9
(17.7)
48
(17.0)
3,453.7
(41.7)
シバエビ
()内は組成比率(%)
アカエイ
シログチ
主な出現種と
(g /曳網)
シログチ
スナヒトデ
その平均湿重量
マナマコ
2,400.0
(12.1)
マゴチ
マゴチ
2,806.9
(14.9)
マナマコ
1,409.0
(13.0)
ガザミ
ヒイラギ
2,250.8
1,224.8
(11.3)
1,674.6
(20.2)
スナヒトデ
(11.3)
1,323.1
(16.0)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は、平均出現個体数、平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑86 魚介類の出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
項目/調査時期
総出現種類数
出現個体数
(個体/曳網)
出現湿重量
(g/曳網)
主な出現種個体数
(個体/曳網)
平成26年5月14日
(春季:1点)
41
平成26年8月29日
(夏季:1点)
26
平成26年11月7日
(秋季:1点)
24
平成27年2月6日
(冬季:1点)
13
2,061
372
120
56
37,601.1
14,078.2
2,073.3
997.4
ヒイラギ
1,606
シバエビ
121
()内は組成比率(%)
主な出現種湿重量
(g /曳網)
()内は組成比率(%)
ヒイラギ
11,250.3
ボラ
8,800.0
シログチ
3,977.4
スナヒトデ
148
シバエビ
2
(5.9)
ヒトデ
24
(77.9)
スナヒトデ
(29.9) 4,322.0
スズキ
(23.4) 3,360.0
(10.6)
ヒメガザミ
43
アカエビ
(19.0)
18
シロボヤ
(6.5)
12
(39.8)
マゴチ
(30.7) 1,003.9
イイダコ
(23.9)
262.4
(35.8)
(15.0)
(10.0)
(48.4)
(12.7)
スナヒトデ
20
(35.7)
サンショウウニ
9
(16.1)
ヒトデ
7
(12.5)
シロボヤ
7
(12.5)
スナヒトデ
437.0
(43.8)
ヒトデ
199.2
(20.0)
イイダコ
113.0
(11.3)
注)主な出現種は、平均出現個体数、平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑200
表 3.1‑87(1) 魚介類(底曳網)の出現状況(平成 24 年度)【覆砂海域環境調査】
平成24年5月
(春季:1点)
45
平成24年8月
(夏季:1点)
37
平成24年11月
(秋季:1点)
33
平成25年1月
(冬季:1点)
26
曽根沖
平成24年8月
(夏季:1点)
28
2,132
1,884
1,734
905
674
27,433.8
11,860.7
3,464.1
蓑島沖
項目/調査時期
総出現種類数
個体数
(個体/曳網)
湿重量
(g/曳網)
72,261.7
主な出現種個体数
(個体/曳網)
()内は組成比率(%)
主な出現種湿重量
(g/曳網)
()内は組成比率(%)
スナヒトデ
650
ヒイラギ
413
シログチ
258
ヘリトリコブシ
イヨスダレガイ
ヒイラギ
457
(34.3)
453
(50.1)
420
(30.5)
スナヒトデ
ヘリトリコブシ
438
(23.2)
218
(24.1)
(19.4)
サンショウウニ
252
(13.4)
(12.1)
シログチ
204
(10.8)
スナヒトデ
17,001.0
アカエイ
15,321.0
ツバクロエイ
13,390.0
クロダイ
8,291.0
シログチ
7,620.0
スナヒトデ
(23.5) 11,177.1
アカエイ
(21.2) 3,150.0
クロダイ
(40.7) 3,720.0
シログチ
(11.5)
3360.4
9,051.4
ヒイラギ
(19.7)
420
シロボヤ
ヒイラギ
(31.4) 1,606.7
(46.4) 3,078.0
イヨスダレガイ
クロダイ
(28.4)
784.7
(22.7)
2710.0
(62.3)
(34.0)
(29.9)
(18.5)
(11.5)
(10.6)
注)主な出現種は、個体数、湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
表 3.1‑87(2) 魚介類(エビ刺網)の出現状況(平成 24 年度)【覆砂海域環境調査】
蓑島沖
項目/調査時期
総出現種類数
個体数
(個体)
湿重量
(g)
主な出現種個体数
(個体)
()内は組成比率(%)
主な出現種湿重量
(g )
()内は組成比率(%)
平成24年9月
(秋季:1点)
14
平成24年10月
(秋季:1点)
16
80
71
5,496.9
4,690.2
ヘリトリコブシ
15
ヘイケガニ
12
(12.5)
ガザミ
12
(12.5)
キセワタガイ
8
シャコ
8
ヘリトリコブシ
36
ガザミ
10
アカシタビラメ
10
(45.0)
アカシュモクザメ
30,802.0
マゴチ
875.0
ガザミ
871.9
(21.1)
(16.9)
(16.9)
(11.3)
(11.3)
ハモ
1,540.0
カブトガニ
1,400.0
(15.9)
ガザミ
(15.9)
874.2
(56.0)
(32.8)
(29.8)
(18.6)
注)主な出現種は、個体数、湿重量の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
3‑201
【測線①】
(種類)
50
は回帰直線を示す
45
40
35
30
種
類 25
数
20
15
10
春季
年度
年度
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
年度
秋季
冬季
年度
(個体/曳網)
8000
7000
6000
5000
個 4000
体
数 3000
2000
年度
26
25
24
23
22
21
20
ジンドウイカ
ヒトデ
ヒイラギ
アカシタビラメ
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
秋季
19
18
17
16
イヨスダレガイ
イトマキヒトデ
テンジクダイ
春季
マコガレイ
15
14
13
11
10
9
12
夏季
キセワタガイ
モミジガイ
カタクチイワシ
メイタガレイ
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
8
春季
ウミサボテン
スナヒトデ
イカリナマコ科
タチウオ
H7
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
冬季
ヒメジンドウイカ
サンショウウニ
シログチ
その他
年度
マルバガニ
マナマコ
ハタタテヌメリ
系列37
【測線②】
(種類)
50
は回帰直線を示す
45
40
35
30
種
類 25
数
20
15
10
春季
年度
年度
夏季
秋季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
年度
冬季
年度
(個体/曳網)
8000
7000
6000
5000
個 4000
体
数 3000
2000
夏季
年度
キセワタガイ
アカエビ
ヘイケガニ
イトマキヒトデ
ヒイラギ
アカシタビラメ
年度
ジンドウイカ
ヨシエビ
ヘリトリコブシ
ヒトデ
シログチ
その他
春季
春季
ウミサボテン
トラエビ
エビジャコ属
モミジガイ
テンジクダイ
マコガレイ
秋季
ヒメジンドウイカ
シバエビ
ヒメガザミ
マナマコ
ハタタテヌメリ
系列38
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
年度
ヤリイカ科
サルエビ
マルバガニ
イカリナマコ科
タチウオ
冬季
年度
シャコ
エビジャコ
スナヒトデ
カタクチイワシ
メイタガレイ
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑105(1) 魚介類の種類数・個体数の経年変化(測線①、②)
3‑202
【測線③】
(種類)
50
は回帰直線を示す
45
40
35
30
種
類 25
数
20
15
10
春季
年度
年度
夏季
秋季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
年度
冬季
年度
(個体/曳網)
8000
7000
6000
5000
個 4000
体
数 3000
2000
春季
カノコキセワタガイ科
ユムシ
ヘイケガニ
スナヒトデ
シロボヤ
その他
年度
年度
夏季
キセワタガイ
シャコ
ヒラテコブシガニ
バフンウニ
コノシロ
系列37
秋季
ジンドウイカ
アカエビ
ガザミ
サンショウウニ
シログチ
イヨスダレガイ
トラエビ
イシガニ
ヒトデ
ヒイラギ
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
年度
冬季
ヒメジンドウイカ
ヨシエビ
ヒメガザミ
マナマコ
マゴチ
年度
イイダコ
シバエビ
マルバガニ
イカリナマコ科
アカシタビラメ
【曽根沖(底曳網)】
(種類)
50
は回帰直線を示す
45
40
35
30
種
類 25
数
20
15
10
春季
年度
年度
夏季
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
未実施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
未実施
未実施
5
年度
冬季
年度
その他:185
ホトトギスガイ:14,757 その他:1,295
(個体/曳綱)
8000
7000
6000
5000
個
4000
体
数
3000
2000
春季
ユムシ
ヨシエビ
ヒイラギ
年度
キセワタガイ
マルバガニ
シログチ
夏季
年度
ホトトギスガイ
シャコ
アカシタビラメ
秋季
イヨスダレガイ
スナヒトデ
その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
未実施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
未実施
未実施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
1000
年度
ヒメジンドウイカ
ヒトデ
アカシタビラメ
冬季
年度
シバエビ
サンショウウニ
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
図 3.1‑105(2) 魚介類の種類数・個体数の経年変化(測線③、曽根沖)
3‑203
【蓑島沖(底曳網)】
(種類)
50
は回帰直線を示す
45
40
35
種類数
30
未
実
施
25
未
実
施
未
実
施
未
実
施
20
15
10
春季
年度
年度
夏季
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
5
年度
冬季
年度
その他:1,452
ヒイラギ :11,307
(個体/曳綱)
8000
7000
6000
個体数
5000
4000
3000
2000
春季
年度
6000
ウミサボテン
5000
シバエビ
4000
3000
ヒメガザミ
2000
サッパ
1000
ネズミゴチ
0
年度
夏季
キセワタガイ
スベスベエビ
シャコ
カタクチイワシ
マコガレイ
イヨスダレガイ
ヨシエビ
スナヒトデ
トカゲエソ
その他
未
実
施
秋季
カミナリイカ
エビジャコ
ヒトデ
マアジ
マコガレイ
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
未
実
施
1000
年度
ジンドウイカ
ヘイケガニ
サンショウウニ
ヒイラギ
冬季
年度
ヒメジンドウイカ
ヘリトリコブシ
シロボヤ
シログチ
【蓑島沖(エビ刺網)】
(種類)
50
は回帰直線を示す
45
40
種類数
35
30
25
20
15
0
未
実
施
未
実
施
秋季(9月)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
5
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
10
年度
秋季(10月)
年度
(個体)
300
250
個体数
200
150
キセワタガイ
100
未
実
施
未
実
施
秋季(9月)
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
0
シバエビ
マルバガニ
ヘリトリコブシ
イシガニ
ヒメガザミ
タイワンガザミ
ガザミ
シャコ
スナヒトデ
サンショウウニ
カタクチイワシ
ヒイラギ
シログチ
マゴチ
ゲンコ
(200)
アカシタビラメ
その他
アカシタビラメ
300
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
50
ヨシエビ
ヘイケガニ
秋季(10月)
年度
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「覆砂海域環境改善効果検証」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所 平成 25 年 3 月)
図 3.1‑105(3) 魚介類の種類数・個体数の経年変化(蓑島沖)
3‑204
b. 曽根干潟及びその後背地
曽根干潟及びその後背地における魚介類調査については、北九州市による調査が
実施されている。調査概要は表 3.1‑88、調査地点は図 3.1‑106 に示すとおりである。
曽根漁港海域環境調査における遊泳動物(魚類・エビ・カニ類等)の出現状況(平
成 7〜8 年)は表 3.1‑89 に示すとおりであり、総出現種類数は 1〜16 種、平均出現
個体数は 1〜36 個体、主な出現種は魚類のスズキ、サッパ、ヒイラギ等である。ま
た、各地点における種類数の季別変化は図 3.1‑107 に示すとおりであり、種類数は、
冬季に減少する傾向がみられる。
河川魚類・甲殻類の出現状況(平成 7〜8 年)は表 3.1‑90 に示すとおりであり、
総出現種類数は 9〜23 種、平均出現個体数は 19〜221 個体/投網 10 打、主な出現種
は甲殻類のスジエビ属やシラタエビ等である。また、各地点における種類数、個体
数の季別変化は図 3.1‑108 に示すとおりであり、種類数及び個体数ともに冬季に減
少する傾向がみられる。
北九州市都市計画道路 6 号線整備事業調査における潮遊溝動物(魚類等)の出現
状況(平成 20 年度)は表 3.1‑91 に示すとおりであり、総出現種類数は魚類が 10〜
16 種、エビ、カニ、貝類等が 4〜5 種である。また、各地点における種類数の季別変
化は図 3.1‑109 に示すとおりであり、種類数は、冬季に減少する傾向がみられる。
干潟・河口域の魚類等の出現状況は表 3.1‑92 に示すとおりであり、総出現種類数
は魚類が 23〜25 種、エビ、カニ、貝類等が 5〜8 種である。また、各地点における
種類数の季別変化は図 3.1‑110 に示すとおりであり、種類数は、夏季に多くの種が
確認される傾向がみられる。
3‑205
表 3.1‑88 魚介類の調査概要
出
典
1
調査項目
遊泳動物
図 3.1‑106
(魚類・エビ・カニ類等) に示す 7 地点
(●)
河川魚類・甲殻類
2
調査地点
潮遊溝動物
干潟・
河口域
魚類等
魚類等
図 3.1‑106
に示す 4 地点
(△)
図 3.1‑106
に示す 3 区域
( )
図 3.1‑106
に示す 4 区域
(━)
調査層
調査期間
−
平成
7〜8 年
調査頻度
調査方法
4 回/年
(四季)
刺網を用いて約
1 時間敷設し、採
集
−
4 回/年
(四季)
−
4 回/年
(四季)
平成
20 年度
−
投網、手網を用い
て、魚類・甲殻類
を採取
投網や刺網等に
よる採捕
投網や刺網等に
3 回/年
(春季、夏季、 よる採捕
秋季)
出典:1.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑106 魚介類の調査地点
3‑206
表 3.1‑89 遊泳動物の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現個体数
(範囲:個体)
主な出現種と
その平均個体数
()内は組成比率(%)
平成7年7月13日
平成7年9月28日
平成8年2月22日
平成8年6月3日
(夏季:7点)
(秋季:7点)
(冬季:7点)
(春季:7点)
16
12
1
6
6
5
1
3
( 4
〜
8 )
( 3
〜
7 )
( 0
〜
1 )
( 1
〜
8 )
36
28
1
21
( 6
〜
142 )
( 7
〜
105 )
( 0
〜
3 )
( 1
〜
72 )
Pugettia sp.
ヒイラギ
スズキ
サッパ
11
(47.0)
12
(34.1)
1
(100.0)
15
(73.8)
ボラ
サッパ
5
(15.1)
2
(11.7)
サッパ
5
(13.9)
ヒイラギ
5
(13.1)
シャコ
4
(11.1)
注)主な出現種は、個体数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
【T‑1】
【T‑2】
【T‑3】
【T‑4】
20
15
種
類
10
数
5
出
現
な
し
0
夏季
秋季
冬季
(H7.7) (H7.10) (H8.2)
春季
(H8.6)
【T‑5】
夏季
秋季
冬季
(H7.7) (H7.10) (H8.2)
出
現
な
し
出
現
な
し
出
現
な
し
春季
(H8.6)
【T‑6】
夏季
秋季
冬季
(H7.7) (H7.10) (H8.2)
春季
(H8.6)
【T‑7】
30
20
種
類
数
10
0
出
現
な
し
夏季
秋季
冬季
(H7.7) (H7.10) (H8.2)
出
現
な
し
春季
(H8.6)
夏季
秋季
冬季
(H7.7) (H7.10) (H8.2)
春季
(H8.6)
脊椎動物門
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
夏季
秋季
冬季
(H7.7) (H7.10) (H8.2)
春季
(H8.6)
節足動物門
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑107 遊泳動物の種類数の季別変化
3‑207
夏季
秋季
冬季
(H7.7) (H7.10) (H8.2)
春季
(H8.6)
表 3.1‑90 河川魚類・甲殻類の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
平成8年1月20日
平成8年3月19日
平成7年8月26日
平成7年10月23日
(秋季:4点)
(冬季:4点)
(夏季:4点)
(春季:4点)
総出現種類数
14
9
23
16
平均出現種類数
3
5
14
10
(範囲)
〜
9 )
( 6
6 )
〜
( 4
11 )
〜
( 8
11 )
( 4
〜
平均出現個体数
174
19
188
221
(範囲:個体/投網10打)
( 7
〜
584 )
64 )
〜
( 0
343 )
〜
( 127
( 49
〜
429 )
シラタエビ
シラタエビ
スジエビ属
スジエビ属
主な出現種と
(84.1)
(73.8)
4
(64.9)
126
128
(27.1)
32
その平均個体数
マハゼ
アシシロハゼ
ヤマトオサガニ
(11.8)
6
2
(18.2)
(22.6)
27
()内は組成比率(%) マハゼ
15
(20.6)
項目/調査時期
注)主な出現種は、個体数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
【R‑1】
【R‑2】
【R‑3】
【R‑4】
20
15
種
類 10
数
5
0
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
脊椎動物門
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
節足動物門
(個体/m2)
700
600
500
個 400
体
数 300
200
100
0
秋季
冬季
夏季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
春季
(H8.3)
秋季
冬季
夏季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
スジエビ属
ヤマトオサガニ
シモフリシマハゼ
その他
シラタエビ
ボラ
ウロハゼ
2
春季
(H8.3)
テナガエビ
メナダ
マハゼ
秋季
冬季
夏季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
ケフサイソガニ
セスジボラ
アシシロハゼ
春季
(H8.3)
夏季
秋季
冬季
(H7.8) (H7.10) (H8.1)
モクズガニ
スズキ
イシガレイ
注)個体数の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
図 3.1‑108 河川魚類・甲殻類の種類数・個体数の季別変化
3‑208
春季
(H8.3)
表 3.1‑91 潮遊溝動物(魚類等)の出現状況(平成 20 年度)
【北九州市都市計画道路 6 号線整備事業調査】
平成 20 年
5 月 26、27 日
(春季)
平成 20 年
7 月 23、24 日
(夏季)
平成 20 年
10 月 20、21 日
(秋季)
平成 20 年
2月5日
(冬季)
魚類
10 種
16 種
14 種
13 種
エビ、カニ、貝類等
5種
4種
4種
5種
項目/調査時期
総出現
種類数
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
【潮遊溝①】
【潮遊溝②】
【潮遊溝③】
20
15
種
類 10
数
5
0
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
脊椎動物門
軟体動物門
春季
夏季
秋季
冬季
(H20.5) (H20.7) (H20.10) (H21.2)
節足動物門
2
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽
網)環境影響評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑109 潮遊溝動物(魚類等)の種類数の季別変化
表 3.1‑92 干潟・河口域の魚類等の出現状況(平成 20 年度)
【北九州市都市計画道路 6 号線整備事業調査】
平成 20 年
5 月 26〜28 日
(春季)
平成 20 年
7 月 23〜25 日
(夏季)
平成 20 年
10 月 20〜22 日
(秋季)
魚類
23 種
25 種
25 種
エビ、カニ、貝類等
6種
8種
5種
項目/調査時期
総出現
種類数
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網) 環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
【竹馬川】
【大野川】
【貫川】
【朽網川】
20
15
種
類 10
数
5
0
春季
(H20.5)
夏季
秋季
(H20.7) (H20.10)
春季
(H20.5)
夏季
秋季
(H20.7) (H20.10)
脊椎動物門
春季
(H20.5)
軟体動物門
夏季
秋季
(H20.7) (H20.10)
節足動物門
春季
(H20.5)
夏季
秋季
(H20.7) (H20.10)
2
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評価
書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
図 3.1‑110 干潟・河口域の魚類等の種類数の季別変化
3‑209
7) カブトガニ
a. 北九州市による調査
曽根干潟におけるカブトガニについては、北九州市による調査が実施されている。
調査概要は表 3.1‑93 に示すとおりである。また、継続的に実施されている調査につ
いては、最新年度の調査結果を示す。
曽根漁港海域環境調査におけるカブトガニの調査結果(平成 7 年)は表 3.1‑94 に
示すとおりであり、曽根干潟周辺においてカブトガニの成体、幼生、産卵が確認さ
れている。
曽根干潟環境調査におけるカブトガニの調査結果(平成 11 年度)は表 3.1‑95 に
示すとおりであり、来遊番い数は 146 個体、幼生は 981 個体が確認されている。ま
た、平成 23 年度の幼生分布調査は表 3.1‑96 に示すとおりであり、幼生は 73 個体が
確認されている。
表 3.1‑93 カブトガニの調査概要
出
典
1
調査項目
調査地点
アンケート
調査
福岡県内の周防
灘沿岸域
産卵状況
調査
福岡県内の周防
灘沿岸域
調査期間
調査頻度
調査方法
1回
(夏季)
福岡県内の周防灘海域に漁場をも
つ 17 漁協を対象にアンケート調
査
4日
(夏季)
平成 7 年
産卵量調査
5日
(夏季)
2
幼生分布
調査
曽根干潟域
産卵状況
調査
曽根干潟域
幼生分布
調査
曽根干潟域
3日
(夏季)
平成
11 年度
3 回/年
(6、7、8 月)
平成 8、11、
2 回/年
17、19〜23
(7、9 月)※
年度
満潮の約 2 時間前から 1 時間後に
かけて、産卵場と考えられる満潮
線付近を目視観察
産卵適地と考えられる調査区域内
に調査地点を設定し、護岸または
満潮線に斜交する方向に 1〜1.5m
間隔で 5〜10 条の溝を掘り、卵塊
を探索
干潟上にラインを設置し、ライン
上を歩きながら左右幅 5m 程度の
干潟を探索
大潮期の 2 日間に、夜間と昼間の
各満潮時に産卵来遊番い数を観
察、干潮時に産卵の有無と産卵場
の環境を記録
大潮期の夜間の満潮前後各 1 時間
に、幼生を採集、又は、底生生物
目視調査と並行して幼生の採集
※調査頻度・調査季は年度によって異なる。
出典:1.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
2.「曽根干潟環境調査(平成 8〜17、19〜25 年度)」(北九州市)
3‑210
表 3.1‑94 カブトガニの調査結果(平成 7 年)【曽根漁港海域環境調査】
項
目
調査期間
調査結果
漁業者へのアンケートの結果、曽根干潟及びその
周辺海域で網にカブトガニの成体がかかる割合
が高い
平成 7 年 7 月 28〜30 日、8 月 11 曽根干潟の河口(朽網川)の1箇所で産卵のため
産卵状況調査
日
接岸したカブトガニが確認されている
平成 7 年 8 月 20〜24 日
現地踏査で確認された産卵場は、曽根干潟の河口
産卵量調査
(貫川)のみである
平成 7 年 7 月 29、30 日、8 月 11 曽根干潟における幼生分布は、干潟南側の護岸よ
幼生分布調査
日
りで多く観察され、北側でも確認されたが、南側
と比べて少ない
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
アンケート調査
平成 7 年 7 月 31 日(配布)
平成 7 年 8 月 18 日(回収)
表 3.1‑95 カブトガニの調査結果(平成 11 年度)【曽根干潟環境調査】
項
目
産卵状況調査
(来遊番い数)
幼生分布調査
(幼生個体数)
調査期間
1回
2回
3回
1回
2回
調査結果
平成 11 年 6 月 29 日〜7 月 1 日
平成 11 年 7 月 13 日〜16 日
平成 11 年 8 月 11 日〜13 日
平成 11 年 6 月 29 日〜7 月 1 日
平成 11 年 9 月 25 日〜27 日
4 個体
140 個体
2 個体
839 個体
142 個体
出典:「曽根干潟環境調査(カブトガニ生態調査)報告書」(北九州市
合計
146 個体
合計
981 個体
平成 12 年 3 月)
表 3.1‑96 カブトガニの調査結果(平成 23 年度)【曽根干潟環境調査】
項
目
幼生分布調査
調査期間
調査結果
平成 23 年
11 月 9、10、16 日
幼生個体数:73 個体
出典:「曽根干潟環境調査」(北九州市
平成 24 年 3 月)
3‑211
b. 国土交通省による調査
曽根干潟におけるカブトガニについては、国土交通省が継続的に調査を実施して
いる。調査概要は表 3.1‑97、調査地点は図 3.1‑111 に示すとおりである。
カブトガニ幼生の個体数の経年変化は図 3.1‑112 に示すとおりであり、平成 7 年
度から平成 16 年度にかけて増加し、平成 17 年度から平成 22 年度にかけて減少傾向
にあったが、平成 23 年度はやや回復し 920 個体となり、平成 26 年度では 1,012 個
体を確認している。
また、カブトガニの来遊番い数の経年変化は、図 3.1‑113 に示すとおりである。
来遊番い数は、平成 13 年度から平成 15 年度にかけて増加し、平成 17 年度調査にお
いて、過年度最大の来遊番い数(1,507 番い)が確認されたが、それ以降来遊数は減
少し、低レベルで推移している。平成 26 年度は合計 680 番いを確認しており、最大
であった平成 17 年以降、最も多い確認数となっている。
なお、平成 16 年度調査において来遊番い数が減少しているようにみえるが、日本
カブトガニを守る会(福岡支部)の報告によると、平成 16 年度のカブトガニの産卵
来遊パターンは、来遊が始まる時期が 6 月からと早く、7 月上旬の大潮期に多くの来
遊が確認されており、従来の産卵来遊時期と比較して産卵のピークが早くなってい
たと推測される。図 3.1‑114 に示すとおり、日本カブトガニを守る会(福岡支部)
の報告結果によると、平成 16 年度の産卵来遊番い数は、1,351 番いであり、平成 15
年度から 17 年度の確認番い数と同程度となっていた。
日本カブトガニを守る会(福岡支部)へのヒアリングに際して、「来遊番い数は
年々増加傾向にあるが、幼生個体数は低い値で推移していることから、曽根干潟に
おけるカブトガニの生息数が回復傾向にあるとの楽観視はできない」との意見を得
た。
表 3.1‑97 カブトガニの調査概要
出
典
調査項目
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
引き潮時に各測線を沖に
向かって歩き、潮溜りや澪
筋で幼生を探し、個体数、
−
時刻、位置、水温、泥温、
幼生の大きさ等を記録
平成
大潮時に海岸線の砂浜が
図 3.1‑111
産卵実態
7〜26 年度
ある個所に沿って、産卵に
に示す 4 地点
調査
2 回/月
来遊する番い数と産卵行
(□)
−
動を確認、干潮時には産卵
(夏季)
跡で卵を確認し、深さ、産
卵個所数等を記録
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
1
幼生の生息
分布調査
図 3.1‑111
に示す範囲
( )
2 回/年
(夏季、
秋季)
3‑212
図 3.1‑111 カブトガニの調査地点
(個体)
8,000
7,049
7,000
カ
ブ
ト
ガ
ニ
幼
生
の
個
体
数
6,362
6,000
4,766
5,000
3,499
4,000
3,000
1,528
2,000
1,000
1,672
2,001
1,635
2,163 2,403
981 746
920 931
375
160 164 294
643
1,012
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
24
25 26
(年度)
平成 27 年 3 月)
図 3.1‑112 カブトガニ幼生個体数の経年変化(6 月、9 月調査合計)【国土交通省調査】
3‑213
【調査区域別の産卵来遊番い数】
900
800
700
(
番 600
い
数 500
)
2 400
回
合 300
計
200
100
0
朽網川河口
平成7年度
平成14年度
平成21年度
貫川河口
平成8年度
平成15年度
平成22年度
平成9年度
平成16年度
平成23年度
大野川河口
平成10年度
平成17年度
平成24年度
竹馬川河口 (調査区域)
平成11年度
平成18年度
平成25年度
平成12年度
平成19年度
平成26年度
平成13年度
平成20年度
【第1回目及び第2回目調査時合計の産卵来遊番い数】
2,000
1507
1,500
来
遊
番
い 1,000
数
1,157
509
680
580
408
500
13
40
85
86
H7
8
9
10
160
517
355
252
165 104 139 210 193
18
19
55
0
11
12
13
14
15
16
17
20
21
22
23
24
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
25
26
(年度)
平成 27 年 3 月)
図 3.1‑113 カブトガニの来遊番い数の経年変化【国土交通省調査】
【産卵来遊番い数の経年変動】
(番い)
2,000
1,581
1,580
1,507
1,500
1,351
来
遊
番
い 1,000
数
1,157
1,073
912
733
580
509
533
0
8
9
10
11
12
252
233
160
45 8559 8679 11555 78
24
40
13
H7
513
408
500
13
生態系調査
14
15
16
473 511 547
17
18
314
265
165 104 139 210 193
19
20
21
22
23
680
517
355
24
25
日本カブトガニを守る会(福岡支部)
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
日本カブトガニを守る会(福岡支部)へのヒアリングに基づき作図
平成 27 年 3 月)
図 3.1‑114 カブトガニの来遊番い数の経年変化
【国土交通省調査と日本カブトガニを守る会(福岡支部)調査結果との比較】
3‑214
26
(年度)
(3) 重要な種及び注目すべき生息地
1) 重要な種
重要な種について、既往資料をもとに、表 3.1‑98 に示す基準に該当する動物の重
要種を抽出し、その結果を表 3.1‑99 に示す。
重要な種として、脊椎動物 121 種(鳥類 92 種、哺乳類 5 種、両生類 1 種、爬虫類
1 種、魚類 22 種)、節足動物 45 種(昆虫類 22 種、軟甲綱 22 種、節口綱 1 種)、刺
胞動物 2 種(花虫綱 2 種)、扁形動物 1 種(渦虫綱 1 種)、軟体動物 120 種(腹足
綱 64 種、二枚貝綱 51 種、頭足綱 5 種)、環形動物 5 種(多毛綱 5 種)、星口動物 1
種(サメハダホシムシ綱 1 種)、腕足動物 1 種(舌殻綱 1 種)及び棘皮動物 1 種(ウ
ニ綱 1 種)の計 297 種が確認されている。なお、「文化財保護法」に該当する重要
な種として、特別天然記念物の「コウノトリ」、天然記念物の「コクガン」、「マ
ガン」、「ヒシクイ」、「オジロワシ」の計 5 種が記録されている。
表 3.1‑98 動物の重要種の選定基準
番号
①
法律及び文献名等
「文化財保護法」(昭和 25 年
選定基準となる区分
法律第
214 号)
②
特天:特別天然記念物に指定された動物
天記:天然記念物に指定された動物
「絶滅のおそれのある野生動植物の種
国内:国内希少野生動植物種
の保存に関する法律」(平成 4 年
国際:国際希少野生動植物種
法
律第 75 号)
③
「レッドデータブック 2014 −日本の
EX:絶滅 EW:野生絶滅
絶滅の恐れのある野生生物−(1 哺乳
CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類
CR:絶滅危惧ⅠA 類
類、2 鳥類、3 爬虫類・両生類、4 汽水・ EN:絶滅危惧ⅠB 類 VU:絶滅危惧Ⅱ類
淡水魚類、5 昆虫類、6 貝類、7その他
NT:準絶滅危惧
無脊椎動物)」(平成 26、27 年
LP:絶滅のおそれのある地域個体群
環境
DD:情報不足
省)
④
「日本の希少な野生水生生物に関する
減傾:長期的にみて減少しつつあるもの
データブック」(平成 10 年
減少:明らかに減少しているもの
水産庁)
希少:存在基盤が脆弱な種・亜種
危急:絶滅の危機が増大している種・亜種
絶危:絶滅の危機に瀕している種・亜種
地個:保護に留意すべき地域個体群
⑤
「福岡県の希少野生生物−福岡県レッ
EX:絶滅 EW:野生絶滅
ドデータブック 2011 植物群落・植
CR:絶滅危惧ⅠA 類 EN:絶滅危惧ⅠB 類
物・哺乳類・鳥類−」(平成 23 年
福
VU:絶滅危惧Ⅱ類
岡県)
DD:情報不足
「福岡県の希少野生生物 福岡県レッ
CR+EN:絶滅危惧ⅠA 類及び絶滅危惧ⅠB 類
ドデータブック 2014 ‑爬虫類/両生類/
CR+EN+VU:絶滅危惧ⅠA 類、絶滅危惧ⅠB 類及び絶滅
危惧Ⅱ類
魚類/昆虫類/貝類/甲殻類その他/クモ
形類等‑」(平成 26 年
⑥
福岡県)
「福岡県環境保全に関する条例」(昭
【地域象徴動植物】
和 47 年施行
北九州市:イチイガシ、ツツジ
平成 14 年改正)に基づ
き指定された地域の人々に親しまれて
苅田町
:クスノキ
いる動植物
⑦
NT:準絶滅危惧
「北九州市の希少野生生物」(平成 20
年
○:掲載種
北九州市)
3‑215
表 3.1‑99(1) 事業実施区域周囲で確認された動物の重要種
番号
脊つい動物
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
分類
鳥類
種名
シロエリオオハム
アカエリカイツブリ
カンムリカイツブリ
ヒメウ
サンカノゴイ
ヨシゴイ
オオヨシゴイ
ササゴイ
アマサギ
チュウサギ
カラシラサギ
クロサギ
コウノトリ
ヘラサギ
クロツラヘラサギ
コクガン
マガン
ヒシクイ
サカツラガン
アカツクシガモ
ツクシガモ
オシドリ
トモエガモ
アカハジロ
クロガモ
シノリガモ
ホオジロガモ
ミコアイサ
ミサゴ
ハチクマ
オジロワシ
オオタカ
ツミ
ハイタカ
ノスリ
サシバ
ハイイロチュウヒ
チュウヒ
ハヤブサ
コチョウゲンボウ
ウズラ
ヤマドリ
ナベヅル
マナヅル
クイナ
ヒクイナ
タマシギ
ミヤコドリ
イカルチドリ
シロチドリ
ケリ
タゲリ
ウズラシギ
ハマシギ
ミユビシギ
ヘラシギ
シベリアオオハシシギ
ツルシギ
アカアシシギ
カラフトアオアシシギ
タカブシギ
①
②
重要な種の選定基準
③
④
EN
EN
NT
CR
NT
NT
特天
国内
天記
天記
天記
CR
DD
EN
VU
NT
VU
DD
DD
VU
DD
VU
DD
希少
絶危
希少
⑤
NT
VU
NT
○
NT
CR
○
NT
NT
NT
EN
NT
EN
EN
⑦
○
○
○
○
○
NT
NT
VU
○
○
○
○
VU
VU
VU
VU
天記
国内
国内
NT
NT
VU
NT
NT
NT
VU
NT
VU
国内
EN
VU
VU
国際
国際
VU
DD
NT
注)重要な種の選定基準の番号は、表 3.1‑98 に対応している。
3‑216
○
○
NT
NT
NT
CR
VU
NT
DD
VU
○
○
○
○
VU
VU
NT
VU
国内
○
○
CR
DD
VU
VU
CR
VU
NT
NT
NT
VU
VU
NT
NT
NT
VU
NT
NT
CR
CR
VU
○
○
○
○
○
○
○
○
表 3.1‑99(2) 事業実施区域周囲で確認された動物の重要種
番号
鳥類
脊つい動物
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
分類
哺乳類
両生類
爬虫類
魚類
種名
①
オグロシギ
オオソリハシシギ
ダイシャクシギ
ホウロクシギ
コシャクシギ
オオジシギ
セイタカシギ
ツバメチドリ
ズグロカモメ
ゴビズキンカモメ
オオアジサシ
ベニアジサシ
エリグロアジサシ
コアジサシ
ツツドリ
コミミズク
コノハズク
ヨタカ
コシアカツバメ
アカモズ
コルリ
ウチヤマセンニュウ
オオヨシキリ
キビタキ
コサメビタキ
ツリスガラ
コジュリン
シマアオジ
ノジコ
ハギマシコ
カササギ
ニホンザル
カヤネズミ
キツネ
アナグマ
スナメリ
ニホンアカガエル
ジムグリ
ニホンウナギ
ヤリタナゴ
カネヒラ
アユ
ミナミメダカ
カナガシラ
アサヒアナハゼ
アオギス
イカナゴ
タビラクチ
トビハゼ
チワラスボ
ヒモハゼ
ヘビハゼ
キセルハゼ
エドハゼ
チクゼンハゼ
マサゴハゼ
シロチチブ
ショウキハゼ
トラフグ
ナシフグ
②
重要な種の選定基準
③
④
VU
国際
VU
EN
NT
VU
VU
VU
⑤
NT
NT
VU
VU
希少
絶危
VU
VU
⑦
○
○
○
○
○
○
国際
国際
VU
VU
VU
VU
希少
EN
減傾
減傾
NT
VU
NT
VU
CR
EN
NT
○
EN
EN
CR
NT
EN
○
○
DD
NT
VU
CR
NT
○
○
NT
NT
VU
NT
○
○
○
○
国際
希少
EN
NT
VU
NT
VU
NT
EN
VU
NT
NT
NT
○
○
○
○
○
○
減少
CR
絶危
VU
NT
EN
NT
DD
EN
VU
VU
VU
NT
NT
減少
減少
VU
VU
EN
NT
NT
NT
NT
減傾
注)重要な種の選定基準の番号は、表 3.1‑98 に対応している。
3‑217
NT
EN
EN
VU
VU
VU
NT
○
○
○
○
表 3.1‑99(3) 事業実施区域周囲で確認された動物の重要種
番号
昆虫類
節足動物
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
分類
軟甲綱
節口綱
刺胞
動物
扁形
動物
花虫綱
渦虫綱
種名
①
②
ハリマナガウンカ
エサキアメンボ
ミゾナシミズムシ
オモナガコミズムシ
シルビアシジミ
オオウラギンヒョウモン
シロホソバ
ヤネホソバ
キスジウスキヨトウ
アオバセダカヨトウ
テラニシセスジゲンゴロウ
コマルケシゲンゴロウ
ケシゲンゴロウ
マルヒラタガムシ
コガムシ
オオツノハネカクシ
ニセセマルケシマグソコガネ
ルリキオビジョウカイモドキ
ナガサキアオジョウカイモドキ
ヤマトアシナガバチ
ヤマトアオスジベッコウ
シロスジコシブトハナバチ
シバエビ
クボミテッポウエビ
テナガツノヤドカリ
ヨモギホンヤドカリ
ヘイケガニ
アリアケヤワラガニ
ムツハアリアケガニ
ヒメムツアシガニ
オオヨコナガピンノ
メナシピンノ
アリアケモドキ
オサガニ
シオマネキ
ハクセンシオマネキ
ハマガニ
ヒメアシハラガニ
クシテガニ
ベンケイガニ
トリウミアカイソモドキ
ウモレベンケイガニ
モクズガニ
ウチノミヤドリカニダマシ
カブトガニ
ウミサボテン
ムラサキハナギンチャク
カブトガニウズムシ
重要な種の選定基準
③
④
NT
NT
EN
CR
NT
NT
VU
3‑218
⑦
○
○
○
NT
NT
VU
NT
NT
EN
VU
NT
NT
NT
DD
DD
NT
VU
NT
DD
DD
NT
減傾
NT
NT
NT
希少
DD
EN
○
VU
VU
希少
NT
EN
NT
VU
NT
EN
VU
NT
NT
NT
NT
DD
VU
○
○
○
○
○
○
減傾
CR+EN
絶危
EN
CR
NT
減少
CR+EN
注)重要な種の選定基準の番号は、表 3.1‑98 に対応している。
⑤
NT
VU
VU
VU
VU
CR
CR
○
表 3.1‑99(4) 事業実施区域周囲で確認された動物の重要種
番号
軟体動物
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
分類
腹足綱
種名
①
②
ツボミガイ
イボキサゴ
イシマキガイ
ヒロクチカノコガイ
ヒナユキスズメガイ
マルタニシ
ウミニナ
イボウミニナ
クロヘナタリガイ
シマヘナタリガイ
フトヘナタリガイ
ヘナタリガイ
カワアイガイ
サナギモツボ
ゴマツボ
タニシツボ
ワカウラツボ
イリエツボ
クリイロカワザンショウガイ
ヨシダカワザンショウガイ
ツブカワザンショウガイ
カワザンショウガイ
ムシヤドリカワザンショウガイ
オオシンデンカワザンショウ
ヒナタムシヤドリカワザンショウ
カハタレカワザンショウ
ウミゴマツボ
ミズゴマツボ
シラギクガイ
ナギツボ
ヒメマルマメタニシ
ネコガイ
サキグロタマツメタガイ
オリイレシラタマ
ツガイ
ゴマフタマガイ
ハナヅトガイ
クレハガイ
セキモリガイ
アカニシ
ヒロオビヨフバイ
バイ
オガイ
テングニシ
マクラガイ
オリイレボラ
マルテンスマツムシ
クリイロマンジ
スオウクチキレ
ヌノメホソクチキレ
イソチドリ
カミスジカイコガイダマシ
ムラクモキジビキガイ
コメツブツララガイ
センベイアワモチ
ナラビオカミミガイ
オカミミガイ
ウスコミミガイ
クリイロコミミガイ
注)重要な種の選定基準の番号は、表 3.1‑98 に対応している。
3‑219
重要な種の選定基準
③
④
NT
NT
減少
NT
希少
NT
VU
NT
減傾
VU
CR+EN
希少
CR+EN
希少
NT
NT
VU
VU
VU
NT
VU
CR+EN
NT
NT
NT
NT
VU
NT
VU
NT
VU
NT
NT
VU
NT
CR+EN
NT
NT
CR+EN
NT
NT
NT
⑤
NT
VU
VU
NT
NT
NT
EN
VU
EN
NT
NT
VU
EN
VU
NT
VU
NT
VU
DD
⑦
○
○
○
○
○
○
○
○
○
EN
NT
NT
希少
NT
NT
NT
VU
NT
DD
NT
NT
CR
NT
NT
NT
○
減少
CR+EN
NT
CR+EN
NT
NT
VU
CR+EN
NT
NT
VU
CR+EN
VU
NT
VU
CR+EN
VU
VU
NT
VU
希少
VU
VU
EN
NT
NT
VU
EN
NT
NT
EN
VU
VU
危急
VU
VU
VU
NT
EN
○
○
○
表 3.1‑99(5) 事業実施区域周囲で確認された動物の重要種
番号
腹足綱
軟体動物
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
分類
二枚貝
綱
種名
①
②
キヌカツギハマシイノミガイ
コシダカヒメモノアラガイ
ヒラマキミズマイマイ
クルマヒラマキガイ
ナガオカモノアラガイ
アサヒキヌタレガイ
キヌタレガイ
ササゲミミエガイ
アカガイ
ハイガイ
ビョウブガイ
コケガラス
ヤマホトトギスガイ
タイラギ
アコヤガイ
イタヤガイ
スミノエガキ
イセシラガイ
オウギウロコガイ
ニッポンマメアゲマキガイ
ヒナノズキン
ツルマルケボリガイ
アリソガイ
ヤチヨノハナガイ
ミルクイガイ
クチバガイ
サビシラトリガイ
サギガイ
テリザクラガイ
モモノハナガイ
ユウシオガイ
ウズザクラガイ
サクラガイ
イチョウシラトリガイ
フルイガイ
ガンヅキ
ムラサキガイ
ハザクラガイ
オチバガイ
オビクイ
チゴマテ
マゴコロガイ
ウネナシトマヤガイ
タガソデガイモドキ
ヤマトシジミ
シラオガイ
ウラカガミガイ
アツカガミ
チョウセンハマグリ
ハマグリ
ハナグモリガイ
オオノガイ
クシケマスホウガイ
イシゴロモ
コオキナガイ
オキナガイ属の一種
注)重要な種の選定基準の番号は、表 3.1‑98 に対応している。
3‑220
重要な種の選定基準
③
④
VU
DD
DD
VU
希少
NT
VU
NT
CR+EN
減少
VU
危急
CR+EN
絶危
NT
NT
NT
減少
減少
減少
VU
CR+EN
CR+EN
NT
CR+EN
VU
VU
CR+EN
VU
減少
NT
NT
NT
VU
NT
NT
NT
NT
CR+EN
CR+EN
CR+EN
VU
NT
NT
VU
VU
NT
NT
NT
NT
NT
CR+EN
CR+EN
VU
VU
NT
NT
CR+EN
CR+EN
VU
減少
⑤
VU
DD
DD
VU
VU
DD
EN
NT
EN
CR
NT
NT
NT
NT
VU
EN
EN
NT
EN
VU
VU
EN
VU
NT
NT
VU
NT
NT
DD
NT
EN
EN
CR
VU
NT
NT
NT
DD
EN
DD
NT
VU
EN
CR
VU
VU
VU
NT
VU
CR
DD
⑦
○
○
○
表 3.1‑99(6) 事業実施区域周囲で確認された動物の重要種
番号
297
環形動物
296
軟体動物
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
分類
星口
動物
腕足
動物
棘皮
動物
種名
頭足綱
多毛綱
①
②
シリヤケイカ
ヒメイカ
ベイカ
ウイジンドウイカ
イイダコ
ウチワゴカイ
イトメ
ツバサゴカイ
シダレイトゴカイ
ニッポンオフェリア
重要な種の選定基準
③
④
減少
減少
減少
減傾
減少
⑤
DD
DD
VU
DD
DD
サメハダ
ホシムシ
綱
アンチラサメハダホシムシ
DD
舌殻綱
ミドリシャミセンガイ
NT
ウニ綱
アカウニ
合計
297 種
⑦
減傾
5種
11 種
注)重要な種の選定基準の番号は、表 3.1‑98 に対応している。
3‑221
199 種
44 種
235 種
79 種
2) 注目すべき生息地
動物の注目すべき生息地は、事業実施区域周囲において、表 3.1‑100 に示す法令
等に基づいて定められた地域を選定した。
事業実施区域周囲には、「第 5 回自然環境保全基礎調査 海辺調査」(環境庁 平
成 10 年)に該当する干潟として、曽根干潟、新浜町干潟、白石干潟、蓑島干潟が分
布している。また、曽根干潟は「日本の重要湿地 500」(環境省 平成 13 年)におい
て、「希少種、固有種等が生育・生息し、特定の種の個体群のうち、相当数の割合
の個体数が生息する」湿地として選定されている。
事業実施区域周囲における干潟の分布状況は、図 3.1‑115 に示すとおりである。
表 3.1‑100 動物の注目すべき生息地の選定基準
番号
1
法律及び文献名等
「文化財保護法」(昭和 25 年
選定基準となる区分
法律第 214 号)
特別天然記念物及び天然記念物に指定された
保護地域
2
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存
に関する法律」(平成 4 年
3
法律第 75 号)
「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿
地に関する条約」(昭和 55 年
4
5
条約第 28 号)
自然遺産のうち、動物に係る登録基準に該当す
る条約」(平成 4 年
るもの
条約第 7 号)
「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」 特別保護地区
法律第 88 号)
「第 5 回自然環境保全基礎調査
(平成 10 年
7
指定湿地
「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関す
(平成 14 年
6
生息地等保護区
海辺調査」
干潟、藻場、サンゴ礁
環境庁)
「日本の重要湿地 500」(平成 13 年
環境省)
基準 1:湿原・塩性湿地、河川・湖沼、干潟・
マングローブ林、藻場、サンゴ礁のう
ち、生物の生育・生息地として典型的
または相当の規模の面積を有してい
る場合
基準 2:希少種、固有種等が生育・生息してい
る場合
基準 3:多様な生物相を有している場合
基準 4:特定の種の個体群のうち、相当数の割
合の個体数が生息する場合
基準 5:生物の生活史の中で不可欠な地域(採
餌場、産卵場等)である場合
3‑222
出典:「自然環境情報 GIS データ
藻場・干潟調査」(環境省自然環境局生物多様性センター)
図 3.1‑115 干潟の分布状況
3‑223
3.1.5.2 植物
(1) 陸生植物
1) 植物相及び植生
a. 自然環境保全基礎調査
「第 6・7 回自然環境保全基礎調査」(環境省 平成 11〜21 年度)によると、事業
実施区域周囲における植生は図 3.1‑116 に示すとおりであり、山間部及びその麓部に
はシイ・カシ二次林や水田雑草群落等が分布し、平野部には市街地、工場地帯や造成
地等の人工的な土地が広く分布している。
出典:「自然環境保全基礎調査
植生調査情報提供 HP 植生図 GIS」
(環境省自然環境局生物多様性センター)
図 3.1‑116 現存植生図
3‑224
b. 曽根干潟及びその後背地
曽根干潟及びその後背地における植物については、北九州市による調査が実施さ
れている。調査概要は表 3.1‑101、調査地点は図 3.1‑117 のとおりである。
陸生植物の出現状況は、表 3.1‑102 に示すとおりであり、新門司南地区では、植
物は 66 科 261 種、植物群落は 7 群落が確認されている。曽根干潟及びその後背地で
は、植物は 114 科 564 種、植物群落は 18 群落が確認されている。
塩生植物の出現状況は表 3.1‑103 に示すとおりであり、干潟域及び流入河川にお
いて 15 科 21 種が確認されている。塩生植物群落の出現状況は表 3.1‑104 に示すと
おりであり、ハマボウ群落やハママツナ群落など 10 群落が確認されている。
表 3.1‑101 植物の調査概要
出
典
1
項目
陸生植物
調査地点
植物相
図 3.1‑117
植生
に示す 1 区域
調査期間
平成 13〜14 年
調査頻度
調査方法
年3回
現地踏査による
(春季、夏季、
目視観察
秋季)
(□)
[新門司南地区]
2
陸生植物
植物相
図 3.1‑117
平成 20 年度
年3回
(秋季、春季、
に示す 1 区域
現地踏査による
目視観察
夏季)
(□)
植生
年1回
群落組成調査
(秋季)
塩生植物
植物相
植生
図 3.1‑117
現地踏査による
に示す 1 区域
年1回
目視観察
( )
(秋季)
群落組成調査
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
3‑225
図 3.1‑117 陸生・塩生植物の調査地点
表 3.1‑102 陸生植物の出現状況
項
目
植物相
植生
出典1(新門司南地区)
出典2(曽根干潟の後背地)
66 科 261 種
代償植生:7 群落
アレチハナガサ‑セイタカアワダチソウ群
落、ヨシ群落、ベニバナセンブリ‑メリケ
ンカルカヤ群落、チガヤ‑ヤマアワ群落、
クズ群落、オギ群落、コスズメガヤ‑アキ
メヒシバ群落
その他:
植栽樹林帯、シバ群落(播種草地)
114 科 564 種
18 群落
タブノキ群落、タブノキ低木群落、アカマ
ツ群落、モウソウチク・マダケ群落、ネザ
サ・メダケ群落、広葉樹植栽地、果樹園、
ヨシ群落、ヒメガマ群落、チガヤ群落、セ
イタカアワダチソウ群落、ススキ群落、ダ
ンチク群落、休耕地雑草群落、水田雑草群
落、畑地雑草群落、路傍・空地雑草群落、
スイレン植栽地、
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響
評価書」(北九州市 平成 22 年 10 月)
3‑226
表 3.1‑103 塩生植物の出現状況
No.
分類群
科
生育
環境
区分
和名
1
タデ
アキノミチヤナギ
海浜
2
ハマミズナ
ツルナ
海浜
3
アカザ
4
5
双子葉植物
6
アブラナ
(離弁花類)
7
マメ
8
9
アオイ
10
セリ
11
12
サクラソウ
干潟域・流入河川
干潟
砂浜
○
○
○
○
○
○
○
オカヒジキ
海浜
○
ハママツナ
塩湿地
○
ハマダイコン
海浜
○
ハマナタマメ
海浜
○
○
○
ハマエンドウ
海浜
○
○
○
ハマボウ
塩湿地
○
○
○
ハマウド
海浜
○
○
ハマゼリ
海浜
ハマボッス
海浜
○
○
イソマツ
双子葉植物
ヒルガオ
(合弁花類)
15
クマツヅラ
ハマサジ
ハマヒルガオ
海浜
○
ハマゴウ
海浜
○
16
キク
ウラギク
塩湿地
17
ホロムイソウ シバナ
19 単子葉植物
20
カヤツリグサ
21
15科
○
○
○
○
○
○
14
イネ
○
ホソバノハマアカザ 塩湿地
13
18
流入
竹馬川 大野川 貫川 朽網川
河川
塩湿地
○
○
○
○
○
○
○
塩湿地
○
○
アイアシ
塩湿地
○
○
○
ナガミノオニシバ
塩湿地
○
○
コウボウシバ
シオクグ
21種
○
海浜
○
塩湿地
○
○
○
○
○
○
16種
16種
4種
4種
2種
12種
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年)
表 3.1‑104 塩生植物群落の出現状況
区
分
植物群落名
塩湿地低木林
ハマボウ群落
塩湿地草原
ハママツナ群落、ハマサジ群落、シバナ群落、シオクグ群落、アイアシ群落、
シオクグ−ヨシ群落
海浜草原
ハマヒルガオ群落
抽水植物群落
ヨシ群落
海岸性荒地雑草群落
セイタカアワダチソウ−ハマナタマメ群落
出典:「北九州市都市計画道路 6 号線整備事業(門司区新門司三丁目〜小倉南区大字朽網)環境影響評
価書」(北九州市 平成 22 年)
3‑227
(2) 海生植物
1) 植物プランクトン
a. 事業実施区域周辺
(a) 北九州市・福岡県による調査
事業実施区域周辺における植物プランクトンについては、北九州市及び福岡県
による調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑105、調査地点は図 3.1‑118 に
示すとおりである。
新門司南環境影響評価調査における植物プランクトンの出現状況(平成 14〜15
年)は表 3.1‑106 に示すとおりであり、総出現種類数は 47〜67 種、平均出現細胞
数は 49,808〜2,367,143 細胞/L となっている。また、種類数、細胞数の季別変化
は図 3.1‑119 に示すとおりであり、種類数及び細胞数ともに夏季に増加する傾向
がみられる。
苅田港環境調査における植物プランクトンの出現状況(平成 23〜24 年)は表
3.1‑107 に示すとおりであり、表層及び下層の総出現種類数は 34〜69 種、平均出
現 細 胞 数 は 289,613 〜 1,630,350 細 胞 /L 、 主 な 出 現 種 は ク リ プ ト 藻 綱
(Cryptophyceae)、珪藻綱のタラシオシーラ科(Thalassiosiraceae)、プセウ
ドニッチア属(Pseudo‑nitzschia spp.)、キートセロス
デビル(Chaetoceros
debile)等である。また、各地点における種類数、細胞数の季別変化は図 3.1‑120
に示すとおりであり、種類数及び細胞数ともに冬季に減少する傾向がみられる。
表 3.1‑105 植物プランクトンの調査概要
出
典
1
2
調査地点
調査層
図 3.1‑118
に示す 2 地点
(●)
1層
表層:海面下 0.5m
図 3.1‑118
に示す 2 地点
(●)
2層
表層:海面下 0.5m
下層:海底面上 1.0m
調査期間
調査頻度
平成
14〜15 年
4 回/年
(四季)
平成
23〜24 年
4 回/年
(四季)
調査方法
バンドーン採水器を用いて
所定の水深から採水し、現場
でホルマリン固定して、実験
室に搬入
バンドーン採水器を用いて
所定の水深から採水し、現場
でホルマリン固定して、実験
室に搬入
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
3‑228
図 3.1‑118 植物プランクトンの調査地点
表 3.1‑106 植物プランクトンの出現状況(平成 14〜15 年)【新門司南環境影響評価調査】
調査時期
平成 14 年 11 月
(秋季:2 点)
平成 15 年 2 月
(冬季:2 点)
平成 15 年 5 月
(春季:2 点)
平成 15 年 8 月
(夏季:2 点)
総出現種類数(種)
54
47
53
67
平均出現細胞数(細胞/L)
49,808
403,058
114,800
2,367,143
項目
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市
【種類数:2 地点】
(種類)
【細胞数:2 地点】
(細胞/L)
70
107
60
106
50
出
現
種
類
数
平成 19 年 4 月)
105
20
出
4
現 10
細
103
胞
数 102
10
101
40
30
0
100
秋季
冬季
(H14.11) (H15.2)
秋季
冬季
春季
夏季
(H14.11) (H15.2) (H15.5) (H15.8)
春季
(H15.5)
夏季
(H15.8)
注)種類数は 2 地点の総出現種類数、細胞数は 2 地点の平均出現細胞数を示す。
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
図 3.1‑119 植物プランクトンの種類数・細胞数の季別変化
3‑229
表 3.1‑107 植物プランクトンの出現状況(平成 23〜24 年)【苅田港環境調査】
[表層]
平成23年9月7日
(夏季:2点)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現細胞数
(範囲:細胞/L)
平成23年11月2日
(秋季:2点)
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
平成24年6月29日
(春季:2点)
69
59
〜
864,000
〜
52
34
35
43
27
31
54
63
41
〜
45
26
〜
27
27
〜
34
1,630,350
289,613
1,257,600
674,550
1,053,450
1,485,300
〜
1,775,400
215,700
〜
363,525
1,183,800
〜
1,331,400
Pseudo ‑ nitzschia sp. (cf. pungens ) Cryptophyceae
Neodelphineis pelagica
Pseudo‑nitzschia spp.
主な出現種と
119,400
(13.8)
420,000
(25.8)
158,400
(54.7)
356,400
(28.3)
Bacteriastrum varians
Chaetoceros debile
Chaetoceros debile
Thalassiosiraceae
その平均細胞数
(細胞/L)
97,800
(11.3)
292,800
(18.0)
43,350
(15.0)
332,400
(26.4)
Skeletonema costatum
unidentified flagellates
()内は組成比率(%)
199,200
(12.2)
133,200
(10.6)
Cryptophyceae
168,000
(10.3)
[下層]
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現細胞数
(範囲:細胞/L)
主な出現種と
その平均細胞数
(細胞/L)
平成23年9月7日
(夏季:2点)
58
48
44
〜
51
515,175
423,450
〜
606,900
Thalassiosiraceae
87,600
(17.0)
Bacteriastrum varians
55,200
平成23年11月2日
(秋季:2点)
48
39
38
〜
40
1,226,250
〜
1,357,800
1,094,700
Chaetoceros debile
470,400
(38.4)
spp.
(16.9)
Pseudo‑nitzschia
(10.7)
207,600
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
37
30
29
〜
30
455,663
454,125
〜
457,200
平成24年6月29日
(春季:2点)
36
31
31
30
〜
571,500
841,500
301,500
〜
Pseudo ‑ nitzschia sp. (cf. pungens ) Cryptophyceae
(60.4)
234,000
(40.9)
275,100
Chaetoceros debile
Thalassiosiraceae
67,500
(14.8)
332,400
(10.0)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現細胞数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
【No.1:表層】
【No.1:下層】
【No.2:表層】
【No.2:下層】
(種類)
100
(種類)
100
(種類)
100
(種類)
100
80
80
80
80
出 60
現
種
類 40
数
出 60
現
種
類 40
数
出 60
現
種
類 40
数
出 60
現
種
類 40
数
20
20
20
20
0
0
0
0
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
冬季
春季
夏季
秋季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
(細胞/L)
(細胞/L)
(細胞/L)
(細胞/L)
107
107
107
107
106
106
106
106
105
105
105
105
出
4
現 10
細
3
胞 10
数
出
4
現 10
細
3
胞 10
数
出
4
現 10
細
3
胞 10
数
出
4
現 10
細
3
胞 10
数
102
102
102
102
101
101
101
101
100
100
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
夏季
秋季
冬季
春季
(H23.9) (H23.11) (H24.1) (H24.6)
平成 24 年 8 月)
図 3.1‑120 植物プランクトンの種類数・細胞数の季別変化
3‑230
(b) 国土交通省による調査
事業実施区域周辺における植物プランクトンについては、国土交通省が継続的
に調査を実施している。調査概要は表 3.1‑108、調査地点は図 3.1‑121 に示すと
おりである。また、調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における植物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)は
表 3.1‑109 に示すとおりであり、表層及び下層の総出現種類数は 49〜73 種、平均
出現細胞数は 155,687〜868,960 細胞/L、主な出現種は珪藻綱のニッチア属
(Nitzschia sp.)、キートセロス コスタータム(Skeletonema costatum)等で
ある。
苅田港環境監視調査における植物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)は表
3.1‑110 に示すとおりであり、表層及び下層の総出現種類数は 52〜108 種、平均出
現細胞数は 303,880〜944,500 細胞/L、主な出現種は珪藻綱のキートセロス デデ
ィウム(Chaetoceros didymum)、クリプト藻綱(Cryptophyceae)、キートセロ
ス
コスタータム(Skeletonema costatum)等である。
各地点における種類数、細胞数の経年変化は、図 3.1‑122 に示すとおりであり、
種類数は、増加傾向にあり、季節変動としては、秋季に多く、冬季に少ない傾向
がみられる。細胞数は大きな変動はみられない。
表 3.1‑108 植物プランクトンの調査概要
出
典
1
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
2層
図 3.1‑121
バンドーン採水器を用いて
平成
4 回/年
表層:海面下 0.5m
に示す 7 地点※1
所定の水深から採水し、実
6〜26 年度※2 (四季)
下層:海底面上 1.0m
験室に搬入
(●)
バンドーン採水器を用いて
2層
2
図 3.1‑121
平成
4 回/年
所定の水深から採水し、実
表層:海面下 0.5m
に示す 3 地点
7〜26 年度
(四季)
験室に搬入
下層:海底面上 1.0m
(●)
※1. 平成 26 年度は 6 地点(地点 1、2、4〜6、9)での実施である。
※2.平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
2.「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑231
図 3.1‑121 植物プランクトンの調査地点
3‑232
表 3.1‑109 植物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
[表層]
項目/調査時期
平成26年5月29日
平成26年8月22日
平成26年11月10日
平成27年2月2日
(春季:6点)
(夏季:6点)
(秋季:6点)
(冬季:6点)
53
総出現種類数
56
62
73
平均出現種類数
27
32
34
(範囲)
〜
24
136,380
〜
0.03
〜
その平均細胞数
(細胞/L)
306,480
2,212,740
0.05
(35.3)
420,240
〜
201,960
〜
0.04
(26.2)
1,389,840
32
42
27
78,760
〜
0.12
0.04
〜
195,480
48,840
(29.1)
0.08
146,520
〜
269,640
0.06
〜
0.10
Leptocylindrus danicus
63,600
(31.4)
(32.6)
Skeletonema costatum
Cryptomonadales
17,760
35
0.08
Rhizosolenia delicatula
(35.4)
〜
194,910
0.06
Nitzschia sp.(chain formation)
231,360
〜
155,687
Skeletonema costatum
280,920
Leptocylindrus danicus
()内は組成比率(%)
29
0.07
Thalassionema nitzschioides
227,760
41
794,360
Nitzschia sp.(chain formation)
主な出現種と
〜
0.04
平均沈殿量
(範囲:mL/L)
26
868,960
平均出現細胞数
(範囲:細胞/L)
31
(11.4)
62,520
(32.1)
Thalassiosira sp.
(23.2)
(14.1)
111,960
[下層]
項目/調査時期
平成26年5月29日
平成26年8月22日
平成26年11月10日
平成27年2月2日
(春季:6点)
(夏季:6点)
(秋季:6点)
(冬季:7点)
57
総出現種類数
49
59
57
平均出現種類数
28
25
29
(範囲)
25
平均出現細胞数
(範囲:細胞/L)
30
69,480
〜
1,193,040
その平均細胞数
(細胞/L)
〜
196,920
0.07
(35.6)
Leptocylindrus danicus
155,040
90,720
30
23
〜
(28.0)
(16.4)
0.05
〜
629,160
0.19
(36.4)
29
143,280
〜
0.03
〜
192,960
(29.4)
24,240
36
221,760
〜
363,780
0.11
0.08
Rhizosolenia delicatula
61,560
〜
270,210
(36.3)
Chaetoceros debile
Thalassiosira sp.
101,400
33
38
0.06
Thalassionema nitzschioides
125,400
〜
169,800
0.09
Thalassionema nitzschioides
()内は組成比率(%)
254,400
0.05
0.04
〜
344,600
Nitzschia sp.(chain formation)
主な出現種と
16
553,050
平均沈殿量
(範囲:mL/L)
〜
(14.3)
0.06
〜
0.14
Skeletonema costatum
90,720
(33.6)
Leptocylindrus danicus
89,400
(33.1)
Nitzschia sp.(chain formation)
62,160
(18.0)
注)主な出現種は平均出現細胞数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑110 植物プランクトンの出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
[表層]
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現細胞数
(範囲:細胞/L)
平均沈殿量
(範囲:mL/L)
平成26年5月15日
(春季:3点)
102
82
79
〜
86
777,867
591,900
〜
977,500
0.32
0.22
〜
0.48
Chaetoceros didymum
主な出現種と
その平均細胞数
(細胞/L)
150,933
(19.4)
CRYPTOMONADALES
140,233
(18.0)
平成26年8月28日
平成26年11月7日
(夏季:3点)
(秋季:3点)
108
61
82
44
76
〜
87
40
〜
50
944,500
303,880
732,900
〜
1,120,400
164,640
〜
490,080
0.14
0.12
0.12
〜
0.19
0.08
〜
0.14
Thalassiosira sp.
CRYPYOPHYCEAE
383,067
(40.6)
158,400
(53.6)
Chaetoceros debile
29,520
(10.0)
平成27年2月5日
(冬季:3点)
52
32
28
〜
35
636,376
321,920
〜
944,000
0.45
0.36
〜
0.56
Skeletonema costatum
253,653
(39.9)
Chaetoceros compressum
103,840
(16.3)
Leptocylindrus danicus
()内は組成比率(%)
76,160
(12.0)
[下層]
項目/調査時期
平成26年5月15日
(春季:3点)
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現細胞数
(範囲:細胞/L)
平均沈殿量
(範囲:mL/L)
96
77
〜
858,933
〜
0.34
〜
主な出現種と
その平均細胞数
(細胞/L)
平成26年8月28日
(夏季:3点)
102
80
72
81
77
〜
83
645,300
672,700
1,045,700
499,500
〜
865,800
0.13
0.30
0.40
0.11
〜
0.16
Thalassiosira sp.
Chaetoceros didymum
244,800
(28.5)
290,667
(45.0)
Cryptomonadales
90,933
(10.6)
平成26年11月7日
(秋季:3点)
61
39
36
〜
43
338,173
210,400
〜
464,160
0.10
0.07
〜
0.12
Cryptophyceae
191,520
(59.0)
Rhizosolenia delicatula
39,520
(12.2)
平成27年2月5日
(冬季:3点)
52
32
27
〜
37
681,336
352,960
〜
962,880
0.42
0.30
〜
0.52
Skeletonema costatum
265,280
(38.9)
Chaetoceros compressum
167,520
(24.6)
Leptocylindrus danicus
()内は組成比率(%)
72,747
(10.7)
注)主な出現種は平均出現細胞数の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑233
10 0
春季
年度
年度
夏季
夏季
年度
3‑234
秋季
(種類)
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点1:表層】
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
【地点1:下層】
年度
冬季
秋季
年度
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑122(1) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 1)
年度
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
10 0
春季
春季
年度
夏季
年度
夏季
年度
夏季
年度
3‑235
年度
秋季
(種類)
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点2:下層】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点2:表層】
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
年度
冬季
秋季
年度
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑122(2) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 2)
年度
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
10 0
春季
春季
年度
年度
夏季
秋季
年度
夏季
年度
3‑236
秋季
年度
秋季
年度
(種類)
秋季
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点4:下層】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点4:表層】
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
冬季
年度
冬季
年度
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑122(3) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 4)
10 0
春季
年度
年度
夏季
夏季
年度
3‑237
秋季
(種類)
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点5:表層】
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
年度
冬季
秋季
年度
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑122(4) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 5)
年度
【地点5:下層】
100
は回帰直線を示す
80
60
40
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
10 2
10 1
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
10 0
40
未
実
施
未
実
施
春季
夏季
60
未
実
施
春季
10 5
未
実
施
年度
年度
未
実
施
年度
夏季
未
実
施
年度
未
実
施
夏季
未
実
施
未
実
施
年度
3‑238
未
実
施
年度
秋季
(種類)
未
実
施
未
実
施
夏季
年度
未
実
施
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 5
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
60
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点6:表層】
100
は回帰直線を示す
80
未
実
施
未
実
施
秋季
年度
未
実
施
年度
未
実
施
秋季
年度
未
実
施
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑122(5) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 6)
未
実
施
40
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
未
実
施
未
実
施
10 2
10 1
【地点6:下層】
冬季
年度
100
は回帰直線を示す
80
未
実
施
未
実
施
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
未
実
施
冬季
平成 27 年 3 月)
未
実
施
10 2
10 1
年度
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 0
未
実
施
春季
60
未
実
施
未
実
施
春季
年度
年度
未
実
施
未
実
施
年度
春季
未
実
施
夏季
20
0
未
実
施
未
実
施
年度
未
実
施
未
実
施
夏季
年度
3‑239
未
実
施
年度
秋季
(種類)
未
実
施
夏季
年度
未
実
施
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 5
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 6
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 5
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
40
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
40
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
60
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点8:表層】
100
は回帰直線を示す
80
未
実
施
未
実
施
未
実
施
秋季
未
実
施
年度
未
実
施
秋季
未
実
施
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
未
実
施
20
0
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
未
実
施
未
実
施
10 2
10 1
冬季
年度
図 3.1‑122(6) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 8)
年度
【地点8:下層】
100
は回帰直線を示す
80
未
実
施
未
実
施
未
実
施
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
未
実
施
未
実
施
10 2
10 1
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
春季
10 5
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 0
春季
60
未
実
施
未
実
施
年度
年度
未
実
施
年度
夏季
春季
年度
夏季
年度
未
実
施
未
実
施
年度
3‑240
秋季
(種類)
夏季
年度
秋季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
40
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 5
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
40
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
60
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点9:表層】
100
は回帰直線を示す
80
未
実
施
未
実
施
20
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
未
実
施
未
実
施
10 2
10 1
【地点9:下層】
年度
冬季
秋季
年度
未
実
施
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
図 3.1‑122(7) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 9)
年度
100
は回帰直線を示す
80
未
実
施
未
実
施
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
未
実
施
10 2
10 1
冬季
平成 27 年 3 月)
年度
10 0
春季
(細胞/L)
10 7
年度
年度
夏季
年度
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
夏季
年度
3‑241
秋季
(種類)
40
年度
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
秋季
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
40
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点10:表層】
100
は回帰直線を示す
80
60
未
実
施
20
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
【地点10:下層】
年度
冬季
秋季
年度
冬季
図 3.1‑122(8) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 10)
年度
100
は回帰直線を示す
80
60
未
実
施
20
0
冬季
年度
H16年:10,790,000
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
10 0
春季
年度
年度
夏季
年度
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
夏季
年度
3‑242
秋季
(種類)
40
年度
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
秋季
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
40
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点11:表層】
100
は回帰直線を示す
80
60
未
実
施
20
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
未
実
施
10 2
10 1
【地点11:下層】
年度
冬季
秋季
年度
冬季
図 3.1‑122(9) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 11)
年度
100
は回帰直線を示す
80
60
未
実
施
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
10 0
春季
年度
年度
夏季
年度
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
10 5
夏季
年度
3‑243
秋季
(種類)
40
年度
出
現
4
細 10
胞
数 10 3
秋季
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
40
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点12:表層】
100
は回帰直線を示す
80
60
未
実
施
20
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
未
実
施
10 2
10 1
年度
冬季
秋季
年度
冬季
図 3.1‑122(10) 植物プランクトンの種類数・細胞数の経年変化(地点 12)
年度
【地点12:下層】
100
は回帰直線を示す
80
60
未
実
施
20
0
冬季
年度
(細胞/L)
10 7
10 6
10 5
未
実
施
10 2
10 1
年度
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
b. 曽根干潟周辺
曽根干潟周辺における植物プランクトンについては、北九州市による調査が実施
されている。調査概要は表 3.1‑111、調査地点は図 3.1‑123 に示すとおりである。
曽根漁港海域環境調査における植物プランクトンの出現状況(平成 7〜8 年)は表
3.1‑112 に示すとおりであり、
総出現種類数は 66〜106 種、
平均出現細胞数は 258,000
〜 1,160,000 細 胞 /L と な っ て い る 。 主 な 出 現 種 は 珪 藻 綱 の タ ラ シ オ シ ラ 科
(Thalassiosiraceae)、キートセロス コンプレッスム(Chaetoceros compressum)
等である。
各地点における種類数、細胞数の季別変化は図 3.1‑124 に示すとおりであり、種
類数、細胞数ともに明確な季節変化は認められず、地点間に大きな差異はみられな
い。
表 3.1‑111 植物プランクトンの調査概要
出
典
調査地点
調査層
調査期間
1層
図 3.1‑123
平成 7〜8 年
に示す 7 地点 表層
(●)
出典:1.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
1
調査頻度
バンドーン採水器を用いて所定
の水深から採水し、現場でホルマ
リン固定して、実験室に搬入
平成 8 年 3 月)
4 回/年
(四季)
図 3.1‑123 植物プランクトンの調査地点
3‑244
調査方法
表 3.1‑112 植物プランクトンの出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
平成7年10月25日
(秋季:7点)
平成7年8月26日
(夏季:7点)
項目/調査時期
総出現種類数
平均出現種類数
(範囲)
平均出現細胞数
(範囲:細胞/L)
106
48
〜
64
1,160,000
544,000
〜
2,151,000
32
Thalassiosiraceae
160,080
主な出現種と
その平均細胞数
(細胞/L)
Thalassiosira spp.
155,440
Skeletonema costatum
127,600
()内は組成比率(%)
平成8年4月6日
(春季:7点)
66
80
35
39
〜
41
25
〜
46
584,000
505,000
18,000
576,000
99,000
〜
1,021,000
88,000
〜
1,153,000
Thalassiosira sp.cf.mala
Chaetoceros compressum
Gonyaulax polygramma
53,922
161,768
149,985
(13.8)
(20.9)
(27.7)
(29.7)
Chaetoceros debile
Thalassiosira sp.cf.binata
Chaetoceros didymum
36,636
143,080
99,990
(13.4)
(14.2)
(24.5)
(19.8)
Protoperidinium sp.cf.pellucidum
Chaetoceros affine
27,864
56,055
(11.0)
(10.8)
(11.1)
16
90
39
〜
258,000
〜
平成8年 1月21日
(冬季:7点)
62
23
Cylindrotheca closterium
120,640
(10.4)
Neodelphineis pelagica
116,000
(10.0)
注)主な出現種は、細胞数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
【T‑1】
【T‑2】
【T‑3】
【T‑4】
(種類)
70
60
50
出
現 40
種
30
類
数 20
10
0
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
(細胞/L)
107
106
105
出
4
現 10
細 3
10
胞
数 2
10
101
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
【T‑5】
【T‑6】
【T‑7】
(種類)
70
60
50
出
現 40
種
30
類
数 20
10
0
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
(細胞/L)
107
106
105
出
4
現 10
細
3
10
胞
数
102
101
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.4)
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑124 植物プランクトンの種類数・細胞数の季別変化
3‑245
2) 付着生物(植物)
a. 北九州市・福岡県による調査
事業実施区域周辺における付着生物(植物)については、北九州市及び福岡県に
よる調査が実施されている。調査概要は表 3.1‑113、調査地点は図 3.1‑125 に示す
とおりである。
新門司南環境影響評価調査における付着生物(植物)の出現状況(平成 14〜15 年)
は表 3.1‑114 に示すとおりであり、総出現種類数は 3〜19 種となっている。また、
季別変化をみると、秋季に少なく、春季に多くの種が確認されている。
苅田港環境調査における付着生物(植物)
の出現状況(平成 23〜24 年)
は表 3.1‑115
に示すとおりであり、総出現種類数は 12〜19 種、平均出現湿重量は 215.1〜
1,930.5g/m2×3 層、主な出現種は、緑藻植物門のミル等である。また、各地点にお
ける種類数、湿重量の季別変化は図 3.1‑126 に示すとおりであり、種類数は春季に
多い傾向がみられる。湿重量には、明確な季節変化はみられない。分類群別では 2
地点とも緑藻植物門のミルが多くを占めている。
表 3.1‑113 付着生物(植物)の調査概要
出
典
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
大潮期の干潮時に潮間帯
3層
の上・中・下部で方形枠
平成
4 回/年
上層:潮間帯上部
(30cm×30cm)を用いて
14〜15 年
(四季)
中層:潮間帯中部
1 地点 3 回採取
下層:潮間帯下部
ダイバーにより方形枠内
3層
2
図 3.1‑125
の坪刈りを行い、試料を
に示す 2 地点 上層:平均水面
平成
4 回/年
採取
中層:大潮最低低潮面
(▲)
23〜24 年
(四季)
下層:大潮最低低潮面
−1m
出典:1.「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市 平成 19 年 4 月)
2.「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
1
図 3.1‑125
に示す 1 地点
(▲)
3‑246
図 3.1‑125 付着生物(植物)の調査地点
表 3.1‑114 付着生物(植物)の出現状況(平成 14〜15 年)【新門司南環境影響評価調査】
項目/調査時期
平成 14 年 11 月
(秋季:1 点)
平成 15 年 2 月
(冬季:1 点)
平成 15 年 6 月
(春季:1 点)
平成 15 年 8 月
(夏季:1 点)
総出現種類数(種)
3
11
19
9
出典:「新門司南地区公有水面埋立事業環境影響評価書」(北九州市
3‑247
平成 19 年 4 月)
表 3.1‑115 付着生物(植物)の出現状況(平成 23〜24 年)【苅田港環境調査】
平成23年9月7日
(夏季:2点)
項目/調査時期
総出現種類数
地点別平均種類数
3層合計 (範囲)
地点別平均湿重量(3層合計)
2
(範囲:g/m ×3層)
湿重量 紅藻植物門
組成比 褐藻植物門
(%) 緑藻植物門
その他
主な出現種と
その平均湿重量
(g/m2 ×3層)
12
7
〜
( 2
1,930.5
( 189.0
〜
23.0
0.0
77.0
0.0
ミル
1,485.6
(77.0)
マクサ
(11.0)
211.6
カニノテ属の一種
21.8
(10.5)
平成23年11月2日
(秋季:2点)
12 )
(
(
3672.0 )
1
1.8
15
8
〜
215.1
〜
49.6
0.0
50.4
0.0
平成24年 1月6日
(冬季:2点)
15 )
(
430.2 )
(
17
1105.5
17
21
〜
553.7
〜
31.1
0.1
68.8
0.0
25 )
8814.1 )
ミル
ミル
108.4
(50.4)
マクサ
76.6
(35.6)
カニノテ属の一種
(10.2)
21.8
381.1
マクサ
84.2
(68.8)
平成24年6月29日
(春季:2点)
19
11
( 3
〜
18 )
1,707.8
2667.3 )
〜
( 748.2
8.8
0.0
91.2
0.0
ミル
1,557.2
(91.2)
(15.2)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
【No.2】
【No.1】
(種類)
25
25
20
20
15
15
種類数
種類数
(種類)
10
10
出
現
な
し
5
5
0
0
夏季
(H23.9)
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
春季
(H24.6)
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
春季
(H24.6)
夏季
(H23.9)
秋季
(H23.11)
冬季
(H24.1)
春季
(H24.6)
(g/m2)
1500
1500
1200
1200
三層の平均湿重量
三層の平均湿重量
(g/m2)
夏季
(H23.9)
900
600
出
現
な
し
300
900
600
300
0
0
夏季
(H23.9)
秋季
(H23.11)
イギス属
冬季
(H24.1)
ミル
春季
(H24.6)
ミル
カニノテ属
2
マクサ
その他
カバノリ
2
注)湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境調査業務委託」(福岡県苅田港務所 平成 24 年 8 月)
図 3.1‑126 付着生物(植物)の種類数・湿重量の経年変化
3‑248
b. 国土交通省による調査
事業実施区域周辺における付着生物(植物)については、国土交通省が継続的に
調査を実施している。調査概要は表 3.1‑116、調査地点は図 3.1‑127 に示すとおり
である。また、調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における付着生物(植物)の出現状況(平成 26 年度)は表
3.1‑117 に示すとおりであり、総出現種類数は 56〜66 種、地点別平均湿重量は 123.5
〜1,042.2g/0.1m2×3 層、主な出現種は褐藻植物門のアカモクやヒジキ等である。
苅田港環境監視調査における付着生物(植物)の出現状況(平成 26 年度)は表
3.1‑118 に示すとおりであり、総出現種類数は 25〜37 種、地点別平均湿重量は 12.6
〜681.8g/m2×3 層、主な出現種は緑藻植物門のミルや紅藻植物門のマクサ、ウスカ
ワカニノテ等である。
各地点における種類数、湿重量の経年変化は、図 3.1‑128 に示すとおりであり、
種類数は、全体的に増加傾向がみられる。湿重量は、春季に高い値を示す傾向とな
っている。
表 3.1‑116 付着生物(植物)の調査概要
出
典
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
3層
ダイバーにより方形枠
平成
上層:平均水面
(0.1m2)内の生物を 3 層
4 回/年
※
6〜26 年度
中層:大潮最低低潮面
(四季) 採取
下層:大潮最低低潮面‑1m
ダイバーにより 25cm 又は
3層
2
図 3.1‑127
31.6cm 方形枠内の生物を
平成
4 回/年
に示す 3 地点 上層:平均水面
9〜26 年度
(四季) 3 層採取
中層:大潮最低低潮面
(▲)
下層:大潮最低低潮面‑1m
※平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
2.「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
1
図 3.1‑127
に示す 5 地点
(▲)
3‑249
図 3.1‑127 付着生物(植物)の調査地点
3‑250
表 3.1‑117 付着生物(植物)の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
項目/調査時期
平成26年5月26日〜5月28日
平成26年8月25日〜8月27日
平成26年11月4日〜11月6日
平成27年1月27日〜1月29日
(春季:5点)
(夏季:5点)
(秋季:5点)
(冬季:5点)
総出現種類数
59
56
57
地点別平均種類数
29
29
29
3層合計
(範囲)
(
24
地点別平均湿重量(3層合計)
(範囲:g/0.1m 2 ×3層)
〜
32 )
(
15
1,042.2
(
262.3
〜
〜
37 )
(
21
154.2
1859.5 )
(
53.5
〜
〜
278.4 )
(
35.5
組成比 褐藻植物門
88.6
1.0
( − )
( − )
( − )
その他
アカモク
その平均湿重量
(g/0.1m 2 ×3層)
(39.6)
ワカメ
174.9
(16.8)
447.7 )
166.7
(16.0)
35.5
〜
65.3
79.6
89.2
( − )
0.1
(35.5)
(11.8)
35 )
718.7 )
0.0
ヒジキ
92.4
(41.3)
53.6
52.4
(42.4)
ノコギリモク
(24.0)
マクサ
()内は組成比率(%)
(
12.5
ノコギリモク
18.2
〜
10.7
ミル
ヒジキ
31
123.5
ヒジキ
54.7
(
20.4
ヒジキ
412.2
主な出現種と
22.2
〜
10.3
緑藻植物門
33
35 )
223.6
湿重量 紅藻植物門
(%)
66
37.9
(30.7)
アカモク
17.5
(11.4)
13.5
(10.9)
ノコギリモク
16.7
(10.8)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑118 付着生物(植物)の出現状況(平成 26 年度)【苅田港環境監視調査】
項目/調査時期
平成26年5月15日
(春季:3点)
総出現種類数
37
地点別平均種類数
12
3層合計 (範囲)
( 4
〜
24 )
地点別平均湿重量(3層合計)
681.8
2
( 1.9
〜
2468.33 )
(範囲:g/m ×3層)
湿重量 紅藻植物門
20.2
組成比 褐藻植物門
31.8
(%) 緑藻植物門
48.1
その他
+
ミル
326.5
(47.9)
主な出現種と
ワカメ
その平均湿重量
176.8
(25.9)
(g/m2 ×3層)
平成26年9月1日
(夏季:3点)
25
4
( 0
〜
17 )
73.8
( 0.0
〜
581.55 )
89.7
0.2
10.1
+
マクサ
32.0
(43.4)
ウスカワカニノテ
31.8
(43.1)
ミル
7.4
(10.1)
平成26年11月7日
(秋季:3点)
28
12
( 6
〜
23 )
12.6
( 0.01
〜
112.93 )
97.6
2.4
0.1
+
ウスカワカニノテ
7.6
(60.3)
平成27年2月5〜6日
(冬季:3点)
36
20
( 14
〜
30 )
32.69
( 0.46
〜
291.43 )
73.6
26.3
0.0
+
ウスカワカニノテ
12.9
(39.5)
ヒジキ
8.07
(24.7)
マクサ
6.01
(18.4)
()内は組成比率(%)
注)主な出現種は平均出現湿重量の上位 5 種(但し、組成比 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3‑251
【地点A】
(種類)
は回帰直線を示す
50
45
40
35
種類数
30
25
20
15
10
年度
年度
年度
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
秋季
夏季
冬季
年度
(g/m2 )
8000
7000
6000
三層の平均湿重量
5000
4000
3000
2000
春季
年度
アナアオサ
アオサ属
サナダグサ
カイノリ
イトグサ属
珪藻綱
アナアオサ
サナダグサ
イトグサ属
年度
夏季
アオサ属ミル
カイノリ フダラク
珪藻綱シワヤハズ
ミル
アミジグサ
フダラク カバノリ
シワヤハズ ワカメ
アミジグサ
カバノリ
ワカメ
年度
秋季
フクロノリ フクロノリ
ミゾオゴノリミゾオゴノリ
その他 その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
ウスカワカニノテ
ウスカワカニノテ
オゴノリ属
オゴノリ属
2
2
冬季
マクサ
マクサ
ベニスナゴ
ベニスナゴ
年度
オバクサ
オバクサ
タオヤギソウ
タオヤギソウ
【地点B】
(種類)
は回帰直線を示す
50
45
40
種類数
35
30
25
20
15
10
年度
年度
年度
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
秋季
夏季
冬季
年度
(g/m2 )
8000
7000
6000
三層の平均湿重量
5000
4000
3000
2000
春季
年度
アナアオサ
ボタンアオサ
アナアオサ
マクサ
ヒジキ マクサ
スギノリ属
ウミウチワスギノリ属
ツルアラメ
ツルアラメ
ウスカワカニノテ
ヤハズグサ属
シダモク ヤハズグサ属
夏季
フクリンアミジ
アナアオサ
フクリンアミジ
ウスカワカニノテ
アカモクウスカワカニノテ
カバノリ
マクサ カバノリ
モサスギ属
モサスギ属
カニノテ属
その他
その他
サンゴモ属
年度
ヒジキ
ミルヒジキ
カニノテ属
タマハハキモク
カニノテ属
イバラノリ
イバラノリ
ソゾ属
ワカメ
ワカメ
ツノマタ属
2
2
エゾヤハズ
秋季
アカモク
フクロノリ
アカモク
キントキ属
フシツナギ属
キントキ属
コスジフシツナギ
コスジフシツナギ
オゴノリ属
ソゾ属
ソゾ属
タオヤギソウ
その他
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
冬季
年度
タマハハキモク
ワカメ
タマハハキモク
カイノリ
ホンダワラ属
カイノリ
クロソゾ
クロソゾ
ムカデノリ
ノコギリモク
ノコギリモク
ピリヒバ
2
ホンダワラ属
シワヤハズ
ホンダワラ属
スギノリ
アオサ属
スギノリ
コザネモ
コザネモ
イバラノリ属
エンドウモク
エンドウモク
カバノリ
注)個体数、湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑128(1) 付着生物(植物)の種類数・湿重量の経年変化(地点 A、B)
3‑252
年度
【地点C】
(種類)
は回帰直線を示す
50
53
45
40
30
25
未
実
施
20
未
実
施
10
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
15
年度
年度
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
種類数
35
秋季
夏季
冬季
年度
(g/m2 )
8000
7000
6000
三層の平均湿重量
5000
4000
3000
2000
春季
年度
夏季
フクロノリ
アミジグサ科
アマノリ属
スギノリ
イバラノリ
ワカメ
ソゾ属
マクサ
ツノマタ属
ヒラアオノリ
年度
年度
秋季
ヤハズグサ
アカモク
オバクサ
フシツナギ属
ハイウスバノリ属
シワヤハズ
ツルアラメ
ウスカワカニノテ
ムカデノリ
藍藻綱
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
1000
冬季
ヒジキ
ミル
カニノテ属
シキンノリ
その他
年度
シダモク
タマハハキモク
カイノリ
コザネモ
2
【地点D】
(種類)
は回帰直線を示す
50
45
40
30
25
20
15
未
実
施
未
実
施
未
実
施
10
未
実
施
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
年度
年度
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
種類数
35
秋季
夏季
冬季
年度
(g/m2 )
8000
7000
6000
4000
3000
2000
春季
年度
ヒラアオノリ
ヒラアオノリ
フクロノリ
フクロノリ
カニノテ属
カニノテ属
タオヤギソウ
タオヤギソウ
オゴノリ属
オゴノリ属
夏季
ボウアオノリ
ボウアオノリ
ムチモ
ムチモシオグサ属
シオグサ属
マクサ
マクサソゾ属
ソゾ属
年度
ウスバアオノリ
ウスバアオノリ
シダモク
シダモク
アカモク
アカモク
オバクサ
オバクサ
ワカメ
ワカメ
年度
秋季
アオノリ属
アオノリ属
ヒジキ
ヒジキコスジフシツナギ
コスジフシツナギ
ホンダワラ属
ホンダワラ属
フシツナギ
フシツナギ
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均湿重量
5000
ミル
ミル ヒメテングサ
ヒメテングサ
イギス科
イギス科
フダラク
フダラク
その他
その他
冬季
カヤモノリ
カヤモノリ
ウスカワカニノテ
ウスカワカニノテ
タマハハキモク
タマハハキモク
カバノリ
カバノリ
2
2
注)個体数、湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑128(2) 付着生物(植物)の種類数・湿重量の経年変化(地点 C、D)
3‑253
年度
【地点E】
(種類)
は回帰直線を示す
50
45
40
35
未
実
施
25
未
実
施
20
15
未
実
施
10
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
年度
年度
春季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
種類数
30
秋季
夏季
冬季
その他190
アカモク6768
(g/m2 )
8000
年度
その他847
7000
6000
三層の平均湿重量
5000
4000
3000
2000
春季
未
実
施
年度
年度
夏季
ボタンアオサ
ヒジキ
ウミウチワ
ウスカワカニノテ
シダモク
アナアオサ
アカモク
マクサ
カニノテ属
サンゴモ属
年度
秋季
ミル
タマハハキモク
ソゾ属
ツノマタ属
エゾヤハズ
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
未
実
施
1000
フクロノリ
フシツナギ属
オゴノリ属
タオヤギソウ
その他
ワカメ
ホンダワラ属
ムカデノリ
ピリヒバ
2
冬季
年度
シワヤハズ
アオサ属
イバラノリ属
カバノリ
【地点F】
(種類)
は回帰直線を示す
50
45
40
35
種類数
30
25
20
15
未
実
施
未
実
施
年度
年度
年度
春季
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
0
出
現
な
し
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
秋季
夏季
冬季
年度
(g/m2 )
8000
7000
6000
4000
3000
2000
年度
秋季
冬季
年度
ワカメ
ヒメテングサ
フタツガサネ属
25
23
フクロノリ
ウスカワカニノテ
タオヤギソウ
21
19
ミル
マオウカニノテ
カバノリ
15
13
シオグサ属
アマノリ属
イソダンツウ
系列37
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
夏季
8000アオサ属
ホンダワラ属
-2000オバクサ
その他
17
年度
11
アナアオサ
ホンダワラ
マクサ
イトグサ属
9
春季
出
現
な
し
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H…
1000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均湿重量
5000
注)個体数、湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
図 3.1‑128(3) 付着生物(植物)の種類数・湿重量の経年変化(地点 E、F)
3‑254
1000
0
春季
アオノリ属
ヒジキ
カニノテ属
ムカデノリ
タオヤギソウ
夏季
5
未
実
施
年度
未
実
施
ユレモ科
フクロノリ
テングサ科
その他
年度
春季
年度
アナアオサ
アカモク
ヒメテングサ
フダラク
マサゴシバリ
未
実
施
アオノリ属
アカモク
イソダンツウ
2
夏季
年度
夏季
年度
アオサ属
ウスカワカニノテ
タオヤギソウ
20
夏季
年度
未
実
施
ミル
タマハハキモク
マクサ
スジムカデ
ソゾ属
年度
3‑255
ワカメ
ベニモズク
オバクサ
オキツノリ
その他
ミル
ヒメテングサ
イギス属
秋季
未
実
施
未
実
施
秋季
シダモク
マオウカニノテ
イソダンツウ
カバノリ
2
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
5
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
未
実
施
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
未
実
施
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
1000
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均湿重量
10
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
種類数
0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
三層の平均湿重量
種類数
【地点G】
(種類)
50
は回帰直線を示す
45
35
40
30
25
20
15
出
現
な
し
未
実
施
(g/m2 )
秋季
年度
冬季
出
現
な
し
年度
(種類)
50
秋季
冬季
冬季
図 3.1‑128(4) 付着生物(植物)の種類数・湿重量の経年変化(地点 G、H)
年
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
未
実
施
ハネモ属
マクサ
イトグサ属
冬季
年度
【地点H】
は回帰直線を示す
45
40
35
30
25
未
実
施
15
未
実
施
(g/m2 )
年度
年
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
未
実
施
ホンダワラ
ウスカワカニノテ
カイノリ
コスジフシツナギ
年度
注)個体数、湿重量の凡例には、各調査地点の上位 5 種(但し、組成比率 10%以上)を示す。
出典:「苅田港環境監視調査」(国土交通省九州地方整備局苅田港湾事務所、福岡県苅田港務所 平成 27 年 3 月)
3) 微小底生藻類
曽根干潟における微小底生藻類については、国土交通省が継続的に調査を実施し
ている。調査概要は表 3.1‑119、調査地点は図 3.1‑129 に示すとおりである。また、
調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における微小底生藻類の出現状況(平成 26 年度)は表
3.1‑120 に示すとおりであり、総出現種類数は 23〜33 種、平均出現種類数は 11〜13
種、平均出現細胞数は 69,933〜510,733 細胞/cm2、主な出現種は珪藻綱のナビキュラ
属(Navicula sp.)やアンフォラ属(Amphora sp.)等である。
各地点における種類数、細胞数の経年変化は、図 3.1‑130 に示すとおりであり、
種類数は、いずれの地点においても増加傾向がみられる。細胞数は、年度によりば
らつきがみられるが、春季及び冬季でやや多く、夏季及び秋季で少ない傾向となっ
ている。
表 3.1‑119 微小底生藻類の調査概要
出
典
1
調査地点
図 3.1‑129
に示す 6 地点
(■)
調査層
1層
表層泥
調査期間
調査頻度
調査方法
平成
6〜26 年度※
4 回/年
(四季)
5cm 四方のコドラートを用いて、1
地点当たり 3 回採泥し、実験室に
搬入
※平成 6 年度は冬季のみの実施である。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
3‑256
平成 27 年 3 月)
図 3.1‑129 微小底生藻類の調査地点
表 3.1‑120 微小底生藻類の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
平成26年5月15〜16日
平成26年8月11〜12日
平成26年11月4〜5日
平成27年1月20〜21日
(春季:6点)
(夏季:6点)
(秋季:6点)
(冬季:6点)
総出現種類数
23
31
33
27
平均出現種類数
11
12
12
13
項目/調査時期
(範囲)
( 9
平均出現細胞数
(範囲:細胞/cm2)
〜
( 60,000
〜
Amphora sp.
48,733
主な出現種と
その平均細胞数
2
(細胞/cm )
( 9
47,400
〜
16 )
(34.5)
216,000 )
( 40,400
〜
48,000
(33.5)
36,800
320,800 )
17,933
(33.1)
〜
15 )
( 11
13,800
(25.4)
13,200
(19.7)
12,067
(18.9)
10,667
155,600 )
( 155,200
〜
1,074,800 )
141,600
(27.7)
113,067
(22.1)
Amphora sp.
(17.3)
Berkeleya sp.
(11.4)
15 )
Nitzschia sp.
Amphora sp.
(12.4)
〜
510,733
Navicula sp.
Fragilaria sp.
Nitzschia sp.
16,467
( 32,000
Navicula sp.
Navicula sp.
(18.6)
〜
69,933
Amphora sp.
Navicula sp.
( 9
145,067
Fragilaria sp.
Nitzschia sp.
26,333
()内は組成比(%)
14 )
141,400
108,467
(21.2)
Pleurosigma sp.
(15.3)
51,400
(10.1)
Nitzschia sp.
8,000
(11.4)
注)主な出現種は平均出現個体数の上位 5 種(但し、組成比 10%以上)を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
3‑257
10 0
春季
年度
年度
夏季
夏季
年度
3‑258
秋季
(種類)
年度
秋季
秋季
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点13】
30
は回帰直線を示す
25
20
15
10
5
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/cm2)
10 7
10 6
細
胞
4
数 10
10 5
10 3
10 2
10 1
【地点14】
年度
冬季
年度
冬季
図 3.1‑130(1) 微小底生藻類の種類数・細胞数の経年変化(地点 13、14)
平成 27 年 3 月)
年度
30
は回帰直線を示す
25
20
15
10
5
0
冬季
年度
(細胞/cm2)
10 7
10 6
細
胞 10 4
数
10 5
10 3
10 2
10 1
年度
10 0
春季
年度
年度
夏季
夏季
年度
3‑259
秋季
(種類)
年度
秋季
秋季
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点15】
30
は回帰直線を示す
25
20
15
10
5
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/cm2)
10 7
10 6
細
胞
4
数 10
10 5
10 3
10 2
10 1
【地点16】
年度
冬季
年度
冬季
図 3.1‑130(2) 微小底生藻類の種類数・細胞数の経年変化(地点 15、16)
平成 27 年 3 月)
年度
30
は回帰直線を示す
25
20
15
10
5
0
冬季
年度
(細胞/cm2)
10 7
10 6
細
胞
4
数 10
10 5
10 3
10 2
10 1
年度
10 0
春季
春季
年度
年度
夏季
年度
夏季
年度
3‑260
秋季
(種類)
年度
秋季
秋季
年度
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
(種類)
H6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
夏季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点18】
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
10 0
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
春季
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
出
現
種
類
数
H7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
【地点17】
30
は回帰直線を示す
25
20
15
10
5
0
秋季
年度
冬季
年度
(細胞/cm2)
10 7
10 6
細
胞
4
数 10
10 5
10 3
10 2
10 1
年度
冬季
年度
冬季
図 3.1‑130(3) 微小底生藻類の種類数・細胞数の経年変化(地点 17、18)
平成 27 年 3 月)
年度
30
は回帰直線を示す
25
20
15
10
5
0
冬季
年度
(細胞/cm2)
10 7
10 6
細
胞
4
数 10
10 5
10 3
10 2
10 1
年度
4) 付着藻類
曽根干潟後背地における付着藻類については、北九州市による調査が実施されて
いる。調査概要は表 3.1‑121、調査地点は図 3.1‑131 に示すとおりである。
曽根漁港海域環境調査における付着藻類の出現状況(平成 7〜8 年)は表 3.1‑122
に示すとおりであり、総出現種類数は 41〜58 種、平均出現細胞数は 218〜2,179×103
細胞/cm3、主な出現種は珪藻類のニッチア フルスツルム(Nitzschia frustulum)、
藍藻類のホモエオスリックス バリアンス(Homoeothrix varians)等である。
各地点における種類数、細胞数の季別変化は図 3.1‑132 に示すとおりであり、種
類数、細胞数ともに明確な季節変化は認められず、地点間に大きな差異はみられな
い。
表 3.1‑121 付着藻類の調査概要
出
典
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
流水中の地点より取り上げた平滑
図 3.1‑131
4 回/年
な石の上面で方形枠(5cm×5cm)
に示す 4 地点
−
平成 7〜8 年
(四季)
を用いて 1 地点 2 回採取
(△)
出典:1.「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
1
図 3.1‑131 付着藻類の調査地点
3‑261
表 3.1‑122 付着藻類の出現状況(平成 7〜8 年)【曽根漁港海域環境調査】
平成7年8月26日
平成7年10月23日
平成8年1月20日
平成8年3月19日
(夏季:4点)
(秋季:4点)
(冬季:4点)
(春季:4点)
総出現種類数
50
50
58
41
平均出現種類数
(範囲)
平均出現細胞数
24
〜
222
〜
3.2
〜
22
〜
218
〜
2.6
〜
27
〜
2,179
〜
4.2
〜
24
〜
1,926
〜
4.3
〜
項目/調査時期
3
15
2
(範囲:×10 細胞/cm )
平均沈殿量
2
(範囲:mL/50cm )
37
1.2
35
391
109
1.1
33
14
380
216
3.5
Nitzschia frustulum
(49.3)
Homoeothrix varians *
67
15
5.1
Nitzschia frustulum
主な出現種と
その平均出現細胞数
(細胞/L)
16
147
22
21
4,028
392
6.0
2.0
Nitzschia frustulum
(67.6)
717
(10.3)
477
(32.9)
283
3,433
8.5
495
(25.7)
Rhoicosphaenia abbreviata
(21.9)
333
Navicula perminuta
()内は組成比(%)
27
Nitzschia frustulum
Navicula gregaria
Homoeothrix varians *
(30.0)
1.75
38
(17.3)
Navicula salinarum
(13.0)
202
(10.5)
Navicula recens
195
(10.1)
注)1.主な出現種は、細胞数組成比率 10%以上の上位 5 種を示す。
2.*の種は糸状体で計数
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市 平成 8 年 3 月)
【R‑1】
【R‑2】
【R‑3】
【R‑4】
(種類)
70
60
50
出
現 40
種
類 30
数
20
10
0
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
(×10 細胞/cm2)
107
106
105
出
104
現
細 103
胞
数 102
101
100
夏季
秋季
冬季
春季
(H7.8) (H7.10) (H8.1) (H8.3)
出典:「曽根漁港海域環境調査報告書」(北九州市
平成 8 年 3 月)
図 3.1‑132 付着藻類の種類数・細胞数の季別変化
3‑262
5) 藻場、海藻草類
a. 自然環境保全基礎調査
「第 5 回自然環境保全基礎調査 海辺調査」(環境庁 平成 10 年)によると、事
業実施区域周囲の海域では、藻場(面積 1ha 以上)の分布は確認されていない。
b. 曽根干潟周辺
(a) 北九州市による調査
曽根干潟における海藻草類については、北九州市による調査が実施されている。
調査概要は表 3.1‑123 に示すとおりである。
曽根干潟環境調査における干潟底生生物の目視調査時に、観察された海藻草類
の出現状況は表 3.1‑124 に示すとおりであり、10 ヵ年の調査で 4 種の海藻草類が
確認されている。また、コアマモは、福岡県のレッドデータブックに重要な種と
して選定されている。
表 3.1‑123 海藻草類の調査概要
出
典
1
調査地点
曽根干潟周辺
調査層
調査期間
調査頻度
−
平成 10、13、17、
19〜25 年度
1 回/年
調査方法
目視観察
注)1.調査季は年度によって異なる。
2.海藻草類は、干潟底生生物の目視調査時に観察できた種をとりまとめたものであり、海藻草類を
対象とした調査は実施していない。
出典:1.「曽根干潟環境調査」(北九州市 平成 10、13、17、19〜25 年度)
表 3.1‑124 海藻草類の出現状況
種名\調査年度
H10
H13
H17
H19
H20
H21
H22
アナアオサ
○
○
ボウアオノリ
○
オゴノリ
○
コアマモ
○
○
合計
0種
0種
2種
1種
2種
0種
1種
注)○は確認された種を示す。
出典:「曽根干潟環境調査」(北九州市 平成 10、13、17、19〜25 年度)
3‑263
H23
H24
H25
0種
0種
○
1種
(b) 国土交通省による調査
曽根干潟における海藻草類については、国土交通省が継続的に調査を実施して
いる。調査概要は表 3.1‑125、調査地点は図 3.1‑133 に示すとおりである。また、
調査結果は最新年度を示す。
新門司沖環境監視調査における干潟底生生物(メガロベントス)調査時に、目
視観察された海藻草類の出現状況(平成 26 年度)は表 3.1‑126 に示すとおりであ
り、5 種の海藻草類が確認されている。
種類数の経年変化は表 3.1‑127 に示すとおりであり、種類数は 0〜5 種の範囲で
大きな増減はみられない。また、アマモ及びコアマモは、福岡県のレッドデータ
ブックに重要な種として選定されている。
表 3.1‑125 海藻草類の調査概要
出
典
調査地点
調査層
調査期間
調査頻度
調査方法
1層
図 3.1‑133
干潟底生生物(メガロベントス)
平成
4 回/年
に示す 6 地点 海底面
調査時の観察枠内における目視観
6〜26 年度※
(四季)
(■)
察
※平成 6 年度は冬季のみの実施である。
注)海藻草類は、干潟底生生物(メガロベントス)調査時に観察枠内で目視観察できた種をとりまとめ
たものであり、海藻草類を対象とした調査は実施していない。
出典:1.「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
1
図 3.1‑133 海藻草類の調査地点
3‑264
表 3.1‑126 海藻草類の出現状況(平成 26 年度)【新門司沖環境監視調査】
調査時期
種名
褐藻植物門
平成26年5月15、16日
(春季:6点)
最小値〜最大値
平均
平成26年8月11、12日
(夏季:6点)
最小値〜最大値
平均
平成26年11月4、5日
(秋季:6点)
最小値〜最大値
平均
単位:被度(%)
平成27年1月20、21日
(冬季:6点)
最小値〜最大値
平均
ハバノリ属
〜
〜
〜
0
〜
r
−
ツルモ
〜
〜
〜
0
〜
r
−
種子植物門 アマモ
0
〜
r
−
〜
緑藻植物門 アオノリ属
0
〜
r
−
〜
〜
0
〜
r
−
〜
〜
種類数
0
〜
3
3
0
〜
0
0
0
〜
1
1
0
〜
3
3
個体数
0
〜
r
−
0
〜
0
−
0
〜
0
−
0
〜
r
−
アオサ属
0
〜
r
−
〜
0
〜
−
r
−
〜
−
注)1.表内の数値は、観察枠毎の値であり、12 枠(6 地点)の個体数範囲と平均を示す。
2.被度は 10%区切りで、r は 10%未満を示す。
3.種類数の平均欄は、総種類数を示す。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 平成 27 年 3 月)
表 3.1‑127 海藻草類の種類数の経年変化
種名\調査年度
単子葉植物 コアマモ
綱
アマモ
シオミドロ科
ハバノリ属
褐藻綱
カヤモノリ
ツルモ
ウシケノリ
紅藻綱
アマノリ属
オゴノリ
アオノリ属
ボウアオノリ
アオサ属
アオサ藻綱
アナアオサ
シオグサ属
ハネモ
珪藻綱
珪藻綱
合 計
種名\調査年度
単子葉植物 コアマモ
綱
アマモ
シオミドロ科
ハバノリ属
褐藻綱
カヤモノリ
ツルモ
ウシケノリ
紅藻綱
アマノリ属
オゴノリ
アオノリ属
ボウアオノリ
アオサ属
アオサ藻綱
アナアオサ
シオグサ属
ハネモ
珪藻綱
珪藻綱
合 計
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
4種
○
4種
○
3種
○
4種
H24
H25
H26
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
0種
4種
5種
4種
5種
5種
5種
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
4種
○
3種
1種
○
2種
○
○
○
○
○
○
3種
1種
3種
○
1種
注)1.○は確認された種を示す。
2.平成 6 年度は冬季のみ実施である。
出典:「生態系調査」(国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所
3‑265
○
○
○
○
3種
5種
平成 6〜26 年度)
(3) 重要な種及び群落
植物の重要な種及び群落は、既存文献をもとに、表 3.1‑128 に示す基準に該当す
る重要な植物及び植物群落を抽出し、その結果は表 3.1‑129 及び表 3.1‑130 に示す
とおりである。
重要な種は 18 種、重要な群落は 11 群落が確認されている。
表 3.1‑128 植物の重要な種及び群落の選定基準
番号
法律及び文献名等
選定基準となる区分
①
「文化財保護法」(昭和 25 年
律第 214 号)
②
「絶滅のおそれのある野生動植物
の種の保存に関する法律」(平成
4 年 法律第 75 号)
「レッドデータブック 2014 −
日本の絶滅の恐れのある野生生物
−(8 植物Ⅰ、9 植物Ⅱ)」(平成
27 年 環境省)
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
法
特天:特別天然記念物に指定された植物及び植物群落
天記:天然記念物に指定された植物及び植物群落
県:福岡県指定天然記念物
国内:国内希少野生動植物種
国際:国際希少野生動植物種
EX:絶滅
EW:野生絶滅
CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類
CR:絶滅危惧ⅠA 類
EN:絶滅危惧ⅠB 類
VU:絶滅危惧Ⅱ類
NT:準絶滅危惧
DD:情報不足
LP:絶滅のおそれのある地域個体群
「第 5 回自然環境保全基礎調査
A:原生林もしくはそれに近い自然林
特定植物群落調査」(平成 5〜10
B:国内若干地域に分布するが、極めて稀な植物群落または個体群
年 環境庁)
C:比較的普通に見られるものであっても、南限、北限、隔離分布等分
布限界になる産地に見られる植物群落または個体群
D:砂丘、断崖地、塩沼地、湖沼、河川、湿地、高山、石灰岩地等の特
殊な立地に特有な植物群落または個体群で、その群落の特徴が典型
的なもの
E:郷土景観を代表する植物群落で、特にその群落の特徴が典型的なもの
F:過去において人工的に植栽されたことが明らかな森林であっても、
長期にわたって伐採等の手が入っていないもの
G:乱獲その他人為の影響によって、当該都道府県内で極端に少なくな
るおそれのある植物群落または個体群
H:その他、学術上重要な植物群落または個体群
「植物群落レッドデータブック
4:緊急に対策必要(緊急に対策を講じなければ群落が崩壊する)
1996 我が国における緊急な保護
3:対策必要(対策を講じなければ群落の状態が徐々に悪化する)
を必要とする植物群落の現状と対 2:破壊の危惧(現在は保護対策が功を奏しているが、将来は破壊の危
策」(平成 8 年 財団法人日本自然
惧が大きい)
保護協会)
1:要注意(当面、新たな保護対策は必要ないが、監視は必要)
「日本の希少な野生水生生物に関 減傾:長期的にみて減少しつつあるもの
するデータブック」(平成 10 年
減少:明らかに減少しているもの
水産庁)
希少:存在基盤が脆弱な種・亜種
危急:絶滅の危機が増大している種・亜種
絶危:絶滅の危機に瀕している種・亜種
地個:保護に留意すべき地域個体群
「福岡県の希少野生生物−福岡県 EX:絶滅
EW:野生絶滅
レッドデータブック 2011 植物
CR:絶滅危惧ⅠA 類
EN:絶滅危惧ⅠB 類
群落・植物・哺乳類・鳥類−」(平 VU:絶滅危惧Ⅱ類
NT:準絶滅危惧
DD:情報不足
成 23 年 福岡県)
CR+EN:絶滅危惧ⅠA 類及び絶滅危惧ⅠB 類
CR+EN+VU:絶滅危惧ⅠA 類、絶滅危惧ⅠB 類及び絶滅危惧Ⅱ類
【植物群落カテゴリー】
Ⅰ:緊急に対策必要
Ⅱ:対策必要
Ⅲ:破壊の危惧
Ⅳ:要注意
「福岡県環境保全に関する条例」 【地域象徴動植物】
(昭和 47 年施行 平成 14 年改正) 北九州市:イチイガシ、ツツジ
に基づき指定された地域の人々に 苅田町 :クスノキ
親しまれている動植物
【環境指標の森】
北九州市:北九州中央公園、河頭公園
※事業実施区域周囲に環境指標の森は存在しない
苅田町 :指定なし
「北九州市の希少野生生物」
○:掲載種
(平成 20 年 北九州市)
3‑266
表 3.1‑129 重要な種の一覧(植物)
No.
1
分類
種名
陸生植物
①
②
重要な種の選定基準
④
⑤
⑥
③
ミズワラビ
⑦
⑧
⑨
EN
2
3
4
5
6
7
8
9
コギシギシ
VU
クスノキ
ミゾコウジュ
NT
カワヂシャ
NT
タヌキモ
NT
リュウノヒゲモ
NT
イトモ
NT
ヒメコウガイ
ゼキショウ
10
シラン
NT
11
ギンラン
12
塩生植物
ハマボウ
13
ハマサジ
NT
14
ウラギク
NT
15
シバナ
NT
16
海生植物
ホソアヤギヌ
NT
17
コアマモ
18
アマモ
合計: 18 種
0種
0 種 11 種
注)重要な種の選定基準は、表 3.1‑128 に対応している。
VU
○
NT
NT
EN
EN
EN
0種
0種
0種
○
○
VU
○
NT
VU
VU
VU
EN
EN
○
DD
NT
16 種
○
○
○
1種
7種
⑧
⑨
0群落
0群落
表 3.1‑130 重要な群落の一覧(植物群落)
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
群
落
名
①
②
沼八幡のスダジイ林
貴船神社のスダジイ林
内尾薬師のアラカシ林
ハマボウ群落
ヨシ群落
シオクグ群落
ナガミノオニシバ群落
シバナ群落
ハマサジ群落
ハママツナ群落
アイアシ群落
③
重要な植物群落の選定基準
④
⑤
⑥
⑦
E
AEH
DH
合計: 11 群落
0群落 0群落 0群落 3群落
注)重要な群落の選定基準は、表 3.1‑128 に対応している。
3‑267
1
1
1
3群落
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅱ
0群落
11群落
3.1.5.3 生態系
事業実施区域周囲における生態系の基盤となる自然環境の状況から、生物の生
息基盤の状態を基に類型区分すると、図 3.1‑134 に示すように次の 3 つに区分さ
れる。
1) 護岸・岩礁部
海域
2) 干潟部
3) 浅海部
上記の各類型の中に成立する生態系の概要は、次のとおりである。
(1) 護岸・岩礁部
事業実施区域周囲の水際線のうち、苅田港周辺海域は大部分が護岸、防波堤や消
波ブロックからなっている。また、一部に自然海岸の岩礁が存在する。
護岸・岩礁部には、クログチ、オオヘビガイ、イワフジツボ、サンカクフジツボ
等の付着生物(動物)やワカメ、アカモク、マクサやウスカワカニノテ等の付着生
物(植物)が生息・生育しており、ゴカイ類等の小型底生生物やヨコエビ類等の小
型甲殻類、小型魚類の生息の場としても機能している。
付着生物(動物)
クログチ
オオヘビガイ
イワフジツボ
サンカクフジツボ等
小型魚類
護岸・岩礁部イメージ図
底生生物
ゴカイ類
小型甲殻類(ヨコエビ類)
3‑268
付着生物(植物)
ワカメ
アカモク
マクサ
ウスカワカニノテ等
(2) 干潟部
事業実施区域周囲の沿岸部には、「日本の重要湿地 500」(環境省)に選定されて
いる曽根干潟をはじめとして、新浜町干潟、白石干潟、蓑島干潟が点在する。
苅田港の北側に位置する曽根干潟は、北九州市内最大の干潟であり、主に砂泥質
からなっている。曽根干潟には、ゴカイ類、ホトトギスガイやシオフキガイのほか、
マテガイ、アサリといった有用な二枚貝類、重要種のカブトガニ等の底生生物が多
く生息するほか、魚類や甲殻類が生息しており、干出時には多くの鳥類が飛来し、
これら底生動物などを捕食する。曽根干潟を利用する鳥類は、主に秋・冬に飛来す
るカモ類、シギ類、カモメ類等の水鳥である。
底生生物
ゴカイ類
甲殻類
二枚貝類等
カブトガニ
魚類
鳥類
カモ類
シギ類
カモメ類等
干潟部イメージ図
(3) 浅海部
事業実施区域周囲の海域は、大部分が水深 10m 以浅の浅海域であり、底質は主に
シルト分からなっている。潮流は概ね海岸に沿う方向の往復流である。
浅海部では、クリプトモナス目(Cryptomonadales)等の植物プランクトン、カイ
アシ類のノープリウス期幼生等の動物プランクトンが分布しており、これらはカタ
クチイワシ等のプランクトン食性の小型魚類の餌となる。カタクチイワシ、コノシ
ロ等の小型魚類は、スズキ等の魚食性の魚類やカモメ類等の鳥類によって捕食され
る。また、底層部には、底生生物のゴカイ類や二枚貝類、アカエイ等の底魚やシャ
コ、イシガニ等の甲殻類、スナヒトデ、マナマコ等の棘皮動物が生息する。
動物・植物プランクトン
小型魚類
カタクチイワシ
コノシロ等
底生生物
ゴカイ類
二枚貝類
底魚(アカエイ等)
甲殻類(シャコ、イシガニ等)
棘皮動物(スナヒトデ、マナマコ等)
浅海部イメージ図
3‑269
注)干潟の分布は、「自然環境情報 GIS データ
ター)による。
藻場・干潟調査」(環境省自然環境局生物多様性セン
図 3.1‑134 事業実施区域周囲の環境類型区分
3‑270
3.1.6 景観及び人と自然との触れ合いの活動の場の状況
3.1.6.1 景観
事業実施区域周囲における自然景観資源及び眺望点の分布を図 3.1‑135 に示す。
事業実施区域周囲における自然景観資源としては、沿岸部に間島海岸等の自然海
岸(浜)が分布している。また、事業実施区域周囲における眺望点としては、松
山城跡等がある。
出典:「第 3 回自然環境保全基礎調査 福岡県自然環境情報図」(環境庁
「北九州市自然百選」(北九州市環境局)
「苅田町観光ガイドブック かんだ旅物語」(苅田町)
図 3.1‑135 自然景観資源及び眺望点の分布
3‑271
平成元年)
3.1.6.2 人と自然との触れ合いの活動の場
事業実施区域周囲における人と自然との触れ合いの活動の場の分布は、表
3.1‑131、図 3.1‑136 に示すとおりである。
事業実施区域周囲の陸域における人と自然との触れ合いの活動の場としては、
「松山城跡」や「向山公園」等がある。また、事業実施区域周囲の海域における
人と自然との触れ合いの活動の場としては、「曽根干潟」等がある。
表 3.1‑131 人と自然との触れ合いの活動の場
番号
名
称
1
昭和池公園
2
曽根干潟
3
松山城跡
4
向山公園
5
臨海公園
6
白石干潟
注)表中の番号は図 3.1‑136 と対応している。
出典 : 「福岡県観光情報 クロスロードふくおか」(http://www.crossroadfukuoka.jp/jp/)
「北九州の観光案内」、「北九州市観光ガイドブック もりたび」、「たびなび北九
州観光特選ロードマップ」(北九州市産業経済局観光・コンベンション課
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/kankou/)
「北九州エリアぐるりん観光ナビ」(http://www.kitakyushu‑area.jp/)
「苅田町観光ガイドブック かんだ旅物語」(苅田町
http://www.town.kanda.lg.jp/kankou/̲2163.html)
苅田町ホームページ(http://www.town.kanda.lg.jp/kankou.html)
3‑272
注)図中の番号は表 3.1‑131 と対応している。
出典:「福岡県観光情報 クロスロードふくおか」、「北九州の観光案内」、「北九州市観光ガイドブ
ックもりたび」、「たびなび北九州 観光特選ロードマップ」、「北九州エリアぐるりん観光ナ
ビ」、「苅田町観光ガイドブック かんだ旅物語」、苅田町ホームページ
図 3.1‑136 人と自然との触れ合いの活動の場
3‑273
3.1.7 一般環境中の放射性物質の状況
対象事業実施区域は、福岡県京都郡苅田町に位置している。
福岡県は、対象事業実施区域から南南西約 8 ㎞に位置する福岡県行橋総合庁舎にお
いて、平成 24 年 3 月より大気中の放射線量−空間線量率(マイクロシーベルト/時)を定期的
に計測しており、平成 26 年における年平均の空間線量率は 0.054 マイクロシーベルト/時であ
る(参考:「ふくおか放射線・放射能情報サイト」(福岡県ホームページ
https://houshasen. pref.fukuoka.lg.jp/))。
測定局の位置は図 3.1‑137 に示すとおりである。
3‑274
出典:
「ふくおか放射線・放射能情報サイト」
(福岡県ホームページ
https://houshasen.pref.fukuoka.lg.jp/)
図 3.1‑137 放射性物質の測定地点
3‑275
3.2
社会的状況
3.2.1 人口及び産業の状況
3.2.1.1 人口
福岡県及び事業実施区域周囲地域の人口・世帯の状況を表 3.2‑1 に示す。
福岡県全体に対する事業実施区域周囲地域の人口は約 20%、世帯数は約 21%を
占めている。
また、事業実施区域周囲地域における平成 21 年度以降の人口の推移の状況は図
3.2‑1 に示すとおりであり、いずれの地域も人口は概ね横ばい傾向を示している。
表 3.2‑1 福岡県及び事業実施区域周囲地域における人口・世帯数の状況(平成 25 年度)
項
目
福岡県
人 口
(人)
世帯数
(世帯)
周囲地域
5,118,813
2,296,175
苅田町
36,178
15,900
北九州市
981,891
472,941
1,018,069
488,841
計
注)平成 26 年 1 月 1 日現在の値を示す。
出典:「住民基本台帳年報」(福岡県企画・地域振興部市町村支援課ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/juki‑jukinenpou.html)
人口(万人)
120
100
北九州市
苅田町
80
60
40
20
0
平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度
注)平成 21〜24 年度は各年度 3 月 31 日、平成 25 年度は平成 26 年 1 月 1 日現在の値を示す。
出典:「住民基本台帳年報」(福岡県企画・地域振興部市町村支援課ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/juki‑jukinenpou.html)
図 3.2‑1 事業実施区域周囲地域における人口の推移
3‑276
3.2.1.2 産業
(1) 産業構造
福岡県及び事業実施区域周囲地域における平成 22 年の産業別就業者数及びその割
合は図 3.2‑2 に示すとおりであり、各市町とも第 3 次産業の就業者数が最も多く、
次いで第 2 次産業、第 1 次産業の順となっている。
福岡県 2.9%
苅田町 1.3%
北九州市 0.8%
0%
19.8%
5.5%
71.8%
56.5%
36.7%
23.6%
5.5%
5.3%
70.4%
第1次産業(千人)
20%
北九州市
3
40%
苅田町
0
60%
80%
福岡県
66
第2次産業(千人)
100
6
448
第3次産業(千人)
299
9
1,624
分類不能(千人)
23
1
125
100%
出典:「平成 22 年国勢調査 産業等基本集計(労働力状態、就業者の産業など)」
(総務省統計局ホームページ:e‑Stat http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/)
図 3.2‑2 産業別就業者数及びその割合(平成 22 年)
3‑277
(2) 農業
福岡県及び事業実施区域周囲地域の農家数を表 3.2‑2 に、耕地面積を表 3.2‑3 に
示す。
農家数は苅田町で 492 戸、
北九州市で 3,003 戸であり、耕地面積は苅田町で 569ha、
北九州市で 2,380ha である。
また、福岡県の農業産出額は表 3.2‑4 に示すとおりである。
表 3.2‑2 農家数(平成 22 年)
区分
農
計
専業
地域
福 岡 県
苅 田 町
周囲
北九州市
地域
計
61,981
492
3,003
3,495
13,089
100
513
613
家 数 (戸)
販
売
兼
業
計
第1種
第2種
28,638
196
1,164
1,360
6,090
14
200
214
22,548
182
964
1,146
自給
20,254
196
1,326
1,522
注)「2010 年世界農林業センサス」平成 22 年 2 月 1 日現在の値を示す。
出典:「第 61 次福岡農林水産統計年報」(九州農政局福岡地域センター 平成 27 年 3 月)
表 3.2‑3 耕地面積(平成 26 年)
区分
耕
地
計
地域
福 岡 県
苅 田 町
周囲
北九州市
地域
計
面
積(ha)
田
84,900
569
2,380
2,949
畑
67,100
501
1,920
2,421
17,800
68
456
524
注)平成 26 年 7 月 15 日現在の値を示す。
出典:「第 61 次福岡農林水産統計年報」
(九州農政局福岡地域センター 平成 27 年 3 月)
表 3.2‑4 農業産出額(平成 25 年)
[単位:億円]
区分
地域
福 岡 県
耕
農 業
産出額
計
2,231
1,823
米 麦類 雑穀 豆類
448
34
0
21
種
工芸 種苗・
畜産
いも
野菜 果実 花き 農作 苗木類
類
物 その他
9
758
258
184
30
82
注)1.平成 25 年 12 月 31 日現在の値を示す。
2.表示単位未満を四捨五入しているため、計が一致しない場合がある。
出典:「第 61 次福岡農林水産統計年報」(九州農政局福岡地域センター 平成 27 年 3 月)
3‑278
392
加
工
農
作
物
17
(3) 漁業
1) 経営体数
福岡県及び事業実施区域周囲地域の漁業経営体数を表 3.2‑5 に示す。
主とする漁業種類別にみると、苅田町ではその他の漁業、刺網及びかき養殖、北
九州市ではその他の漁業、その他の釣及びかき養殖を主とする経営体が多くなって
いる。
表 3.2‑5(1) 主とする漁業種類別経営体数(平成 25 年)
[単位:経営体]
周囲地域
北九州市
計
22
24
9
9
−
−
58
65
11
11
30
30
74
74
−
−
12
15
27
30
113
122
−
−
61
64
−
−
−
−
−
−
−
−
417
444
地 域
福 岡 県
区 分
苅田町
2
底びき網
165
船びき網
105
−
まき網
11
−
刺網
296
7
海
はえ縄
77
−
面
いか釣
113
−
漁
その他の釣
460
−
業
地びき網
−
−
定置網
61
3
採貝・採藻
385
3
その他の漁業
283
9
のり養殖
665
−
99
3
海 かき養殖
−
−
面 ぶり養殖
養 わかめ養殖
9
−
殖 まだい養殖
2
−
その他の養殖
3
−
合 計
2,734
27
注)−:事実のないもの。
出典:「第 61 次福岡農林水産統計年報」(九州農政局福岡地域センター
平成 27 年 3 月)
表 3.2‑5(2) 経営体階層別経営体数(平成 25 年)
[単位:経営体]
周囲地域
北九州市
計
7
8
−
−
14
14
60
64
175
184
51
58
7
8
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
314
336
地 域
福 岡 県
区 分
苅田町
漁船非使用
71
1
−
無動力船のみ
−
1 トン未満
58
−
1〜3
297
4
3〜5
905
9
5〜10
321
7
漁 動
10〜20
95
1
船 力
20〜30
40
−
使 船
30〜50
3
−
用 使
50〜100
4
−
用
100〜200
2
−
200〜500
1
−
500〜1000
1
−
1000 トン以上
−
−
合 計
1,798
22
注)−:事実のないもの。
出典:「第 61 次福岡農林水産統計年報」(九州農政局福岡地域センター
「2013 年漁業センサス」(農林水産統計部)
3‑279
平成 27 年 3 月)
2) 漁獲量
福岡県及び事業実施区域周囲地域の魚種別漁獲量を表 3.2‑6 に示す。
漁獲量は北九州市で 3,282t となっており、魚種別漁獲量は、「たこ類」の占める
割合が高くなっている。
表 3.2‑6(1) 魚種別漁獲量(平成 25 年)
[単位:t]
地
魚
域
まぐろ類
114
‑
周囲地域
北九州市
0
魚類
かじき類
2
71
267
8
‑
242
‑
219
141
281
‑
8,016
178
10,093
3
3,915
162
435
‑
‑
‑
‑
‑
‑
84
82
1,336
317
191
345
1,124
340
‑
81
495
4,465
‑
‑
‑
‑
‑
x
‑
‑
‑
‑
‑
‑
‑
‑
‑
‑
‑
x
‑
‑
‑
‑
‑
‑
x
x
‑
‑
x
‑
‑
x
‑
‑
x
x
‑
‑
‑
0
‑
27
‑
0
‑
110
‑
174
4
0
‑
202
40
44
‑
‑
‑
‑
‑
‑
15
3
119
6
99
1
116
82
‑
6
49
432
‑
‑
‑
0
‑
27
‑
0
‑
110
‑
174
4
0
‑
202
40
44
‑
‑
‑
‑
‑
‑
15
3
119
6
99
1
116
82
‑
6
49
432
33,004
x
1,532
1,532
種
かつお類
かつお
そうだかつお類
さめ類
さけ・ます類
このしろ
にしん
いわし類
あじ類
さば類
さんま
ぶり類
ひらめ・かれ
い類
たら類
まいわし
うるめいわし
かたくちいわし
しらす
まあじ
むろあじ類
ひらめ
かれい類
まだら
すけとうだら
ほっけ
きちじ
はたはた
にぎす類
あなご類
たちうお
たい類
いさき
さわら類
すずき類
いかなご
あまだい類
ふぐ類
その他の魚類
小
計
まだい
ちだい・きだい
くろだい・へだい
福岡県
苅田町
計
0
注)1.統計数値については、表示単位未満を四捨五入しており、小計・合計と内訳の計が一致しな
いことがある。
2.0:単位に満たないもの。
3.−:事実のないもの。
4.x:個人又は法人その他の団体に関する秘密を保護するため、統計数値を公表しないもの。
5.合計の値に秘密保護上、統計数値を発表しないものの漁獲量は含まない。
出典:「漁業・養殖業生産統計」(農林水産省ホームページ:
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen̲gyosei/)
3‑280
表 3.2‑6 (2) 魚種別漁獲量(平成 25 年)
[単位:t]
地
魚
域
福岡県
種
いせえび
くるまえび
その他のえび類
ずわいがに
べにずわいがに
かに類
がざみ類
その他のかに類
おきあみ類
あわび類
さざえ
貝類
あさり類
ほたてがい
その他の貝類
するめいか
いか類
あかいか
その他のいか類
たこ類
うに類
海産ほ乳類
その他の水産動物
こんぶ類
海藻類
その他の海藻類
小 計
苅田町
0
41
377
‑
‑
304
2
‑
50
123
153
‑
2,690
824
‑
1,181
1,230
140
‑
3,369
‑
956
11,440
えび類
周囲地域
北九州市
‑
x
x
‑
‑
x
‑
計
‑
5
47
‑
‑
87
0
‑
24
78
0
‑
6
4
‑
420
730
27
‑
46
‑
276
1,750
‑
‑
x
‑
x
‑
‑
x
x
‑
‑
x
‑
‑
x
‑
5
47
‑
‑
87
0
‑
24
78
0
‑
6
4
‑
420
730
27
‑
46
‑
276
1,750
合 計
44,444
x
3,282
3,282
注)1.統計数値については、表示単位未満を四捨五入しており、小計・合計と内訳の計が一
致しないことがある。
2.0:単位に満たないもの。
3.−:事実のないもの。
4.x:個人又は法人その他の団体に関する秘密を保護するため、統計数値を公表しないもの。
5.合計の値に秘密保護上、統計数値を発表しないものの漁獲量は含まない。
出典:「漁業・養殖業生産統計」(農林水産省ホームページ:
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen̲gyosei/)
また、事業実施区域周囲地域を含む豊前海区におけるカキの養殖業について、生産
量の推移を図 3.2‑3 に示す。
(トン)
1,887
2,000
1,583
豊前海区
1,500
漁業生産量
1,000
1,801 1,803
福岡県
1,539
1,402 1,425
1,332
1,215 1,217
1,203
1,151
1,122
943
814
1,056 1,056
9991,103 1,089
1,022
823
793 748 774 849
808 776
790
1811
1,568 1,540 1,520
1384
500
0
平成 8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
出典:「福岡県水産業の動向−平成 18〜25 年度水産白書−」(福岡県)
図 3.2‑3 カキ養殖業における漁業生産量の推移
3‑281
21
22
23
24
(年)
(4) 工業
福岡県及び事業実施区域周囲地域の製造業の事業所数、従業者数及び製造品出荷
額等は表 3.2‑7 に示すとおりであり、事業所数は、苅田町で 66 事業所、北九州市で
1,068 事業所となっている。
また、福岡県及び事業実施区域周囲地域における産業中分類別の製造品出荷額等
(従業員 4 人以上の事業所)は表 3.2‑8 に示すとおりである。苅田町では輸送機械、
北九州市では鉄鋼の占める割合が高くなっている。
表 3.2‑7 事業所数、従業者数、製造品出荷額等(平成 25 年)
区分
地域
事業所数
(事業所)
従業者数
(人)
製造品出荷額等
(万円)
福岡県
5,728
209,710
苅田町
66
9,521
周囲
北九州市
1,068
48,684
地域
合計
1,134
58,205
注)平成 25 年 12 月 31 日現在の値を示す。
出典:「ふくおかデータウェブ 平成 25 年福岡県の工業(統計表)」
819,301,470
198,142,261
147,756,512
345,898,773
表 3.2‑8 産業中分類別の製造品出荷額等(平成 25 年)
[単位:万円]
地域
産業分類
福岡県
苅田町
周囲地域
北九州市
計
食料品
89,471,006
X
7,639,991
7,639,991
飲料・たばこ
55,948,040
X
3,166,683
3,166,683
繊維
4,744,568
X
250,535
250,535
木材
6,389,568
−
655,093
655,093
家具
8,607,922
−
844,089
844,089
パルプ・紙
7,968,254
X
1,741,370
1,741,370
印刷
20,879,011
X
4,367,116
4,367,116
化学
49,641,168
X
24,083,038
24,083,038
石油・石炭
7,401,569
−
6,151,639
6,151,639
プラスチック
21,272,741
1,745,973
2,092,217
3,838,190
ゴム
25,639,416
−
5,486,824
5,486,824
なめし革
289,002
−
−
‑
窯業・土石
39,740,122
5,574,046
16,340,006
21,914,052
鉄鋼
82,504,324
2,547,820
72,825,514
75,373,334
非鉄金属
10,162,472
X
X
X
金属
42,569,368
528,762
17,564,574
18,093,336
はん用機械
15,494,535
109,927
3,635,706
3,745,633
生産用機械
29,967,532
159,602
10,761,387
10,920,989
業務用機械
2,733,313
−
X
X
電子・デバイス
19,733,678
−
X
X
電気機械
25,734,463
−
3,656,027
3,656,027
情報通信機器
1,314,881
X
X
X
輸送機械
244,244,693
136,013,237
6,970,576
142,983,813
その他
6,849,824
X
2,334,004
2,334,004
合
計
819,301,470
147,756,512
198,142,261
345,898,773
注)1.平成 25 年 12 月 31 日現在の値を示す。
2.−:該当数値なし。
3.x:秘密保護上、統計数値を発表しないもの。
4.合計の値に秘密保護上、統計数値を発表しないものの出荷額は含まない。
出典:「ふくおかデータウェブ 平成 25 年福岡県の工業(統計表)」
3‑282
(5) 商業
福岡県及び事業実施区域周囲地域における卸売業及び小売業の事業所数、従業者
数及び年間商品販売額は表 3.2‑9 に示すとおりであり、事業所数(卸売業及び小売
業の合計)は苅田町で 287 店、北九州市で 8,768 店となっている。
表 3.2‑9 卸売業及び小売業の商店数、従業者数及び年間商品販売額(平成 23 年)
区分
地域
福岡県
周囲地域
苅田町
卸
売
事業
従業者数
所数
(人)
業
小
年間商品
事業
従業者数
(人)
販売額
所数
(店)
(100 万円)
(店)
12,511
118,695 13,292,819 31,462
73
510
売
業
合
年間商品
計
事業
従業者数
販売額
所数
(人)
(100 万円)
(店)
218,428 4,348,918 43,973
38,962
214
1,474
41,327
287
年間商品
販売額
(100 万円)
337,123 17,641,737
1,984
80,289
北九州市
2,101
17,808 1,466,412
6,667
44,048
829,317
8,768
61,856 2,295,729
合 計
2,174
18,318 1,505,374
6,881
45,522
870,644
9,055
63,840 2,376,018
出典:「平成 24 年経済センサス活動調査」(総務省統計局)
3‑283
3.2.2 土地利用の状況
3.2.2.1 土地利用状況
福岡県及び事業実施区域周囲地域における地目別民有地面積を表 3.2‑10 に示
す。
苅田町の民有地面積は 3,218.2ha、
北九州市の民有地面積は 24,170.9ha であり、
苅田町では宅地及び山林、北九州市では宅地の占める割合が大きくなっている。
表 3.2‑10 地目別民有地面積(平成 24 年)
単位: ha
項目
地域
周囲地域
福岡県
苅田町
総数
278,021.2
地目区分
田
70,654.5
畑
宅
28,477.3
地
62,413.8
山
林
86,766.9
原
野
10,573.2
雑種他
15,750.5
その他
385.1
3,218.2
552.6
70.8
983.8
919.3
373.2
315.4
3.5
北九州市
24,170.9
2,363.4
1,058.4
11,741.3
4,963.3
1,822.5
2,141.0
81.0
合
27,389.1
2,916.0
1,129.2
12,725.1
5,882.6
2,195.7
2,456.4
84.5
計
注)1.平成 24 年 1 月 1 日現在の値を表示
2.「その他」は鉱泉地、池沼、牧場、塩田である。
出典:「福岡県統計年鑑 平成 24 年」(平成 27 年 3 月 福岡県)
3‑284
3.2.2.2 用途地域の指定状況
福岡県及び事業実施区域周囲地域における用途地域面積を表 3.2‑11 に示す。
苅田町では、都市計画区域 3,307ha のうち、2,049ha が市街化区域に指定されて
おり、用途地域別では工業専用地域の占める割合が大きく、次いで第 1 種住居地域
の順となっている。北九州市では、都市計画区域 48,865ha のうち、20,435ha が市
街化区域に指定されており、用途地域別では第 1 種住居地域の占める割合が大き
く、次いで工業専用地域の順となっている。
事業実施区域周囲地域の用途地域の指定状況は、図 3.2‑4 に示すとおりである。
表 3.2‑11 用途地域面積(平成 25 年)
単位:ha
項目
第1種
低層住
居専用
地 域
都市計画区域内の用途地域
第2種
第1種
低層住
中高層
居専用
住居専
地 域
用地域
第2種
中高層
住居専
用地域
都市計画
区域
市 街 化
調整区域
市街化
区 域
301,508.0
99,511.4
60,995.6
16,332.5
2,217.3
9,433.5
1,004.9
苅田町
3,307.0
1,239.0
2,049.0
0.0
154.0
264.0
0.0
北九州市
48,865.0
28,430.0
20,435.0
3,454.0
303.0
2,961.0
2.0
区分
周囲地域
福岡県
都市計画区域内の用途地域
項目
区分
周囲地域
福岡県
苅田町
北九州市
第1種
住 居
地 域
第2種
住 居
地 域
準住居
21,783.1
3,410.7
759.6
2,029.9
4,217.7
7,914.7
2,267.6
6,893.2
328.0
0.0
34.0
45.0
63.0
144.0
99.0
906.0
4,545.0
724.0
25.0
787.0
1,179.0
1,995.0
569.0
3,891.0
地
域
近
商
地
隣
業
域
商
業
準工業
工
業
地
域
地
地
域
域
工
専
地
注)平成 25 年 3 月 31 日現在の値を表示
出典:「平成 25 年 都市計画現況調査」(国土交通省 都市計画課ホームページ
http://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/genkyou.html)
3‑285
業
用
域
出典:「北九州都市計画総括図(東部)」(北九州市 平成 25 年 4 月)
「苅田都市計画総括図」(苅田町 平成 23 年 12 月)
図 3.2‑4 用途地域の指定状況
3‑286
3.2.2.3 土地利用計画
事業実施区域周囲における「福岡県土地利用基本計画」に基づく地域指定状況
は図 3.2‑5 に示すとおりであり、事業実施区域周囲は都市区域に指定されている。
出典:「土地利用調整総合支援ネットワークシステム(LUCKY:Land Use Control bacK‑up sYstem)」
(国土交通省ホームページ http://lucky.tochi.mlit.go.jp/)
図 3.2‑5 「福岡県土地利用計画」に基づく地域指定状況
3‑287
3.2.3 水域利用の状況
3.2.3.1 港湾区域等の状況
事業実施区域周囲における港湾区域等の指定状況は図 3.2‑6 に示すとおりであ
り、事業実施区域は苅田港港湾区域に位置する。
注)本図には北九州市、苅田町地先の状況を示している。
出典:「北九州港港湾計画図」(北九州港湾管理者 平成 15 年 7 月)
「2004 年北九州市水産要覧」(北九州市経済局農林水産部水産課)
「苅田港港湾計画図」(苅田港港湾管理者 平成 9 年 7 月)
「福岡県漁港図」(福岡県 昭和 60 年 3 月)
図 3.2‑6 事業実施区域周囲の港湾区域等の指定状況
3‑288
3.2.3.2 漁業権の設定状況
事業実施区域周囲における共同漁業権の設定状況は図 3.2‑7、区画漁業権の設
定状況は図 3.2‑8 に示すとおりである。事業実施区域周囲の海域には、共同漁業
権(豊共第 1 号)が設定されている。また、事業実施区域周囲における沿岸部一
帯には区画漁業権が設定され、かき等の養殖が行われている。
出典:「福岡県告示第 926 号」(福岡県
平成 25 年 5 月 31 日)
図 3.2‑7 共同漁業権の設定状況
3‑289
注)1.図中の数字は区画漁業権の設定番号を示す。
2.本図は、周防灘海域(福岡県)における区画漁業権の設定状況を示している。
出典:「福岡県告示第 926 号」(福岡県 平成 25 年 5 月 31 日)
図 3.2‑8 区画漁業権の設定状況
3‑290
3.2.4 交通の状況
3.2.4.1 道路
事業実施区域周囲の主要道路網(一般国道、高速道路)は図 3.2‑9 に示すとお
りであり、九州縦貫自動車道、東九州自動車道、一般国道 10 号等が整備されてい
る。
事業実施区域周囲における交通量は表 3.2‑12 に示すとおりであり、事業実施区
域周囲の主要な幹線道路である一般国道 10 号の 24 時間交通量(推定区間を除く)
は、北九州市小倉南区で最大 52,928 台となっている。
表 3.2‑12 主要地点における自動車交通量
自動車類交通量(台/24h)
番号
路線名
観測地点名
昼夜率
小型車
1
九州縦貫自動車道
鹿児島線宮崎線
新門司 IC〜小倉東 IC 間
2
一般国道 10 号
3
4
大型車
合計
13,384
15,447
28,831
1.58
北九州市小倉南区下貫 1 丁目
46,075
6,853
52,928
1.39
一般国道 10 号
北九州市小倉南区朽網東 2 丁目
29,300
4,529
33,829
1.39
一般国道 10 号
(推定区間)
25,344
5,378
30,722
1.39
注)1.表中の番号は図 3.2‑9 と対応している。
2.斜体の数値は推定区間における交通量(当該交通調査基本区間等で構成する交通量調査単位区間
に対応する主たる平成 17 年度調査単位区間の平成 17 年度交通量と平成 17 年度及び平成 22 年度
ともに交通量を観測した区間の交通量データを用いて推定した 12 時間交通量)を示す。
出典:「平成 22 年度道路交通センサス一般交通量調査」((社)交通工学研究会)
3‑291
注)図中の番号は表 3.2‑12 と対応している。
出典:「平成 22 年度道路交通センサス一般交通量調査」((社)交通工学研究会)
図 3.2‑9 事業実施区域周囲の主要道路網
3‑292
3.2.4.2 鉄道
事業実施区域周囲における鉄道網は図 3.2‑10 に示すとおりであり、事業実施区
域周囲の主な鉄道路線としては、JR 日豊本線がある。
図 3.2‑10 事業実施区域周囲の鉄道網
3‑293
3.2.4.3 航空
事業実施区域周囲の主な空港としては、北九州空港(平成 18 年 3 月 16 日開港)
があり、国内線として東京便、名古屋便、国際線として務安便、国際定期貨物便
として仁川便、桃園便が就航している(平成 27 年 11 月現在)。
また、平成 26 年 3 月までは、国際線として釜山便が就航していた。
北九州空港における航空輸送状況(平成 24 年)は表 3.2‑13 に示すとおりであ
り、乗降客数は国際線 75,754 人、国内線 1,186,482 人、貨物量は国内線 11,989t
となっている。
表 3.2‑13 航空輸送状況(平成 24 年)
旅客(人)
国際線
空港名
計
北九州空港
75,754
空港名
計
北九州空港
11,989
乗客
国内線
降客
38,314
計
37,440
1,186,482
乗客
降客
584,572
601,910
貨物(t)
郵便物(kg)
国内線
国内線
積荷
5,911
卸荷
6,078
積荷
−
注)−:該当数字がないもの。
出典:「福岡県統計年鑑 平成 24 年」(福岡県企画・地域振興部調査統計課ホームページ)
3‑294
3.2.4.4 船舶
(1) 一般船舶
事業実施区域周囲の主な港湾としては、重要港湾である苅田港、国際拠点港湾で
ある北九州港がある。両港における入港船舶隻数及び総トン数の推移は図 3.2‑11 に
示すとおりであり、入港隻数及び総トン数は苅田港では横ばい傾向、北九州港では
やや減少傾向にある。
また、品目別海上貨物輸送量は表 3.2‑14 に示すとおりであり、移出は苅田港では
化学工業品が多く、北九州港では金属機械工業品が多くなっている。移入は苅田港、
北九州港ともに、金属機械工業品が多くなっている。
総トン数(万トン)
【苅田港】
隻数(千隻)
3,500
2,955
2,972
15
2,440
2,500
総トン数(万トン)
2,834
12
2,000
11
20
11
11
11
10
1,500
1,000
隻数(千隻)
3,000
3,258
5
500
0
0
20
21
22
23
24
年
総トン数(万トン)
【北九州港】
12,000
隻数(千隻)
100
11,137
10,000
9,375
9,901
9,761
9,635
80
8,000
61
62
59
53
60
6,000
40
隻数(千隻)
総トン数(万トン)
68
4,000
20
2,000
0
0
20
21
22
23
24
年
出典:「福岡県統計年鑑」(平成 20〜24 年)(福岡県企画・地域振興部調査統計課ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/dataweb/22kougyo.html)
図 3.2‑11 入港船舶隻数及び総トン数の推移
3‑295
表 3.2‑14 品目別海上貨物輸送量(平成 24 年)
項
品
苅田港
目
目
移出(t)
農水産品
北九州港
移入(t)
移出(t)
移入(t)
−
−
8,946
258,965
林産品
5,030
4,235
8,131
36,167
鉱産品
1,893,117
3,485,354
3,088,549
2,643,428
金属機械工業品
5,901,487
6,001,225
6,648,134
6,736,256
化学工業品
7,215,214
562,451
3,827,040
4,320,103
軽工業品
−
23,954
274,928
171,443
雑工業品
600
−
174,022
73,266
103,229
1,425,075
130,951
681,170
分類不能
−
−
−
−
自航
−
−
18,382,485
18,754,045
15,118,677
11,502,294
32,543,186
33,674,843
特殊品
総
数
注)−:該当数字がないもの。
出典:「福岡県統計年鑑 平成 24 年」(福岡県企画・地域振興部調査統計課ホームページ)
(2) 定期航路
事業実施区域周囲において、フェリー等の旅客船の定期航路はない。
(3) 漁船
事業実施区域周囲の主な漁港としては、図 3.2‑12 に示すとおり、第 1 種漁港の曽
根漁港がある。曽根漁港における漁船数は表 3.2‑15 に示すとおりである。
表 3.2‑15 漁船数
漁港名
所在地
漁港指定
年月日
管理者
区
分
総隻
数 総数
動 力 漁 船
無動
3t 3t〜 5t〜 10t〜 20t 力漁
未満 5t
10t 20t 以上 船
北九州市
登録漁船 58
55
45
10
‑
‑
‑
‑
小倉南区 S28.12.23 北九州市
利用漁船 58
55
45
10
‑
‑
‑
‑
大字曽根
出典:「福岡県の漁港」(福岡県企画・地域振興部調査統計課ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/dataweb/search/1/1233.html)
曽根
3‑296
出典:「福岡県漁港図」(福岡県 昭和 60 年 3 月)
図 3.2‑12 漁港位置図
3‑297
3.2.5 学校、病院その他の環境の保全についての配慮が特に必要な施設の配置の状況及び
住宅の配置の概況
3.2.5.1 学校、病院等の配置の状況
福岡県及び事業実施区域周囲地域における学校、病院等の施設数は、表 3.2‑16
に示すとおりである。また、事業実施区域周囲の学校、主な病院等の位置は、図
3.2‑13 に示すとおりである。
事業実施区域周囲に最寄りの学校、病院等の施設は、事業実施区域から 2km 以
上離れた場所に分布している。
表 3.2‑16 学校、病院等の施設数(平成 25 年度)
区分
福岡県
周囲地域
苅田町
北九州市
計
幼稚園
484
4
105
109
小学校
755
6
135
141
中学校
371
2
72
74
学
高等学校
165
1
38
39
校
短期大学
20
0
4
4
大学
38
1
11
12
特別支援学校
40
0
11
11
1,873
14
376
390
保育所
959
7
162
169
病院
461
4
90
94
図書館
117
4
18
22
特別養護老人ホーム
351
2
68
70
合
計
出典:「平成 26 年度学校基本調査」(文部科学省 平成 26 年 5 月 1 日)
「平成 26 年度教育便覧」(福岡県 平成 26 年 5 月 1 日)
「保育所一覧」(福岡県子育て支援課資料 平成 26 年 9 月 1 日)
「認可保育所一覧」(北九州市子ども家庭局子ども家庭部保育課資料 平成 26 年 11 月 1 日現在)
「福岡県病院名簿」(福岡県保健医療介護部医療指導課 平成 26 年 4 月 1 日)
「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」(福岡県 平成 26 年 10 月 1 日現在)
北九州市ホームページ
苅田町ホームページ
3‑298
出典:「平成 26 年度学校基本調査」(文部科学省 平成 26 年 5 月 1 日)
「平成 26 年度教育便覧」(福岡県 平成 26 年 5 月 1 日)
「保育所一覧」(福岡県子育て支援課資料 平成 26 年 9 月 1 日)
「認可保育所一覧」(北九州市子ども家庭局子ども家庭部保育課資料 平成 26 年 11 月 1 日現在)
「福岡県病院名簿」(福岡県保健医療介護部医療指導課 平成 26 年 4 月 1 日)
「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」(福岡県 平成 26 年 10 月 1 日現在)
北九州市ホームページ、苅田町ホームページ
図 3.2‑13 学校、主な病院等の位置
3‑299
3.2.5.2 住宅の配置の概況
事業実施区域周囲における住居系地域(第 1 種・第 2 種低層住居専用地域、第 1
種・第 2 種中髙層住居専用地域、第 1 種・第 2 種住居地域、準住居地域)の分布
状況は、図 3.2‑14 に示すとおりである。
事業実施区域周囲に最寄りの住居は、事業実施区域から約 1.1km 以上離れた場
所に分布している。
出典:「北九州都市計画総括図(東部)」(北九州市 平成 25 年 4 月)
「苅田都市計画総括図」(苅田町 平成 23 年 12 月)
図 3.2‑14 住居系地域の分布状況
3‑300
3.2.6 下水道整備の状況
福岡県及び事業実施区域周囲地域における下水道の普及状況は表 3.2‑17 に示すと
おりであり、平成 25 年 3 月末現在、公共下水道の処理人口普及率は福岡県が 78.2%、
苅田町が 41.3%、北九州市が 99.9%となっている。また、下水道等の整備状況(平成
25 年 3 月 31 日現在)は、図 3.2‑15 に示すとおりである。
表 3.2‑17 下水道の普及状況(平成 24 年度)
区分
地域
福岡県
行政人口 A
処理人口 B
整備面積
普及率 B/A
(人)
(人)
(ha)
(%)
周囲地域
5,105,427
3,992,219
65,344
78.2
苅田町
36,066
14,907
305
41.3
北九州市
982,763
981,308
16,275
99.9
1,018,829
996,215
16,580
97.8
合
計
注)行政人口は、平成 25 年 3 月末現在の住民基本台帳人口(総務省発表)である。
出典:「福岡県の下水道」(福岡県建築都市部下水道課 平成 26 年 3 月)
3‑301
出典:「福岡県の下水道」(福岡県建築都市部下水道課
平成 26 年 3 月)
図 3.2‑15 下水道の整備状況
3‑302
3.2.7 環境の保全を目的として法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に
係る規制の内容その他の状況
3.2.7.1 公害関係法令等
(1) 環境基準
1) 環境基本法に基づく環境基準
「環境基本法」(平成 5 年法律第 91 号)第 16 条に基づき、大気汚染、騒音、水質
汚濁、地下水の水質汚濁及び土壌汚染に係る環境上の条件について、人の健康を保護
し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準として、環境基準が定め
られている。
これらの概要は、次のとおりである。
a. 大気質
大気汚染に係る環境基準は表 3.2‑18 に示すとおりである。
表 3.2‑18 大気汚染に係る環境基準
環
物
境
基
準
質
二酸化硫黄
備
環境上の条件
適 用 除 外
1時間値の1日平均値が 0.04ppm 以下で
あり、かつ、1時間値が 0.1ppm 以下であ
ること。
工業専用地域、
車
道その他一般公
衆が通常生活し
ていない地域又
は場所。
考
昭和 48 年 5 月 16 日
環境庁告示第 25 号
同
上
浮遊粒子状物質
1時間値の1日平均値が 10ppm 以下であ
り、かつ、1時間値の8時間平均値が
20ppm 以下であること。
1時間値の1日平均値が 0.10 ㎎/m3 以下
であり、かつ、1時間値が 0.20 ㎎/m3 以
下であること。
同
上
同
上
光化学オキシダント
1時間値が 0.06ppm 以下であること。
同
上
同
上
同
上
昭和 53 年 7 月 11 日
環境庁告示第 38 号
同
上
平成 9 年 2 月 4 日
環境庁告示第 4 号
同
上
同
上
同
上
同
上
一酸化炭素
二酸化窒素
ベンゼン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1時間値の1日平均値が 0.04ppm から
0.06ppm までのゾーン内又はそれ以下で
あること。
1年平均値が 0.003mg/m3 以下であるこ
と。
1年平均値が 0.2mg/m3 以下であること。
3
1年平均値が 0.2mg/m 以下であること。
3
1年平均値が 0.15mg/m 以下であること。
昭和 48 年 5 月 8 日
環境庁告示第 25 号
平成 13 年 4 月 20 日
環境庁告示第 4 号
平成 21 年 9 月 9 日
1年平均値が 15μg/m3 以下であり、かつ、
微小粒子状物質
同
上
環境省告示第 33 号
1日平均値が 35μg/m3 以下であること。
(備考)1.浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、その粒径が 10μm以下のものを
いう。
2.光化学オキシダントとは、オゾン、パーオキシアセチルナイトレートその他の光化学反応によ
り生成される酸化性物質(中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離するものに限り、二酸化
窒素を除く。)をいう。
3.微小粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が 2.5μmの粒子を 50%の
割合で分離できる装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいう。
ジクロロメタン
3‑303
同
上
b. 騒音
騒音に係る環境基準は表 3.2‑19 に、事業実施区域周囲における環境基準の地域の
類型の指定状況は図 3.2‑16 に示すとおりである。
地域の類型及び指定地域は各市町が指定しており、北九州市は北九州市告示、苅
田町は福岡県告示に準ずる。
事業実施区域の背後は、C 類型となっている。
表 3.2‑19(1) 騒音に係る環境基準
(騒音に係る環境基準について
最終改正
ア
平成 10 年 9 月 30 日 環境庁告示第 64 号
平成 24 年 3 月 30 日 環境庁告示第 54 号)
道路に面する地域以外の地域
地域の
類
時
型
昼
間
の
区
分
間
夜
間
AA
50デシベル以下
40デシベル以下
A及びB
55デシベル以下
45デシベル以下
C
60デシベル以下
50デシベル以下
注)1.時間の区分は、昼間を午前6時から午後 10 時までの間とし、夜間を午後 10
時から翌日の午前6時までの間とする。
2.AAを当てはめる地域は、療養施設、社会福祉施設等が集合して設置される地域など特
に静穏を要する地域とする。
3.Aを当てはめる地域は、専ら住居の用に供される地域とする。
4.Bを当てはめる地域は、主として住居の用に供される地域とする。
5.Cを当てはめる地域は、相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域とする。
イ
道路に面する地域
時
地域の区分
昼
間
の
区
間
分
夜
間
A地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面
60デシベル以下
55デシベル以下
する地域
B地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面
する地域及びC地域のうち車線を有する道路に面
65デシベル以下
60デシベル以下
する地域
(備考)車線とは、1縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有す
る帯状の車道部分をいう。この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間に
ついては、上表にかかわらず、特例として次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。
基
昼
準
間
値
夜
70 デシベル以下
間
65 デシベル以下
備考
個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれている
と認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては 45 デシベル以下、夜間
にあっては 40 デシベル以下)によることができる。
3‑304
表 3.2‑19(2) 騒音に係る環境基準
ウ
地域の類型
(平成 18 年 6 月 14 日 北九州市告示第 305 号)
(平成 11 年 3 月 31 日 福岡県告示第 633 号)
地域の
類 型
当てはめる地域
A
騒音規制法(昭和43年法律第98号)の規定に基づき、北九州市長、福岡県知
事が指定する地域(以下「指定地域」という。)のうち、同法第4条第1項の
規定に基づき、北九州市長、福岡県知事が定める時間及び区域の区分 ごとの
規制基準(以下「規制基準」という。)により第1種区域に区分された地域
B
指定地域のうち、規制基準により第2種区域に区分された地域
C
指定地域のうち、規制基準により第3種区域及び第4種区域に区分された地域
備考)工業専用地域及び臨海地区、空港等については適用しない。
区域の区分
用 途 地 域
第 1 種区域
良好な住居の環境を保全するため、特に静穏の保持を必要とする区域
第 2 種区域
住居の用に供されているため、静穏の保持を必要とする区域
第 3 種区域
住居の用にあわせて商業、工業等の用に供されている区域であつて、そ
の区域内の住民の生活環境を保全するため、騒音の発生を防止する必要
がある区域
第 4 種区域
主として工業等の用に供されている区域であつて、その区域内の住民の
生活環境を悪化させないため、著しい騒音の発生を防止する必要がある
区域
出典:「特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準」(昭和 43 年 11 月厚生省・
農林水産省・通産省・運輸省告示第 1 号)別表備考第 2 号
3‑305
図 3.2‑16 騒音に係る環境基準の地域類型の指定状況
3‑306
c. 水質
水質汚濁に係る環境基準は表 3.2‑20 に示すとおりであり、このうち人の健康の保
護に関する環境基準は、カドミウム、全シアン等に関して、全公共用水域(但し、
ふっ素及びほう素については海域を除く)を対象に、一律に定められている。また、
生活環境の保全に関する環境基準は、利水目的等に応じた水域類型を設け、それに
応じて生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)、溶存酸素量(DO)、
全窒素(T‑N)、全燐(T‑P)等について基準値が設定され、それぞれの公共用水域
について水域類型を指定することにより、当該公共用水域の環境基準が具体的に示
されることになっている。
事業実施区域周囲における環境基準の類型指定の状況は、図 3.2‑17 に示すとおり
である。
表 3.2‑20(1) 水質汚濁に係る環境基準(健康項目)
(水質汚濁に係る環境基準について 昭和 46 年 12 月 28 日 環境庁告示第 59 号
最終改正 平成 26 年 11 月 17 日 環境省告示第 126 号)
項
目
基準値(単位:㎎/L)
項
目
基準値(単位:㎎/L)
カ ド ミ ウ ム
0.003 以下
1,1,2‑トリクロロエタン
0.006 以下
全 シ ア ン
検出されないこと。
トリクロロエチレン
0.01
以下
以下
鉛
0.01
以下
テトラクロロエチレン
0.01
六 価 ク ロ ム
0.05
以下
1,3‑ジクロロプロペン
0.002 以下
砒
素
0.01
以下
チ ウ ラ ム
0.006 以下
総 水
銀
0.0005 以下
シ マ ジ ン
0.003 以下
アルキル水銀
検出されないこと。
チオベンカルブ
0.02
以下
P C B
検出されないこと。
ベ ン ゼ ン
0.01
以下
セ レ
0.01
以下
ジクロロメタン
0.02
四 塩 化 炭 素
0.002 以下
硝酸性窒素
及び亜硝酸性窒素
1,2‑ジクロロエタン
0.004 以下
ふっ素
0.8
以下
1,1‑ジクロロエチレン
0.1
以下
ほう素
1
以下
シス‑1,2‑ジクロロエチレン
0.04
以下
1,4‑ジオキサン
0.05
以下
1
以下
1,1,1‑トリクロロエタン
以下
ン
10
以下
注)1.基準値は年間平均値とする。ただし、全シアンに係る基準値については、最高値とする。
2.「検出されないこと。」とは、定量限界未満をいう。
3.海域については、ふっ素及びほう素の基準値は適用しない。
4.硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は、日本工業規格(以下「規格」という。)43.2.1、43.2.3、
43.2.5 または 43.2.6 により測定された硝酸イオンの濃度に換算係数 0.2259 を乗じたものと規格
43.1 により測定された亜硝酸イオンの濃度に換算係数 0.3045 を乗じたものの和とする。
3‑307
表 3.2‑20(2) 水質汚濁に係る環境基準(生活環境項目:河川)
(水質汚濁に係る環境基準について 昭和 46 年 12 月 28 日 環境庁告示第 59 号
最終改正 平成 26 年 11 月 17 日 環境省告示第 126 号)
類型
AA
A
B
C
D
E
利用目的 水 道 1 級
水 道 2 級
水 道 3 級
水 産 3 級
工業用水 2
工業用水
の適応性 自然環境保
水 産 1 級
水 産 2 級
工業用水 1
級・農業用
3 級
全及びA以
水浴及びB
及びC以下
級及びD以
水及びEの
環境保全
下の欄に掲
以下の欄に
の欄に掲げ
下の欄に掲
欄に掲げる
項目
げるもの
掲げるもの
るもの
げるもの
もの
水素イオン濃
6.5 以上
6.5 以上
6.5 以上
6.5 以上
6.0 以上
6.0 以上
度
8.5 以下
8.5 以下
8.5 以下
8.5 以下
8.5 以下
8.5 以下
(pH)
生物化学的
1mg/L
2mg/L
3mg/L
5mg/L
8mg/L
10mg/L
酸素要求量
以 下
以 下
以 下
以 下
以 下
以 下
(BOD)
ごみ等の浮
浮遊物質量
25mg/L
25mg/L
25mg/L
50mg/L
100mg/L
遊が認めら
(SS)
以 下
以 下
以 下
以 下
以 下
れないこと。
溶存酸素量
7.5mg/L
7.5mg/L
5mg/L
5mg/L
2mg/L
2mg/L
(DO)
以 上
以 上
以 上
以 上
以 上
以 上
大腸菌群数
対象水域等
50 MPN
/100mL以下
1,000 MPN
/100mL以下
5,000 MPN
/100mL以下
−
−
−
対象水域及びその水域が該当する水域類型は図 3.2‑17(1)のとおりとする。
備考
1.基準値は、日間平均値とする(湖沼、海域もこれに準ずる)。
2.農業用利水点については、水素イオン濃度 6.0 以上 7.5 以下、溶存酸素量 5mg/L 以上とする。
3.水質自動監視測定装置とは、当該項目について自動的に計測することができる装置であって、
計測結果を自動的に記録する機能を有するもの又はその機能を有する機器と接続されている
ものをいう(湖沼海域もこれに準ずる。)。
4.最確数による定量法とは、次のものをいう(湖沼、海域もこれに準ずる。)。
試料 10ml、1ml、0.1ml、0.01ml・・・・・・のように連続した4段階(試料量が 0.1ml 以下の場合は
1ml に希釈して用いる。)を5本ずつ BGLB 醗酵管に移殖し、35〜37℃、48±3時間培養する。ガ
ス発生を認めたものを大腸菌群陽性管とし、各試料量における陽性管数を求め、これから 100ml
中の最確数を最確数表を用いて算出する。この際、試料はその最大量を移殖したものの全部か又
は大多数が大腸菌群陽性となるように、また最少量を移殖したものの全部か又は大多数が大腸菌
群陰性となるように適当に希釈して用いる。なお、試料採取後、直ちに試験ができない時は、冷
蔵して数時間以内に試験する。
注)1.自然環境保全:自然探勝等の環境保全。
2.水道 1 級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの。
水道 2 級:沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの。
水道 3 級:前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの。
3.水産 1 級:ヤマメ、イワナ等貧腐水性水域の水産生物用並びに水産2級及び水産3級の水産生物用。
水産 2 級:サケ科魚類及びアユ等貧腐水性水域の水産生物用及び水産3級の水産生物用。
水産 3 級:コイ、フナ等、β−中腐水性水域の水産生物用。
4.工業用水 1 級:沈殿等による通常の浄水操作を行うもの。
工業用水 2 級:薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの。
工業用水 3 級:特殊な浄水操作を行うもの。
5.環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度。
3‑308
表 3.2‑20(3) 水質汚濁に係る環境基準(生活環境項目:河川)
(水質汚濁に係る環境基準について 昭和 46 年 12 月 28 日 環境庁告示第 59 号
最終改正 平成 26 年 11 月 17 日 環境省告示第 126 号)
基準値(河川)
項目
水生生物の生息状況の適応性
類型
全亜鉛
ノニルフェノール
直鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸
及びその塩
生物A
イワナ、サケマス等比較的低温域を
好む水生生物及びこれらの餌生物
が生息する水域
0.03 ㎎/L
以下
0.001 ㎎/L
以下
0.03 ㎎/L
以下
生物特A
生物Aの水域のうち、生物Aの欄に
掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)
又は幼稚仔の生育場として特に保
全が必要な水域
0.03 ㎎/L
以下
0.0006 ㎎/L
以下
0.02 ㎎/L
以下
生物B
コイ、フナ等比較的高温域を好む水
生生物及びこれらの餌生物が生息
する水域
0.03mg/L
以下
0.002mg/L
以下
0.05mg/L
以下
生物特B
生物A又は生物Bの水域のうち、生
物Bの欄に掲げる水生生物の産卵
場(繁殖場)又は幼稚仔の生育場と
して特に保全が必要な水域
0.03mg/L
以下
0.002mg/L
以下
0.04mg/L
以下
表 3.2‑20(4) 水質汚濁に係る環境基準(生活環境項目:海域)
項
目
(水質汚濁に係る環境基準について
最終改正
類型
A
水
産
1
級
利用目的
水
浴
の適応性
自 然 環 境 保 全
及びB以下の欄に
掲 げ る も の
昭和 46 年 12 月 28 日 環境庁告示第 59 号
平成 26 年 11 月 17 日 環境省告示第 126 号)
B
C
水
産
2
級
工 業 用 水 及 び
Cの欄に掲げるも
環
境
保
全
の
水素イオン濃度
(pH)
7.8以上
8.3以下
7.8以上
8.3以下
7.0以上
8.3以下
化学的酸素要求量
(COD)
2mg/L以下
3mg/L以下
8mg/L以下
溶存酸素量
(DO)
7.5mg/L以上
5mg/L以上
2mg/L以上
大腸菌群数
1,000MPN/100mL以下
−
−
ノルマルヘキサン
抽出物質(油分等)
検出されないこと。
検出されないこと。
−
対象水域等
対象水域及びその水域が該当する水域類型は図 3.2‑17(2)のとおりと
する
備考
水産1級のうち、生食用原料カキの養殖の利水点については、大腸菌群数70MPN/100mL以下とする。
注)1. 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
2. 水産 1 級:マダイ、ブリ、ワカメ等の水産生物用及び水産 2 級の水産生物用
水産 2 級:ボラ、ノリ等の水産生物用
3. 環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む。)において不快感を生じない限度
3‑309
表 3.2‑20(5) 水質汚濁に係る環境基準(生活環境項目:海域)
項目
類型
(水質汚濁に係る環境基準について 昭和 46 年 12 月 28 日 環境庁告示第 59 号
最終改正 平成 26 年 11 月 17 日 環境省告示第 126 号)
基 準 値
利用目的の適応性
対象水域等
全 窒 素
全 燐
Ⅰ
自然環境保全及びⅡ以下の欄に掲げるも
の(水産2種及び3種を除く。)
0.2mg/L以下
0.02mg/L以下
Ⅱ
水産1種、水浴及びⅢ以下の欄に掲げるも
の(水産2種及び3種を除く。)
0.3mg/L以下
0.03mg/L以下
Ⅲ
水産2種及びⅣの欄に掲げるもの
(水産3種を除く。)
0.6mg/L以下
0.05mg/L以下
Ⅳ
水産3種、工業用水、生物生息環境保全
1mg/L以下
0.09mg/L以下
対象水域及びそ
の水域が該当す
る水域類型は図
3.2‑17(3)のとお
りとする
備考
1.基準値は、年間平均値とする。
2.水域類型の指定は、海洋植物プランクトンの著しい増殖を生ずるおそれがある海域について行うもの
とする。
注) 1.自然環境保全:自然探勝等の環境保全
2.水産 1 種:底生魚介類を含め多様な水産生物がバランス良く、かつ、安定して漁獲される
水産 2 種:一部の底生魚介類を除き、魚類を中心とした水産生物が多獲される
水産 3 種:汚濁に強い特定の水産生物が主に漁獲される
3.生物生息環境保全:年間を通じて底生生物が生息できる限度
表 3.2‑20(6) 水質汚濁に係る環境基準(生活環境項目:海域)
(水質汚濁に係る環境基準について 昭和 46 年 12 月 28 日 環境庁告示第 59 号
最終改正 平成 26 年 11 月 17 日 環境省告示第 126 号)
項目
基
水生生物の生息状況の適応性
準
値
ノニルフェノール
直鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸及
びその塩
0.02mg/L
以下
0.001mg/L
以下
0.01mg/L
以下
0.01mg/L
以下
0.0007mg/L
以下
0.006mg/L
以下
全
亜
鉛
類型
生物A
水生生物の生息する水域
生物Aの水域のうち、水生生物の産卵場
生物特A (繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特
に保全が必要な水域
3‑310
図 3.2‑17(1) 水質汚濁に係る環境基準の類型指定状況(河川)
3‑311
図 3.2‑17(2) 水質汚濁に係る環境基準の類型指定状況(海域:化学的酸素要求量等)
3‑312
図 3.2‑17(3) 水質汚濁に係る環境基準の類型指定状況(海域:全窒素、全燐)
3‑313
d. 地下水の水質
地下水の水質汚濁に係る環境基準は、表 3.2‑21 に示すとおり定められている。
表 3.2‑21 地下水の水質汚濁に係る環境基準
(地下水の水質汚濁に係る環境基準 平成 9 年 3 月 13 日 環境庁告示第 10 号
最終改正 平成 26 年 11 月 17 日 環境省告示第 127 号)
項
目
基
カドミウム
全シアン
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀
PCB
ジクロロメタン
四塩化炭素
塩化ビニルモノマー
1,2−ジクロロエタン
1,1−ジクロロエチレン
1,2−ジクロロエチレン
1,1,1−トリクロロエタン
1,1,2−トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3−ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
ベンゼン
セレン
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
ふっ素
ほう素
1,4‑ジオキサン
準
値
0.003 mg/L以下
検出されないこと。
0.01
mg/L以下
0.05
mg/L以下
0.01
mg/L以下
0.0005 mg/L以下
検出されないこと。
検出されないこと。
0.02
mg/L以下
0.002 mg/L以下
0.002 mg/L以下
0.004 mg/L以下
0.1
mg/L以下
0.04
mg/L以下
1
mg/L以下
0.006 mg/L以下
0.01
mg/L以下
0.01
mg/L以下
0.002 mg/L以下
0.006 mg/L以下
0.003 mg/L以下
0.02
mg/L以下
0.01
mg/L以下
0.01
mg/L以下
10
mg/L以下
0.8
mg/L以下
1
mg/L以下
0.05
mg/L以下
注)1. 基準値は年間平均値とする。ただし、全シアンに係る基準値は、最高値とする。
2. 「検出されないこと。」とは、定量限界を下回ることをいう。
3. 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は、規格K0102 の 43.2.1、43.2.3、43.2.5 または
43.2.6 により測定された硝酸イオンの濃度に換算係数 0.2259 を乗じたものと規格K
0102 の 43.1 により測定された亜硝酸イオンの濃度に換算係数 0.3045 を乗じたものの和
とする。
4. 1,2‑ジクロロエチレンの濃度は、規格 K0125 の 5.1、5.2 又は 5.3.2 により測定されたシ
ス体の濃度と規格 K0125 の 5.1、5.2 又は 5.3.1 により測定されたトランス体の濃度の和
とする。
3‑314
e. 土壌
土壌汚染に係る環境基準は、表 3.2‑22 に示すとおり定められている。
表 3.2‑22 土壌汚染に係る環境基準
(土壌の汚染に係る環境基準について 平成 3 年 8 月 23 日
最終改正 平成 26 年 3 月 20 日
項
環境庁告示第 46 号
環境省告示第 44 号)
目
環 境 上 の 条 件
検液1Lにつき0.01mg以下であり、かつ、農用地においては、
カドミウム
米1kgにつき0.4mg以下であること。
全シアン
検液中に検出されないこと。
有機燐
検液中に検出されないこと。
鉛
検液1Lにつき0.01mg以下であること。
六価クロム
検液1Lにつき0.05mg以下であること。
検液1Lにつき0.01mg以下であり、かつ、農用地(田に限る)
砒素
においては、土壌1kgにつき15mg未満であること。
総水銀
検液1Lにつき0.0005mg以下であること。
アルキル水銀
検液中に検出されないこと。
PCB
検液中に検出されないこと。
農用地(田に限る)において、土壌1kgにつき125mg未満であ
銅
ること。
ジクロロメタン
検液1Lにつき0.02mg以下であること。
四塩化炭素
検液1Lにつき0.002mg以下であること。
1,2−ジクロロエタン
検液1Lにつき0.004mg以下であること。
1,1−ジクロロエチレン
検液1Lにつき0.1mg以下であること。
シス−1,2−ジクロロエチレン 検液1Lにつき0.04mg以下であること。
1,1,1−トリクロロエタン 検液1Lにつき 1mg以下であること。
1,1,2−トリクロロエタン 検液1Lにつき0.006mg以下であること。
トリクロロエチレン
検液1Lにつき0.03mg以下であること。
テトラクロロエチレン
検液1Lにつき0.01mg以下であること。
1,3−ジクロロプロペン
検液1Lにつき0.002mg以下であること。
チウラム
検液1Lにつき0.006mg以下であること。
シマジン
検液1Lにつき0.003mg以下であること。
チオベンカルブ
検液1Lにつき0.02mg以下であること。
ベンゼン
検液1Lにつき0.01mg以下であること。
セレン
検液1Lにつき0.01mg以下であること。
ふっ素
検液1Lにつき0.8mg以下であること。
ほう素
検液1Lにつき1mg以下であること。
備考
1. 環境上の条件のうち検液中濃度に係るものにあっては付表に定める方法により検液を作成し、これを用
いて測定を行うものとする。
2. カドミウム、鉛、六価クロム、砒(ひ)素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素に係る環境上の条件の
うち検液中濃度に係る値にあっては、汚染土壌が地下水面から離れており、かつ、原状において当該地
下水中のこれらの物質の濃度がそれぞれ地下水1Lにつき0.01mg、0.01mg、0.05mg、0.01mg、0.0005mg、
0.01mg、0.8mg及び1mgを超えていない場合には、それぞれ検液1Lにつき0.03mg、0.03mg、0.15mg、0.03mg
、0.0015mg、0.03mg、2.4mg及び3.0mgとする。
3. 「検液中に検出されないこと」とは、測定方法の欄に掲げる方法により測定した場合において、その結
果が当該方法の定量限界を下回ることをいう。
4. 有機燐(りん)とは、パラチオン、メチルパラチオン、メチルジメトン及びEPNをいう。
3‑315
2) ダイオキシン類対策特別措置法に基づく環境基準
「ダイオキシン類対策特別措置法」(平成 11 年法律第 105 号)第 7 条に基づき、
ダイオキシン類による大気汚染、水質汚濁、水底の底質の汚染及び土壌汚染に係る環
境上の条件について、人の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準として、
ダイオキシン類に係る環境基準が定められている。
ダイオキシン類に係る環境基準は、表 3.2‑23 に示すとおりである。
表 3.2‑23 ダイオキシン類に係る環境基準
(ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁及び土壌の汚染に係る
環境基準について 平成 11 年 12 月 27 日 環境庁告示第 68 号
最終改正 平成 21 年 3 月 31 日 環境省告示第 11 号)
媒 体
基 準 値
0.6pg‑TEQ/m3以下
大 気
水 質(水底の底質を除く。)
1pg‑TEQ/L以下
水底の底質
150pg‑TEQ/g以下
土 壌
1,000pg‑TEQ/g以下
備考
1. 基準値は、2,3,7,8−四塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシンの毒性に換算した値とする。
2. 大気及び水質(水底の底質を除く。)の基準値は、年間平均値とする。
3. 土壌中に含まれるダイオキシン類をソックスレー抽出又は高圧流体抽出し、高分解能ガスクロマト
グラフ質量分析計、ガスクロマトグラフ四重極形質量分析計又はガスクロマトグラフ三次元四重極
形質量分析計により測定する方法(この表の土壌の欄に掲げる測定方法を除く。以下「簡易測定方
法」という。)により測定した値(以下「簡易測定値」という。)に2を乗じた値を上限、簡易測
定値に0.5を乗じた値を下限とし、その範囲内の値をこの表の土壌の欄に掲げる測定方法により測
定した値とみなす。
4. 土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の量が250pg
‑TEQ/g以上の場合簡易測定方法により測定した場合にあっては、簡易測定値に2を乗じた値が250p
g‑TEQ/g以上の場合)には、必要な調査を実施することとする。
3‑316
(2) 規制基準等
1) 大気質
大気汚染については、「大気汚染防止法」(昭和 43 年法律第 97 号)、「ダイオ
キシン類対策特別措置法」、「福岡県公害防止等生活環境の保全に関する条例」(平
成 14 年福岡県条例第 79 号)により、規制が実施されている。
a. 大気汚染防止法による規制
「大気汚染防止法」では、同法に基づくばい煙発生施設について、施設ごとの排
出基準や硫黄酸化物及び窒素酸化物についての総量規制基準が定められている。ま
た、一般粉じん発生施設については構造、使用、管理に関する基準が定められてい
る。
b. ダイオキシン類対策特別措置法による規制
「ダイオキシン類対策特別措置法」では、同法に基づく特定施設から排出される
排出ガスについて、ダイオキシン類に係る排出基準を定めているほか、特定施設の
設置・構造等を変更する場合の事前届出制、排出ガスが排出基準に適合しない場合
の改善命令等の措置を定めている。
c. 福岡県公害防止等生活環境の保全に関する条例
「福岡県公害防止等生活環境の保全に関する条例」では、ばい煙に関して大気汚
染防止法等の対象とならない特定施設に対して規制基準が定められている。
3‑317
2) 騒音
騒音については、「騒音規制法」(昭和 43 年法律第 98 号)に基づき、特定工場
等において発生する騒音及び特定建設作業に伴って発生する騒音について規制基準
を表 3.2‑24 及び規制区域を図 3.2‑18 のように区域の区分ごとに指定している。
特定建設作業に伴って発生する騒音に対しては、表 3.2‑25 に示すとおり基準値及
び区域の区分に応じて作業時間等の制限等が定められている。
また、自動車騒音については、指定地域内の道路周囲の生活環境が著しく損なわ
れないよう、交通規制等の措置を要請する限度が表 3.2‑26 に示すとおり区域の区分
に応じて時間区分ごとに定められている。
表 3.2‑24 特定工場等において発生する騒音に係る規制基準
(平成 18 年 6 月 14 日 北九州市告示第 303 号)
(昭和 61 年 11 月 15 日 福岡県告示第 1713 号)
時間の区分
区域の区分
昼間
(8:00〜19:00)
朝・夕
夜間
(06:00〜08:00)
(23:00〜06:00)
(19:00〜23:00)
第 1 種区域
50 デシベル
45 デシベル
45 デシベル
第 2 種区域
60 デシベル
50 デシベル
50 デシベル
第 3 種区域
65 デシベル
65 デシベル
55 デシベル
第 4 種区域
70 デシベル
70 デシベル
65 デシベル
(備考)区域の区分は、次表の欄に掲げるとおりとする。
区域の区分
用 途 地 域
第 1 種区域
良好な住居の環境を保全するため、特に静穏の保持を必要とする
区域
第 2 種区域
住居の用に供されているため、静穏の保持を必要とする区域
第 3 種区域
住居の用にあわせて商業、工業等の用に供されている区域であつ
て、その区域内の住民の生活環境を保全するため、騒音の発生を
防止する必要がある区域
第 4 種区域
主として工業等の用に供されている区域であつて、その区域内の
住民の生活環境を悪化させないため、著しい騒音の発生を防止す
る必要がある区域
出典:「特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準」(昭和 43 年 11 月厚生省・
農林水産省・通産省・運輸省告示第 1 号)別表備考第 2 号
3‑318
表 3.2‑25 特定建設作業の種類及び特定建設作業騒音に係る規制基準
(昭和 43 年 11 月 27 日
特定建設
作業の区分
音の大きさ
の許容限度
禁止される
作業時間
1日の作業の
許容時間
厚生省・建設省告示第 1 号)
連続作業の
許容期間
第1号区域
第1号区域
午後7時から
10 時間
翌日の午前7時まで
連続 6 日
特定建設作業
85 デシベル
第2号区域
第2号区域
午後 10 時から
14 時間
翌日の午前6時まで
(備考)特定建設作業の種類及び区域の区分は、次表の欄に掲げるとおりとする。
(昭和 43 年 11 月 27 日
休日作業
の禁止
日曜日その他
の休日には行
わないこと
政令第 324 号)
特定建設作業の種類
1
2
3
4
5
6
7
8
くい打機等を使用する作業(アースオーガーと併用する作業を除く)
びょう打機を使用する作業
さく岩機を使用する作業
空気圧縮機を使用する作業
コンクリートプラント又はアスファルトプラントを設けて行う作業
バックホウを使用する作業
トラクターショベルを使用する作業
ブルドーザーを使用する作業
(平成 18 年 6 月 14 日 北九州市告示第 304 号)
(昭和 61 年 11 月 15 日 福岡県告示第 1714 号)
区
域
の
区
分
指
定
状
況
第
1
号
区
騒音規制法第三条第一項の規定により指定された地域(以下「指
定地域」という。)のうち、第一種区域、第二種区域、及び第三
域 種区域。指定区域のうち、第四種区域であって、学校、保育所、
病院・診療所(患者の収容施設を有するもの)、図書館、特別養
護老人ホームの敷地の周囲概ね 80 メートルの区域内
第
2
号
区
域 指定地域のうち、上記以外の区域
出典:第 1 号区域:「昭和 61 年 11 月福岡県告示第 1714 号」
第 2 号区域:「特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準(昭和 43 年 11 月厚
生省・建設省告示第1号)」別表第 2 号
表 3.2‑26 自動車騒音の要請限度
(平成 12 年 3 月 2 日
時間の区分
総理府令第 15 号)
昼 間
(6:00〜22:00)
夜 間
(22:00〜
6:00)
a区域及びb区域のうち1車線を有する道路に面する区域
65デシベル
55デシベル
a区域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する区域
70デシベル
65デシベル
b区域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する区域
及びc区域のうち車線を有する道路に面する区域
75デシベル
70デシベル
幹線交通を担う道路に近接する区域
75デシベル
70デシベル
区域の区分
注)事業実施区域周囲における a〜c 区域は、図 3.2‑16 に示す A〜C 類型にそれぞれ対応している。
3‑319
図 3.2‑18 騒音規制法に基づく規制区域
3‑320
3) 振動
振動については、「振動規制法」(昭和 51 年法律第 64 号)に基づき、工場から
の振動、建設作業振動、道路交通振動に係る規制が実施されている。
建設作業振動については、「振動規制法」で定められた特定工場等の振動に係る
規制基準及び特定建設作業に伴い発生する振動を対象として表 3.2‑27、表 3.2‑28
に示す規制基準が定められており、事業実施区域周囲における規制地域の区域の区
分は図 3.2‑19、図 3.2‑20 に示すとおりである。
また、道路交通振動については、「振動規制法」に基づく道路交通振動の要請限
度が表 3.2‑29 に示すとおり定められており、事業実施区域周囲における道路交通振
動の規制地域の区域の区分は、図 3.2‑19 に示すとおりである。
表 3.2‑27 特定工場等の振動に係る規制基準
時間の区分
区域の区分
(平成 18 年 6 月 14 日 北九州市告示第 307 号)
(昭和 61 年 11 月 15 日 福岡県告示第 1717 号)
昼 間
夜 間
(8:00〜19:00)
(19:00〜8:00)
第1種区域
60 デシベル
55 デシベル
第2種区域
65 デシベル
60 デシベル
(備考)区域の区分は、次表の欄に掲げるとおりとする。
区域の区分
区 域 の 範 囲
第1種区域
良好な住居の環境を保全するため、特に静穏の保持を必要とする区域及び
住居の用に供されているため、静穏の保持を必要とする区域
第2種区域
住居の用に併せて商業、工業等の用に供されている区域であつて、その区
域内の住民の生活環境を保全するため、振動の発生を防止する必要がある
区域及び主として工業等の用に供されている区域であつて、その区域内の
住民の生活環境を悪化させないため、著しい振動の発生を防止する必要が
ある区域
(備考)1. 工業専用地域及び臨海地区、空港等については適用しない。
2. 北九州市は原生森林地域のうち標高 200m 以上の地域を除く。
出典:「特定工場等において発生する振動の規制に関する基準」(昭和 51 年 11 月環境庁告示第
90 号)別表備考第 1 号
3‑321
表 3.2‑28 特定建設作業振動に係る規制基準
(昭和 51 年 11 月 10 日 総理府令第 58 号、昭和 51 年 10 月 22 日 政令第 280 号)
特定建設
振動レベル
禁止される
1日の作業の 連続作業の
休日作業
作業の区分
規制基準値
作業時間
許容時間
許容時間
の禁止
くい打機・くい抜機・くい
第1号区域
打くい抜機の使用作業
午後7時から
第1号区域
翌日の午前7時
日曜日その
10 時間
鋼球の使用作業
まで
他の休日に
75 デシベル
6日以内
第2号区域
は行わない
第2号区域
舗装版破砕機の使用作業
午後 10 時から
こと
14 時間
翌日の午前6時
ブレーカーの使用作業
まで
(備考)区域の区分は、次表の欄に掲げるとおりとする。
(平成 18 年 6 月 14 日 北九州市告示第 308 号)
(昭和 61 年 11 月 15 日 福岡県告示第 1718 号)
区域の区分
指
定
状
況
第1号区域
振動規制法第三条第一項の規定により指定された地域(以下「指定地域」という。)の
うち、第一種区域及び第二種区域(縦覧に供した図面で黄色に着色された区域)。第二
種区域(縦覧に供した図面で桃色に着色された区域)であって、学校、保育所、病院・
診療所(患者の収容施設を有するもの)、図書館、特別養護老人ホームの敷地の周囲概
ね80メートルの区域内。
第2号区域
指定地域のうち、上記以外の区域
(備考)1.工業専用地域及び臨海地区、空港等については適用しない。
2.北九州市は原生森林地域のうち標高 200m 以上の地域を除く。
出典:「昭和 61 年 11 月福岡県告示第 1718 号」
表 3.2‑29 道路交通振動の限度(要請限度)
(昭和 51 年 11 月 10 日
時間の区分
区域の区分
第1種区域
第2種区域
総理府令第 58 号)
昼 間
(8:00〜19:00)
夜 間
(19:00〜8:00)
65 デシベル
70 デシベル
60 デシベル
65 デシベル
(備考)時間の区分及び区域の区分は、次表の欄に掲げるとおりとする。
(平成 18 年 6 月 14 日 北九州市告示第 309 号)
(昭和 61 年 11 月 15 日 福岡県告示第 1719 号)
区域の区分
区 域 の 範 囲
第1種区域
良好な住居の環境を保全するため、特に静穏の保持を必要とする区域及び
住居の用に供されているため、静穏の保持を必要とする区域
第2種区域
住居の用に併せて商業、工業等の用に供されている区域であつて、その区
域内の住民の生活環境を保全するため、振動の発生を防止する必要がある
区域及び主として工業等の用に供されている区域であつて、その区域内の
住民の生活環境を悪化させないため、著しい振動の発生を防止する必要が
ある区域
(備考)1.工業専用地域及び臨海地区、空港等については適用しない。
2.北九州市は原生森林地域のうち標高 200m 以上の地域を除く。
出典:「特定工場等において発生する振動の規制に関する基準」(昭和 51 年 11 月環境庁告示第
90 号)別表備考第 1 号
3‑322
図 3.2‑19 振動規制法に基づく規制地域(特定工場等の振動及び道路交通振動)
3‑323
図 3.2‑20 振動規制法に基づく規制地域(特定建設作業振動)
3‑324
4) 悪臭
悪臭については、悪臭防止法(昭和 46 年 法律第 91 号)に基づき、悪臭規制地
域を指定し、工場その他の事業場から排出される悪臭物質の濃度や臭気指数につい
て表 3.2‑30 に示すとおり、各市町において規制基準が定められている。また、規制
地域については、図 3.2‑21 に示すとおりである。
表 3.2‑30(1) 悪臭に係る規制基準(苅田町)
最終改正
(平成 14 年 3 月 27 日 福岡県告示第 473 号
平成 26 年 3 月 28 日 福岡県告示第 351 号)
1.第 1 号規制基準(敷地境界上の規制基準)
規制区域
臭気指数
A 区域
12
B 区域
15
2.第 2 号規制基準(気体排出口の規制基準)
規則第 6 条の 2 に定める方法により算出して得た臭気排出強度又は排出気体の臭気指数
ただし、それぞれの施設により規制基準が異なるため、排出口から出された気体が地表に
到達したときに 1 号規制基準を満たすように排出口での規制基準を算定する。
・排出口における臭気指数の算出方法
15m 以上
排出口の高さ
15m 未満
悪臭防止法施行規則第 6 条の 2 項 1 号に規定する計算式を用
いて算出された臭気排出強度
悪臭防止法施行規則第 6 条の 2 項 2 号に規定する計算式を用
いて算出された臭気指数
出典:悪臭防止法施行規則 昭和 47 年 5 月 30 日 総理府令第 39 号
最終改正:平成 23 年 11 月 30 日 環境省令第 32 号
3.第 3 号規制基準(排出水の規制基準)
規則第 6 条の 3 に定める方法により算出して得た排出水の臭気指数
規制区域
臭気指数
A 区域
28
3‑325
B 区域
31
表 3.2‑30(2) 悪臭に係る規制基準(北九州市)
特定悪臭物質
規制基準
排出水中
敷地境界
規制基準
(ppm)
規制基準
(mg/L)
排出水量
0.001m3/秒以下
メチルカプタン
0.002
3
3
0.001m /秒を超え 0.1m /秒以下
3
硫化水素
0.02
0.02
3
有
0.005
3
0.001m /秒を超え 0.1m /秒以下
3
トリメチルアミン
アンモニア
ノルマル酪酸
イソ吉酸
ノルマル吉草酸
プロピオン酸
アセトアルデヒド
プロピオンアルデヒド
ノルマルブチルアルデヒド
イソブチルアルデヒド
ノルマルバレルアルデヒド
イソバレルアルデヒド
イソブタノール
酢酸エチル
メチルイソブチルケトン
トルエン
キシレン
スチレン
−
0.001m3/秒を超え 0.1m3/秒以下
0.1m /秒を超える場合
0.009
−
0.1
3
二硫化メチル
0.007
0.002
0.1m /秒を超える場合
0.01
−
0.1m /秒を超える場合
0.001m3/秒以下
硫化メチル
0.03
0.001m3/秒以下
3
気体排出口
規制の
有 無
0.3
−
0.07
−
0.01
−
0.001m /秒以下
0.6
−
0.001m3/秒を超え 0.1m3/秒以下
0.1
−
0.1m3/秒を超える場合
0.03
0.005
1.0
0.001
0.001
0.0009
0.03
0.05
0.05
0.009
0.02
0.009
0.003
0.9
3.0
1.0
10.0
1.0
0.4
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
備考)規制地域は北九州市全域である。
出典:「平成 26 年度版 北九州市の環境」(北九州市
3‑326
平成 26 年 9 月)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
有
有
−
−
−
−
−
−
有
有
有
有
有
有
有
有
有
−
図 3.2‑21 悪臭防止法に基づく規制地域
3‑327
5) 水質
水質汚濁については、「水質汚濁防止法」(昭和 45 年法律第 138 号)、「ダイオ
キシン類対策特別措置法」、「瀬戸内海環境保全特別措置法」(昭和 48 年法律第 110
号)、「福岡県公害防止等生活環境の保全に関する条例」(平成 14 年福岡県条例第
79 号)により、規制が実施されている。
a. 水質汚濁防止法、福岡県公害防止等生活環境の保全に関する条例にかかわる規制
「水質汚濁防止法」及び「福岡県公害防止等生活環境の保全に関する条例」では、
同法・条例に基づく特定施設を設置する工場・事業場に対して、直罰制度、改善命令
等の措置、特定施設の設置・構造等を変更する場合の事前届出制、特定施設からの排
水基準等を定めている。
排水基準については、「水質汚濁防止法」に基づき全国一律の排水基準(一律排水
基準)が表 3.2‑31 に示すように定められている。また、一律排水基準では水質汚濁
の防止が不十分と認められる水域については、条例より厳しい排水基準を設定するこ
とができ、福岡県では「水質汚濁防止法第3条第3項の規定に基づく排水基準を定め
る条例」(昭和 48 年福岡県条例第8号)により、法の基準より厳しい排水基準(上
乗せ排水基準)を定めている。
また、水質汚濁防止法第4条の2第1項の規定に基づき環境省が策定した「水質総
量削減基本方針」(平成 23 年 6 月)を受け、福岡県において法第4条の3第1項の
規定に基づき「総量削減計画」を策定し、同計画に定めた削減目標達成のために、総
量規制基準の適用等の施策が実施されている。
3‑328
表 3.2‑31(1)
一律排水基準(有害物質)
(排水基準を定める省令 昭和 46 年 6 月 21 日 総理府令第 35 号
最終改正 平成 26 年 11 月 4 日 環境省第 30 号)
有害物質の種類
許容限度
カドミウム及びその化合物
0.03
シアン化合物
1
mg/L
1
mg/L
有機燐化合物(パラチオン、メチルパラチオン、
メチルジメトン及び EPN に限る。)
mg/L
鉛及びその化合物
0.1 mg/L
六価クロム化合物
0.5 mg/L
砒素及びその化合物
0.1 mg/L
水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物
0.005mg/L
アルキル水銀化合物
検出されないこと。
ポリ塩化ビフェニル
0.003mg/L
トリクロロエチレン
0.3 mg/L
テトラクロロエチレン
0.1 mg/L
ジクロロメタン
0.2 mg/L
四塩化炭素
0.02 mg/L
1,2‑ジクロロエタン
0.04 mg/L
1,1‑ジクロロエチレン
1
シス‑1,2‑ジクロロエチレン
0.4 mg/L
1,1,1‑トリクロロエタン
3
1,1,2‑トリクロロエタン
0.06 mg/L
1,3‑ジクロロプロペン
0.02 mg/L
チウラム
0.06 mg/L
シマジン
0.03 mg/L
チオベンカルブ
0.2 mg/L
ベンゼン
0.1 mg/L
セレン及びその化合物
0.1 mg/L
ほう素及びその化合物
ふっ素及びその化合物
海域以外の公共用水域
海域
海域以外の公共用水域
海域
mg/L
mg/L
10
mg/L
230
mg/L
8
mg/L
15
mg/L
アンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物
アンモニア性窒素に 0.4 を乗じたもの、亜硝酸性
及び硝酸化合物
窒素及び硝酸性窒素の合計量 100mg/L
1,4‑ジオキサン
0.5 mg/L
(備考)
1.「検出されないこと。」とは、第2条の規定に基づき環境大臣が定める方法により排出水の汚染状態を検
定した場合において、その結果が当該検定方法の定量限界を下回ることをいう。
2.砒素及びその化合物についての排水基準は、水質汚濁防止法施行令及び廃棄物の処理及び清掃に関
する法律施行令の一部を改正する政令 (昭和 49 年政令第 363 号)の施行の際、現にゆう出してい
る温泉(温泉法(昭和 23 年法律第 125 号)第2条第1項に規定するものをいう。以下同じ。)を利
用する旅館業に属する事業場に係る排出水については、当分の間、適用しない。
3‑329
表 3.2‑31(2) 一律排水基準(その他の項目)
(排水基準を定める省令 昭和 46 年 6 月 21 日 総理府令第 35 号
最終改正 平成 26 年 11 月 4 日 環境省第 30 号)
生活環境項目
水素イオン濃度(pH)
海域以外の公共用水域
海域
許容限度
5.8〜8.6
5.0〜9.0
生物化学的酸素要求量(BOD)
160mg/L(日間平均 120mg/L)
化学的酸素要求量(COD)
160mg/L(日間平均 120mg/L)
浮遊物質量(SS)
200mg/L(日間平均 150mg/L)
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
5mg/L
(鉱油類含有量)
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
30mg/L
(動植物油脂類含有量)
フェノール類含有量
5mg/L
銅含有量
3mg/L
亜鉛含有量
2mg/L
溶解性鉄含有量
10mg/L
溶解性マンガン含有量
10mg/L
クロム含有量
2mg/L
大腸菌群数
日間平均 3000 個/cm3
窒素含有量
120mg/L(日間平均 60mg/L)
燐含有量
16mg/L(日間平均 8mg/L)
(備考)
1.「日間平均」による許容限度は、1日の排出水の平均的な汚染状態について定めたものである。
2.この表に掲げる排水基準は、1日当たりの平均的な排出水の量が 50 立方メートル以上である工場又
は事業場に係る排出水について適用する。
3.水素イオン濃度及び溶解性鉄含有量についての排水基準は、硫黄鉱業(硫黄と共存する硫化鉄鉱を掘
採する鉱業を含む。)に属する工場又は事業場に係る排出水については適用しない。
4.水素イオン濃度、銅含有量、亜鉛含有量、溶解性鉄含有量、溶解性マンガン含有量及びクロム含有量に
ついての排水基準は、水質汚濁防止法施行令及び廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を
改正する政令の施行の際現にゆう出している温泉を利用する旅館業に属する事業場に係る排出水に
ついては、当分の間、適用しない。
5.生物化学的酸素要求量についての排水基準は、海域及び湖沼以外の公共用水域に排出される排出水に
限って適用し、化学的酸素要求量についての排水基準は、海域及び湖沼に排出される排出水に限って
適用する。
6.窒素含有量についての排水基準は、窒素が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがあ
る湖沼として環境大臣が定める湖沼、海洋植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある海
域(湖沼であって水の塩素イオン含有量が 1 リットルにつき 9,000 ミリグラムを超えるものを含む。
以下同じ。)として環境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に限
って適用する。
7.燐(りん)含有量についての排水基準は、燐(りん)が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらすお
それがある湖沼として環境大臣が定める湖沼、海洋植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれ
がある海域として環境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に 限
って適用する。
3‑330
b. ダイオキシン類対策特別措置法による規制
「ダイオキシン類対策特別措置法」では、同法に基づく特定施設を設置する工場・
事業場に対して、直罰制度、改善命令等の措置、特定施設の設置・構造等を変更する
場合の事前届出制、特定施設からの排水基準等を定めている。
c. 瀬戸内海環境保全特別措置法に係る規制
「瀬戸内海環境保全特別措置法」では、瀬戸内海の保全に関する計画の策定等に関
して必要な事項を定めるとともに、特定施設の設置の規制、富栄養化による被害の発
生防止、自然海浜の保全、埋立て等についての特別の配慮等の措置を講じることによ
り、環境の保全を図ることを目的としている。
また、「水質汚濁防止法」第 4 条の 3 等の規定に基づき、化学的酸素要求量につい
ては「瀬戸内海環境保全特別措置法」第 5 条第 1 項に規定する区域のうち福岡県の区
域について、窒素含有量及びりん含有量については「水質汚濁防止法施行令」(昭和
46 年政令第 188 号)別表第 2 第 3 号ヲに掲げる区域について、平成 23 年 6 月 15 日付
け「化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量に係る総量削減基本方針」(瀬戸
内海)に定められた削減目標量を達成するため、必要な事項を定めている。
3‑331
d. 水底の底質
「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令第5条第1号に規定する埋立
場所等に排出しようとする金属等を含む廃棄物に係る判定基準を定める省令」(昭和
48 年総理府令第6号)に基づき、公共用水域の水質汚濁、魚介類汚染等の原因となる
汚染底質の判定基準や除去等の基準として、表 3.2‑32 に示すとおり水底土砂に係る
判定基準が定められている。また、「底質の暫定除去基準」(昭和 50 年環水管第 119
号)が表 3.2‑33 に示すとおり定められている。
表 3.2‑32 水底土砂に係る判定基準
(昭和 48 年 2 月 17 日 総理府令第 6 号
平成 26 年 5 月 30 日 環境省令第 19 号)
基
準
値
アルキル水銀化合物につき検出されないこと。
検液 1L につき水銀 0.005mg以下
検液 1L につきカドミウム 0.1mg以下
検液 1L につき鉛 0.1mg以下
検液 1L につき有機りん化合物 1mg以下
検液 1L につき六価クロム 0.5mg以下
検液 1L につきひ素 0.1mg以下
検液 1L につきシアン 1mg以下
検液 1L につきポリ塩化ビフェニル 0.003mg以下
検液 1L につき銅 3mg以下
検液 1L につき亜鉛 2mg以下
検液 1L につきふっ素 15mg以下
検液 1L につきトリクロロエチレン0.3mg以下
検液 1L につきテトラクロロエチレン 0.1mg以下
検液 1L につきベリリウム 2.5mg以下
検液 1L につきクロム 2mg以下
検液 1L につきニッケル 1.2mg以下
検液 1L につきバナジウム 1.5mg以下
試料 1kg につき塩素 40mg以下
検液 1L につきジクロロメタン 0.2mg以下
検液 1L につき四塩化炭素 0.02mg以下
検液 1L につき1,2‑ジクロロエタン 0.04mg以下
検液 1L につき1,1‑ジクロロエチレン 1mg以下
検液 1L につきシス‑1,2‑ジクロロエチレン0.4mg以下
検液 1L につき1,1,1‑トリクロロエタン 3mg以下
検液 1L につき1,1,2‑トリクロロエタン 0.06mg以下
検液 1L につき1,3‑ジクロロプロペン 0.02mg以下
検液 1L につきチウラム 0.06mg以下
検液 1L につきシマジン 0.03mg以下
検液 1L につきチオベンカルブ 0.2mg以下
検液 1L につきベンゼン 0.1mg以下
検液 1L につきセレン 0.1mg以下
検液 1L につき1,4‑ジオキサン 0.5mg以下
検液 1L につきダイオキシン類 10pg‑TEQ以下
最終改正
項
目
アルキル水銀化合物
水銀又はその化合物
カドミウム又はその化合物
鉛又はその化合物
有機りん化合物
六価クロム化合物
ひ素又はその化合物
シアン化合物
ポリ塩化ビフェニル
銅又はその化合物
亜鉛又はその化合物
ふっ化物
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
ベリリウム又はその化合物
クロム又はその化合物
ニッケル又はその化合物
バナジウム又はその化合物
有機塩素化合物
ジクロロメタン
四塩化炭素
1,2‑ジクロロエタン
1,1‑ジクロロエチレン
シス‑1,2‑ジクロロエチレン
1,1,1‑トリクロロエタン
1,1,2‑トリクロロエタン
1,3‑ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
ベンゼン
セレン又はその化合物
1,4‑ジオキサン
ダイオキシン類
表 3.2‑33 底質の暫定除去基準
項 目
水 銀
PCB
(昭和 50 年 10 月 28 日 環水管第 119 号
改正 昭和 63 年 9 月 8 日 環水管第 127 号)
暫定除去基準値(底質の乾燥重量当たり)
(1) 河川及び湖沼:25ppm以上
(2) 海 域:次式により算出した値(C)以上
ΔH
1
C= 0.18・
J ・
S
(ppm)
△H=平均潮差 (m) J=溶出率 S=安全率
10ppm以上
3‑332
(3) 公害防止計画
福岡県では、「環境基本法」の規定に基づき、「北九州地域公害防止計画」、「大
牟田地域公害防止計画」及び「福岡地域公害防止計画」を策定し、公害防止のため
の諸施策を推進しており、事業実施区域は公害防止計画の対象地域に該当しないが、
周囲地域は「北九州地域公害防止計画」の対象地域となる。
「北九州地域公害防止計画」の概要は、表 3.2‑34 に示すとおりである。
表 3.2‑34(1) 北九州地域公害防止計画の概要
区 分
地域の範囲
計画の期間
計画策定の
趣旨
内
容
北九州市全域
平成 23〜32 年度(10 年間)
当地域は、明治時代以降の産業近代化の一翼を担い、鉄鋼・化学・窯業・電力などの基幹
産業の集積により発展したわが国有数の工業地帯として、昭和30年代以降の高度成長期にお
いても目覚ましい発展を遂げた。しかし、この発展過程において、住工が極めて密着した都
市形成が進展したため、工場からの排ガスが市民生活を脅かし、工場排水や生活排水によっ
て中小河川の水質汚濁が進み、洞海湾は「死の海」といわれるまでに公害が激化した。
このような深刻な状況の中で、公害防止に関する諸施策を総合的に講じるため、当地域で
は、昭和47年度に昭和56年度を目標とする「北九州地域公害防止計画」が策定された。
その後、この計画は、大気・水質についていまだ解決すべき問題を残していること、並び
に騒音・振動・悪臭についても引き続き総合的な施策が必要であるとの理由により、平成22
年度まで策定されてきた。
この間、公害の防止に関する諸施策を推進してきたところであるが、平成23年度以降にお
いても種々の課題があるため、継続して策定を行うものである。
表 3.2‑34(2) 北九州地域公害防止計画の概要(目標)
区 分
1
大気汚染
2
水
質
汚
濁
目
標
適用区域
「大気の汚染に係る環境基準について」
工業専用地域、車道その
(昭和48年5月8日環境庁告示第25号) 他一般公衆が通常生活し
ていない地域又は場所以
光化学オキシダント
1時間値が0.06ppm以下であること
外の区域
生 ア 「水質汚濁に係る環境基準について」
水質汚濁に係る環境基準
活 海
(昭和46年12月28日環境庁告示第59号) の水域類型が指定されて
環 域
いる水域
基準値
項目
利用目的の適応性
境
類型
化学的酸素要求量
項
水産1級、水浴、自然環境保全及びB以下の
A
2mg/l以下
目
欄に掲げるもの
B
水産2級、工業用水及びCの欄に掲げるもの
3mg/l以下
C
環境保全
8mg/l以下
「水質汚濁に係る環境基準について」
(昭和46年12月28日環境庁告示第59号)
項目
類型
利用目的の適応性
Ⅰ
基準値
全窒素
全りん
自然環境保全及びⅡ以下の欄に掲げる
もの(水産2種及び3種を除く。)
0.2mg/l
以下
0.02mg/l
以下
Ⅱ
水産1種、水浴及びⅢ以下の欄に掲げる
もの(水産2種及び3種を除く。)
0.3mg/l
以下
0.03mg/l
以下
Ⅲ
水産2種及びⅣの欄に掲げるもの(水産
3種を除く。)
0.6mg/l
以下
0.05mg/l
以下
Ⅳ
水産3種、工業用水、生物生息環境保全
1mg/l
以下
0.09mg/l
以下
出典:「北九州地域公害防止計画」(福岡県 平成 24 年 3 月)
3‑333
表 3.2‑34(3) 北九州地域公害防止計画の概要(目標)
区 分
3
騒
音
目
標
適用区域
(1) 「騒音に係る環境基準について」
全計画地域(但し、都市
(平成10年9月30日環境庁告示第64号) 計画法に規定する工業
騒
専用地域及び臨港地区、
音
基準値
地域の類型
港湾法に規定する臨港
昼間
夜間
地区並びに航空法に規
AA
50デシベル以下
40デシベル以下
定する飛行場について
A及びB
55デシベル以下
45デシベル以下
は適用しない。)
C
60デシベル以下
50デシベル以下
ただし、次表に掲げる地域に該当する地域(以下「道路に面する地
域」という。)については、目標値は上表によらず、次表の基準値の
欄に掲げるとおりとする。
基準値
地域の区分
昼間
夜間
A地域のうち2車線以上の車線を有す
る道路に面する地域
60デシベル
以下
55デシベル
以下
B地域のうち2車線以上の車線を有す
る道路に面する地域及びC地域のう
ち車線を有する道路に面する地域
65デシベル
以下
60デシベル
以下
この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間について
は、上表にかかわらず、特例として次表の基準値の欄に掲げるとお
りとする。
基準値
昼間
夜間
70デシベル以下
65デシベル以下
備考
個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた
生活が営まれていると認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準
(昼間にあっては45デシベル以下、夜間にあっては40デシベル以下)によ
ることができる。
4
ダ
イ
オ
キ
シ
ン
類
(2) 「新幹線鉄道騒音に係る環境基準について」
新幹線鉄道の軌道中心
(昭和50年7月29日環境庁告示第46号) 線より左右両側それぞ
新
れ300m以内。
幹
地域の類型
基準値
線
Ⅰ
70デシベル以下
騒
Ⅱ
75デシベル以下
音
底 ダイオキシン類対策措置法(平成11年法律第105号)第7条の規定に基
質 づく、ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の
汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準
(平成11年12月27日環境庁告示第68号)
媒体
水底の底質
基準値
150pg‑TEQ/g
出典:「北九州地域公害防止計画」(福岡県 平成 24 年 3 月)
3‑334
表 3.2‑34(4) 北九州地域公害防止計画の概要(課題)
区 分
計画の主要
課題
内
容
(1)響灘及び周防灘、及び豊前地先海域の水質汚濁
響灘及び周防灘、及び豊前地先海域の水質汚濁の防止を図る。
(2)洞海湾(川代泊地)のダイオキシン類汚染
洞海湾(川代泊地)のダイオキシン類による底質の汚染の防止を図る。
主要課題
への対応
(1)響灘及び周防灘、及び豊前地先海域の水質汚濁
1)達成目標
汚濁負荷量削減に関係する施策を総合的に推進し、響灘及び周防灘、及び豊前地先海域
におけるCODの環境基準(A類型 2mg/l)及び洞海湾海域における全窒素の環境基準(Ⅳ
類型 1mg/l)が達成されるよう努める。
2)今後の施策
A 汚濁負荷の総量削減計画に基づく対策
B 生活排水対策
C 産業排水対策
D 教育、啓発等
E その他の発生源対策
F 海域の環境整備
G 船舶廃油等対策
H 調査研究の推進
(2)洞海湾(川代泊地)のダイオキシン類汚染
1)達成目標
洞海湾の川代泊地のダイオキシン類汚染については、今後必要な措置を講ずることによ
り、環境基準の達成を図る。
2)今後の施策
今後、恒久的な対応策について、国等の関係機関や学識経験者等との協議を行っていく。
また、港運事業者等が港湾活動で利用している船舶の規模に見合った水深を早期に確保す
るため、泊地整備を暫定的に行う手法等について検討を進めていく。
出典:「北九州地域公害防止計画」(福岡県 平成 24 年 3 月)
3‑335
3.2.7.2 自然関係法令等
事業実施区域周囲における自然関係法令等に基づく地域指定等の状況は、次の
とおりである。
(1) 自然公園
1) 国立公園
事業実施区域周囲においては、「自然公園法」(昭和 32 年法律第 161 号)に基づ
く国立公園に指定されている地域はない。
2) 国定公園
「自然公園法」に基づく国定公園に指定されている地域はない。
3) 県立自然公園
「福岡県自然公園条例」(昭和 38 年福岡県条例第 25 号)に基づく県立自然公園の
指定状況は図 3.2‑22 に示すとおりであり、筑豊県立自然公園が指定されている。
(2) 自然環境保全地域
事業実施区域周囲においては、「自然環境保全法」(昭和 47 年法律第 85 号)に
基づく原生自然環境保全地域及び自然環境保全地域並びに「福岡県環境保全に関す
る条例」(昭和 47 年福岡県条例第 28 号)に基づく自然環境保全地域に指定されて
いる地域はない。
(3) 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地
事業実施区域周囲には、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約
(ラムサール条約)」(昭和 55 年条約第 28 号)に基づき指定されている湿地はない。
(4) 絶滅のおそれのある野生動植物の生息地等保護区
事業実施区域周囲には、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法
律」(平成 4 年法律第 75 号)に基づく生息地等保護区はない。
(5) 自然海浜保全地区
事業実施区域周囲には、「福岡県自然海浜保全地区条例」(昭和 55 年福岡県条例
第 24 号)に基づく自然海浜保全地区はない。
(6) 鳥獣保護区等
「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」(平成 14 年法律第 88 号)に基づ
く鳥獣保護区等の設定状況は、図 3.2‑23 に示すとおりである。
(7) 保安林
「森林法」(昭和 26 年法律第 249 号)に基づく保安林の指定状況は、図 3.2‑24
に示すとおりである。
(8) 風致地区及び特別緑地保全地区
「都市計画法」(昭和 43 年法律第 100 号)に基づく風致地区及び特別緑地保全地
区の指定状況は、図 3.2‑25 に示すとおりである。
3‑336
出典:「福岡県の自然公園」(福岡県ホームページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/c02/naturalpark01.html)
図 3.2‑22 自然公園及び自然海浜保全地区の指定状況
3‑337
番号
名
①
②
③
④
足立山 鳥獣保護区
小倉南 特定猟具(銃器)使用禁止区域
苅田 特定猟具(銃器)使用禁止区域
葛川 特定猟具(銃器)使用禁止区域
出典:「平成 26 年度
称
番号
名
称
⑤ 殿川ダム 特定猟具(銃器)使用禁止区域
⑥ 山口ダム 特定猟具(銃器)使用禁止区域
⑦ 松ヶ江 特定猟具(銃器)使用禁止区域
‑
‑
福岡県鳥獣保護区等位置図」(福岡県
平成 26 年 9 月)
図 3.2‑23 鳥獣保護区等の設定状況
3‑338
出典:「土地利用調整総合支援ネットワークシステム(LUCKY:Land Use Control bacK‑up sYstem)」
(国土交通省ホームページ http://lucky.tochi.mlit.go.jp/)
図 3.2‑24 保安林の指定状況
3‑339
出典:「北九州都市計画総括図(東部)」(北九州市
平成 25 年 4 月)
図 3.2‑25 風致地区及び特別緑地保全地区の指定状況
3‑340
(9) 文化財
「文化財保護法」
(昭和 25 年法律第 214 号)に基づく文化財の指定状況は表 3.2‑35
に、分布状況は図 3.2‑26 に示すとおりである。
表 3.2‑35 文化財の指定状況
種別
区分
国指定
県指定
史跡
町指定
名称
所在地
指定年月日
番
号
石塚山古墳
御所山古墳
苅田町富久町 1 丁目
苅田町大字与原
昭和 60.1.31
昭和 11.9.3
1
2
番塚古墳
雨窪古墳
苅田町大字尾倉
苅田町若久町 3 丁目
昭和 35.1.12
平成元.5.8
3
4
恩塚古墳
松山城跡
苅田町大字新津
苅田町大字松山
平成元.5.8
平成 5.12.22
5
6
平清経塚
岩屋古墳群
苅田町大字馬場
苅田町大字上片島
平成 6.9.7
平成 11.7.21
7
8
注)番号は、図 3.2‑26 に対応している。
出典:福岡県文化財データベース(http://www.fsg.pref.fukuoka.jp/bunka/index.asp)
北九州市ホームページ(http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kanko)
「苅田町歴史資料館 文化財ガイドブック」(苅田町歴史資料館 平成 22 年 8 月)
3‑341
注)番号は、表 3.2‑35 に対応している。
出典:福岡県文化財データベース(http://www.fsg.pref.fukuoka.jp/bunka/index.asp)
北九州市ホームページ(http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kanko)
「苅田町歴史資料館 文化財ガイドブック」(苅田町歴史資料館 平成 22 年 8 月)
図 3.2‑26 文化財の分布状況
3‑342
3.2.7.3 その他の環境関係法令等
(1) 水産関係法令
1) 保護水面
事業実施区域周囲には、「水産資源保護法」(昭和 26 年法律第 313 号)に基づく
水産動植物の産卵、育成に適し、保護培養の措置を講ずべき保護水面の指定はない。
2) 藻場等ひき網漁業禁止区域
事業実施区域周囲には、「瀬戸内海漁業取締規則」(昭和 26 年農林省令第 62 号)
に基づく藻場等ひき網漁業禁止区域の指定はない。
3) 育成水面
事業実施区域周囲には、「沿岸漁場整備開発法」(昭和 49 年法律第 49 号)に基
づく栽培漁業の推進を目的として設定される育成水面の指定はない。
(2) 瀬戸内海環境保全特別措置法
「瀬戸内海環境保全特別措置法」第 13 条に基づき、瀬戸内海における公有水面埋
立ての免許又は承認にあたって、関係府県知事は瀬戸内海の特殊性に十分配慮しな
ければならないこととされている。本規定を運用するための「基本方針」について
は、昭和 49 年 5 月に瀬戸内海環境保全審議会より答申がなされており、基本方針で
は海域環境保全、自然環境保全及び水産資源保全上の見地から、①水質、生態系、
漁業等への影響が軽微であること、②水産資源保護法に基づく保護水面、文化財保
護法に基づく史跡名勝天然記念物に指定された地域等を極力避けること、③特定地
域(大阪湾奥部、播磨灘北部、播磨灘中央部のうち香川県側、水島灘、燧灘のうち
愛媛県側、安芸灘のうち広島県側及び広島湾)での留意事項が示されている。なお、
本事業の事業実施区域は、基本方針に示された特定海域には該当していない。
また、「瀬戸内海環境保全特別措置法」第 3 条の規定に基づき、瀬戸内海の環境
の保全に関し、長期にわたる基本的な計画として、「瀬戸内海環境保全計画」(昭
和 53 年総理府告示第 11 号)が策定されている。さらに、福岡県では同法第 4 条の
規定に基づき、瀬戸内海の環境の保全に関し実施すべき施策について「瀬戸内海の
環境の保全に関する福岡県計画」を定めている。
なお、瀬戸内海環境保全計画は平成 27 年 2 月 27 日に改定され、瀬戸内海環境保
全計画の目標は表 3.2‑36 に示すとおりである。
3‑343
表 3.2‑36 瀬戸内海環境保全計画の目標
区分
1.沿岸域の環
境保全、再生
及び創出に
関する目標
内
容
(1)水質浄化及び物質循環の機能を有し、魚介類も含め多様な生物が生息・生育する
場となっている沿岸域における藻場・干潟・砂浜・塩性湿地等が適正に保全され、
また、必要に応じて再生・創出のための措置が講ぜられていること。
(2)海水浴場、潮干狩場等の自然とのふれあいの場等として多くの人々に親しまれて
いる自然海浜等が、できるだけその利用に好適な状態で保全されていること。
(3)生活環境及び生物の生息・生育環境に影響を及ぼす底質及び窪地については、必
要に応じ、その悪影響を防止・改善するための措置が講ぜられていること。
(4)海砂利の採取(河口閉塞対策等を除く。以下同じ。)が行われていないこと。や
むを得ない場合においては、環境影響を最小限とするための措置が講ぜられてい
ること。
(5)海面の埋立てに当たっては、環境保全に十分配慮することとし、環境影響を回避・
低減するための措置が講ぜられていること。
2.水質の保全
及び管理に
関する目標
(6)海岸保全施設等の整備・更新など、防災・減災対策の推進に当たっては、自然と
の共生及び環境との調和に配慮すること。
(1)水質汚濁、赤潮、富栄養化の防止のための対策が計画的かつ総合的に講ぜられて
いること。水質環境基準(今後設定等されるものも含む。)について、未達成の
海域においては可及的速やかに達成に努めるとともに、達成された海域において
はこれが維持されていること。また、湾・灘ごと、季節ごとの地域の実情に応じ
た、きめ細やかな水質管理に関する検討や順応的な取組が進められていること。
赤潮についてはその発生機構の解明に努めるとともに、その発生の人為的要因と
なるものを極力少なくすることを目途とすること。
(2)下水道等の整備により生活排水対策が進められていること。
(3)水質及び底質は互いに影響を及ぼす関係であることから、水質の保全とともに底
質環境の改善の措置が講ぜられていること。
(4)有害化学物質等の低減のための対策が進められていること。
(5)油流出事故に係る未然防止措置及び事故発生時における防除体制整備が図られて
いること。
3.自然景観及
び文化的景
観の保全に
関する目標
(6)海水浴場、潮干狩場等の自然とのふれあいの場等の水質が良好な状態で保全され
ていること。
(1)瀬戸内海の自然景観の核心的な地域は、その態様に応じて国立公園、国定公園、
県立自然公園又は自然環境保全地域等として指定され、瀬戸内海特有の優れた自
然景観が失われないようにすることを主眼として、適正に保全されていること。
また、自然海岸については、それが現状よりもできるだけ減少することのないよ
う、適正に保全されていること。さらに、これまでに失われた自然海岸について
は、必要に応じ、その回復のための措置が講ぜられていること。
(2)瀬戸内海の島しょ部及び海岸部における草木の緑は、瀬戸内海の景観を構成する
重要な要素であることにかんがみ、保安林、特別緑地保全地区等の制度の活用等
により現状の緑を極力維持するのみならず、積極的にこれを育てる方向で適正に
保護管理されていること。
(3)瀬戸内海の自然景観と一体をなしている史跡、名勝、天然記念物等の文化財が適
正に保全されていること。
(4) 海面及び海岸が清浄に保持され、景観を損なうようなごみ、汚物、油等が海面に
浮遊し、あるいは海岸に漂着し、又は投棄されていないこと。
(5)地域の自然や文化等を活かしたエコツーリズムが推進されていること。
4.水産資源の
持続的な利
用の確保に
関する目標
水産資源が、生態系の構成要素であり、限りあるものであることにかんがみ、その
持続的な利用を確保するため、生物多様性・生物生産性の観点から環境との調和に配
慮しつつ、水産動植物の増殖の推進を図り、科学的知見に基づく水産資源の適切な保
存及び管理が実施されるよう一層の推進に努めること。
3‑344
(3) 環境関連条例
1) 福岡県環境保全に関する条例
福岡県では、「福岡県環境保全に関する条例」(昭和 47 年福岡県条例第 28 号)
を制定している。
同条例では、福岡県の環境の保全に関する基本となる事項を定めるとともに、環
境の保全を総合的に推進し、もって県民の健康で文化的な生活の確保に寄与するこ
とを目的とし、環境の保全のための県・事業者・県民の責務を定めるとともに、福
岡県が施策を策定する際に環境の保全について配慮しなければならないこと、及び
自然環境保全基本方針等に関する事項を定めている。
2) 福岡県環境影響評価条例
福岡県では、「福岡県環境影響評価条例」(平成 10 年福岡県条例第 39 号)を制
定している。
同条例では、環境に及ぼす影響の程度が著しいものとなるおそれがある土地の形
状の変更、工作物の新設等の事業について、環境影響評価が適切かつ円滑に行われ
るための手続等に関して必要な事項を定めることにより、事業者がこれらの事業の
実施に当たって環境の保全について適正な配慮を行うことを確保し、もって良好な
環境の維持及び持続的発展が可能な社会の構築に資することを目的とし、環境の保
全のための県・市町村・事業者・県民の責務を定めている。
3) 北九州市環境基本条例
北九州市では、現在及び将来の市民が健康で文化的な生活を営むことのできる良
好な環境を確保することを目的として、「北九州市環境基本条例」(平成 12 年北九
州市条例第 71 号)を制定している。
同条例では、公害克服の経験を生かした環境国際協力や環境産業の振興など取組
みのほか、化学物質対策や自動車公害対策などの市民に身近な環境保全対策、環境
教育・学習の推進など市民・事業者の自発的な環境保全活動を促進するための規定
などを設け、同時に、環境的発展が可能な都市づくりを進めるための基本理念や市・
事業者・市民の役割、環境の保全に関する基本的事項を定めることにより、各種の
施策を総合的・計画的に推進していくことなどを規定している。
4) 北九州市環境影響評価条例
北九州市では、「北九州市環境影響評価条例」(平成 10 年条例第 11 号)を制定
している。
同条例では、国の環境影響評価法をモデルとして作成し、従来の環境管理計画運
用指針と比較して、情報公開、住民参加の機会の抜本的な拡充を図ることや、法律
を補完する観点から様々な事業を制度の対象とするとともに、第三者機関として環
境影響評価審査会や事後調査を設ける等、北九州市独自の内容を盛り込んでいる。
3‑345
3.2.8 その他の事項
3.2.8.1 一般廃棄物の処理の状況
福岡県及び事業実施区域周囲地域におけるごみ・し尿の処理状況を表 3.2‑37 に
示す。
事業実施区域周囲地域におけるごみ処理総量は 459,102 トン、し尿処理量は
60,714kL である。
表 3.2‑37 ごみ・し尿処理量(平成 25 年度)
項
目
福岡県
周囲地域
北九州市
苅田町
計
ごみ処理量(トン)
1,805,431
13,015
446,087
459,102
し尿処理量(kL)
1,250,619
24,901
35,813
60,714
出典:「一般廃棄物処理実態調査結果 平成 25 年度調査結果」(環境省
平成 27 年 3 月)
3.2.8.2 公害苦情の状況
福岡県及び事業実施区域周囲地域における公害苦情件数の状況を表 3.2‑38 に
示す。
事業実施区域周囲地域における公害苦情件数は 279 件であり、苦情の内容とし
ては、騒音に関する苦情が最も多くなっている。
表 3.2‑38 公害苦情件数の状況(平成 25 年度)
[単位:件]
区分
典型 7 公害
合計
地域
福岡県
地域
計
水質
汚濁
騒音
振動
3,098
1,965
754
384
494
24
6
4
1
2
1
0
北九州市
273
266
47
65
87
7
計
279
270
48
67
88
7
苅田町
周囲
大気
汚染
土壌 地盤
悪臭
汚染 沈下
12
0
0
−
0
その他
297
1,133
0
2
60
7
60
9
注)「その他」は「大気汚染」、「水質汚濁」、「騒音」、「振動」、「土壌汚染・地盤沈下」、「悪
臭」以外の項目である。
出典: 「 平成 26 年版 福岡県環境白書」(福岡県 平成 26 年 12 月)
「平成 26 年版 北九州市の環境」(北九州市 平成 26 年 9 月)
福岡県環境保全課資料
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