ダイレクトパーツマーキング使用事例

ダイレクトパーツマーキング使用事例
ダイレクトパーツマーキング(DPM)とは…
バーコードや2次元コードは、ラベルに印字して様々なものに貼り付けて使用するか、カード等に印刷し
て読みとるケースが多いです。
しかし、バーコードや2次元コードで管理を行うものには、ラベルの貼り付けスペースがないものや洗浄
が必要な手術機材等、様々な事情でラベルの貼り付けができないものがあります。
このような場合、管理対象品に直接コードを印字するダイレクトマーキングが選ばれます。
ダイレクトマーキングは素材に直接マーキングするため、ラベルのようにはがれる心配がなく、厳しい環
境下でも長期間の読み取りが可能です。
高い耐久性だけでなく、省スペースへの印字が可能な為、医療機器業界での需要拡大が見込まれます。
2016年の医療機器業界UDI運用マニュアルにもDPMの記述が盛り込まれ、DPMへの関心が高まってお
ります。
≪ダイレクトパーツマーキングの使用方法≫
STEP1:対象器具に2次元コードを印字する
専用のマーキング装置を使用して2次元コードを対象器具にマーキングします。
2次元シンボルマーキング装置 MPX-90Mの特徴
・打刻式ならではの精密なマーキング
・1mm角に26バイト(半角英数26文字)の2次元コードのマーキングが可能。
・使い勝手に優れたマーキング専用ソフトが標準で付属
・設置場所を選ばないコンパクトボディ
ローランド ディー.ジー.製
MPX-90MA
Datamatrix
※ダイレクトパーツマーキングには打刻式とレーザー式があります。
レーザー式のマーキング装置に関しましては別途お問い合わせ下さい。
STEP2:2次元コードのグレード(品質)を検証する
マーキングした2次元コードの品質を検証機で確認します。
ダイレクトパーツマーキング用検証機の特徴
・印字方式によって異なるセル形状やコードサイズに対応。
・様々な方式の照明機能を搭載し、埋め込みデータの文法、
構文チェックと各種規格に応じたグレード検証を行います。
・検証結果を出すレポート機能を備え、バックアップ用、
コンプライアンス監査用としてのご利用が可能です。
MICRO SCAN製
DPM検証機
検証結果 画面イメージ
STEP3:医療機器管理への応用
ダイレクトパーツマーキングを利用すると、様々な現場でその現場ごとに必要な情報を
管理する事ができます。
例えば…
手術用の医療器具の管理。
1回の手術ではメス、ハサミ、鉗子など、数多くの器具を使用します。
メスにも種類があり、熟練者でなければピッキングや目視検査に時間が掛かります。
手術中に器具が足らなかったら大変な事になりますし、手術前と手術後に器具をカウントし、使った器具
があるかのチェックも必ず行います。
医療現場では何重にも確認して器具の管理をしていますが、人が目視で管理をしている限りミスが発生
する可能性があります。
DPMを使ったシステムの導入により、作業時間の短縮、ピッキングミスを防止します。
①患者名・手術(手術器具)
等必要情報を登録
ピッキング
リスト出力
②手術器具をピッキング
(タブレットに取り込み
滅菌済みかのチェックを行う)
③手術器具をキッティング
手術日、手術名、患者名(ID)で バーコード照合を行い手術器具を準備
パーツマーキングした2次元コードをDPM専用のスキャナで読み取ります。
ダイレクトパーツマーキング用スキャナ THIR-6200DDM の特徴
・業界最長距離(Bluetooth Class1)の通信エリアを実現。
・ワイドビューウィンドウを採用し、狙いやすさと読み取りやすさを実現。
・簡単読み取り設定を標準搭載。
・多彩な照明・プリセットデータで簡単設定ができます。
マーストーケン
ソリューション製
THIR-6200DDM
ダイレクトパーツマーキングは今までコード印字が出来ずに人が目視で管理をしていた医療機器をコード
管理する事により、医療現場の作業時間の短縮と安全性の向上をサポート致します。
ダイレクトパーツマーキング関する機器・ソフトのご案内及びお客様の環境に合わせた運用のご提案をさ
せて頂きます。
資料請求・見積もり等お気軽にお問合せ下さい。
山京インテック株式会社
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