平成 26 年 7 月 18 日 名古屋教育医療記者会 各位 名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 准教授 栗原康行 電話 052-721-3267(携帯 090-3506-9067) (mail :[email protected]) 芸術工学部事務室 渡邉・黒野 電話 052-721-1225 (名古屋映画演劇記者クラブ・名古屋市政記者クラブと同時発表) 芸術工学部映像研究室 ゼミ作品 長編映画「Online Friend」(仮題)のクランクインのご案内 ― ネット依存症や携帯依存の問題を描く作品 ― 名古屋市立大学芸術工学部映像研究室では、出演者にプロの俳優を交え、学外でのロケを行う等、商業映画と同様の緊張 感、プロセスで映像作品の制作を行っています。学生は、企画、シナリオ作り、撮影、映像編集だけでなく、俳優との出演 交渉、出演者のスケジュール管理など、撮影に必要となる全ての手順を実践として学んでいます。昨年制作した作品は、今 年 3 月に名古屋ミッドランドスクエアシネマで公開し、数十名のキャンセル待ち客が出る程の大盛況となりました。 今年はプロの俳優に加え、本学学生、教員が出演するほか、近隣に位置しデザイン・建築などの専攻を同じくする名古屋 市立工芸高校と協力し、高校をロケ地に加え、先生や高校生の出演をお願いしています。 8 月中旬にクランクインし、下記のように撮影現場を公開します。学生たちの緊張感あふれる制作現場を、是非ご取材ご 検討の程よろしくお願い致します。 昨年の撮影の様子 記 1.撮影公開の日時 ①8月 15日(金)~17日(日) 午前 10時~午後 5時頃(市工芸高校) ②8月 23日(土)〜24日(日)午後 5時〜午後 8 時頃(名古屋市役所正面玄関付近) 1 2.撮影場所 ①名古屋市立工芸高等学校(8 月 15 日~17 日)( アクセス http://www.kogei-th.nagoya-c.ed.jp/01access.html ) ②名古屋市役所 正面玄関付近 3.注意事項 映画の撮影は天候や進行具合により撮影順序や場所が変更になることがあります。お手数ですが取材いただける場合 には、前日に必ずお電話等でご連絡くださいますようお願いします。 撮影や取材、アクセスに関する問い合わせはすべて上記連絡先にお願いします。 長編映画「Online Friend」(仮題)について [企画意図] 「若者のインターネット(携帯電話)依存症、バカッター(SNSなどで馬鹿なことや人の迷惑を考えない内容を投稿すること)、 パソコンや携帯電話における「オンラインとオフラインの関係」や、そのことに由来する(あるいは影響される)人間関係や社会 の歪みを問題提起する。 [あらすじ] アンナはいつも嘘の(あるいは見栄を張った)SNSを更新してみんなの顰蹙(ひんしゅく)をかっている。急逝した母に対する 喪失感や寂しさからそのような行動(ネット依存)をとっている。また家庭では、父親や姉ともうまく行っていない。 一方、クラスメイトの加藤宏は用品店の一人息子。ある日、店主の父から古くなったマネキンを捨ててくるように言われる。 アンナは偶然、そのゴミ置場で捨てられたマネキンを拾って自分の服を着せ、「友人」として SNSに登場させるようになる。 皆に嫌われるアンナだが、加藤だけはアンナのことを気にかけてくれている。しかし、アンナはオタク風の加藤のことが嫌い で逆に彼の親切心を利用したりしている。そんなとき、アンナは取り壊し予定の旧校舎で幽霊を見たという SNS 日記をアップし た。クラスメイトの「ともとあおい」はそれを嘘だと言い、ことの真偽を確かめようということになる・・・。 [作品情報] 完成予定尺:80分 カラー作品 ステレオ 制作:名古屋市立大学芸術工学部 映像研究室 企画:栗原康行 協力:オスカープロモーション 大正村 なごやロケーションナビ HEAT ほか 監修:竹内浩 名古屋市立大学病院こころの医療センター 副部長 出演:今井雅之 尾中琴美 伊藤真帆 渡辺清華 小館友紀 脇田敏博ほか(以上予定、敬称略) [映画公開予定] 平成 27 年春 名古屋市内などで単館上映、または映像祭出品などを予定。 2 [芸術工学部映像研究室について] 指導教員 名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 准教授 栗原康行(くりはら やすゆき) 授業で映画を作る事の意義 “学生が恊働で映画を制作する事で、本当の意味でのものづくり、あらゆる調整作業のなかで培われる社会性、プロの役者 が真剣に取り組む姿を目の当たりにして感動する場を提供する事で人間的にも成長する事を期待している。通常の「学生が お客さん的な感覚の座学授業」では身に付かないスキルが身に付くと考えています” ◇プロフィール 大学卒業後アメリカ・シカゴの大学院へ進学。在学中に「留学生日記」を一年間にわたって月間イメージ・フォーラムに執筆・連載。 帰国後、番組制作会社日本衛星放送(WOWOW)、科学技術振興機構勤務などを経て現在に至る。スポーツ番組の中継から科学教育番組 の制作まで幅広い映像制作に関わる傍ら個人で実験映画作品も手がける。映画のメディアとしての歴史をテーマにした「動画の科学」が 近代美術館フィルムセンターにて常設展示中。極真空手初段全国大会出場歴あり。 【主な受賞歴】 WorldWide VideoFes入選、イメージ・フォーラムフェスティバル入選、北京映像祭招待、Us International FilmFes入選、TheNewYorkFes入選など。 映画シリーズ 名古屋市立大学芸術工学部映像研究室では 2008 年頃から映画制作をシリーズ化している。 ・2010 年には改造車が走り回る学生映画「BlueSkyDays」を制作。 名古屋の一般の映画館シネマスコーレにて劇場公開。 ・2011 年にはAKB48 のメンバーも出演する「Angel」を制作し、名古屋パルコのセンチュリーシネマにて劇場公開。 関西や東北からの観客もあり満員御礼、立ち見も出て一部入場制限した。東京下北沢で アンコール上映会を行った。 ・2012 年はアダルトチルドレン症候群について描いた作品「インナーチャイルド」を制作。 伏見のミリオン座で2013 年3 月3 日に上映。NHK やFMAichi でもとりあげられ、補助席 や立ち見を含む140 名以上の集客をした。 ・2013 年には性同一性障害を取り巻く社会問題について明るく描いた「女の子ごっこ」を制作。 2014 年3 月名古屋ミッドランドスクエアシネマスクリーン1にて公開し、350 席満席予約頂き キャンセル待ちが数十名あった。 ・2014 年2 月東映より「Angel」「インナーチャイルド」東映より同時全国発売。 研究室ウェブサイト http://www.sda.nagoya-cu.ac.jp/ykurihar/profile 以 上 3
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