留学進捗状況報告書 2014 年 1 月立命館大学/アメリカン大学若林慧 ☆異文化体験・メキシコ約一ヶ月の冬休みの後半を利用して、長年夢見てきたメキシコに行ってきました。メキシコは私が大学生の頃から現在に至るまで研究対象としている国ですが、一度も訪れたことがありませんでした。自分が研究している国に行ってみたいという気持ちと、ラテンアメリカの文化そのものに魅了されて、一週間という短い期間ですが、一人旅をすることにしました。しかし、実際私が勉強し図１．フリーダ・カーロ博物館いるのはメキシコが直面する麻薬問題なので、今回はフィールドリサーチとしてではなく、異文化体験の一環としてメキシコ・シティに行ってきました。今回のメキシコ旅行も素晴らしい人々との出会いで最高のものとなりました。どこに行っても、本当に素晴らしい出会いがある私は本当についてる……！私はメキシコに知っている人がいなかったので、例えば、知り合いの知り合いの知り合い…などを辿って、やっとメキシコで会ってくれる人を見つけることができました。メキシコはとても活気があって美しい国ですが、治安は良いとは言えません。もちろん、常識に従って目立たない行動を心がけていれば、事件等に巻き込まれることはほぼありません（特にメキシコシティは比較的安全）。しかし、私がスペイン語を話せない、女子一人旅である、明らかにメキシコ人ではないなどの要素を考慮すると、一人で行動するのは好ましくありません。ですから、DC にいる間に、メキシコ在住の日本人の方と連絡がついた事は、本当に私の旅行を容易にしてくれました。メキシコで感じた事はたくさんありすぎてここに全て書くことは出来ません。しかし、一つ言えることは、メキシコは私が今後何度図２．El Angel de la Independencia（独立記念塔の天使）でも訪れたいと思わせてくれるような素敵な国だったという事です。文化、人々、良い意味で混沌としている雰囲気、活気のある街…挙げればきりがありませんが、一週間という限られた時間の滞在としては、様々な「メキシコ」を体験できたように思います。同時に、こんなに美しい国で、越境犯罪組織や麻薬問題が蔓延っているという事実がとてもショックでした。きっと今回私が見たメキシコが持つたくさんの側面の中の美しい顔だったのだと思います。このコントラストが私のもっと勉強したい、という気持ちを刺激しているように感じました。次はもっとスペイン語を勉強して、フィールドリサーチの一環として訪れたいと思います。本当に貴重な体験で、気持ちをリフレッシュすることが出来ました。お陰で次学期も頑張れそうです。