スーダン/南スーダン近現代史年表

スーダン/南スーダン近現代史年表
資料1
1821年
エジプト、スーダンに侵攻。フンジュ・スルタン国征服。ヨーロッパのキリスト教団体が布教を開始
1881年
マフディーの反乱が勃発
1885年 1月
マフディー軍、ハルツームを攻略。近隣のオムドゥルマンに統治府を設置
1895年
イギリス・エジプト連合軍がスーダンに再侵攻
1899年
スーダン、エジプトとその背後にいたイギリス共同統治領となる(事実上はイギリスの植民地)
1902年
イギリス政府、南部スーダン政策を開始。北部と南部の事実上の分割
1919年
白ナイルと青ナイル川の間のゲジラ地域の人工灌漑施設による緑化生産計画が調印
1930年
イギリスが南部スーダン政策を強化。アラビア語の使用を禁止し、英語を公用語化する
1953年
スーダンの自治を認めるイギリス・エジプト協定が成立
1955年8月
南部の軍隊の反乱。第一次内戦が勃発
1956年1 月
スーダン共和国が独立
1958年11月
アブード軍事政権が成立(1964年10月に崩壊)
1965年4月
ウンマ党・国民統一党連立内閣が成立
1969年5月
ヌメイリ軍事政権が成立(1981年4 月に崩壊)
。スーダン民主共和国に改称
1972年3月
アディスアベバ合意に署名。第一次内戦が終結
1983年5月
スーダン人民解放運動/軍 (SPLM/A) がスーダン国軍を攻撃。第二次内戦が勃発
1985年4 月
ダハブ軍事政権が成立
1985年12月
スーダン共和国に改称
1986年4-5月
4月に総選挙を実施。5月に民政移管によりマハディ政権が発足
1989年6月
軍事クーデタによりバシール軍事政権が成立
1996年3月
総選挙を実施。バシール大統領が当選
2000年12月
総選挙を実施。バシール大統領の再選
かんがい
2002年7-10月
スーダン政府と SPLM/A が和平交渉を開始し、マチャコス議定書を締結。10月に停戦協定に署名
2003年2月
ダールフールで政府軍と反乱軍の戦闘が激化。民兵による住民への襲撃が頻発する
2004年7月
アフリカ連合 (AU) は停戦監視等のための部隊 (AMIS) の派遣を決定
2005年1月
南北包括和平合意 (CPA) 署名
2005年3月
国連安保理が国連スーダン・ミッション (UNMIS) を設立する決議1590号を採択
2005年7月
南北両勢力による国民統一政府が成立
2006年5月
ダルフール和平合意 (DPA) に署名
2006年8月
国連安保理でダルフールへの国連 PKO の展開拡大を規定する決議1706を採択。スーダン政府は決議を拒否
2006年10月
東部スーダン和平合意 (ESPA) に署名
2007年7月
国連安保理がダルフール AU・国連合同ミッション (UNAMID) の展開を規定する決議1769号を採択
2008年1月
UNAMID が AMIS より指揮権を引継ぎ、展開を開始
2009年3月
オランダ・ハーグに設置されている国際刑事裁判所 (ICC) がバシール大統領に対する逮捕状を発布
2009年7月
オランダ・ハーグに設置されている常設仲裁裁判所 (PCA) がアビエイ地区の南北境界に関する裁定を発表
2010年2月
スーダン政府が正義と平等運動 (JEM) との即時停戦を含むダルフール問題解決のための枠組み合意に署名
2010年4月
総選挙を実施。バシール大統領の再選。サルヴァ・キール南部政府大統領が当選
2011年1-2月
南部スーダン住民投票を実施。2月に98%の南部住民が南部スーダンの独立に賛成したと発表される。
2011年7月
国連安保理でアビエ暫定治安部隊 (UNISFA) を設立する決議第1990号および国連南スーダンミッション
(UNMISS) を設立する決議第1996号が採択
2011年7月
南スーダン共和国がスーダン共和国から分離・独立
2011年11月
スーダン国軍が南スーダンのイーダ難民キャンプを爆撃
2012年1⽉
スーダン政府との⽯油に関する交渉が停滞,南スーダンは,原油⽣産停⽌を決定
2012年4月
南北国境沿いの油田地帯ヘグリグに南スーダン軍が侵攻・占拠。後に撤退
2012年9月
AU から派遣されたターボ・ムベキ前南アフリカ大統領の仲介で、バシール大統領とサルヴァ・キール大
統領が停戦とスーダン共和国を経由する石油輸出の再開に合意。アビエイ地区の国境確定は合意せず
2013年4⽉
南スーダンの原油⽣産の再開
2013年3月
スーダンと南スーダン両国政府が,2012年9 月協力合意の履行マトリクスに署名
2013年12⽉
南スーダンの⾸都ジュバにおいて⼤統領警護隊同⼠で衝突。以降,地⽅において,多くの国軍兵⼠が反政
2014年1⽉
エチオピアの⾸都アディスアベバにおいて,東アフリカの地域経済共同体である政府間開発機構(IGAD)
2014年6⽉
IGAD 臨時⾸脳会合を開催。移⾏政府の設⽴に関して協議・合意していくことを決定
2015年4 月
スーダン総選挙実施,バシール大統領再選
2015年8⽉
IGAD 等による調停の結果,キール⼤統領やマシャール前副⼤統領などの関係当事者が,無期限衝突停⽌
府側に寝返り,政府軍との衝突が激化
の仲介により,南スーダン政府側および反政府勢⼒の間の和平協議を開始
宣⾔や国⺠統⼀暫定政府設⽴などを規定した「南スーダンにおける衝突の解決に関する合意⽂書」に署名
出典:外務省 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/sudan/data.html Sudan Tribune http://www.sudantribune.com/spip.php?article7296 など