事業報告 - 大阪ガス

第190期
報告書
平成19年4月1日〜平成20年3月31日
事業報告
目
(平成19年4月1日から平成20年3月31日まで)
次
事業報告…………………………………………………1
Ⅰ. 企業集団の現況に関する事項
こうした経営環境において、
当社グループは、
「価値
創造の経営」
を経営の基本理念として積極的に営業
Ⅰ . 企業集団の現況に関する事項……………………1
1.事業の経過および成果
Ⅱ . 役員に関する事項………………………………14
Ⅲ . 株式に関する事項………………………………16
Ⅳ . 会計監査人の状況………………………………17
Ⅴ . 取締役の職務の執行が法令および定款に適合する
ことを確保するための体制その他業務の適正を
確保するための体制に関する事項………………17
貸借対照表……………………………………………20
当期におけるわが国経済は、好調な輸出と
企業の設備投資を牽引役として底堅い成長を
続けましたが、
夏場以降は米国経済の減速や原油・
原材料価格の高騰、住宅着工数の激減などの
影響を受け、期末にかけて景気の停滞も懸念
される状況となりました。
活動を展開してまいりました。
1,000,000
900,000
851,299
当期における当社の売上高は、
需要開発が堅調に
推移したことによるガス販売量の増加や、
原料費調整
制度に基づくガス料金単価の上方調整などにより、
前期
に比べて3.1%増の8,
776億2千8百万円となりました。
729,923
600,000
伴う原料価格の大幅な上昇や減価償却制度の変更
400,000
による費用の増加などがあったため、経常利益は、
300,000
株主資本等変動計算書………………………………22
また、
当期純利益は、
前期に比べて25.9%減の327億
200,000
0
8千8百万円となりました。
722,755
700,000
500,000
前期に比べて26.5%減の501億9千万円となりました。
877,628
786,350
800,000
一方、
費用の面におきましては、
原油価格の高騰に
損益計算書……………………………………………21
個別注記表……………………………………………23
当社の売上高の推移
(百万円)
平成15年度
(第186期)
16年度
(第187期)
17年度
(第188期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
連結貸借対照表………………………………………25
連結損益計算書………………………………………26
当社の経常利益の推移
当社の当期純利益の推移
(百万円)
(百万円)
80,000
90,000
連結株主資本等変動計算書…………………………27
82,040
80,000
連結注記表……………………………………………28
68,299
70,000
会計監査人の会計監査報告…………………………31
70,632
70,000
75,159
60,000
64,379
60,000
連結計算書類に係る会計監査人の会計監査報告……32
監査役会の監査報告…………………………………33
(ご参考)株式伝言板…………………………………34
50,000
50,190
44,235
50,000
40,000
39,475
41,280
40,000
32,788
30,000
30,000
20,000
20,000
■当社および当社グループに関する情報は、インターネット上の当社の
ホームページにも掲載しております。
10,000
10,000
大阪ガスホームページアドレス
http://www.osakagas.co.jp/index.html
1
0
平成15年度
(第186期)
16年度
(第187期)
17年度
(第188期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
0
平成15年度
(第186期)
16年度
(第187期)
17年度
(第188期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
2
事業報告
当 期における当 社グループの連 結 売 上 高は、
当社の売上高の増加に加え、連結子会社の事業
拡 大などにより、前 期に 比 べ て5.
4% 増 の1兆
2,
381億4千5百 万 円となりました 。連 結 経 常
利益は、
前期に比べて15.
3%減の758億1千4百万円
となりました 。また、連 結 当 期 純 利 益は、前 期に
比 べ て23.
9% 減 の402億8千3百 万 円となり
ました。
当社グループの連結売上高の推移
以下、
事業部門別の概況をご報告申しあげます。
1,238,145
(百万円)
1,174,456
1,200,000
(期末・千戸)
7,000
1,065,961
1,100,000
1,000,000
951,324
975,340
900,000
800,000
700,000
600,000
500,000
400,000
300,000
0
当社グループの連結経常利益の推移
平成15年度
(第186期)
16年度
(第187期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
80,710
(百万円)
97,480
100,000
17年度
(第188期)
当社グループの連結当期純利益の推移
103,308
(百万円)
80,000
89,550
90,000
70,000
81,446
80,000
75,814
60,000
70,000
52,929
50,683
60,000
50,000
50,000
40,000
47,065
40,283
40,000
30,000
30,000
20,000
20,000
10,000
10,000
0
3
平成15年度
(第186期)
16年度
(第187期)
17年度
(第188期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
当社のお客さま数の推移
お客さま数
0
(1)ガ ス
当 社のお客さま数( 取 付メーター数 )は、当 期
中に6万1千 戸 増 加し、期 末には688万1千 戸と
なりました。
当社のガス販 売 量につきましては、家 庭 用ガス
販売量はほぼ前期並みで、
0.3%増の23億1千万 m3
となりました。
業 務 用ガス販 売 量につきましては、工 業 用は
需 要 開 発 が 堅 調に推 移したことなどにより前 期
に比 べて2.
4%増となりましたが、商 業 用は夏 場
の気温が低く推移したことなどにより前期に比べて
1.
5% 減 、公 用・医 療 用 は 需 要 開 発 が 堅 調 に
推移したことや冬場の気温が低く推移したことなど
により前 期に比べて1.
3%増となりました。業 務 用
全 体としては 、前 期に 比 べ て1.
6% 増 の61億
3
1千5百万 m となりました。
他ガス事 業 者 向 けのガス販 売 量 は 、前 期に
比べて10.9%増の4億6千2百万 m3となりました。
これらの 結 果 、当 社 のガス販 売 量は、前 期に
比べて1.7%増の88億8千7百万 m3となりました。
また 、当 社グループのガス販 売 量 は 、前 期に
比べて1.7%増の89億1千7百万 m3となりました。
以上のガス販売量の増加や、原料費調整制度
に 基 づくガス料 金 単 価 の 上 方 調 整などにより、
当 社グループの 売 上 高は、前 期に比 べて5.
1%
増の7,
214億3百万円となりました。
16年度
(第187期)
17年度
(第188期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
6,820
6,881
6,500
6,000
0
平成15年度
(第186期)
16年度
(第187期)
17年度
(第188期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
当社の用途別ガス販売量の推移
商業用
家庭用
工業用
公用・医療用、他ガス事業者向け
ガス販売量
(百万K<45MJ/K表示>)
9,000
8,738
合計8,887
8,448
8,000
1,044
8,053
1,097
1,000
7,766
742
910
7,000
1,036
1,021
4,354
4,458
2,303
2,310
1,071
986
1,039
3,735
3,865
2,304
2,238
6,000
5,000
4,000
4,049
3,000
2,000
1,000
0
平成15年度
(第186期)
6,758
6,697
6,634
平成15年度
(第186期)
16年度
(第187期)
2,329
17年度
(第188期)
18年度
(第189期)
19年度
(第190期)
4
事業報告
(2)
LPG・電力・その他エネルギー
天板に7色のカラーバリエーションをそろえた「COLORS
(カラーズ)」や、
あらゆる人にとっての使いやすさを追求した
海外の発電所の持分を追加取得したことや、
LPG
(液化
ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機では、
3つのサウナモードがお楽しみ
「Udea
(ユーディア)」を発売いたしました。
石油ガス)
の料金単価の上方調整などにより、
売上高は、
いただける新機種を発売し、
また、
ガスファンヒーターでは、
利便性とデザイン性を兼ね備えた商品としてご好評いただいて
前期に比べて13.
0%増の2,
656億7千7百万円
おります「RANK+
(ランクプラス)」に、
運転状況を音と声で知らせる
「音声お知らせ機能」
を新たに搭載した新機種を
となりました。
発売いたしました。
LPG事業につきましては、
平成19年4月に、
管理コスト
業務用のガス機器につきましては、
発電機能を備え、
発電した電力を室外機ファンなどに活用する
「ハイパワーマルチ」
の削減やお客さまサービスの向上を目的として、
株式会社
や建物内にも電力を供給できる「ハイパワーエクセル」
といった発電機能付きガスヒートポンプ式空調、小型のガス
リキッ
ドガスの家庭用LPG部門と傘下のLPG会社9社を、
コージェネレーションシステム「ジェネライト」などの販売が順調に推移いたしました。
また、
効果的な排気と断熱により
3社に再編・統合いたしました。
また、
平成19年12月に、
涼しい厨房を実現する業務用厨房機器「涼厨(すずちゅう)」
も、
一層の販売拡大に努めております。
株式会社リキッドガスの子会社である大阪ガスLPG株式
当社グループが全持分を取得したマリアナス発電所(米国グアム)
会社は、
住商液化ガス株式会社西日本(現社名:大阪
ガスLPG販売株式会社)
の全株式を譲り受けました。
なお、
平成19年9月に、
当社は西豪州ブラウズ海域
に位置する鉱区のコンデンセート※回収事業に出資し、
また、
本年2月に、
米国テキサス州のフリーポートLNG
基地事業に出資いたしました。
※コンデンセートとは、
ナフサやガソリンに性状が近い超軽質原油の一種です。
Siセンサーコンロ「Udea(ユーディア)」
ガスファンヒーター「RANK+(ランクプラス)」
フリーポートLNG基地
(3)器具およびガス工事
ガスで冷暖房
売上高は、
大規模物件や受注工事件数の減少などにより、
前期に比べて7.
3%減の1,
492億4百万円となりました。
なお、
当社のガス機器売上高は、
前期に比べて8.8%減の932億8千3百万円となり、
ガス工事売上高は、
新設工事
件数の減少などにより、
前期に比べて10.4%減の274億5千万円となりました。
家庭用のガス機器につきましては、家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム「エコウィル」や、
ガラストップ
コンロ、
ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機などの商品の販売拡大に努めました。
ガスコンロでは、
安全性と利便性の
余力で発電
一層の向上に向けて、据置型一口コンロを除く全機種の全バーナーに天ぷら油過熱防止装置などのセンサーを
搭載し、
「Si
(エスアイ)
センサーコンロ」
という名称で普及促進に努めております。
ビルトインコンロの新機種として、
5
発電機能付きガスヒートポンプ式空調「ハイパワーエクセル」の仕組み
6
事業報告
(4)不動産
2.設備投資の状況
売上高は、関西圏を中心に分譲マンション事業
設備投資につきましては、
当社グループ全体では、
を展開するクボタメゾン株式会社が連結子会社に
1,
110億8千7百万円となりました。
加わったことなどにより、
前期に比べて9.
8%増の284億
9千6百万円となりました。
なお、株式会社アーバネックスは、当期中に、賃貸
マンション「アーバネックス淀屋橋」、
「アーバネックス
であり、
当期中にガス本支管は552km増加し、
当期末
な高騰、米国経済の減速とそれに伴う急激な円高の
の延長は47,
461kmとなりました。
進展などによって企業部門の業績が圧迫され始めるなど、
また、
当社子会社による不動産やリース事業用資産
(5)その他
の取得などがありました。
売 上 高は、株 式 会 社オージス総 研や大 阪ガス
株主さま、社会、従業員など全てのステークホルダー
フィットネスクラブ
「コ・ス・パ」姪浜店(福岡県)
の価値をともに高める、
グループ経営理念「価値創造
松原店(埼玉県)
を含む4店舗開業し、
直営店舗数は
の経 営」に基 づき、平 成18年 度から平 成20年 度
29店舗となりました。
建設中の泉北天然ガス発電所(泉北製造所第二工場内)
3.資金調達の状況
【事業部門別売上高】
売
上
高
(百万円)
前
期
成
(%)
721,403
265,677
器具および
ガス工事
149,204
不
動
産
28,496
の
他
144,345
連
結
1,238,145
+5.1
+13.0
−7.3
+9.8
+3.2
+5.4
比
55.1
20.3
11.4
2.2
11.0
━━
(注)各事業部門の売上高には、事業部門間の売上高を含んでおりますが、連結売上高には、
これを含んでおりません。
7
そ
比
(%)
構
ス
こうした経営環境におきましては、商品・サービス
事業活動を通じて、
お客さま価値の最大化を第一に、
フィットネスクラブ「コ・ス・パ」の新規店舗を、近畿圏
ガ
進み、
競争もさらに激しくなっていくことが予想されます。
重 要であります 。当 社グループは、公 正で透 明な
なお、株式会社オージースポーツは、当期中に、
LPG・電力・
その他エネルギー
おります。また、
エネルギー市場の規制改革も着実に
「選択される企業グループ」であり続けることが何よりも
フィットネスクラブ
「コ・ス・パ」松原店(埼玉県)
比べて3.
2%増の1,
443億4千5百万円となりました。
めいのはま
景気は踊り場を迎え、
先行きに対する不透明感が増して
の品質をより向上させて、
お客さまや地域社会から
ケミカル株式会社の売上の拡大などにより、前期に
以 外への初めての出店となる姪 浜 店( 福岡 県 )、
緩やかながら着実な成長を続けてまいりました。
しかし足元では、
エネルギー価格や素材価格の記録的
が継続工事中であります。
アーバネックス淀屋橋
日本経済は、輸出や設備投資に支えられ、総じて
そのうち、
当社の設備投資額は592億8千9百万円
当期中の主な工事としては、泉北天然ガス発電所
豊中桜塚」などを取得いたしました。
4.対処すべき課題
までの中期3ヵ年経営計画「Des
i
gn2008」を実行
いたしております。
「Des
i
gn2008」の最終年にあたる
長期借入金につきましては、
当社は400億円を借り
平成20年度は、
この3ヵ年計画に掲げた諸施策を
入れ、当社グループ全体では516億9千2百万円を
着実に実行し、持続的成長の基盤を確立することを
借り入れました。
また、
社債(短期社債を除く。)
につき
目指してまいります。
ましては、
当社は平成19年7月に普通社債200億円
まず、
エネルギービジネスにおきましては、
都市ガス事業
(額面)、
10月に普通社債200億円(額面)
を発行
を維持・発展させるとともに、
規制改革によって生まれる
いたしました。
新しい事業機会を活かし、
天然ガス・電力・
LPGなどの、
なお、
長期借入金につきましては、
当社は296億2千
お客さまがご要望になるエネルギーを当社グループが
9百万円を返済し、
当社グループ全体では470億2千
一元的に供給できる、
マルチエネルギー事業を一層拡大
7百万円を返済いたしました。
してまいります。
8
事業報告
都市ガス事業につきましては、
お客さま起点の事業
コージェネレーションシステム「エコウィル」による「マイ
のコア事業」へと発展させることを目指しております。
システムの一層の高効率化・高機能化などにも力を
活動を徹底しつつ、
お客さまに安心して都市ガスを
ホーム発電」、
ミストサウナを用いた「マイホームエステ」、
泉北天然ガス発電所に関しましては、
建設工事の着実な
注いでまいります。あわせて、
遠隔管理システムなどの
ご利用いただけるよう、
保安の確保と安定供給に一層
ガス火でどんな調理もできる
「マイホームクッキング」
など、
実施、操業・保守体制の整備など、平成21年4月の
情報通信技術の活用により、
お客さま設備の効率的な
努力いたします。あわせて、
経営全般の効率化を進め
お客さまの立場に立ったエネルギー利用提案を行い、
運転開始に向けて、
万全の準備を進めてまいります。
運用に貢献してまいります。
価格競争力を高めるとともに、
サービス、
エンジニアリング
ガスによる環境に優しく、経済的で、快適・便利、安全
また、
既に事業を開始している電力卸供給事業(IPP)
などを含めた総合的な提案を積極的に行うことにより、
な暮らし−ウィズガスライフ−を実現できる商品の一層
の効率的な運営に努めてまいります。
お客さまの快適な暮らしとビジネスの発展、環境保全
の普及と利用促進に取り組んでまいります。普及台数
また、
LPG事業につきましては、
都市ガス事業で培った
当社および当社子会社において、
新エネルギー等事業
への貢献につながる天然ガスの普及に努めてまいります。
が4万5千台を突破いたしました「エコウィル」につきま
設備機器やエネルギーシステムの提案力を活かして、
者支援対策事業として補助金の交付を受けた天
保安の確保につきましては、
お客さま先の設備を
しては、
さらに省エネルギー性、
設置性を高め、
一層の
お客さま数の拡大と販売量の増加を図ってまいります。
然ガスコージェネレーション設備の補助事業の一部
定期的に点検させていただくとともに改修を的確に実施
普及に努めてまいります。また、
当社子会社との連携
非エネルギービジネスにおきましては、
お客さまのご
に不適切な行為が確認され、平成20年1月に、経済
していただけるよう、適宜、改善の必要性をお知らせ
により、
エネルギーのみならずインターネットを活用した
要望に沿った、
より良い商品・サービスを提供すること
産業省などから補助金交付停止措置などを受けました。
する活動や、
ガス設備・機器の安全なご使用方法を周知
ホームセキュリティサービス「アイルス」などを提供し、
によって、
お客さまの快適な暮らしとビジネスの発展に
当社グループはこの事態を極めて厳粛に受け止め、
する活動を強化してまいります。
さらに、
不完全燃焼防止
お客さまのご要望に総合的にお応えしてまいります。
貢献することを基本に事業を展開し、
連結利益の拡大
再発防止策として「相互チェックが働く仕組みの強化」
の社会的責任を果たすべく取り組んでまいりましたが、
装置のないガス瞬間湯沸器や金網ガスストーブなどの
業務用市場におきましては、
永年培ってきた燃焼技術
取替え促進や、
天ぷら油過熱防止装置、
立消え安全
や空調技術などの天然ガス利用技術やメンテナンス力
選択と集中を加速し、成長事業をさらに拡大し、
当社
装置、
消し忘れ消火機能を全てのバーナーに搭載した
を活かし、それぞれのお客さまに応じた効 率 的な
グループの企業価値の拡大を図ってまいります。
「S
i
(エスアイ)
センサーコンロ」の普及促進など、
安全性を
エネルギー利用のご提案を通じて、
経済性・省エネルギー性の
環境問題につきましては、
省エネルギー活動の推進
中心とした『企業倫理委員会』の設置・運営」を着実
一層高めてまいります。
また、
製造・供給設備につきましても
向上に貢献してまいります。
さらに、
高効率・高機能の
や再生可能資源の利用促進などを通じて、
当社グループの
に実施しております。今後も当社グループ全体でコンプ
経年設備の計画的な補修・更新工事をはじめとする
システムであるガスコージェネレーションや空調しながら
事業活動での環境負荷を軽減してまいります。あわせて、
ライアンスの徹底を図ってまいります。
予防保全や地震対策、
さらには、
24時間の出動体制
発電もできるガスヒートポンプ式空調「ハイパワーエクセル」、
国のエネルギー政策の方向性にも沿った、
環境に優しい
当社グループは、
以上の課題に適切に対処し、
経営
により万一のガス漏れなどの緊急時への対応も十分
涼しい厨房を実現するガス業務用厨房機器「涼厨
エネルギーである天然ガスの普及をはじめ、
当社グループ
の基本理念である
「価値創造の経営」
を実践してまいり
行ってまいります。従業員や作業従事者に対しては
(すずちゅう)
」、
天然ガス自動車など、
地球環境に優しい
の製品・サービスの提供を通じて、
環境負荷の軽減に
ます。同時に、大阪ガスグループとしての社会的責任
努めてまいります。また、地域および国内外における
(CSR)の基本的な考え方を明文化した「大阪ガス
教育訓練を継続してまいります。
天然ガスの利用拡大を促進してまいります。
を追求してまいります。
また、
事業の推進にあたっては、
安定供給につきましては、天然ガスの調達先の
サービスの向上につきましては、
お客さまの声を業務
多様化を一層進めるとともに、
製造・供給体制の整備に
改善につなげる取組みを継続的に実施し、
お客さまの
万全を期してまいります。
ご要望に対して、
より一層、
迅速、
的確にお応えしてまいります。
への貢献、
お客さまの利便性向上の観点から、
家庭用
電力事業につきましては、
都市ガス事業に次ぐ「第2
燃料電池の開発、業務用ガスコージェネレーション
家庭用市場におきましては、家庭用ガスエンジン
9
コンプライアンスにつきましては、
これまで企業として
環境保全活動に積極的に取り組んでまいります。
技術開発につきましては、
環境保全や省エネルギー
「内部監査体制の強化」
「コンプライアンス違反に対する
措置の厳格化とコンプライアンス・デスクの更なる活用」
「組織と個人の業績評価の見直し」
「社外メンバーを
グループCSR憲章」
を遵守し、
進化し続ける大阪ガスグループ
を目指して不断の努力を続けていく所存であります。
株主の皆様におかれましては、
今後とも格別のご指導
ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
10
事業報告
5.財産および損益の状況
6.主要な事業内容(平成20年3月31日現在)
(1)当社の財産および損益の状況
年
区
度
分
売
上
高
常
利
877,628
64,379
75,159
82,040
68,299
50,190
39,475
41,280
70,632
44,235
32,788
17.24
18.48
31.67
19.87
14.87
産
977,805
981,501
1,078,437
1,076,946
1,119,871
産
417,741
442,805
518,171
548,721
523,689
益
1株当たり当期純利益
(円)
(百万円)
資
平成19年度
〈第190期〉
(当期)
851,299
(百万円)
純
平成18年度
〈第189期〉
786,350
当 期 純 利 益
資
平成17年度
〈第188期〉
722,755
(百万円)
総
平成16年度
〈第187期〉
729,923
(百万円)
経
平成15年度
〈第186期〉
(百万円)
(2)企業集団の財産および損益の状況
年
区
度
分
売
上
高
常
利
1,238,145
81,446
97,480
103,308
89,550
75,814
47,065
50,683
80,710
52,929
40,283
20.56
22.69
36.18
23.77
18.27
産
1,199,228
1,217,463
1,398,692
1,405,682
1,467,934
産
495,635
530,862
628,510
686,664
666,657
益
1株当たり当期純利益
(円)
(百万円)
資
(百万円)
平成19年度
〈第190期〉
(当期)
1,174,456
(百万円)
純
平成18年度
〈第189期〉
1,065,961
当 期 純 利 益
資
平成17年度
〈第188期〉
975,340
(百万円)
総
平成16年度
〈第187期〉
951,324
(百万円)
経
平成15年度
〈第186期〉
(1)ガスの製造、供給および販売
(2)LPGの供給および販売
(3)電力の発電、供給および販売
(4)ガス機器の販売
(5)ガス工事の受注
7.重要な子会社の状況(平成20年3月31日現在)
会
社
名
資本金(百万円)
持株比率(%)
主要な事業内容
〔間接保有を含む〕
100
株 式 会 社 リ キ ッ ド ガ ス
1,030
日 商 L P ガ ス 株 式 会 社
1,726
株 式 会 社 ア ー バ ネ ッ ク ス
1,570
100
不動産の開発・賃貸・管理・分譲
株 式 会 社 オ ー ジ ス 総 研
400
100
ソフトウェア開発、
コンピュータによる情報処理サービス
大阪ガスケミカル 株式会社
2,500
100
ファイン材料および炭素材製品などの製造・販売
52.5
産業用ガス・LNG・LPGなどの販売
LPGの販売
(注)当社および企業集団の純資産は、第189期より「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」
(企業会計基準第5号 平成17年12月9日)および「貸借対照表の純資産の
部の表示に関する会計基準等の適用指針」
(企業会計基準適用指針第8号 平成17年12月9日)を適用して算出しております。
11
12
事業報告
8.主要な営業所および工場ならびに使用人の状況(平成20年3月31日現在)
Ⅱ. 役員に関する事項
(1)主要な営業所および工場
本
1.取締役および監査役の氏名など(平成20年3月31日現在)
本社〔大阪府〕
社
地
グ
部
大阪リビング営業部〔大阪府〕 南部リビング営業部〔大阪府〕 北東部リビング営業部〔大阪府〕
兵庫リビング営業部〔兵庫県〕 京滋リビング営業部〔京都府〕
エ ネ ル ギ ー
事
業
部
大阪エネルギー営業部〔大阪府〕 南部エネルギー営業部〔大阪府〕 北東部エネルギー営業部〔大阪府〕
兵庫エネルギー営業部〔兵庫県〕 京滋エネルギー営業部〔京都府〕
導 管 事 業 部
大阪導管部〔大阪府〕 南部導管部〔大阪府〕 北東部導管部〔大阪府〕 兵庫導管部〔兵庫県〕
京滋導管部〔京都府〕
ガ ス 製 造・発 電
事業部(製造所)
泉北製造所〔大阪府〕 姫路製造所〔兵庫県〕
技術部門(研究所)
エネルギー技術研究所〔大阪府〕
リ
事
当
ビ
ン
業
名
担
当
取 締 役 会 長
野
村
明
雄
取 締 役 社 長
芝
野
博
文
株式会社リキッドガス取締役
大阪ガスケミカル株式会社取締役
業
員
数
5,418名
平
均
年
齢
42.1歳
数
21.0年
均
取締役副社長
勤
続
年
従
業
員
数
(注)当社および企業集団の従業員数は、就業人員数であります。
9.主要な借入先(平成20年3月31日現在)
借
日
本
生
明
治
安
株
式
会
日
住
中
谷
秀
敏
保安統括
IT統括
資源事業部長
分掌:ガス製造・発電事業部
導管事業部
技術部門
大阪臨海熱供給株式会社取締役社長*
蔵
分掌: 株式会社リキッドガス
日商LPガス株式会社
株式会社アーバネックス
株式会社オージス総研
大阪ガスケミカル株式会社
企画・財務部門
総務・人事部門
コンプライアンス部
監査部
本社支配人
株式会社リキッドガス取締役
日商LPガス株式会社取締役
株式会社アーバネックス取締役
株式会社オージス総研取締役
大阪ガスケミカル株式会社取締役
浩
ネットワーク部門長
分掌: 東京駐在
友
入
命
田
社
本
生
三
政
生
取締役副社長
出
田
善
専 務 取 締 役
横
川
常 務 取 締 役
永
田
秀
昭
技術統括
技術部門長
常 務 取 締 役
槙
野
勝
美
CSR統括
総務・人事部門長
常 務 取 締 役
樋
口
洋
一
サービス統括
リビング事業部長
常 務 取 締 役
尾
崎
裕
エネルギー事業部長
②企業集団の従業員の状況
従
保
険
命
保
菱
策
命
保
借入金残高
先
東
相
京
相
U
投
険
F
資
相
16,682名
大阪府労働委員会委員
(百万円)
互
険
他の法人等の代表状況等または重要な兼職の状況
大阪商工会議所会頭*
社団法人日本ガス協会会長*
西日本旅客鉄道株式会社取締役
株式会社アーバネックス取締役
株式会社オージス総研取締役
大阪府公安委員会委員
株式会社リキッドガス〔大阪府〕 日商LPガス株式会社〔東京都〕
株式会社アーバネックス〔大阪府〕
株式会社オージス総研〔大阪府〕 大阪ガスケミカル株式会社〔大阪府〕
(2)使用人の状況
①当社の従業員の状況
13
氏
社
子会社
平
位
会
38,362
互
会
社
28,904
常 務 取 締 役
J
銀
行
24,374
常 務 取 締 役
行
23,655
取
社
23,650
銀
互
社
会
締
役
田
晶
志
企画・財務部門長
酒
井
孝
志
ガス製造・発電事業部長
岸
本
忠
三
オージーかんでん共同企画株式会社取締役社長*
大阪大学大学院生命機能研究科教授
財団法人千里ライフサイエンス振興財団理事長*
(次頁につづく)
14
事業報告
地
位
氏
担
名
他の法人等の代表状況等または重要な兼職の状況
当
2.取締役および監査役の報酬等の額
取 締 役 1 2 名
監査役(常勤)
吉
岡 征四郎
監査役(常勤)
和
田
監
査
役
島
監
査
役
林
秋
田
敏
弁護士
彦
放送大学教授
2. 「他の法人等の代表状況等または重要な兼職の状況」
欄の*印は、
「他の法人等の代表者その他これに類する者」
に該当することを示します。
3. 「担当」欄の分掌とは、取 締 役として組 織、中核 会 社、
部門または組織に属さない特定職位の者
(本社支配人など)
を分担することであります。
4. 取締役 岸本忠三は、会社法第2条第15号に定める
社 外取締役であります。
介、林敏彦は、会社法第2条第16号に
定める社外監査役であります。
6. 取締役会決議による当期中の地位または担当の異動
(括弧内は異動前の地位または担当)
平成19年6月28日取締役会決議による異動
中 谷
秀
敏
保安統括
分掌:導管事業部
リビング事業部
エネルギー事業部
株式会社リキッドガス
日商LPガス株式会社
大阪ガスケミカル株式会社
技術部門
出 田 善
蔵
専務取締役
分掌:株式会社アーバネックス
総務・人事部門
コンプライアンス部
監査部
本社支配人
横
川
浩
(ネットワーク部門長)
尾
崎
裕
(ガス製造・発電事業部長)
平成19年9月28日取締役会決議による異動
中 谷
秀
敏
保安統括
IT統括
資源事業部長
分掌:ガス製造・発電事業部
導管事業部
リビング事業部
エネルギー事業部
技術部門
1.発行株式数と株主数
81百万円
29百万円)
取締役
岸 本 忠 三
主な活動状況
・取締役会への出席状況および発言状況
10回中8回出席しております。
組織運営についての豊富な経験を活かし、
また社外取締役
としての独立した立場から、
適宜発言がありました。
監査役
島 田
介
主な活動状況
・取締役会への出席状況および発言状況
12回中12回出席しております。
監査役の権限行使に係る発言はありませんでした。
・監査役会への出席状況および発言状況
10回中10回出席しております。
監査の方法および結果、
その他の監査役の職務の執行に
関する事項に係る発言がありました。
監査役
林
敏 彦
主な活動状況
・取締役会への出席状況および発言状況
12回中11回出席しております。
監査役の権限行使に係る発言はありませんでした。
・監査役会への出席状況および発言状況
10回中10回出席しております。
監査の方法および結果、
その他の監査役の職務の執行に
関する事項に係る発言がありました。
項
目
内
容
発 行 可 能 株 式 総 数
3,707,506,909株
発 行 済 株 式 の 総 数
2,158,383,539株
当
期
末
株
主
166,694名
数
(注)
「発行済株式の総数」は、自己株式1,864,399株を含んでおります。なお、
自己株式の消却(株式失効手続)を実施した結果、
「発行済株式の総数」は、
前期末より77,286,000株減少しております。
2.大株主
持株数
(千株)
持株比率
(%)
120,103
5.57
日 本 ト ラ ス テ ィ・ サ ー ビ ス
信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 )
80,398
3.73
日 本 マ ス タ ー ト ラ ス ト
信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 )
71,919
3.33
株式会社三菱東京UFJ銀行
69,929
3.24
株 式 会 社 り そ な 銀 行
52,777
2.45
ニッセイ同 和 損 害 保 険 株 式 会 社
30,961
1.44
明治安田生命保険相互会社
30,889
1.43
ステート ストリート バンク アンド
トラスト カンパニー 505103
28,818
1.34
燈
会
26,059
1.21
オーディー05 オムニバス チャイナ
トリーティ 808150
21,956
1.02
株
主
名
日 本 生 命 保 険 相 互 会 社
7. 本年3月31日をもって、取締役社長 芝野博文は取締役
社長を辞任して取締役となり、
本年3月6日開催の取締役会
決議により、
本年4月1日付で常務取締役 尾崎裕は取締役
社長に就任いたしました。
また、
本年3月25日開催の取締役会
決議により、
本年4月1日付で取締役副社長 出田善蔵の
担当にエネルギー事業部分掌が加わりました。
15
537百万円
3.社外役員に関する事項
介
であります。
4 名
(うち社外役員3名
夫
(注)1. 会長、社長、副社長および専務取締役は、代表取締役
5. 監査役 島田
監 査 役
Ⅲ. 株式に関する事項(平成20年3月31日現在)
友
(注)持株比率の算定にあたっては「発行済株式の総数」から自己株式の数を除いております。
16
事業報告
Ⅳ. 会 計 監 査 人 の 状 況
1.会計監査人の名称
あずさ監査法人
または会社法第344条第2項および第3項に基づく監査
事案の重大性・緊急性に応じ、
業務執行取締役または
役会の請求により、会計監査人の解任または不再任を
上長に相談・報告するか、
または相談・報告制度により
4.取締役の職務の執行が効率的に行われる
ことを確保するための体制
株主総会の目的とすることといたします。
報告し、業務執行取締役、
コンプライアンス部長または
(1)当社グループの業務執行取締役・当社の基本組織長
上長は、
その内容を調査し、
所要の改善措置を講じる。
2.当期に係る会計監査人の報酬等の額
当社が支払うべき
①公認会計士法
第2条第1項の
監査業務の報酬
57百万円
(※)
(1) 当期に係る会計監
査人の報酬等の額
(2)
②公認会計士法
第2条第1項の
監査業務以外の
業務に係る報酬
等の額
当社および当社子会社が支払うべき
金銭その他の財産上の利益の合計額
Ⅴ. 取締役の職務の執行が法令および
定款に適合することを確保する
ための体制その他業務の適正を
確保するための体制に関する事項
当社は、取締役会において、当社の取締役の職務の
19百万円
153百万円
(※)当社と会計監査人との間の監査契約においては、会社法に基づく監査報酬額と
金融商品取引法に基づく監査報酬額とを区分しておらず、
かつ、実質的にも区分
できないため、上記金額はこれらの合計額で記載しております。
当社は、
会計監査人に対して、
財務報告に係る内部統制
(1)当社グループの業務執行取締役・従業員は、
職責権限
に関する規程に基づき、判断要素、判断過程などを
執行が法令および定款に適合することを確保するための
体制その他当社グループの業務の適正を確保するため
(2)当社グループの業務執行取締役・従業員は、
取締役会
また、組織などの制度内容や職務の遂行に際しての
一般的な遵守事項について規程などを定め、
これらを
周知徹底することにより、
円滑な組織運営、
業務の品質
向上・効率化を図る。
(2)当社グループの業務執行取締役・当社の基本組織長は、
企業価値の最大化を目的として、
当社・当社グループの
に必要な体制について定めており、その概要は以下の
議事録、稟議書その他の職務の執行に係る情報を、
中期経営計画と単年度計画を定めるとともに、
業績管理
とおりです。
情報の特性に応じて、適切に保存し、管理する。
指標により達成状況をフォローし、
計画達成に向けて注力する。
1.職務の執行が法令および定款に適合する
ことを確保するための体制
3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(1)業務執行取締役は、製造・供給設備の工事、維持
および運用に関する事項について保安規程を定めると
5.当社グループにおける業務の適正を
確保するための体制
前記各事項に加えて、業務執行取締役は、善管注意
踏まえて、
「大阪ガスグループ企業行動基準」を定め、
ともに、
製造供給体制の整備を推進することなどにより、
義務を尽くすことを前提に、
次の措置を講じるとともに、
適正な
これを周知徹底することにより、当社グループにおける
ガス事業における保安の確保と安定供給に万全を期す。
運用に努める。
(2)当社グループの業務執行取締役・当社の基本組織長
(1)当社グループの各事業分野において中心的役割を
(当社の基本的組織単位の長)は、
リスク
(外部要因
担う会社(中核会社)
または関係会社を管理する基本
(2)業務執行取締役は、内部通報制度である相談・報告
による危険、
内部要因による危険、
外部者との取引など
組織(経営サポート組織)
を定め、関係会社の日常的な
4.会計監査人の解任または不再任の決定の方針
制度とCSR委員会の設置により、
当社グループにおける
に伴う危険 )
ごとに、
リスク発生の未然防止、
または
経営管理を行う。
当社は、会社法第340条に基づき監査役会により会計
コンプライアンスに係る状況の把握とコンプライアンスの
発生した場合の損失の最小化のための対応策を講じ、
推進に努める。
損失の危険の管理を行う。
の評価作業に関する専門的見地からの助言の提供などを
法令・定款に適合した職務の執行の確保はもとより、
委託し、
対価を支払っております。
公正で適切な事業活動を推進する。
監査人を解任するほか、会計監査人がその職務を適切
に遂 行することが困 難と認められる場 合には、会 社 法
第344条第1項および第3項に基づく監査役会の同意を得て、
17
における業務分担と意思決定に関する事項を定める。
2.取締役の職務の執行に係る情報の保存
および管理に関する体制
明記した取締役会議事録、稟議書などを作成する。
(1)業務執行取締役は、
「大阪ガスグループCSR憲章」を
3.非監査業務の内容
は、職責権限に関する規程により、
当社・当社グループ
(3)当社グループの取締役・従業員は、当社グループに
おけるコンプライアンスに係る問題を発見したときは、
(3)損失の危険の管理は、各基本組織および各関係会社
を基本単位とする。
(2)当社グループ全体の法令・定款適合性や効率性など
について、
当社の監査部長が内部監査を行う。その監
査結果を受けて必要がある場合には、
速やかに改善措
置を講じる。
18
貸 借 対 照 表(平成20年3月31日現在)
事業報告
(単位:百万円)
(単位:百万円)
負債の部
資産の部
6.監査役がその職務を補助すべき使用人を
置くことを求めた場合における当該使用人
に関する事項
(1)業務執行取締役は、監査役の求めがあれば、従業員
を監査役の職務の補助に従事させ、監査役補助者
が所属する監査役室を設置する。
(2)監査役補助者は、監査役の職務の補助に専従する。
9.その他監査役の監査が実効的に行われる
ことを確保するための体制
有
(1)
監査役は、代表取締役、会計監査人と定期的に意見
交換できる。
(2)
監査役は、経営会議および全社委員会に出席でき、
無
調査できる。
固
定
資
産
883,529
産
570,541
造
設
備
97,335
供
給
設
備
336,946
業
務
設
備
63,372
附 帯 事 業 設 備
4,575
止
設
形
固
備
1,532
仮
設
勘
定
66,779
定
資
産
7,486
特
許
権
54
借
地
権
3,028
その他無形固定資産
4,403
投 資 そ の 他 の 資 産
305,501
上
を除き、監査役補助者を指揮命令できない。
投 資 有 価 証 券
57,763
関 係 会 社 投 資
119,447
関係会社長期貸付金
71,655
出
(2)監査役補助者の人事考課、異動、懲戒については、
事前に監査役の意見を徴する。
資
12
10,847
負
前 払 年 金 費 用
40,709
純資産の部
そ
の
他
投
資
5,637
貸
倒
引
当
金
△571
産
236,341
現 金 及 び 預 金
14,461
動
資
取
形
778
金
77,700
関 係 会 社 売 掛 金
5,974
売
手
掛
未
収
入
金
13,788
製
品
148
(2)
取締役・従業員は、
当社グループの経営に重大な影響を
原
料
22,416
及ぼす事 項 、内 部 監 査の結 果 、相 談・報 告 制 度の
貯
主な通 報 状 況その他 重 要な事 項を、遅 滞なく報 告
する。
(3)
当社グループの取締役・当社の従業員は、監査役から
職務の執行に関する事項について報告を求められた
ときは、遅滞なく報告する。
品
9,035
関係会社短期貸付金
39,926
関係会社短期債権
3,403
繰 延 税 金 資 産
11,046
デ リ バ テ ィ ブ
21,174
そ の 他 流 動 資 産
17,052
貸
資
流
定
負
債
社
債
長 期 借 入 金
関係会社長期債務
繰 延 税 金 負 債
退 職 給 付 引 当 金
ガスホルダー修繕引当金
保 安 対 策 引 当 金
そ の 他 固 定 負 債
動
負
債
1年以内に期限到来の固定負債
買
掛
金
未
払
金
未
払
費
用
未 払 法 人 税 等
前
受
金
預
り
金
関係会社短期借入金
関係会社短期債務
コマーシャル・ペーパー
そ の 他 流 動 負 債
債
合
計
長 期 前 払 費 用
受
ときは、直ちに報告する。
固
金
流
(1)
取締役は、
当社に著しい損害を及ぼす事実を発見した
19
形
資
製
建
(1)業務執行取締役は、全従業員に等しく命ずべき職務
8.取締役および使用人による監査役への
報告に関する体制その他の監査役への
報告に関する事項
定
休
稟議書などの職務の執行に係る重要な情報を適時に
以
7.監査役補助者の取締役からの独立性に
関する事項
固
蔵
倒
産
引
合
当
金
△566
計
1,119,871
株
資
資
主
資
本
本
金
本 剰 余 金
資 本 準 備 金
利 益 剰 余 金
利 益 準 備 金
その他利益剰余金
特定資産買換等圧縮積立金
特定ガス導管工事償却準備金
海外投資等損失準備金
原価変動調整積立金
別 途 積 立 金
繰 越 利 益 剰 余 金
自
己
株
式
自
己
株
式
評 価 ・ 換 算 差 額 等
その他有価証券評価差額金
その他有価証券評価差額金
繰 延 ヘ ッ ジ 損 益
繰 延 ヘ ッ ジ 損 益
純
資
産
合
計
負 債 純 資 産 合 計
341,132
185,617
136,812
12
8,369
3,737
1,644
2,459
2,479
255,049
35,298
39,422
17,417
36,090
16,047
5,353
1,124
25,703
12,796
65,000
792
596,181
489,477
132,166
19,482
19,482
338,635
33,041
214
193
9,871
89,000
62,000
144,314
△806
△806
34,211
21,196
21,196
13,015
13,015
523,689
1,119,871
20