JLIAだより - JLIA 日本皮革産業連合会

JLIAだより
ジェイリア
JLIA INFORMATION
一般社団法人 日本皮革産業連合会
「じぇいりあ だより」第68号
2013(平成25)年 7月16日発行
68
NO.
16 JULY 2013
通常総会・理事会を開催
6月7日(金)13時30分から理事会・通常総会を開催しました。
岩﨑会長の挨拶、来賓の坂本敏幸紙業服飾品課長のご挨拶
の後、議案審議に入り、平成24年度事業報告・収支決算・財
産目録、平成25年度事業計画・収支予算等が原案どおり議決
されました。
上海情報
JLIA 上海ショールームの責任者である亀谷 法蔵がショールーム関連のイベントや現地情
報をお届けします。(第14回)
第14回「
『エコファッション』
『国際バッグ・レザー・ハンドバッグ展示会』と
『Eコマースサイト』について」
皆さん、こんにちは。上海ショールームの亀谷です。今回は「エコファッション」「国際バッグ・レザー・ハンド
バッグ展示会」と「E コマースサイト」についてご紹介します。
まずは、上海のエコファッションへの取り組みについてご紹介いたします。
2013年5月、英国の有名デザイナー Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)氏が上海に初出店しました。環
境理念を提唱してきた彼女は、自分の作品に自然界の素材を使用しており、これを機に上海にエコファッションの考
え方が広まりました。
他に、ハイクオリティライフをコンセプトとしてきた上海高島屋デパートでは、6月に「地球を愛する」をショッピン
グコンセプトとし、一部の店舗での天然材質や天然素材を用いたバッグ及び生活用品の販売が強化されていました。
また H&M は6月にエコシリーズ商品を発表し、淮海中路の上海旗艦店では初めて古着下取りフェアをスタートし
ました。このエコシリーズ&下取りキャンペーンはブランド側の環境汚染減少と省エネ・エコの目標を達成すると共
に、消費者のエコに対しての意識への呼びかけを行い、ブランドと消費者との関係構築を同時に実現したものと言
っても過言ではないでしょう。
上海では、ファッションのエコ化はすでに一定規模なマーケットを形成しており、エコはもはや責任ではなく、新し
いファッションの一部として取り入れられています。
続いて2013年5月16日(木)∼18日(土)、万博展覧館で開催された、「上海
バッグ展示会」
回の展示会は
第十回国際バッグ・レザー・ハンド
( http://www. cshbox. com/)についてのご紹介です。今
が主催となり、イタリア、アメリカ、スペイン等、各国の皮革協会が協賛して
いました。
出展された商品には鞄、小物、革工芸品、革靴と一部の専門産業に使用される皮革製品がありました。たとえば
近年皮革製のゴルフ用品は飛躍している分野で、たとえばゴルフシューズ用のバッグや、着替え用のボストンバッグ、
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グローブ等、高品質と専門性が要求されるゴルフ用品は多くの消費者の注目の的となりました。また、レザーブラン
ドである Glux は本展示会における注目ブランドの一つとなりました。Glux は「ラグジュアリー」をブランドイメージ
として、メンズブリーフケースを有力商品ラインとしていて、多忙な都市生活や仕事シチュエーションに使用できる角
型バッグが人気を集め、それには手帳、パソコン等のオフィスアイテムが収まる形になっており、実用性と美しい外
観を兼ね備えたデザインが多くの来場者の注目を浴びました。
続いて、今中国で普及している「E コマースサイト」についてご紹介いたします。
中国では「Taobao」というサイトが数年前から人気を集めており、Taobao が普及してから、他の E コマースサ
イトも続々と市場に出始めました。さらに今では、E コマースサイトの細分化が進み、あるジャンルに特化した専門
サイトがブームを起こしています。下記にいくつかご紹介致します。
まず、「京東商城(http://www.jd.com/)」の電化製品のサイトの紹介です。「多い、速い、良い、安い」という
経営理念をモットーに、豊富な商品を取り揃えています。より手頃な価格で、100%正規品で、着払いサービスも充
実していることから消費者から厚い信頼を得ています。
「麦包包ネット(http://www.mbaobao.com/)」は、バッグ専門サイトで、コストパフォーマンス、クオリティ共
に高く、安心できるアフターサービスを保証していることから人気を集めています。研究所を設立し、国際レベルの
製品検査技術を導入し、ファストファッションの中でも高品質製品を提供していることから人々に愛用されているサイ
トです。
「菜管家ネット(http://www.962360.com/)」は、農産物の生産から配送、販売までを一体化したワン・ストッ
プ・サービスを確立し、ロジスティクスセンターを設立し、品質、鮮度ともに高い食材を提供していることで愛用さ
れているサイトです。 食品に対する不安が広まる中、中国消費者の信頼を勝ち取り、オンラインフードショッピング
ライフスタイルを中国で広めていったサイトの一つです。
中国では共働きがライフスタイルの1つとなっているため、忙しい生活の中で EC サイトの多便性はこのような社会
性に適し、多くの人々に利用されています。 EC サイトは中間業者が少なく、店舗経費、人件費を押さえることによ
って、より安い価額で商品を提供できるようになっています。実際に店舗で見てから、ネットでより安いものを探す人
々も増えているようです。
今回の続きは、皮産連のホームページから上海情報ページ(http://showroom.jlia.or.jp/sh.cn/)へアクセスし
てご覧ください。上海情報は、ホームページにて月に1回更新を行っております。過去のレポートも閲覧ができますの
で、是非ご覧ください。次回も皆様に楽しい上海の情報を発信していきます。お楽しみに!!
また、第13号でご紹介しました「国際婦人の日」ですが、起源について誤りがございました。起源については幾
つかの説があり特定ができないため、ホームページの上海情報ページでは削除させていただきました。お詫びさせ
ていただきます。
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各事業の動き
1 総務委員会(石川 勲委員長)
(1)総務委員会
5月21日(火)に第1回総務委員会を開催し、平成24年度事業報告、会計規程の一部改正等について審議し
ました。
(2) 青年会交流事業
平成24年度にベストレザーニスト(男女)にプレゼントしたオリジナル革製品のレプリカ(複製)を作成し、5月
25日(土)から6月2日(日)に銀座ショールームで展示しました。
4月26日(金)及び6月4日(火)に青年会幹事会を開催し、平成25年度の活動について検討しました。
この結果、
「ものづくり」の一環としてキズなどにより活用が難しい革の有効利用を研究することとし、現在、
有志のタンナー、革卸、革製品メーカーが試作品開発などを行っています。
また、10月に会津若松市で漆塗などの伝統工芸産業視察等を内容とする研修事業を行う予定です。
次回幹事会は、7月19日(金)の予定であり、同日に青年会交流会(立食形式)も開催予定です。
2 人材養成委員会(猪瀬 昇一委員長)
7月23日(火)に人材養成委員会(第3回)を開催し、下記の議題を審議します。
議題1 平成25年度 人材養成事業の実施について
議題2 その他
(1)キッズレザープログラム実施事業
24年度より、皮革製品の製造過程で生じる『残革』(生命の証)をムダいしないよう、こども達が安全に遊
べる遊び場を“出前”するコドモ・ワカモノまち ing の「移動式こども基地」に提供し、首都圏だけでなく被
災地の石巻や気仙沼などでキッズレザープログラムを継続実施しています。
25年度は、キッズレザープログラムを全国展開していくうえでの足がかりをつくる基盤強化の一年と位置付
け、この事業が全国に自然と広がるシステム(残革提供システム)づくりを検討しています。
(2)Japan Leather Award 事業
ジャパンレザーアワード事業は、毎年度テーマを設定し、そのテーマの意を汲んでつくられる作品を募集し、
優れた作品を顕彰することで、新たな“発想・着想”を持つ人材を育成しており、25年度の Japan Leather
Award 2013では、テーマを「とびっきりのスタンダード∼愛着のわく肌ざわりと使いごこち∼」とし、6月20日
(木)から国産のなめし革を使用した「新たな定番品」となるような作品を募集開始しております【応募部門を
10に拡大、作品応募締切は9月27日(金)】。
なお、審査会を11月4日(月・祝)・5日(火)に阪急うめだ本店「阪急うめだホール」にて、表彰式を12月11
日(水)に阪急うめだ本店「祝祭広場」にて開催することで、より一般消費者に近いイベントとして実施します。
(3) 皮革技術者養成支援事業
平成24年度に若手技術者への訓練事業を実施した革靴製造業13社について、4月22日(月)に開催された皮
革製造技術者養成支援事業審査委員会で事業報告が審査され承認されたため、助成金の支払を行いました。
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平成25年度は、公募に応じ3月18日(月)開催の上記審査委員会で承認された21社(革靴、ベルト、ハンドバ
ッグ、鞄、手袋)が4月から若手技術者の訓練を実施しています。
平成25年度事業について、助成金の予算枠に余裕があるため、参加事業者の追加募集を8月1日(木)∼30
日(金)に受け付けることとし、連合会ホームページ等に掲載して募集しています。追加募集に関する上記審査
委員会は、9月17日(火)に開催予定です。
また、本事業の一環として、一般社団法人日本鞄協会から申請のあった鞄職人育成専門校の立ち上げ支援
事業(実施場所:豊岡市)については、5月13日(月)開催の人材養成委員会で検討され、計画が承認されたた
め、助成金の交付決定を行いました(助成金額500万円)
。
(4) 技術認定事業
①鞄・ハンドバッグ・小物技術認定試験
第2回の技術認定試験(1∼3級。受験申込者数73人、合格者50人。)の結果を踏まえ、第3回試験(平成
26年3月実施予定)について鞄・ハンドバッグ技術認定委員会を本年度3回開催して検討しています。次回
委員会は、7月26日(金)開催予定です。
②革靴製造技能試験
3月30日(土)、31日(日)に学科試験及び実技試験(1、2級)が実施された第6回の革靴技能検定試験(受
験申込者数24人)については、20人が合格と決定しました。現在、第7回試験(平成26年3月実施予定)の
準備中です。
③合格証・認定書授与式等
両試験の試験制度及び合格者等については、共同で効果的に広報活動を行うこととしています。本年度
の業務委託先は、公募により上記委員会で選考を行った結果、株式会社ザッツコーポレーションと決定し、
6月1日(土)に委託契約を締結しました(契約金額 12,996,036円)
。
広報業務の一環として、上記革靴試験合格証及び鞄等試験認定証の授与式を9月3日(火) 13:30から行
う予定です(於:東京ミッドタウンB1Fアトリウム)
。
(5) 革流通人材資格認定事業
平成24年度に日本革類卸売事業協同組合に委託して実施した制度化可能性調査の結果を踏まえ、平成25
年度は、革の流通に関係する人材の資格認定制度について制度設計等を行うこととしています。
事業の実施については、昨年度と同様に日本革類卸売事業協同組合に委託することとして、4月19日(金)
に委託契約を締結しました(契約金額 7,410,830円)
。
また、関係業界の委員で構成される革流通人材資格認定事業プロジェクトチーム及び同ワーキンググループ
を設置し、プロジェクトチームの会合を1回、ワーキンググループの会合を4回開催し、検討を進めています。
現在のところ、今年度は、革に関する初級者向けのテキストを作成し、これを基礎として、来年度に、革製
品の販売員等の革の流通に関係する幅広い人材を対象とした資格認定制度を発足させる方向で検討を進めて
います。
(6)インターンシップ等事業
①今年度制作する教材用 DVD は「ベルト」を候補として検討しています。
② 販売員研修事業
平成25年度は6回の(500名弱)開催を予定しています。
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以下、研修開催日程。
6月20日(木)
札幌エリア(39名)
7月17・18日(水・木) 大阪エリア
8月28日(水)
広島エリア、東京エリア
8月29日(木)
福岡エリア
※研修開催先の希望が優先されますが、教材用 DVD「皮革の出来るまで」の放映、お手入れの実演、
お手入れの体験を基本的な研修内容としています。
③皮革講座の開設
以下の専門学校において皮革素材に関する講義を中心とした皮革講座を開設しました。
4月26日(金) 大阪ファッションデザイン専門学校 講師 村木 塁
5月29日(水) 文化服装学院
講師
氏
竹内 健 氏
④雑誌「日本の革」の制作・発行
日本の革 No.6の取材先ご紹介依頼の DM は6月下旬に送付済みです。
取材先のご紹介状況によって構成案を作成します。
⑤ インターンシップ等制度
平成24年度に作成した募集要項のたたき台を元に7月23日(火)に開催する人材養成委員会で検討します。
(7) 皮革産業技術者等研修事業
平成25年度も引き続き全日本革靴工業協同組合連合会への委託事業として、アルス国際製靴学校より講師
を招聘して11月ごろ研修会を開催する予定で進めています。
(8) 企業支援ネットワーク事業
第1回人材マッチング事業委員会を4月26日(金)、第2回を6月24日(月)に開催しました。アドバイザー支援
利用申請は、合わせて下記10件が承認されています。
利用申請者
4月承認
6月承認
支援概要
①㈱アオキ
商品開発等に関するアドバイス
②㈱橋文
店舗スタッフの接客に関するアドバイス
③㈱ハナコ
独自企画商品の販売戦略改善について
①㈱エイゾー
自社工場(ベトナム)の作業効率向上について
②北嶋製靴工業所
モバイル版 Web サイトに関するアドバイス
③㈱ダニュウ
自社ホームページの改善等について
④㈱大関鞄工房
スマートフォン対応 Web サイト等に関するアドバイス
⑤㈱アオキ
スマートフォン対応 Web サイト等に関するアドバイス
⑥大阪ハンドバッグ協同組合
春夏シーズントレンド及びマーチャンダイジングブランディングについて
⑦大阪ハンドバッグ協同組合
次世代若手経営者向け企業経営等について
次回の委員会は8月23日(金)の開催予定です。
アドバイザー支援利用申請の締め切りは8月9日(金)、アドバイザー登録申請は8月2日(金)の締め切りとな
ります。(http://network.jlia.or.jp/)
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(9) 革製品製作実演助成事業
東京ソラマチ5階すみだまち処にて、全国から見学に来る消費者を対象とした「革製品製作実演」を会員団
体等の協力のもとに毎月実施しています。
今年度実演を実施した団体は、現在、下記の通りです。
4月・・・・・・東日本ハンドバッグ工業組合
5月・・・・・・東京洋装雑貨工業協同組合
6月・・・・・・日本服装ベルト工業連合会
7月・・・・・・東都製靴工業協同組合(実施中)
実演回数・時間
週3回(3日間)
・1回当たり2時間以上の実演実施(13時∼18時の間)
3 海外展開促進委員会(岩﨑 幸次郎委員長)
(1) 海外展示施設運営事業
① 催 事
Japan Leather Fair(秋冬物発表会)
5月28日(火)に上海揚子江万麗大酒店(ルネッサンスホテル)において秋冬
物発表会を開催し、上海ショールーム出展企業7社が出展しました。パリ
とロンドンをテーマとした出展製品のファッションショー、出展者と来場者
の交流会、来場者から選定するベスト
ドレッサー賞授与を行いました。
当日は、バイヤー、代理商、ディベロ
ッパー、報道関係者等215名の方々に
ご来場いただきました。
秋には10月16日∼18日に上海マートにおいて開催される繊研日本時尚展へ出展すると共に中国企業と
出展者との交流会であるバイヤープロモーション、春夏物発表会となる秋の Japan Leather Fair の開
催を予定しております。
② 中国情報収集
最新の上海に関する情報提供の一環として4月∼6月は以下の内容について調査し、出展者へ報告しま
した。また、抜粋版を JLIA 内の上海情報サイトへ掲載しております。http://showroom.jlia.or.jp/sh.cn/
(4月報告)上海ファッションウィーク、MICAM in 上海、J-mode 展、ホンダ主催のコンサート、日中
関係、日系企業の新商品発表状況。
(5月報告)母の日と上海百貨店のキャンペーン・プレゼント、EC サイトの細分化、日中関係、日系大
手企業の動向
(6月報告)エコファッション、国際バッグ・レザー・ハンドバッグ展覧会、ローファー、日中関係、日
系大手企業の動向
(2)海外展示会出展事業
★ MIPEL 9月展【9月15日(日)∼18日(水)ミラノ】
12社から応募があり、外部有識者からなる選定委員会において選定の結果、次の6社の出展が決まりました。
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7月8日(月)に出展者説明会を行いました。9月展では3回目、3月展を合わせると5回目の出展となります。
大峽製鞄株式会社(一般社団法人日本鞄協会)
オールマイティ(一般社団法人日本タンナーズ協会)
協 伸株式会社(一般社団法人日本タンナーズ協会)
株式会社太 閤(一般社団法人日本ハンドバッグ協会、全日本爬虫類皮革産業協同組合)
株式会社ボーグラン(所属団体なし)
有限会社ワイ・アンド・ワイ・コーポレーション(所属団体なし)
★上海繊研日本時尚展【10月16日(水)∼18日(金)上海】
次の9社から応募があり、出展に向けて準備を進めています。
㈱ビナセーコー(全日本革靴工業協同組合連合会)
㈱パイオニア(全日本革靴工業協同組合連合会)
㈱リーガルコーポレーション(特定非営利活動法人日本靴工業会)
ハルタ㈱(販売部)
(日本靴卸団体連合会)
㈱ダイマツ(日本ケミカルシューズ工業組合)
ルボア㈱(日本手袋工業組合)
㈱キクヒロ(一般社団法人日本ハンドバッグ協会)
㈱ネギシ(一般社団法人日本鞄協会)
㈲成田商店(全日本爬虫類皮革産業協同組合)
(3)国際ビジネス講座等開催事業
日本製皮革及び皮革製品の中国向け輸出を目指し、中国との取引に必要な知識習得のため、東京と大阪
において中国勉強会を開催しております。講座内容と開催日時は以下の通り。
中国でも活躍する専門家が講師となっており実践的な内容であると受講者から好評です。
東 京 講義時間:10:00∼12:00
6月24日(月)製造物責任・PL 法
講師:王 穏 16名受講
7月2日(火)輸入規制・通関
講師:陳 麗華 18名受講
7月23日(火)契約書作成の留意点
講師:王 穏
7月30日(火)中国外貨管理制度
講師:水野 真澄
大 阪 講義時間:13:00∼14:55、15:05∼17:00
7月25日(木)製造物責任・PL 法
契約書作成の留意点
8月2日(金)輸入規制・通関
中国外貨管理制度
講師:王 穏
講師:王 穏
講師:陳
麗華
講師:水野 真澄
写真右は7月2日(火)東京での輸入規制・通関の講座の受講風景
(4)海外販路促進事業
日本製品の販売促進のために上海の皮革製品販売員を対象とした日本式接客マナー等に関する研修会を開
催します【参加申込締切:8月8日(木) 担当:島岡、三ヶ尻】。奮ってのご参加をお待ちしております。
8月20日(火) 9:00∼17:00
上海マート2階 5A 会議室
*講座は中国語で行われます。
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4 調査・情報提供委員会(矢代 裕夫委員長)
7月22日(月)に調査・情報提供委員会(第3回)を開催し、下記の議題を審議します。
議題1 平成25年度
調査・情報提供事業の進捗状況について
議題2 その他
(1) 革製品表示適正化事業
「鞄・ハンドバッグ表示適正化プロジェクトチーム(PT)」の会合を本年度2回開催し、原産国表示、品質
表示等に関する業界ガイドラインの作成等の検討を進めています。次回会合は7月26日(金)開催予定です。
これまでの検討を踏まえて作成中の「鞄・ハンドバッグ・小物
表示ガイドライン案(仮称)」等に関する説
明会を9月5日(木)に東京で開催することとしました。また、同様の説明会を9∼10月に名古屋、大阪、豊岡で
開催するよう調整中です。
上記のガイドライン原案の説明用資料作成と広告等の広報事業を外部委託により行うこととし、公募による
一般競争入札で上記PTにより委託事業者を株式会社博報堂と決定し、7月1日付けで契約を締結しました。
(契
約金額 9,995,243円)
。
また、平成24年度事業で作成した「鞄・ハンドバッグ・小物の基礎知識」のパンフレットについては、要望
が多いため3万部を増刷し、会員団体を通じて百貨店、専門店等の販売員を中心として配布を行っています。
(2) 足サイズ計測事業
子供対象(3∼18歳)の足サイズ計測データ解析による報告書案について。4月の第1回実行委員会で出され
た意見を踏まえて報告書案を修正し、6月28日(金)に第2回実行委員会を開催し意見交換を行いました。
(3) 皮革大辞典編纂事業
24年10月、見直しを済ませた1,949用語を『皮革用語辞典』ベータ(開発途上)版として JLIA ホームページ
などで提供を開始しましたが、25年度中の完成を目指し皮革大辞典編纂委員会でブラッシュアップを行なって
います。
一方で、まだまだ内容・表現が難しすぎて一般消費者には理解できない用語が数多いため、25・26年度の
2か年をかけ、小・中・高の調べ学習にも対応可能な『皮革用語辞典(調べ学習対応版)』として、1,000用
語を選出のうえ再編集作業を開始しました。
(4) 皮革・皮革製品情報提供事業
① JILA ホームページ
25年度も引き続き、JLIA ホームページを維持するために必要となるハード・ソフトの保守・運用を継続
実施するとともに、23年度に実装したコラム「そとからの目革思」
(年4回更新)、映像コンテンツ「JLIA TV」
(16本を配信予定)
、SNS「facebook / twitter」を継続実施することで、一般消費者に対する情報発信
を強化します。
② 皮革関連データの整備と情報提供
JLIA ホームページ「皮革及び皮革製品関連統計データベース」掲載の貿易統計(輸出入)集計データ及
び国内公的統計(生産・出荷・消費)の2013年確定値データ及び概況を毎月更新しています。現在2013
年4月分データが最新となっています。
(http://data.jlia.or.jp)
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2013年4月データトピックスより
生 産……生産は全般に低調。→
詳細データは「国内統計」へ
貿 易……製品輸入額の増加が続く。→ 詳細データ「貿易統計」へ
消 費……履物類が3月に引き続き支出増。→ 詳細データ「国内統計」へ
5 企画・研究開発委員会(徳永 耕造委員長)
7月18日(木)に企画・研究開発委員会(第2回)を開催し、下記の議題を審議します。
議題1 平成25年度 日本エコレザー認定(第2回)について
議題2 平成25年度 企画・研究開発事業の実施について
議題3 その他
(1) 革靴履き心地解析等事業
『メイド・イン・ジャパンの革靴ならでは』の新たな価値観の確立に向け、23・24・25年度の3か年をかけ、
革靴の「足入れの良さ(履き心地の良さ)」について測定・分析するとともに、革靴のサイズ・グレーディング
方法を開発し、「足入れの良い革靴のための革靴設計ガイドライン(案)」を作成するもので、現在、多人数試
履試験により最終提案靴型の有効性を検証するための準備を進めています。
(2) 革・革製品の化学物質等調査事業
特定芳香族アミンについては、前回3月の家庭用品安全対策調査会を受け厚生労働省にて内部調整中です。
進展があり次第ご報告いたします。
<特定芳香族アミン関係法規制について>
現在、当連合会においては自主基準を策定し対処しているところです。
法制化の前に自主基準に基づき、あらかじめ準備をなさることを強く推奨いたします。
当連合会としましては、引き続き情報収集に注力し、法規制の際にはシームレスに対応でき得るよう関係諸
方との連携を密にしてまいります。日本エコレザーの分析項目につきましても連関する予定です。規制値につ
いては変更ありません(30㎎/㎏)。
▲規制アイテムの厚生省案
革製品:下着、手袋、中衣、外衣、帽子、時計バンド及び床敷物
▲追加される可能性のある芳香族アミン
2,4―キシリジン
2,6―キシリジン
▲除かれる可能性のある芳香族アミン
O ―アミノアゾトルエン
5―ニトロ―0―トルイジン
<詳細は厚生労働省の WEB を御確認下さい>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002wrz3.html
(3) 超難燃性革研究開発 (飛革プロジェクト)
6月17日(月)に委託先・再委託先及び関係者と本年度の研究内容について確認いたしました。各種難燃剤
の適用可能性調査を継続するとともに、24年度での成果を踏まえた工場レベルでの実試験を行います。可能
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であれば、今年度中に試作した革をトータルで試験、各ステージでの問題点抽出を行います。
(4) 日本エコレザー認定事業
第1回認定5件(牛4、羊・ムートン1)。6月25日(火)に第2回審査分科会を開催、7月18日(木)の企画・研究
開発委員会を経て認定がなされます(牛4件)
。
7月19日(金)に東京・日本橋の野村コンファレンスプラザにて皮革に関する講習会を開催いたします。(前回
の東京講習会(2月)にて、定員に対し受講希望者が殺到したため第2弾として行うものです:委託先 特定非営
利活動法人日本皮革技術協会)
(5) JIS/ISO等調査事業
JIS K 6550のうち、試料採取部位(ISO2418相当)、試料調製(同2419)、試料採取と試料数(同
2588)
、厚さ(同2589)
、引張強さと伸び(同3376)、引裂荷重(同3377−1、3377−2)について、
ISO との整合性を図ったドラフトの審議を開始します。
6 国産皮革・製品広報委員会 (藤原 仁委員長)
(1) 国内展示施設運営事業(国内ショールーム)
① オープン後の来館者数等
来館者数 7,523名(7月9日時点)
店内イベントの実施(予定含む)
☆ 7/6
磨きのプロが教える靴&レザーグッズのお手入れ。
☆ 6/22-7/19
梅雨のお手入れフェア。
(仮称)
☆ 7/12-21
女性靴職人展
☆ 7/20-8/11
リゾートフェア「Cruise Lines」
☆ 8/3-16
エスペランサ靴学院・作品展示
☆ 8/28-30
ショールーム1周年記念・実演イベント
② 会議・打合せ等
6/5、6、11、13、18、27、28、7月8、9日
PR 事業企画内容の打合せ、国内ショールーム事業、WEB の改修、冊子の製作、イベント等に関す
る打合せを行いました。
(2) 国内展示会出展事業
平成26年1月の IFF への出展を予定し、委託業者募集に関する要項案を作成しています。
(3) 国産皮革・同製品PR事業
① 平成25年度は
レザーニスト:渡部豪太、すみれ、浅尾美和氏。
展開内容:カラーレザープロジェクトの発表、コンセプト製品の製作・披露、革小物の製作体験、レ
ザーニストポスターの製作、レザーニストの派遣。
以下、派遣先。
8月28日(水) 3名
国内ショールーム1周年記念。
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9月3日(火)
1名
技術認定制度表彰式。
9月18日(火) 1名
山陽百貨店における催事。
9月27日(金) 1名
名古屋職人展。
10月10日(木) 1名
ジャパン・シューエキスポ。
11月3日(日) 1名
名古屋髙島屋における催事。
11月16日(土) 2名
たつの皮革まつり。
12月11日(水) 1名
ジャパンレザーアワード表彰式。
※詳細については各イベントの担当者と調整しています。
7 CITES推進委員会 (竹原 洋一委員長)
(1) CITES資源開発・国際交流分科会
5月20日(月)∼23日(木)にスリランカで開催されたワニ専門家グループ総会(CSG)に、代表として竹原
CITES 推進委員長を派遣しました。
(2) CITES啓発普及・人材養成分科会
6月21日(金)に都立皮革技術センター台東支所においてエキゾチックレザーに関する研修会を開催しました。
参加者は44名でした。
国内広報事業として、日本製爬虫類皮革製品の広告のヘビ革特集を雑誌 LEON 11月号(9月24日発売)に、
クロコダイル特集を MEN'S Precious 秋号(10月4日発売)に掲載する予定です。
(3) CITES技術開発分科会
7月4日(木)に CITES 技術開発分科会を開催し、平成24年度研究報告及び平成25年度研究テーマ等につ
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いて検討しました。
8 革靴製造業事業基盤強化支援事業
5月20日(月)に、今年度第1回革靴審査委員会を開催し、革靴利子補給事業の実績報告26件、新規申請案件2
件が承認されました。また、昨年度基盤強化支援事業の実績等について報告がなされました。
8月末に全靴協連の傘下各地区組合において利子補給の受付を予定しています。また、第2回革靴審査委員会
は9月17日(火)開催予定です。
今後の予定
◆7月18日(木)14時00分から企画・研究開発委員会を開催します。
(浅草文化観光センター 4F 中会議室)
◆7月19日(金)17時00分から青年会幹事会を開催します。
(7F 会議室)
◆7月19日(金)19時00分から青年会交流会を開催します。
(銀座ライオン上野広小路店)
◆7月22日(月) 10時00分から上海ショールーム出展者会議を開催します。(かやの木会館4階大ホール)
◆7月22日(月)13時30分から調査・情報提供委員会を開催します。
(7F 会議室)
◆7月22日(月) 16時00分から CITES 推進委員会を開催します。
(7F 会議室)
◆7月23日(火)14時00分から人材養成委員会を開催します。
(7F 会議室)
◆7月24日(水) 14時00分から海外展開促進委員会を開催します。(6F 会議室)
◆7月25日(木)14時00分から国産皮革製品広報委員会を開催します。(7F 会議室)
◆7月26日(金)14時20分から鞄・ハンドバッグ表示適正化プロジェクトチームを開催します。
(上野精養軒2F 桔梗)
◆8月7日(水) 13時00分から足サイズ計測実行委員会を開催します。
(7F 会議室)
◆8月23日(金) 12時30分から人材マッチング事業委員会を開催します。
(7F 会議室)
◆8月28日(水) 銀座 革のショールーム「Time & Effort」1周年記念イベントを行います。
◆9月3日(火)13時30分から革靴製造技能試験合格証及び鞄・ハンドバッグ・小物技術認定(皮革部門)試験認定
証授与式を行います。(東京ミッドタウン B1F アトリウム)
◆9月5日(木)15時00分から「鞄・ハンドバッグ・小物
表示ガイドライン(仮称)に関する説明会」を行います。
(浅草ビューホテル4F「飛翔」)
◆9月17日(火) 10時30分から革靴製造業事業基盤強化支援事業・審査委員会を開催します。
(7F 会議室)
◆9月17日(火)11時30分から皮革製造技術者養成支援事業審査委員会を開催します。(7F 会議室)
◆9月24日(火)14時00分からキッズレザープログラム実行委員会を開催します。
(7F 会議室)
* JLIA だより 第68号をお届けします。
6月の総会を経て今年度事業が動いています。7月は各委員会の開催が続きます。委員の皆様にはご協力を
お願いいたします。
今年度から JLIA だよりは年4回の発行となりました。次回は10月の予定です。
*「 JLIA だより」を充実させるためにご意見、ご要望などがございましたら、皮産連事務局までお寄せ下さい。
一般社団法人 日本皮革産業連合会 調査・情報提供委員会委員長 矢代 裕夫
〒111-0043 東京都台東区駒形1-12-13 皮革健保会館7階 TEL 03-3847-1451 FAX 03-3847-1510
http://www.jlia.or.jp
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